fc2ブログ

BL主腐日記

BL的<萌>をひたすら叫んでいるブログです。
BL主腐日記 TOP > タクミくんシリーズ

タクミくんシリーズ「Station」

タクミくん最終巻「Station」を読みました。 (前巻感想はここ
*ネタバレあり

Station 小冊子付き特装版    タクミくんシリーズ (角川ルビー文庫)Station 小冊子付き特装版 タクミくんシリーズ (角川ルビー文庫)
(2014/01/31)
ごとう しのぶ

商品詳細を見る

BLのサザエさん(?)としてこのままズッと終わらないような気がしていた
タクミくんですが、とうとう完結してしまいました。

で、読んだ直後の感想は なんかモヤ~とする。

て、別にバッドエンドではないし、ギイがタクミを見初めた場所も明かされますし
何よりタクミに成長が感じられるので、まあよいのですが・・

「その後はご想像にお任せします」的ラストにぶった切り感が否めない。
せめてタクミの合否やギイから連絡が欲しかったっっ。

とはいえ「Station」の3/4は前巻から日にちが動いていない文化祭で、
どこぞの王子レベルなギイの扱いに そんなアホな・・と思いつつも、
二人のイチャラブはたくさん。

あからさまなHシーンがなくても、いつもどーりほっこりできました。


私のタクミくん歴は12年ですが、大好きなのは「Pure」まで。
つまり嵌ってから出版されたものに私的ヒットがなかったわけです(汗)。

でもこれは<あとがき>を読んで納得。
ごとうさんは当初「June Pride」で書き切った感があったらしく、
(「June Pride」は1巻目に収録)

その後は二年生で終了するつもりだったのが今に至るということで、
ゆえに後半は長編が多くなったらしい。

検索すると2007年~2011年まで映画化がありまして・・
いろいろ大人の事情で30年近く関わる結果になったのかと。

なので今となってはギイの王子さま設定が少々古いかもしれませんが
現在のBLの基礎を築いた作品であることは間違いなくて、

××シーンがないのにキュンキュンドキドキできる、
しかも全年齢対象(?)な貴重なBL。

いつまでも読者が絶えないで欲しい作品の一つでした。


にしてもギイはなぜ連絡をよこさないのか??
ラストシーンは事件が起こってから2カ月くらいたっている筈で、
もしや社畜になってる??

て、突然消えたことに罪悪感があるのかな~。
裏事情をタクミに明かしてなかったわけだから。

まあ引き続きタクミのストーカーとして暗躍してるとは思いますがw
番外か同人誌で続きを書いてもらいたいところ。

数多くいたCPのうち、やはりギイとタクミがナンバー1だった私としては
(他のキャラも大好きでしたが)
もっとスッキリできる結末が正直読みたかったです。


takumishousashi.gif

↑限定版についていた小冊子。
残念ながら本編のその後ではありませんが・・

シリーズに登場したキャラのちょっとしたSS集で、
おおやさんのステキな表紙&裏表紙&イラスト1枚もついている♪

このシリーズはイラストがおおやさんで本当~によかった!
とにかくカッコイイ、可愛い、華麗の3Kが揃っていて
コミックスも大のお気に入り。

とはいえ小説1巻からは大分絵が変わってますが、
それでもいつ見てもウットリできるストーリーと絵柄のピッタリ感。

平成と共に長いこと書き続けてくれたお二人に、
たくさんのキュンと癒しをありがとう とラストに違和感を覚えつつも
感謝の気持ちを捧げたいです。
[ 2014/02/02 13:13 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(4)

タクミくん最終巻

萌友さんからタクミくんシリーズ完結すると知らされ、
ちょっとビックリ。

公式を見ると小冊子付きの初回限定版が出るようで、
申込み締切は12/10らしい。(相変わらずウットリできるおおやさんのイラスト↓)

タクミくんシリーズ   Station 小冊子付き特装版 (角川ルビー文庫)タクミくんシリーズ Station 小冊子付き特装版 (角川ルビー文庫)
(2014/02/01)
ごとう しのぶ

商品詳細を見る

てなわけで早速ポチッとしましたが・・
かなり突然で、正直寂しい~~~っ。

前巻のリスクから丸3年。 (レビュはここ
タクミくんは1年1冊がお約束だったので、
間があいてるな~と思っていたらいきなり終了!

