岩本さんの新刊「碧の王子」を買いました。
蓮川さんの美麗華麗な表紙に読む気がみなぎるっ。
しかも内容が
年の差、育成、主従BLで、私的にドストライクてんこ盛り。
舞台も岩本さんらしいベタなセレブ世界でした
で、
セレブ+蓮川さんといえば総ホモ兄弟な
<ロッセリーニ家>ですが、
今回は南米小国の権力者シウヴァ家の一人っ子・
蓮が主役。
蓮は10歳までジャングル育ちの野生児という特殊な生い立ちで、
ある日シウヴァ家の使者・
鏑木が突然迎えにやってきて生活が一変。
育ての親から引き離され、冷たい祖父の元でムリヤリ帝王教育を叩き込まれ、
頼れるのは守り役の鏑木ただ一人。そんなわけで
17年という、岩本作品最大の(?)年齢差にも関わらず、
互いが相当特別な存在で、蓮が16歳になると二人の間には妙な空気が漂いまくり。
でも10歳と27歳で会った瞬間からビビッと通うものがあったようなので・・
て、これだと鏑木は完全にショタですが・・それを言ったらロッセリーニのマクシミリアンはルカが赤ちゃんの時に一目ぼれという
もっと重症な人なので、かなりマシな方?? (「守護者」感想はここ)とりあえず鏑木は
今のところ変態くささが皆無な渋めの軍人です。
対する蓮はルカよりはツンデレ勝気な健気タイプ。
でもホームシックでハイジ状態になった幼少期は可哀想で可愛くて、
そんな蓮にジャングルの友達エルバ
(ジャガー)を与えた鏑木はGJ。
にしても野生育ちの少年に同年代の友人を与えず、6年も帝王教育って・・
それでイイの?
とにかく血筋が絶えることを病的に恐れた祖父が激しかったなぁ。で、次々と暗殺されてしまうシウヴァ家の人々・・。
今後は途中で登場した銀髪男や暗殺者がどう絡んでくるのか?
蓮の命は
ロデムエルバと
軍用犬鏑木がいれば問題ないと思われますが、
次巻が楽しみですっ。
*岩本さんはナンバー1級にツボな作家さんではないのですが、
とにかく作品のほとんどが私の好きなレーターさんっ。
(蓮川、円陣、麻々原、佐々、志水、奈良さんとか)
なのでつい買ってしまいます~。**岩本さんがメンバーの一人だったUnit Vanillaのアーサーズ・ガーディアンに
ジャングルものがあったな~。
結局木原さん以外誰がどの作品を書いたか分からないのですが、
もしかするとシリーズ2巻目の「密林の覇者」を担当?? (感想はここ)