確変継続中ですねぇ。今回も素晴らしかった。っていうか神回? 最初からこれだけ本気を出していれば・・・ H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~ 第九刻 「穂積」 のレビューです。
この作品、作画はいまいちと思っていたのですが、今回はめっちゃ良くないですか? コメディーシーンのヒロインたちは可愛く描けていたし、シリアスシーンの表情は説得力がありました。
なにより、演出が素晴らしかったですね。 温泉?で、はやみとひなたが語り合うシーンは、背後から長回しの1カットで表現されていて、人物の動きは少ししか見えないのだけれど、それでも心理がよく伝わってくる印象的なシーンでした。
琢磨が、母親の自殺のことを打ち明ける場面では、BGMのピアノが見事にシンクロして、感情をゆさぶられるシーンになっていました。
岡の上で、風が吹いて琢磨が振り返るシーンは、1話でもありましたね。あの風は、いたずらな妖精の音羽が吹かせたんじゃないかなと思ったりします。そこからの告白シーンもとても良かった。
序盤のラブコメも忘れてはいけないですね。鈴を見たときの女の子たちの反応が可愛くて、ニヤニヤが止まりませんでしたよ。いろいろ内容の濃い、まさに神回だったと思えます。
サブタイトルの「穂積」ですが、これは琢磨の叔父さんの名前ですけれど、つまり母親の旧姓なんでしょうか? タイトルロゴのシルエットは、いつもサブタイトルのキャラが使われているので、あの叔父さんのシルエットだったらどうしようかと思ってましたよ。
やはり、大人たちの小日向に対する反目は、依然としてあるようですね。村長はそれを諌めるようなことを言っていましたが、考えていることは言葉どおりでは無いと思えます。それを聞いていた琢磨の叔父も、不安そうな表情をしていました。
「因果応報」という台詞がありましたが、もしかして、はやみと琢磨の母親は、なにか関係があるのでしょうか。村長が小日向家と反目している理由も、それに関わっているとか?
舞台設定が整って、これからドラマは収束に向かうと思われます。今のところとても雰囲気がよいので、この調子で綺麗に決着がつけばよいのですが。今では、最も次回が楽しみなアニメの一つです。
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日常を丁寧に描いた回でしたね。ギャグやラブコメが控えめなのはさびしいけれど、渚のエプロン姿が良かったからいいか。 CLANNAD -クラナド- 第19話 「新しい生活」のレビューです。
実際のところ、渚は好きなタイプのキャラでは無いのですが、エプロンがすごく似合っていてヤラれました。エプロンって、なにか本能に訴えてくるものがあるような。しかも2種類を披露というサービスぶり。
特に、エプロンでの正座姿が気に入ったので、キャプチャを貼ってみました。背筋がピッと伸びた様子が、清楚でいいですね。
ただ今回、アップの絵はとても繊細でよかったのに、ロングで変なところが目につきました。まぁ細かい話ですが、京アニの作画は完璧というイメージがあるので、ちょっと意外です。
前半はトモヤと父親の話でしたが、あの二人の関係は、いまだによく理解できていません。なぜトモヤはあんなに父親にこだわっているのか。家を去るときのやりとりなど見ていると、それほど仲の悪い感じはしなくて、思春期の息子と父親の関係なんて、あのくらいのぎこちなさや不器用さは普通な気がしますが。 父親が飲んだくれている理由は、まだ分からないので、そのあたりが語られれば見えてくるのでしょう。
後半は渚と家族の話で、なにやら過去にあったようですね。 地味な日常シーンでありながら、それなりに謎めいた、読めない展開にはなってきました。 このまま演劇部が成功して終わりかと思っていたけど、そういう単純な話では無いみたいで。
ギャグは少なかったけれど、春原の一人芝居は笑えました。あいつは天才だな。 というか、演劇部の役者は渚だけの気がするんですが、マジで一人芝居でもやるんですかね。北島マヤみたいに。 なんだかんだで、先が気になります。
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新キャラの 瑠妃 が登場です。魔女という設定は、ゆかりとカブってますが、いいんでしょうか? ロザリオとバンパイア 第9話 「夏休みとバンパイア」 のレビューです。
せっかくの水着回ですが、作画はかなりヤバイことになっていましたね。瑠妃のアップなど、要所は悪くなかったと思いますが。瑠妃のキャラデザはけっこう好みだな。今後が楽しみです。
"いちめんのひまわり”は、映画「いま、会いにゆきます」のシーンを思わせます。幻想的なひまわりに囲まれていると、そこで人がいなくなったり、或いは、いないはずの人が現れたりしても不思議はないような、そんな気持ちになるでしょうね。
ゆかりは、てっきり金ダライを落とすくらいの魔法しか使えないと思っていたのですが、けっこう戦闘力があるという。しかも一人だけで戦闘を終わらせてしまって、パターンを変えてきたのも意外でした。萌香のロザリオを外すシーンも無かったし。
今回、途中まではやや退屈だったのですが、ラストで目が覚めましたよ。大怪我をした月音はどうなるのか。ロザリオ付きなのに萌香が変身したのはなぜか。原作は途中からけっこうシリアスになると聞くのですが、そろそろシリアス展開なんでしょうか?
