あけましておめでとうございます。今年最初の記事は
「炎の蜃気楼」。BL道に踏み込むきっかけとなった作品です。
(「炎の蜃気楼」感想はここ)が、本編は10年前に完結しているので、
今回は
「夜啼鳥ブルース」という昭和編。
(桑原さんは相変わらずタイトルをつけるのが上手いな~。)でもこのストーリーは行きつく先を知っているだけに読みたくなくて、本が出る前から数名のミラ友さんとブツブツ言っていたわけですが・・
この表紙で瞬殺されて即買いっっ。
ギャー、なんて素敵な直江と高耶さん!!て、高耶さんじゃなくて景虎さまなんですが・・
かなり現代風だし、高校のブレザー着せたらそんな感じで
イイっ!!(浜田さんの絵の方が昭和~/笑)ところが読み始めてみるとこの景虎様はなんと
30代(驚)。
そして直江は医大生~。
てことで
直江、若い!!立派な年下攻めですっ♪とはいえ時代は昭和33年なので当然ナニも起こらず、直江の昏い片思いは続行中・・
序章とラストの独白は久しぶりの直江節で、切なさ炸裂でした。さて、ストーリーは龍神にまつわる怪異を景虎・直江・晴家で解決していく流れですが、
これに高坂や織田勢も登場して、
このエピソードの核となる美奈子も当然絡んでくる。
で、最初直江と美奈子が妙に仲良しな事にイラッとして、
直江も慌てると「美奈子」とか呼び捨てにしてるし・・でも結局は景虎様に魅かれる美奈子さんなので、次巻は二人のラブラブなの?
ああ、辛~・・考えただけで直江ファンのアタシは辛い。てことで2巻はどうしよう。でも長秀と色部さんがまだ出てきてないし
長秀が大好きなので登場したら読みたい気もするし・・
こんなに購入にグルグルする本も珍しい
(流石ミラージュ)。とりあえず1巻は戦時中から続く景虎の後悔や疲労、直江の苦悩が切なくて、
一方怪異はちょっとホラーで、調伏やバトルには迫力があった。
10年前の勢いは作者様にも私にもありませんが、いろいろとバランスが取れた1冊。
そしてなにより読む気にさせてくれた
高嶋上総さんの絵に感謝。
晴家の美しさもハンパなくて、恐らく換生史上最高の肉体。
筋肉マッチョな邂逅編から間もなかったので、差が激しかったですっ(笑)。
(邂逅編・雑誌コバルトの感想はここ)*ミラージュはアニメで出会った作品。
確か2002年の1月~3月放映だった。調度12年前。干支が一周してしまいましたぁ。