はてなキーワード: 一定量とは
米価が上がってこんなデマを目するようになった。
輸入米は関税がかかっても日本の米より安い!だから日本の米価は異常に高い!!利権だ利権だ!!!
間違ったコメントのイメージ
これは間違いで
以下に解説しよう。
国産の安いブレンド米が1kgあたり500円程度。仮に最終小売価格だけで考えたとしても、これより安いというと1㎏辺り150円になってしまうという時点で何かがおかしいと気づいてほしいものだが、今市場で出回っている米には、ほぼ関税がかかてっていない。
なぜかというと、非関税枠があるから。これをミニマムアクセス枠という。
これは、ウルグアイラウンドでの交渉の結果設けられたもので、コメの関税を維持する代わりに、一定量を無税で義務的に輸入するとい制度だ。
政府はこれを「加工用や飼料用として使う」として一般には流通しないのだ、と説明してきたが、実はさらにこの中にSBS輸入米という分類がある。
このSBS輸入米というのは、要するにそのミニマムアクセス枠のなかで、一般に流通させることのできる米を非課税で輸入できる制度である。(一応有名無実の「業務用に限る」という規制はある)
今国内で出回っている輸入米のほとんどはこのSBS輸入米なので、関税はかかっていないのだ。
また、外国産の米は日本の米より高い。例えばよく言われるカリフォルニア米の落札実績では、1㎏あたり250円ほどになる。
同じ条件で日本は170円ほどになるのでカリフォルニア産のコメは価格競争力はない。ところがアメリカから要求される義務枠があるため、政府はこの高い米をずっと買っている。
タイ米などはさすがに日本米よりは安いが、種類が全く異なるので主食用にはならない。
さて、こうして購入されたミニマムアクセス枠の米は、通常、国内の市場に影響を与えないため、という名目で一般市場には流れず、加工用や飼料用として流通する。
この時の価格は入札によって決まるのだが、この価格はすでに輸入価格よりも安いのである。毎年数百億円規模の逆ザヤになっており、赤字である。
この数百億円は実質的な補助金として作用していて、輸入の加工用米が安いという状況を作っている。
最近この輸入米の入札に参加する企業が増えて、MA米の落札価格が上がっている。国内加工用の米も値上がりしているから補助金付きのMA米を検討する業者が増えたからだ。
結果、最近、国産の加工用米よりもMA米の落札価格が高くなるという現象が発生している。
国産の加工用米、飼料用米は国から補助金が出ている代わりに加工用飼料用以外で流通させることが禁じられているという米なのだが、それに対してMA米のほうが高くなったのである。
それでなぜMA米が売れるかというと、国産の加工用米も減っており不足しているということ。
そして、特に今までMA米を利用してきた企業では、加工や生産のレシピが輸入米を前提にしているため、国産の加工米で簡単に代替できないからである。
タイ米系統の品種は1㎏あたり35円くらい、カリフォルニア米、台湾米も、1kgあたり600円くらい。無関税でだ。
おっしゃる通り、米に関しても、政府が物理的に倉庫に保管しているだけではなく、卸売業者に備蓄をお願いしているケースがあります。
日本の米の備蓄に関しては、政府が直接大規模な倉庫を持っているわけではなく、主に民間の流通業者に対して「備蓄義務」を課し、一定量の米を備蓄させるという形になっています。米の備蓄システムは、国家的なリスク(自然災害や戦争など)や、食料供給の不安定性に対応するためのものです。
具体的には、政府が備蓄の目標を設定し、それに基づいて業者が必要な量を各自で確保していることが多いです。そして、その量については、普段の供給状況や消費量を考慮して定期的にチェックされ、古くなった分は入れ替えられるシステムとなっています。
ただ、米の場合は他の生活必需品とは少し事情が異なる点もあります。米の備蓄は、例えば農家から直接買い上げたり、政府の協定のもとで実施されることがあり、特定の業者に一任されていることもあるため、規模や仕組みが異なることもあるかもしれません。
いずれにせよ、米の備蓄についても、「政府がすべて管理している」といった直接的な倉庫管理は少なく、各業者や流通業者が担っているという部分が大きいのは確かです。
お前、自分が乾燥肌か脂性肌か分かるか?