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エネクかわいいよエネク。エネクは俺の犬。 狼と香辛料 第9話 「狼と羊飼いの子羊」 のレビューです。
エネクはボーダーコリーっぽい雰囲気だけれど、この時代にはいないだろうな。牧羊犬って、羊を効率的にまとめる知能と、放牧場を縦横に走り回るスピードとスタミナが必要なので、猟犬などよりも総合的な能力は高いんですよね。実際にドッグスポーツ(アジリティやフリスビーなど)では、ボーダーコリーなど牧羊犬種の独壇場です。
そんなうんちくはどうでもいいのですが、今回はあまり語ることが無いのですよね。新しいエピソードへの導入という感じで。
謎めいた展開ではあります。なぜノーラは街の人に疎んじられているのか。なぜ税関の役人は怪訝な顔をしたのか。ロレンスが付け狙われているのはなぜか。リュビンハイゲンは教会都市だそうなので、教会が関わっている可能性が高いですが・・・
この話、どうも教会が天敵のようですし。商人の敵(少なくともやっかいな相手)であり、狼の敵でもある。
あと見所としては、ホロの嫉妬でしょうか。でもわりと抑えた表現でしたね。これはこれでいいと思いますが。ノーラも可愛いけど、なんかすごく”渚”って感じです。
次回はなにやら”陰謀”が明らかになるようで。
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クラエスの境遇を描いた回ですが、1期の5話で既にやっているので、いまさら感があります。かといって、1期を見ていない人のためにしては、これだけ見ても意味が分からないのでは。 GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 第8話 「クラエスの一日」 のレビューです。
スタッフロールによると、スカボロフェアってイングランド民謡だったのですね。てっきりサイモン&ガーファンクルの曲だと思っていました。サイモン&ガーファンクル版は、ベトナム戦争のころに反戦歌として流行しました。戦争に行って帰ってこない恋人を待つ歌、と解釈されたのですね。
クラエスがこの曲にこだわっているのは、彼女の記憶の奥底で眠っている、ラバロを待つ気持ちに響くからなのでしょう。ラバロの趣味であった土いじりと、スカボロフェアの歌詞(パスレイ セージ ローズマリー アンド タイム)と、その裏側にある意味。まぁ、やや象徴的すぎる感があるけど、悪くない話だと思えます。
しかし、メソシデライトを持ってきたのは、よくわからんですね。スカボロフェアとは繋がらないし。これのおかげで話の焦点がボケた気がしますが、なにか僕の気づいていない意味があるのでしょうか?
