からまった謎を一気にほどいて、かつノンストップの疾走感でまとめきったという、素晴らしい最終回でした。なかなかこれはできませんよ。『マクロスFRONTIER』 (フロンティア) 第25話 「アナタノオト」 の感想と総評です。
『バジュラとは何か』の謎ですが、プロトカルチャーの作った生物兵器というわけではなく、むしろプロトカルチャーが神格化して自らを模した?ほどの超生物のようです。
バジュラが歌に反応するのは、歌+フォールド波が、彼らの会話(あるいは歌そのもの)に似ているからなのでしょうね。ここはまぁ、直球な設定と言えます。でも想像ですが、プロトカルチャーが『自らを模した』ということなので、バジュラの歌がまずあって、それを模したものがプロトカルチャー、およびその末裔である人類の歌なのかもしれません。このあたりはまだ謎です。
謎と言えば、クイーンとは何か、もいまいちはっきりしませんでした。ランカはクイーンだったようですが、なぜ人類(とゼントランの混血)であるランカがバジュラのクイーンになる資格があるのか。これらの残った謎は、きっと今後のマクロスシリーズで語られることになるのでしょう。
グレイスはクイーンのプロトコルをハックしてクイーンになることに、一旦は成功しましたが、ランカとシェリルのダブルアタックに敗れ去りました。バジュラがシェリルの存在に気づいたことで、人間に対する考え方をあらため、そのことでグレイスの築いたネットワークにほころびが生じたのでしょうか。プロトコルが変化してハックしきれなくなったとか。映像からは、そのあたりはわかりませんでしたが、まぁそんな感じなんだろうなと思っています。
それにしても、レオンは何がやりたかったのだろう。巨大ランカの正体がバトルギャラクシーであることは知っていたっぽいので、あの時点でもグレイスと結託していたということでしょうか。いまいちピンと来ませんでしたが、なにか見落としたかもしれません。
ランカのおなかが光る描写が謎でしたが、あれはバジュラの腸内細菌だったと。G型感染症の患者は細菌が脳に定着するので死の病になるけれど、ランカはバジュラ同様に細菌を腸内で飼っているので、G型感染症の病状は出なかったわけです。ランカの手助けによって、シェリルの脳にいた細菌が腸に移動することで、シェリルは復活を果たしたのでした。これでランカとシェリルは同格ということですね。
アルトが二股を解消しないエンディングは意外でしたが、これはこれで爽やかでいいのでは。まだ3人とも、子供と言っていい歳だしね。「続きは劇場版で」だとしてもそれほど不快感は無いかな。このシリーズできっちり結末を付けてくれたので、むしろ続きがあるのは楽しみです。
戦闘シーンは7話が最高だと思っていましたが、超えましたね。個人的にはケーニッヒモンスターがいいところで活躍したのが嬉しくてたまりません。これはプラモデル化フラグか!
最終回なので総評をやります。
ストーリー: 5点
中だるみはありました。特に終盤の鬱展開は辛かったですが、序盤はワクワクさせられたし、最終回もとても良かったので、満点でいいと思います。バジュラの謎がすべて解消されたわけではないのはちょっと残念ですが、そもそもマクロスは壮大なシリーズ物なので、これは仕方ないでしょう。
キャラクター性: 4点
いいキャラなんですが、もうちょっと何かあってもいいかな、とは思ってしまいます。特に、アルトの役者設定があまり生かされていないのが残念。
画: 4点
戦闘シーンは文句なしというか伝説的ですが、キャラの絵が相当にひどく崩れている回があったので減点せざるを得ないでしょう。。DVD/BDでは修正されるでしょうか。
演出: 5点
戦闘とライブとの同期する演出は素晴らしいですね。特に7話と最終回は何度も舐めるように見たいです。キャラクタの心理を描くシーンでも、印象的な演出がちらほらありました。
音楽: 5点
管野よう子さんの曲は大好きというほどではないのですが、映像とマッチした曲は素晴らしいです。
総合的な評価: 5点
傑作と言っていいと思います。ドラマも映像も素晴らしかった。キャラクタ性にやや物足りなさはありましたが、続編(劇場版?)で解消してくれることを期待しています。
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銀河歌合戦はゴージャスですが、どちらの陣営もロクなもんじゃないのが辛いところ。マクロスFRONTIER 第24話 「ラスト・フロンティア」 の感想です。
『インプラントとフォールドクオーツで超時空ネットワークを作る』、とのことですが、グレイスはこのインプラントを全人類に埋め込むことを画策しているんですかね?
