在庫処分の不動産
おはようございます。
週明けには
いよいよ台風が
沖縄本島に上陸しそうですね。
さて
活況と言われる沖縄の不動産市場では
転売目的の物件が
公然と取り引きされています。
通常
個人間の不動産の取引では
税務署も目を光らせませんが、
個人であっても
転売目的の度が過ぎると
そのうちに税務署から
目をつけられるかも知れませんよ。(笑)
そんな
不動産市場が活況の時は
業者さんも新築の物件を
ジャンジャン建てても
それが飛ぶように売れますので
何の心配も要りません。逆に税金対策に気を使うくらい儲かる
ところが
この動きが鈍り始めると
新築の物件は
一気に在庫と化していきます。
新築に際し
銀行から借入がある会社は
返済の面もそうですが、
そのまま在庫としておくと
事業計画との乖離で
銀行への体裁も悪くなります。
また
空き家の期間が長くなると
建物も痛んできます。
このように
新築の業者が
在庫を抱えることは
健全なことではありません。
そこで
そうならないよう
早く売却するように動きます。
いわゆる在庫処分です。
手っ取り早いのは
値引きですが
値引きは値崩れを誘発し
会社のイメージを損ねますし
値引きしたぶん
売上の数字を下げることにもなります。
そこで
そのような時は
「ご成約特典!」と称し
大型TVなどの高額な家電品や
商品券を付けたりと
経費をかけることによって
実質的には値引きと変わらない
対応を行います。よくチラシにある戦法
そこまで
やってもダメなときは
次は値引き作戦です。
そして
それでも売れないときは
会社の社員が自ら購入します。(笑)
在庫に置いておくよりは
会社として
売上げの数字も立ちます。
また
その物件を転売すれば
中古物件となります。
そうすれば
個人間での売買物件となりますので
売主が業者の際に求められる
瑕疵担保保険や手付金の保全等の
費用が掛かる面倒くさい手続きも
不要となります。
沖縄に限らず
この
在庫処分をしている業者さんは
全国に沢山いらっしゃいます。
現在は
飛ぶ鳥を落とす勢いの
不動産市場と言われてる日本ですが
いつかはその時期が
またやってくることでしょう・・・。