大地を歩こう › 2013年08月
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2013年08月31日
奥穂高岳~西穂高岳縦走 1日目
8月27・28日
奥穂高岳から西穂高岳へ縦走してきました。
9月に大きなレースがあるので、自分の精神鍛錬の為に挑戦しに行きました。
山の経験の浅い私には、ただひたすら恐怖な道でした。
この道を怖く無いと言って歩ける熟練の皆様を、ホントに尊敬できます。
もちろんこんな道なので、いつもの息子は一緒では無く、
ソロでの山行になります。
それではいつもの長文行きましょう。
27日 2:30
起床、自宅出発
十三墓峠を越えたら急に路面が濡れてて、双六方面は稲光が見えます。
あら?予報では晴れだったのに…
山は雨かな?
4時前に深山荘の無料駐車場に到着しましたが、なんと平日なのに駐車スペース無し。
帰りはロープウェーになる予定なので、鍋平方面にも一度行きますが、早朝過ぎて閉鎖中。
諦めて再び無料駐車場へ戻りました。
駐車場の段になっている所に、軽自動車なら縦に入れるスペースを見つけて押し込む。
車高の高い軽自動車で良かった。乗用車なら入れない…
と言う事で、深山荘の駐車場を4:30出発です。
ロープウェイ手前で登山届を提出します。
そこからはひたすらテクテク歩きますが、4番ポストから夏道ショートカット。
すると
5:30 穂高平山荘へ到着しました。
ちなみに、この道は私初めて歩きます。
さらに林道をひたすら歩きます。
ガスが降りてきてまして、周りが霞んで見えます。
30分ほど歩くと
6:05 白出沢の出合に着きました。
ここに丁度座れる石があったので10分ほど休憩です。
カミさんに作ってもらったおにぎり頂きます。
すると、うしろから小学生を連れた親子が…
私よりも地元の方のようで、上宝と言ってました。
4年生の男の子と一緒に、これから白出沢を上がるようです。
凄い!
さて、私も出発します。
しばらく樹林帯を歩きます。
登りの傾斜もきつくなる、ゆるゆると高度を上げます。
息が上がらないように、心拍数130前後をキープしながら歩くと、
程よい有酸素運動になります。
いつもなら息子と下らない話をしながら歩きますが、今日は一人。
色々な事を考えながら歩きます。
今日の登山道はしっとりと濡れていますので、
岩に足をかけると滑ります。
雪山を歩く際に教わった事。
「全神経を足の裏に集中する事」
足の裏のどこが接地しているのか、どの辺にフリクションが効いているのか。
以前は考えませんでしたが、一歩一歩足を出しながら、感じながら歩きます。
これはアレですね、車と似ています。
4輪が今どこに接地しているのか、どこのタイヤに荷重がかかっているのか。
路面を読み、どこを走ってどの体制でコーナーに飛び込むとトラクションがかかって車が前に出るのか。
全神経を注いで4輪の接地感とGを掴みながら車を走らせるのに似ています。
と、それはレースの話。
そーんな事を考えていたらあっという間に時間が過ぎました。
木々の間から白出のコルが見えます。
あそこまで上がるんですね。
と、道端に変な板を発見しました。
重太郎橋の控え達です。
流されればここから新たに持ってい行く。
シンプルですが効率の良いシステムです。
7:10 重太郎橋到着です。
やっぱり1人だとコースタイムより速いですね。
トレーニングを兼ねているので、ある程度体に負荷をかけているので速いのは仕方無しです。
息子と一緒だとコースタイムの1.5~1.7倍。1人だと2/3ぐらい。
だいたい読めてきました。
高度があがってきたので、ガスが切れて稜線が見えます。
綺麗!
鉱石沢です。
昔は鉱石がとれたのでしょうか?
この後、この日初めて人とすれ違いました。
でも、向こうは3人目だそうで。。。
1人目の人は今日中に西穂まで行くとか言ってたそうです。
凄い人が居るもんです。
なにやら上の方に雪渓が見えてきました。
一応、下調べはしてありあます。
アイゼンは要らないはず。
8:00
荷継小屋到着跡到着です。
ここで再び休憩します。
・・・が。
沢筋から吹き上げて来る風が冷たく、とても寒いのです。
体が冷える前に直ぐに出発しました。
ところが…
10分ほど歩いて下を見ると
先ほどの場所に日が当たってます。
もうちょっと待っていれば良かった…
まだ日の光に一度も当たっていません。。。
雪渓が近づいて来ます。
と言うか、この白出沢、とても歩きにくいです。
ルートは不明瞭ですし、浮石が多く石を落としやすいです。
幸い自分の後ろには人が居ませんが、この辺からボチボチと人とすれ違うようになって来ました。
ですので、暗黙の了解でお互いに大きく通る道を左右にずらします。
そうじゃないと、石が落ちた時に危険すぎます。
雪渓横を通過。
下調べ通り、雪渓の左側に道がついています。アイゼンは要りません。
ただ壁際を通るので、落石注意です。もちろん、ヘルメット装着です。
もう少しで日の光に当たれそう!
空が綺麗です!
安物の高度計付きの腕時計。
2700m地点を確認。
今回の登山の目的の一つでもあります。
ここで1分間の黙祷です。
直接の面識はありませんでしたが、尊敬しておりました。
娘が生まれる前、検診にて見て頂いたことがありますが、
生まれる頃には新たな病院に転院されていました。
ご冥福をお祈りいたします。
さぁ、行きましょう。
青い空めがけて高度を上げます…
が、なかなか近づかない。
そんな時は後ろを見ます。
笠ヶ岳が綺麗!
徐々に近づいて・・・る?
前を見ても分からないですが、後ろをみると高度を上げていることに気付きます。
あれがジャンダルムかな?
もう少し!
10:20 穂高岳山荘到着です。
うーん、やっぱり一人だと良いペースです。
テン場の受付よりも何よりも、涸沢を眺めます。
あそこを通らずにここに来ると、見た時の感動が大きいですね!
奥穂高岳とジャンダルム!
明日行くよ~!
さて、のんびりしたところでテントの受付をします。。
まだ時間も速いので、テント場も選び放題です♪
と言う事で、贅沢にテントの中からジャンダルムが見える位置にテントを張らせて頂きました♪
さて、おなかも空いたので山荘に行きます。
今回は荷物の軽量化の為に、余計な食事は持ってきていません。
小屋内、13℃。
結構涼しいです。
ラーメン、頂きます!
昼食後、再びテラスへ。
綺麗ですね…
さて、時間も早いしどうするか…
昨年息子と北穂に行った時に、バッジを買い忘れたので今から買いに行こうか…
1人でノーザックだったら、往復4時間は絶対かからないと思いますが。
ただ、明日の行程を考えると万全な体制で望みたいので、
やはりここは体力を温存&回復に努める事にします。
と言うわけで、
穂高山荘にて山歩みちゲット。
テントの中で転がって読みふけっていました。
これでフリーペーパーってのが凄すぎます。
読んでいるうちにだんだん眠たくなり…
1時間ほど昼寝してしまいました。
ふと起きたら、周りにガスがかかってます。
しまった、午後から曇るのかな?
慌てて涸沢岳の山頂へ向かいます。
山頂ゲット。
13年ぶり、2回目。
思えば、13年前に友人に「山へ行こうよ!」と誘われて、
安易に「いいよ~」なんて返事しました。
高山市内の山道具屋さんで、ザックやら靴やら色々買って、初めて来た山がココ。
上高地から入り、北穂に上がって涸沢岳へ。
奥穂から前穂に縦走して上高地に降りる。
って、初めて山に行く人が通るルートじゃ無いですよね。
北穂~涸沢間で恐怖に足がすくみ、鎖につかまったまま動けなくなったのに、
「鎖は頼らない!」
と言われて半泣きで通過した20代後半の夏。
さらに山から帰った次の日のテレビで、そのルートの滑落死亡事故のニュース。
「二度と山なんて行くもんか」
そう心に誓ったのに…
気がつけばこんなに山は楽しい。
全ては3年前、息子の
「お父さん、僕ね、富士山に登りたい」
の一言から始まりました。
一緒に山を歩き始め、より安全に息子を山頂に上げるために、
自分のスキルアップが必要だと感じ、色々と見て色々歩くようになりました。
丁度、車のレースの為の体力トレーニングにもなりますし、
色々タイミングが良かったんですね。
息子に感謝。
さて、涸沢山頂での展望を逃してしまったので、再びテントに戻ります。
小屋でビール買って…
前穂に乾杯!
と、テント前で飲んでいたら…
今朝、白出沢出合で会った親子。
ビールを買いに行った時に山荘で会ったのですが、奥穂に登ってます。
やはり、自分が子連れ山行する以上、
子供達を見るととても応援したくなります。
頑張れ!
その後は近隣のテントの方々と色々と飲みながらお話します。
京都から新幹線を乗り継いで来られた方や、愛知県から来られた方や…
山まで来る行程の話を聞いて、ビックリします。
自分の、山が近い所に住んでいる環境にありがたさを感じます。
さて、15:00
時間が早いですが夕ご飯にします。
ドン
北海道、円山動物園 シロクマラーメン。
イタダキマス。
ドン
SPAMとアルファ米。
焼いて乗せて食べます。
スパムは焼くととても食欲のでるに香りがします。
焼き始めた瞬間に、近隣のテントから
「いい匂いがする~」
「腹減った~」
なんて声が聞こえます。
ゴメンナサイ(^^;
さて、明日はどうするか。
ホントは早出をしたいですが、知らない道。
特に奥穂から先はキケンと聞いているルート。
ヘッデンの明かりだけで歩くのはちょっと心もとない。
ですので、
3時起床、4時出発、5時穂高岳山頂、明るくなって馬の背へ。がベストかと。
と言うわけで17時就寝です。
おやすみなさい。
2日目へ続く
奥穂高岳から西穂高岳へ縦走してきました。
9月に大きなレースがあるので、自分の精神鍛錬の為に挑戦しに行きました。
山の経験の浅い私には、ただひたすら恐怖な道でした。
この道を怖く無いと言って歩ける熟練の皆様を、ホントに尊敬できます。
もちろんこんな道なので、いつもの息子は一緒では無く、
ソロでの山行になります。
それではいつもの長文行きましょう。
27日 2:30
起床、自宅出発
十三墓峠を越えたら急に路面が濡れてて、双六方面は稲光が見えます。
あら?予報では晴れだったのに…
山は雨かな?
4時前に深山荘の無料駐車場に到着しましたが、なんと平日なのに駐車スペース無し。
帰りはロープウェーになる予定なので、鍋平方面にも一度行きますが、早朝過ぎて閉鎖中。
諦めて再び無料駐車場へ戻りました。
駐車場の段になっている所に、軽自動車なら縦に入れるスペースを見つけて押し込む。
車高の高い軽自動車で良かった。乗用車なら入れない…
と言う事で、深山荘の駐車場を4:30出発です。
ロープウェイ手前で登山届を提出します。
そこからはひたすらテクテク歩きますが、4番ポストから夏道ショートカット。
すると
5:30 穂高平山荘へ到着しました。
ちなみに、この道は私初めて歩きます。
さらに林道をひたすら歩きます。
ガスが降りてきてまして、周りが霞んで見えます。
30分ほど歩くと
6:05 白出沢の出合に着きました。
ここに丁度座れる石があったので10分ほど休憩です。
カミさんに作ってもらったおにぎり頂きます。
すると、うしろから小学生を連れた親子が…
私よりも地元の方のようで、上宝と言ってました。
4年生の男の子と一緒に、これから白出沢を上がるようです。
凄い!
