年間/半期ベスト[2010年] |
5部に亘って長々と書き綴ってきた2010年のミュージック・アワードも今回でラスト。いよいよベスト10の発表です。
No.10 - Magic Kids / Memphis
Magic Kids - Summer
マジック・キッズについては、一番好きな曲「Hey Boy」については第二部で紹介したので、別の曲を。タイトルの通り、夏って感じの曲です。リゾート地のプールサイドでビーチチェアに寝そべって聴きたい(ベタですが。笑)アルバム全体的に、60~70年代のポップス黄金期の再来という感じ。フィルスペクターがプロデュースしてそうな、リヴァーヴかかったミックスもすごくいい味を出しています。
No.9 - Allo Darlin' / Allo Darlin'
Darlin' - Dreaming
マジック・キッズと同様、ネオアコ系のギターポップ。こちらは女性ヴォーカルです。ベルセバやヴァセリンズ好きな人は結構ツボだと思います。この曲はエイトビートで刻むピアノが気持ちいい!途中で入る男性バリトンヴォイスもいいアクセントになっています。
No.8 - Best Coast / Crazy For You
Best Coast - Crazy For You
2010年の上位ランクに挙げる人も多かったベスト・コースト。今年の夏、いっぱい聴きました。こちらもやはり、リヴァーヴを大いに効かせたグッド・メロディな60's風サーフ・ポップ。デブ猫大好きべサニー嬢は、クールな女性アイコンでも2位にランクイン。
No.7 - Kate Nash / My Best Friend Is You
Kate Nash - Take Me To A Higher Plane
この曲のパンキッシュに弾ける感じ、音程ちょっと無視して突っ走る感じ、なんかリバティーンズっぽくないですか?各音楽メディアの2010年ベストには全く入っていないけど、1枚のアルバムの中でカレンOにもPJハーヴェイにもリバティーンズにもレジーナ・スペクターにもシー&ヒムにもなったケイト・ナッシュ、大好きです。才能あります。
No.6 - Brandon Flowers / Flamingo
Brandon Flowers - Hard Enough
キラーズのセカンドとサードの中間地点という言い方が結構的確かも。ラスベガス愛に満ちた壮大なオープニングから、エレクトロ風味をまぶせつつもキャッチーで泣きのメロディのミディアム曲盛りだくさん。この曲にはライロ・カイリーのジェニー・ルイスとデュエット。琴線揺さぶられます。
No.5 - Groove Armada / Black Light
Groove Armada - I Won't Kneel
こんな名盤を作りながら批評家からは"どスルー"なアルバム。ブライアン・フェリーも参加してるのに・・・。従来のビッグ・ビートや大バコ系ハウス路線ではまったくなく、一貫してニューウェーヴ/エレポップな作り。歌ものも多数あるし、インストも含めかなりキャッチーでメロディアス。そこにレイヴィーなシンセがこれでもかと鳴り響きます。でもドラムはシンプルに、余計なものをそぎ落とした感じ。さすがベテラン、音の足し引きの加減具合をよくわかっています。
No.4 - Ash / A-Z Vol.1
Ash - Arcadia
2009年暮れからのA-Zシリーズの26曲のシングルの中でも、一番この曲が好きです。アップテンポでメロディアスでパワフルな王道のアッシュ節。最後のティムのハイトーンシャウト(シャウトと言うにはキレイすぎる声ですが)もかなりエモーショナル。Vol.2は年間37位という位置でしたが、Vol.1は見事4位です。彼らは作品を出すたびに、僕の年間ベストの上位常連でもあります。
No.3 - Arcade Fire / The Suburbs
Arcade Fire - Empty Room
英米他数ヶ国で1位を記録したサード・アルバム。荘厳さは減退し、代わりにこのアルバムのテーマにもなっている、郊外で過ごした幼少期の想い出を感じさせる素朴なノスタルジー感が詰まっています。16曲入りでありながら、各曲の個性が際立っているので通して聴いても飽きないしもちろん捨て曲なし。シャッフルなリズムの「ザ・サバーブス」も、エレポップ風味の「スプロールⅡ(マウンテンズ・ビヨンド・マウンテンズ)」も彼らの魅力全開ですが、ここでは最もアップテンポでちょっとシューゲイザーなこの曲をセレクト。ストリングスの高速弾きもカッコいいです。