まぁ、なにやらぼんやりした締まらない話という印象です。クラエスファンへのサービスなのかな。1期のクラエス回は、すごく切なくていい話なのだけど、比べるとキリがないので止めておきます。
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バンブレはですね。最初の数話がものすごく好きで、それこそ何度も繰り返し見たものです。テンポとかキャラの描写とか最高だと思って。でもその後、あのエクセレントさから比べると落ちたというか、普通のアニメになったと思っていたのですが、今回は久しぶりにとても良かった。バンブーブレード -BAMBOO BLADE- 第21話 「川添珠姫と鈴木凛」 のレビューです。
スタッフ的にどうなんだろうと思って、調べてみると、やはり、初期の4話まで監督の斎藤久さん自身が絵コンテをやっていて、今回は久しぶりに、彼が絵コンテを担当した回なのでした。アニメでは絵コンテがとても重要で、絵コンテの段階で脚本ががらっと変わってしまうこともあると聞きますが、なるほどそうなんだなと改めて思いましたよ。ちなみに、脚本は全話、倉田英之さんなんですね。2クールを一人でやるのは珍しい気がします。
内容ですが、まず、たまちゃんと凛のオタク談義が面白かったですね。いまいち噛み合わない会話から、次第に熱くなっていく様子が良い。ふと気がつくと朝になっていて、行きの車の中では寄り添って寝ていて、というあたりの流れもなんだか凄く好きです。
シナイガールに扮してノリノリの凛が、またいい味を出していましたが、そこからの対決シーンも予想通りだけど燃える。ちょっと尺が短いのが残念でしたけど。
部員たちの日常シーンも素晴らしいっスよ。キリノとサヤの微妙な空気とか、サトリの発言とその後のオチとか、演出が僕にはとてもしっくりきます。最近のバンブレには、これが無かったんだよな。
で、次からは関東大会なんですね。いろいろ伏線を張って、敵キャラが立っているので、とても面白くなりそうです。コンテは監督さんでは無いですが、1話の演出の五十嵐さんなので期待できそう。
”バラックあにめ日記”さんの レビューを見てナルホドと思ったのですが、「ブレイバーは負けないから強い」と言うたまちゃんの言葉は、そのまま彼女自身の剣道哲学ですね。それに対して凛が「貴方はブレイバーの表面的な部分しか見えてない」と言いましたが、これは今後の対決への伏線となるのでしょう。ブレイバーにもすごく意味があったのだなぁ。
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結局のところ、祭りにおける みかん の役割は、それほど致命的なものでは無かったのですね。むしろ祖母が みかん のことを考えてのものであったと。でも”人柱”という語感と、祖母のキツい態度によって、視聴者も含めてみんなミスリードさせられていたわけだ。
つまり、祖母の言い方が悪いのが原因であり、もっとちゃんと説明していれば、みかんが家を飛び出すこともなく、儀式もすんなりうまく行っただろうに。 まぁ、世の中そういうものであり、たいていのドラマは誤解から生まれるとは言えます。
でも、そのおかげで、鬼は退治され、みかんはアストラルの一員となれたので、結果オーライでありました。
戦闘シーンは、例によって枚数は多くないけれど、雰囲気があったと思います。穂波がホウキの上に立ち上がって呪文を唱えるシーンや、アディの登場シーンが凛々しくて、このアニメの魅力はこれだなぁと思えますよ。
戦闘のロジックがいつもわかりにくいのだけれど、今回は、鬼の角を折らなければならないということが事前に説明されていたので、比較的、納得できる展開でした。
残念なのは、辰巳の活躍シーンがほとんど無かったことですね。何のために出てきたんだか。かおりと恋仲らしいけれど、ほとんど説明が無いので、ラストの抱擁は唐突な感じがしました。つまり尺が足りなかったということなのでしょう。
スタッフロールに田中理恵さんがクレジットされているのに気づいて、どこで出ていたんだろうと思ったら、みかんとかおりの母親の役ですか。ほとんど「かおり?」しか台詞が無いが・・・ しかしこの3人はよく似ていて、Sみかん・Mみかん・Lみかん という感じでした。 みかんが食いたくなってきた・・・
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あまりにもストーリーが無いので、感想の書きようがないですよ? チアキが泳げないのを隠す話になるのかと思ったら、そうでもなく、それに関して特にオチも無し。水着を出しさえすればいいってものでも無いだろう。