さて、私も出発します。
しばらく樹林帯を歩きます。
登りの傾斜もきつくなる、ゆるゆると高度を上げます。
息が上がらないように、心拍数130前後をキープしながら歩くと、
程よい有酸素運動になります。
いつもなら息子と下らない話をしながら歩きますが、今日は一人。
色々な事を考えながら歩きます。
今日の登山道はしっとりと濡れていますので、
岩に足をかけると滑ります。
雪山を歩く際に教わった事。
「全神経を足の裏に集中する事」
足の裏のどこが接地しているのか、どの辺にフリクションが効いているのか。
以前は考えませんでしたが、一歩一歩足を出しながら、感じながら歩きます。
これはアレですね、車と似ています。
4輪が今どこに接地しているのか、どこのタイヤに荷重がかかっているのか。
路面を読み、どこを走ってどの体制でコーナーに飛び込むとトラクションがかかって車が前に出るのか。
全神経を注いで4輪の接地感とGを掴みながら車を走らせるのに似ています。
と、それはレースの話。
そーんな事を考えていたらあっという間に時間が過ぎました。
木々の間から白出のコルが見えます。
あそこまで上がるんですね。
と、道端に変な板を発見しました。
重太郎橋の控え達です。
流されればここから新たに持ってい行く。
シンプルですが効率の良いシステムです。
7:10 重太郎橋到着です。
やっぱり1人だとコースタイムより速いですね。
トレーニングを兼ねているので、ある程度体に負荷をかけているので速いのは仕方無しです。
息子と一緒だとコースタイムの1.5~1.7倍。1人だと2/3ぐらい。
だいたい読めてきました。
高度があがってきたので、ガスが切れて稜線が見えます。
綺麗!
鉱石沢です。
昔は鉱石がとれたのでしょうか?
この後、この日初めて人とすれ違いました。
でも、向こうは3人目だそうで。。。
1人目の人は今日中に西穂まで行くとか言ってたそうです。
凄い人が居るもんです。
なにやら上の方に雪渓が見えてきました。
一応、下調べはしてありあます。
アイゼンは要らないはず。
8:00
荷継小屋到着跡到着です。
ここで再び休憩します。
・・・が。
沢筋から吹き上げて来る風が冷たく、とても寒いのです。
体が冷える前に直ぐに出発しました。
ところが…
10分ほど歩いて下を見ると
先ほどの場所に日が当たってます。
もうちょっと待っていれば良かった…
まだ日の光に一度も当たっていません。。。
雪渓が近づいて来ます。
と言うか、この白出沢、とても歩きにくいです。
ルートは不明瞭ですし、浮石が多く石を落としやすいです。
幸い自分の後ろには人が居ませんが、この辺からボチボチと人とすれ違うようになって来ました。
ですので、暗黙の了解でお互いに大きく通る道を左右にずらします。
そうじゃないと、石が落ちた時に危険すぎます。
雪渓横を通過。
下調べ通り、雪渓の左側に道がついています。アイゼンは要りません。
ただ壁際を通るので、落石注意です。もちろん、ヘルメット装着です。
もう少しで日の光に当たれそう!
空が綺麗です!
安物の高度計付きの腕時計。
2700m地点を確認。
今回の登山の目的の一つでもあります。
ここで1分間の黙祷です。
直接の面識はありませんでしたが、尊敬しておりました。
娘が生まれる前、検診にて見て頂いたことがありますが、
生まれる頃には新たな病院に転院されていました。
ご冥福をお祈りいたします。
さぁ、行きましょう。
青い空めがけて高度を上げます…
が、なかなか近づかない。
そんな時は後ろを見ます。
笠ヶ岳が綺麗!
徐々に近づいて・・・る?
前を見ても分からないですが、後ろをみると高度を上げていることに気付きます。
あれがジャンダルムかな?
もう少し!
10:20 穂高岳山荘到着です。
うーん、やっぱり一人だと良いペースです。
テン場の受付よりも何よりも、涸沢を眺めます。
あそこを通らずにここに来ると、見た時の感動が大きいですね!
奥穂高岳とジャンダルム!
明日行くよ~!
さて、のんびりしたところでテントの受付をします。。
まだ時間も速いので、テント場も選び放題です♪
と言う事で、贅沢にテントの中からジャンダルムが見える位置にテントを張らせて頂きました♪
さて、おなかも空いたので山荘に行きます。
今回は荷物の軽量化の為に、余計な食事は持ってきていません。
小屋内、13℃。
結構涼しいです。
ラーメン、頂きます!
昼食後、再びテラスへ。
綺麗ですね…
さて、時間も早いしどうするか…
昨年息子と北穂に行った時に、バッジを買い忘れたので今から買いに行こうか…
1人でノーザックだったら、往復4時間は絶対かからないと思いますが。
ただ、明日の行程を考えると万全な体制で望みたいので、
やはりここは体力を温存&回復に努める事にします。
と言うわけで、
穂高山荘にて山歩みちゲット。
テントの中で転がって読みふけっていました。
これでフリーペーパーってのが凄すぎます。
読んでいるうちにだんだん眠たくなり…
1時間ほど昼寝してしまいました。
ふと起きたら、周りにガスがかかってます。
しまった、午後から曇るのかな?
慌てて涸沢岳の山頂へ向かいます。
山頂ゲット。
13年ぶり、2回目。
思えば、13年前に友人に「山へ行こうよ!」と誘われて、
安易に「いいよ~」なんて返事しました。
高山市内の山道具屋さんで、ザックやら靴やら色々買って、初めて来た山がココ。
上高地から入り、北穂に上がって涸沢岳へ。
奥穂から前穂に縦走して上高地に降りる。
って、初めて山に行く人が通るルートじゃ無いですよね。
北穂~涸沢間で恐怖に足がすくみ、鎖につかまったまま動けなくなったのに、
「鎖は頼らない!」
と言われて半泣きで通過した20代後半の夏。
さらに山から帰った次の日のテレビで、そのルートの滑落死亡事故のニュース。
「二度と山なんて行くもんか」
そう心に誓ったのに…
気がつけばこんなに山は楽しい。
全ては3年前、息子の
「お父さん、僕ね、富士山に登りたい」
の一言から始まりました。
一緒に山を歩き始め、より安全に息子を山頂に上げるために、
自分のスキルアップが必要だと感じ、色々と見て色々歩くようになりました。
丁度、車のレースの為の体力トレーニングにもなりますし、
色々タイミングが良かったんですね。
息子に感謝。
さて、涸沢山頂での展望を逃してしまったので、再びテントに戻ります。
小屋でビール買って…
前穂に乾杯!
と、テント前で飲んでいたら…
今朝、白出沢出合で会った親子。
ビールを買いに行った時に山荘で会ったのですが、奥穂に登ってます。
やはり、自分が子連れ山行する以上、
子供達を見るととても応援したくなります。
頑張れ!
その後は近隣のテントの方々と色々と飲みながらお話します。
京都から新幹線を乗り継いで来られた方や、愛知県から来られた方や…
山まで来る行程の話を聞いて、ビックリします。
自分の、山が近い所に住んでいる環境にありがたさを感じます。
さて、15:00
時間が早いですが夕ご飯にします。
ドン
北海道、円山動物園 シロクマラーメン。
イタダキマス。
ドン
SPAMとアルファ米。
焼いて乗せて食べます。
スパムは焼くととても食欲のでるに香りがします。
焼き始めた瞬間に、近隣のテントから
「いい匂いがする~」
「腹減った~」
なんて声が聞こえます。
ゴメンナサイ(^^;
さて、明日はどうするか。
ホントは早出をしたいですが、知らない道。
特に奥穂から先はキケンと聞いているルート。
ヘッデンの明かりだけで歩くのはちょっと心もとない。
ですので、
3時起床、4時出発、5時穂高岳山頂、明るくなって馬の背へ。がベストかと。
と言うわけで17時就寝です。
おやすみなさい。
2日目へ続く
2013年08月22日
南アルプスを歩こう 荒川三山・赤石・聖 縦走 5日目
8月14日 5日目
4:30起床
今日は下山するだけなので、もう早起きしなくても良いのですが…
山の生活になれてしまったのですね(^^;
ちゃっちゃとテントを撤収し、椹島目指して出発します。
もう、こんな沢もなんのそのです。
今日は下るだけだと言う考えが、息子の足を速めます。
そんなに急がなくていいのに…
慰霊碑まで来ました。
流石にココは怖いっすね。
恐る恐る覗いてパシャリ。
今日も天気が良いです。
聖岳が大きいなぁ~。
よくあんな所まで登ったもんです。
6:10
滝見台まで来ました。
ここまで今までに無い速度で歩いて来ましたので、初めてコースタイムを上回りました。
ですが、ちょっと無理をしすぎているような…
滝見台と言うだけあって、2本の滝が見えますね。
でも、高さは慰霊碑の方が怖かったです(^^;
吊橋です。
この吊橋、苦手です。
橋自体はワイヤーの吊り橋ですが、人が歩く所は木道で、結構適当な作りです。
歩くとパキパキと木がきしみます。
怖いですよ~。
さて、下山と言う事で意気揚々としていた息子ですが、
下山道なのに結構な登りがあったりとで、やはりいつもの通りのペースに戻ってきました。
しかも前半飛ばし過ぎたおかげで、足が痛いと言い出す始末…
まぁ、ゆっくり行こうよ。
何度も何度も休憩し、ようやく小屋跡へ。
ここに林営時代に小屋があったようですね。
8:20
大幅にコースタイムを遅れて聖沢吊橋です。
ここで大休止します。
ここまで急坂を降りてきたので、かなり息子が足にきているようです。
休みながら地図を見ると、登山道入り口までは1時間ちょっとなんですが…
ここからまた少し登るようですね。。。
南アルプスはホントにアップダウンがいやらしい…
再びゆるゆると登ります。
常に斜面をトラバーズ気味に歩き、登山道が狭くなりました。
滑ったら結構落ちる感じです。
どこかの木には引っかかりそうですが…
すれ違う人が来ると、ちょっと気を使いますね。
って、すれ違う人?
ここで急に思い出してバスの時間を確認。
東海フォレストのバスは、聖岳登山道入り口から畑薙ダム行きには乗れないので、
一度椹島行きのダムに乗ります。
元気な時は椹島まで歩く気満々だったので、バスの時間は気にしていなかったのですが、
息子が弱り始めたのでバスに乗ろうかと思ったのですが…
今すれ違っている集団は、おそらく臨時便の時間帯。
もう少しで正規の時間のバスが行ってしまいそう。
ちょっと急がないとまずいかな?
でも、息子に無理はさせられないので黙って歩いていました。
再び広場へ。
ここも小屋の跡ですね。
なんだか古そうなビンが割れまくって転がってます。
椹島70分の文字をみて、息子がげんなりしています。
「あとちょっとじゃないの…?」
と。
それは聖岳登山道の入口までだよ。。。
ここでバスの事情を説明して、ちょっと急ぎ足で降り始めます。
なんだか花の匂いが凄いと思ったら、一面に花を咲かせた木がありました。
何の木か知らないですけど、綺麗です!
さらに降りて行くと…
なんだか下の方に明るい所が見えると思ったら、
「ププー、パシュー。ブロロロロロ・・・・」
と聞きなれた、聞きたくない音。。。
ダッシュで降りたら登山道入り口からバスが出発するところが見えました。
あー、バス行っちゃった!
時間は9:50です。
おそらく畑薙ダム9:00発のバス。
次は…13時?
こりゃダメだ。。。
歩いて椹島に行っても10:30の畑薙ダム行きには乗れないですね。
臨時便、まだ来るかな?
参った…
と、目の前には畑薙方面に向いているバスが1台。
ぶっきらぼうなおいちゃんがそのバスから下りて来まして。。。
「どうすんの?椹島行は行っちゃったよ。
これ以降の臨時便は無いから、次は午後だね~。」
と、わかってる現実をぶつけてくれます。
「聖平の小屋には泊まったかい?」
と聞かれましたが、テント泊だった事を伝えたました。
このバスは東海フォレストでは無く井川観光のバスで、
経営の違う聖平の小屋に泊まっていれば乗せてもらえるバスでした。
聖平小屋でテン泊の私達は乗れない訳です。
ですが…
「ふーん… まぁ、乗りなよ。」
と、耳を疑う言葉。
え?料金は…?と聞くと
「要らないよ、そんなもん。
この下山届けを書いてくれ、聖平に泊まった事、書いてくれよ。」
うひー!神様!