艦長の推理によれば、インプラントを強要するためのバジュラを利用するつもりではないか、と。グレイスはバジュラのネットワークプロトコルを解析して、バジュラを意のままに動かそうとしているようですが、それはあくまで手段であって、目的はインプラントということですか。
つじつまがあっているので、グレイスの目的はきっとそうなのでしょう。ただ、バジュラは誰が何のために作ったのか、なぜ歌に反応するのか、は謎のままです。それが物語の最期のキーとなるのでしょう。
三角関係のゆくえはどうなるのでしょうか。次回、アルトはランカと対峙することになるでしょうが、アルトはランカにどんな言葉をかけるのかな。シェリルとの関係があるので、安易に愛してるとかは言えないでしょうし。シェリルが死んでランカとくっつく、みたいな展開は避けて欲しいところですが・・・
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いろいろと予想外。ランカエンドなのかなぁ。『マクロスFRONTIER』 (フロンティア) 第23話 「トゥルー・ビギン」 の感想です。
バジュラが郡体生物であるというのは予想通りですが、腸内細菌が主体でネットワークを作っているというのは面白いかな。バジュラは腸内細菌の乗り物にすぎないわけですね。 動物の細胞ではミトコンドリアが重要な働きをしていますが、ミトコンドリアは後から細胞に入り込んで寄生したものであって、動物(人間を含む)はミトコンドリアの乗り物だという話もありますが、それに近い感じでしょうか。
ネットワーク上に分散するコンピュータを結び付けて巨大な仮想コンピュータとして運用することをグリッドコンピューティングと言いますが、通信のバンド幅や遅延が問題になり、有効なケースは限られています。『ゼロタイムフォールド通信』はそれを解決する革命的な技術と言えます。
レオンの論法はよくわかりませんでした。ランカは母体内で細菌に感染したため、細菌と共存できているようですが、それが『ランカはバジュラの尖兵』という結論になるのは飛躍しすぎでは。バジュラがランカに引き寄せられるのは確かですが。アルトはそれに納得したのかな?
レオンの目当ては、最初からフォールドクオーツでなくてバジュラの巣だったのでしょうか。バジュラの巣は居住可能惑星であるという確信があったのかな。宇宙航行生物であるバジュラが居住可能惑星を巣にしているのは不思議な気がしますが、孵化のためには一定の環境が必要だったりするのでしょうか。レオンは私欲ではなくてフロンティアのために動いているのかもしれないな。やり方の是非はともかくとして。
一方でグレイスの目的は何でしょうか。ランカがバジュラにさらわれて『計画通り!』みたいですが。アバンの様子だと、彼女が研究のためにバジュラを利用しているように見えますが、実は彼女こそバジュラ側にとりこまれた人だったりして。
アルトが珍しく心情を語っていて、ランカを守るために戦ってきたと言いました。てっきりシェリルが本命だと思っていましたが、同情にすぎなかったのでしょうか。シェリルはそれを感じていたようですが…
わりと鬱な展開ですが、この段階で鬱ということはラストにカタルシスがあるはずと思っています。らん
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アルトは選んだのか、選ばなかったのか。『マクロスFRONTIER』 (フロンティア) 第22話 「ノーザン・クロス」 の感想です。
「お前こそ、ただ流されてるんじゃないのか、状況に、その時々の感情に」と言われちゃっていましたが、たしかにアルトはそういうところありますよね。基本的に”選ばない”主人公です。
しかし、マクロス25の乗務員の大半が脱走するという状況では、それにくっついてていくのがむしろ”状況に流される”展開な気もします。そのほうがランカを助けるという目的には近いのでしょうし。そこをあえて残ったということは、シェリルのそばにいることをアルトは”選んだ”と言えるかもしれません。
シェリルに『勇気をあげた』あと、SMSからのメールを見てアルトはショックを受けていましたが、あそこで選択を迫られたのでしょう。アルトとしては、シェリルに「俺がいてやる」と言ったばかりなので、ホイホイ脱走するわけにはいかんでしょう。むしろ行っちゃったほうが問題アリだと思えます。
でも、オズマはアルトに説教する権利があります。ランカのことを第一に考えているのならば、ついてくるべきですから。お前にランカは任せられないから俺が守る、と言われたも同然で、アルト君としては忸怩たるものがあるでしょう。
マクロス25の連中が『海賊』になった理由は、まだわかりません。レオンが大統領を殺したとか、SMSが軍に編入されたといったことは理由の一つではあるでしょうけれど、それだけで叛乱を起こす理由にはならないはずです。おそらく、ランカの残した手紙に何か重要なことが書いてあったのでしょう。
ランカが無茶な行動に出たのも、記憶が戻ったからなのですね。すべては”ランカの記憶”がカギのようです。バジュラは敵じゃないとか、バジュラが一部の人間に利用されているとか、そういった内容かもしれません。だとするとマクロス25の叛乱も納得できます。
レオンは3ヶ月以内にカタをつけるつもりのようですが、何をするつもりなのでしょうか。銀河の支配者とは? 以前のレビューで、『フォールド断層に影響されないフォールド技術をバジュラから得ることで、銀河の交通・流通を独占するつもりでは』 と予想しました。それが可能なら銀河の支配者になれそうに思えます。
グレイスには、また別の思惑があるようです。『バジェラの真の女王が住む地』とは何でしょうか。バジュラを産み出したのは地球?
