休憩するくらいなら、帰宅すればいいと思う生徒会。生徒会の一存 第5話 『休憩する生徒会』 の感想です。
一種のプレイなのかもしれないな。目隠しをした杉崎君の前で、水着で奔放な姿を晒すという。少なくとも知弦は、そのつもりがあると見た。会長は無邪気に水着で喜んでいるだけだろうけど。
実際、生徒会室に水着という、一種異様なミスマッチさは、なかなか蠱惑的でもありました。杉崎君が妄想を爆発させるのも無理は無いでしょう。彼はスタンド使いのようで、ジョジョ立ちがサマになっていましたよ。
髪を下ろした深夏は魅力的でしたが、水着を見慣れたところで、制服姿がむしろ新鮮という効果もあったでしょう。杉崎君が素でドギマギして、かつちょっとしんみりしていましたが、こういうしんみりしたシーンを必ず入れてくるのが、この作品が侮れないところです。
「みんなのこと、意外と知らなかったのかなって」と杉崎君は言っていましたが、今後彼とともに、”みんなのこと”を知るようになるのでしょうか。
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ストーリーにやや難があるものの、黒子と初春の違う面が見られてよかったなと。とある科学の超電磁砲 第5話 『とある二人の新人研修』 の感想です。
黒子と初春がペアを組むことになったキッカケ、を描くエピソードだと思うのですが、そのわりには、郵便局のシーンで初春は活躍していないので、ペアを組む理由としては弱いなと思ってしまいます。
喧嘩のキッカケは、表向きは、黒子が無茶をして、失敗したにもかかわらず初春に文句を言ったからですが、黒子が「支部で私のバックアップをしていればいい」と言ったのは、初春が倒されたことに肝を冷やし、初春を案じての言葉だと思えます。
初春のほうも、めずらしくキレていましたが、それは自分のことを言われたからというよりも、反省せずに無茶をする黒子を案じてのことでしょう。つまり、お互いのために怒っていると思うのですが、そのあたりの心理が伝わりにくいシーンだったかもしれません。
普段は初春のことは子分扱いで、歯牙にもかけていないように見える黒子が、仲たがいして悶々とするのは可愛いところです。初春も、意外な芯の強さを見せました。
風紀委員(ジャッジメント)について説明するエピソードでもありました。中学生に逮捕権限を持たせて、危険な犯罪者に当たらせるというのは不思議だったのですが、本来、ジャッジメントはそういう任務ではないのでしょうね。固法先輩がやっていたように、街をパトロールして、危険なことを見つけたら警備員(アンチスキル)に連絡する、というのが普通のやりかたなのでしょう。黒子は、いざとなればテレポートで逃げられるので、多少危険なことを独断でやっても許されているのかもしれません。
「己の信念に従い、正しいと感じた行動を取るべし」というのがジャッジメントの心得だそうですが、これが行動規則だとしたら、変わっていると言えます。警察は普通、捜査や武器使用について厳格な規範に縛られていて、なんでもやっていいわけではありません。特権があるので、それを縛ることも必要なわけですね。
でもジャッジメントの心得は、「自分が正しいと思うならばやってよい」と言っているように見えます。おそらく、超能力者や魔術師がウヨウヨしている都市なので、「こういうケースではこうしろ」という細かい規範を作るのが不可能なのでしょう。自分と相手の能力の組み合わせだけでも膨大ですから。なので、臨機応変に「正しいことをやれ」という大雑把な規則になっていると思えます。
初春の頭の花は、この頃は少なかったんですね。あれは、もしかしたら撃墜マークのようなものだったりして。事件を解決したら1個増える、とか。
今回は、黒子と初春の絡みが多く見られてよかったのですが、次は美琴と佐天の組み合わせも見てみたいですね。あの二人がどういう会話をするのか興味があります。
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少女を訓練して兵士に仕立てる、というシチュエーションには、どうしようもなく惹かれるものがあります。DARKER THAN BLACK -流星の双子- 第4話 『方舟は湖水に揺蕩う…』 の感想。
よく使われるシチュエーションではありますね。CANAANがそうだし、ガンスリンガー・ガールとか、映画ならニキータとか。男はだいたい武器とか好きだし、女の子のことはもちろん大好きなので、「女の子を自分の武器にする」というシチュエーションには萌えるのでしょう。無骨な武器との対比は絵になるし。
蘇芳が使っている武器は、旧ソ連が第二次大戦中から使っている対戦車ライフルで、無骨の極みです。長さ2メートル、重さ20キロもあるので、小柄な女の子が扱えるシロモノではありませんが、そのどうしようもないミスマッチさが良い。銃については、あんのんさんのブログに詳しいです。
映画の『ニキータ』では、不良少女だったニキータが、政府の暗殺者として訓練されるのに伴って、女性としても美しくなっていくのが見所でした。今回、蘇芳が”女”になるエピソードがありましたが、契約者になるのとほぼ時を同じくして、そうなったというのは象徴的です。ここから、蘇芳は女性として成長していくのでしょうか。
蘇芳が持っている流星核のペンダントは、アンバー系の色がついていて、カメラのレンズフィルターのようにも見えました。流星核を通して風景を見ると、古びた写真のような色に見えるのは、何かを意味しているのかもしれません。
ヘイは蘇芳に辛く当たっていますが、前の仲間たちとの別れの傷がまだ癒えていないので、また仲間を作って傷つきたくない、という気持ちがあると思えます。彼は優しい人で、優しいがゆえに脆いのでしょう。