No.2 - Vampire Weekend / Contra
Vampire Weekend - White Sky
メインソングライターであるロスタムの、ディスカバリーでの経験も功を奏して、ファーストよりもさらにカラフルになったセカンド。大いなる飛躍です。様々なジャンルを吸収しつつ、彼らなりの解釈で昇華し、しっかりと自分のカラーに染めています。実は恥ずかしながら、このセカンドで彼らのアルバムを初めて聴き、その後ファーストも聴きましたが、やはり最高でした。この曲はどことなく、アニマル・コレクティヴの「Summertime Clothes」に近いものがあります。
No.1 - CEO / White Magic
CEO - Oh God Oh Dear
2010年の1位はこのアルバムに決定!スウェーデンのデュオ、タフ・アライアンスのエリックによるソロデビュー作は、サイケとエレポップとクラシックとトライバルなビートとジブリ映画のサントラとアンビエントをごちゃまぜにした作品。とにかく全曲、メロディアスです。ダンサブルなシングル曲「カム・ウィズ・ミー」はすでに第一部で紹介しているので、ここではジブリ風なこの曲を紹介。この2曲を聴いただけでも、音楽的な幅の広さが分かるお思います。ちなみにアルバム未収録ですが、シングルのカップリングではビヨンセの曲をカバーもしています。
2010年の年間ベスト・アルバム50枚と、その他いろんなランキングを5部に亘って書きましたが、いつにも増して力を入れて書いているのはやはり、傑作が多くてあれもこれも入れたいという気持ちの表れです。それくらい2010年は素敵な音楽との出会いがたくさんありました。ブログの読者さんと、情報をたくさんくれたTwitterのフォロワーさんに大感謝です。2011年もたくさんの音楽と出会えたらいいなーと思います。
⇒年間ベストアルバム11位~20位へ
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No.10 - Magic Kids / Memphis
Magic Kids - Summer
マジック・キッズについては、一番好きな曲「Hey Boy」については第二部で紹介したので、別の曲を。タイトルの通り、夏って感じの曲です。リゾート地のプールサイドでビーチチェアに寝そべって聴きたい(ベタですが。笑)アルバム全体的に、60~70年代のポップス黄金期の再来という感じ。フィルスペクターがプロデュースしてそうな、リヴァーヴかかったミックスもすごくいい味を出しています。
No.9 - Allo Darlin' / Allo Darlin'
Darlin' - Dreaming
マジック・キッズと同様、ネオアコ系のギターポップ。こちらは女性ヴォーカルです。ベルセバやヴァセリンズ好きな人は結構ツボだと思います。この曲はエイトビートで刻むピアノが気持ちいい!途中で入る男性バリトンヴォイスもいいアクセントになっています。
No.8 - Best Coast / Crazy For You
Best Coast - Crazy For You
2010年の上位ランクに挙げる人も多かったベスト・コースト。今年の夏、いっぱい聴きました。こちらもやはり、リヴァーヴを大いに効かせたグッド・メロディな60's風サーフ・ポップ。デブ猫大好きべサニー嬢は、クールな女性アイコンでも2位にランクイン。
No.7 - Kate Nash / My Best Friend Is You
Kate Nash - Take Me To A Higher Plane
この曲のパンキッシュに弾ける感じ、音程ちょっと無視して突っ走る感じ、なんかリバティーンズっぽくないですか?各音楽メディアの2010年ベストには全く入っていないけど、1枚のアルバムの中でカレンOにもPJハーヴェイにもリバティーンズにもレジーナ・スペクターにもシー&ヒムにもなったケイト・ナッシュ、大好きです。才能あります。
No.6 - Brandon Flowers / Flamingo
