
4冊読みました。
近所のBオフにごそっとあったので、先ずは1冊挿絵でチョイス♪
イラストは
高永ひなこさんで
「溺れそうな衝動」(リンクス)。
吉田ナツさんの「恋をしてはいけない」が高永さん目あてで大当たりだったので、今回も期待~。
結果は・・
面白かったです!!(喜)
「溺れそうな衝動」は一言で言えば
執着愛家庭環境が不幸な高校生の隆平と中学生の吉希はお互いの寂しさを埋めるために寄り添い、
体の関係はなかったものの、二人で家出を決意。
ところが土壇場で恐くなった吉希は家に連絡をしてしまいます。
6年後隆平は吉希を探し当て、異常な強引さで6年前をやり直そうとします。
隆平は吉希に再会するために家業を手伝い、社会人として力をつけ・・
とにかく
全て吉希中心で生きてきた執愛男。
これに対して吉希は普通に大学生活をおくり、
当然家出未遂は忘れられない事であっても、彼の心を全て占めていたわけではなく・・
二人の感情にはかなりのズレが見られます。
隆平の執着ぶりは凄まじく、先ず高校時代と同じように同衾と同居を強要。
吉希の私物が隆平の部屋に勝手に運びこまれたり、大学の友達と遊ぶことも許されません。
結局つまらない嫉妬から隆平は吉希を強姦
(酷っ)その後ショックを受ける吉希に驚き、腕時計・デジカメ・車と高価なものを贈り続け、
終いには
『おまえは、俺のものだ』と開き直り。
恐いです、隆平!とにかくお子ちゃまでオレさま!。
常に感情あからさまな執着ぶりには
ギャーですが、
でもあまりの愛全開になんだか憎めず・・。
ベットで吉希を後ろから抱きしめ
「いい匂いがする」と髪に顔をうずめたり、必死にしがみつたり・・
結局吉希に好きになってもらいたくて一生懸命。
なのでワガママも
ラブリ~~~!!
一方吉希は怒涛のような強引愛にとまどい、自分の感情が分からないまま半同居状態。
隆平が恐いのに離れられず、一緒にいるのは家出を裏切った罪悪感からなのか、愛なのか・・?
自覚に時間がかかります。
吉希が自分の気持ちと隆平の弱さに気付いたところで物語はハッピーエンド。
「俺は二度と隆平を置いていかないよ」という言葉に泣いてしまう隆平。
可愛くも感動的なラストでした~。
それにしても
高永さんの挿絵はイイです~。激しさと可愛さが同居してて、
動きも華もある!! 大好きです~

さて他に読んだ3冊は
「とまどいの行方」「雨のち恋模様」(リンクス)、
「甘く淫らな檻の中」(ルビー)。
この3冊は年齢差CPで年上攻め。しかも「とまどい」「甘く」は高校生受け~。
弱弱しい不幸な受ちゃんに、大人な攻めでちょっと犯罪?(笑)
とりあえず囲い系なお話で、きたざわ尋子さん風。
「溺れそうな衝動」がストーカー系の力強い攻めだったため、こーゆー激しい感じを期待してしまったので・・
他3冊はアレ?!でした(笑)
でもこちらの3冊がもしかして柊平さんの持ち味??「溺れそうな・・」が異色な感じがしました~・・。
で、1番面白かったのは当然「溺れそうな衝動」。他は「甘く」「とまどい」「雨のち」の順位で好きです。
「甘く」は受ちゃんが可愛そうで可愛かったです。
読んだ4冊に共通しているのは受君の家庭、特に父親に問題がある人が多いということ。
(雨のちは兄)余計なお世話ながら家族のその後を心配したくなるよーな・・危ない人達が多かったです(笑)。