Fuji Rock & Summer Sonic |
「ノイズはある時突然に」
フジロック3日間(プラス前夜祭)の出来事を箇条書きでメモるだけという日記もいよいよ大詰め。3日目・日曜日こそが、僕にとっての今年のフジロックのメインというか、大本命な一日。朝から晩まで、「これは絶対観る!」てなものがいい具合に並んでいます。この日はまさに「ノイズ・デイ」。ギターのフィードバックノイズから、キラキラしたシンセノイズ、映像のノイズ、デジタル・ハードコアなノイズまで、様々なアーティストが異なるベクトルでノイジーなウォール・オブ・サウンドを聴かせてくれました。観たいのがたくさんあったおかげで、アタマから終わりまで観ることができなかったアーティストもいたのが残念ではありますが、それはフェスでは避けて通れない道。それでは心地よいノイズに包まれた3日目・日曜日を振り返ってみましょう。
日記:フジロックフェスティバル2011 Pt.3 日曜日編
・またまた朝食にパンケーキとスイカを食す。結局フジ期間中、トータルでパンケーキ7枚、スイカ8切れ食べた
・相変わらず雨模様だけど、あんまりひどい感じではないのでルンルンでホワイトステージへ
・Ringo Deathstarr:ギターとベースが両方置いてある位置=アレックス嬢の位置。この真正面の前から2列目に陣取る。ほぼ最前はシューゲイズなフィードバックノイズの音が若干聴きづらいけど、アレックス嬢を間近に拝めました。かわいすぎた(*1)
・Glasvegas:朝っぱらから、Ringo Deathstarrに続いてジザメリ・チルドレン的なシューゲイザー・ノイズを鳴らすバンドが続けて観れるなんて、なんという幸せ。ステージに登場したメンバーがまずカッコよすぎた。ベースはリーゼントに黒光する皮ジャン、ドラム(女性)はサングラスに髪の毛が片方だけ刈り上げでもちろん立ちドラム、そしてボーカルのジェイムズ・アラン(ザ・クラッシュのジョー・ストラマー似)は袖をカットした白いTシャツと白いボロジーンズ、オールバック、サングラス。何なんでしょうこの色気ムンムンな立ち姿は(ただしギターのみチョイぽちゃ)。かなり前の方で観たんだけど、聞いた話では人が少なくてあまり盛り上がってなかったそう。しかし、自分の周り半径2メートル以内は間違いなく一番アツかったんじゃないかな。僕の右には、おそらくGlasvegasの大ファンと思しき、歌詞をほとんど暗唱している日本人男性がいて、左には外人さん3名。自分含めた5人で大声でシンガロングしながら、ノイジーなウォール・オブ・サウンドの中で踊り狂った
・Warpaint:そしてこちらが3日間通しての一番のお目当て。混雑を見込んで早めに会場に行くと、メンバー本人がリハ中。本番始まると、さっきまでの緩いムードは一変、独特のダークでサイケデリックな空間を作り上げる。特にドラムのステラ、彼女のフリーキーでタイトでパワフルなドラミングは、元々大好きだったけどさらに好きになった。あとこのバンドはコーラスの掛け合いも見事で、女の子バンドらしいキュートな一面も見せてくれた
・Mannish Boys:アヴァロンだったのですが、到着した時にはすでに満員札留め。しかたなく、ステージは見えないけど音はよく聴こえる裏手側でごはんとビール。この時、ちょうど晴れてきて日が差してくる
・No Age:日が照ってきて暑いなか、ドラムとギターのみで激ノイジーなライブを展開。ノイジーなんだけどドラムは結構うまくて、タイトにまとめていた
・Beach House:これもものすごく観たかったバンドの一つ。ミシェル・ルグランの姪っ子(*2)によるバンド。夢見心地でとっても心地よい音楽に、ついウトウトなってしまいました。彼女の声は唯一無二。今回のベスト・ボーカリスト賞に認定
・Mogwai:スチュワートが帽子かぶってて、あの頭を拝めなくて残念。でも大好きな「Mogwai Fear Satan」やってくれました。フィードバック・ノイズの真骨頂
・寒くなってきたので上着を取りに一旦ホテルへ
・再び入場。この日のこの時間にして入場ゲートで「このチケットでは入れません、リストバンドに交換してください」と言われてる人を発見。「うっそ!!またあそこまで戻んなきゃいけねーのかよー(怒)」とゴネてましたが、この時間から一体何目当てで来たのでしょうか。YMO目的なら、確実に間に合わない時間
・Yellow Magic Orchestra:すごい人だったけど、まあまあ前の方(の横の方)で観た。ステージには小山田圭吾も。途中、レッドに移動し始めた時にちょうど「Rydeen」を演奏