分からないなら無印の敏感肌用化粧水・乳液の「しっとり」タイプを選ぶんだ。
自分の肌のことを日頃考えていないなら自分の肌質なんて分からない。
無印の化粧水・乳液には「さっぱり」「しっとり」「高保湿」の三段階がある。だからまず真ん中の「しっとり」を使ってみて相対的に考えるんだ。
無印の敏感肌用化粧水・乳液は良い。
安くて、モノも良くて、無香料で変な臭いもせず、パッケージもシンプルで、別売りだがポンプがあると更に使いやすい。
なのでまず無印を買え。そして使い切れ。話はそれからだ。
(言うまでもないが、赤みやかゆみなどの明らかなトラブルを感じたら使うのをやめよう)
使い切ったらそこから相対的に考えるんだ。
良い感じか?より高い保湿力を求めるか?より簡単なステップ数を求めるか?
良い感じならリピートしても良い。
あとはドラッグストアで同価格帯のダサいパッケージの詰替でも買って無印の容器にいれて使えばいい。
やっぱり面倒臭いならオールインワンを試してもいい。
もちろん高いものや香りの良いものを試してみたくなったらそれでもいい。
最初に使ったスキンケア用品をそのまま使い続けてる人なんていない。
加齢に伴いより保湿力の高いものを使ったり、季節によって試すものを変えたり、色々使ってみるものだ。
敏感肌用のやつだからな。
お前らにクリアケアシリーズとかエイジングケアシリーズにはまだ早いから手を出すなよ。
敏感肌用化粧水 しっとり
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550583434960
敏感肌用乳液 しっとり
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550583435035
あと絶対ポンプヘッドも買え。
一定量でてきて便利なのと、容器の口まわりがべたべたしないぞ。
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4945247188257
アニサキスの記事がホッテントリにあがってたが、正しい理解をできていないブコメが散見されるので解説する。
アニサキス関連の話は医者でも正確に理解できている人は少ない。
ポイント:「アニサキス症」と「アニサキスアレルギー(もしくはアナフィラキシー)」は異なるが、「アニサキス症」にはアレルギーが関与する。
①アニサキス症
しかし記事にあったように、噛まれたら必ず痛くなるわけではない。
なんならたまに健診の胃カメラで、まさに噛みついているアニサキスが見つかることがある(もちろん無症状)。
ではどんな人が痛くなるのか?
ここははっきりわかっていないのだが、おそらく「アニサキスへのアレルギー体質」をもっているかが関連している。
アニサキスへのアレルギー体質があると、噛まれた胃でアレルギーが起こって痛くなる、ということ。
つまり、
アニサキスアレルギー持ちじゃなければ大丈夫?→ここはなんとも言えず。いつの間にかアレルギー体質はできあがっていることがあるので注意。
アニサキスアレルギーというのはアニサキスに含まれる蛋白が体内に入るとアレルギー症状が出る体質のこと。
アレルギー症状とは、蕁麻疹にはじまり重症化すると息苦しさ・腹痛・血圧低下・意識消失などがおこる。
ちなみにアレルギー症状はアレルギー体質であってもでるときと出ない時がある。
③仮性アレルゲンの話
「サバアレルギー」「イワシアレルギー」という人をよく見かけるが、実際にはほとんどがアニサキスアレルギーもしくは仮性アレルゲン(*)と認識している。
つまり、サバやイワシに含まれる蛋白に対するアレルギーを持っている人はほとんどいないということ。
(*)仮性アレルゲン
サバなどには直接アレルギー症状を引き起こす物質(例:ヒスタミン)が含まれており、特に古くなると増えるとされている。
これを一定量摂取するとアレルギー症状(ひどいとアナフィラキシー)を引き起こす。
そのため、サバやアニサキスに対するアレルギー体質でない人でもサバを食べてアレルギー症状を起こすことがある。
このあたりで本当に話がややこしくなるのだが、仮性アレルゲンに対する反応性は個人差が大きいので、
同じものを食べても平気な人もいればアレルギー症状が出る人もいる。
以上がアニサキスに対する雑感です。
殴り書きなので間違いがあれば指摘してください。