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この手のストーリーで、主人公が我侭で理不尽な行動をするのはセオリーです。それによって物語が動くし、主人公の心の成長を描くこともできるという一石二鳥の効果があるので。 『マクロスFRONTIER』 (フロンティア) 第21話 「蒼のエーテル」 の感想。
しかし、アルト君はいたって常識人なんですよね。今回も、ランカを囮にするというルカの計画に反発しつつも結局は納得しました。これが我侭主人公であれば、ヒロインと手に手をとって逃げるくらいはやりそうですが、アルトは至って理性的な判断をしたわけです。
我侭主人公の役を担ったのはランカでした。幼生の頃から飼っていて情が移っているのはわかるけれど、バジュラの襲来によって莫大な犠牲が出ているわけで、ここでバジュラを見逃すと、また仲間を呼ばれて今度こそ壊滅するかもしれません。仲間の元に戻すとしたら、運び役の人(アルトをアテにしていたと思われる)も危険に晒されます。恐ろしく理不尽な行動ですね。
でも前述のように、これは物語として必要でしょう。また、ランカはまだ十代半ばの少女なのに、船団の命運を托されるとか、友人を失うとか、失恋した(したと思い込む)とかの、強いストレス下にあったわけです。そうやってランカが追い込まれていく様子が描写されていたので、それなりの説得力はあると思います。
それを増長させるブレラはどうかと思いますけどね。彼も我侭キャラってことでしょうけど。あるいは、バジュラについて何か知っていて、ランカの行動に意味を見出しているのでしょうか? いずれにしろ、このランカの行動はバジュラの秘密の核心に迫るきっかけになるのでしょう。
ランカはアルトに別れを告げましたが、このままサヨウナラということは無いと思います。ここから彼女の成長が描かれるはずなので。実際のところ、アルトやシェリルが成長したのに対して、ランカはほとんど成長していないのですよね。
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アルトは、グレイスも言っていたように『普通の人間』なのですが、しっかり主人公していますね。ランカは、自分の歌はアルトのためだったことに気づき、アルトの気持ちが自分には無いと思ったとたんに、歌の力を失ってしまいました。
一方でシェリルは、アルトの真摯な言葉に打たれて、自分の歌の力を、再び信じる気持ちになったのです。
絶望とパニックの中で、歌によって心を取り戻すというシーンは、古い映画ですが「眼下の敵」を思い出しました。ちょっと雰囲気は違いますけど、とてもいい映画です。
シェリルの感動の余韻に浸っていたかったけれど、その間もなくミシェルが残念なことに。これまで主要キャラは誰も死んでいないので、殺さない方針なのかと思っていましたが甘かったようです。マイクローン装置の中で動けないクランと、ミシェルとの別れのシーンは印象的ではありました。
バジュラが暴れだしたのは、レオンやグレイスにも予想外だったようです。それは僕も予想外。彼らはバジュラをコントロールしているつもりだったようですが、できていないことが露呈したわけで、ずいぶん危険なゲームをしていると言えます。レオンのクーデーターはどさくさまぎれに成功したようですが、彼は何がしたいのだろう。
ランカが「死んじゃいたい」と叫んだときに、バジュラが反応して暴れだしたようにも見えましたが、たまたまでしょうか。バジュラは歌というよりは、ランカの感情に反応するのかな。気になるところです。
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今回は見たとおりの内容で、あまり書くことがありません。『マクロスFRONTIER』 (フロンティア) 第19話 「トライアングラー」 の感想です。
グレイスとレオンは、バジュラを自分たちでコントロールして、何らかの利益を得ようとしているのでしょうね。レオンの「例の計画」とは、バジュラを使ってクーデターを起こすことなのでしょう。そのためにクイーンのランカを利用しようとしているのでしょう。でもランカは思惑通りに動くのかな?
ランカが「自分はアルトのために歌っていた」ことに気づくという展開ですが、気づくキッカケがやや唐突な気はします。
三角関係のゆくえはどうなるのでしょうね。バジュラが『ランカ派』と『シェリル派』に分かれて戦ったりしたら面白いのですが。修羅場すぎる。
ハートを矢で射抜く『キューピッド』は、自衛隊のブルーインパルスの得意技です。映像はこちら。
デストロイド・トマホークの系列の機体が登場したのは嬉しかったですが、祝砲用ですか・・・
それにしても今回は、ドラマの内容よりも作画が気になってしかたありませんでした。持ち直してほしいなぁ。
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シェリルの過去の話でしたが、思っていた以上に過酷でした。『マクロスFRONTIER』 (フロンティア) 第18話 「フォールド・フェーム」 の感想です。
グレイスがシェリルをあっさり切り捨てたことが不思議だったのですが、つまりは彼女の『V型感染症』が薬でも抑えきれなくなったので見限った、ということなのでしょうか。グレイスはそもそもはV型感染症の研究者で、マオ・ノーム(ランカの祖母?)と共同研究していたようです。
そこから導かれるのは、グレイスたちはおそらく、孤児だったシェリルを拾ってきて人体実験をしたのでしょうね。でもなぜ? V型感染症の患者には、なにか利用価値があるのでしょうか。対バジュラ兵器として使えるかもしれない、とか?
