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Landscapes by the roadside

路傍学会


国旗掲揚塔のLandscape 41

渋谷区代々木 代々木公園
  01ブルーインパルス
 新宿区霞ヶ丘町、大江戸線国立競技場駅A1出口付近に人だかりができている。駅の出口前だけではない、国立競技場周囲の立入禁止エリアに沿って多くの人が集まっている。
  02ブルーインパルス
 1240分頃、「来たーっ!」と叫ぶいくつもの声が聞こえると小型ジェット機の編隊が現れた。
  03ブルーインパルス
 そして、少しばかりスモークを出したと思ったら競技場の屋根の陰に入ってしまった。
  04ブルーインパルス

 それからおよそ10分後、五輪マークを描き始めた。

  05ブルーインパルス

 競技場の上空に五輪マークが描かれるものと思っていたが、撮影位置が良くなかったようだ。

  06ブルーインパルス

 そんなことを考えていたら五輪マークはどんどん薄くなる。たった今、本番で五輪マークを大空に描くブルーインパルスのテスト飛行が行われたのだ。明後日の本番では色付きの五輪を描くという。密を避けて、どこで見るかな。

  掲揚塔②

 束の間、大空に浮かんだ五輪を眺めた後、渋谷区代々木一丁目、代々木駅前にやって来た。これは201939日号で報告した代々木駅前の国旗掲揚塔である。昭和3910月吉日に、オリンピックを記念して地元町会が建てたものである。

  掲揚塔④

 掲揚柱には錆が浮いていた。

  掲揚塔⑤

 掲揚ロープも切れ、長い間使われていない状態であった。

  07代々木駅前

 今日、再び現場を訪れてみると、掲揚柱は真新しいステンレス製のものに取り換えられているではないか。

  08代々木駅前

 ロープも新品である。明後日の開会式に間に合わせたのだろう。前回の五輪記念で建てられたものだけに、2回目の五輪を契機に復活されることを望んでいたので大変嬉しい。気をよくして、炎暑の中、西早稲田に足を伸ばした。高田馬場一丁目の国旗掲揚塔が気になったからだ。

  09高田馬場

 明治通りの路傍の階段を上った先に国旗掲揚塔はある。

  五輪記念⑤

 20193月の国旗掲揚塔である。昭和391024日、オリンピックの閉会式の日に地元町会が建てた国旗掲揚塔である。掲揚柱は失われ、機能を果たせる状態になかった。

  10高田馬場

 今日見た国旗掲揚塔である。2年前と同じである。周辺の樹木が生い茂り、忘れ去られた感が漂う。それぞれ地元町会が建てたものであるが、代々木駅前との違いは何だろう。前回の五輪を記念して建てられた国旗掲揚塔は多数あるが、それらは今どのようになっているのだろう。そして、今回のオリンピックは、レガシーとして東京に何を残すのだろうか。

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国旗掲揚塔のLandscape 40

東京五輪記念国旗掲揚塔

 来年の724日は東京オリンピックの開会式である。これまで、路傍学会では1964年の東京オリンピックを記念して建てられた国旗掲揚塔や大会で使用したポールを用いて建立された国旗掲揚塔を紹介してきたが、2020東京大会を1年後にひかえ、改めて報告する。

  五輪記念①

 墨田区堤通二丁目、隅田川神社境内にある国旗掲揚塔である。昭和40年に地元ボーイスカウトによって建立されたものである。

  五輪記念②

 塗装が薄くなっているが、「一九六四年オリンピック東京大会使用記念ポール」とある。前回の東京オリンピックのレガシーである。

  五輪記念③

 江東区亀戸三丁目、亀戸天神の境内にある国旗掲揚塔である。菅原公に因む和魂漢才である。独特のデザイン。

  五輪記念④

 昭和3910月に東京オリンピックを記念して建てられたものである。

  五輪記念⑤

 新宿区高田馬場一丁目、明治通りの擁壁上の路傍にある大型の国旗掲揚塔である。前回の東京オリンピックを記念して地元町会が建てた国旗掲揚塔である。1024日は閉会式の日付である。立派な掲揚塔だが、掲揚柱は撤去されている。

  五輪記念⑥

 渋谷区代々木一丁目、代々木駅前である。国旗掲揚塔がある。代々木一丁目町会が前回の東京オリンピックを記念して建てたものである。掲揚に使うロープも切れており、もう使われていない。

  五輪記念⑦

 神宮前二丁目、歩道橋の階段の後ろに国旗掲揚塔がある。前回のオリンピックの成功を記念して地元町会が昭和41年に建立したもので、オリンピック大会で各国の国旗を掲揚したポールを使用している。ポールには錆一つ無いが、掲揚ロープは切れている。

  五輪記念⑧

 大田区田園調布本町、桜坂を登っていくと国旗掲揚塔がある。鉄製の掲揚柱は切断されている。中ほどに寄贈者のプレートがはめ込まれている。前回のオリンピック東京大会を記念して地元町会が建てたものである。

  五輪記念⑨

 墨田区江東橋五丁目、菊柳橋の袂にマンションの横に国旗掲揚塔がある。タイルの文字が大分薄くなっているが、1964年の東京オリンピックを記念して地元町会が建てた国旗掲揚塔である。

