ウノハナさんの「
犬と欠け月」を表紙につられて読んでみました。

この作家さんは椹野さんの「
されどご主人様」と「
従者にあらず」のレーターさん
として知っていましたが、オリジナル漫画は初めて。
でも読んでみたらかなり好みの絵柄で
挿絵の時より上手く感じる♪てなわけで「犬と・・」の他に
「ハイブリッド・スターダスト」「声はして涙は見えぬ濡れ烏」も読書。
面白さは
「犬」>
「ハイブリッド」>
「声はして」 の順番となりました。
「犬と欠け月」は網膜剥離で引退を余儀なくされた
一弥と
その後輩ボクサー・
岳の物語。
岳は虐待から抜け出すきっかけを作ってくれた一弥を尊敬し、
引退後も一途に慕うワンコ。
岳のトレーナーとなった一弥はそんなワンコが可愛くて、
つい手を出してしまいますが
思いのほか岳に嵌ってしまい、立場上迷いが出てくる・・。
××関係になってもブレない岳と、
失明するかもしれない未来を危ぶむ一弥の葛藤が焦れったくも切ない。
が、ラストは一弥の果たせなかった夢を岳が叶える展開が素晴らしく、
二人三脚でチャンピオンは最高。
終わってみれば年下の
岳が非常に男らしい受でした(^^)
「ハイブリッド・スターダスト」は御曹司・聖人が借金まみれのオッサン・八京を拾い、
ナニの相手をさせて、仕事を与え、イイ男に仕上げていくマイフェアレディBL版。
が、設定は面白いのに突き抜け感が今一。
聖人か八京が極端に弱い子だとよかったかも?
「声はして涙は見えぬ濡れ烏」は聖人の兄・凛のエピで
年下ワンコ×ツンデレ。
この作品は短編でOKだったような・・
エロ以外で読ませるシーンがもう少し欲しかったです。