シェリルは失敗作として捨てられたのだと思われますが、ランカはどうでしょうか。彼女はV型感染症の成功例なのでしょうか。シェリルのように後天的に感染したのではなく、先天的に因子を持っているとか?
なにかと鬱な展開ですが、ここは我慢ですね。アルト君も、シェリルもランカも守ってやれないという無力感に苛立っているようです。
シェリルはアルトに兄弟子に保護されたのですが、アルトの実家で伝統芸能に触れることで、彼女にいい影響があるのかもしれません。シェリルをズンドコまで堕としたのですから、ここから華麗に復活してくれることを期待しています。
メインキャラたちが鬱モードなのに対して、ミシェルとクランのコンビや、マクロスのブリッジスタッフたちはいい味出していました。船団が統制経済に入る直前はバーゲンをやる、というのはありそうで面白いです。
サブタイトルはどういう意味でしょうか。フォールドによる名声? 『Hall of fame(殿堂)』に掛けている?(※コメント欄に追記あります)
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アニメ全般に対するパロディみたいな話でしたね。いわゆる死亡フラグをさんざん散りばめて、肩透かしという。マクロスFRONTIER (フロンティア) 第17話 「グッバイ・シスター」 のレビューです。
前回のレビューでも書きましたが、やはりフォールドクオーツはバジュラから得られるもので、そのためにグレイスたちはバジュラを狙っているようですね。フォールドクオーツによって、フォールド断層にとらわれない長距離フォールドや通信が可能になるのでしょう。それを独占できれば、計り知れない経済的価値があるでしょう。
バジュラは、フォールドクオーツを集めるために作られた人工生物では、と僕は思っています。作ったのはプロトカルチャーでしょうか。集めたフォールドクオーツを他の文明に取られないように、バジュラには強力な戦闘能力が与えられているのでしょう。そして創造主(プロトカルチャー?)を攻撃しないための安全装置として、歌に反応するのでしょう。
人類がプロトカルチャーの後継者だとすれば、バジュラをつかまえてフォールドクオーツを得るのは悪いことではないのでしょう。でもそのために、無辜の市民をエサにするようなグレイスたちのやり方は、かなりブラックだと言わざるをえません。レオンもその連中に加担しているのでしょうか。
レオンとビルラーは別の思惑で動いているようですが、ビルラーは敵でしょうか味方でしょうか。LAI、およびルカはどうでしょうか。いくつもの勢力が跋扈して、いよいよクライマックスという感じです。
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バジュラは敵ではなく宝物だった、ということなのかな? マクロスFRONTIER (フロンティア) 第16話 「ランカ・アタック」 のレビュー。
「フォールド・クオーツ」なる言葉が出てきました。クオーツとは水晶ですね。ビルラーの宝石や、シェリルのイヤリングの石のことなのでしょう。そしてビルラーがほのめかしているように、フォールドクオーツとバジュラは関係があるのでしょう。フォールドクオーツがあれば、「断層で隔たれた銀河をひとつにしたい」というビルラーの夢が叶うのでしょうか?
水晶ということから、僕は『銀河乞食軍団』を思い出しました。先日逝去された、野田昌弘さんのSFです。水晶のような謎の物質をめぐって、軍や企業や小悪党がドタバタを繰り広げるのですが、水晶の正体は切り取られて縮退した空間であり、莫大なエネルギーを持っているという話でした。ちなみに銀河乞食軍団のイラストやメカデザインはスタジオぬえです。
フォールドクオーツも、亜空間が切り取られた結晶のようなものなのかもしれません。それによって、フォールド波を伝達したり、フォールド断層を無効にする力があるのかも。
前回の話で、グレイスたちは意図的にバジュラをフロンティア船団にけしかけたことが明らかになりましたが、つまり彼女らの狙いは、フロンティア船団を犠牲にしてでもバジュラを捕獲して、フォールドクオーツを入手することにあるのでしょうね。そもそもバジュラは、フォールドクオーツを採取するために造られたのかもしれません。
『ランカ・アタック』が有効なことがわかっても、ランカとその関係者はいまいち浮かない表情でした。バジュラを弱体化させられるとしたら嬉しいことのはずなのに、そういう単純な話ではないことを感じとっているからなのでしょう。これからどうするのでしょうか。
シェリルの逆襲も楽しみですね。このままでは終わらないでしょうから、復活してグレイスを見返してやってほしいところです。
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『オペレーション・カニバル』のカニバルとは、カーニバル(祭典)のこと? あるいはカニバリズム(人肉嗜食)のこと? マクロスF 第15話 「ロスト・ピース」 のレビューです。
『人喰い作戦』だとしたら、穏やかではないですね。グレイス「たち」は、何のためにバジュラをフロンティア船団にけしかけたのでしょうか。数ある船団のうちからフロンティアを狙ったのは、都合が良いという以上の理由は無いようですが。
SMSの善戦が「予想外」だと言っているので、グレイスたちとしてはフロンティアがバジュラによって壊滅することを期待していたのでしょう。それによって何を起こしたいのでしょうか。人類とバジュラとの全面戦争? 「プロトカルチャーも為しえなかった夢」とは?