たとえば、チアキにふっとばされた内田がきりもみしながら飛んでいくシーンとか、あれが面白いと思う人もいるようですが、自分はワザとらしいと思ってしまいます。笑いのツボの違いなのでしょうけど。
保坂はまぁ良かったかな。わりと真面目に仕事をしているのに笑ってしまった。
とにかく女性キャラ全員の水着姿を出したかったようで、”出てきただけ”のキャラが多かったですね。水着を出しさえすればいいってものでも無いんだけど。まぁ、メガネをかけていないケイコは新鮮だったが。
冬樹が出てこなかったことは、評価できます。どう見ても、プールってキャラじゃないしね。
というわけで、”水着を着ましたよ”というだけの話で、面白いとは思えませんでした。結局のところ、僕はみなみけのキャラに思い入れが無いのかもしれないな。日常コメディとしては評価している(していた)のだけれど。
このアニメ、何度も切ろうとしたのですが、見続けていてよかった。今回は素晴らしい脚本だったと思います。キミキス pure rouge 第20話 「uncontrollable」 のレビューです。
脚本が素晴らしい一方で、演出はもうひとつだと思うんですけどね。例えば一輝の告白シーンで、二見が涙を流すところですが、単に滂沱の涙を流す顔をアップで抜くだけというのは芸が無いのでは。頬を伝う涙を見せるとか、タメを作って盛り上げて欲しいところ。
それはともかくとして、一輝のプロポーズ大作戦はとても良かった。キメ台詞を練習したけれどトチってしまい、弱気になってしまった一輝。そんな様子に、二見はまた冷たい態度を取ってしまうが、土壇場で出た一輝の真摯な言葉が、二見の心を動かしたのでした。声優さんの演技も素晴らしく、感動的でしたよ。
一輝が訪ねてきたのを見てソワソワする二見や、”キメ台詞”の練習を見て感激してしまう二見が可愛かったですね。これまで、二見の無防備な姿を全く描いていなかったので、タメた上でのこの表現は、なかなかの効果でした。
花束を持参したのは上出来でしょう。キザだろうがなんだろうが、ここぞというときに、女性に花束は有効だと僕も思います。女性は花束をもらうと、「君はこの花みたいに綺麗だ」と言われている気持ちになるそうですよ。
光一と摩央のサイドは、ほとんど進展がありませんでしたが、ラストで摩央が引越しを持ちかけたことで、関係が動くことになりそうですね。このところ、状況に流されるだけで不甲斐ない光一ですが、そろそろイイところを見せてくれるのを期待します。
甲斐君は、今回でスパっと身を引いたと見てよいのでしょうね。彼にも何か救済があるといいのですが。当初は、「俺に受験の話はするな。俺はミュージシャンになるぜ」 とゆー、相当に痛いキャラだと思っていましたが、摩央への真面目な接し方と、爽やかな引き際で、とてもいい奴に思えてきました。あぶれた女性キャラはたくさんいるしね?
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幕切れを除けば、素晴らしい構成だったと思います。シゴフミ 第8話 「ハジマリ」 のレビュー。
おおむね前回予想した通りの展開ではあったのですが、フミカが二重人格になった理由や、父親を撃った理由が、とても丁寧に描写されていて、説得力がありました。
娘を溺愛していながら、去っていった妻の面影を見て憎悪もしている。しかも、娘の体に下書きしたり、傷つけたりするというのは、明らかに性的な衝動からで、それで創作のインスピレーションを高めていたのでしょう。 こんな父親じゃ、娘が二重人格(解離性同一性障害)になるのも無理はありません。
ここまでが、とても良かっただけに、幕切れの中途半端さが残念でした。あの編集者には、フミカは今日はじめて会ったのに、あれだけの激情を抑える力があったというのは納得できないところです。むしろ、野島君か夏香が止めに入ったほうが良かったのでは。そこで、眠っていた”フミちゃん”の人格が一時だけ蘇るとか。 それが出来ない理由があるのでしょうか。
細かいところでは、夏香がフミカの正体がばれないように、さりげなく気を使うシーンが好きですね。すぐにバレてガッカリしていたけれど。 夏香と文歌の暖かい友情を感じさせるシーンでした。
今回で、フミカのキラメキに対するこだわりには、一応の決着がついたのかな? でも未だに”フミちゃん”は眠ったままなので、次回からそれに関する話が始まるのでしょう。今回のサブタイトルは「ハジマリ」ですしね。
と思ったら、次回は温泉回なのか?!
