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ここは「生徒会の一存」 カテゴリの記事です。
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物語の『枠』が完成して、うまくまとまると同時に、今後に期待させる最終回でした。生徒会の一存 第12話 『生徒会の一存』 の感想です。

9話の感想で、この作品のフォーマットは、『枠物語』に近いと書きました。全体としての枠となる物語があり、その中に小さな物語が入っている形式です。『枠』は杉崎君の物語であり、この作品が特徴的なのは、その枠の形を最初に示すのではなく、断片的に見せられることです。

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『別れの曲』を口ずさむ、杉崎君の心境とは。生徒会の一存 第11話 「欠ける生徒会」 の感想です。

『別れの曲』はショパンのピアノ練習曲です。「ショパンコンクール」(最も権威のあるピアノコンクール)というのがあるくらいで、ショパンは多数のピアノ曲を作りましたが、彼はこの曲を「一生で書いた最も美しい旋律」と言ったそうです。確かに、シンプルだけれど美しいメロディですね。

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なにげに、今回は大きな節目だったのでは。生徒会の一存 第10話 「片付ける生徒会」 の感想です。

このアニメ、生徒会室でダベっている描写が大半なので、それ以外の部分は想像で補うしかありません。だから想像するに、生徒会にとって学園祭とはメインイベントですよね。だから膨大な仕事があるはずで、実際、夏休みにも毎日登校して準備していたようです。まぁ、ダラダラしていた時間も多かったのだろうけれど、少なくとも杉崎君は働いただろうし、長い時間準備してきたということで、終わった時にはそれなりの感慨があったことでしょう。

そういうふうに考えると、ラストのシーンがさらに切ないものに思えてきます。生徒会メンバーで、これだけ大掛かりなイベントをするのは、きっとこれが最後のはず。その余韻を、みんなで味わいたいということで、いつになくしんみりした雰囲気だったのでしょう。

杉崎君は「みんなから邪魔者扱いされる」という役回りで、そういう暗黙の了解の上で、生徒会室の人間関係が成り立っているのですが、このときばかりは、杉崎君がみなから頼りにされ、慕われていることが伝わってきました。

今回、杉崎君が”モノローグ”で2年生だといっていましたが、ということは、くりむや知弦は3年生だよなと今更気がつきました。ということは、3年生の3学期はさすがに引退でしょうから、生徒会の任期はあとわずかでは。アニメが任期切れまでやってくれるのかが気になるところです。もしやったなら、それこそ「胸を打つ物語」になると思うなぁ。

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この物語の形式は、なかなか凝っていると思うのですが、それだけに受け入れられにくいかもしれません。生徒会の一存 第9話 「私の生徒会」 の感想です。

よう来なさった! さんの記事に、「シリアスエピソードをやるならやるで別にいいんだけど、ならばせめて伏線くらい張って欲しい」とあり、なるほどそういう見方もあるなと思いました。似た意見のブログさんも多いようです。

僕はこの作品のフォーマットは、『枠物語』に近いと思っています。登場人物それぞれが、身の上や物語を語って、それらの小さな物語たちが大きな物語の「枠」に入っている、という形式です。

杉崎君の物語が、この作品で「枠」にあたります。彼は生徒会に入る前は、今よりもずっとヘタレだったのでしょう。そんな彼が、後の生徒会メンバーたちに力をもらい、がんばって生徒会に入り、彼女たちとの大切な時間を共有する、というストーリーが「枠」。そして、その枠の中に、各キャラクタの”生徒会室の外の事情”の物語が入ります。

今回の知弦の物語も、そんな物語のピースのひとつで、起承転結すらない、ちょっとしたエピソードです。でも「手紙をあえて生徒会メンバーに読ませた」ということが、いいスパイスになっていますね。生徒会のみんなに出会ったおかげで、心の傷を埋められた。そのことをみんなに伝えたくて、手紙を読ませたのでしょう。素直にお礼を言うキャラじゃないから。

