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Landscapes by the roadside

路傍学会


界隈のLandscape 202

国分寺市西元町 武蔵国分寺址界隈
 825日号の続きである。武蔵国分寺薬師堂から南へ下ると武蔵国分寺址がある。
  240828-1 中門跡

 中門跡である。中門は、金堂、講堂などの主要建物を囲む塀の南面中央に設けられた門である。この門の奥に国分寺の伽藍中枢部が広がっていた。

  240828-2 武蔵国分寺址

 中門の北に大正13年に建てられた「史蹟 武蔵國分寺址」と刻された石柱がある。100年前に建てられた碑である。

  240828-3 金堂跡

 武蔵國分寺址碑の後ろに金堂跡がある。国分寺の金堂としては全国でも最大級の規模と荘厳さを誇っていたという。

  240828-4 須弥壇

 基壇の中央部には須弥壇が復元されている。3つある八角形は本尊である釈迦如来像と脇侍菩薩像(文殊菩薩、普賢菩薩)が安置されていた場所を示している。

  240828-5 講堂跡

 講堂跡を向こうには、前号で報告した薬師堂へ上る石段が見える。

  240828-6 武蔵国分寺伽藍

 説明板に掲げられていた伽藍中枢部の復元模型の写真である。伽藍中枢部は東西約156m、南北約132mに及んでいた。薬師堂は、北方建物の位置に建っているのかもしれない。

  240828-7 国分寺 楼門

 武蔵国分寺址の北、国分寺市西元町一丁目に境内を構える国分寺の楼門である。

  240828-8 お鷹の道

 国分寺の楼門前を東へ進むと清流に沿ってお鷹の道遊歩道がある。

  240828-9 真姿の池湧水群

 お鷹の道を左に折れると真姿の池湧水群がある。

  240828-10 真姿の池湧水群

 国分寺崖線の下部から清水がこんこんと湧き出ている。この湧水群は全国名水百選に選ばれている。猛暑の中、水浴びをしたくなる。

  240828-11 真姿の池

 湧水を湛えた真姿の池の中には真姿弁財天が鎮座している。

  240828-12 長屋門

 お鷹の道を進むと長屋門があった。

  240828-13 お鷹の道

 次第に水路の両側に家が増えてきてお鷹の道は終了する。

  240828-14 理容 日本橋

 国分寺街道に出て、歩いていると理容店があった。日本橋という名である。その由来を訊ねてみたくなる。

  240828-15 東元町 看板建築

 日本橋の近くには板張りの看板建築がある。何を商っているのだろうか、気になるところである。

  240828-16 不動橋

 南町三丁目、野川と元町用水の合流点に不動橋が架かっている。その橋の先に石塔が見える。

  240828-17 南町3丁目

 小屋根の下に不明王碑と青面金剛が並んでいる。

  240828-18 南町3丁目

 青面金剛は六臂の合掌像である。新しいものかと思ったが、延享2年(1745)の造立であった。

 この後、国分寺駅まで歩き、帰途に就いた。

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