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前回のカオスとは対照的に、きれいにまとまったイイ話だと思いました。ハヤテのごとく! 第47話 「そりゃ安室には帰れる場所があったでしょうけど…」 のレビューです。
中盤までは、13号が敵か味方かわからないことがサスペンスになっています。けっこう読めない展開でハラハラしました。マリアさんのサービスシーンもナイス。
終盤は、”ジェラシー”をキーワードに、典型的な人造人間譚になっています。”ロボットが人間との違いで悩む”という話ですね。どんなに優秀であっても、ジェラシーという感情がわからない13号は、人間のことが究極的には理解できないし、執事としてナギに選ばれる存在にはならないわけです。
ラストは超展開だったけれど、「もし、また生まれ変わる機会が与えられたなら、今度こそジェラシーの感情をインプットしてもらいます」というセリフは泣けましたよ。まぁ典型的なんですけどね。
パロディーは控えめだったですね。てっきりキカイダーネタとかやると思ってましたが。やりすぎるよりは良いと思えます。
次週は、ヒナギクファン必見のエピソードだそうで、今からワクワク。
二組のカップルの明暗のコントラストが印象的でした。true tears 第8話 「雪が降っていない街」 のレビューです。
このところ、ビックリドッキリ展開が続いていたので、今回は特に事件の無い、おとなしい話ではありました。でもこれはたぶん、嵐の前の静けさというやつなのでしょう。
眞一郎と乃絵は、すごくうまくいってるようではあります。乃絵が眞一郎の才能に素直に感嘆して、眞一郎もさらにがんばるという、プラス方向のスパイラルに乗っているので。 でも、乃絵の眞一郎への期待値が非常に高いのが気がかりです。 眞一郎への期待に陰りが出たとき、眞一郎はそれに焦ってさらにダメになるという、マイナスのスパイラルに容易にはまりこんでしまう危うさをはらんでいます。
一方で、比呂美と4番(石動純)との関係は、これ以上落ちようがないくらいダメダメです。4番は、比呂美と仕方なく付き合っていることを、隠してないですし。比呂美も4番のことは利用しているだけですね。
乃絵が、眞一郎の前でどんどん可愛くなっていくのに対して、比呂美は逆に黒くなる一方ですが、この黒さはいっそ、すがすがしい感じさえします。眞一郎のことを想っていることの裏返しなので。軽度のヤンデレと言えるかもしれません。僕は、乃絵の笑顔と同じくらい、比呂美のキツい顔も好きなのですが。
次回は、この高まった感情が噴き出して、なにか事件が起こりそうな気がします。眞一郎の母親が、重要な役割をする気がしてならないのですが、予告の感じからして、母親のターンが来るのかもしれません。
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ソレスタルビーイングの内部に、多くの派閥が登場してゴチャゴチャしてきたので、まとめてみました。機動戦士ガンダム00 第20話 「変革の刃」 のレビューです。
今回は、いろいろなことが明らかになりましたが、要するに、ソレスタルビーイング内がバラバラであることが分かったのでした。少なくとも表面的には。
まずラグナ氏が登場し、王留美(ワンリューミン)がトリニティと密会し、さらにコーナーがヴェーダのハッキング?に関わっていることが明らかになりました。そのあたりのことや、今まで分かっていることをまとめて相関図にすると、こんな感じのはずです。
こうして見ると、コーナー家とラグナの関係がまだ不明ですね。おそらく、コーナーがヴェーダから得た情報を、ラグナに渡してガンダムを製造している、ということなのでしょうけれど。でもラグナの目的や、ラグナと監視者の関係などは分かりません。
刹那やスメラギさんなどを、プトレマイオス派としてまとめています。こうしてみると、プトレマイオスの連中が、実は一番、何も知らされていないことが分かります。左側の黒幕たちとは切り離されて、ヴェーダとつながっているだけなのに、ヴェーダに対して疑念を抱いている始末。支援者の王留美も、常に味方ではないようですし。
今回、プトレマイオスのクルーが「GNアームズ」なるものを受け取りに行く描写がありましたが、その受け取り先の連中がプトレマイオス派と一体なのか、あるいは別なのかも、今はわかりません。
リボンズはコーナーの部下ですが、最後のシーンを見るに、彼も腹に一物あるようですね。目が光学ディスクっぽく光る描写は、ティエリアと同じでしたが・・・