中華ゲーのガチャはガチャというより別の概念のシステムなんだよな
国産ガチャが石を溜め込んで(または課金して)物量で運を乗り越えるギャンブル的キャラ配布システムだとすると
中華ガチャは一連分貯まるごとに回してようと貯めて一気に回そうと得られる限定キャラ数や獲得周期は変わらない
なんなら特定の強キャラを何体も重ねるよりも満遍なく確保していったほうがゲーム性を楽しみやすいからユーザーのガチャへのスタンスが真逆になる
特定のキャラを狙おうとするときも、物量に頼るんではなく、排出周期(天井カウント)を見ていれば天井引き継ぎによって計画的にキャラ取得できる「ゲーム」へとガチャ要素が昇華してる感じなんだよ
国産ガチャは「ガチャはガチャでしかないギャンブルもどきだよ」と割り切って公然とevilをやってる感じで、その射幸性ゆえに「ガチャを回すこと」が主目的になりやすい
中華ゲーは「ガチャはゲームの追加要素にすぎんから本編をちゃんと遊ばないと回せないよ、その分中身凝って作ってるからね」という意思を感じる
実際にガチャを一切まわさずに配布キャラだけでも攻略可能なように作ってあることを節々に感じる
その分、育成要素がキツくて時間をかけるか石割って育成リソースを集めるかバトルパス等を頼るかって感じになっている
でもそういう月額的な課金を継続してくれるファンを増やす作りの方が、ギャンブル性を煽って理性を失った0.何%の廃課金者をカモにするソシャゲビジネスよりも未来があると思う
ガチャが主目的になっちゃう古いソシャゲ的な作りだと、ログインだけでもらえるようなインスタントな石バラマキをしたり、毎日10連無料みたいなことをして呼び込まなきゃいけなくなるが
まあ中華ゲーも広告上は日本の頭の古いソシャゲユーザーに訴求するために配布アピールの広告を出してたりはするけども、実際は日本ユーザーが想像するような直接的な配布はなくって、ゲームをやり込んで石回収すると○連分になる、的なオチだったりする
でもそのほうが逆に良いと思うんだよ
インスタントなバラマキが恒常化するってことは、過去に課金して得たキャラの価値がすごい勢いで毀損されていく(インフレ前提)ってことだから
中華ゲーは全体的にコツコツプレイが最重要な積み重ねゲーになってて、国産みたいにぽっと出の新規ユーザーが人権キャラを無料ガチャで○凸できちゃったらモテモテみたいなことはあり得ない
後者は一見いいことのように思えるけど、既存ユーザーを蔑ろにしてることの裏返しとも言える
ビジネスだけを考えるならスマホゲーはいかに新規を取り込むか、いかに新規を優遇するか、という部分が重要なのは分かるんだけど
それが行き過ぎてゲーマーとしての心を失っているかのようなものが量産されてきたから「ガチャゲー」「ゲー無」「ソシャゲはダメ」みたいな刷り込みにつながっていく
モバゲーグリー時代からシナリオだけは評価できる作品等はあったにせよ、ゲームとしてどうなのって意味ではPay2Winの札束ゲーかつ廃課金のカモが無課金乞食を蹴散らすくだらん構造のものとして侮蔑は免れなかった
でも今のモバイルゲームで存在感を示してるタイトルってのはちゃんと時代の変遷とともに悪い部分を脱却して進歩しているものも出てるんだよ
まあ日本のマーケットでは未だにちょっと古い時代古い作りの「ソシャゲ」がセールス上位に来てることもあるから「変わらんなあ」と思ってしまう人が多いのは分かるんだけど
一番進歩的な二次元、アニメ調、このへんの作品の在り方を正しく評価できる人がいないってことならまさに老害化しているとしか言えんよな
ーーー追記ーーー
これでも中華ガチャの何が優れてるか分からんって人のために一目で設計思想の違いが分かるグラフを紹介しとく
https://starrailstation.com/jp/warp#global 統計サイトだが、ここの中段にある「引く回数別の星5跳躍」に注目
低い基礎確率と確率変動によって獲得周期がコントロールされることでギャンブル性を抑えてるわけだな
ただ中華アニメ調ゲームの本当の良さは中身が作り込まれてること
モバイルというハードウェア制約があってもなおコンシューマを超えるようなゲーム体験がある
さらに運営型であることを最大限に生かしてて更新のたびに、動画公開のたびに、想像以上の感動をくれる
漫画連載やドラマをリアルタイムで追っているときしか味わえない類の感動があるだろう?
