松岡なつきさんの90年代作品を2冊読みました。
両方とも加筆修正版で1冊はキャラ文庫から出た『
H・Kドラグネット1』 。
もう1冊はショコラ文庫の『
銀の眠り、金の目醒め』で、
挿絵は
乃一ミクロさんと
みずかねりょうさん。
『H・Kドラグネット』は表紙の赤毛と金髪が
「カイトとレオ?」な雰囲気ですが、
実は異母兄弟の東洋人。
しかも香港マフィアのボスを父に持っているため、跡目争いに巻き込まれ、
特に赤毛君
(隆之)は出自も知らず、日本で高校生をやっていたのに香港送り・・
が、環境激変にも関わらず腹違いの兄・
アーサーに一目惚れをして、
ツンな兄を護りつつ、敵を撃破
アーサーへの想いも通じて1巻目はキリのよいところで終っています。
なので早く2巻をっっ というフレブラ的終り方ではないのですが、
隆之とアーサーの後見人である
ジェイソンと
クレイグの仲は未解決。
次は大人CPが主役になってくれると嬉しいです。
この作品のイラストはお初絵師さんでしたが、なかなか綺麗な挿絵で満足。
ジェイソンたちも気になるので2巻も読んでみたいです♪
『銀の眠り、金の目醒め』は日本人ソムリエの
玲一と
貴族の血をひくフランス人オーナー・
ラウールの物語で、
お酒が1滴もダメな私でも飲みたくなるようなワインが次々登場
て、もちろん主題はフレンチレストランを成功させようとする二人の恋ですが、
松岡さんのグローバルな知識量や雑学が垣間見える作品で、全体的にゴージャスな雰囲気
途中玲一が事故で嗅覚がダメになったりと、山あり谷ありで大変ですが、
優しいラウールと勝気な玲一がギリギリのところで噛みあって何とか克服。
この作家さんって実は濃いHシーンも書ける人だったんだな~と改めて知った2作品でした(笑)。
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