・Atari Teenage Riot:まさに決起集会。3本の旗がはためき、怒号が鳴り響く中メンバー登場して、観客を煽る煽る。曲が始まると後方までモッシュの嵐。デジタル・ハードコアなノイズまみれの中、ふと隣を見ると、50歳代と思しきおばちゃんがノっててビックリ
・The Chemical Brothers:あまり長い時間は観れなかったものの、通路も人で埋め尽くされてました
・アヴァロンでエジプト風チャーハン食べる。ケバブが乗ってて激うま。これは今年のナンバーワン飯に決定!でも確かこれ、去年も食べて同じこと言ってた気がする
・Wilco:アルバムとしては「Yankee Hotel Foxtrot」しか知らずに観たけど、座って和やかに聴いていた時に「Via Chicago」に「何事!?」と驚愕のあまり立ち上がる。ATRで本日のノイズは終了と思っていたけど、思ってもないところにこのドラムノイズで「ノイズ・デイ」を締めくくった。なんとも素敵
・The Music:フジロックとともに歩んだバンドの日本での最後のステージ。ロブが感謝の意を伝え、「The People」がプレイされ、ステージから消えて鳴り止まない拍手に包まれると、込み上げてくるものを感じた。フジロック史に残る名言「マジヤバーイ」も誕生
・オアシスエリアで打ち上げ。これを食べ忘れてた!とシメの五平餅を食して、フジロック2011終了
*1・・・下記画像参照。アレックス嬢は、もちろん真ん中です
*2・・・ボーカルのヴィクトリア・ルグラン
ということで、前夜祭含めた4日間のベストアクト発表!
■ベストアクト
Coldplay
■その他よかったアーティスト
Warpaint
Beach House
Noah And The Whale
Jimmy Eat World
Atari Teenage Riot
Wilco
Washed Out
CSS
Glasvegas
Fountains of Wayne
Yellow Magic Orchestra
SBTRKT
Congotronics vs Rockers
The Music
■ベストごはん
エジプト風チャーハン(Gypsy Avalon)
■ベストパフォーマー
Stella Mozgawa(Warpaint)
Chris Martin(Coldplay)
Victoria Legrand(Beach House)
Lovefoxx(CSS)
邦題はともかくとして、特大のアンセム。
フジロック3日間(プラス前夜祭)の出来事を箇条書きでメモるだけという日記もいよいよ大詰め。3日目・日曜日こそが、僕にとっての今年のフジロックのメインというか、大本命な一日。朝から晩まで、「これは絶対観る!」てなものがいい具合に並んでいます。この日はまさに「ノイズ・デイ」。ギターのフィードバックノイズから、キラキラしたシンセノイズ、映像のノイズ、デジタル・ハードコアなノイズまで、様々なアーティストが異なるベクトルでノイジーなウォール・オブ・サウンドを聴かせてくれました。観たいのがたくさんあったおかげで、アタマから終わりまで観ることができなかったアーティストもいたのが残念ではありますが、それはフェスでは避けて通れない道。それでは心地よいノイズに包まれた3日目・日曜日を振り返ってみましょう。
日記:フジロックフェスティバル2011 Pt.3 日曜日編
・またまた朝食にパンケーキとスイカを食す。結局フジ期間中、トータルでパンケーキ7枚、スイカ8切れ食べた
・相変わらず雨模様だけど、あんまりひどい感じではないのでルンルンでホワイトステージへ
・Ringo Deathstarr:ギターとベースが両方置いてある位置=アレックス嬢の位置。この真正面の前から2列目に陣取る。ほぼ最前はシューゲイズなフィードバックノイズの音が若干聴きづらいけど、アレックス嬢を間近に拝めました。かわいすぎた(*1)
・Glasvegas:朝っぱらから、Ringo Deathstarrに続いてジザメリ・チルドレン的なシューゲイザー・ノイズを鳴らすバンドが続けて観れるなんて、なんという幸せ。ステージに登場したメンバーがまずカッコよすぎた。ベースはリーゼントに黒光する皮ジャン、ドラム(女性)はサングラスに髪の毛が片方だけ刈り上げでもちろん立ちドラム、そしてボーカルのジェイムズ・アラン(ザ・クラッシュのジョー・ストラマー似)は袖をカットした白いTシャツと白いボロジーンズ、オールバック、サングラス。何なんでしょうこの色気ムンムンな立ち姿は(ただしギターのみチョイぽちゃ)。かなり前の方で観たんだけど、聞いた話では人が少なくてあまり盛り上がってなかったそう。しかし、自分の周り半径2メートル以内は間違いなく一番アツかったんじゃないかな。僕の右には、おそらくGlasvegasの大ファンと思しき、歌詞をほとんど暗唱している日本人男性がいて、左には外人さん3名。自分含めた5人で大声でシンガロングしながら、ノイジーなウォール・オブ・サウンドの中で踊り狂った