この人超神様!!
ぶっきらぼうだけど、超優しい。
今度来た時は必ず小屋に泊まります!
下山の感動に浸る間も無く、パタパタと写真だけ撮ってバスに乗車です。
「奥の方の空いてる所に詰めて乗ってくれよ~」
と言われて息子と別々に空いている席に座りました所…
周りには見た顔がいっぱい。
5日間共に歩いた方々が多数いました。
なるほど、きっと東海フォレストのバスが行った直後に降りてきた私達を見て、
この方々がバスの運ちゃんに
5日間山を歩いてきた事を伝え、ちっこいのが椹島まで行くのはかわいそう。
的な事を訴えてくれたのだと思います。
運ちゃん、不憫に思ったのでしょうね。
だから少ししてからバスから降りて来たのだと思います。
私たちがバスに乗った直後、さらに2人の男性が山から下りてきたのですが…
あと一人がもう少しで降りてくると言う事で、
「待てない!」
と、バスの運ちゃんは出発してしまいました。
良かった~…
人の優しさに触れて、凄く感激しました。
今度は必ず井川観光の小屋を利用します。
11:00 畑薙臨時駐車場到着です。
10:30の椹島発のバスより早かった(^^;
長ーい長い山行が、ようやくここで終わりました。
4泊5日
総歩行距離42㎞
累積標高差±4400m
私と息子の、夏の大冒険が終わりました。
5日間天候に恵まれ、出会った方々に恵まれ、とても苦しく楽しい旅でした。
この目で見た一つ一つの感動、
この肌で感じた一つ一つの風の匂い、
この足で歩いた一つ一つの山。
忘れる事は無いでしょう。
全てが息子と私の宝物です。
この後、白樺荘で温泉に入り、高速を高山へ向けて走りました。
帰宅直後、寂しく待っていた3歳の娘がクシャクシャの顔をして飛びついて来ました。
父親冥利に尽きますね(^^)
夕ご飯は久しぶりに家内の料理。
んまい!
一月一山。
次はどこの山に登ろうかな?
長文おつきあいありがとうございました。
おしまい
4:30起床
今日は下山するだけなので、もう早起きしなくても良いのですが…
山の生活になれてしまったのですね(^^;
ちゃっちゃとテントを撤収し、椹島目指して出発します。
もう、こんな沢もなんのそのです。
今日は下るだけだと言う考えが、息子の足を速めます。
そんなに急がなくていいのに…
慰霊碑まで来ました。
流石にココは怖いっすね。
恐る恐る覗いてパシャリ。
今日も天気が良いです。
聖岳が大きいなぁ~。
よくあんな所まで登ったもんです。
6:10
滝見台まで来ました。
ここまで今までに無い速度で歩いて来ましたので、初めてコースタイムを上回りました。
ですが、ちょっと無理をしすぎているような…
滝見台と言うだけあって、2本の滝が見えますね。
でも、高さは慰霊碑の方が怖かったです(^^;
吊橋です。
この吊橋、苦手です。
橋自体はワイヤーの吊り橋ですが、人が歩く所は木道で、結構適当な作りです。
歩くとパキパキと木がきしみます。
怖いですよ~。
さて、下山と言う事で意気揚々としていた息子ですが、
下山道なのに結構な登りがあったりとで、やはりいつもの通りのペースに戻ってきました。
しかも前半飛ばし過ぎたおかげで、足が痛いと言い出す始末…
まぁ、ゆっくり行こうよ。
何度も何度も休憩し、ようやく小屋跡へ。
ここに林営時代に小屋があったようですね。
8:20
大幅にコースタイムを遅れて聖沢吊橋です。
ここで大休止します。
ここまで急坂を降りてきたので、かなり息子が足にきているようです。
休みながら地図を見ると、登山道入り口までは1時間ちょっとなんですが…
ここからまた少し登るようですね。。。
南アルプスはホントにアップダウンがいやらしい…
再びゆるゆると登ります。
常に斜面をトラバーズ気味に歩き、登山道が狭くなりました。
滑ったら結構落ちる感じです。
どこかの木には引っかかりそうですが…
すれ違う人が来ると、ちょっと気を使いますね。
って、すれ違う人?
ここで急に思い出してバスの時間を確認。
東海フォレストのバスは、聖岳登山道入り口から畑薙ダム行きには乗れないので、
一度椹島行きのダムに乗ります。
元気な時は椹島まで歩く気満々だったので、バスの時間は気にしていなかったのですが、
息子が弱り始めたのでバスに乗ろうかと思ったのですが…
今すれ違っている集団は、おそらく臨時便の時間帯。
もう少しで正規の時間のバスが行ってしまいそう。
ちょっと急がないとまずいかな?
でも、息子に無理はさせられないので黙って歩いていました。
再び広場へ。
ここも小屋の跡ですね。
なんだか古そうなビンが割れまくって転がってます。
椹島70分の文字をみて、息子がげんなりしています。
「あとちょっとじゃないの…?」
と。
それは聖岳登山道の入口までだよ。。。
ここでバスの事情を説明して、ちょっと急ぎ足で降り始めます。
なんだか花の匂いが凄いと思ったら、一面に花を咲かせた木がありました。
何の木か知らないですけど、綺麗です!
さらに降りて行くと…
なんだか下の方に明るい所が見えると思ったら、
「ププー、パシュー。ブロロロロロ・・・・」
と聞きなれた、聞きたくない音。。。
ダッシュで降りたら登山道入り口からバスが出発するところが見えました。
あー、バス行っちゃった!
時間は9:50です。
おそらく畑薙ダム9:00発のバス。
次は…13時?
こりゃダメだ。。。
歩いて椹島に行っても10:30の畑薙ダム行きには乗れないですね。
臨時便、まだ来るかな?
参った…
と、目の前には畑薙方面に向いているバスが1台。
ぶっきらぼうなおいちゃんがそのバスから下りて来まして。。。
「どうすんの?椹島行は行っちゃったよ。
これ以降の臨時便は無いから、次は午後だね~。」
と、わかってる現実をぶつけてくれます。
「聖平の小屋には泊まったかい?」
と聞かれましたが、テント泊だった事を伝えたました。
このバスは東海フォレストでは無く井川観光のバスで、
経営の違う聖平の小屋に泊まっていれば乗せてもらえるバスでした。
聖平小屋でテン泊の私達は乗れない訳です。
ですが…
「ふーん… まぁ、乗りなよ。」
と、耳を疑う言葉。
え?料金は…?と聞くと
「要らないよ、そんなもん。
この下山届けを書いてくれ、聖平に泊まった事、書いてくれよ。」
うひー!神様!
この人超神様!!
ぶっきらぼうだけど、超優しい。
今度来た時は必ず小屋に泊まります!
下山の感動に浸る間も無く、パタパタと写真だけ撮ってバスに乗車です。
「奥の方の空いてる所に詰めて乗ってくれよ~」
と言われて息子と別々に空いている席に座りました所…
周りには見た顔がいっぱい。
5日間共に歩いた方々が多数いました。
なるほど、きっと東海フォレストのバスが行った直後に降りてきた私達を見て、
この方々がバスの運ちゃんに
5日間山を歩いてきた事を伝え、ちっこいのが椹島まで行くのはかわいそう。
的な事を訴えてくれたのだと思います。
運ちゃん、不憫に思ったのでしょうね。
だから少ししてからバスから降りて来たのだと思います。
私たちがバスに乗った直後、さらに2人の男性が山から下りてきたのですが…
あと一人がもう少しで降りてくると言う事で、
「待てない!」
と、バスの運ちゃんは出発してしまいました。
良かった~…
人の優しさに触れて、凄く感激しました。
今度は必ず井川観光の小屋を利用します。
11:00 畑薙臨時駐車場到着です。
10:30の椹島発のバスより早かった(^^;
長ーい長い山行が、ようやくここで終わりました。
4泊5日
総歩行距離42㎞
累積標高差±4400m
私と息子の、夏の大冒険が終わりました。
5日間天候に恵まれ、出会った方々に恵まれ、とても苦しく楽しい旅でした。
この目で見た一つ一つの感動、
この肌で感じた一つ一つの風の匂い、
この足で歩いた一つ一つの山。
忘れる事は無いでしょう。
全てが息子と私の宝物です。
この後、白樺荘で温泉に入り、高速を高山へ向けて走りました。
帰宅直後、寂しく待っていた3歳の娘がクシャクシャの顔をして飛びついて来ました。
父親冥利に尽きますね(^^)
夕ご飯は久しぶりに家内の料理。
んまい!
一月一山。
次はどこの山に登ろうかな?
長文おつきあいありがとうございました。
おしまい
2013年08月21日
南アルプスを歩こう 荒川三山・赤石・聖 縦走 4日目
8月13日 4日目
AM1:30起床。
18時に寝たので、サクッと目覚めました。
そーっとお湯を沸かしてコーヒーを入れます。
外に出ると流石に沢沿い、気温が低くテントに朝露がおりまくってます。
見上げる星空。
そう、この日この時間はペルセウス座流星群の極大期です。
満点の星空から降り注ぐ無数の流れ星。
なんて贅沢な時間でしょう。
しばらく眺めていました。
2時になると、向かいのテントから目覚まし時計の音と共に、
「起床!」
と掛け声。
その声と共にガサガサと皆が動きだし、あっという間に食事を摂って撤収準備に入りました。
流石に体育会系ワンゲル部。まじめに山をやってます。
かなり好印象でした。
2時半頃に息子を起こしました。
同じく睡眠時間は7時間以上取っているはずです。
暖かい恰好に着替えて朝ごはんを少し摂り、
3時にワンゲル部の出発を見送ったのち、こちらも3時30分に百閒洞をスタートしました。
沢沿いはかなり気温が低く、息子にはカッパを着せた上に私のダウンを着せました。
息子にとっては初めてのヘッデン歩行。
そして、空を見上げれば無数の流れ星!
いつも夜8時には子供達を寝かせているので、息子は流れ星を見る事自体が初めてでした。
「ねぇ、あれってココに落ちてこないの?僕拾いたいな~」
と、何ともカワイイ言葉。
出発して、百間洞から一気に中盛丸山の山頂まで高度を400m近く上げるので、
正直大変な道なのですが、空を見上げればバンバン長れる流れ星。
やる気が出ます。
ゴメンなさい、写真を撮る技術が無いのから流れ星の写真は撮れません。
ですので、流れ星を眺める息子の写真(笑
星降る夜とはまさにこの事!
やがて4時半を回ると東の空が明るみ始め、
天体ショーは終焉を迎えます。
赤石岳が赤く燃え始めました。
大沢岳と中盛丸山のコルに近づいたところで、ちょっと休憩です。
ここまで高度を上げると富士山も再び見え始めました。
綺麗!
4:50 コルに到着です。
既にコースタイムからかなり遅れ気味。
そう、今日は長い工程をクリアする為に、
早めの行動にしたのです。
息子の足ではきっと明るい内に聖平に到達できない。
ならば、いっそのこと暗い内にスタートしようと言う作戦です。
ここまでも結構高度を上げてますが、中盛丸山までまだこんなに登ります。
朝からきついな~・・・
さらに稜線に出た瞬間に風が強くなり、一度脱いだ上着を再び着込みます。
赤石岳から日が昇る!
寒い!早く太陽出て!
でも山頂に着くまで待って!(笑
5:18 山頂到着と同時に御来光。
最高です!
