福岡#13 竹原古墳の壁画は蕨じゃなくて波か?
こんばんは。今日は早めに自宅に戻ってきました。珍しいですね。これを書いている時間はまだ明るい。
さてシダ植物の仲間・コゴミについて書きましたので、ちょっと似てるものについて触れます。もう1年半ほど前になりますけど、九州に古墳巡りに行ったんですよね。
↓その時のネタ
福岡#12 ぶらり新原・奴山古墳群
http://euyudo.blog29.fc2.com/blog-entry-2297.html
その時にですね、竹原古墳にも行きました。竹原古墳は6世紀後半頃に築造された古墳と考えられていて、彩色壁画ファンには有名な国史跡です。きれいな壁画が残ってるんですよ。竹原古墳は昭和31年に発見されました。この場所には神社があるのですが、その神社のある場所に相撲の土俵があるのですが、この土俵を作る時に土取りをして、たまたま古墳の入口が開口しました。なかなかの発見物語です。
さて写真の彩色壁画ですが、楕円で囲っている部分が、波型文と呼ばれている部分です。舟と考えられる絵もあるとのことで「波」とするようですが、蕨手文にも似ているような。蕨手文は、蕨の形に似た渦巻状の文様です。
この写真は王塚古墳の蕨手文。王塚古墳、日ノ岡古墳、重定古墳、塚花塚古墳、珍敷塚古墳、丸山塚古墳、乗場古墳、鹿毛塚古墳、田代太田古墳で蕨手文が描かれており、いずれも6世紀頃につくられた古墳というのも、また興味深いところなんですよね。
蕨なのか、何なのか。