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Landscapes by the roadside

路傍学会


界隈のLandscape 214

桜川市真壁町真壁界隈(その2)

 12月29日号の続きである。年を越しての報告となった。

  250105-1 西岡本店 火の見櫓

 桜川市真壁町田、真壁で240余年に渡って伝統の酒造りを続けている蔵元がある。路傍に火の見櫓が建っている。

  250105-2 西岡本店 火の見櫓

 火の見櫓に取り付けられていたプレートである。古河のポンプ製作所が建てた火の見櫓であった。ネットで調べてみたら、この会社は健在で、現在は消防ポンプ自動車などを製造している。

  250105-3 西岡本店

 路傍に蔵が続いている。

  250105-4 御陣屋前通り

 伝統ある酒蔵から山口川を渡り、御陣屋前通りへ戻る。路傍には長屋門も見える。

  250105-5 愛宕神社

 北上すると2本の太い欅があった。枝が刈り込まれて傷んでいるが、愛宕神社境内に生えている欅であった。

  250105-6 潮田家

 さらに歩くと下宿通りとの交差点角に商家がある。明治43年に建築された重厚な元呉服問屋の見世蔵である。

  250105-7 真壁町道路元標

 角に真壁町道路元標が建っている。根元に折れた跡がある。車でも衝突したのだろう。

  250105-8 潮田家

 たばこも商っていたようだ。

  250105-9 琺瑯看板 潮田家

 たばこ小賣所の歩廊看板が見える。その上には茨城県収入証紙売捌所の看板もある。

  250105-10 電話番号票 潮田家

 電話は局名無しの三番である。

  250105-11 旅人カフェ

 下宿通りの路傍に店先にトゥクトゥクを置いているカフェがある。他に飲食店が見当たらないので、ここで昼食を取ることにした。

  250105-13 筑波山カレー

 いただいたのは「筑波山カレー」である。ライスは筑波山らしく双耳峰になっている。

  250105-12 旅人ブレンド

 珈琲は「旅人ブレンド」であった。

  250105-14 下宿通り 伊勢屋旅館

 カフェの前から東方向を見た下宿通りである。

左手に先ほど見た元呉服問屋の見世蔵、その先に小さく旅館の看板が見える。

  250105-15 伊勢屋旅館

 旅館伊勢屋である。真壁で最も名の知られた料亭から旅館へ転換したという。

  250105-16 伊勢屋旅館

 ガラス戸越しに玄関をのぞかせてもらった。この後、下宿からバスに乗り帰途に就いた。

  250105-17 真壁

 帰宅後、真壁は登録文化財が102棟もある見応え十分な歴史の街であった、などと思いつつ、清酒「真壁」をおいしくいただいた。

  1. [ edit ]
  2. 界隈
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  4. / comment:2

  1. [ 編集 ]
  2. 2025/01/06(月) 11:32:07 |
  3. URL |
  4. kozoh55
真壁の凄まじき歴史街かど、久々堪能させていただきました。
ありがとうございます。
あの地は江戸明治にかけて大変な財を成した方達が
いまだ、財産家として残っている、そんな場所でしたよね。
伊勢谷さんの玄関先に残されていた古い遺産たち
私が享保雛を見せて頂きました橋本旅館さんも
とっても由緒正しい印象でした。

Re: タイトルなし

  1. [ 編集 ]
  2. 2025/01/06(月) 21:58:30 |
  3. URL |
  4. 路傍学会長
kozoh55 様
コメントありがとうございます。
真壁は、旧陣屋を中心として古い街並みが広がり、
数多くの国の登録有形文化財をコンパクトに堪能できる素敵な街でした。
まさに、由緒正しい歴史を感じられる町だと思います。
 路傍学会長拝

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