・Warpaint:そしてこちらが3日間通しての一番のお目当て。混雑を見込んで早めに会場に行くと、メンバー本人がリハ中。本番始まると、さっきまでの緩いムードは一変、独特のダークでサイケデリックな空間を作り上げる。特にドラムのステラ、彼女のフリーキーでタイトでパワフルなドラミングは、元々大好きだったけどさらに好きになった。あとこのバンドはコーラスの掛け合いも見事で、女の子バンドらしいキュートな一面も見せてくれた
・Mannish Boys:アヴァロンだったのですが、到着した時にはすでに満員札留め。しかたなく、ステージは見えないけど音はよく聴こえる裏手側でごはんとビール。この時、ちょうど晴れてきて日が差してくる
・No Age:日が照ってきて暑いなか、ドラムとギターのみで激ノイジーなライブを展開。ノイジーなんだけどドラムは結構うまくて、タイトにまとめていた
・Beach House:これもものすごく観たかったバンドの一つ。ミシェル・ルグランの姪っ子(*2)によるバンド。夢見心地でとっても心地よい音楽に、ついウトウトなってしまいました。彼女の声は唯一無二。今回のベスト・ボーカリスト賞に認定
・Mogwai:スチュワートが帽子かぶってて、あの頭を拝めなくて残念。でも大好きな「Mogwai Fear Satan」やってくれました。フィードバック・ノイズの真骨頂
・寒くなってきたので上着を取りに一旦ホテルへ
・再び入場。この日のこの時間にして入場ゲートで「このチケットでは入れません、リストバンドに交換してください」と言われてる人を発見。「うっそ!!またあそこまで戻んなきゃいけねーのかよー(怒)」とゴネてましたが、この時間から一体何目当てで来たのでしょうか。YMO目的なら、確実に間に合わない時間
・Yellow Magic Orchestra:すごい人だったけど、まあまあ前の方(の横の方)で観た。ステージには小山田圭吾も。途中、レッドに移動し始めた時にちょうど「Rydeen」を演奏
・Atari Teenage Riot:まさに決起集会。3本の旗がはためき、怒号が鳴り響く中メンバー登場して、観客を煽る煽る。曲が始まると後方までモッシュの嵐。デジタル・ハードコアなノイズまみれの中、ふと隣を見ると、50歳代と思しきおばちゃんがノっててビックリ
・The Chemical Brothers:あまり長い時間は観れなかったものの、通路も人で埋め尽くされてました
・アヴァロンでエジプト風チャーハン食べる。ケバブが乗ってて激うま。これは今年のナンバーワン飯に決定!でも確かこれ、去年も食べて同じこと言ってた気がする
・Wilco:アルバムとしては「Yankee Hotel Foxtrot」しか知らずに観たけど、座って和やかに聴いていた時に「Via Chicago」に「何事!?」と驚愕のあまり立ち上がる。ATRで本日のノイズは終了と思っていたけど、思ってもないところにこのドラムノイズで「ノイズ・デイ」を締めくくった。なんとも素敵
・The Music:フジロックとともに歩んだバンドの日本での最後のステージ。ロブが感謝の意を伝え、「The People」がプレイされ、ステージから消えて鳴り止まない拍手に包まれると、込み上げてくるものを感じた。フジロック史に残る名言「マジヤバーイ」も誕生
・オアシスエリアで打ち上げ。これを食べ忘れてた!とシメの五平餅を食して、フジロック2011終了
*1・・・下記画像参照。アレックス嬢は、もちろん真ん中です
*2・・・ボーカルのヴィクトリア・ルグラン
ということで、前夜祭含めた4日間のベストアクト発表!
■ベストアクト
Coldplay
■その他よかったアーティスト
Warpaint
Beach House
Noah And The Whale
Jimmy Eat World
Atari Teenage Riot
Wilco
Washed Out
CSS
Glasvegas
Fountains of Wayne
Yellow Magic Orchestra
SBTRKT
Congotronics vs Rockers
The Music
■ベストごはん
エジプト風チャーハン(Gypsy Avalon)
■ベストパフォーマー
Stella Mozgawa(Warpaint)
Chris Martin(Coldplay)
Victoria Legrand(Beach House)
Lovefoxx(CSS)
邦題はともかくとして、特大のアンセム。
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