ブログのお客様・Keiさんのお薦めで、
凪良ゆうさんの小説を2冊読みました。
この作家さんは2007年にデビュー本が出ている新人さんでしたが・・
両方とも面白かったぁ!1冊は弾けたコメディ設定、もう1冊はストーカー攻のサスペンス風味という、
全く違うタイプのお話でしたが、2冊とも先が気になって気になって
切ない一途さ に爆走読み。謙虚さと可愛さに胸がギュンギュンでした
「
初恋姫」
資産家の3男としてなに不自由なく育った
花時雨は、
祖父の命令で潰れかけの定食屋へ手伝いに出されます。
が、世離れしている上にしゃべり方も時代劇の姫のよーなので全く役にたたず
若店主・
一心に一目惚れするも、なかなか上手くいきません。
ところがズレているわりに
人として正しく、鋭く、優しくて可愛いために
一心もホロリ。江戸っ子気質の攻さまもハナちゃんの男らしさに負けました。
この他花時雨のボディーガード・
真田もイイ味で、
この人とBLでもよかった気もしますが・・
姫は定食屋にお嫁に行ってめでたし、めでたし♪
街子さんのイラストもピッタリで、よかったですっ。
「
恋愛犯」
こちらは「初恋姫」とはガラリと違う作風で、主役の攻さまがかなりの性格破綻者。
人とコミュニケーションが上手くとれず、バイオリンだけが友達の
日永は
高校時代、同級生の
勢田をストーキング。
さらにそれ絡みで暴力事件をおこして学校を退学し、家族とも断絶してしまいます。
4年後、日永はバイトで一人暮らしをしていますが、偶然にも記憶喪失となった勢田と再会。
日永は勢田の記憶が無いのをイイことに同居に持ち込んだあげく、
無理矢理××関係を結び、
過去も教えようとしません。
が、そんな日永も普段は勢田にとても優しく、
異様に一生懸命で一途。
なので真実を教えない卑怯さも怖いながらも許せる可愛さで・・
勢田も日永のワンコぶりに結局陥落。
記憶が戻った後はどうなることかと思いましたが、幸いにも異常愛の勝利。
日永も少しずつ社会に溶け込んでいく気配なのでした
にしても、日永みたいな人が実際近くに居たらビビリますが・・愛ゆえの異常行動や過激な行為 が大好物なアタシはこの日永はかなりツボ
久しぶりに骨のある(?)攻様に出会えたと、大満足な1冊でした
てなわけで他の凪良本も読んでみたくなり只今3冊お取り寄せ中~。
早くゲットしたいです♪