兵庫#41 浜手バイパスの震災遺構 @神戸市
こんにちは。今日は1月16日。明日で阪神淡路大震災から30年になります。またこの日がやってきました。日曜日に少し早めに神戸を訪れて手を合わせてきました。今週は仕事で東京出張ですので。
東遊園地を訪れてから、浜手バイパスにある被災構造物を訪れてきました。大きく倒壊した高速道路のRC橋脚や地震の揺れで大きくゆがんだ伸縮装置、支承が被災遺構として1996年12月から展示されています。地震の約2年後にはこのような展示を始めているという点を見ると復興して後世に残すのだという強い意志を感じます。あの地震で大地震の前に懸命に積み上げてきた土木建築技術も地にたたきつけられました。ですがその後もたゆまない技術革新を続け行っているものと思います。それでも自然のエネルギーの前に人の力はまだまだですが。うまく逃げる方法を共通の知として持つこと、地震に強い構造物を作ること、それが日本で生きていく現在世代、未来世代が過去から学ぶことなんだということを、この遺構は静かに物語っています。
当時、私は大学生で隣県に住んでおりましたが、大きく揺れ本当に怖い思いをしました。倒れてきた本棚をよけてから大学に出て研究室でTVを付けて上空からの報道映像をみて、大変な地震になっていることを知ったのですが、その時にはもう大阪の実家には連絡がつかずでした。
この場に行くだけで、あの恐ろしい様子が蘇ってきます。
↓前回の兵庫entry↓
兵庫#40 魚の棚で明石焼き @明石
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