蘇芳を訓練しているのは、新たなチームを編成して、その上で紫苑奪還作戦をやるという計画なのでしょうね。実際、良いバランスのチームだと思えます。前衛のヘイ、火力支援の蘇芳、潜入・撹乱のマオ、ナビゲーションのジュライ、という編成になるので。1期のチームの、ホアンとインが入れ替わった格好です。
インがまだ登場しそうにないのは残念ですが、今回で、僕の中の蘇芳の株がずいぶん上がりました。彼女を見守るだけでも楽しめそうです。
今回の脚本は岡田麿里さんで、らしい、ケレン味のあるセリフ回しでした。そういえばCANAANっぽいところもあるような。この作品にぴったりだと思うので、今後も書いていただきたいです。それにしても、ここまでの脚本家陣が、岡村天斎、吉野弘幸、岡田麿里って、何とも贅沢。このメンツで回すとしたら、今後も期待せずにはいられません。
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この物語がどこへ行くのか、わからなくなりました。ささめきこと 第4話 「4+1」 の感想です。
『女子部』というのが謎すぎますからね。SOS団よりも謎です。SOS団は、奉仕活動をするとかなんとか理由をつけて、それでも却下されているようですが、”女子部”では名前からして誤魔化しようがなく、ソッコーで却下されるのも当然でしょう。
わりとシリアスだった1話から、次第にコメディ色が強くなって、今回はすっかりコメディでした。純夏は、行動力はあるが後先考えていないという、典型的なトラブルメーカーの役回りです。汐が絡むとそうなってしまう、ということでしょうけど。
部活に必要な人数をそろえるためにがんばる、というのは学園物では定番のネタですが、手段が普通ではないですね。女子部という、部活自体が普通じゃないので仕方ないのですが。
とにかく、この『女子部』という舞台装置で作者が何をやりたいのか、が見えてこないと何とも言えない感じ。今回はポカーンとして観ていました。
女子部をきっかけに、アケミちゃんが表舞台に登場したのは面白い展開ではあります。普段は男の子で、放課後だけ女の子という二重生活が、いろいろトラブルを起こすのでしょう。
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PSP用ゲームである『大正野球娘。 ~乙女達乃青春日記~』を入手して、2時間ほどプレイしたところです。雑誌などに事前情報があまり無いようなので、ご参考までに第一印象を書いてみます。
あまりこの手のキャラゲーはやらないのですが、『大正野球娘。』は好きなアニメで、終わって名残惜しいところにちょうどゲームが発売されたので買ってみました。タイミングは重要ですね。
しかしこのタイミングで出せるということは、アニメの脚本等が出来上がる前にゲーム開発が始まったはずで、そのせいか、アニメとは設定が違うところが多々あるようです。原作準拠なのかもしれません(原作小説は未読ですが)。例えば晶子はみんなから「お嬢」と呼ばれていたり、小梅が最初からセーラー服だったり。あと、巴の性格がかなり違いますね。アニメではボケ担当でしたが、ゲームでは凛々しい感じで、やや違和感あります。なお、声優さんはアニメと同じです。
ストーリーは”オリジナル”だと公式HPに書いてあったのですが、晶子と小梅が野球チームを作るところから始まるので、基本はアニメと同じ流れなのかもしれません。ただ、メンバーが集まる過程などはアニメとは(今のところ)違っているので、新鮮味はそれなりにあります。
このゲームは、美点と欠点が隣り合わせですね。美点は、”大正野球娘。”たちの日常の風景が、丁寧に描かれることです。女の子らしい会話とかですね。特に食べ物に関する会話が多いような・・・。アニメでは、こういう日常風景はあまり描かれなかったので嬉しい点でしょう。 大正時代の風物の描写もしっかりあります。
でも一方で、日常会話シーンをじっくりやるということは、テンポが悪いということにもなります。アニメのような小気味良いテンポを期待していると、かったるく感じるかもしれません。2時間やってますが、まだ全く野球をやってませんし。キャラクタのまったりした会話を楽しめる人向き、ではあるでしょう。
プレイヤーキャラは誰なのかなと思っていたのですが、最初は晶子で、次に巴になりました。いろんなキャラの視点に切り替わるようで、これはこれで面白いです。晶子は”わがままなお嬢様”という印象でしたが、晶子視点では、彼女なりにいろいろ考えていることがわかったり。
システムは普通ですね。可も無く不可もなく。口パク有りで、目パチは無し。コマンド選択式のアドベンチャーですが、選択肢が出るのは2時間やって10箇所くらいだったと思います。選択によってどの程度ストーリーが変わるのかは不明ですが、プレイヤーキャラが変わったりするのかな。
まとめると、このゲームは、野球娘たちにまた会いたい、という人にはそれなりに納得できるものだと思えます。ただ、アニメや小説を見ていなくて、特に思い入れの無い方は、いきなりこれをプレイしてもテンポの悪さが気になるかもしれません。ファンアイテムには違いないでしょうね。
ところでこれ、CEROレーティングがD (17才以上対象)と、かなり対象年齢が高いのですが、そのわりには。。。でした。焦らされているのでしょうか。まぁ、そういうのを期待する作品ではないですけどネ。
『考現学』というものを知ったのは収穫でしたが。11eyes 第4話 「仮面の微笑」 の感想です。
