塚のLandscape 25
江戸川区東葛西 桑川神社
江戸川区東葛西一丁目の路傍、桑川神社である。本殿の左手に富士塚がある。
桑川の富士塚である。昭和4年に地元の講の方々が築造したもので、高さ2mほど。力石も見える。区の登録有形民俗文化財。それにしても江戸川区には富士塚が多い。
境内の片隅に青面金剛が祀られている。
精巧な彫りで、迫力のある青面金剛の両足で踏みつけられた邪鬼はどこか猫っぽく、ユーモラスである。三猿はきちんとした菱形である。寛政年間の作。
江戸川区東葛西一丁目の路傍、桑川神社である。本殿の左手に富士塚がある。
桑川の富士塚である。昭和4年に地元の講の方々が築造したもので、高さ2mほど。力石も見える。区の登録有形民俗文化財。それにしても江戸川区には富士塚が多い。
境内の片隅に青面金剛が祀られている。
精巧な彫りで、迫力のある青面金剛の両足で踏みつけられた邪鬼はどこか猫っぽく、ユーモラスである。三猿はきちんとした菱形である。寛政年間の作。
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- 塚
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塚のLandscape 24
川口市金山町 川口神社
川口市金山町の路傍、川口神社である。神門をくぐると広い境内の右手に富士塚がある。
もともと昭和4年に築造されたものを近年移築拡張したものという。高さは2m程か。真新しい鳥居が清々しい。
境内の奥では文久元年に奉献され、100年以上に渡る務めを終えた狛犬が休んでいた。
石工小川長四郎の作である。お疲れ様でした。
川口市金山町の路傍、川口神社である。神門をくぐると広い境内の右手に富士塚がある。
もともと昭和4年に築造されたものを近年移築拡張したものという。高さは2m程か。真新しい鳥居が清々しい。
境内の奥では文久元年に奉献され、100年以上に渡る務めを終えた狛犬が休んでいた。
石工小川長四郎の作である。お疲れ様でした。
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神社のLandscape 56
川口市元郷 元郷氷川神社
川口市元郷一丁目の路傍、武蔵四の宮元郷氷川神社の案内看板が見える。
狭い参道の入口には幟立ての高い柱が聳えていた。
境内には厄除けの大日如来が祀られている。傍らには彼岸花が咲いていた。
神社の東側の市道の路傍には、地蔵菩薩などとともに文政年間の青面金剛が祀られている。
ショケラ持ちの六臂像である。邪鬼は神妙な面持ち。
川口市元郷一丁目の路傍、武蔵四の宮元郷氷川神社の案内看板が見える。
狭い参道の入口には幟立ての高い柱が聳えていた。
境内には厄除けの大日如来が祀られている。傍らには彼岸花が咲いていた。
神社の東側の市道の路傍には、地蔵菩薩などとともに文政年間の青面金剛が祀られている。
ショケラ持ちの六臂像である。邪鬼は神妙な面持ち。
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青面金剛のLandscape 54
北区浮間 浮間渡船場跡
北区浮間三丁目、新河岸川の路傍、浮間渡船場跡である。かつて対岸の板橋区小豆沢とを結ぶ渡船場があった場所である。馬頭観音供養塔、庚申塔、石祠などが並んでいる。
馬頭観音供養塔は、往来する馬の安全を祈って、文政年間に建てられたもの。三面の馬頭観音である。
天保年間の青面金剛である。邪鬼は仰向けになって手で青面金剛の足を受け止めている。三猿はかなり自由なポーズである。
北区浮間三丁目、新河岸川の路傍、浮間渡船場跡である。かつて対岸の板橋区小豆沢とを結ぶ渡船場があった場所である。馬頭観音供養塔、庚申塔、石祠などが並んでいる。
馬頭観音供養塔は、往来する馬の安全を祈って、文政年間に建てられたもの。三面の馬頭観音である。
天保年間の青面金剛である。邪鬼は仰向けになって手で青面金剛の足を受け止めている。三猿はかなり自由なポーズである。
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神社のLandscape 55
江戸川区東葛西 茂呂香取神社
江戸川区東葛西二丁目の路傍、茂呂香取神社である。
参道を進むと昭和13年に地元町会が建てた国旗掲揚塔がある。高さが異なる円柱を組み合わせた形式である。角柱のものは多いが丸柱の組み合わせは初めてである。
本殿の北には富士塚がある。長嶋の富士塚である。現在の塚は大正6年に築かれたもので、高さ4m程の大型の塚である。
富士塚の前にある記念碑の周りには力石が配してある。富士塚が築かれる頃には力比べが下火になったのであろうか。
境内の一角に青面金剛が祀られていた。天明年間の作。路傍学会の調査対象が多い神社である。
江戸川区東葛西二丁目の路傍、茂呂香取神社である。
参道を進むと昭和13年に地元町会が建てた国旗掲揚塔がある。高さが異なる円柱を組み合わせた形式である。角柱のものは多いが丸柱の組み合わせは初めてである。
本殿の北には富士塚がある。長嶋の富士塚である。現在の塚は大正6年に築かれたもので、高さ4m程の大型の塚である。
富士塚の前にある記念碑の周りには力石が配してある。富士塚が築かれる頃には力比べが下火になったのであろうか。
境内の一角に青面金剛が祀られていた。天明年間の作。路傍学会の調査対象が多い神社である。
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青面金剛のLandscape 53