なにかと面白い展開ではあるのですが、やや発散気味なので、ここからうまくまとめてくれるのかどうか、固唾を呑んで見守りたいと思います。
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「あなたが不機嫌そうな顔で、手を差し伸べてくれることを知ってるから。」
バロックヒートにキスされ、それに対抗するかのようなアルゼイドには押し倒されて、ラゼルは混乱しつつも、彼女の中で何かが変わったのかもしれません。
アルゼイドとバロックヒートが、軍隊での同僚だったとは意外でした。てっきり、ラゼルとのように旅先で知り合ったのだと思っていたのですが。ということは、あの二人はああ見えて、確固たる友情で繋がっているのですね。
ということは、バロックヒートは、ソレスタを手伝うために一行から抜けると言いましたが、実はアルゼイドのために一肌脱いでいるというのが、ありそうな話です。でもラゼルとお別れだというのは本当なのかも。
今回も少年が出てきましたが、このアニメ、少年や少女はロクな目にあわないので、ヴィンセント君の今後も心配です。いずれにしても、来週はストーリーの核心のようですね。
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なんというカオス。先週の感動的な話が台無しだろう。でも、くやしいけど面白いっ! H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~ 第8話 「音羽」 のレビューです。
「ツッコミパワー」というアイデアが秀逸だと思うんですよ。これまで、「琢磨、そこはツッコミどころだろ?」という視聴者の鬱憤が溜まっていたところに、夢の世界とはいえ、会心のツッコミをビシバシ決めてくれて、胸のつかえがとれたわけです。やっぱ、重箱いっぱいの玉子焼きはツッコむべきだよね?
魔法少女オープニングネタは、残念ながら絶望先生とカブってしまいましたね。しかもあっちほうが遥かに出来がいい。でもまぁ、がんばりました。
今回の話は、単なる夢オチカオス回というわけではなく、実はストーリー上も重要でした。この夢の世界は、音羽が琢磨を試すために作ったのでしょう。そして琢磨は、転校したばかりの頃から比べると、段違いに成長したことを証明しました。今なら、いじめっ子に連れていかれるひなたを見過ごしたりしないし、得体のしれない敵が立ちふさがっても、諦めずに対決する勇気があるのです。
それを確認した音羽は、笑顔で去っていきました。つまり成仏したということなのでしょうか? これからまだ、困難が琢磨たちには立ちふさがるでしょう。まだほたるの祖父のことや、村の大人たちの反目は解決していないのです。でも音羽は、あとは琢磨にまかせておけば大丈夫だと思ったのですね。今後、もう音羽の出演が無いとしたら寂しいですが。今回の夢の世界は、音羽のさよならパーティーみたいなものでもあったのでしょう。
例によって、次回予告は何がなんだかわからない。またシリアス展開に戻るのかな? トリックスターの音羽無しで、どうやって話を進めていくのか、興味があるところです。
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数学の先生の正体はラミアでしたか。子供を喰らう怪物なので、あんまり教師には向いていない気がするがどうか。 ロザリオとバンパイア 第8話 「数学とバンパイア」 のレビューです。
ギリシア神話におけるラミアの特徴は、こんな感じだそうです。
・上半身が女性、下半身が蛇。洗脳するとか、SMの女王様といったアビリティは無いようですね。あの先生の個性ということか。それにしても今回はエロくて、これでは家族のいるところでは見れないではないか。まぁいいけど。
・美しい口笛で人を虜にする。人語は話せない。
・子供をさらって喰う。
みぞれは、期待通りにいいキャラですね。これまではヒロインは3人とも天然キャラであり、ひたすらアホアホなノリだったけど、冷静な彼女が加わったことで締まった気がします。戦闘シーンへの流れも良かった。
来週は水着回ですか。毎回サービス回みたいなものなので、水着のありがたみも薄れるけれど、作画をがんばってくれてることを期待しましょう。
女にダマされやすいロレンスと、食べ物に弱いホロ。いいコンビですよね。狼と香辛料 第八幕 「狼と正しき天秤」 のレビューです。実質第7話だけれど、1話抜けているので第8話と表記します。
「わっちは、ぬしの借金に利子をつけて返すつもりじゃ。つまり、貸し付けている金は多いほうが、ぬしも儲かる。じゃから、な?」
「・・・契約成立」
ダマされてる!あんたダマされてるよロレンス!