そういう要素が運営型オンラインゲームにあることを思い出させてくれたのが中華ゲー
なぜ古いソシャゲにそれがなかったのかというと、ないことはなかったんだが
古いソシャゲは揃いも揃って「イベントを走らせる」。つまり毎日特定の作業に長時間拘束される
そこで消耗してしまい、ゲームが与えてくれる芸術的余韻に浸ってる間もなく性能や効率に向き合わされる
これが(青少年保護に手厚い)中華ゲーにはなくて、イベントで反復的な張り付き周回を求められない
まあスタミナ消化部分は反復になるが、スタミナという上限があるしすぐに終わるようになってて、古いソシャゲほど頻繁なログインが求められない
DAUを上げるために古いソシャゲが執心してた小細工部分を、膨大な開発力によりゲーム本体への魅力を感じてもらうことで持続力に代えて、一定の成功をしてる
下記を理解して貰うために過去の自分の増田(https://anond.hatelabo.jp/20200916210443#)から面倒だから引っ張ってきました
精神病は、全般的に特定の栄養を成分を摂ると言うのは効果はあるのよ
もちろん、食物から摂るより特定の成分を一定量直接摂取した方が効果的とか速いはあるだろうけど、
これを『ない』と断じるなら、いったいどういうつもりで薬を飲んでるんや?って話で
ナラティブはダメとかめんどくさいので自分で検索して探したらよろしいかと思います
この辺の単語で
PNEI : Psycho-neuro-endocrine-immunology (精神神経内分泌免疫)
NPM: Nutritional Psychiatry (栄養精神医学)
NutriPsych: Nutritional Psychiatry (栄養精神医学)
NP: Nutritional Psychiatry (栄養精神医学)
PsychoNutrition: Psychonutrition (心理栄養学)
Food-Brain Connection (食と脳の繋がり)
diet, dietary patterns, micronutrients, macronutrients
Behavioral health: depression, anxiety, mood disorders
PNEI/Nutritional psychiatry: psychoneuroendocrinology, nutritional psychiatry
ANS: autonomic nervous system, sympathetic, parasympathetic
鬱病だから動けないのに、運動や食療法や気分転換で自律神経失調症の症状を改善しましょうって、もうこれ、何をどうしたらいいんでしょうね?
スタート:鬱病からの自律神経失調症で動けない
↓ どうしたらいいんだろう🤔
医師のアドバイス:運動や食事療法や気分転換で緩和されます
↓ いや、鬱病からの自律神経失調症で動けないのにそれするの無理じゃね?😓
(自律神経失調症で動けない)増田がどこかの支援とか医者のいいアドバイスが貰えるといいが
まず、精神病は、全般的に特定の栄養を成分を摂ると言うのは効果はあるのよ
もちろん、食物から摂るより特定の成分を一定量直接摂取した方が効果的とか速いはあるだろうけど、
これを『ない』と断じるなら、いったいどういうつもりで薬を飲んでるんや?って話で
それについてどうこうやるつもりはないのよね、ヤクルト然り、一般的な話だからね
ナラティブはダメとかめんどくさいので自分で検索して探したらよろしいかと思います
この辺の単語で
PNEI : Psycho-neuro-endocrine-immunology (精神神経内分泌免疫)
NPM: Nutritional Psychiatry (栄養精神医学)
NutriPsych: Nutritional Psychiatry (栄養精神医学)
NP: Nutritional Psychiatry (栄養精神医学)
PsychoNutrition: Psychonutrition (心理栄養学)
Food-Brain Connection (食と脳の繋がり)
diet, dietary patterns, micronutrients, macronutrients
Behavioral health: depression, anxiety, mood disorders
PNEI/Nutritional psychiatry: psychoneuroendocrinology, nutritional psychiatry
ANS: autonomic nervous system, sympathetic, parasympathetic
鬱病だから動けないのに、運動や食療法や気分転換で自律神経失調症の症状を改善しましょうって、もうこれ、何をどうしたらいいんでしょうね?
