界隈のLandscape 97
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地蔵尊のLandscape 68
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界隈のLandscape 96
清澄庭園の東、清澄通りに沿って約250mにわたって鉄筋コンクリート造の長屋が並んでいる。
関東大震災後の復興事業の一環として、東京市が昭和3年に建設した店舗付住宅で「東京市営店舗向住宅」と呼ばれている。当初は賃貸で、その家賃は庭園の管理維持に充てられていたが、戦後、居住者に払い下げられたという。
払い下げられて以降、各戸で改造が進められているが、南端部分には三角柱で仕切られた縦長の窓が3つ並び、建物の角にギザギザのアールデコ調装飾が付いている。これが当初のスタイルではなかろうか。
築90年以上の長屋を見てから深川資料館通りに入ると、前から見ると2階建てで、側面に屋根裏部屋の窓のある店舗が見える。4月2日号で中央区湊界隈にある実質3階建てを実現したギャンブレル屋根を報告したが、この建物も実質3階建てなのだろう。
この建物の電話番号票である。局番付きである。いつ頃のものだろか。
この店舗の裏側にあたる三好一丁目の路傍に、玉垣で囲まれた一画がある。門柱には「紀文会」と刻された文字が見える。
奥には「紀伊国屋文左衛門之碑」がある。この碑の左に石塔が見えるが、これが豪商紀伊国屋文左衛門の墓である。清澄庭園の地は久世家の下屋敷になる前、元禄年間には文左衛門の屋敷があったと伝えられている。
出世には縁がないが、出世不動尊にお参りして帰途に着いた。
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青面金剛のLandscape 374
越谷市宮本町二丁目の路傍、堂宇が見える。左には宮本町二丁目集会所がある。参道の右にある覆屋の下には石塔が並んでいる。
左端の庚申塔は文化年間、左から二番目の青面金剛は文政年間、六地蔵塔は寛政年間、右端の青面金剛は宝暦年間の造立である。右端と左から2番目の台石が入れ替わっているという指摘もある。確かに、台石と石塔の色合いを比べて見ると入れ替わっているようにも思える。
右端の青面金剛は傷みが進み、細部は不明となっている。
右端の青面金剛の側面には穴が穿たれ、厳しい時代を経てきたことが偲ばれる。
左から2番目は剣、ショケラを持つ六臂像である。衣の裾が面白い曲線を描いている。
邪鬼は仰向けで顔を踏み付けられている。これは辛い。
ここは、薬王寺と呼ばれていた寺院の跡地で、堂内には薬師如来像が安置されているという。
堂宇の横に掲げられた額には「薬王寺」の文字があった。
ガラス戸越しに堂内を覗かせていただいた。金色の2体の仏像の後ろの厨子の中に薬師如来が納められているのだろう。
「め」が向かい合わせに書かれた絵馬が奉納されている。眼病平癒を願って奉納されたものである。参拝を済ませ、越谷駅までトコトコ歩いて帰途に着いた。
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青面金剛のLandscape 373
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神社のLandscape 294
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建物のLandscape 44
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青面金剛のLandscape 372
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建物のLandscape 43
4月3日号の続きである。
中央区湊一丁目の路傍、銅板貼りの重厚な建物がある。
庇にもきっちりと銅が貼られている。
日本不・・・の左下に「東京浅草 博文堂 鳥越神社隣」と記された丸い琺瑯プレートがある。博文堂とは一体何?
屋根の上には洋風の鬼飾りが付いている。
裏手には屋敷神が祀られている。
湊一丁目、鉄砲洲公園の東向いの路傍の建物である。木造の和風の建物と洋風の建物が一体化している。昭和4年の建築という。洋風部の3階窓の両側に色が変わった円形があるが、メダイヨンでも付いていたのだろうか。
湊二丁目の路傍にタイル張りの靴店がある。
昭和3年頃の建築というが、綺麗なタイル模様である。
歴史を感じさせる日除け巻き取り部である。
靴店から西へ進んだ路傍に建つ住宅である。バルコニーがある。アカンサス文様も見られる。
レリーフにはオーナーの名前が記されている。凝った仕上げである。
湊三丁目、突き当りに祠が見える。
明治時代に隅田川の川底を浚い、出現した汐見地蔵尊が祀られている。
ガラス戸越しに覗いて見た。石像は像高約55㎝、高さ70㎝ほどの台座の上に立っているというが、石像の姿は外からは見えない。石像を守るようにして表に立っているのは、昭和5年に造立された像高95㎝のコンクリート製の地蔵尊である。
汐見地蔵尊の背後は、隅田川で、大川端リバーシティのタワマンを望むことができる。レトロ建築が建つ湊界隈の景観と対極をなす景観である。
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建物のLandscape 42
工事用のパネル、シートに覆われた大黒湯である。シートの上から千鳥破風が見える。この下に唐破風があったのだ。
狭い路地を抜けて裏側に回ると、まだ煙突は建っていた。閉店に際して「残してほしい」、「カフェにしてほしい」などの声が上がっていたので、何らかの形で「キングオブ銭湯」と呼ばれた建物が残ることを期待していたのだが、叶わなかった。
これは2018年8月29日号で報告した大黒湯である。正面に「唐破風」の曲線。その上に2段の三角の「千鳥破風」があり、上段は「狐格子」という木の格子となっている。キングと呼ばれるにふさわしい堂々たる構えである。
唐破風の下には鳳凰の懸魚、その下の蟇股には打ち出の小槌形の中に大黒が陽刻され、入浴客を迎えてくれた。
軒には弓矢が下がっていた。これは「湯に入る」と「弓を射入る」をかけた江戸流の駄酒落看板である。この弓矢も安養院で復元されるのだろうか、寺院では難しいか。路傍学会の興味は尽きない。
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