ごとうさんは3年かけて結末を考えていたんですかね・・?

このシリーズは独特のサラッとした文章で、
短編が1冊になった読みやすい形式。

濃厚なラブシーンや過激な描写は一切ないのに、
ラブキュンが満載のステキ小説。

連載から21年。
このままサザエさんのように続いてもOKな気がしていましたが、
やっぱり二人は学園を卒業して行くのかな・・。


私がこの小説に出会ったのは約10年前。

「炎の蜃気楼」というクソ激しい小説に嵌りこんだ時期で、
この作品でメンタルをやられるとタクミくんを読んでホッとする、
そして又ミラを読む ということを繰り返していました(笑)。

その後3,4年前に娘達も読みだして、映画化に文句を言ったりしながら
親子で楽しんできました。

で、下の子に終了を告げたら、
「このままだとタクミ君が私と同じ年になっちゃうよ」
と言ったので、未完でもよかったけど仕方ないかな~(笑)。

とりあえずアンハッピーな結末はあり得ないと思われますが、
幸せな未来を予感できる、後味すっきりなラストを望みますっ。
[ 2013/10/10 15:52 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(2)

風と光と月と犬 「ボーイズラブって好きですか?(36795)」

タクミくんシリーズ『風と光と月と犬』を読みました。

前回の「リスク」から調度1年ぶりの新刊ですが、(リスク感想はここ
何故にこんな豪華本??

kazeto.jpg

て、あらすじを見れば三洲と真行寺の番外編で、
時間的には高3最後の文化祭前。

受験と生徒会で忙しい三洲と、
三洲のために文化部の劇に出る真行寺のすれ違いが描かれていますが・・

新さんのツンに怯えるヘタレワンコがけっこう哀れっっ

なので機嫌のよくなった三洲に優しくしてもらえてヤレヤレでした

が、ここに至るまでに二つのビックリが浮上して、一つはギイの学歴。
そしてもう一つは三洲の出生の秘密

でも後者は少々唐突で、これが機嫌の直るきっかけになったのが納得できない・・。
できれば真行寺の何らかの行動でラストデートにもちこんで欲しかったですっ。

この他ちょっと不満だったのが、おおやさんの挿絵がゼロだった事と
どーでもイイ状況説明文がかなり多めだったこと。

なので1300円のわりにコストパフォーマンスが今一で、
普通の文庫で出して欲しい1冊でした。


タクミくんシリーズは迫り来る進路や卒業に、要所要所で切ない描写が増えていますが・・
皆がバラバラになる3月は10年後だったりして(笑)。

次の新刊も気長に待ちたいと思います。

にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村
[ 2011/09/04 10:50 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(2)

タクミくんシリーズ・リスク 「ボーイズラブって好きですか?(36795)」

タクミくんシリーズ『リスク』を買いました。

前巻から1年たたないスピード新刊♪

今回は文化祭準備とギイに片想いをしている朝比奈の嫌がらせ、
そして祠堂を視察に来た乃木沢蓑巌のエピソードが丸っと入った1冊。

で、私的に嬉しかったのが バックから抱き締めっ な表紙と
乃木沢さんの再登場。

タクミくんシリーズは当然ながらオヤジ率が低いため
乃木沢や島岡さんが出てくるとオオッとなるアタシ。

島岡×ギイもイイな・・と秘かに思ったりもするので・・
年の差ラブを実践している乃木沢×蓑巌の話がけっこう好き。

てな訳で乃木沢&ギイの黒さが垣間見える
今回のエピソードは面白かったです!

にしても、ギイの朝比奈に対する ブリザード口調と、
盗まれたバイオリンの解決法にはビックリ!!

