長野#53 コゴミもシーズンが終わりですね。
こんにちは。先日、「しろがねの葉」を読んだって話を書きましたけど、この表紙に出ている絵はシダ植物のヘビノネゴザです。ヘビノネゴザって、重金属濃度が高い場所でも生息できるっていう生態を持っているため、他の植物が生えず、このヘビノネゴザがたくさん群生しているところがあれば、その近くに重金属類を含む土壌や鉱石がある可能性もあるといいます。それが「しろがねの葉」の中でも語られています。
島根#17 「しろがねの葉」 千早茜 著
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ヘビノネゴザは食用には供さないですが、シダ植物の中には食べるものもありますよね。ゼンマイやワラビ、そして写真のコゴミ(クサソテツ)です。コゴミは漢字では「屈」。シダ植物の多年草です。春から初夏にかけて渦巻の新芽が出るので、その新芽の部分を食用にします。写真はGWに長野に行った際に、スーパーで買ってきて湯がいて頂いたもの。くせもなく、さっと頂いてサラダのように頂きました。寒冷地でももうそろそろシーズンが終わりですね。今年もコゴミが食べられてよかったな。
そういえば、娘が「シダって漢字で書ける?」って妻に話かけていていました。学校で習ったみたいですね。「羊歯」とか「歯朶」の字を当てます。羊の歯に似ているから、とされますが、似てるかなぁ。めん羊の歯なんかを見てると成歯(永久歯)に生え変わった後、切歯と前臼歯の上部が摩耗(上部摩滅)し、その上年齢を重ねたところで歯が細長くなったところは、なんとなくシダの葉の形状に似てなくもないけど、、、。どうなんだろう。
因みにシダ植物のシダはシダル(垂る)の転です。
前回の長野entry↓
長野#52 懐古園の牧水歌碑 @小諸
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