「カニバル」には「共喰い」の意味もあります。人類とバジュラの戦いは共喰いには見えませんが、仮にどちらもプロトカルチャー起源だとしたら、共喰いなのかもしれません。そうして、漁夫の利を得ようとする勢力があるとか。
以前から匂わされていましたが、シェリルはやはり普通の人間では無いっぽい。ロボットかアンドロイドなのでしょうか。コードネーム『フェアリー9』ということは、フェアリー7とか8とかもいるのでしょうか。「たぶん、私は9番目だから…」でしょうか。
総集編的な内容かと思っていたら、謎はむしろ深まった感じですね。ここから終盤に突入という感じです。
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リトル・クイーンときましたか。つまりランカは女王蜂ということ?おなか光ってるし。 マクロスFRONTIER (フロンティア) 第14話 「マザーズ・ララバイ」 のレビューです。
女王蜂は、群れの中で一匹だけ繁殖に関わることのできるメスです。そういうシステムになっている理由は、群れのために自分を犠牲にする『利他的行動』を起こしやすくするため、といわれています。生命の基本的な欲求は「自分の遺伝子を残す」ことであり、そのためには自分や自分の子供を守ることが第一のはずですが、蜂の群れは全員が遺伝子を共有しているので、群れ全体を守る「利他的行動」が自分にとって有利になりえるのです。
人間は訓練や教育によって「自分を犠牲にして仲間を守る」行動をしますが、それはけっこう脆いもので、士気が落ちると簡単に覆ります。なので、『自己増殖する自律的な生物兵器』をデザインするとしたら、蜂と同じようなシステムにするのが合理的でしょう。バジュラはそういうものなのかもしれません。
しかし、ランカがバジュラの卵を産むというのもエグいシーンなので、さすがにそういう話では無いのかもしれません。
ランカの母親?の声は坂本真綾さんでしたね。彼女が今のクイーンでしょうか。 「伝えたいの、私たちはあなたたちに」と言ってましたが、何なのでしょう。彼女の目的は人類と戦うことではない?
バジュラたちがフロンティアに押し寄せたのは、戦うためではなくランカを仲間の元に届けるためだった、という可能性もありますね。
あるいは、ランカが無意識のうちにバジュラたちをコントロールしていた、とか。だとしたら、ランカが助け出されたあと、バジュラたちの統制が失われたことの説明になりますが・・・
ブレラはやはりギャラクシーの人でしたか。ギャラクシーの科学力は進んでいるのだなぁ。あそこで正体を明かしたのは、計画のうちなのか、あるいはランカを助けるための独断なのか、どちらでしょうか。正体を知っていたはずのレオンは、ブレラの言葉を聞いて驚いた顔をしていましたが。
グレイス復活。脳神経のパターンをダウンロードして保存しておき、別の義体にアップロードするようなことができるのでしょうね。さすが、永遠の17歳です。
今回、戦闘シーン満載で最終回のような豪華さでした。アーマードパックが活躍したのも良かった。一点だけ、ケーニッヒモンスターが出なかったのが残念ですが。
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マクロスも折り返し点に来て、これまで水面下に隠れていた陰謀が露わになった、という回でした。マクロスFRONTIER (フロンティア) 第13話 「メモリー・オブ・グローバル」 のレビュー。
とりあえず今回の見所は、アルトとブレラの空中戦ということで。 アルトが『プガチョフのコブラ』をやってましたからね。機種を90度以上に持ち上げて意図的に失速(ストール)させ、急制動したり急転回したりする技です。1989年のパリ航空ショーでSu-27が見せて、当時の西側の機体では出来ない技だったので衝撃的でした。YouTubeの動画はこちら。
初代マクロスのバルキリーは、F-14トムキャットをベースにしたデザインでしたが、マクロスFのVF-25は、機種が鶴のように長くて、あきらかにロシアのSu-27~Su-37 系を意識したデザインなので、コブラがよく似合います。
コブラは低速でしかできないので、空戦技術としては使えないと言われていますが、この時代なら素材も違うだろうし、ドッグファイトの速度域でも可能なのかもしれません。
それはともかくとして、今回の本題は「陰謀」ですね。レオンやグレイスが暗躍しているのは明らかでしたが、どうやら陰謀の中心には軍需企業のLAIがいるようです。彼らの目的は何でしょうか。そしてLAIの御曹司であるルカは、その陰謀にどの程度関わっているのでしょうか。『技術開発部特別顧問』だそうなので、超兵器の『ディメンション・イーター』のことも知っていると思えますが・・・
目的として考えられるのは、バジュラと人類との戦いをけしかける、ということがあります。それで戦争特需の利益を狙う、というよくある陰謀ネタで。しかしそれをやるなら、バジュラをコントロールできるという万全の自信が必要なわけですが、それはどうなのでしょうか。
ランカについての新情報は、『グレイスはランカの調査を最優先とは考えていない』、くらいでしょうか。ということは、レオンもランカのことが全て分かっているわけではないのかな。
来週は戦闘シーン満載っぽいので、7話のような神回になることを期待しています。シェリルにもそろそろ見せ場を作って欲しいですね。
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とりあえずセーブということで。マクロスFRONTIER (フロンティア) 第11話 「ミッシング・バースデー」 のレビューです。
どこへ行く?