↓ どうしたらいいんだろう🤔
↓ いや、鬱病からの自律神経失調症で動けないのにそれするの無理じゃね?😓
増田の指摘は的を得ていて、内燃機関から電気に変わって何が変わるのと言うのは仰る通りだと思われる。
それは何故かと言うと、現在のEVは、内燃機関の基本設計を電動化しだけだから。
PHEVなどはまだエンジン積んでるから仕方が無いにしても、EVにするんだったら、もうちょっとEVだからできる事を追求するべきではないかと思う。
各社色々なコンセプトカーが出ているが、実際にはなかなか普及しない。
これがEVで望まれるイノベーションの最たるもの。今までの内燃機関だと、中央に大きなエンジンがあり、それをシャフトなどを通じて物理的に力を伝え、2輪もしくは4輪を駆動するという仕組みだった。
これを、車輪の中、あるいは車輪のすぐ近くにモータを置いて、直接タイヤを回してやろうという考え方がある。これを「インホイールモータ」などと言う。
これにすることで、
こんなにいいならじゃあなんで製品化できねえの?と言う話としては、ホイール部分というのは最悪600℃とか超高温になり、10Gとか強い衝撃が加わるため耐久性に問題があるのである。
よく言われるバネ下質量が大きくなる問題については、実は制御である程度どうにかできるのだが、そのためのコストアップが結構キツい。
ただ、自動車業界は諦めていないので、いつかは商品化されて売れるようになると思う。ただいつになるかは不明。
トヨタは小型モビリティから実用化を始めていて、まずはここら辺からかもしれない。
参考記事:
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1479589.html
https://www.nissan-global.com/JP/INNOVATION/TECHNOLOGY/ARCHIVE/IN_WHEEL_MOTOR/
https://response.jp/article/2021/10/05/350066.html
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/16374/ (有料だけど)
内燃機関には不可能だが、EVだったら可能な制御は実はかなり多い。
最も分かりやすいのが「速度制御」ではなくて「トルク制御」が可能な部分。
速度制御というのは、どれぐらいのスピードで回すか制御するかということ。これはエンジンでも当然できます。
一方で、トルク制御というのはどれぐらいの力を出すかという制御ができるということ。これはエンジン車でやるにはかなり大変。トルクセンサでセンシングはできるんだが、制御する方法が摩擦を使う方法ぐらいしかない。
この他にも制御はEVの方が優れている部分が多くて、自動車が電子制御になればなるほど、EVの利点が上がっていく。
では何故普及していないかというと、電子制御のシステムが高すぎるから。特にセンサーが凄く高く、そのシステムだけで車一台買える価格がする。これでも安くなったんだが、価格の下落は停滞中。
さらに、実はこの部分のメリットを出すだけなら、ハイブリッドカーでもできるんだけどね。と言うか一部はやってる。
車の標準的な利用としては、普段は、一日1時間~2時間ぐらい使って、それ以外は止まっていると言うケースがほとんどなので、バッテリーはせいぜい50~100km分ぐらいしかつかわない。
しかし、ちょっと遠出するときに困るため、より多くのバッテリーを搭載していることがある。
この時に、この余っているバッテリーを家庭用蓄電池として使おうと言うのが、このV2H。シンプルには、太陽光発電などで昼間ためた電気を夜使おうと言うことなんだが、これはあんまり筋が良くない。何故かと言うと、昼間は家に車がない。職場などに向かうため充電ができない場合が多いからだ。
なので、一歩進んで
ことにして、自宅という環境から切り離して、電力網全体として備わっているEVの電池を電力供給のバッファーとして機能させると言う構想。
太陽光発電で昼間余った電力を、その家という範囲を通り越してBEVに充電、夜間放電させ電力供給側に回す。これを面的な制御で行う事で、電力網の最適化と安定化を行おうというわけだ。