この調子だとギイはタクミを側におくためなら、どんな事でもしかねない?!
乃木沢の感想どーり「したたか」な彼はカッコよかったですっ。



さて、この夏は活字中毒の次女(13歳)が「何か読ませろ~~っ」と煩くて・・
でもアタシの持ち物はほとんどが18禁。

朝チュンBLはどれなんだ?と迷ったあげく
「吸血鬼と愉快な仲間たち」&「タクミくん」をチョイス(汗)。

で、見事に嵌って約10日間で全巻読破っっ。
何だか将来が心配な次女ですが、親子の会話は増量。

これに影響された活字大嫌いな長女までタクミくん1巻を読む始末で・・
今は「やっぱり本は面倒」とタクミ・コミックスに進んでますが、

二人ともあまりのイケパラ漫画に顔がニヤけるウットリ読書(笑)
おおやさんの画力には感動しきりです。

てな訳で次女はタイムリーな新刊に大喜びでしたが、
一つだけ超ブルーになっていたのが帯にあった映画の宣伝。

実は読書中に「ヤメロ」と言ったのに映画の公式を閲覧した娘たち。
で、あまりのイメージの違いに涙が出るほど3人で爆笑~。

が、冷静になったらものスンゴク実写化が嫌だったよーで・・
次女は今回の帯をポイしてました(ハハ)。

映画に対する意見が親子一緒でよかったです。
[ 2010/09/04 20:19 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(6)

タクミくんシリーズ・新刊 「ボーイズラブって好きですか?(36795)」

12月はお約束なタクミくんの季節♪
タクミくんシリーズ・新刊『誰かが彼に恋してる
を読みました。 (前巻感想はここ

今回は内容に大きな変化があまりなくて、
ギイに想いを寄せる<誰か>の影が相変らずチラチラ。

タクミに意地悪をしたのもこの人なのか気になるところですが・・

これとは別に高校生活を惜しむような雰囲気が全体的に流れ、
タクミもギイにふさわしい人間になろうと本気モード。

連載約20年でようやく将来を考えなければならない彼らですが、
いつまでも高校生でいて欲しい気もします。


さて『誰かが彼に恋してる』は全部で3編が収録。1話目と3話目はSSで、
1番気に入ったのが最初の「崎義一クンによる、正しいメールの送り方」

20年が1年半なこの小説も<携帯>はしっかり導入で、
ギイの乙女な絵文字と絵文字要求にはキュン

ごとうさんのSSは独特の文章がより光るので大好きです♪


さて、文庫の帯に井上&神谷さんのラジオCD応募券が
ついていましたが、表には実写タクミくんの宣伝写真が・・(もうヤメレ)

にしてもこれの申し込み用紙アンケートが恐ろしく面倒くさい
マジメに全て書くべきなんだろーか(ハハ)。
[ 2009/12/04 17:05 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(8)

誘惑とPure2 「ボーイズラブって好きですか?(36795)」

タクミくんシリーズ新刊『誘惑』とコミック新刊『Pure2』を読みました。

今回の『誘惑』はひたすら余裕の無いギイが目一杯
タクミ・兄に対する嫉妬や将来の不安が彼をぷち方向転換させ、
タクミに対する愛は全開

ベタでガッついたギイが可愛くて最高でした~~っ

この他デレのほとんど無い三洲に寂しさを感じる真行寺くんがラブリーで、
温室でタクミに甘える関係も相変らずイイ♪

にしても半年後には嫌でも卒業していく3年生。

ギイとタクミの未来が気になるところですが、1年半を15年かけて書いているこのシリーズ・・
結論が出るのは何年後なのでしょう~?

でもごとうさんの些細なすれ違いや、繊細な心の動きをさらっと綴る文章が
大好きなので、いつまでも続いて欲しいような気もします。

*「誘惑」の中に出てきたポップコーンは本当に生産中止かも。
子供が好きなのでよく買っていたのですが・・最近めっきり見かけませんっ。
何かあったのだろーか??



