特筆すべきものは無い最終回。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第12話(最終回) 「サクラマウ」 の感想です。
忙しくて見るのが遅れて、タイミングを逃してしまったので、軽く総評だけ。
七郷とか、妖怪と人間の共存とか、半妖とか、おもしろそうなネタはいろいろあったのですが、それにはあまり踏み込まず、『友人の体を乗っ取った敵を殺せるか』という葛藤のドラマに終始しました。しかもそのネタを後半ずーっとやっていて、最終回に至ってもまだ悩んでいるのは少々うんざり。脚本やシリーズ構成に難があったと思えます。
それ以外のところはいいんじゃないでしょうか。キャラは良くて、日常シーンは楽しめました。映像も見所はいろいろあり、七郷はスペクタクルではあった。音楽もOP・ED・劇伴ともに良かったですよ。だからそれなりに楽しんだのですが、脚本が残念です。
このところ鬱展開で溜めていて、今回ようやく上向いたようですが…。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第10話 「イバラミチ」 の感想。
前回は秋名がヘタレていましたが、今回はヒメがヘタレでした。仲間たちの気持ちもバラバラになり、これからどうするのかと思っていたら、ラストではみんな妙にスガスガしい顔をしていましたね。何があったのか。
ヒメが泣きじゃくりながら心情を吐露するシーンは感動的ではありました。声優さんの演技力のおかげですね。でもアレをもって、仲間たちが結束して前向きになるキッカケとするには、説得力が弱いのではないでしょうか。秋名もさんざん悩んでいたのに。怪物と戦ったことで吹っ切れたということでしょうか。
七郷をとりまく状況も、あまり伏線を張らずに「実はこうなってました」という展開であり、何かと視聴者置いてきぼり感があります。次回はクライマックスだと思えますが、ちゃんと締めてくれるのでしょうか。
いわゆる欝回であり、溜めを作ったのでしょうけれど、それにしても痛々しくて見るのが辛いです。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第9話 「ユクサキニ」 の感想。
みんなが思っているように、秋名が諸々のことの元凶なわけですが、彼は悩む様子もなく「へらへら」している。この描写は興味深くはあります。内面で葛藤しすぎていて、むしろ表面上は何も考えていないように見えちゃうのでしょう。理性では分かります。でも感情では、秋名の態度は許せんと思ってしまうのでした。
組織の一員として仕事をする上で、一番ダメなことは何かといえば、ミスをすることではなく、『当事者意識の欠如』です。割り当てられた仕事は責任を持ってやり、失敗したら自分のできる範囲でリカバリーすることが重要。誰かがやるだろうとか、俺のせいじゃないという態度がダメなんですね。そんな奴には仕事は任せられないのです。秋名の態度は、当事者意識に欠けているように見えます。でも実際はいろいろ考えているのでしょうから、ここからどうリカバリーするのか注目することにします。
七郷を全て切るという決定がされたようですが、それは何を意味するのでしょうか。そもそも七郷はどういう働きをしているのか、といった背景がいまいちわかっていないので、その重大性はピンと来ていないのですが。
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主人公たちが負け続けるバトル物というのも珍しい。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第8話 「ソノトキヲ」 の感想です。
秋名たちは円神たちに一度も勝ったことが無いんですよね。相手は多少の攻撃を当てても平気みたいだし、秋名側はといえばアオの体に本気で攻撃する覚悟が無い。見ていて不甲斐ないという感情しか沸いてこないのでした。ここからカタルシスはあるのでしょうか。
八重の手助けも微妙ですね。土地神は手助けしないというルールを破ったようですが、バトル物は提示したルールは守るべきだと思うんですよ。破るならそれなりの説得力が必要で。かつ、いかにも中途半端な介入で、結果的にあまり意味がありませんでした。でも今回ルール違反を見せたことで、「次にピンチがあっても土神が助けてくれるんじゃないの?」と思ってしまうわけです。
原作の最初のほう(1巻と2巻の半分)を読んでみたのですが、かなりアニメと違いますね。秋名のお役目や、街の存在意義など基本的な設定が違うように(今のところ)見えます。なぜ変えたのでしょうか。
僕はこの作品は日常シーンが好きだから見ているのですが、今回のようにそれが無いと、楽しめなくて辛らつな感想になってしまいます。それにしても、アニメオリジナルストーリーをやるのは構わないのだけれど、せっかくのキャラを生かせていないという感は否めません。
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1クールものの6話目ということで折り返し点ですが、いまだに世界観がよく分かっていません。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第6話 「ツムグウタ」 の感想です。
半妖とは、人間から堕ちた(落ちた?)ものだそうですが、具体的にどういうことでしょうか。フォースの暗黒面みたいに、妖怪の力に魅入られた、というようなイメージでしょうか。
桜新町は『人間と妖怪が共存する』町であり、わざわざここに住んでいる人間は妖怪には理解があると思われます。実際、妖怪の町長は慕われているようですし。なのに半妖は忌み嫌われる存在なのでしょうか。
そのあたりの背景が良く分からないので、男(円神の手下)にたぶらかされそうになったり、そこからヒメの言葉で我に返ったり、というところの展開がいまいち腑に落ちません。何が起こっているのだろうという。
戦闘も、決着がつかないあいまいな終わり方ですが、これはいつものことです。微妙な作品になりつつありますが、ここから挽回はあるのでしょうか。キャラ同士のからみなど、雰囲気は好きなんですよね。あとCパートが面白い。
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アオをフィーチャーした話ですが、、、その解決でいいのか? 夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第5話 「キミヲマツ」 の感想です。
