凪良さんの新刊「
ここで待ってる」の感想です。
(凪良ゆう/草間さかえ)この作家さんで草間イラは2回目ですが、
今回はSFとは無縁の
空手の師範代・成田×
生徒の父・飴屋 という市井設定。
(「ショートケーキの苺にはさわらないで」感想はここ)でも二人の出会いはゲイバーで、
しかも飴屋は性悪ビッチ。
その後、空手道場で偶然再会し、一目ぼれしていた成田は複雑な心境に陥りますが、
飴屋の家庭事情を知るや、離れがたくなって行きます。
後半は幼い息子・
論のよき父親であり続けようとする飴屋と
自立したい妻・
のばらのすれ違い、
そして子供のために強引になれない成田が焦れったい展開で・・
とにかく登場人物全員が盛大に
お人よし 。
特に
成田の祖父は本当に子供好きなイイ人で、
呆れるほど度量が大きい。
ラストのまとめ方には少々目が点になったものの、
一人一人の背景がきっちりと描かれていたのでとりあえず納得。
がまん強い包容力男の成田と、ツンデレヤンキーな飴屋が
おじいちゃんのお陰で大団円。
途中飴屋の過去エピに
「青春アミーゴ」を歌いたくなりましたww
- 関連記事
-