Days ヤマコウバシは落ちない
こんばんは。今日は朝から京都府立植物園を散策していました。2021年初の京都府立植物園訪問です。まだまだ寒いですからね、人出も少なくゆっくりと散策ができました。
写真の木はどこにでもありそうなのですが、ちょっと珍しい木です。ヤマコウバシ(Lindera glauca クスノキ科)です。山の香ばしい樹の意で、葉をもんだり枝を折ったりすると良い香りがすることからこの名があります。東北地方南部、山形・宮城以西の本州、四国、九州に分布しています。
で何が珍しいかというと、落葉樹なんですけど秋にオレンジ色に黄葉した後、葉をつけたまま越冬するんです。冬の間、葉っぱが落ちないんですよ。そしてこの「落ちない」というのが縁起がいいというので受験生ではお守りにしたりするとか。元々は庭木に用いるようなことはなかったのですが、春の訪れまで枯葉を枝先に残す冬庭の添景樹として今はお庭に入れられているお宅もありますね。
明日から息子は受験日が続きます。緊急事態宣言下での行動制限で週末に東京に戻ることは叶わず、息子に直にあって話をすることはできませんでしたが、メッセージとともにこのヤマコウシバの写真をを送っておきました。楽しんでおいで!