Brandon Flowers - Hard Enough
キラーズのセカンドとサードの中間地点という言い方が結構的確かも。ラスベガス愛に満ちた壮大なオープニングから、エレクトロ風味をまぶせつつもキャッチーで泣きのメロディのミディアム曲盛りだくさん。この曲にはライロ・カイリーのジェニー・ルイスとデュエット。琴線揺さぶられます。
No.5 - Groove Armada / Black Light
Groove Armada - I Won't Kneel
こんな名盤を作りながら批評家からは"どスルー"なアルバム。ブライアン・フェリーも参加してるのに・・・。従来のビッグ・ビートや大バコ系ハウス路線ではまったくなく、一貫してニューウェーヴ/エレポップな作り。歌ものも多数あるし、インストも含めかなりキャッチーでメロディアス。そこにレイヴィーなシンセがこれでもかと鳴り響きます。でもドラムはシンプルに、余計なものをそぎ落とした感じ。さすがベテラン、音の足し引きの加減具合をよくわかっています。
No.4 - Ash / A-Z Vol.1
Ash - Arcadia
2009年暮れからのA-Zシリーズの26曲のシングルの中でも、一番この曲が好きです。アップテンポでメロディアスでパワフルな王道のアッシュ節。最後のティムのハイトーンシャウト(シャウトと言うにはキレイすぎる声ですが)もかなりエモーショナル。Vol.2は年間37位という位置でしたが、Vol.1は見事4位です。彼らは作品を出すたびに、僕の年間ベストの上位常連でもあります。
No.3 - Arcade Fire / The Suburbs
Arcade Fire - Empty Room
英米他数ヶ国で1位を記録したサード・アルバム。荘厳さは減退し、代わりにこのアルバムのテーマにもなっている、郊外で過ごした幼少期の想い出を感じさせる素朴なノスタルジー感が詰まっています。16曲入りでありながら、各曲の個性が際立っているので通して聴いても飽きないしもちろん捨て曲なし。シャッフルなリズムの「ザ・サバーブス」も、エレポップ風味の「スプロールⅡ(マウンテンズ・ビヨンド・マウンテンズ)」も彼らの魅力全開ですが、ここでは最もアップテンポでちょっとシューゲイザーなこの曲をセレクト。ストリングスの高速弾きもカッコいいです。
No.2 - Vampire Weekend / Contra
Vampire Weekend - White Sky
メインソングライターであるロスタムの、ディスカバリーでの経験も功を奏して、ファーストよりもさらにカラフルになったセカンド。大いなる飛躍です。様々なジャンルを吸収しつつ、彼らなりの解釈で昇華し、しっかりと自分のカラーに染めています。実は恥ずかしながら、このセカンドで彼らのアルバムを初めて聴き、その後ファーストも聴きましたが、やはり最高でした。この曲はどことなく、アニマル・コレクティヴの「Summertime Clothes」に近いものがあります。
No.1 - CEO / White Magic
CEO - Oh God Oh Dear
2010年の1位はこのアルバムに決定!スウェーデンのデュオ、タフ・アライアンスのエリックによるソロデビュー作は、サイケとエレポップとクラシックとトライバルなビートとジブリ映画のサントラとアンビエントをごちゃまぜにした作品。とにかく全曲、メロディアスです。ダンサブルなシングル曲「カム・ウィズ・ミー」はすでに第一部で紹介しているので、ここではジブリ風なこの曲を紹介。この2曲を聴いただけでも、音楽的な幅の広さが分かるお思います。ちなみにアルバム未収録ですが、シングルのカップリングではビヨンセの曲をカバーもしています。
2010年の年間ベスト・アルバム50枚と、その他いろんなランキングを5部に亘って書きましたが、いつにも増して力を入れて書いているのはやはり、傑作が多くてあれもこれも入れたいという気持ちの表れです。それくらい2010年は素敵な音楽との出会いがたくさんありました。ブログの読者さんと、情報をたくさんくれたTwitterのフォロワーさんに大感謝です。2011年もたくさんの音楽と出会えたらいいなーと思います。
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