既に島単位で実験都市などがつくられて実現しているところがあり、有効性も確認されている。のだが、電力網の仕組みそのものから更新しなければならず、更に電力網って装置の更新周期が20年とかが当たり前なので、今から普及が始まっても相当に時間がかかると思われている。
ちなみに自動車側の充電規格、CHAdeMO(チャデモ)という規格があるが、これはV2H対応の仕組みが入っているので、CHAdeMOに対応しているEVで、ちゃんと実装している車はやろうと思えば数にV2Hを適用できる。
日本の規格らしく、最初からこれらに利用できるように整備されている訳だが、一方で北米でテスラが作った規格の方は、現在まだ非対応(2025年対応予定と言われているが、Teslaの提示スケジュールの信頼性はほとんど無いので…)。
また、次に日本と中国が中心となって作っているChaoJi(チャオジー)という規格はCHAdeMOの発展形で、こちらもV2Hに最初から対応してスタートする予定。
ちなみに、よく「北米ではテスラのスーパーチャージャーが標準規格になったんだから日本はCHAdeMOなんてガラパゴス規格捨ててそっちに合わせろ」というようなことを言う人がいるけど、あれは日本のCHAdeMO規格に乗りたくなくて北米の自動車メーカがぶち上げたCOMBOという規格がクソ過ぎた結果、CHAdeMO相当の技術を多少は備えていたスーパーチャージャーになっただけで、別にスーパーチャージャーが優れているわけではない。確かに規格上大容量に対応していると言うが、まだCHAdeMO規格を超えるような高出力出せる充電設備も自動車もまだほぼ存在してない。
この辺りはちょっと調べれば嘘だと分かるような事を振れて回っている人がいるので要注意だ。嘘を広めたいか、外国から聞こえてくる作られた偶像に踊っているかどちらかだと思うんだけど、EV界隈ってどっちも多いから厄介。
一方でChaoJiと言う規格は日本と中国が中心となって作られているが、これはスーパーチャージャーを含め他の規格に対して後方互換を確保し(コネクタ形状の変換だけでいけるので)最終的には、少なくとも内部システムはこれに統一されていくと思われる。
閑話休題。
この可能性は3つぐらい思いつく。
EVは補助金を全開にして購入すると結構安く買え、さらに電力にはガソリン税やら軽油取引税やらかからないので安く済む
例えば、都市内で、一日60km以内ぐらいの配送作業(郵便局でだいたい走行距離一日30kmぐらいらしい)で住む宅配のラストワンマイルとかでは既にコストメリットがある。
ただ、地道な改良による電池の価格下落は限界が近づいているようなので、苦しい。全固体電池も直接的に価格を安くする技術ではない。
ガソリンスタンドはどんどん減っていて、特に山間部の過疎地で維持出来なくなってきており、燃料供給に影響が出ている。
ただ、市場としてはわずかなのと、トラックなどの商用車のEVが一般化するのは相当時間がかかると思われるから、EVで解決してそれにより地方から普及、というには結構厳しいかも知れない。
一方で、全く燃料インフラが存在しない途上国などでは、ソーラー発電システムさえあればとりあえず電力供給ができるのは大きく、あり得るかもしれない。
ただ、間違いなく採算性が悪い市場だから、テスラとかは絶対やらないしどうかな、とは思う。
例えば、国内産業の育成のためと言ったような政策予算がガッツリ付いて、安く買える場合、あるいは、政策に対応するために購入する必要がある場合。
素直で頑張り屋でいい人ではあるのだけど、文章を書く力がない。
社内メッセージのような、短文で事実を書くだけの内容だとほぼ問題ないのだけれど、稟議書のようなある一定量の文章を書かせるとおかしいのである。
例えば
•主語と述語が合っていない→これは上記のメッセーよりも文章が長く硬くならざるを得ないからだと思う。あと、「業者から言われました」を「取引先企業から申し入れがあった」みたいにビジネス調にする力が弱い。まあこれは経験不足なのだとは思うけど…。
•これは文章力じゃないけど、自分が理解していない内容をどこからからコピーしてきて貼る。チェックしている私もわからないので「これってどういう意味?」と聞くと、「私もわかりません。コピーしただけなので」という。「いや、私がわからなかったらこれを見る上司も他の部門の人もわからないと思うよ。みんなにわかるような書き方にしないと」と教えてはいるけど…?