『サトリ』の能力を人の役に立てたいと思っていたのだけれど、少年を傷つけてしまい、『サトリなんて能力は無いほうがいいんじゃないか』と悩んでしまうアオ。いわゆるアイデンティティの危機です。
これを解決するには、なにか事件が起こって、それに『サトリ』が役に立ち、「やはり自分はサトリでがんばっていこう」という思いを新たにする、といった展開かと思っていましたが、意外にも全然関係ない努力で少年との関係を修復しました。でも、これではアオのアイデンティティ問題は解決していません。それはまた後日ということでしょうか。いまいちスッキリしないのですが。
戦闘シーンはちょっとだけ。土地神のシスターは相変わらずカッコいいですな。もうちょっと見たかったです。
このアニメ、色っぽいところが全く無いですよね。あくまでホームドラマであってラブストーリーはやらないのだろうか。それもちょっと物足りないところです。せっかくハーレム設定なのに。
来週はことはの回のようで、アオよりは好きなキャラなので楽しみにしておくことにします。公式のキャラ紹介ではミリオタとあり、同好の士としてはその設定がどう生かされるのか気になるところです。
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1話からずっと思っているのですが、この作品、面白くないわけじゃないんだけど何かが足りない、ような。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第4話 「フリカエル」 の感想です。
ツンツンデレデレとか歌っているところを見るとツンデレものなんでしょうけれど、言うほどヒメと秋名が絡まないので、ツンデレの前提であるラブストーリーという感覚は薄いのですね。桃華も秋名のことが好きらしいですが、桃華のキャラが立っていないので盛り上がっていません。
バトルものとしても、いまいちスッキリしないというか、勝ったか負けたかわからないような展開が多いです。メンバーが持ち味を出して戦ったという点で1話が一番良かった。
おにぎりのシーンのようなホームドラマのところは、楽しいとは思います。ドカンと笑えるわけではないですが、ほのぼのして良い。これがあるから見ているという感じです。
今回登場したシスターにはグッときました。修道服にボーダーニーソックスというミスマッチが素敵。登場人物のファッションは面白いですよね。マリアベルのテニスウェアは意味不明でしたがw。
今回は、過去のエピソードを紹介して、先への伏線を張ったところですから、これ自体が面白くなくても仕方ないのでしょう。今後の展開に期待することにします。
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前回は秋名の背負った使命についての描写でしたが、今回はヒメの使命の話でした。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第3話 「ソノカクゴ」 の感想です。
幼いころから町長として街を守ってきたのだけれど、それが人々に認められているという自信は持てていなくて、つい無理してしまうというヒメの脆さが現れていました。最後は犬を助けるのだろうと思ってましたが、意外にも辛口な結末に持って行きましたね。犬はかわいそうだったけれど、ヒメの使命感を描写するために尊い犠牲になったのでした。
Aパートのコミカルさと、Bパートの重苦しさとの対比は良かったと思います。基本的には重たい話であり、それをコメディで包むという構成になっているのでしょう。ヒメはいいキャラだと思いますよ。強いけれど脆いところが。そんな彼女を守る盾になるのが秋名の役目なのでしょう。
OP曲『JUST TUNE』のCD買いました。 歌詞がいいですよね。まさにヒメのテーマ曲です。カップリングの『水の惑星』も、似たような曲調だけどドラマチックでいい曲。作中で使って欲しいくらいです。
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必要なエピソードなんだろうけど、あまり面白くは無かった、というのが正直な感想です。夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第2話「キミノナハ」 。
今回の目的は主に2つあって、『チューニング』という使命を背負った秋名の葛藤を描くことと、人間嫌いの鈴が秋名に心を開くきっかけを与えることでしょう。
でも前者については解決はしていないし、後者についても鈴の身勝手でウザイふるまいが帳消しになるほどには、すっきり決着したとは言えませんでした。
それにしても、『チューニング』というネーミングはどうなんだろう。和風な世界観にそぐわない気がするのですが、まぁ趣味の問題か。『ぎゅうタン』のネーミングは秀逸なのですが。
この作品が描きたいものが、まだ見えていません。アクションなのか、人間と妖怪との心の交流なのか、ラブコメなのか。あるいは全部か。とりあえずラブコメっぽさはまだ無いですね。キャラクタの魅力も発揮されているとは言いがたい。でもまだ今後に期待しています。
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原作未読で、予備知識無しに視聴。ポップなOPアニメで『おっ、良さそうかも!』とテンションアップして、物語冒頭の長々とした説明文に『なんだかなぁ』とテンションダウン。
でも、ヒメの登場で惹きこまれました。電柱の上に立つ様子など『金色の闇』を思わせますが、声も福圓美里さんなのか。いいんじゃないですか! 福圓さんは、ストライクウイッチーズの芳佳やひだまりスケッチの夏目の演技が好きで、最近の個人的注目株なのですが、またも主役ということはブレイクしつつあるようですね。
ストライクウイッチーズといえば、沢城みゆきさんもいるし、田中理恵さんも出るようで。視聴モチベーションが上がりました。
話の内容は、今のところはよくある展開としか言えないですね。生活相談所という、ひなびた役所のようなところが舞台なのがオリジナリティでしょうか。
絵は平均的でしょうか。キャラデザはいわゆる萌え絵をちょっと外した、イラストタッチな雰囲気があります。悪くないんじゃないでしょうか。
ED曲がRound Table feat.Nino ですね。久しぶり! ファンなので嬉しいです。いつもながらいい曲。OP曲もなかなかいいと思いました。
とりあえず悪くない雰囲気だったし、好きな声優さんが出ているので、次回も観ると思います。シリーズ構成が花田十輝氏というところが油断ならないですが…
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