- 思い出の丘 (ランカ ルート)
- ガリア4 (シェリル ルート)
- 実家 (兄さん ルート)
実際のところは、ヒロインの選択というよりは、パイロットか役者かを選択したということでしょう。そしてパイロットを選んだわけですが、これも現実逃避かもしれません。SMSに入るときに吹っ切れたように見えたのに、まだ未練があったわけで、今回も完全に未練を断ち切ったわけではなさそうです。
未練といえば、キャシーは歌手を目指していたのでしょうか。彼女が歌うシーンが見られるかもしれませんね。
シェリルがアルトを誘ったのは、ランカとどちらを選ぶか試そうとしたのでしょう。ランカをライバルだと認めて、本気で争う気なのだな。
LAIとかいう兵器メーカーが、レオンから受け取った設計図から新しい戦闘機を作ったようです。前回、グレイスがレオンに渡したイヤリングに入っていたのでしょうか。だとしたら、なぜそんなものをシェリルが持っていたのでしょうね。もちろんグレイスが関わっているはずですが。
グレイスはますます黒幕っぽくなってきました。彼女は敵なのか味方なのか。ガリア4行きも彼女が仕組んだとしたら、次回はストーリーが動きそうです。
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ランカがスターへの階段に足をかける話でした。思ったより早かったかな。マクロスF 第10話 「レジェンド・オブ・ゼロ」 のレビューです。
いくつかの偶然が重なった結果であり、ややご都合主義な感はありましたが、アルトとシェリルのキスを見たことで決心するところはうまいと思いました。
アーマードコアという、ロボットもののゲームがあるんですが、シリーズの最初のほうには『強化人間』という設定がありました。なかなか勝てずにコンティニューしまくっていると、ある時点で、勝手にプレイヤーが『強化人間』に改造されてしまうという。 『強化人間』になると、機体の反応が全体的にアップするので、難易度が下がってクリアしやすくなるという仕組みです。
ブレラは生身の体と機械の融合体のようで、あれは『強化人間』だなと思いました。彼もコンティニューしまくったのですね、わかります。
ブレラが倒したモンスターは、黄色と水色というポップなカラーリングのせいで、僕にはポケモンにしか見えませんでした。
レオン: 「ヒュドラ、キミにまかせた!」
レオンが密会していた男は、声はグレイスでしたね。体格は完全に男でしたが。 インプラントだか、医療ナノマシンだかの作用で、体格を変化させることができるのでしょうか。 グレッグ・ベアのSFにそういうのがありました。
次回は、スターになったことで想い人と疎遠になって悩むという、ベタな話になるようですね。ランカのライブシーンに期待してます。
そうそう、サントラ買いましたよ。素晴らしいです。「いろんな歌 大サービス ゼントラ盛り」のコピーは偽りではありませんでした。
それから、バンダイからVF-25のプラモデルが発売されるそうです。予定は今秋。公式サイトにはまだ情報が無いようですが、今号のモデルグラフィック誌に載っていました。もちろん完全変形ということで、楽しみだなー。 ケーニッヒモンスターもぜひお願いします。>バンダイさん
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ミシェルとクランのニヤニヤエピソードを期待していたのだけれど、アルトとの友情話でしたか。 マクロスFRONTIER (フロンティア) 第9話 「フレンドリー・ファイア」 のレビュー。
ミシェルの過去を掘り下げる話でもありました。それに関しては、うまくまとまっていると言えます。アルトが『ミシェル』と呼ぶようになったのは、知らなかったとは言え「誤射も血筋か」と暴言を吐いてしまったことへの侘びなのでしょう。
一方で、ミシェルがクランに吐いた「お前に手をだすと淫行になっちまうからな」という暴言に対して、フォローが無かったのは残念でした。木の陰から見ているのが仲直りの印なのだろうけれど、いまいち弱いかと。
ところで、『ミシェルとクラン』と書いてて気づいたのだが、ファッションブランドの『ミッシェルクラン』とは関係あるのだろうか・・・
ミシェル姉のエピソードは、映画『戦火の勇気』を思わせます。現代戦では遠距離から撃ち合うことが多いので、むしろ昔よりも誤射被害が増えたようで。スナイパーは特に、誤射を恐れていては勤まらないのかもしれません。
謎の赤い戦闘機がまた登場しました。なんで彼は、フロンティアに出入り自由なんでしょうね。上層部と繋がっているのでしょうか、あるいは擬装手段があるのでしょうか。
フロンティアでは、戦闘のせいで水が不足しているらしい。水が推進剤なんでしょうね。バトロイドなどのエンジンは原子炉なので、それ自体はあまり資源を食わないけれど、前に進むためには何かを噴射する必要があり、手ごろで扱いやすいものとして水を使っているのでしょう。星界シリーズがそういう設定でした。