wikipediaによると、考現学とは考"古"学をもじったものだそうです。「現代の世相や風俗を分析・解説する」、とのことで、つまりブロガーみたいなものでしょうか。 なるほど、ゆかのおっぱいは考現学の研究対象になりそうですが、『赤い夜』とどう関係するのかは不明です。
日常を描写して、唐突に『赤い夜』が始まって、唐突に終わる、というパターンはあいかわらずです。雪子の戦闘シーンはなかなか良かったですが、それ以外は特に見所はありませんでした。
伝奇物は、話が広がっていく過程が一番面白いはずなのですが、この作品は広がっているものの、茫洋としていて掴みどころがないのが問題でしょう。謎の空間が発生して、謎の敵がいる、というだけですからね。次回あたり、駆が覚醒するようなので、彼の能力がユニークであることに期待をかけています。
萌えアニメとしても、いまいち魅力的なキャラがいなくてですね。栞に期待しているのですが、まだ顔見せ程度です。彼女の頭のリボンは、ひらひらと広がっているわりに、歩いても微動だにしないのがすごいですが。
あの学校には偶然にも、陰陽師、死なない少女、邪眼少年といった奇人が集結しています。それは謎の一端なのか、突っ込んではいけないお約束なのか、どちらでしょうか。
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ちょっとだけ言葉が足りなくて、すれ違ってしまうというというのは、誰にでも覚えのあることでは。君に届け 第4話 『噂』 の感想です。
アメリカ人と付き合っていると、彼らは他のどの国の人とも違う、独特なものがあると感じます。何が独特かというと、常にポジティブなことを言葉にするんですね。「グレイトな仕事だ!」とか、「お前と仕事ができてハッピーだ!」とか、そういう最大級の賛辞を、実にしょうもないケースでも使います。たぶん、アメリカは多民族国家で、さまざまな文化の坩堝(るつぼ)だからでしょう。文化が違うと、言葉にせずとも気持ちが伝わるという「以心伝心」は期待できないので、「自分に悪意は無い」「自分とお前はポジティブな関係だ」ということを示すために、あらゆる機会を使ってポジティブなことを口にする、強迫観念のようなものがあると思えます。
でもそれは、見習うべきなのかもしれません。「もしかして嫌われてるんじゃ?」と思ったり、逆に思われたりするのは、言葉が足りないことがたいていの原因なので。相手を大切にしていることを、「態度」で100時間伝えるよりも、1分の「言葉」のほうが伝わることがあるし、逆に10秒の言葉で台無しになることもあるでしょう。もっとしっかり話せばよかったのに。
今回のトラブルの根本は、誰かが爽子を陥れようとしていることですが、それはキッカケにすぎなくて、事態が悪化したのは爽子の言葉が足りないせいでした。そういう経験は、誰にでもあるでしょう。あやねたちが怒るのではなく、浮いたり沈んだりで悩んでいるのがリアルです。
この作品のテーマは、爽子の純粋さが周囲の人々を変えて、そして周囲の人々が爽子を変える、ことにあるでしょう。今回の件も、爽子がもう一段、変わらなければならない試練だと思えます。今回は辛い終わり方でしいたが、次回、爽子がどう変わるかに期待しています。
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今回のエピソードは、史実、というか三国志演義を知っていたほうが楽しめるでしょうね。真・恋姫†無双 第4話 「張三姉妹、太平要術を手に入れるのこと」 の感想です。
演義では、貧乏だった張角が、謎の仙人から『太平要術の書』をもらい、彼はその書のおかげで、雨を降らせたり、病気を治したりする『要術』が使えるようになったとされています。それが民衆の人気を呼び、大きな勢力の新興宗教となっていきました。
この作品では、張角たち3兄弟ならぬ3姉妹は、アイドルとして人々を魅了する『要術』が使えるようになり、ファンという信者を獲得したわけですね。面白い解釈ですが、今のところ無害な存在であり、ここからどうなるのかは興味があります。
史実(演義)に沿うとすれば、今後、劉備や曹操と絡むことになるのでしょう。今回はそのための準備ですね。
宗教の開祖が、奇跡を見せて信者を集めるのは常套手段ですね。キリストもモハメッドもやっています。たぶん、トリックだったり、一見不思議だけれど合理的な手法(心臓マッサージとか)だったりするのでしょうけれど。張角たちの『要術』も、雲の流れから天気を読むとか、民間療法などのテクニックだと思えますが、アニメでは『要術』が音響や舞台効果を担っていました。『太平要術の書』は電子工作の本だったりして。
貧乏な3人姉妹が、成功の階段を登って、ステージや舞台効果が次第に派手になっていくのが見所でした。映画『ドリームガールズ』などを思わせます。でもドリームガールズもそうなのですが、絶頂を極めると、あとは下るしか無いわけで。彼女たちの運命はどうでしょうか。
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ある種サービス回なのでしょうか。甘々な二人の様子が描写された、特に内容は無い回でした。乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 第4話 「裕人さんのにおい…」 の感想。
ただ、ラストで美夏たちが雪を降らせていたのは、オチと言えるのでしょうね。二人きりだと思いきや、美夏たちのお膳立てだったと。祐人君がキスをしようとした寸前に、美夏から電話がかかってきましたが、あれは一時の欲望に流されるのではなく、「清しこの夜」にふさわしい思い出を作って欲しい、という美夏のはからいなのでしょう。
