輪廻のラグランジェ 第1話「ようこそ、鴨川へ!」 感想!
俺得アニメきた!
感想
ジャージはいい。
通気性、機能性、運動性に優れている。空気をしっかり通すから発汗作用がいいし、気持ちがいい。すごく柔らかい素材だから何をするにもよく機能する。動きやすいから運動にも最適。
通気性はあるけど基本的には長袖だから、体を冷やす心配があまりなく、その点で体育着などに勝る。ランニングに最適だし、ガチ試合じゃなければ、怪我から身を守ってくれるからバレーやサッカーでも使える。
さらに、寝巻にも使える。パジャマをダサいと思い始めたらジャージの使い時だ。通常の長そで長ズボンなら体を冷やさないし、発汗にも優れているから熱帯夜にも向いている。それでも暑ければ袖や裾を曲げればいい。用途に合わせて、半袖半ズボンのジャージを使ってもいい。
それだけではない。ジャージはデザイン性にも優れている。袖や裾にラインが入っているのが通常だが、バリエーションに優れ、組み合わせによっては立派なお洒落としても成立する。ジーパンとジャージの上を合わせればラフなコーデが可能だ。そのままジャージの上下で出かけても違和感はない。
しかし僕は悲しい。
あらゆる萌え要素を常に模索してきたアニメ業界において、ジャージのなんと少ない事か!
たまに出てくるよ? たまには出てくるんだ。ただ、本当に役割として必要な時くらいしか出てこない。形式的なんだ。ファッションとして出てこない。
分かっている。僕は分かっているんだ。萌えの基本は肌の露出、「いかに肌が出ているか」が大事だ。ただ肌が出ていればいいんじゃない、肌の出し方が重要なんだ。萌えの世界は意外と深い。アニメのミニスカはやたら短いが、組み合わせとしてよく使われるのはハイソックスかニーハイソックス。素足が全て出ているより、ある程度隠れている方がエロくていい。そう、どこまで出すか、どう出すかが大事なんだ。
萌えの神髄は「どう出すか」にかかっている。つまり、最初から全てが隠れる事が前提のジャージなんて萌えにカテゴライズされる事すらない!
ジャージ萌え親善大使(自称)の僕はずっと悲しみに暮れていた。そんな僕を救ってくれるのは『メグとセロン』だけだった。
しかし! アニメ界に光明が差した!
そう!
輪廻のラグランジェだ!
主人公がジャージ愛好家である。しかもどうやら、普段からジャージで登校しているようである。今回の第1話は、映研?の助っ人のために制服で登校したようだが、結局はセカンドバッグにジャージを仕込むほどのジャージ愛好家である。
今までこんなにジャージを愛するキャラがいただろうか?
ああいや、もしかしたらいたかも知れないが、僕の知る限りでは初めてだ。
しかも主人公まどかは『スケットダンス』のスケット団のようなお助けクラブを作りながら、名前を「ジャージ部」としている。それほどまでの愛だ。素晴らしいじゃないか!
メインスタッフの中に、ジャージを愛する同志がいるのだろう。しかもその彼(彼女かも知れないが)は分かっている!
何が分かっているかって?
まどかの性格だ。
ジャージはただ着ければいいってものじゃない。ああいや、ただ着けてもいいのだが、着けさせるならそれ相応のキャラ作りというものがある。
まどかはどうやら人助けが大好きで、人の役に立つ事が大好きなようだ。爽やかさが服を着て歩いている、いや、爽やかさがジャージを着て歩いている!
加えて、シリアスなシーンでもボケて場を和ませてみせる。
そんな彼女にジャージはすごく似合う。素晴らしい!
それに加え、ビジュアル面でも工夫がある。メインキャラの三人のうち、まどか以外は結構ファンタジー色の強いデザインだ。しかしまどかにはあまりファンタジー色はなく、かなり普通のデザインである。正直普通すぎてビックリするほどである。
しかし、そんなに長くない髪、気合い入れる時はゴムでくくり上げるクセ、なんとも爽やかさが溢れている。ジャージを着せるにぴったりだ。最初にジャージが好きという設定を作って、それからデザインをしたんじゃないかと思うほどだ。
さらに、ジャージの描き方もいい!
今回出てきたジャージの色は薄いオレンジ。元気のあるまどかにぴったりの色だ。今後、ジャージのバリエーションは増えるのだろうか。もしかしたらオレンジの一着しか出てこない可能性(イメージを固定させるために同じ服を使用する)もあるが、もし他のバリエーションがあるなら、楽しみにしたい。
もちろん、色だけではない。まどかはジャージを愛するだけではなく、左腕と右足をまくり上げる独特の着方をする。なんともカジュアルだ。実はこの着方は僕もときどきやる。足は巻かないが、左腕だけまくり上げるのだ。ファッションにもなるし、何より、腕時計が見やすくなる。まどかも左腕に腕時計を巻いている。
この独特の着方がなんとも言えない。もう見ているだけで幸せだ。
もちろん、セーラー服などにあるエロさはジャージにはあまりないが、この爽やかさがたまらない!
まだある。チャックの閉め具合だ。
まどかはジャージの前を、胸の辺りまでチャックで閉めている。ランニングする時はフルクローズ、熱い時はフルオープン、とジャージの開け方にもいろいろあるが、とりあえず普段着るなら胸の辺りまで閉めるのが基本だ。一番バランスがよく、ファッショナブルなのだ。
分かっているのだ! スタッフは! 本物のジャージ好きがいるのだ!
僕はもう最高だ。こんなアニメに出会えるなんて思ってもみなかった。
次回も非常に楽しみなのだが、次回予告を見る限り、オービットで出撃する時は専用のパイロットスーツを着るようだ。これはこれで背中が大きく開いていてエロくていいのだが、ジャージ萌え親善大使(自称)としては少し残念である。「何このスーツやだ! 私はジャージ着る!」っつって、三回目の出撃からはジャージ着てくれると嬉しいな。
……あれ?
ジャージの事しか語っていないw
全体的にもすごく良かったです。突然スカート脱ぐシチュエーションもよし、突然ジャージの下をずり下ろすいとこの姉ちゃんもよし、突然やって来て「ロボットに乗れ」という謎の美少女もよし、突然オービットに乗ってのバトルもよし。このアニメすごくいいよー!
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