Days 2024年締めくくりwalk!やっちゃえ!
こんにちは。日本時間ではあと半日で、新年2025年を迎えますね。早いねえ。2024年は沢山出張し旅に出て、いろんな風景を見ることができました。walking/hikingもそこそこ行ったようにも思います。
今年最後のwalkingは、、、「鯖街道やっとく?」です。いわゆる「針畑越え」や朽木を通る若狭街道は、雪が積もっているし、寒い中でビバークなんて絶対嫌なので、このルートは止めときましょう。体にも堪えるし、、、。若狭から京都に至る道筋は他にもある!これら総称して「鯖街道」というのですが、今回私が歩いたのは、小浜から熊川宿(若狭街道の一部)を越えて、九里半越えで今津(近江今津)に抜ける道。そして昔は琵琶湖の水運で今津や木津から大津に便がありましたので、そこは電車移動。その後、大津から小関峠を越える小関越えで、京の町へ、最後のgoalは錦市場。前半戦が32㎞、後半戦13㎞で合計45㎞の行程です。
件の鯖街道、「京は遠ても十八里」と言われます。「京は遠いっていったって、十八里よ?近いわぁ。」って意味ですよね。針畑越えも若狭街道もおおむね73㎞~75㎞ぐらい。十八里。現代人の私の感覚からすれば「いや!遠いから!歩くには、、、」。私の場合は、一番楽なルートで徒歩部分はたったの45㎞ですよ。それでも足は痛くなるし、水膨れもできるしで、ショートメールを妻に送ったら「いやいやいやいやいや、数字おかしいおかしい」との返信。そうですよね。
海に面した若狭は、御食国(みけつくに)と呼ばれ、朝廷に御食(みけ)、御贄(みにえ)を納めた国でそれらを京に運ぶ道がありました。現在、鯖街道と愛称される複数の街道筋もそのような物流路です。しかしこの鯖街道って呼ばれ方は、随分最近付けられた愛称のようですね。古い文献資料には見当たらず、昭和も随分後の方になってからのようなんですよね。小浜市鯖街道ミュージアムの方曰く、地元の人は「京道(きょうみち)」と呼んでるそうです。この京道という呼び名は、道標などにもにも残っています。
そんな様々な物産が運ばれた道が「鯖」で代表とされたのは、18世紀の郷土の文献にも「鯖飯ことさら今に盛んなり。(中略)たた昔に替わらぬものは鯖のぬかみそいり。蒸鰈、口塩の鱈、鼻折小鯛、京にて殊更に賞せらる。」(稚狭考)。や「生鯖塩して荷い京へ行き任る。」(市場仲買文書)とあり、鯖が名物のようだったからですね。
ということで、鯖街道の一つ、一番楽バージョン(でもシンドイ)、をやってきました。約45㎞、67775歩。歩きすぎ!