赤石岳の肩から日が昇ります。
太陽光が当たった瞬間に、体の温度が上がり始めるのが解ります。
太陽って凄い!
太陽ばかり見ていたのですが、ふと振り返ると
影富士ならぬ、影中盛丸山。
うーん、綺麗!
山頂ですが、風が強いので休憩もそこそこに出発する事にします。
これから歩く小兎岳、兎岳のアップダウンが良く見えます。
こんなに登ったのに、またあんなに下ってまた登るのか…
朝から稜線が見えるって、気持ちが良いはずなんですけど流石にコレは…
って…
ん?
あんな所にテントが…
ビバーグ地があったんですね~。
知っていたらここまで来ても良かったかも。
最高の星空が見えたでしょうね。
いいな~。。。
と、今度は小兎岳へ向かってグングン下りますが…
早起きしすぎた息子、急に眠気が走って寝てしまいました(笑
まぁ、しょうがないですけど、もうちょっと頑張ればひなたで寝れたのに…
うーん、さっき下にみえたはずの小兎岳が上に…
中盛丸山を振り返ると、向こうからみた形とは全然違います。
三つの山があるみたいですね。
南アルプスを歩いて気づきましたが、
この辺の山は見る方向によって全然イメージが違うと言う事です。
片方から見たら雄大で大きく、優しい山に見えたとしても、反対から見たら荒々しく猛々しい山だったり。。。
南アルプスはそんな感じなのでしょうか?
10分ほどで息子が起きたので、小兎岳まで歩いて来ました。
ちょっとした登りですが、既に疲れ気味です。
この辺まで来ると、足の速い登山客にバンバン抜かれ始めます。
百間洞からコースタイムで2時間ほどなのですが、私たちは既に3時間以上。
まぁ、それを見越して早く出た訳ですから良しとしましょう。
今度は兎岳に向けて小さなアップダウンを繰り返します。
これがまたヤラしい…
今日の工程は途中で水が確保できそうになさそうでしたので、
出発時に百閒洞でたくさん水を汲んできたのです。
だから、食材が減ったとはいえ私の荷物は再び水地獄に…
重いのです。
そんな時は息子がバンバン先行して行ってしまいます。
すこし行くと、息子が座って休んでいました。
良いビューポイントだね!
北アが見えるよ、槍も穂高も。
休憩したばかりですが、またここで10分ほど休んでしまいました。
さて、兎岳。
名前はカワイイのに全然かわいくない!
あれを登るのか…
やっつけてやる!
と言うわけで、40分ほどかけて登ってきました。
兎岳山頂です。
はぁ~、疲れたよ・・・
息子、良く歩くな…
この山頂で御飯休憩の大休止にします。
今まで歩いた稜線が見えます。
よくここまで来たもんです。
息子、頑張るな。。。
そしてこれから行く聖岳。
赤石岳から見た時は、大きくて優しいイメージの山でしたが、
ココから見ると半分崩落し、ちょっとワルなイメージが漂い始めました。
双眼鏡で登山道を確認すると、崩落地のキワを通るじゃないですか。
結構危ないかな?
さて、ご飯だよ。
お湯を沸かしてアルファ米です。
お手軽ごはんでゴメンナさい。
でも美味しいですよ。
あれが噂の避難小屋かな…?
本当は昨日のうちにココまで来たかったですが、
百間洞から4時間半かけてここまで来ている私達には、ちょっと厳しかったですね。
やっぱり昨夜は百間洞で正解です。
川遊びも出来ましたし(笑
さーてそれでは、1時間以上休憩したので出発しましょう。
向こうの崩落地キワが危ないと判断し、ここからハーネスにロープで行きます。
安全第一。
まぁ、息子が安心感をもって歩いてくれるから、コレの方が楽なんですよね。
避難小屋分岐です。
あれが避難小屋…
ちょっと近づいて中を見てみたいですが、この距離が行く気になれないぐらい疲れてます。
まぁ、このままスルーして行きましょう。
鞍部まではこんな崩落地の脇を通ります。
そんなにキケンは感じませんが、何かあって転んだらそのままって感じです。
ドーンって具合ですね。
あんなに苦労して登った兎岳が、あんなに高く…
200mほど下げて来ました。
さて、最低コル到着です。
これから聖岳に登ります。
本日最高の難関、見せ場ですよ。
と、息子を盛り上げます。
この周辺で見られる赤い石。
ラジオラリアでしたっけ?
崩落斜面の一部が赤い岩でした。
ひたすら高度を上げて行きますが、まだまだ赤石は上の方。
百間洞が見えてきました。
今朝、あそこを出た事が遥か彼方昔の話に感じます。
遠いな~。。。
良く歩いてます。
さて、崩落地の横を登ります。
いっくよ~
やっと兎岳と同じ高度に。
と言う事は山頂まであと150mほど上げれば良いのかな?
頑張れ、自分!
頑張れ、息子!
赤石が今日も綺麗!
見てると元気が出ます!
あれが山頂かな…?
騙されてますか?
そしていよいよ…
12:50 聖岳山頂 制覇!
息子、本当によく頑張った!
お父さん、一人で涙が出そうだったよ。。。
ご褒美の山頂ジュースです。
ここまでとっておきました。
さて、ここで再び休憩です。
四日も歩いていると、既に周りには何度も顔を合わせた方々が多数います。
息子に「よく頑張ったね~」と声をかけてくれる方も居ます。
お話しながら休憩しますが…
あれが今日泊まる聖平…
かなり下げるな~…
遠いぞ?
奥聖は近くに見えてきっと遠いです。
もう、見ないふり(笑
ホントは行きたかったんですけどね…
さて下りますが…
これがまたズルっズルの斜面で、ロープを外した息子、足にきてて数度尻もち。
仕方が無いので再びロープ。
安全… じゃなくて、安心第一です。
ふり返ります。
40分ほどかけてこの斜面をおりてきました。
ココまでくればもう安心です。
しかしこの崩落斜面。
荒々しいですね~。
赤石側から見たら想像つかない姿です。
ここから細尾根を通りますが、右側はずっと崩落地です。
転んだら大変です。
15:00 小聖岳。
ここまで350mほど下げてきました。
もう、300mのアップダウンって普通な感じになってきました。
麻痺してます。
それにしても、聖岳のこの荒々しさ。
結構気に入りました。
表と裏と違うイメージ。
優しさの中にも厳しさ、でも大きいと言うこの山。
素敵です。
気がつけば、兎岳も遥か上方。
でも、やはりここから見る兎岳も崩落斜面ですね。
兎岳も見る方向ににより違うんですね~。
小兎だけから見た時は、まんまるな山だったのに…
あとはグングン高度を下げます。
ちょっと登りがあってイラっとしましたが、
お花畑で癒されたりしました。
綺麗です。
薊畑分岐までようやく来ました。
ここから下り道も徐々に緩やかになり…
最後の木道。
息子は嬉しくて駆け出してしまいました。
ウンウン、いいよ、ココなら駆けても安心です。
16:00 聖平幕営です。
行動時間12時間30分、よーくがんばりました。
小屋に到着した時は、既に半宴会状態に入った方々、
今日私たちを抜かして行った方々、みんなが息子に
「良く頑張ったね~!」
と声をかけてくれました。
でもホントにそう思います。
速攻で夕飯食べて、食後のデザート頂きます。
ずっと抱えて持ってきたフルーツゼリー。
こういうのが重いんだってのに…
でも息子が喜ぶなら、お父さん頑張って持って歩くよ。
写真を撮り忘れたので再び小屋前に。
聖岳のバッジを買いたかったのですが、既に売り切れでした。
3000m峰のバッジを集めているのに…
お金を払ったら、来春完成した時に送ってくれる事になりました。
よかった♪
18:00 雲に隠れ始めた聖岳を眺めつつ、就寝です。
いよいよ明日は下山します。
私達親子の長い旅も、終焉を迎えます。
疲れ切った体を癒すために、早々と就寝しました。
と言うか、山の生活に慣れてきた(笑
横になった瞬間に大いびきの息子。
よく頑張ったね。
5日目に続く
AM1:30起床。
18時に寝たので、サクッと目覚めました。
そーっとお湯を沸かしてコーヒーを入れます。
外に出ると流石に沢沿い、気温が低くテントに朝露がおりまくってます。
見上げる星空。
そう、この日この時間はペルセウス座流星群の極大期です。
満点の星空から降り注ぐ無数の流れ星。
なんて贅沢な時間でしょう。
しばらく眺めていました。
2時になると、向かいのテントから目覚まし時計の音と共に、
「起床!」
と掛け声。
その声と共にガサガサと皆が動きだし、あっという間に食事を摂って撤収準備に入りました。
流石に体育会系ワンゲル部。まじめに山をやってます。
かなり好印象でした。
2時半頃に息子を起こしました。
同じく睡眠時間は7時間以上取っているはずです。
暖かい恰好に着替えて朝ごはんを少し摂り、
3時にワンゲル部の出発を見送ったのち、こちらも3時30分に百閒洞をスタートしました。
沢沿いはかなり気温が低く、息子にはカッパを着せた上に私のダウンを着せました。
息子にとっては初めてのヘッデン歩行。
そして、空を見上げれば無数の流れ星!
いつも夜8時には子供達を寝かせているので、息子は流れ星を見る事自体が初めてでした。
「ねぇ、あれってココに落ちてこないの?僕拾いたいな~」
と、何ともカワイイ言葉。
出発して、百間洞から一気に中盛丸山の山頂まで高度を400m近く上げるので、
正直大変な道なのですが、空を見上げればバンバン長れる流れ星。
やる気が出ます。
ゴメンなさい、写真を撮る技術が無いのから流れ星の写真は撮れません。
ですので、流れ星を眺める息子の写真(笑
星降る夜とはまさにこの事!
やがて4時半を回ると東の空が明るみ始め、
天体ショーは終焉を迎えます。
赤石岳が赤く燃え始めました。
大沢岳と中盛丸山のコルに近づいたところで、ちょっと休憩です。
ここまで高度を上げると富士山も再び見え始めました。
綺麗!
4:50 コルに到着です。
既にコースタイムからかなり遅れ気味。
そう、今日は長い工程をクリアする為に、
早めの行動にしたのです。
息子の足ではきっと明るい内に聖平に到達できない。
ならば、いっそのこと暗い内にスタートしようと言う作戦です。
ここまでも結構高度を上げてますが、中盛丸山までまだこんなに登ります。
朝からきついな~・・・
さらに稜線に出た瞬間に風が強くなり、一度脱いだ上着を再び着込みます。
赤石岳から日が昇る!
寒い!早く太陽出て!
でも山頂に着くまで待って!(笑
5:18 山頂到着と同時に御来光。
最高です!
赤石岳の肩から日が昇ります。
太陽光が当たった瞬間に、体の温度が上がり始めるのが解ります。
太陽って凄い!
太陽ばかり見ていたのですが、ふと振り返ると
影富士ならぬ、影中盛丸山。
うーん、綺麗!
山頂ですが、風が強いので休憩もそこそこに出発する事にします。
これから歩く小兎岳、兎岳のアップダウンが良く見えます。
こんなに登ったのに、またあんなに下ってまた登るのか…
朝から稜線が見えるって、気持ちが良いはずなんですけど流石にコレは…
って…
ん?
あんな所にテントが…
ビバーグ地があったんですね~。
知っていたらここまで来ても良かったかも。
最高の星空が見えたでしょうね。
いいな~。。。
と、今度は小兎岳へ向かってグングン下りますが…
早起きしすぎた息子、急に眠気が走って寝てしまいました(笑
まぁ、しょうがないですけど、もうちょっと頑張ればひなたで寝れたのに…
うーん、さっき下にみえたはずの小兎岳が上に…
中盛丸山を振り返ると、向こうからみた形とは全然違います。
三つの山があるみたいですね。
南アルプスを歩いて気づきましたが、
この辺の山は見る方向によって全然イメージが違うと言う事です。
片方から見たら雄大で大きく、優しい山に見えたとしても、反対から見たら荒々しく猛々しい山だったり。。。
南アルプスはそんな感じなのでしょうか?
