fc2ブログ

烏有洞+

なんでもない日々となんでもないこと。

香川#14 小豆島尾崎放哉記念館を訪ねる @土庄町

241206m1 (3)
おはようございます。ようやく金曜日ですね。今週は月火と東京、水曜の朝に東京→大阪で移動し、昨日、昨日は会食があったりで遅くなってしまいまして、、、。さすがに体力が奪われているような気がしますね。

さて、今日はupできていなかった香川・小豆島entryの続きを書いておきます。9/7に行った小豆島にジャンボフェリーで行った事を書いたのが、10/5、その後触れられていませんでした。いやぁ、月日が経つのが早いですね。

香川#13 ジャンボフェリーで高松経由、小豆島へ
https://euyudo.blog.fc2.com/blog-entry-3106.html

241206m2 (2)
フェリーで小豆島について、レンタサイクルとバスを駆使して(正しく言うとレンタサイクルが思ったよりしんどくて、途中でバスに変更した)、土庄(とのしょう)の方に向かいました。土庄では潮の満ち干で、道が現れたり消えたりする「エンジェルロード」にまず向かいました。干潮の時間を越えて満ちてくる時間帯でしたので、ね。まぁおっさん一人旅には似合わない場所です。「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」という、、、いや、おっさん独りやから、手は繋げないよ、、、。いわゆる陸繋砂州もしくは砂嘴で満潮時にはその陸繋部が水面下になることによるものです。おっさんにはこのような解説の方がロマンチックです。Tomboloというとか。


241206m2 (1)
続いて土渕海峡へ。この海峡、小豆島本島と前島の間を流れる全長2.5kmの海峡で一番狭いところで幅9.93m。「世界で一番狭い海峡」なんだそうです。正直、これが海峡って言われましても、、、。

そして、トップの写真、今日のentryタイトルにあるように、小豆島尾崎放哉記念館を訪ねました。人としての尾崎放哉はハチャメチャな人ですが、詠まれた句は素晴らしいものが多くて、、、。

香川#11 「海も暮れきる」吉村 昭 著 を読む(講談社文庫)
https://euyudo.blog.fc2.com/blog-entry-2835.html

上記のentryでも書きましたけど、吉村昭氏が小豆島に取材した1976年においても「なぜあんな人間を、、、」と言われたほどの悪名だったそうですが、今や土庄町に小豆島尾崎放哉記念館があります。放哉好きなら、訪れてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうかね。放哉は晩年を土庄の西光寺の奥の院・南郷庵で過ごしており、その南郷庵を復元した記念館です。

この記念館が発行している「大空 放哉だより」で昨日発行されたものがuploadされていましたが、に大正14年12月26日に放哉が井泉水に送った手紙のことが書いてありました。その手紙には久しぶりの入浴の事を記しており、困窮しながらも句作を続けている様子が伺えます。

241206m1 (2)
吉村昭の小説のタイトルにもなった句の句碑です。この句碑の裏には南郷庵の近くにあった銭湯「三日月湯」の鏝絵が残されていて、そのことも上記のたよりに記事がありました。放哉、惹かれます。

Category : 四国
Posted by TORU on  | 2 comments  0 trackback

2 Comments

オグリン♪ says..."私も惹かれますね。"

まぁ、放哉のご家族、親族は大変だったでしょうなぁ。

しかしながら、美しい心の人間が、人徳のある人間が、美しく詠うワケではない。
啄木や中也、そして、山頭火も同様ですね。

放哉の死後、師の荻原井泉水により編纂された唯一の句集。

『大空』は、日本人の宝デス。
日本の短詩系においての、一つの到達点であると私は思います。

落葉へらへら顔をゆがめて笑ふ事
by尾崎放哉
2024.12.07 13:51 | URL | #- [edit]
TORU says..."オグリン♪ 様"
オグリン♪ 様
家族、、、は大変ですよねえ、どう考えても。破綻している人から美しい歌が生まれるってのも歴史の中で何度も見てきましたねえ。ほんと。


> まぁ、放哉のご家族、親族は大変だったでしょうなぁ。
>
> しかしながら、美しい心の人間が、人徳のある人間が、美しく詠うワケではない。
> 啄木や中也、そして、山頭火も同様ですね。
>
> 放哉の死後、師の荻原井泉水により編纂された唯一の句集。
>
> 『大空』は、日本人の宝デス。
> 日本の短詩系においての、一つの到達点であると私は思います。
>
> 落葉へらへら顔をゆがめて笑ふ事
> by尾崎放哉
2024.12.09 19:10 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:https://euyudo.blog.fc2.com/tb.php/3152-1aaa98f9
該当の記事は見つかりませんでした。