次はまた、あまり戦闘のない話っぽいですね。今度こそラブコメに期待。
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エクスギアは、ただの翼ではなくて、パワーアシスト付きの外骨格だったんですね。ということは… マクロスF (フロンティア) 第8話 「ハイスクール・クイーン」 のレビュー。
いわゆる飛行外骨格なんですよね。すると必然的に、女子のパイロットスーツはこのように→なるはずです。いやぁ、楽しみだなぁ。
おそろしくベタな、ドタバタ学園ラブコメでしたね。ToLOVEるかと思いましたよ。まぁ、たまにはいいかな。ちょっとアルトやシェリルを崩しすぎとは思いました。コードギアスの学園回のように、ギャグ顔は使わずに演技でコメディする方が好きなので。
ランカのサクセスストーリーを丁寧にやるのですね。みかん箱営業からスタートです。シェリル特番のせいでランカのテレビ出演が中止になったのは、二人の対比を表すうまいエピソードだと思いました。『今日はランカちゃんが主役』だったはずなのに台無しにされるし。仕事も恋愛も、ランカはガマンの時です。 シェリルの出演オファーは受けるべきだったと思うが、恋愛でもライバルだからそうもいかないんかな。
アルトとシェリルが空の散歩をするのはいいシーンですが、シェリルのパンツが気になってしかたありません。
シェリル 「初めてのときも…こんな感じだったわね」
アルト (でもパンツはいてない)
シェリルがパイロットコースに入ったのは、今後の重要な伏線なのでしょうか?バトロイドに乗ってしまうとか? その際、モーションスリット(上記のパイロットスーツね)はお忘れなく。
来週は、ミシェルとクランクランの話でしょうか。それはそれで楽しみです。
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マクロスの変形キタ! でもなぜ、戦艦がロボットに変形する必要があるのでしょうか。 マクロスFRONTIER 第7話 「ファースト・アタック」 のレビュー。
それはたぶん、ガンダムで言うところのAMBACのためなのでしょう。手足の慣性質量を振り回すことによって、宇宙空間ですばやく姿勢制御を行うという考え方です。現実の宇宙機(人工衛星や宇宙探査機)でも、ジャイロを振り回してその慣性で姿勢制御を行う仕組みがあり、似たようなものと言えます。
バジュラの戦艦の主砲は強力だけれど、射線は艦の軸線に固定されているので、敵が回頭するよりも速く、機動力で射線から避けられればいいわけです。ルカの情報収集のおかげで、それが可能だと見切ったから、あの作戦なのでしょう。
「マクロスでありながら、なぜこのサイズなのか思い知らせてやれ!」と艦長が言ってましたが、400m級というサイズが、今回のような高機動戦闘ができる最適なサイズなのでしょうね。初代マクロスは1200mもあったので、もっと鈍重でした。
モニカが、「砲撃パターンから回避プログラムを組みました」と言ってました。彼女は”戦闘プログラマー”的な職種なのでしょう。 SF小説の”最果ての銀河船団”を思い出します。 宇宙艦隊戦での砲撃や回避を制御するのは、人間の反射神経では不可能なのでコンピュータで自動化されますが、自動化に頼りすぎるとパターンができて、相手に読まれてしまうし、逆にパターンを読むことも可能です。 そのため、相手の出方に応じてプログラムをその場で書き換える”戦闘プログラマー”が活躍する、という設定でした。
ケーニッヒモンスター登場! 先週のエントリーのコメント欄で名無しさんが目ざとく指摘されていたので、予備知識がありました。PS2のゲームでだけ登場してるものだそうで。強くて嬉しかったけど、あいかわらず艦載砲的な運用なのですね。
「広い銀河の中、また会える日がくるか分からないけど」というセリフのあと、シェリルは涙を流しました。ギャラクシーのことや、また会えるかわからないアルトのことが去来して、感極まったのでしょう。 昔の中国の漢詩には、友人との別れの詩が多くあり、離別詩というジャンルを作っています。中国は広いので、一度別れると二度と会えないかもしれず、それだけに離別は感慨深いのでしょう。 この物語の世界では人類は銀河に散っているそうなので、似た感覚なのでしょうね。
今回、気になるシーンはいろいろありました。老ゼントラーディンがシェリルの映像を見ていたり、マネージャーが意味ありげに笑ったり、イヤリングが反応したり、ランカのおなかが膨らんだり?、敵のパイロットらしきものが登場したり。 特にランカは、なにか重大な秘密を持っていそうですね。先が気になります。
でも来週は、学園の日常回みたいで。まぁ、そういうのも歓迎ですよ。