•言葉の定義がいい加減。「年間」といいつつ「月間」のグラフを貼っていたり。
•これも文章力じゃないけど、自分がちゃんと書いた書類をチェックせずに私にチェック依頼してくる。私は校閲じゃない。インデントのズレだったり、誤字脱字だったり、自分で一度真剣にチェックすればわかるはずのところが全く直ってない。というか過去に指摘したことがほぼ全て次回に活かされない。一度、「うちの会社では西暦を使うんやで」と教えても次の場面では「令和」って書いてるような。
まあ、「ちゃんと指導しろや」で済むと思うんだけど、ちゃんと指導してるのよ、都度。なのに直らないのよ。もっと強く言うべきなのか?とは思うけど私の性格からして難しい…。もっと上の上司にいうべきなのか…?でも文章力ないね、って指導して直るもん?
というか、新卒ってこんなもん?こんなに書けないもん?自分の新卒の頃なんて遥か昔で覚えてないけど、レポートや卒論で論理的な文章を書く力って鍛えられない?ビジネス文章には馴染んでないとしても。
承前:https://anond.hatelabo.jp/20230916001142
前回の記事の反響の中で、「エンタルピーについても解説して欲しい」というご意見を複数いただいた。
エンタルピーはエントロピーと同じく熱力学・統計力学に登場する概念で、名前の紛らわしさもあってか、初学者がしばしば「分からない」と口にする用語の一つである。
だが、実は、エンタルピーの難しさはせいぜい「名前が紛らわしい」くらいのもので、エントロピーと比べてもずっと易しい。
本記事では、「エンタルピーがエントロピーとどのように関連するのか」というところまでをまとめておきたい。前回の記事よりも数式がやや多くなってしまうが、それほど高度な数学的概念を用いることはないので安心して欲しい。
まずは、円筒形のコップのような容器に入っている物質を考えて欲しい。
容器の内側底面の面積をAとし、物質は高さLのところまで入っているとしよう。物質の表面には大気からの圧力Pがかかっており、物質のもつエネルギーはUであるとする。
この容器内の物質に、外から熱Qを与えると、物質が膨張し、高さが⊿L高くなったとしよう。このとき、物質がもつエネルギーはどれだけ増加しただろうか?
熱をQ与えたのだからQ増加したのか、と言えばそうではない。物質が膨張するとき、大気を押し上げる際に物質はエネルギーを消費するからである。このエネルギーはそのまま大気が受け取る。
力を加えて物体を動かしたとき、物体には、力と移動距離の積に等しいエネルギー(仕事)が与えられる。
物質に与えられた熱Qは、物質がした仕事Wの分だけ大気に移り、残った分が物質のエネルギーの増加分となるから
⊿U = Q - W
いま、物質が大気に加えた力は F = PA であるから、物質がした仕事は W = F⊿L = PA⊿L となる。
物質の体積は V = AL であり、その増加量は ⊿V = A⊿L であるから、仕事の式は W = P⊿Vと書き直せる。従って
Q = ⊿U + P⊿V
とすることができる。
さて、ここで
H = U + PV
この状態量の変化量は
⊿H = ⊿U + (P + ⊿P)(V + ⊿V) - PV
≒ ⊿U + P⊿V + V⊿P
⊿H = ⊿U + P⊿V
とすることができる。
これは先程のQと同じ値である。つまり、圧力一定の条件では、物体が受け取った熱は単純に状態量Hの増加分としてしまってよい。この状態量Hが「エンタルピー」である。
既にお分かりと思うが、この「エンタルピー」は「エントロピー」とは全く異なる状態量である。
だが、熱力学においては、この二つはしばしばセットで登場するのである。それは、前回記事の最後に述べた「エントロピー増大の法則」と関係がある。
しかし、それについて述べる前に、エントロピーについて一つ補足をしておきたい。
前回記事では、エントロピー変化と温度の関係を「エネルギーのみが変化する場合」について考えた。
エンタルピーとの関係を考えるにあたっては、体積が変化する場合についても検討しておく必要がある。
そこで、「エネルギーと体積が変化するが、物質量は不変」という場合を考えよう。
(ここで、「物質量が不変」とは、物体を構成する各成分の物質量がそれぞれ全て不変、という意味である。すなわち、化学反応や相転移などが何も起こらないような変化を考えている。)
この場合には、エントロピーと絶対温度の関係はどうなるのだろうか?