祐人と春香は、付き合っているわけでも、告白したわけでも無いのだけれど、今回で多少進展したのかな。贈り物が指輪というのは意味深だし、しかも左の薬指にはめるとは、プロポーズしたも同然です。裕人君にはそういう意識は無いのかもしれないけれど。
予告で葉月が「これでギャラが同じなのは如何なものか」と言っていたのは、中の人の本音を聞いたようで笑いました。 声優さんのギャラはセリフの量ではなく、拘束時間とランクで決まるので、「こくこく」しかセリフのないアリスであってもギャラは変わりません。むしろ、釘宮さんのほうがランクが高くてギャラも高いかも。かなりもったいないと言えますが、前回二役でしたからね。
もったいないといえば、椎菜がすっかりモブキャラ並みの扱いでかわいそうです。ライバルではなかったのかと。
『ラブプラス』というニンテンドーDS用のギャルゲーがあり、かなり売れてるのですが、これの良さは、キャラを攻略するまでよりは、攻略したあとに恋人気分でイチャイチャするところにあるそうです。このアニメも、裕人と春香のイチャイチャっぷりを楽しめということでしょうか。個人的には、少しは波乱があって欲しいと思いますが。
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3話の雰囲気から、そろそろシリアス展開かなと思っていたら、2話のノリの続きでした。そらのおとしもの 第4話 『愛と三角地帯(トライアングル)ふたたび』 の感想です。
ビートルズを知らずに育ったミュージシャンが、ビートルズを聴くと、「なんだ、ビートルズが全部やってしまっているじゃないか」と気づくと言います。
後世のアニメ作家が「そらのおとしもの」を見たら、「なんだ、パンツネタは全部やられてしまっているじゃないか」と気づくことでしょう。空を飛ぶパンツに続いて、爆発するパンツ。パンツハウスに、パンツロボ。スタッフは、「パンツのことは全部やりつくした」という清々しい達成感を抱いていることと思います。
そはらがエロ可愛くていいですね。エッチな智樹に怒っているくせに、パンツ丸出しで窓越しで会話したりするのは、彼女の微妙なオゴメゴコロを表しています。あのシーンで、知恵をつけたカラスのシーンが挟まるのが可笑しみがありました。浅知恵という点ではお互いさまです。
智樹の”お宝コレクション”はエロ本の山でしたが、最近の子はどうなんでしょうか。最近、『sabra』が休刊というニュースを見て、エロ本(エログラビア誌)は下火なんだろうなと思いましたが。
でも僕が中学生くらいの頃は、今ほどアダルトビデオが一般的ではなく、ネットも無いので、エロ本はまさに”お宝”でした。『戦士の休息』の歌をバックに、思い出のエロ本がひとつ、またひとつと夕陽に消えていく様は感動的で、僕も、かつてお世話になったエロ本たちのことを思い出しましたよ。ありがとう、エロ本たち。「男は誰もみな 無口な兵士」なのです。
ちなみに、この歌は映画『野生の証明』の主題歌で、今回はまさに智樹君の野生を証明したような話でした。2話のED曲は『岬めぐり』でしたが、パンツがめぐり帰ってくるという意味だったのでしょうね。
Cパートはシリアス気味。謎の少女が「見つかってしまった」と言っていましたが、もしかしてパンツのせいでしょうか。守形先輩が言っていたように、パンツは野生の感覚で一度は”新大陸”にたどり着いて、そこからまた放たれたんじゃないかな、と。守形先輩の恒例の講義は、全然関係なさそうに見えて、微妙に関連しているのが面白いところです。
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パロディは嫌いじゃないですが、もうちょっとひねったほうがいいんじゃないかと思ったり。生徒会の一存 第4話 「創作する生徒会」 の感想です。
『エコーオブデス兄さん』は面白かったですけどね。いろんなシチュエーションで、兄さん(櫻井さん)が大活躍なのが笑えます。あれは良いパロディと言えるでしょう。
『ストライク・ウィッチーズ』は、そのまんまなので、パロディというよりトレースです。ひねり無さすぎでしょう。『けいおん』も、カッコだけまねしてオチは残念な感じ。せっかく真似るなら、ベースは左利き用でないと。売れてるアニメを無理やりネタにして話題性狙い、と勘ぐってしまいます。
良かった点は、真冬がいい味出していたことですね。妄想ネタであるせいか、いつもよりテンションが高い感じでした。4人の中では、一番お気に入りかなぁ。
真冬のゲームは残念でしたが。ゲームのパロディといえば、『みなみけ』で妙なゲームをプレイする連作ネタがあり、『バイオハザード』のパロディなど大笑いした覚えがあるのですが、せっかくならそういう、ゲームならではのパロディを見せて欲しかったところです。「LRLR」とか言いながらLRボタンを押してないのも気になるんだぜ。
ラストのイメージビデオは、選曲のセンスは最低だけれど、映像はいいじゃないですか。なかなかあれは撮れませんよ? 杉崎君の万能ぶりがここでも発揮されています。
それなりに面白かったんですが、パロディが重要な要素であるわりには、パロディの使い方に不安が残った回でした。
(11月28日追記)
”エコーオブデス 元ネタ”という検索ワードで、この記事を訪問される方があまりに多いので、情報が無いのが申し訳なく思い、別記事に書きました。←こちらをごらんください。
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『説教男』というのも都市伝説級なのでは。とある科学の超電磁砲 第4話 『都市伝説』 の感想です。
高位の魔術師だろうと、最強の超能力者であろうと、かまわず説教をはじめる男というのは、普通、いると思いませんからね。というわけで上条さん登場ですが、今日も今日とて、不良相手に説教していました。
