タクミくん最終巻「Station」を読みました。
(前巻感想はここ)*ネタバレありBLのサザエさん(?)としてこのままズッと終わらないような気がしていた
タクミくんですが、とうとう完結してしまいました。
で、読んだ直後の感想は
なんかモヤ~とする。て、別にバッドエンドではないし、ギイがタクミを見初めた場所も明かされますし
何よりタクミに成長が感じられるので、まあよいのですが・・
「その後はご想像にお任せします」的ラストにぶった切り感が否めない。
せめてタクミの合否やギイから連絡が欲しかったっっ。
とはいえ「Station」の3/4は前巻から日にちが動いていない文化祭で、
どこぞの王子レベルなギイの扱いに
そんなアホな・・と思いつつも、
二人のイチャラブはたくさん。
あからさまなHシーンがなくても、いつもどーりほっこりできました。
私のタクミくん歴は12年ですが、大好きなのは
「Pure」まで。
つまり嵌ってから出版されたものに私的ヒットがなかったわけです(汗)。でもこれは
<あとがき>を読んで納得。
ごとうさんは当初「June Pride」で書き切った感があったらしく、
(「June Pride」は1巻目に収録)その後は二年生で終了するつもりだったのが今に至るということで、
ゆえに後半は長編が多くなったらしい。
検索すると2007年~2011年まで映画化がありまして・・
いろいろ大人の事情で30年近く関わる結果になったのかと。
なので今となってはギイの王子さま設定が少々古いかもしれませんが
現在のBLの基礎を築いた作品であることは間違いなくて、
××シーンがないのにキュンキュンドキドキできる、
しかも全年齢対象(?)な貴重なBL。
いつまでも読者が絶えないで欲しい作品の一つでした。
にしてもギイはなぜ連絡をよこさないのか??
ラストシーンは事件が起こってから2カ月くらいたっている筈で、
もしや社畜になってる??
て、突然消えたことに罪悪感があるのかな~。
裏事情をタクミに明かしてなかったわけだから。
まあ引き続きタクミのストーカーとして暗躍してるとは思いますがw
番外か同人誌で続きを書いてもらいたいところ。
数多くいたCPのうち、やはりギイとタクミがナンバー1だった私としては
(他のキャラも大好きでしたが)
もっとスッキリできる結末が正直読みたかったです。↑限定版についていた小冊子。
残念ながら本編のその後ではありませんが・・シリーズに登場したキャラのちょっとしたSS集で、
おおやさんのステキな表紙&裏表紙&イラスト1枚もついている♪このシリーズはイラストがおおやさんで本当~によかった!
とにかく
カッコイイ、可愛い、華麗の3Kが揃っていて
コミックスも大のお気に入り。
とはいえ小説1巻からは大分絵が変わってますが、
それでもいつ見てもウットリできるストーリーと絵柄のピッタリ感。
平成と共に長いこと書き続けてくれたお二人に、
たくさんのキュンと癒しをありがとう と
ラストに違和感を覚えつつも感謝の気持ちを捧げたいです。