10分ほどで息子が起きたので、小兎岳まで歩いて来ました。
ちょっとした登りですが、既に疲れ気味です。
この辺まで来ると、足の速い登山客にバンバン抜かれ始めます。
百間洞からコースタイムで2時間ほどなのですが、私たちは既に3時間以上。
まぁ、それを見越して早く出た訳ですから良しとしましょう。
今度は兎岳に向けて小さなアップダウンを繰り返します。
これがまたヤラしい…
今日の工程は途中で水が確保できそうになさそうでしたので、
出発時に百閒洞でたくさん水を汲んできたのです。
だから、食材が減ったとはいえ私の荷物は再び水地獄に…
重いのです。
そんな時は息子がバンバン先行して行ってしまいます。
すこし行くと、息子が座って休んでいました。
良いビューポイントだね!
北アが見えるよ、槍も穂高も。
休憩したばかりですが、またここで10分ほど休んでしまいました。
さて、兎岳。
名前はカワイイのに全然かわいくない!
あれを登るのか…
やっつけてやる!
と言うわけで、40分ほどかけて登ってきました。
兎岳山頂です。
はぁ~、疲れたよ・・・
息子、良く歩くな…
この山頂で御飯休憩の大休止にします。
今まで歩いた稜線が見えます。
よくここまで来たもんです。
息子、頑張るな。。。
そしてこれから行く聖岳。
赤石岳から見た時は、大きくて優しいイメージの山でしたが、
ココから見ると半分崩落し、ちょっとワルなイメージが漂い始めました。
双眼鏡で登山道を確認すると、崩落地のキワを通るじゃないですか。
結構危ないかな?
さて、ご飯だよ。
お湯を沸かしてアルファ米です。
お手軽ごはんでゴメンナさい。
でも美味しいですよ。
あれが噂の避難小屋かな…?
本当は昨日のうちにココまで来たかったですが、
百間洞から4時間半かけてここまで来ている私達には、ちょっと厳しかったですね。
やっぱり昨夜は百間洞で正解です。
川遊びも出来ましたし(笑
さーてそれでは、1時間以上休憩したので出発しましょう。
向こうの崩落地キワが危ないと判断し、ここからハーネスにロープで行きます。
安全第一。
まぁ、息子が安心感をもって歩いてくれるから、コレの方が楽なんですよね。
避難小屋分岐です。
あれが避難小屋…
ちょっと近づいて中を見てみたいですが、この距離が行く気になれないぐらい疲れてます。
まぁ、このままスルーして行きましょう。
鞍部まではこんな崩落地の脇を通ります。
そんなにキケンは感じませんが、何かあって転んだらそのままって感じです。
ドーンって具合ですね。
あんなに苦労して登った兎岳が、あんなに高く…
200mほど下げて来ました。
さて、最低コル到着です。
これから聖岳に登ります。
本日最高の難関、見せ場ですよ。
と、息子を盛り上げます。
この周辺で見られる赤い石。
ラジオラリアでしたっけ?
崩落斜面の一部が赤い岩でした。
ひたすら高度を上げて行きますが、まだまだ赤石は上の方。
百間洞が見えてきました。
今朝、あそこを出た事が遥か彼方昔の話に感じます。
遠いな~。。。
良く歩いてます。
さて、崩落地の横を登ります。
いっくよ~
やっと兎岳と同じ高度に。
と言う事は山頂まであと150mほど上げれば良いのかな?
頑張れ、自分!
頑張れ、息子!
赤石が今日も綺麗!
見てると元気が出ます!
あれが山頂かな…?
騙されてますか?
そしていよいよ…
12:50 聖岳山頂 制覇!
息子、本当によく頑張った!
お父さん、一人で涙が出そうだったよ。。。
ご褒美の山頂ジュースです。
ここまでとっておきました。
さて、ここで再び休憩です。
四日も歩いていると、既に周りには何度も顔を合わせた方々が多数います。
息子に「よく頑張ったね~」と声をかけてくれる方も居ます。
お話しながら休憩しますが…
あれが今日泊まる聖平…
かなり下げるな~…
遠いぞ?
奥聖は近くに見えてきっと遠いです。
もう、見ないふり(笑
ホントは行きたかったんですけどね…
さて下りますが…
これがまたズルっズルの斜面で、ロープを外した息子、足にきてて数度尻もち。
仕方が無いので再びロープ。
安全… じゃなくて、安心第一です。
ふり返ります。
40分ほどかけてこの斜面をおりてきました。
ココまでくればもう安心です。
しかしこの崩落斜面。
荒々しいですね~。
赤石側から見たら想像つかない姿です。
ここから細尾根を通りますが、右側はずっと崩落地です。
転んだら大変です。
15:00 小聖岳。
ここまで350mほど下げてきました。
もう、300mのアップダウンって普通な感じになってきました。
麻痺してます。
それにしても、聖岳のこの荒々しさ。
結構気に入りました。
表と裏と違うイメージ。
優しさの中にも厳しさ、でも大きいと言うこの山。
素敵です。
気がつけば、兎岳も遥か上方。
でも、やはりここから見る兎岳も崩落斜面ですね。
兎岳も見る方向ににより違うんですね~。
小兎だけから見た時は、まんまるな山だったのに…
あとはグングン高度を下げます。
ちょっと登りがあってイラっとしましたが、
お花畑で癒されたりしました。
綺麗です。
薊畑分岐までようやく来ました。
ここから下り道も徐々に緩やかになり…
最後の木道。
息子は嬉しくて駆け出してしまいました。
ウンウン、いいよ、ココなら駆けても安心です。
16:00 聖平幕営です。
行動時間12時間30分、よーくがんばりました。
小屋に到着した時は、既に半宴会状態に入った方々、
今日私たちを抜かして行った方々、みんなが息子に
「良く頑張ったね~!」
と声をかけてくれました。
でもホントにそう思います。
速攻で夕飯食べて、食後のデザート頂きます。
ずっと抱えて持ってきたフルーツゼリー。
こういうのが重いんだってのに…
でも息子が喜ぶなら、お父さん頑張って持って歩くよ。
写真を撮り忘れたので再び小屋前に。
聖岳のバッジを買いたかったのですが、既に売り切れでした。
3000m峰のバッジを集めているのに…
お金を払ったら、来春完成した時に送ってくれる事になりました。
よかった♪
18:00 雲に隠れ始めた聖岳を眺めつつ、就寝です。
いよいよ明日は下山します。
私達親子の長い旅も、終焉を迎えます。
疲れ切った体を癒すために、早々と就寝しました。
と言うか、山の生活に慣れてきた(笑
横になった瞬間に大いびきの息子。
よく頑張ったね。
5日目に続く
2013年08月20日
南アルプスを歩こう 荒川三山・赤石・聖 縦走 3日目
8月12日 3日目
4:50
雲が上にありますが、見通しが良く今日も晴れそうです。
今日の予定は百間洞山の家まで。あわよくば兎岳の避難小屋まで。
たった5時間弱のコースタイムですが、昨日の息子の足を考えると当然もっとかかりそうです。
そもそも、赤石を登るまでにめげてしまったら、赤石尾根を通って椹島に下山です。
さて、どこまで行けるのか…?
5:30
さて、テントの撤収時間もないので、簡単な朝食を食べてから出発します。
少し歩くと小屋が見えます。
綺麗な小屋でした、また泊まりたいな。。。
とりあえずは大聖寺平へのトラバース道を歩きます。
ちょっと風がありますが、気持ちの良い道です。
小赤石が見えますね。
突然息子が振り返り、ジーっと荒川中岳、悪沢岳を眺めて立ち止まります。
たまーに見せるこの感覚。
何を想っているんだろう?
だまったまま1~2分の時間が過ぎます。
トラバース道。空の青さが相まって、とても綺麗な道です。
ゆっくりと高度をあげるので、そんなにきつくもありません。
6:15
大聖寺平に到着です。
居合わせた方が写真を撮ってくれました。
まだまだ元気です(笑
今日も天気が良く、中央アルプス、北アルプスまで見えます。
ヤリホまで見える~♪
さて、ここから少し登りがきつくなって来ますが、突然息子が先行。
バンバン行っちゃいます。
朝一は少し調子が良いらしいです。
荷物の思い自分はついて行けず…
と思ったら、見えない所で休んでました(笑
向こうに百間平が見えます。
その向こうは大沢岳かな?
中盛丸山、兎岳の山頂が見えますが、見えない部分が気になりすぎる所です。
さて、さらに傾斜がきつくなり高度を上げます。
荒川小屋がはるか下に見えてきました。
息子は最近高度のあるところが怖いらしく、たったこれだけの登りでも怖いと言う始末。
まぁ、恐怖心があるのは良い事なので、ここでロープ出します。
こんな所で…
と恥ずかしがるよりも、安全第一です。
急登が終わった所が小赤石かと思いましたが、ダマシ平でした。
ここで少し休憩の後、小赤石を目指します。
ココから見れば大したこと無いように見えますが…
ダマシ平のようにまだ騙されてるかな?
と、この後…
!!
ライチョウ!
はぁ~、なんてカワイイ…
ライチョウは歩く姿がカワイすぎます。
息子がこれだけ近づいても逃げません。
子供も2羽居ました。
しばらく眺めてたっぷり癒された後、再びスタートします。
ふり返ると結構な高さ。
荒川中岳と同じぐらいですかね?
8:25小赤石に到着です。
既にこの段階でコースタイムのほぼ倍ほどの時間。
こりゃ、今日の予定も期待できなさそう…
まぁ、無理して進んでも辛いだけなのでのんびり行きましょう。
ただ問題は…
赤石尾根分岐に来ました。
ここで息子に選択肢を与えます。
これから先、辛い思いをして聖岳を目指すか?
ここで辞めて赤石尾根を下るか?
息子はしばらく考えたのち、
「行く。お父さん、僕聖岳まで行きたいよ。」
と言います。
分かった、行こう。
一度口にしたのなら自分の責任で必ず行く事や、
ここから進んでしまったら、聖を超えるまで辞めれない事を説明。
それでも良いと言います。
赤石方面にザックを背負って進み…
9:20
赤石岳山頂です。
日本で7番目に高い山!
ついでに三角点も。
立派に一等三角点でした。
向こうを見ると、こちらが百閒洞へと行く道ですね。
向こうが見えない…
キケンです。
でもその前に、避難小屋まで行きましょう。
お腹空いた!
「山を想えば人恋し
人を想えば山恋し」
あぁ、、、シビれます。
もうこの一言で惚れました。ここに泊まりたい。
小屋番さんがベンチからこちらを見ています。
周りのお客さんも。
「チビッ子来たー!」的に見てます。
奥様が
「よく頑張ったね~」
と息子にパインをサービスしてくれました。
疲れた体にありがたかったです。
お昼御飯にどん兵衛頂きます。
息子がどん兵衛を食べている間に、聖岳を眺めます。
大分近づいて来ましたが、それでも真っ直ぐは行けないから遠いな…
うんうん、そうですよね~。
ココで泊まっていい?
って、息子に聞いたら却下されました。
どれだけでも進むんでしょ?って怒られました、ゴメンナサイ。
小屋前のテラスに登り、写真。
ここで満点の星空の下、酒を飲みたい!
でも、今日はダメだ…
また今度の機会ですかね。。。
それにしても後ろに見える荒川三山からの稜線、素晴らしいです。
自分たちが歩いてきた道がずっと見えるなんて、最高じゃないですか!
自信に繋がります!