今回はコメディとして秀逸だったと思いますね。美琴と上条さんとのからみと、佐天ら3人組のやりとりが交互に挿入されるのが効果的。「脱ぎ女」に佐天は興味深々で、黒子は最初は取り合っていなかったのに、「脱ぎ女は伝染する」と聞くやテンションが異様に上がり、佐天たちがそれをなだめる側に回るのがコミカルでした。黒子のキャラがうまく使われています。
1期の冒頭は、上条さんに美琴が突っかかるシーンで、なぜあんなに勝負にこだわるのだろうと思っていたのですが、実はこういう経緯があったと明かすエピソードでもありました。その一方で、今後への伏線も張っている感じです。
”都市伝説”が実は事実だったということは、たまにあるものです。「北朝鮮が日本人を拉致してスパイに仕立てている」というのも、北朝鮮が認めるまでは都市伝説でしたね。『最果ての銀河船団』というSFで、ある文明が異星の文明を侵略する際、そこのネットを監視して、自分たちの目撃情報があったら、その信憑性を失わせるような情報を大量に流す、という作戦を行っていました。真実が意図的に都市伝説にされている、ということもあったりするのでしょう。
2話の感想で、この都市は妙に治安が悪いと書いたら、それについていろいろコメントを頂きました。考えてみれば、治安が悪い条件はいろいろ揃っているんですよね。まず、殺傷能力のある超能力者や魔術師が跋扈する世界であり、それだけでも危険です。また科学が外界より進んでいるので、他では手に入らない武器や薬物があり、それを狙う悪人もいるはずです。
さらに、能力によって厳格にレベル分けされる階級社会なので、階級闘争が生まれるわけです。レベルの低い連中がやさぐれて、暴力的になるのも仕方ないでしょうし、高位の連中が選民意識でレベルの低い人をいたぶることもあるでしょう。
そういう状況を、この都市の管理者はわざと作っているのかもしれません。過酷な環境に置いてこそ進化するという。淘汰圧というやつですね。
さすがに”お嬢様”については『学舎の園』で守られているようですが、美琴はその外にお嬢様学校の制服のままでフラフラ出て行くので、なにかと絡まれるのでしょう。
次回予告も物騒な雰囲気だったので、また彼女たちがトラブルに巻き込まれるのでしょうか。1話のような爽快なアクションを期待しています。
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ストーリーは広がりつつも、いろいろ見えてきました。DARKER THAN BLACK -流星の双子- 第3話 『氷雪に消える…』 の感想です。
1期は2話で完結する物語による、連作短編的な構成でしたが、2期は多くの登場人物が一気に登場して話が広がり続けています。それでもあまり混乱した感じがしないのは、すべての出来事が”流星核”に向いているからでしょう。単純に言えば、流星核をめぐる追いかけっこです。
今回、蘇芳が契約者に覚醒しましたが、彼女個人というよりは、流星核の力と反応しているように見えます。ライフルもペンダント(流星核だと思われる)から出てきていました。あの能力が”イメージしたものを実体化する”だとしたら、思い出すのはゲートの設定ですね。「ゲートの中では相応の対価を支払えば失ったものを取り戻すことができる」という話がありました。ゲート内では思考や感情が、現実に影響を与えます。流星核は『携帯版ゲート』みたいなものかもしれません。だとしたら、各国の機関が血まなこで探すのも無理ないですし。
また、ヘイにとっても手に入れたいものでしょう。”失ったもの”を取り返したいわけですからね。CIAの手下として働きながら、流星核の情報を集めていた、ということは考えられます。
葉月たちの属する『三号機関』の目的は、”組織”の残党狩りだと明かされました。1期で組織の陰謀は阻止されたけれど、政府や財界のトップレベルにまで食い込んでいた連中なので、残党が力を保っていても不思議はありませんね。
マオが登場しましたが、彼は”組織”のシステムと接続されていなければ生きられないので、今も組織の配下だと考えるのが妥当でしょう。”あの女”というのはマダム・オレイユでしょうか。
”組織”のマオと、(一応)CIAのヘイと、MI6のジュライは本来は対立しているはずですが、紫苑を探すという目的が同じなので、共闘することにしたようです。ここからは、3人が旅をする展開になるのでしょうか。ウラジオストック(ロシアの東の果て)から船出したはずなので、次は北海道あたりでしょうね。
蘇芳の対価は、鶴を折ることかな。千羽鶴は、”鶴は千年”の故事から、病気の人への快癒祈願の贈り物とされます。蘇芳は誰に向けて鶴を折っているのでしょうか。”折る”と"祈る”って似てるよなと、ふと思いました。
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この作品の面白さが、なんだったのかを思い出しました。アスラクライン2 第17話 「生け贄の名を喚ぶ代償」 の感想です。
1期はところどころ面白かった記憶はあるのですが、2期はぼんやりした話で、これ何が面白いんだっけ、と思っていたのですが、そうそうコレだよ、と思い出したわけです。この”容赦ない過酷さ”がこの作品の持ち味ですね。
1期のラストで哀音が消えたときは、ベリアルドールの悲しい運命に衝撃を受けましたが、悪魔もそれに劣らない過酷な運命でした。悪魔はそのままでは非在化する宿命にあり、それを防ぐには契約者が必要。でもその代償に、契約者の愛を喰らってすり減らしてしまう。どう転んでもバッドエンドです。実際、クリシィは加賀篝の愛をすっかり失っていたし、非在化が進んで消えてしまいました。幸せだったと言い残して。