蜂蜜漬け、うまそうだけど甘そうだな・・・ この時代では、甘味料としては砂糖よりも蜂蜜のほうが一般的なのでしょうね。ヨーロッパでは砂糖は砂糖大根(テンサイ)から作りますが、その製法が発明されたのは18世紀なので、”狼と香辛料”の時代では遠方からの輸入品しか無いはずです。
「天秤のトリック」
机が傾いていることでインチキがわかった、という話ですが、机が傾いているというだけでは、天秤を置いたときに中心がズレるので、バレてしまうはずです。だから天秤のほうにも細工があるはずですが、どういう仕掛けでしょうか。 たとえば単純に、「一方の皿を重くして釣り合わせる」だと、その状態で釣り合っているわけなので、”正確な計量”になってしまって詐欺になりません。
ありえるとしたら、天秤の腕の長さを変えてある、でしょうか。長いほうを低い側にして、そっちに分銅を乗せれば、より少ない分銅で多くの胡椒と釣り合うことになります。
でもこの解釈には難点があり、べつに机が傾いている必要は無いんですよ。腕の長さの違う天秤を用意して、オモリ(あるいは調整ねじ)を使って中心を合わせておけばいいのです。なので、あのインチキ商人がやりたいことがイマイチ分かりません。他に解釈がありますかね?
「信用買いの仕組み」
インチキを暴いたロレンスが、「信用買いで、倍の買い物をさせてもらえませんか。」と持ちかけるシーンがあります。これは、「脅迫して半分の値段で買い叩いた」という意味ではありません。そういう解釈をされている方が多いみたいですが、ロレンスが言ったことは実はそれほどの無茶ではなく、まっとうな取引です。ただ、普通はこちらに信用がなければできない信用取引を、脅迫気味に了承させた、という程度で。説明しますと、
ロレンスの胡椒の買取価格が100万円だったとして、その2倍の200万円分の武具を仕入れるために、100万円は胡椒で払い、残りの100万円は借金します。これが信用買いです。
これをリュビンハイゲンに持って行って、そこで1.2倍の240万円で売れたとすると、100万円は借金の相殺に使われて、ロレンスの手元に入るのは140万円であり、利益は40万円になります。100万円の元手で4割の利益が得られました。
もし信用買いではなく、普通に現物買いだったとすると、武具は100万円分しか仕入れられないので、利益は半分の20万円になります。信用取引のおかげで、利益が2倍になったわけです。ただし、もしリュビンハイゲンで武具が値下がりしていたら、損失も2倍になります。今回の取引については、そのリスクは少ないという判断のようですが。
あの村の商人は、ロレンスが借金を払わないかもしれないというリスクはありますが、ちゃんと取引が実行されれば、物が多く売れて、その対価が入るのだから、彼にとっても悪い話ではありません。ただ、武具の売値は、足元を見て値切られたようですけどね。
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このアニメは基本的に、救いのない悲劇ですが、今回は一段と救いが無かった。「復讐の円環」というベタなタイトルそのままでした。GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 第7話 「カテリーナ 復讐の円環」 のレビューです。
戦いに踊る人形、復讐に駆られた大人たち―――廻る舞台。(イル・テアトリーノ)
DVDのキャッチフレーズですが、秀逸だと思うんですよ。 大人たちは復讐のために人を殺し、それがまた復讐を生む。哀れな人形は、そんな大人たちに操られて踊るだけで、そこには意味なんて無い。
「これで少しは気が晴れた」 というフランカのセリフが、救いの無さを強調しています。ここで人情味のあるセリフでも吐けば、話の後味としては良くなっただろうけど、それではダメなのでしょう。