  五輪記念⑩

 掲揚柱を固定する鉄帯が見える。3段あるのは珍しい。

  五輪記念⑪

 江東区大島三丁目の路傍、子安稲荷神社である。境内の角に国旗掲揚塔がある。

  五輪記念⑫

 これは昭和39年に東京オリンピックを記念して地元町会が建てたものである。掲揚柱を金属製に変えて今も使われている。

 8基の掲揚塔を報告したが、既に使われていないものが半数以上ある。55年前、熱気を帯びて建立されたこれらの掲揚塔は1年後、どうなっているのだろうか。路傍学会の興味は尽きない。

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国旗掲揚塔のLandscape 39

渋谷区代々木 国旗掲揚塔
  掲揚塔①
 渋谷区代々木一丁目、代々木駅前である。画面左側に見える横縞模様の建物は代々木駅前交番である。背景に紛れて見にくいが、交番の右に国旗掲揚塔と石柱がある。
  掲揚塔②
 中央に見えるのが国旗掲揚塔、その右に明治神宮北参道口の標柱がある。この標柱は地元町会、商店振興会と代々木ゼミナールが昭和48年に建立したものである。
  掲揚塔③
 代々木一丁目町会国旗掲揚塔である。昭和3910月吉日とある。前回の東京オリンピックを記念して建てられたものなのだろう。
  掲揚塔④
 掲揚柱は金属製で、錆が浮いている。下に見えているのはNTTドコモ代々木ビルの先端部である。
  掲揚塔⑤
 掲揚に使うロープも切れており、もう使われていないようだ。来年の7月には復活を望みたい。
 友人から北参道駅近くのコンビニの前に国旗掲揚塔があると聞いた。又聞きで、コンビニ名は分からないという。探してみた。まず、ローソンがあったが見当たらない。近くにファミマもあったが、ここでも見つけられなかった。
  掲揚塔⑥
 再開発などで失われたと思い歩いていると、千駄ヶ谷三丁目、セブンイレブンの前の路傍に国旗掲揚塔が見えた。
  掲揚塔⑦
 昭和11年に皇太子殿下御降誕記念で建てられたものである。掲揚柱は強固に固定されている。この掲揚塔は現役のようである。
  掲揚塔⑧
 明治通りを原宿方向へと歩く途中で、建設中の国立競技場を望むことができた。
  掲揚塔⑨
 神宮前二丁目、歩道橋の階段の後ろに国旗掲揚塔がある。
  掲揚塔⑩
 前回のオリンピックの成功を記念して地元町会が昭和41年に建立したもので、オリンピック大会で各国の国旗を掲揚したポールを使用している。
  掲揚塔⑪
 裏側である。ポールは錆一つ無いが、掲揚ロープは切れている。ここでも来年の7月には50余年ぶりに復活することを望みたいのだが、開会まであと503日である。どうなることやら。路傍学会の興味は尽きない。
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国旗掲揚塔のLandscape 38

新宿区高田馬場 国旗掲揚塔
  高田馬場①
 新宿区高田馬場一丁目、明治通りの路傍の擁壁の上に2本の石柱が見える。見てみよう。
  高田馬場②
 右側の階段を登る。
  高田馬場③
 階段の上には馬の頭が付いた車止めがある。階段の左手の擁壁に描かれた流鏑馬の絵と関係があるのかもしれない。
  高田馬場④
 大型の国旗掲揚塔であった。
  高田馬場⑤
 前回の東京オリンピックを記念して地元町会が建てた国旗掲揚塔である。1024日は閉会式の日付である。立派な掲揚塔だが、掲揚柱は無く、使われてはいないようだ。今日は2020東京オリンピック開会式510日前であるが、来年の7月には再利用されるのだろうか。気になるところである。
  高田馬場⑥
 国旗掲揚塔の前の道路を南に進むとクラシカルなアパートが見えてきた。
  高田馬場⑦
 表札には日本館とある。賄い付きの下宿であるという。竣工は昭和11年。大谷石の上にブロックを積んだ塀である。組み合わせが面白い。
  高田馬場⑧
 日本館の前から高田馬場方向を見るとアパートが建ち並んでいる。
  高田馬場⑨
 その中の一つ、富士見荘である。木製の窓枠が見える。このアパートは昭和40年築であるという。
  高田馬場⑩
 ネットフェンスには建築計画のお知らせ看板が設置されていた。味のあるこのアパートも4月には解体され、RC造の建物に生まれ変わる。
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国旗掲揚塔のLandscape 37

渋谷区霞ヶ丘町 絵画館前
   神宮外苑①
 明治神宮外苑の銀杏並木である。黄葉を楽しむ方々で賑わっている。突き当りに見えるのは聖徳記念絵画館である。
  神宮外苑②
 並木を抜け、振り返ったところである。大変な混雑であった。露出の設定を間違えてしまい、発色が冴えない。情けない。
  神宮外苑③
 絵画館前に国旗掲揚塔が見える。さすがに明治神宮だけに非常に立派な塔である。
  神宮外苑④
 石造の台座の上には躍動感あふれる2頭の一角獣のブロンズ像が掲揚柱をはさみ嘶いている。
  神宮外苑⑤
 近くでは、隈研吾氏が設計した国立競技場がその威容を現し始めていた。
  神宮外苑⑥
 これは201312月に、ほぼ同じ場所で撮影した前の国立競技場である。路傍学会好みの大変優美な競技場であった。
  神宮外苑⑦
 木を多用したこの大きな競技場で、2020年に世界各国の選手が熱戦を繰り広げることになる。
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