なんで、この世界はこうなんでしょうね。どっちを向いても不幸が転がっている狂った世界で、智春は操緒や奏を幸せにすることができるのか、が見所なのでしょう。
智春を助けてくれたのは彼の兄のようですが、これは重要な鍵なのでしょうね。あと、突然現れた謎の少女と。がぜん、先が気になってきました。
ただ、せっかくのいいストーリーなのに、構成や演出がいまいちと思ったところはあります。もっと盛り上がってもいいはずなのですが。なかなか映像化が難しい作品だとは思いますが、がんばって頂きたいです。
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お面の下で、汐はどんな表情をしていたのでしょうか。ささめきこと 第3話 『ファーストキス』 の感想です。
この作品、8割方が純夏の視点なんですよね。そうでないのは、1話の汐と図書委員の子のシーンと、2話の朱宮君のシーンくらいです。一方で、汐の心理描写は無くて、常に純夏からの視点で描かれているので、汐が考えていることはわかりません。純夏の視点で汐の言動にふりまわされ、やきもきするのが、この作品の楽しみ方でしょう。”キス練習”のシーンでも、お面の下の表情は伺い知ることができませんでした。後ろで組んだ手が、一瞬ピクッとしたのが気になります。
冒頭のキスを目撃したシーンは、純夏が腰が抜けたように座り込んで、それにあわせて汐が隣にしゃがんだ、という様子でしたが、あのとき重ねた手は、何を意味しているのでしょうか。やきもきするなぁ。
BGMが印象的ですね。音や楽器の少ない、隙間の多い曲が使われています。さらにセリフの量も少ないので、全体的に"音の隙間”があって、それが作品の空気感を表現しているのでしょう。オルゴールっぽい音が多用されるのは、ノスタルジーなのでしょうね。”夕陽に照らされた放課後の教室”なんて、ノスタルジーそのものです。あのウルトラマンのお面さえも、本当はコミカルなんだろうけど、ノスタルジックな小道具に見えてしまったり。
汐が5時半を指定したのは、それが彼女たちが冒頭のキスシーンを目撃した時間だからです。冒頭で、さりげなく時計が写っていました。あのキスシーンに憧れて、再現しようとする汐が可愛いですね。ズレてはいるけれども。
「チェストー」は薩摩藩の剣術、示現流の掛け声であり、本来空手とは関係ないと思うのですが、『空手バカ一代』で主人公が使っていて、純夏のはその影響でしょうか。それにしても、英単語の”chest”の第一義は”胸”や”肺”であって、”整理タンス”が最初に出てくるのは英語の先生っぽくないぞ。
悶々とした青い衝動をスポーツ(武道)で発散するのは、男ならばわかる気持ちですが、女子もそういうことあるのかな。純夏は女の子を好きになるくらいだから、中身がかなり男なのかも。
今回はほぼ全編が純夏の視点だったのですが、Bパート最後のシーンで、視点がふっと第3者の朋絵たちに移ったのが効果的でした。これから彼女たちの物語が始まる、ということでしょう。
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ファンタジーを理解するために必要な"ルール”が提示されないので、いまいちストーリーに入り込めないのでしょう。11eyes 第3話 『孤独な誇り』 の感想です。
ファンタジーは日常とは違う非日常を描くものですが、非日常なりのルールが存在します。たとえば『Fate』であれば、聖杯戦争やサーヴァントと、それにまつわるルールがありますね。『灼眼のシャナ』であれば、”存在の力”や自在法などにまつわるルールです。主人公たちはそのルールの制約の中で動いていて、制約によって物語の方向性が示されます。
この手のファンタジーの作り方としては、最初に主人公が非日常に巻き込まれ、視聴者(読者)も主人公視点で”巻き込まれた感覚”を共感するのがセオリーですね。その後で、ファンタジー世界のルールが説明され、その制約の上でストーリーが動き出すことになります。
で、この作品なのですが、3話になっても”ルール”が示されないんですよね。こういう、謎のままで焦らす作り方もありえるでしょうけれど、観るほうには我慢を強いる展開だと言えます。なにしろ、物語に方向感覚が無いので、何を楽しめばいいのかわからなくなりがちで。
日常をベースにして、それとはちょっと外れたことが周囲で起こり始める、というパターンならば、謎のままで引っ張るのもアリなんですけどね。『Chaos;Head』 などがそのパターンですが、この作品は、異世界に投げ込まれるパターンなので、それには当てはまらないと思えます。
ともあれ、今回はアクションに見所があったので、前回よりは楽しめました。美鈴がカッコいいしね。
雪子も本格的に参戦して、これで主要人物は揃った感じでしょうか。OPで短剣で戦っている女の子は誰かなと思っていたのですが、髪形からして雪子なんでしょうね。戦闘中は雰囲気が変わるようです。
今回は、美鈴と雪子を紹介するための回だったのでしょう。美鈴の家についての説明がずいぶん長かったけれど、本筋に関わるのだろうか。次回以降、物語世界の”ルール”が示されることに期待しています。
ところで、このアニメはPCゲーム原作ですが、PSP版が新たに出るそうで、こちらの情報によると、PC版のシナリオに加えて、登場人物も違うアナザーシナリオが追加されているそうです。そのキャストなのですが、
紅野 澪/加藤英美里
吾妻 汐音/中原麻衣
黒芝 かなえ/田中理恵
グハァ、めっちゃ豪華じゃないですか! こっちをアニメ化しろよと思ったり。いや、後藤麻衣さんも好きですよ?