なにげに、杉崎君が知弦の心の支えになっていることが、「握手占い」の言葉少ないやりとりに表れていました。さりげなかったけど、恒例のイケメンタイムです。

この作品が凝っているのは、「枠物語」という形式自体もそうですが、枠そのものが、断片的に、パズルのピースのように語られることです。今回も、知弦との過去のエピソードの断片が語られました。枠の全体像は見えないのですが、「それが枠の一部である」ということはわかるので、なんとなく全体を想像できるようになっています。

今後も「枠」と「内部」のピースが埋まっていくはずで、最終回で「これで全部埋まった!」というカタルシスが得られることを期待しているのでした。


ここから余談ですが、僕のブログにはなぜか、”エコーオブデス 元ネタ”という検索ワードで来る方が多く、今日だけで55人もおられます。なんでうちのブログが検索トップなのかは謎ですが、せっかく来て頂いたのに情報が無いのは申し訳なく思っており、調べてみました。

調べたのですが、「特に元ネタは無い」というのが結論です(トホホ)。「残響死滅」と書いて「エコーオブデス」と読むというキャラ設定は、深夏が考えたもので、いわゆる「エターナルフォースブリザード」的な、中二設定のパロディなのでしょう。tarxさんのブログも同じ結論に達しています。
他に情報があれば、教えてくださいませ。

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このアニメにシリアスシーンは必要だと思うのです。生徒会の一存 第8話 「嫉妬する生徒会」 の感想。

いきなり何を、という感じですが、シリアスシーンはいらないという意見を多く見るので、僕は必要だと思うし、楽しんでいるということを強調しておきました。

6話と似た雰囲気の、回想シーンがありました。あれはおそらく、生徒会に入る前の出来事なのでしょう。くりむや深夏に励まされたことによって、今の杉崎君がある、ということを表していると思われます。おそらく、知弦や真冬とも似たエピソードがあるのでしょう。

つまり、普段はハーレムとかおちゃらけているけれど、杉崎君にとって4人は恩人とも言える存在なのではないかと。なので杉崎君は、生徒会を楽しい空間にして、それを守るために、心を砕いて努力しています。それを描写しているのがシリアスシーンでしょう。これが、単調になりがちな密室劇に深みを与えていると思うのです。

ただ、確かに唐突感はあるので、もうすこしうまく演出されればいいんだけどな、とは思います。

3話で、杉崎君はリリシアには無反応でした。人気投票で次点を取ったということは、美少女であるはずで、もし彼が「女ならば見境なし」であるならばモーションをかけたはずです。でもそうしなかったのは、「誰でもいい」ではなく「生徒会の4人でなければならない」からで、そこはキッチリしています。

でも今回、エリスのことは子供だと思っていたので、杉崎君は油断してしまいました。彼としては「あくまで子供相手」だったのに、生徒会の女性陣は、子供でもライバルだとみなしてしまったのですね。かくして杉崎君はピンチに陥り、生徒会の人間関係が、危ういバランスで成り立っていることが露呈しました。

それにしても、4人の美少女から嫉妬されるとは羨ましいことではあります。特に真冬がいいですね。普段はふわふわした感じなのに、今回はいつになく真剣で、黒さも醸し出していました。ヤンデレ真冬も見てみたいかも。

今回、コメディもとても良くて、特に杉崎とエリスのからみが良かった。キャラクタの会話だけで飽きさせないのは見事です。パロディが少なめだったせいか、西尾維新っぽいと思いました。

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この作品は、「ほとんど生徒会室だけが舞台」という制約の元でのドラマにオリジナリティがあったので、それを崩したのはやや残念ではあります。生徒会の一存 第7話 『踏み出す生徒会』 の感想。

その代わり、普段とは違った面が見られて、興味深くはありました。特に寝台列車での移動中ですね。パジャマ姿での無防備な様子もそうだし、あと杉崎君のいない、女の子同士の会話も実は新鮮でした。普段はたいてい、杉崎君が挟まってますから。

