神社のLandscape 66
葛飾区小菅 小菅神社
覆いかぶさるような首都高速の下、葛飾区小菅三丁目の路傍、小菅神社である。
境内の田中稲荷神社の奥に自然石の庚申塔と並んで青面金剛が祀られている。1邪鬼、2鶏、3猿の合掌六臂像である。顔は剥落してしまった。褌姿の邪鬼は這って逃げようとしているのか。
茶碗の下の台座にも3猿が彫り込まれており、3猿が2段のタイプ。享保年間の作。
昭和11年に町会等によって建立された国旗掲揚塔である。今でも丁寧に使われている。
国旗掲揚塔の傍らには力石も安置されている。右の石には天保の年号が読み取れる。
覆いかぶさるような首都高速の下、葛飾区小菅三丁目の路傍、小菅神社である。
境内の田中稲荷神社の奥に自然石の庚申塔と並んで青面金剛が祀られている。1邪鬼、2鶏、3猿の合掌六臂像である。顔は剥落してしまった。褌姿の邪鬼は這って逃げようとしているのか。
茶碗の下の台座にも3猿が彫り込まれており、3猿が2段のタイプ。享保年間の作。
昭和11年に町会等によって建立された国旗掲揚塔である。今でも丁寧に使われている。
国旗掲揚塔の傍らには力石も安置されている。右の石には天保の年号が読み取れる。
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琺瑯看板のLandscape 19
足立区千住寿町 住居表示
足立区千住寿町の路傍である。住宅の袖塀に琺瑯看板を発見した。
華奢な塀にがっちりと固定されている。この看板が塀の補強に寄与しているのではないか。腐食が進んでいるが、寿の書体が面白い。カラーテレビ、クーラー、昭和40年代のあこがれ「3C」の内の2つである。電化という言葉にも昭和の香りがただよう。寄贈者は昨年1月3日に報告した琺瑯看板の寄贈者と同一で、千住中居町で健在である。
足立区千住寿町の路傍である。住宅の袖塀に琺瑯看板を発見した。
華奢な塀にがっちりと固定されている。この看板が塀の補強に寄与しているのではないか。腐食が進んでいるが、寿の書体が面白い。カラーテレビ、クーラー、昭和40年代のあこがれ「3C」の内の2つである。電化という言葉にも昭和の香りがただよう。寄贈者は昨年1月3日に報告した琺瑯看板の寄贈者と同一で、千住中居町で健在である。
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青面金剛のLandscape 77
葛飾区亀有 恵明寺
葛飾区亀有三丁目の路傍、恵明寺の門前である。徳川将軍が鷹狩の際に御膳所とした寺である。
山門から墓地へと至る途中に2基の青面金剛が祀られている。右が文化年間、左が宝永年間の作である。ともに1邪鬼、2鶏、3猿の六臂像である。右の像には頭光が彫られている。
文化年間の像である。風化が進んだのか邪鬼や猿の輪郭がはっきりしない。
宝永年間の像である。3猿は両像とも似たスタイルである。ころころとして小さく愛らしい。
葛飾区亀有三丁目の路傍、恵明寺の門前である。徳川将軍が鷹狩の際に御膳所とした寺である。
山門から墓地へと至る途中に2基の青面金剛が祀られている。右が文化年間、左が宝永年間の作である。ともに1邪鬼、2鶏、3猿の六臂像である。右の像には頭光が彫られている。
文化年間の像である。風化が進んだのか邪鬼や猿の輪郭がはっきりしない。
宝永年間の像である。3猿は両像とも似たスタイルである。ころころとして小さく愛らしい。
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青面金剛のLandscape 76
足立区東綾瀬 下河原公園
足立区東綾瀬一丁目の路傍、下河原公園の一角である。屋根に守られ庚申塔が建っている。冬の陽射が長い影を作る。
右の青面金剛は1邪鬼、2鶏、3猿の六臂像で、ショケラ持ち。腰には獅喰もある。これまで路傍学会で報告した青面金剛で最も新しいものは大正年間に建立されたものだったが、この青面金剛は何と平成8年、20年前の建立である。何故、区立公園の一角にあるのか不思議である。
画面中央の青面金剛は、文久年間の作。左手に持つものはショケラには見えないが、何であろうか。
