10/25発売予定の
「RULES 2nd season」の文字をネット上で見かけ、
そういえば宮本さんの初期・代表作なのに「RULES」は未読・・
で、1~3巻と「ラバーズ、ソウルズ」を読んでみました。
このシリーズは2000~2002年ごろ同人誌と別会社
(松文館)で出版されていたものらしく
それに大量な描下ろしをつけてCharaと宙出版でコミックス化して完結。
なので7年前になぜ手を出さなかったのか謎なんですが、
BLに出会って間もない頃に宮本さんの同人誌・ハイドラに嵌れなかったことと、2007年だとまだ読みたい本がたくさんあったことが原因かな・・と。
でもこの作家さんのテンションに慣れた今なら全然大丈夫で、
2組のCPの行く末が気になって気になって、アッという間に一気読み♪
ゲイであることに悩む
ユキと、親友のユキから告白されて戸惑う
アトリは
高校生らしいマジメさと怖いもの知らずを合わせ持って、けっこうリアル。
そして彼らの相談相手となった
ヒカルと
トオルは性格が真逆タイプで、
それゆえ4人の感情がグルグルと交錯して面白い。
結局包容力があって優しいヒカルはユキと、
自分を全く大事にしない無節操なトオルはアトリとできてしまい、
アトリ×ユキにならない意外展開。
でもトオルの無節操には理由があって、詳細は「ラバーズ、ソウルズ」に描かれていましたが、
写真のポストイット告白が切な過ぎてヤバイ・・。なので
人として本当にイイ奴! な
アトリと幸せになれてよかったですっ。
「RULES」シリーズで1番好きなのは
ヒカルさん(^^)
一人だけ少し年上なせいか、とにかく
包容力があって面倒見がよくていい加減そうなのに常識人。
そのうちユキ・アトリ・トオルのお父さんになってしまうかもしれません・・(笑)。
宮本さんは「ラバーズ、ソウルズ」が初コミックスだったそうですが、
デビュー当時から絵のレベルがもの凄く高くて、現在と大差ないのが驚き。
人物の表情や感情を大げさに描かない雰囲気も今とほぼ同じなので、
2nd seasonも違和感なく読めそうです。