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”親近感”と”ドラマ性”のバランスが素晴らしいと思うのです。君に届け 第3話 「放課後」 の感想。
アニメ、ことに深夜アニメでは、高校生が主人公になることが多いのですが、それは誰しも、高校時代には特別な思い入れがあるからでしょう。大人と子供の中間の、いろいろ不安定な時期であり、また一番ピュアに恋愛できる時期だからかもしれません。
ただしアニメでは、世界観が非日常だったり、キャラクタが突飛だったりで、自分の高校時代と重ね合わせるような”親近感”には乏しかったりします。変わった設定にしないとドラマが成立しにくいので、仕方ないわけですが。ありきたりな設定ではドラマが無くてつまらないということになります。
ところでこの作品は、爽子は多少変わったふうに描かれているものの、内面はごく普通の女の子ですよね。周囲の人間も、ごく普通の人たちです。そしてそこで起こる事件も、友達とあいさつできたとか、誤解が解けたとか、勉強を教えたとか、ごくありきたりの出来事なので、”親近感”は十分にあります。
それでいて、この作品にはドラマがあるのです。爽子といっしょに、ちょっとしたことに喜んだりガッカリしたり、感動したりして。爽子は人間関係に臆病で、なかなか周囲の人に素直な気持ちを伝えられませんが、程度の差こそあれ、誰しも人間関係には臆病なところがあるはず。だから爽子や風早のキモチの一端が理解できて、いっしょにドキドキできるのでしょうね。”親近感”と”ドラマ性”の素晴らしい融合が、ここにあると思えます。
このアニメの感想を書くのは初めてなので、思っていたことを一気に書いてしまいました。で、第3話ですが、爽子が変化したことで、周囲の人々にも影響を与え、それがさらに爽子をいい方向に変化させる、というポジティブスパイラルに入っています。ラストではいい笑顔を見せ、笑顔を独り占めしていたつもりの風早君が嫉妬するほどでした。幸せの絶頂ですね。
でもその背後では、不安な動きがあります。ライバルっぽい子とか、妙な噂とか。これもまたありがちな、ちょっとした事件ですが、爽子の視点でドキドキさせてくれることでしょう。
この作品はノーマークだったので、少し遅れて録画で観て、今回初めてリアルタイムで観るのですが、かなり好きですね。高校時代は遠い昔ですが、このアニメを楽しめる感受性を自分がまだ持っていることが、なんだか嬉しかったりします。
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もう、「お嬢様と執事の話」でいいんじゃないかと。乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 第3話 「あっ、痛……」 の感想です。
執事って、バイトでやれるような仕事でしょうか。『ハヤテのごとく』では、執事は主人の世話だけではなく、高い戦闘能力も有していて、「SPが執事に勝てないのは、超兵がイノベイターに勝てないのと同じ」という話もありました。 執事は超エリートのようです。
戦闘能力はともかく、現実の執事も、家内の業務を掌握し、使用人を取り仕切る管理職だそうですね。
それはともかく、祐人君が執事になる話でした。冬華は典型的なツンデレお嬢様キャラで、つねに先が読める展開でしたが、釘宮さんのツンデレ演技に全てを許せる気がします。
祐人と春香の関係はマンネリ気味だし、椎菜もライバルとしてはピリッとしないので、冬華が加わるとテコ入れになりそうですが、OP/EDに登場しないので、レギュラーキャラでは無いのでしょうか。春香と冬華のからみは見てみたいですが。
OPといえば、いまさらですが、この作品のOPは素晴らしいですね。アニメのOPは、映像と音楽が融合した総合芸術の粋だと思うのですが、これは絵や音楽がよいだけでなく、アイデアと遊び心に満ちているし、デザインセンスもとても良い。最初から最後までスキがありません。要所でフィーチャーされる、ガイコツマイクを手に歌っているキャラがいい感じですが、新キャラなのでしょうか。登場が楽しみです。
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いわゆるカオス回ですね… 1期でもありましたが、やらずにはいられないんでしょうか。真・恋姫†無双 第3話 『公孫賛、袁紹と雌雄を決するのこと』の感想です。
OPが変更され、なんか隙間が開いてるなーと思っていたところに劉備が入って、納まりが良くなりました。
以上。
で終わりにしたいくらい、こういう回は書くことが無いですね。僕はあんまり好きじゃないのですが、1期に続いてやるということは、需要はあるのかなぁ。
ナウシカのパロディをやっていましたが、大ババ様はオリジナルの声優さんではないですね。よく似てはいたけれど。調べてみたら、ナウシカで大ババ様を演じていた京田尚子さんは現在74歳で、事務所(俳協)のサイトにプロフィールがあるので、まだ現役でおられるようです。ポパイのオリーブの役もされていたとは、声優の草分けみたいな方なんだな。京田さんが演じていたらきっと感動できたけど、こんなバカアニメには出ないか…