傍らに傷んだ石像が置かれていた。精緻な彫りである。もとはどのような像であったのだろうか。路傍学会の興味は尽きない。
足立区東綾瀬一丁目の路傍、下河原公園の一角である。屋根に守られ庚申塔が建っている。冬の陽射が長い影を作る。
右の青面金剛は1邪鬼、2鶏、3猿の六臂像で、ショケラ持ち。腰には獅喰もある。これまで路傍学会で報告した青面金剛で最も新しいものは大正年間に建立されたものだったが、この青面金剛は何と平成8年、20年前の建立である。何故、区立公園の一角にあるのか不思議である。
画面中央の青面金剛は、文久年間の作。左手に持つものはショケラには見えないが、何であろうか。
傍らに傷んだ石像が置かれていた。精緻な彫りである。もとはどのような像であったのだろうか。路傍学会の興味は尽きない。
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路傍祠のLandscape 12
足立区足立 青面金剛
足立区足立二丁目の路傍である。路傍祠の中に安永年間に五反野村の講によって建てられた青面金剛が祀られている。
大きなショケラを持つ六臂像である。青面金剛は二つの邪鬼を踏みつけている。
やんちゃな邪鬼がもがいている。その様子を3猿はおもしろがっているのか。
足立区足立二丁目の路傍である。路傍祠の中に安永年間に五反野村の講によって建てられた青面金剛が祀られている。
大きなショケラを持つ六臂像である。青面金剛は二つの邪鬼を踏みつけている。
やんちゃな邪鬼がもがいている。その様子を3猿はおもしろがっているのか。
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- 路傍祠
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青面金剛のLandscape 75
八潮市西袋 蓮華寺
八潮市西袋の路傍、蓮華寺の山門前である。
山門を通ると右手に青面金剛が祀られている。
1邪鬼、2鶏、3猿、六臂合掌像である。左右の縁に地名とそこに至るまでの距離が彫られている。道標として建立されたものであろう。宝永年間の作。
となりの寛政年間の庚申塔の3猿である。両側の猿は内側を向いている。左から不言、不聞、不見の順で、青面金剛とは並び方が異なっている。
境内に祀られている馬頭観音である。こちらは1面の六臂像。フォルムが良い。
八潮市西袋の路傍、蓮華寺の山門前である。
山門を通ると右手に青面金剛が祀られている。
1邪鬼、2鶏、3猿、六臂合掌像である。左右の縁に地名とそこに至るまでの距離が彫られている。道標として建立されたものであろう。宝永年間の作。
となりの寛政年間の庚申塔の3猿である。両側の猿は内側を向いている。左から不言、不聞、不見の順で、青面金剛とは並び方が異なっている。
境内に祀られている馬頭観音である。こちらは1面の六臂像。フォルムが良い。
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青面金剛のLandscape 74
足立区梅田 真福寺
足立区梅田一丁目の路傍、真福寺の山門である。
山門の右手に2基の青面金剛と馬頭観音が祀られている。左の青面金剛は正徳年間に建てられたもの。
供花で見にくいが邪鬼は主尊に比べてかなり大きい。良く見ると牙をむいているではないか。凶暴な邪鬼である。
線香立ての下にも3猿があり、3猿が2段に配されている。
中央にある像は享保年間の作。右手に持っているのは独鈷だろうか。左手は金剛鈴か。
馬頭観音は姿勢が良い。印を結ぶ手が大きく気迫を感じる。
足立区梅田一丁目の路傍、真福寺の山門である。
山門の右手に2基の青面金剛と馬頭観音が祀られている。左の青面金剛は正徳年間に建てられたもの。
供花で見にくいが邪鬼は主尊に比べてかなり大きい。良く見ると牙をむいているではないか。凶暴な邪鬼である。
線香立ての下にも3猿があり、3猿が2段に配されている。
中央にある像は享保年間の作。右手に持っているのは独鈷だろうか。左手は金剛鈴か。
馬頭観音は姿勢が良い。印を結ぶ手が大きく気迫を感じる。
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琺瑯看板のLandscape 18