さて、かなり名残惜しいですが、赤石岳を離れる事にします。
百間洞へ向けて山を降りましょう。
さようなら、赤石避難小屋。。。
いつかまた来ますよ。
赤石の裏側は結構な傾斜の道。
しかも滑ります。
グングンと高度を下げて行きます。
滑るとちょっと怖いですね。
ガレガレの道を降りてきたところで休憩しました。
結構足にキてしまいましたね。
かなり高度を下げてきました。
赤石岳は遥か上方です。
ここから百間平まで馬の背を歩きますが、右手は結構な崩落ですね。
普通に歩けば落ちる事は無いと思いますが、転んだりしたらちょっとまずそうです。
慎重に歩きます。
百間平です!
ここは気持ちの良い場所です!
こんな所でテント張って寝たら気持ちよいだろうな~…
なんて思ったら、「幕営禁止」の看板。
見透かされていました(笑
でも、ここを歩くのは気持ち良いです。
まさに天空遊歩道!
いよいよ、百間平から百間洞へと下ります。
空がきれい!
再びグングンと高度を下げて行きます。
赤石岳の山頂から、かなり高度を下げてきました。
もう山頂から600mほど下げています。
また3000mまで登るのに、厳しいなぁ~…
それでもこの道も素敵な道です。
空へと続く道のようです♪
ようやく百間洞のテント場へと来ました。
再び森林限界の下です。
ここは小屋とテント場が離れていて、テン場の方が上にあります。
荷物をデポして受付の為に小屋へ向かいます。
何回も行くのは大変なので、水タンクだけ持って行きます。
13:30 と言うわけで、百間洞山の家に到着です。
まだ早い時間なので、このまま兎岳の避難小屋まで行こうかと思ったのですが、
あちらは管理されていない小屋。
今無理するよりも、ゆっくり休んで明日に備える方を選択しました。
受付して水汲んで、テン場に戻ります。
幕営です。
小屋が遠い事もあり、子供のトイレが心配だと言ったところ、一番下の場所を頂いてしまいました。
すみません、小屋番さんありがとうございます。
そして、このテン場の何が素敵って…
川が目の前!
もう最高!
まだ暑いので、川遊び兼体流しです。
服脱いでタオル持って川に入り、ガシガシ体を拭きます。
3日分の汚れが落ち、スッキリしました。
川とテントの距離がどれくらいかと言うと…
こんな距離です。
幸せ♪
そして、私たちの向かいのテントには、若い子達の集団が居ました。
1人の方が話しかけて来ましてお話したところ、
早稲田大学のワンダーフォーゲル部の方々でした。
好青年なお兄さんで、ウチの息子をスカウトしてました(笑
残念なのは、ウチの息子は早稲田に行けるほどの頭が期待出来ない所ですね。。。
少しお話しましたが、とてもまじめに山に取り組んでいるようでした。
今年の彼らの山行目標を聞きましたが、とても素敵な旅をするようでした。
3つの部隊が日本の3000m峰を別々に登り、
最終日に御嶽の3つのルートをそれぞれの部隊が登って山頂で集合!
その姿を想像しただけで、こちらもなんだか奮い立ちました。
無事に成就される事を祈願しています!
さーて、16時も回った所で夕ご飯にします。
まだテントは日が差して暑いので、川の岩場で夕ご飯にします。
うどんと、コンビーフご飯です。
明日が、今回の山行で一番ハードな日程ですので、しっかりと栄養を摂っておきます。
明日は中盛丸山、小兎、兎を越えて、聖を登って下ります。
その間激しいアップダウンを繰り返します。
大人のコースタイムでも8時間ほど…
ココまで1.5~2倍近い時間をかけている息子は、はたしてどうなる事やら…
最悪予備日はあるので、兎岳の避難小屋に泊まる事になるのか?
問題はその分多めの水をもって歩かなければならないと言う事。
息子にとっても私にとっても、シビれる1日となりそうです。
この日は3日分の疲れも溜まっていたので、18時頃にはさっさと就寝しました。
おやすみなさい、明日も頑張ろう!
4日目へ続く
4:50
雲が上にありますが、見通しが良く今日も晴れそうです。
今日の予定は百間洞山の家まで。あわよくば兎岳の避難小屋まで。
たった5時間弱のコースタイムですが、昨日の息子の足を考えると当然もっとかかりそうです。
そもそも、赤石を登るまでにめげてしまったら、赤石尾根を通って椹島に下山です。
さて、どこまで行けるのか…?
5:30
さて、テントの撤収時間もないので、簡単な朝食を食べてから出発します。
少し歩くと小屋が見えます。
綺麗な小屋でした、また泊まりたいな。。。
とりあえずは大聖寺平へのトラバース道を歩きます。
ちょっと風がありますが、気持ちの良い道です。
小赤石が見えますね。
突然息子が振り返り、ジーっと荒川中岳、悪沢岳を眺めて立ち止まります。
たまーに見せるこの感覚。
何を想っているんだろう?
だまったまま1~2分の時間が過ぎます。
トラバース道。空の青さが相まって、とても綺麗な道です。
ゆっくりと高度をあげるので、そんなにきつくもありません。
6:15
大聖寺平に到着です。
居合わせた方が写真を撮ってくれました。
まだまだ元気です(笑
今日も天気が良く、中央アルプス、北アルプスまで見えます。
ヤリホまで見える~♪
さて、ここから少し登りがきつくなって来ますが、突然息子が先行。
バンバン行っちゃいます。
朝一は少し調子が良いらしいです。
荷物の思い自分はついて行けず…
と思ったら、見えない所で休んでました(笑
向こうに百間平が見えます。
その向こうは大沢岳かな?
中盛丸山、兎岳の山頂が見えますが、見えない部分が気になりすぎる所です。
さて、さらに傾斜がきつくなり高度を上げます。
荒川小屋がはるか下に見えてきました。
息子は最近高度のあるところが怖いらしく、たったこれだけの登りでも怖いと言う始末。
まぁ、恐怖心があるのは良い事なので、ここでロープ出します。
こんな所で…
と恥ずかしがるよりも、安全第一です。
急登が終わった所が小赤石かと思いましたが、ダマシ平でした。
ここで少し休憩の後、小赤石を目指します。
ココから見れば大したこと無いように見えますが…
ダマシ平のようにまだ騙されてるかな?
と、この後…
!!
ライチョウ!
はぁ~、なんてカワイイ…
ライチョウは歩く姿がカワイすぎます。
息子がこれだけ近づいても逃げません。
子供も2羽居ました。
しばらく眺めてたっぷり癒された後、再びスタートします。
ふり返ると結構な高さ。
荒川中岳と同じぐらいですかね?
8:25小赤石に到着です。
既にこの段階でコースタイムのほぼ倍ほどの時間。
こりゃ、今日の予定も期待できなさそう…
まぁ、無理して進んでも辛いだけなのでのんびり行きましょう。
ただ問題は…
赤石尾根分岐に来ました。
ここで息子に選択肢を与えます。
これから先、辛い思いをして聖岳を目指すか?
ここで辞めて赤石尾根を下るか?
息子はしばらく考えたのち、
「行く。お父さん、僕聖岳まで行きたいよ。」
と言います。
分かった、行こう。
一度口にしたのなら自分の責任で必ず行く事や、
ここから進んでしまったら、聖を超えるまで辞めれない事を説明。
それでも良いと言います。
赤石方面にザックを背負って進み…
9:20
赤石岳山頂です。
日本で7番目に高い山!
ついでに三角点も。
立派に一等三角点でした。
向こうを見ると、こちらが百閒洞へと行く道ですね。
向こうが見えない…
キケンです。
でもその前に、避難小屋まで行きましょう。
お腹空いた!
「山を想えば人恋し
人を想えば山恋し」
あぁ、、、シビれます。
もうこの一言で惚れました。ここに泊まりたい。
小屋番さんがベンチからこちらを見ています。
周りのお客さんも。
「チビッ子来たー!」的に見てます。
奥様が
「よく頑張ったね~」
と息子にパインをサービスしてくれました。
疲れた体にありがたかったです。
お昼御飯にどん兵衛頂きます。
息子がどん兵衛を食べている間に、聖岳を眺めます。
大分近づいて来ましたが、それでも真っ直ぐは行けないから遠いな…
うんうん、そうですよね~。
ココで泊まっていい?
って、息子に聞いたら却下されました。
どれだけでも進むんでしょ?って怒られました、ゴメンナサイ。
小屋前のテラスに登り、写真。
ここで満点の星空の下、酒を飲みたい!
でも、今日はダメだ…
また今度の機会ですかね。。。
それにしても後ろに見える荒川三山からの稜線、素晴らしいです。
自分たちが歩いてきた道がずっと見えるなんて、最高じゃないですか!
自信に繋がります!
さて、かなり名残惜しいですが、赤石岳を離れる事にします。
百間洞へ向けて山を降りましょう。
さようなら、赤石避難小屋。。。
いつかまた来ますよ。
赤石の裏側は結構な傾斜の道。
しかも滑ります。
グングンと高度を下げて行きます。
滑るとちょっと怖いですね。
ガレガレの道を降りてきたところで休憩しました。
結構足にキてしまいましたね。
かなり高度を下げてきました。
赤石岳は遥か上方です。
ここから百間平まで馬の背を歩きますが、右手は結構な崩落ですね。
普通に歩けば落ちる事は無いと思いますが、転んだりしたらちょっとまずそうです。
慎重に歩きます。
百間平です!
ここは気持ちの良い場所です!
こんな所でテント張って寝たら気持ちよいだろうな~…
なんて思ったら、「幕営禁止」の看板。
見透かされていました(笑
でも、ここを歩くのは気持ち良いです。
まさに天空遊歩道!
いよいよ、百間平から百間洞へと下ります。
空がきれい!
再びグングンと高度を下げて行きます。
赤石岳の山頂から、かなり高度を下げてきました。
もう山頂から600mほど下げています。
また3000mまで登るのに、厳しいなぁ~…
それでもこの道も素敵な道です。
空へと続く道のようです♪
ようやく百間洞のテント場へと来ました。
再び森林限界の下です。
ここは小屋とテント場が離れていて、テン場の方が上にあります。
荷物をデポして受付の為に小屋へ向かいます。
何回も行くのは大変なので、水タンクだけ持って行きます。
13:30 と言うわけで、百間洞山の家に到着です。
まだ早い時間なので、このまま兎岳の避難小屋まで行こうかと思ったのですが、
あちらは管理されていない小屋。
今無理するよりも、ゆっくり休んで明日に備える方を選択しました。
受付して水汲んで、テン場に戻ります。
幕営です。
小屋が遠い事もあり、子供のトイレが心配だと言ったところ、一番下の場所を頂いてしまいました。
すみません、小屋番さんありがとうございます。
そして、このテン場の何が素敵って…
川が目の前!
もう最高!
まだ暑いので、川遊び兼体流しです。
服脱いでタオル持って川に入り、ガシガシ体を拭きます。
3日分の汚れが落ち、スッキリしました。
川とテントの距離がどれくらいかと言うと…
こんな距離です。
幸せ♪
そして、私たちの向かいのテントには、若い子達の集団が居ました。
1人の方が話しかけて来ましてお話したところ、
早稲田大学のワンダーフォーゲル部の方々でした。
好青年なお兄さんで、ウチの息子をスカウトしてました(笑
残念なのは、ウチの息子は早稲田に行けるほどの頭が期待出来ない所ですね。。。
少しお話しましたが、とてもまじめに山に取り組んでいるようでした。
今年の彼らの山行目標を聞きましたが、とても素敵な旅をするようでした。
3つの部隊が日本の3000m峰を別々に登り、
最終日に御嶽の3つのルートをそれぞれの部隊が登って山頂で集合!
その姿を想像しただけで、こちらもなんだか奮い立ちました。
無事に成就される事を祈願しています!