車内アナウンスの声、銀河鉄道999の車掌さんじゃないですか。このネタ、どれくらいの人が分かるんだろう。

旅館についてからもほとんど部屋の中で、密室劇なところは守っています。怪談は合宿ならではですが、語尾で遊ぶのはどうでも良かったような。むしろ枕投げとか風呂をのぞくとか、合宿ならではのイベントを見たかったな。

明け方にお台場に行ったのは、昼だと暑くて動けないからでしょうか。1コの缶ジュースを分け合って、みんなで海を眺めたシーンは、何を意味していたのかな。いまいちわからなくて、単に尺を水増ししたようにも感じました。

今回は、もしかして原作には無いオリジナル話でしょうか。恒例の杉崎君のイケメンタイムが無いのが残念。前回が良かっただけに、今回はいまいちに感じました。

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この作品のシリアス要素には賛否両論あるようですが、僕は好きですね。生徒会の一存 第6話 「差し伸べる生徒会」 の感想です。

この作品の舞台は『生徒会』です。ということは、この楽しい仲間たちとの楽しい時間は、最長でも1年間なんですよね。そして今回、深夏と真冬の転校話が持ち上がって、この舞台が儚い(はかない)ものであることを再認識させられました。

結果的には延期することになり、生徒会の任期は全うできそうですが、それにしても残り時間は限られているわけで。切ないような、この時間が愛おしいような気持ちになりましたよ。

例によって、杉崎君がいいところを持っていきました。回想シーンがありましたが、深夏に「あなたのようになりたい」と言った頃の杉崎君は、おそらく目標も無く、無為に暮らしていたのではと想像します。回想での彼は、覇気の無い様子でした。

でも、学園の人気者で、文武両道の深夏を見て、彼は一念奮起したのでしょうね。成績最下位から優良枠をゲットした彼は、不可能を可能にする行動力がありました。深夏はそんな杉崎君を見てきているので、彼が「毎週会いに行く」と言ったとき、彼の行動力ならばそれもやりかねない、と思ったのでしょう。そのことが深夏を引き止める力になった、と思っています。

一方で、ギャグのキレも今回なかなか良かったかと。「伏せろ!」には笑ってしまいました。先生も生徒会メンバーもノリ良すぎです。深夏の『学園祭バトルストーリー』はバトル漫画の特徴をよく捉えているし、杉崎君の突っ込みも冴えてる。

ギャグとシリアスがあるために、両方が引き立てあっているし、この「楽しくも儚い世界」を作っていると思えます。最近、この作品がとても好きだなぁと思うのでした。

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休憩するくらいなら、帰宅すればいいと思う生徒会。生徒会の一存 第5話 『休憩する生徒会』 の感想です。

一種のプレイなのかもしれないな。目隠しをした杉崎君の前で、水着で奔放な姿を晒すという。少なくとも知弦は、そのつもりがあると見た。会長は無邪気に水着で喜んでいるだけだろうけど。

実際、生徒会室に水着という、一種異様なミスマッチさは、なかなか蠱惑的でもありました。杉崎君が妄想を爆発させるのも無理は無いでしょう。彼はスタンド使いのようで、ジョジョ立ちがサマになっていましたよ。

髪を下ろした深夏は魅力的でしたが、水着を見慣れたところで、制服姿がむしろ新鮮という効果もあったでしょう。杉崎君が素でドギマギして、かつちょっとしんみりしていましたが、こういうしんみりしたシーンを必ず入れてくるのが、この作品が侮れないところです。

「みんなのこと、意外と知らなかったのかなって」と杉崎君は言っていましたが、今後彼とともに、”みんなのこと”を知るようになるのでしょうか。

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パロディは嫌いじゃないですが、もうちょっとひねったほうがいいんじゃないかと思ったり。生徒会の一存 第4話 「創作する生徒会」 の感想です。