中野区中央 住居表示
中野区中央三丁目の路傍、色褪せてはいるがチューインガムとチョコレートメーカーの懐かしい看板である。その下の苔むしたブロック塀に同化しつつある琺瑯看板を見つけた。
塗装も大分薄くなり、腐食も進んでいる。寄贈者の金融機関は平成に入り都市銀行と合併している。
珍しい看板の発見に喜んで辺りを見回してみると、何と向かいにある銭湯の塀に琺瑯看板を見つけた。
先程の看板に比べ、こちらは大分状態が良い。寄贈者は昨年12月26日に報告した琺瑯看板と同じである。ラッキーな1日であった。
中野区中央三丁目の路傍、色褪せてはいるがチューインガムとチョコレートメーカーの懐かしい看板である。その下の苔むしたブロック塀に同化しつつある琺瑯看板を見つけた。
塗装も大分薄くなり、腐食も進んでいる。寄贈者の金融機関は平成に入り都市銀行と合併している。
珍しい看板の発見に喜んで辺りを見回してみると、何と向かいにある銭湯の塀に琺瑯看板を見つけた。
先程の看板に比べ、こちらは大分状態が良い。寄贈者は昨年12月26日に報告した琺瑯看板と同じである。ラッキーな1日であった。
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青面金剛のLandscape 73
足立区千住仲町 源長寺
足立区千住仲町、旧日光街道、墨堤通りの路傍、源長寺の山門である。
山門をくぐり参道を進むと右手に青面金剛が祀られている。1邪鬼、2鶏、3猿の六臂像。元禄年間の作。
青面金剛の左手に寛文年間の庚申塔がある。阿弥陀如来座像が主尊である。正面下部に二鶏と一猿。
左右の側面にも小さく猿が彫られている。側面の蓮華は迫力がある。350年前のデザインはダイナミックである。
足立区千住仲町、旧日光街道、墨堤通りの路傍、源長寺の山門である。
山門をくぐり参道を進むと右手に青面金剛が祀られている。1邪鬼、2鶏、3猿の六臂像。元禄年間の作。
青面金剛の左手に寛文年間の庚申塔がある。阿弥陀如来座像が主尊である。正面下部に二鶏と一猿。
左右の側面にも小さく猿が彫られている。側面の蓮華は迫力がある。350年前のデザインはダイナミックである。
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青面金剛のLandscape 72
足立区日ノ出町 清亮寺
足立区日ノ出町、旧水戸街道の路傍、清亮寺の門前である。
境内に掲げられていた関東大震災前の写真である。水戸光圀公ゆかりの槍掛け松が写っている。寺号石の位置は現在とは異なっているようである。
境内を掃いていた女性から珍しいものがあると教えられたもの。その女性は鐘馗様とおっしゃっていた。ショケラ持ちの六臂像である。造立年は不明である。
仰向けになり青面金剛の足を手で受け止める邪鬼の姿勢は、昨年9月23日号で報告した北区浮間渡船場跡の青面金剛像のものと大変良く似ている。同じ石工の手によるのかも知れない。路傍学会の興味は尽きない。
日朝上人を祀る日朝堂の上人像の脇、小さな布団の上に丸みを帯びた石がある。何の謂れがあるのだろうか。医学発展のために解剖された囚人を供養する解剖人塚もあるとその女性に案内された。
足立区日ノ出町、旧水戸街道の路傍、清亮寺の門前である。
境内に掲げられていた関東大震災前の写真である。水戸光圀公ゆかりの槍掛け松が写っている。寺号石の位置は現在とは異なっているようである。
境内を掃いていた女性から珍しいものがあると教えられたもの。その女性は鐘馗様とおっしゃっていた。ショケラ持ちの六臂像である。造立年は不明である。
仰向けになり青面金剛の足を手で受け止める邪鬼の姿勢は、昨年9月23日号で報告した北区浮間渡船場跡の青面金剛像のものと大変良く似ている。同じ石工の手によるのかも知れない。路傍学会の興味は尽きない。
日朝上人を祀る日朝堂の上人像の脇、小さな布団の上に丸みを帯びた石がある。何の謂れがあるのだろうか。医学発展のために解剖された囚人を供養する解剖人塚もあるとその女性に案内された。
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