さーて、16時も回った所で夕ご飯にします。
まだテントは日が差して暑いので、川の岩場で夕ご飯にします。
うどんと、コンビーフご飯です。
明日が、今回の山行で一番ハードな日程ですので、しっかりと栄養を摂っておきます。
明日は中盛丸山、小兎、兎を越えて、聖を登って下ります。
その間激しいアップダウンを繰り返します。
大人のコースタイムでも8時間ほど…
ココまで1.5~2倍近い時間をかけている息子は、はたしてどうなる事やら…
最悪予備日はあるので、兎岳の避難小屋に泊まる事になるのか?
問題はその分多めの水をもって歩かなければならないと言う事。
息子にとっても私にとっても、シビれる1日となりそうです。
この日は3日分の疲れも溜まっていたので、18時頃にはさっさと就寝しました。
おやすみなさい、明日も頑張ろう!
4日目へ続く
2013年08月18日
南アルプスを歩こう 荒川三山・赤石・聖 縦走 2日目
8月11日 2日目
この日は山2日目です。
まだ体が山に慣れていないので、のんびり寝すぎて5時ちょっと前に起きてしまいました。
3時ぐらいから周りのテントではガサガサと音はしていたのですが…
朝食を作って息子に食べさせている間にテントを撤収していきます。
気がつけばテン場にはほかにテントが二張りだけ。
あんなにたくさんいた人は既に行ってしまったんですね。
準備が完了したので、小屋前に移動します。
富士山が見えたのでバックに写真を撮ります。
さて、今日はどこまで行けるか…
一番良いのは百間洞山の家まで行ければ、グッと日程が縮みます。
次に良いのは赤石避難小屋まで行ければ、次の日に兎岳避難小屋まで行けます。
まぁ、無理をしない予定の通りであれば、荒川小屋までです。
とにかく、息子の歩くペース次第なのですが、
昨日の千枚小屋まで6時間ほどのコースを9時間かけて来ている事を考えると期待は出来ないですね(^^;
まぁ、無理をしないで歩きましょう。
6時10分、千枚小屋前をスタートします。
今日はたっぷりと水を補給したので、2回分の食材が減ったとはいえ昨日より荷物が重くなってしまいました。。。
歩き出してすぐにお花畑。
綺麗ですね~。
とりあえず朝一番なので、アップも兼ねてのんびり登りますが…
まだ森林限界を超えていないのと、荷物の重さ増量により汗が一気に噴き出します。
全然アップじゃない(汗
40分もかけて2軒小屋分岐まで来ました。
ちょっと遅すぎですが、息子には丁度良いペースのようです。
そこを過ぎると森林限界に来たようです。
昨日の鉄塔がはるか下に見えます。
アレを過ぎてから下るのがつらかったな…
そして富士山。
振り向けば富士山ってのは良いですね~。
雲から頭を出した富士山が綺麗です!
向こうには小赤石・赤石。ずっと向こうに聖岳まで見えてきました。
遠いな…ホントにあそこまで歩けるのかな?
7:20 コースタイムより遅れて千枚岳山頂。
やはり今日もゆっくり歩きそうな気配です(^^;
ついでに三角点も撮っておきます。
遠くには、間ノ岳・農鳥岳。
さらに向こうにはこの前登った北岳山頂が見えています。
さて、千枚岳から少し下った所の核心部。
ここは怖いのでロープアップです。
落ちたらどこまでも…
3点支持も板について来ました。
しっかりと確保をとって進みます。
なんとなくカッコ良い岩。
サル発見!
群れで居ました。
丸山直前、富士山が綺麗です!
丸山山頂です。
これでも3000m超えです。
悪沢岳を眺めますが、まだ高い…
大きな岩場を越えて行きます。
大人にとっては大した事無い岩でも、子供にとってはかなり大きな岩です。
一つ一つ、必死で乗り越えて行きます。
これは時間がかかってしまうのは仕方ないですね。
そして、悪沢岳(荒川東岳)山頂!
日本で6番目に高い山!
ここで大休止しますが、丁度反対から登ってこられた集団の中には、
「100名山達成!」
なんて方もいらっしゃいました。
100名山に興味は無いですが、100の決めた事をやり遂げる姿には感銘を覚えます。
おめでとうございます!
屏風のように雲に囲まれた富士山!
綺麗!
さて、休憩後に悪沢岳を下ります。
下ります…
グングン下ります…
グングン…
こんなに下るのですか?
あんなに登ったのに?
前方上方には、先ほど下に見えたはずの中岳避難小屋。
たけー…
あの斜面を下ってきたわけです。
200以上下げましたね。
アップダウン激しすぎです。
ヒィヒィ登っていると、ヒョコッと目の前に小屋が現れました。
突然現れるとビックリしますが、嬉しいですね!
12:05中岳避難小屋到着です。
ここで休憩&お昼御飯にします。
ご飯はレトルトかカップラしかないのですが、ご飯はレンジで温めます。
レンジを使うたびに小屋番さんが外の発電機を回す姿が印象的でした。
そしてこの小屋番さん、よくよく見ると髭モジャでありながらもエリシャツにジャケット、パンタロンのようなパンツ。
そして革靴を履いています。
なかなかオシャレに気を使っているようです。
そしてヘリの話や航空機の話で盛り上がりました。
とても航空機好きのようです。
裏話まで聞かせて頂いてしまいました(^^;
40分後、昼食も終わり出発しました。
そして、荒川中岳山頂です。
小屋から3分(笑
小屋がどれだけ山頂付近にあるかと言う事ですね!
そして少し下って登山道分岐点に荷物をデポします。
山頂から15分後荒川前岳山頂です!
前岳の西斜面は崩落していますね。。。
反対からこの山をみたら、様子が全然違うんでしょうね。。。
さて、ザックのデポ地まで戻って荒川小屋を目指します。
どんどん高度を下げて行き、あっという間に荒川岳は遥か上に。
今朝登った高度もあっという間に下げて行きます。
この頃気づき始めましたが、南アルプスの場合、北アのような「稜線歩き」と言う気持ちの良いものは無いと言う事です。
一つ一つの山が大きく登っては下り、下っては登るを繰り返します。
200下げて300上げて、すぐに300下げたら200上げるとか、もう激しくアップダウンするのです。
これは体力が持って行かれる…
ちょっと滑りやすい道を下りますが、息子も足が疲れ気味です。
ゆっくりゆっくり下って行きます。
あちらが赤石岳方面。
あそこに登るためにはあれだけ下るのですね…
気分が萎えているばかりではありません。
こんなにきれいなお花畑の中も下って行きます。
綺麗!
獣害対策用の柵の中は、綺麗なお花畑です!
ようやく小屋が近くに見えてきましたが、息子が大分足にきているらしく、なかなか進みません。
無理をしても仕方ないのでゆっくりゆっくり歩きます。
15:00 荒川小屋到着です。
ここまで9時間弱。
コースタイムの2倍近い時間をかけてしまいました。
流石にこれから赤石避難小屋を目指す体力も無いので、今日はここまでにします。
さらに、東海フォレストバスの対策の為に、この日は小屋に素泊まりする事にしました。
素泊まりを申請したら、本館では無くて別館に泊まる事に。
別館は「物干兼倉庫」と書いてありましたが、りっぱな小屋でした。
かなり綺麗で、くつろげそうです。
しかもこの日は広い小屋に6人だけ。
しかも小屋内で自炊可!
ありがたいですね!
外見はこんな感じです。
とってもきれいな小屋でした。
出来たばかりなのかな?
夕食後、疲れた私たちはすぐに就寝しました。
だんだん寝るのが速くなる(笑
さて、明日はどこまで歩けるかな…?
息子の足のペースを考えると、当初の予定通り、百間洞までかな~。
出来れば兎岳の避難小屋まで行きたいけど…
3日目に続く
この日は山2日目です。
まだ体が山に慣れていないので、のんびり寝すぎて5時ちょっと前に起きてしまいました。
3時ぐらいから周りのテントではガサガサと音はしていたのですが…
朝食を作って息子に食べさせている間にテントを撤収していきます。
気がつけばテン場にはほかにテントが二張りだけ。
あんなにたくさんいた人は既に行ってしまったんですね。
準備が完了したので、小屋前に移動します。
富士山が見えたのでバックに写真を撮ります。
さて、今日はどこまで行けるか…
一番良いのは百間洞山の家まで行ければ、グッと日程が縮みます。
次に良いのは赤石避難小屋まで行ければ、次の日に兎岳避難小屋まで行けます。
まぁ、無理をしない予定の通りであれば、荒川小屋までです。
とにかく、息子の歩くペース次第なのですが、
昨日の千枚小屋まで6時間ほどのコースを9時間かけて来ている事を考えると期待は出来ないですね(^^;
まぁ、無理をしないで歩きましょう。
6時10分、千枚小屋前をスタートします。
今日はたっぷりと水を補給したので、2回分の食材が減ったとはいえ昨日より荷物が重くなってしまいました。。。
歩き出してすぐにお花畑。
綺麗ですね~。
とりあえず朝一番なので、アップも兼ねてのんびり登りますが…
まだ森林限界を超えていないのと、荷物の重さ増量により汗が一気に噴き出します。
全然アップじゃない(汗
40分もかけて2軒小屋分岐まで来ました。
ちょっと遅すぎですが、息子には丁度良いペースのようです。
そこを過ぎると森林限界に来たようです。
昨日の鉄塔がはるか下に見えます。
アレを過ぎてから下るのがつらかったな…
そして富士山。
振り向けば富士山ってのは良いですね~。
雲から頭を出した富士山が綺麗です!
向こうには小赤石・赤石。ずっと向こうに聖岳まで見えてきました。
遠いな…ホントにあそこまで歩けるのかな?
7:20 コースタイムより遅れて千枚岳山頂。
やはり今日もゆっくり歩きそうな気配です(^^;
ついでに三角点も撮っておきます。
遠くには、間ノ岳・農鳥岳。
さらに向こうにはこの前登った北岳山頂が見えています。
さて、千枚岳から少し下った所の核心部。
ここは怖いのでロープアップです。
落ちたらどこまでも…
3点支持も板について来ました。
しっかりと確保をとって進みます。
なんとなくカッコ良い岩。
サル発見!
群れで居ました。
丸山直前、富士山が綺麗です!
丸山山頂です。
これでも3000m超えです。
悪沢岳を眺めますが、まだ高い…
大きな岩場を越えて行きます。
大人にとっては大した事無い岩でも、子供にとってはかなり大きな岩です。
一つ一つ、必死で乗り越えて行きます。
これは時間がかかってしまうのは仕方ないですね。
そして、悪沢岳(荒川東岳)山頂!
日本で6番目に高い山!
ここで大休止しますが、丁度反対から登ってこられた集団の中には、
「100名山達成!」
なんて方もいらっしゃいました。
100名山に興味は無いですが、100の決めた事をやり遂げる姿には感銘を覚えます。
おめでとうございます!
屏風のように雲に囲まれた富士山!
綺麗!
さて、休憩後に悪沢岳を下ります。
下ります…
グングン下ります…
グングン…
こんなに下るのですか?
あんなに登ったのに?
前方上方には、先ほど下に見えたはずの中岳避難小屋。
たけー…
あの斜面を下ってきたわけです。
200以上下げましたね。
アップダウン激しすぎです。
ヒィヒィ登っていると、ヒョコッと目の前に小屋が現れました。
突然現れるとビックリしますが、嬉しいですね!
12:05中岳避難小屋到着です。
ここで休憩&お昼御飯にします。
ご飯はレトルトかカップラしかないのですが、ご飯はレンジで温めます。
レンジを使うたびに小屋番さんが外の発電機を回す姿が印象的でした。
そしてこの小屋番さん、よくよく見ると髭モジャでありながらもエリシャツにジャケット、パンタロンのようなパンツ。
そして革靴を履いています。
なかなかオシャレに気を使っているようです。
そしてヘリの話や航空機の話で盛り上がりました。
とても航空機好きのようです。
裏話まで聞かせて頂いてしまいました(^^;
40分後、昼食も終わり出発しました。
そして、荒川中岳山頂です。
小屋から3分(笑
小屋がどれだけ山頂付近にあるかと言う事ですね!