浦安市猫実 花蔵院
浦安市猫実三丁目の路傍、花蔵院である。
寺門を抜け、振り返ると地蔵堂の隣に文政年間の大型の青面金剛が祀られている。華やかな像である。
三猿を見てみると、口や目を片手で覆い、足を組むなどかなりリラックスしている様子である。青面金剛の三猿は時代が下るとともに緊張感が乏しくなってくるのではないだろうか。路傍学会の興味は尽きない。
浦安市猫実三丁目の路傍、花蔵院である。
寺門を抜け、振り返ると地蔵堂の隣に文政年間の大型の青面金剛が祀られている。華やかな像である。
三猿を見てみると、口や目を片手で覆い、足を組むなどかなりリラックスしている様子である。青面金剛の三猿は時代が下るとともに緊張感が乏しくなってくるのではないだろうか。路傍学会の興味は尽きない。
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門のLandscape 16
文京区小石川 善光寺
文京区小石川三丁目、善光寺の山門である。山門前の坂は善光寺坂と呼ばれている。もともとはこの坂の上にある伝通院の塔頭であった。
風格ある朱塗りの山門は空襲を免れたものという。
石塀には多くの寄進者の名前が彫り込まれている。
隣地から見る本堂・月参堂の屋根は大きく、迫力があり、優美でもある。明治15年の再建。
文京区小石川三丁目、善光寺の山門である。山門前の坂は善光寺坂と呼ばれている。もともとはこの坂の上にある伝通院の塔頭であった。
風格ある朱塗りの山門は空襲を免れたものという。
石塀には多くの寄進者の名前が彫り込まれている。
隣地から見る本堂・月参堂の屋根は大きく、迫力があり、優美でもある。明治15年の再建。
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門のLandscape 15
葛飾区東四つ木 浄光寺
葛飾区東四つ木一丁目の路傍、浄光寺の山門である。古くから木下川薬師として知られ、徳川将軍家の祈願所であった古刹である。
山門脇にやくしみちと彫られた道標がある。荒川放水路開削工事による移転の際に寺とともに移されたものであろうか。
境内には元禄、寛永年間の青面金剛が祀られている。それぞれの邪鬼の向きは逆になっている。
近くの路傍でやくしみちの道標を見つけた。これらの道標はこの寺がいかに多くの人々の信仰を集めていたかを物語る証であろう。
葛飾区東四つ木一丁目の路傍、浄光寺の山門である。古くから木下川薬師として知られ、徳川将軍家の祈願所であった古刹である。
山門脇にやくしみちと彫られた道標がある。荒川放水路開削工事による移転の際に寺とともに移されたものであろうか。
境内には元禄、寛永年間の青面金剛が祀られている。それぞれの邪鬼の向きは逆になっている。
近くの路傍でやくしみちの道標を見つけた。これらの道標はこの寺がいかに多くの人々の信仰を集めていたかを物語る証であろう。
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- 門
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看板のLandscape 17
台東区根岸 襖引手資料館
台東区根岸二丁目の路傍、襖引手資料館である。襖引手を製作している方が設置している資料館のようである。あいにく閉っていたが、どのような資料が展示されているのだろうか。路傍学会の興味は尽きない。
江戸時代、この資料館の近くには輪王寺宮の別邸「御隠殿」があった。広大な敷地に優雅な庭園を備えていたという。
彰義隊の戦いで焼失してしまい、今では薬師寺という小さな寺があるのみで、往時の姿を偲ぶことは難しい。
台東区根岸二丁目の路傍、襖引手資料館である。襖引手を製作している方が設置している資料館のようである。あいにく閉っていたが、どのような資料が展示されているのだろうか。路傍学会の興味は尽きない。
江戸時代、この資料館の近くには輪王寺宮の別邸「御隠殿」があった。広大な敷地に優雅な庭園を備えていたという。
彰義隊の戦いで焼失してしまい、今では薬師寺という小さな寺があるのみで、往時の姿を偲ぶことは難しい。
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- 看板
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塚のLandscape 23
浦安市猫実 豊受神社
浦安市猫実三丁目の路傍、豊受神社である。保元2年に創建された浦安最古の神社であるという。
社殿前の大公孫樹は樹齢400年程の市指定天然記念物である。幹は6またに分かれ、根の周囲は8mに及ぶという。
社殿の左手には富士塚がある。猫実富士である。高さ6m、周囲は30mもあろうかという大変大きな富士塚である。大正時代の築造である。登山道には合目石が置かれている。眺望も良さそうで登りたいが、登山禁止である。残念!
浦安市猫実三丁目の路傍、豊受神社である。保元2年に創建された浦安最古の神社であるという。
社殿前の大公孫樹は樹齢400年程の市指定天然記念物である。幹は6またに分かれ、根の周囲は8mに及ぶという。
社殿の左手には富士塚がある。猫実富士である。高さ6m、周囲は30mもあろうかという大変大きな富士塚である。大正時代の築造である。登山道には合目石が置かれている。眺望も良さそうで登りたいが、登山禁止である。残念!
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