『エコーオブデス兄さん』は面白かったですけどね。いろんなシチュエーションで、兄さん(櫻井さん)が大活躍なのが笑えます。あれは良いパロディと言えるでしょう。

『ストライク・ウィッチーズ』は、そのまんまなので、パロディというよりトレースです。ひねり無さすぎでしょう。『けいおん』も、カッコだけまねしてオチは残念な感じ。せっかく真似るなら、ベースは左利き用でないと。売れてるアニメを無理やりネタにして話題性狙い、と勘ぐってしまいます。

良かった点は、真冬がいい味出していたことですね。妄想ネタであるせいか、いつもよりテンションが高い感じでした。4人の中では、一番お気に入りかなぁ。

真冬のゲームは残念でしたが。ゲームのパロディといえば、『みなみけ』で妙なゲームをプレイする連作ネタがあり、『バイオハザード』のパロディなど大笑いした覚えがあるのですが、せっかくならそういう、ゲームならではのパロディを見せて欲しかったところです。「LRLR」とか言いながらLRボタンを押してないのも気になるんだぜ。

ラストのイメージビデオは、選曲のセンスは最低だけれど、映像はいいじゃないですか。なかなかあれは撮れませんよ? 杉崎君の万能ぶりがここでも発揮されています。

それなりに面白かったんですが、パロディが重要な要素であるわりには、パロディの使い方に不安が残った回でした。



(11月28日追記)
”エコーオブデス 元ネタ”という検索ワードで、この記事を訪問される方があまりに多いので、情報が無いのが申し訳なく思い、別記事に書きました。←こちらをごらんください。


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杉崎君も過去にいろいろあった、ということを暗示しているのでしょう。生徒会の一存 第3話 「取材される生徒会」 の感想です。

気絶中の杉崎君の、『ハーレムエンド』のイメージの陳腐さに笑いました。彼の考えるハーレムエンドとは、多くの女の子からキャーキャー言われることなのでしょうか。 そもそも、『全年齢推奨エロゲー』のハーレムエンドって何なのか。みんなで仲良くするということ?

二股疑惑について、まずリリシアに、さらにくりむにも問われて、杉崎は茶化したりもせずに肯定していましたが、そのいつになく真面目な様子からして、彼にとってかなり手痛い過去なのかもしれません。「二人は幸せにしている」と言っていましたが、答えるのに間があったので、二人に悪いことをした、という後悔があるんじゃないかな。

だからこそ、生徒会ではそれを繰り返さず、女の子と全方位的に、広く浅く仲良くしようとしているのではないかと。それが彼の目標とする「みんなが幸せになるハーレムエンド」ではないかと想像します。「俺の目標と幸せが全部詰まった夢」とも言っていました。

「美少女ならば誰でもいい」と公言しながら、リリシアには何もしないわけですが、 それも生徒会を大事に思えばこそなのでしょう。くりむが思っているほど、杉崎は無節操ではないんですよね。

今回は地獄少女のパロディが笑えたそうですが、僕は地獄少女を見ていないので何のことやらわかりませんでした。元ネタを知らないと辛いものがありますね。でもドラマの部分に見所があったので良かったかと。生徒会室の中だけを舞台にしながら、その外の世界についていろいろ想像されるのが、この作品の持ち味なのでしょう。

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第2話にして、各キャラの立ち位置が見えてきました。生徒会の一存 第2話 『勉強する生徒会』 の感想です。

鍵はちゃらんぽらんに見えて、実は真面目にやるタイプで、くりむはその逆ですね。掛け声は勇ましいけれど、基本は怠け者です。でも、リーダーはそれでよいのでしょう。「有能で勤勉なものは参謀にしろ。有能で怠惰なものは将軍にしろ。」と言いますが、リーダーは方針だけ示して、細かいことは部下に任せるべきということです。