普通の大学生が、なにかのきっかけでテロリストになるというのは、現代の日本に住んでいる私たちには理解しがたいですが、かつては日本にもそういう時代がありました。いわゆる全共闘時代で、藤原伊織の”テロリストのパラソル”などを読むと、その時代の空気がわかるかもしれません。カッコいい話なのでオススメですよ。
というか、テロリストのパラソルの影響は受けている気がしますね。爆弾テロの話だし、フランコが島村圭介に、フランカが松下塔子に被ります。出会いのシーンでは酔いつぶれていたり・・・
つまり、この話はハードボイルドなんだな。絵がそういう感じではないので違和感はあるけれども。
今回からOPアニメが変わってますね。本編使いまわしが多いけれど、ヘンリエッタが倒れながらマシンピストルを撃つシーンなどはカッコよいと思いました。本編でもカッコいい戦闘シーンを見せてくださいよ。
OPのラストは、ピノッキオとトリエラのシーンでした。この二人の対決が、このストーリーの軸なのでしょうか。引き続き楽しみです。
ブレイバーの中身は実はコジロー先生だった、というオチを期待していたのですが、違いましたか・・・ そっちのほうが面白くないですか? バンブーブレード -BAMBOO BLADE- 第20話 「ブレイバーとシナイダー」 のレビューです。
wikipediaによると、ブレードブレイバーは大人もハマる作品らしいです。
この作品は30作以上続く「バトルヒーローシリーズ」の20作目記念作品として、従来作よりもストーリーや役者、武器のリアルさなどあらゆる面で豪華なものとなっており、低迷期にあった同シリーズの人気を復活させ、一緒に見ていた父親もはまるケースが多かった、という設定となっている。
あんまり、そういうふうには見えないけどな・・・
タマちゃんが筋金入りの特撮ヒーローオタクであることを見せるエピソードで、ほほえましくはあったけれど、特に笑えるところは無いかな。 司会者のキャストに、”なりた洋(本人)”とあり、その筋では有名な人みたいだけど、知らないよ・・・ ヒーローショウのマニアってのもいるんですね。
道場で、キリノたちが勇次とタマちゃんのうわさをするシーンも、もうちょっと面白くできそうに思えますが、あっさりしていました。
なんか薄味だったなと思っていたら、このネタは次週に続くのか。謎の少女、鈴木凛とのからみは楽しみではあります。彼女が歌わなかったのは納得できないけれど。なんという坂本真綾の無駄遣い。
タマちゃんは、昔にもブレイバーの人たちと会っていたそうで、特撮ヒーロー好きはそのせいなのかもしれませんね。本人は忘れているようですが。
みかん回かと思っていたら、ババァ回でしたか。お年寄りは大切に。レンタルマギカ 第19話 「巫女の故郷」 のレビューです。
みかんの姉の名前は”かおり”。てっきり”ゆず”とか”りんご”とかと思っていましたが。でもかおりの巫女服は秀逸なデザインでした。胸のところのワッカが良いですな。
名前といえば、葛城という苗字はそれらしいと思いました。奈良時代からの豪族の名前で、日本の最古の歴史に関わっている家ですから。栗本薫の小説、魔界水滸伝にも”葛城家”が登場して、重要な役をしていました。怪しげな儀式によって力を保っているという設定も、魔界水滸伝と同様なので、多少影響を受けているのかもしれないな。
展開がかなり早いと感じましたが、SERA@らくblog さんによれば、この葛城家のエピソードは原作2巻分に相当するそうです。そりゃ早足になるよな。でもスピーディーなのも悪くないし、面白そうな展開なので、次回も楽しみです。
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