劉備がいいところを見せる、という展開になるのかと思ったら、ちょっとだけでしたね。自分の剣が食料になったと聞いて、「困った人が助かったのであればそれでいい」と言ったのは、関羽を感心させたようですが。
劉備が加わったことで、ようやく史実に沿った展開になるのかと思ったら、相変わらず旅を続けるようで。1期と同様に、あちこち旅をして終わり、の構成なのでしょうか。せっかく三国志の世界を舞台にしているのだから、史実に絡んだエピソードをやって欲しいところです。
次回予告によると新キャラ登場ですが、OPにも出ているので重要キャラなのかな。どの歴史上の人物をモデルにしたキャラなのか、あるいはオリジナルなのか気になります。
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第2話の突き抜けたバカさとは雰囲気を変えて、シリアス展開への前フリのようだと感じました。そらのおとしもの 第3話 『エンジェロイド初体験(0シレイ)』 の感想。
第2話の空飛ぶパンツのEDは、YouTubeでアクセス数1位になったとかで、世間的にもだいぶ注目されたようです。うちのサイトにも、検索エンジン経由でかなりアクセスがありました。でもアレ、EDだけ見ても面白さは分からないので(インパクトは十分だけど)、ぜひ2話全体を見て欲しいですね。『アニメNewTypeチャンネル』で無料配信されています。→こちら。 (※2話以降は配信開始から1週間無料)
2話はお色気描写も絶妙でサービス満点だったのですが、3話はほとんど無し。でもこのメリハリはむしろ好感が持てます。シリアスなドラマの最中に、パンツがちらちら見えて気が散る作品もあったりしますが、サービスはサービス、ドラマはドラマでメリハリをつけるのはいいことでしょう。
守形先輩はただのバカキャラかと思ったら、実はシリアス担当のようですね。会長も。『マッハ24』というところに反応していましたが、この数値には意味があって、いわゆる『第一宇宙速度』です。イカロスは、衛星軌道まで上がれる能力があるということでしょう。夢のスペースプレーンですよ。『愛玩用エンジェロイド』としては明らかにオーバースペックであり、二人はイカロスの正体は兵器ではないか、と思っているようです。
”感情に乏しい愛玩用ロボット”、というのは不自然ですが、兵器ならばうなづけます。イカロスは「楽しい」という感情を知りたいと思っているようですが、感情の無いロボットの悲哀を描く、典型的な人造人間譚になるのでしょうか。守形先輩がイカロスに「楽しめ」といったのは、そんなイカロスに同情する気持ちもあるのでしょう。
イカロスはスイカに妙に執着していましたが、アバンで守形先輩が、スイカを地球に模していたのがヒントでしょうね。イカロスは宇宙空間から地球を見たことがあり、それを守らなければならないと設定されているので、地球に似たスイカに反応するんじゃないかな、と想像しています。
『デマルカシオン(世界分割)』という言葉を聞くとは思いませんでした。守形先輩は”新大陸発見”を志しているということで、大航海時代に憧れがあるのでしょうね。コロンブスもバスコ・ダ・ガマも変人であり、守形先輩のような変人が新たな世界を開くのでしょう。しかし、彼はハンググライダーを作ってどうしようというのかな。"地磁気の乱れ”を利用すれば、ハンググライダーでも『新大陸』にたどり着けるという計算があるのだろうか。
でもふと気づいたのですが、あのテント状の翼はロガロ翼と呼ばれ、そもそもは宇宙カプセルの帰還用の翼としてNASAで研究されたものです。ハンググライダーは、その研究成果を元に作られたものなんですよね。 守形先輩は、新大陸からの帰還用にグライダーを開発しているのかもしれません。
「空から女の子が降ってきた」というのはマンガやアニメで普遍的なテーマで、最近だと『ToLoveる』や『ケメコデラックス』がありますが、女の子とキャッキャウフフするための方便であり、その出自にまつわるシリアス展開はオマケ扱いだと思えます。でもこの作品では”空から降ってきた女の子”はかなり重いものを背負っているようで、早々にシリアス展開になりそうな予感がありますね。考えてみれば、1話もけっこうダークな話だったし、基調はシリアスなのかもしれません。それはそれで楽しめればよいのですが、2話のようなギャグ回もたまにはやって欲しいなと。
ED曲は『太陽がくれた季節』ということで、2話に続いてフォークソングシリーズでしょうか。中村雅俊とラグビー部員が夕陽に向かって走る、青春ドラマの主題歌だったよな、と思って調べてみたら、それは『われら青春!』で、この曲はその前番組の『飛び出せ!青春』の主題歌だそうです。ともあれ、”青春”のテーマ曲みたいなものですね。ちょっと切ない感じがするのは、今回のような、みんなで楽しく過ごす平和な日々が、失われる予感があるからでしょうか。
今回は日常を描きつつ今後の伏線を張るための回のようで、地味目でしたが、絵や演出のクオリティが高いので安心して見られました。斎藤監督作品ではバンブーブレードも序盤はクオリティ高かったので、がんばって維持して頂きたいです。
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