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大きな事件のない回ですが、人物の心情がきめ細かに描写されていて良かったと思います。マクロスFRONTIER (フロンティア) 第6話 「バイバイ・シェリル」 のレビューです。
シェリルは、あれほどイヤリングを探していたくせに、アルトが届けにきたら、なかなか受け取ろうとしませんでした。受け取るとアルトとの絆が切れてしまうように感じていたのでしょう。そしていよいよアルトが返そうとすると、”お守りとして持っておけ。でも貸すだけだから返せ”と。 なかなかいい雰囲気でしたね。
シェリルの過去にも、なにかありそうです。アルトは突っ込んでは聞きませんでしたが。シェリルのおかげで、アルトに”戦う理由”が出来たようです。
オズマたちが召集されて、そのショックからかランカは家に閉じこもってしまいました。 歌手になりたいとか、兄に逆らって家出したりとか、そういうことが出来るうちは平和だったのだという、やりきれないというか、兄を困らせた自分が恥ずかしいという気分なのでしょうか。 でもシェリルの会見を見て、自分ができることをしよう、という気持ちになったのでしょう。
キャシーは”お目付け役”としてSMSに派遣されました。なんのためでしょうか。SMSには知らされていない重大な情報があり、いざというときにその情報を使うため、とかでしょうか。 旧ソ連軍での”政治仕官”みたいな感じか。政治仕官は共産党から派遣され、部隊の司令官も逆らえない力があり、作戦の目的は政治仕官しか知らない、なんてこともあったようです。
あの喫茶店のテーブル、面白いですね。科学未来館にある”共画”を思わせます。あれも面白いですよ。共画はテーブルに線を描くとそれが動くのですが、今回のは、コップを置いたりというアクションによっても、画像が反応したり干渉したりするのですね。いろいろ遊べそうで、本当にああいうテーブル作ったら売れるかも。(このサイトの真ん中へんに共画のムービーがあります)
次回予告を見ると、デストロイド・モンスターみたいなのが写ってました。無骨なデザインが好きなので凄く楽しみ。元祖マクロスでは単なるやられメカでしたが、マクロスFでは活躍してくれるといいなぁ。
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ラブコメチックな日常回ですが、バジュラの謎の一端が明かされる重要な話でもありました。 マクロスFRONTIER (フロンティア) 第5話 「スター・デイト」 のレビューです。
「バジュラには脳にあたるものが無く、生物兵器と考えるのが妥当だろう」という話でしたが、ランカが歌いはじめたときに、バジュラの胸のところが光りはじめて、それが手足のあるシルエットに見えました。つまり、「ランカの歌に反応して、パイロットがバジュラに転送されてくる」のではないでしょうか。
どういう反応なのかは判らないですけどね。ランカの歌が危険だから排除したいと思っているのか、あるいは歌が聴きたいだけなのか、あるいは本人たちもなんだか分からないけれど反応してしまうのか。
あのバジュラは、ランカのところに駆けつけたわけではなく、フォールドして逃げたようですね。 パイロットとしては、「なんだか分からないが鹵獲されたバジュラに転送されたので、とりあえずは脱出しよう」ってところでしょうか。
アルトとシェリルのからみはとても良かった。シェリルのような、「自分が魅力的だとわかっていて主人公を振り回すヒロイン」は好きです。ef の宮村みやこのようなタイプですね。 彼女ほど脆くはないでしょうけど。
シェリルの本拠地の、マクロス・ギャラクシーがバジュラの大群に襲われたそうですが、たまたまシェリルの居ない時だったのは偶然でしょうか。あるいは?
オズマとキャシーは、やはり昔は恋人同士だったと。キャシーは準ミス・マクロスだったこともあるそうですが、コンテストで歌ったのは”私の彼はパイロット”だったりしてね。「じ・ぶ・んのヒコーキに おネツなのー♪」
ミハイルがランカにきついことを言っていましたが、彼の心境もわかる気がします。まず彼はオズマを尊敬しているので、オズマを悪く言うランカにカチンと来たのはあるでしょう。 さらに、ミハイルは地に足がついた大人なタイプなので、ランカやアルトのような”モラトリアムな奴”を見るとイライラするのでしょう。兄を説得できずにウダウダしているランカと、父に反発しているのにコダワリを捨てられないアルト。実に見たもの同士で、そういうところにもイラついているかもしれません。
まぁ、それをそのまま態度に出して、悩んでいる女の子を追い詰めてしまうミハイルもまだ子供ですが。しかし結果的に、それがランカの背中を押すことになりました。 前回、「ガラスの仮面っぽい」と書きましたが、シェリルのセリフ、「もう出てきたのね」が姫川亜弓そのまんまで笑った。これは確かにオマージュかと。
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