ただ、リーダーは目立つので、どうしても批判を受けがちで、謙虚に受け止めるべきものもあるけれど、振り回されすぎても駄目でしょう。今回、鍵がくりむに勉強を教えなかったのは、批判に振り回されるよりは長所を伸ばすべき、というリーダーの心得を説くためでしょうね。なかなか優秀な参謀だと言えます。僕も、1話の自信満々なくりむのほうが魅力的だと思えます。

知弦はくりむをいじりつつ、姉のように見守る立場ですが、なんだかんだで甘やかしていますね。この二人の友情は微笑ましく見ています。

椎名姉妹は、今のところ「ちょっとズレた発言をしてくりむをいじる」役割で、他の3人に比べれるとキャラが弱いです。特に姉の方ですね。今後、本領発揮するのでしょう。

真冬はDSよりはPSP派のようですが、何のゲームをしているのか気になります。いわゆる乙女ゲーだろうか。ちょっと調べてみたら、PSP向けの乙女ゲーってけっこう出てるんだなぁと知りました。でも、かなり激しく操作しているので、普通にモンハンみたいなアクションゲームをやってるのかも。

ギャグは、1話のほうが勢いがあったかな。例えば、「偉人のニセ格言」のネタは、実際の格言をもじったほうが面白いと思うのだけれど、ズレすぎていてイマイチでした。もうちょっと笑えていいはずなんだけどな、というネタが散見されます。

声優さん、特にくりむ役の方の演技がもうひとつぎこちないのも、ノリがいまいちな原因かもしれませんが、新人さんのようなので、だんだん上達するでしょうから、その過程を見守るのが訓練されたアニメファンというものでしょう。

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男ならハーレムエンドを目指せ。生徒会の一存 第1話 「駄弁る生徒会」 の感想です。

いわゆる一夫多妻制は、文化圏によっては普通のことだし、日本でも明治初期までは合法的に妾を持つことができました。また、人類の祖先である霊長類(チンパンジーやゴリラ)は一夫多妻制です。つまり、男として生まれたからには、生物的に、ハーレムエンドが究極の目標であるはずなんですよ。

日本の将来にとって少子化は大きな問題ですが、冗談で「重婚を合法化すれば解決する」と言われたりしますね。情報障壁の低いインターネット社会は、Winer takes all (勝者が全てを獲る)の原理で動いており、恋愛や結婚でもスペックの高い人に人気が集中するわけです。ではその人が大勢と結婚して、たくさん子供を作ればいいと。

でも、一夫多妻の国で、実際に嫁が複数居る人に言わせると、とても大変だそうですけどね。イスラム法ではすべての妻を平等に扱うことを義務付けているので、非常に気を遣うそうです。もちろん経済的負担も大きい。僕にはそんな甲斐性は無いので、まぁ、一夫一妻でいいんじゃないでしょうか。

でも杉崎君は、ハーレムを作ると公言し、そのために努力しています。それは社会的にはともかく、生物的に正しい姿であり、尊敬に値しますよ。

彼にモテモテ主人公の素質があるのか、がポイントですが、あるんじゃないですか。生徒会の優良枠を努力して獲得したり、(女子と楽しく過ごすために)影で黙々と仕事をこなすなど、なかなかスペックの高いやつです。

問題なのは、言動の好感度が低いことです。ギャルゲーならばバッドエンドになりそうな会話を選び続けており、ギャルゲーマニアとは思えない。つまり彼もそれは分かっていて、一種の照れ隠しなのでは、と思ったりします。

そんなわけで、もっぱら杉崎君が印象的な第1話で、他のヒロインたちはあまり印象に残りませんでした。記号的な萌えキャラなのは、それもこの作品のパロディの一環なので、仕方ないんですけどね。今後、それぞれの当番回で掘り下げられるのかもしれません。

基本的に、生徒会室の会話だけで物語が進行するそうで、実験的な作品だとも言えます。好みが明確に分かれる作品ですが、僕は興味を持ったので試聴継続ですね。

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