さてコミック『Pure』の2巻目です。 (1巻感想はここ

takumipu.jpg

こちらは真行寺×三洲がメインの「Pure」「あの、晴れた青空」「そして春風にささやいて」が収録。

どれも原作が大好きな作品なので楽しみな1冊でしたが、
小説でドツボだった 「お前は俺の所有物だろ」 発言は意外とあっさり流れ、

やはり原作を超えるものは無し・・。

でもおおやさんのフンワリ綺麗な絵に常にうっとりなアタシは8割がた満足♪
女王三洲とワンコ真行寺のキスシーンや、タクミとギイのラブシーンはかなりドキドキでした


三洲&真行寺はタクミ達の次に好きなCPですが、
今回この二人を読んであるコンビを思い出してしまいました。

ひろC&小野D・・(末期?)
いつかこのキャストで「Pure」をドラマCD化して欲しいです(笑)
[ 2008/12/05 21:19 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(11)

タクミくん新刊「プロローグ」 「ボーイズラブって好きですか?(36795)」

タクミくんシリーズの新刊『プロローグ』を読みました。

今回は新刊への道のりが短ったですっ(喜)

で、内容は3年生の9月に進み、小説形態は何だかお久しぶりの短篇集。

全部で6章ありましたが、メインは「Sweet Pain」
死んだ兄に面差しが似ている1年生登場で、タクミとギイの仲が不安定に・・。

しかもそんな関係のまま続くなので次が1年後だと辛いっ
早めの新刊をお願いしたいです~。


今回好きなのは「ホワイトデイ・キス」「8月15日、登校日」のギイ&タクミの甘甘

そして注目は1年生の綱大壱伊。おおやさんのイラストが凄くカッコよくて、
特に壱伊の色っぽさは只者ではなかったです


ところでギイの眼鏡作戦ですが・・
3年生は誰も二人が疎遠になったとは思ってないんですね~(笑)。

ギイの苦労が無駄になっているとゆーか、微笑ましい状態で・・
完璧王子に見えて実は嫉妬深く、甘えたがりの彼が可愛い新刊でした。
[ 2008/04/29 15:23 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(14)

恋のカケラ(タクミくんシリーズ) 「ボーイズラブって好きですか?(36795)」

昨日、今日と連続ランチしてきました。
明日から長女が期末テスト&その後試験休みに入るので、ガツガツ人に会ってしまいました。

昨日は楽天友のサツキさん、今日は幼馴染の友人で、会話の内容が死ぬほど違いましたが・・
両日とも楽しかったです(笑)

*サツキさん、ありがとうございました~♪

で、昨日は池袋アニに行ったのですがタクミくんファンブックは売り切れ・・。
Pure、恋のカケラ、ファンブックを買うと小冊子の全サに応募できるので、
そのせいか凄い人気♪仕方なく通販しました~




さて、タクミくんシリーズ新刊『恋のカケラ』です。

koinoka.jpg

「夏の残像」が4巻目にしてやっと終わりました~~っ。

が、後書きを読んでビックリ!
なんと二人の夏休みは6年も続いたとか

・・そうでした。 前作の「フェアリーテイル」も夏休みでした・・

しっかし、何で<夏の残像>はこんなに長引いたんでしょう・・??

タクミくんは短編が1冊になっているものが多く、
短い文章の中にたくさんのキュンが詰まっているから、何度も読み返しているのに・・

とはいえ終わってみればなかなか面白いお話でした。
今回は途中でコスプレ麻薬刑事もので盛りだくさん♪

でも一番笑えたのは三須真行寺SM関係で、
三洲の甘えと真行寺の度量の広さに拍車がかかり・・素晴らしかったです(笑)。

この他注目は可愛いらしい雅彦さん
寄彦とラブラブになるとは予想外でしたが、幸せになれそうでよかったです♪

そしてタクミギイは繊細な嫉妬やイチャイチャを繰り返し、当然甘甘は続行~

でも1番よかったのは巻末のSS「夕立」
このお話は「あの、晴れた青空」の続編でしたが、ギイのタクミに対する執着が垣間見えて
気に入りました。


さて、「恋のカケラ」ではタクミくんの進路の話がちょっと出てきましたが・・

この人はBLにありがちな、やたら勉強ができる人でも我慢強い健気ちゃんでもなく
将来何がしたいかもはっきりしない・・正直ガッツが無いタイプ。

つまり読者とけっこう等身大なキャラで、そんなタクミくんが完璧王子に愛されて
且つ優秀な仲間達に気にかけてもらえるのは読んでいて楽しい♪

男の子が主役だと嫉妬も感じず応援できるので(笑)、やはりBLはステキです
[ 2007/12/06 22:38 ] タクミくんシリーズ | TB(0) | CM(6)
その他のBLレビュー
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム