麓から山上まではケーブルカーが運行され、観光客やお遍路さんの足として親しまれてきましたが、運行会社の経営破綻により、2004(平成16)年10月16日に営業を休止しました。
最終日の10月15日には800人もの観光客が訪れましたが、運行前に電気系統のトラブルが発生し、終日事故運休となり、有終の美を飾ることはできなかったそうです。今回は屋島に眠るケーブルカーの遺構を訪ねたいと思います。
▼屋島山上駅舎です。

▼珍しい形のアンテナとコンクリート製の建物が…。

▼何とも言えない不思議な雰囲気を醸し出しています。

▼屋島山上駅に眠る2号車。

▼現役時は「辨慶号」という愛称名がありました。

▼人の気配は感じられません。

▼麓の屋島登山口駅までは800mの道のりです。

▼さて、そろそろお暇しましょうか。

▼駅前で唯一、人の気配が感じられた建物。お店のようですが、営業中でしょうか…。

▼続いて、こちらは屋島登山口駅舎。

▼屋島登山口駅には…。

▼1号車が眠っています。

▼こちらの愛称名は「義経号」でした。

▼1号車・2号車とも日立製作所で製造された車両です。

▼製造年は1950(昭和25)年。製造から60余年が経過しています。

▼屋島山上へ向かう路床は荒れ放題。

▼そろそろ行かなければならない時刻です。

▼よく見ると…。

▼山肌にケーブルカーの廃線跡がくっきりと刻まれています。

▼琴電屋島駅。ケーブルカーに乗るため、多くの人がこの坂を登ったことでしょう。

訪問日:2012年9月1日
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