神社のLandscape 285
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青面金剛のLandscape 351
猿沢池と興福寺の五重塔である。池の中の竹に赤い提灯が吊り下げられていた。
奈良市鵲町、元興寺東側の街路に東面して建つ近田家住宅である。
奈良町における昭和初期の町家の好例で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして登録有形文化財となっている。こうした文化財がさりげなく在るのは古都ならではである。
奈良市中新屋町、漢方薬局の隣の地蔵尊である。奈良町ではこうした地蔵尊をよく見かける。
西新屋町の路傍、奈良らしい町屋が並ぶ一角に建つ吉祥堂である。江戸時代から明治・大正にかけての看板や生活用品などの民俗資料や、仏像や骨董品などを展示している私設資料館である。
身につければ災難を逃れることができ、背中に願いごとを書けば、願いが叶うという「身代り申」が吊り下げられている。
この資料館に祀られている青面金剛である。2匹の邪鬼の上にすくっと立ち、剣、ショケラを持っている六臂像である。昔から「庚申さん」と呼ばれて親しまれているという。「身代り申」は、この青面金剛の使いである。
資料館の軒の上には素焼きの三猿が並んでいる。
近くの民家の軒下にも「身代り申」が下がっていた。
吉祥堂の近くにある庚申堂である。奈良の庚申信仰の拠点である。
軒下の提灯には吉祥天女、青面金剛、地蔵菩薩とある。
扉が閉じていたので、ガラス越しに中を見てみた。左に青面金剛、中央に吉祥天女と記されたぼんぼりが見える。それぞれの厨子の中に、吉祥天女、青面金剛、地蔵菩薩が納められているのだろう。
屋根の猿に見送られてホテルに向かった。
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門のLandscape 56
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神社のLandscape 284
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地蔵尊のLandscape 66
こちらは、天明年間の造立された地蔵尊である。「善福寺 新町 向原 念仏講中 遅野井村」とある。石工名は「江戸本材木町八丁目 石工 上総屋治助」である。顔に傷がある。厳しい時代を経てきたのだろう。
善福寺の西側の塀が途切れた所に小堂が設けられている。
中には2体の石仏が祀られている。
右は、青面金剛ではなく勢至菩薩である。元文年間の造立。
左は、馬に跨る将軍地蔵である。延享年間の造立。
善福寺の山門前の道を進むと都立善福寺公園がある。今年開園60年を迎えた善福寺公園では、「トロールの森」というアートイベントが行われていた。
これはどんぐりの木の下に置かれた「どんぐり収集家の家」というアート作品である。
プラコップをダブルクリップで繋げた作品。落ちてきたどんぐりをコップで受け止めるというもの。誰かが入れたのか、自然に入ったのか、コップの中にどんぐりが入っていた。
杭の上に置かれた小瓶の中、小さなボートが浮いている。これもアート作品。あれ、蜘蛛が入っているぞ。
珍しいアートを楽しみ、帰途に着いた。
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青面金剛のLandscape 350
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青面金剛のLandscape 349
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塚のLandscape 115
参道脇に建つ灯籠は、かつて上野の鈴本演芸場の玄関脇にあったもので、改築の際に昭和の三味線漫談家、都家かつ江宅に寄贈されたが、「都家かつ江之碑」が建立されるのを機に当地に移されたという。灯籠の左が都屋かつ江之碑である。右側面には森繁久彌による献句が刻まれている。
身禄行者の墓へのお参りを済ませ、本郷通りを歩いていると、大きな布袋尊が現れる。浄心寺の山門である。
資料によると「雷除けの地蔵尊」があるというので、境内を探してみたが、それらしい地蔵尊は見当たらない。
本堂の近くに祀られている地蔵尊だが、これが雷除け地蔵尊? 結局、分からずじまいである。
この地蔵尊の後ろには庚申塔が祀られている。現世安穏、来世清浄を祈るものである。寛文年間の作。
門前のバス停近くには「春日のお局さん御愛祈のお地蔵さん」があるが、由緒ははっきりしないようだ。この後、秋葉原行の都バスに乗って帰途に着いた。
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界隈のLandscape 83
11月7日号の続きである。
塩地蔵尊の前の路地を進むと大宮区役所があり、その背後には氷川神社の参道がある。参道の先、浅間町二丁目の路傍に庚申神社が鎮座している。
堂内には青面金剛が祀られている。
右手に剣、左手にショケラを持つ六臂の青面金剛である。
二鶏、邪鬼、三猿である。いずれも丁寧に彫られており、鶏には躍動感がある。宝暦年間の作である。
旧中山道に戻り、下町二丁目の路地を入ると「旧跡涙𣘺」と刻された石が置いてある。「涙𣘺」は、下町の水路に架かっていた石橋で、刑場へと送られる罪人はこの橋あたりで遺される者と涙の別れをしたため、涙橋と呼ばれるようになったという。江戸の鈴ヶ森刑場、小塚原刑場の近くにも涙橋があった。
北上すると、道路の拡幅に抗っているような形の建物がある。
入口は塞がれているが、瀟洒な木造建築ではないか。近づいて見ると・・・
玄関脇の明り取りは凝った造りである。
外照明の金具も洒落ている。粋な料理屋であったのだろうか。
電話番号は縦書きである。左の壁の青色が渋い。近いうちに取り壊されるのだろうが、興味深い建物である。
大宮駅前から入るすずらん通りである。この通り中程に本陣跡という案内が立っていると聞いていたが、見つけることはできなかった。
すずらん通りから路地を覗くと鳥居がある。鳥居の奥に鎮座する稲荷社は本陣稲荷と言うらしい。
すずらん通りの北側の路地に入ると大谷石を積み上げた蔵があった。両側の下見板張りの建物は古いものなのか、新しいものを古く見せているものなのか、よくわからない。
土手町三丁目の路傍に、氷川神社裏参道の入口を示す石柱が建っている。日本橋から数えて4番目の宿場である大宮宿には、商業ビルが立ち並び、当時の様子を示す建物は見ることはできなくなっていた。
四恩寺の地蔵尊にお参りした後、東武の北大宮駅まで歩き、帰途に着いた。
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界隈のLandscape 82
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