結論を先に言えば、「物質が外にした仕事」に関係なく、エントロピーを一定量増加させるために要する「熱量」で絶対温度が決まるのである。
仕事の分だけエネルギーが流出するにも関わらず、なぜそうなるのだろうか?
体積の増加によって物質の構成分子の配置パターンが増加し、その分エントロピーも増加するのだ。この増加分が、エネルギーの流出によるエントロピーの減少分をちょうど補うのである。
このことをきちんと示すには、体積一定の物体A(エントロピーSa)と、体積が変化するがAに対しては仕事をしないような物体B(エントロピーSb)を考えればよい(どちらも物質量は不変とする)。
両者を接触させ、絶対温度がどちらもTになったとしよう。このとき、AからBへ流れる熱とBからAへ流れる熱が等しく、巨視的には熱が移動しない「熱平衡」という状態になっている。
このとき、AからBに移動するわずかな熱をqとする。物体Aは体積一定なので、T = ⊿E/⊿S が適用できる。すなわち
T = -q/⊿Sa
となる。
熱平衡はエントロピー最大の状態であるから、微小な熱移動によって全体のエントロピーは増加しない。また、エントロピーは自然に減少もしないので、
である。
としてよいことになるのである。
(この論法がよく分からない読者は、Aのエネルギー Ea を横軸に、全エントロピー Sa + Sb を縦軸にとった凸型のグラフを描いて考えてみて欲しい。エントロピー最大の点での接線を考えれば、ここで述べている内容が理解できると思う。)
では本題の、「エントロピーとエンタルピーの関係式」を見ていこう。
ビーカーのような容器に入った物質Xと、その周囲の外環境Yを考える。
Xは何らかの化学変化を起こすが、Yは物質量不変とする。X,YのエントロピーをそれぞれSx,Sy、エンタルピーをそれぞれHx,Hyと定める。X,Yの圧力はP、絶対温度はTで一定とする。
Xが化学反応を起こして熱Qを放出したならば、エンタルピー変化はそれぞれ
⊿Hx = -Q , ⊿Hy = Q
となるであろう。
一方、Yについては物質量不変より
T = Q/⊿Sy
であるので、
⊿Sy = Q/T = -⊿Hx/T
と表せる。
⊿Sx + ⊿Sy ≧ 0
は
T⊿Sx ≧ ⊿Hx
と書き直すことができる。これが最初に述べた「エントロピーとエンタルピーの関係式」である。
「エントロピー増大の法則」をこのように書き直すことにより、「自発的な変化が起こるかどうか」を「物質自身の状態量の変化」のみで考えることができるのである。これが、エンタルピーがエントロピーとセットでよく出てくる理由である。
導出過程を見直せばすぐに分かるが、エンタルピー変化は「物質が放出した熱による外環境のエントロピー変化」を表すために用いられているに過ぎない。
本質的には、「自発的に反応が進行するかどうか」はエントロピーによって、すなわち、微視的状態のパターン数の増減に基づく確率によって決まっているのである。