そして少し下って登山道分岐点に荷物をデポします。
山頂から15分後荒川前岳山頂です!
前岳の西斜面は崩落していますね。。。
反対からこの山をみたら、様子が全然違うんでしょうね。。。
さて、ザックのデポ地まで戻って荒川小屋を目指します。
どんどん高度を下げて行き、あっという間に荒川岳は遥か上に。
今朝登った高度もあっという間に下げて行きます。
この頃気づき始めましたが、南アルプスの場合、北アのような「稜線歩き」と言う気持ちの良いものは無いと言う事です。
一つ一つの山が大きく登っては下り、下っては登るを繰り返します。
200下げて300上げて、すぐに300下げたら200上げるとか、もう激しくアップダウンするのです。
これは体力が持って行かれる…
ちょっと滑りやすい道を下りますが、息子も足が疲れ気味です。
ゆっくりゆっくり下って行きます。
あちらが赤石岳方面。
あそこに登るためにはあれだけ下るのですね…
気分が萎えているばかりではありません。
こんなにきれいなお花畑の中も下って行きます。
綺麗!
獣害対策用の柵の中は、綺麗なお花畑です!
ようやく小屋が近くに見えてきましたが、息子が大分足にきているらしく、なかなか進みません。
無理をしても仕方ないのでゆっくりゆっくり歩きます。
15:00 荒川小屋到着です。
ここまで9時間弱。
コースタイムの2倍近い時間をかけてしまいました。
流石にこれから赤石避難小屋を目指す体力も無いので、今日はここまでにします。
さらに、東海フォレストバスの対策の為に、この日は小屋に素泊まりする事にしました。
素泊まりを申請したら、本館では無くて別館に泊まる事に。
別館は「物干兼倉庫」と書いてありましたが、りっぱな小屋でした。
かなり綺麗で、くつろげそうです。
しかもこの日は広い小屋に6人だけ。
しかも小屋内で自炊可!
ありがたいですね!
外見はこんな感じです。
とってもきれいな小屋でした。
出来たばかりなのかな?
夕食後、疲れた私たちはすぐに就寝しました。
だんだん寝るのが速くなる(笑
さて、明日はどこまで歩けるかな…?
息子の足のペースを考えると、当初の予定通り、百間洞までかな~。
出来れば兎岳の避難小屋まで行きたいけど…
3日目に続く
2013年08月18日
南アルプスを歩こう 荒川三山・赤石・聖 縦走 1日目
8月10~14日で南アルプスを歩いて来ました。
荒川三山・赤石・聖の縦走です。
この山域はなかなかアプローチに時間がかかるので、そうそう簡単に入り込めません。
時間のある夏休みを利用して、子供と一緒に歩いて来ました。
それではいつもの長文、宜しくお願いします。
8月10日
前日、高山から車を走らせて畑薙ダムの臨時駐車場に到着しました。
12時前に高速を降りたのに、駐車場に到着したのは2時前ぐらい…
そのまま車中泊しました。
翌朝5時頃、明るくなり始めて目を覚ましました。
周りの人もボチボチと目を覚まし始めて、皆さん動き出す気配です。
東海フォレストバスの時間は8時なのですが、ハイシーズンは臨時バスが出ると聞いていたので、
6時にはバス停に並び始めます。
バス待ちの間に登山届を提出しておきます。
そして、6時半にはバスが来ました。
私と息子の料金、合わせて6000円を支払って登場します。
小学生料金とかそういうのはありませんでした(^^;
列の15人目ぐらいでしたので、第1便に乗る事が出来ました。
バスは満員で補助席も使う状態です。
荷物置き場が無いので、それぞれが自分でザックを抱えて乗るのですが、ザックがでかすぎてまともに座れません。。。
圧迫されながら座っていると、ななめ後ろの席の方が
「ザックをお子さんの席に置いて、お子さんを膝に乗せた方が楽じゃないですか?」と。
あ、なるほど。
とっても楽になりました(笑
バスは畑薙臨時駐車場を出発しました。
さよならマイカー、しばらく待っててね。
朝一番なので、林道ゲートを運転手さんが開けます。
ここから1時間近くのバスとなります。
最初茶臼へ行く登山道の入口で止りますが、なんとも長い吊り橋…
怖くてあんなの渡れないですね!
これから歩く山々が見えます。
高いな~
7:40 椹島に到着しました。
ここでトイレを済ませて、朝ごはんのおにぎりを軽く食べて、準備運動を済ませました。
8:00 椹島を出発します。
さーて、長い旅の始まりです。
先ずは千枚小屋を目指します。
コースタイムは5~6時間なので、その通りに歩ければ14時ぐらいに到着でしょうか?
初日は様子を見ながら歩くことにします。
こんな感じで森の中を歩く所から始まります。
最初の吊り橋を渡ります。
ここを渡れば、いよいよ本格的な登りが始まります。
南アルプスの特徴ですが、最初に急な坂道が続きます。
朝一のハードな道に息子の足はなかなか進みません。
これは時間がかかりそうです。。。
展望のない森の中を歩きますが、急に空が明るくなると共に鉄塔が現われました。
鉄塔好きな息子にはたまりません。
なかなか鉄塔から息子が離れてくれないので、ここでしばらく休憩してしまいました(笑
しばらくしてからようやく動き出したら…
急に展望が開けました。
これから歩く稜線が見えます。
悪沢岳と荒川中岳かな?
高いな~…
と思ったら、この鉄塔から先はしばらく下り道になってしまいました。
せっかくここまで登ったのに、グングン下って行くわけです。
ここまで登ったのに…
と思ったのですが、それはほんの序の口である事は、次の日から学ぶ事になります。
途中、林道も横切ります。
ちょっと休憩です。
今回も息子より大きい荷物。
でも前回の反省を踏まえて軽量化しました。
今回22㎏ほど。水の量で増減します。
この先に水場があるので、今は私1.5L、息子1.0Lしか持っていませんでした。
しかし、千枚尾根を舐めていたようです。
ゆるゆるとどこまでも続く登りはずっと森の中を歩きます。
日差しは無いものの、風も無いので結構水を消費します。
水場に到達する前に二人とも水が無くなってしまうと言う事態が発生してしまいました。
ようやく清水平の水場です。
やはり水は軽量化してはいけないと学んだので、
しっかりと水分を補給しておきます。
それにしてもここの水は冷たくて美味しい!
この時点で12時40分です。
かなりコースタイムより遅い感じです。
ここで20分ほど休憩しました。
いつまでも森の中を歩き、全然高度を上げている実感も無く、結構厳しい道です。
高度計だけが数値を稼いでいきますが、それもジリジリと上がる程度なので、
なかなか痺れてしまいます。
さらに1時間半ほど歩いて、ようやく見晴岩まで来ました。
やっと景色が見れます。
悪沢岳と千枚岳がようやく近づいて来ました!
でも、千枚小屋へはまだまだありそうです。
息子のペースもなかなか上がらず、17時までに到着するのか不安になってきました。
やはり子供は変化が無いと精神的に弱っていくようですね。
しかし、駒鳥池から上のあたり、急に登山道の周りに花が見れるようになってきました。
綺麗な花です。相変わらず花の名前は分からないのですが…
なかなか現れない、東海フォレスト千枚看板の7枚目、ようやく見つけました。
やっと息子のテンションも上がります(笑
そして17:00ピッタリ、千枚小屋に到着しました。
テン場の受付をしまして説明を受けます。
テン場はちょっと離れるようですね。
テン場への移動中、荷揚げ用のロープウェイを見つけました。
あ、なるほど。
登山道を何度か横切る林道は、あそこへ行くための林道なんですね。
そして鉄塔好きでロープウェイ好きな息子は、もう釘付けです(笑
ジーッと眺めています。
テン場に行くよ~。
流石に連休。
テン場はいっぱいで良い場所はもうありません。
木の根元で根がゴツゴツしてしまいますが、選択の余地はありません。
幕営してすぐに夕ご飯です。
夕ご飯を食べて、疲れたこの日は19時に二人で寝てしまいました。
さーて、明日からはようやく稜線歩きになるはず!
良い景色見れるかな?
歩くぞ~!
2日目に続く
荒川三山・赤石・聖の縦走です。
この山域はなかなかアプローチに時間がかかるので、そうそう簡単に入り込めません。
時間のある夏休みを利用して、子供と一緒に歩いて来ました。
それではいつもの長文、宜しくお願いします。
8月10日
前日、高山から車を走らせて畑薙ダムの臨時駐車場に到着しました。
12時前に高速を降りたのに、駐車場に到着したのは2時前ぐらい…
そのまま車中泊しました。
翌朝5時頃、明るくなり始めて目を覚ましました。
周りの人もボチボチと目を覚まし始めて、皆さん動き出す気配です。
東海フォレストバスの時間は8時なのですが、ハイシーズンは臨時バスが出ると聞いていたので、
6時にはバス停に並び始めます。
バス待ちの間に登山届を提出しておきます。
そして、6時半にはバスが来ました。
私と息子の料金、合わせて6000円を支払って登場します。
小学生料金とかそういうのはありませんでした(^^;
列の15人目ぐらいでしたので、第1便に乗る事が出来ました。
バスは満員で補助席も使う状態です。
荷物置き場が無いので、それぞれが自分でザックを抱えて乗るのですが、ザックがでかすぎてまともに座れません。。。
圧迫されながら座っていると、ななめ後ろの席の方が
「ザックをお子さんの席に置いて、お子さんを膝に乗せた方が楽じゃないですか?」と。
あ、なるほど。
とっても楽になりました(笑
バスは畑薙臨時駐車場を出発しました。
さよならマイカー、しばらく待っててね。
朝一番なので、林道ゲートを運転手さんが開けます。
ここから1時間近くのバスとなります。
最初茶臼へ行く登山道の入口で止りますが、なんとも長い吊り橋…
怖くてあんなの渡れないですね!
これから歩く山々が見えます。
高いな~
7:40 椹島に到着しました。
ここでトイレを済ませて、朝ごはんのおにぎりを軽く食べて、準備運動を済ませました。
8:00 椹島を出発します。
さーて、長い旅の始まりです。
先ずは千枚小屋を目指します。
コースタイムは5~6時間なので、その通りに歩ければ14時ぐらいに到着でしょうか?
初日は様子を見ながら歩くことにします。
こんな感じで森の中を歩く所から始まります。
最初の吊り橋を渡ります。
ここを渡れば、いよいよ本格的な登りが始まります。
南アルプスの特徴ですが、最初に急な坂道が続きます。
朝一のハードな道に息子の足はなかなか進みません。
これは時間がかかりそうです。。。
展望のない森の中を歩きますが、急に空が明るくなると共に鉄塔が現われました。
鉄塔好きな息子にはたまりません。
なかなか鉄塔から息子が離れてくれないので、ここでしばらく休憩してしまいました(笑
しばらくしてからようやく動き出したら…
急に展望が開けました。
これから歩く稜線が見えます。
悪沢岳と荒川中岳かな?
高いな~…
と思ったら、この鉄塔から先はしばらく下り道になってしまいました。
せっかくここまで登ったのに、グングン下って行くわけです。
ここまで登ったのに…
と思ったのですが、それはほんの序の口である事は、次の日から学ぶ事になります。
途中、林道も横切ります。
ちょっと休憩です。
今回も息子より大きい荷物。
でも前回の反省を踏まえて軽量化しました。
今回22㎏ほど。水の量で増減します。
この先に水場があるので、今は私1.5L、息子1.0Lしか持っていませんでした。
しかし、千枚尾根を舐めていたようです。
ゆるゆるとどこまでも続く登りはずっと森の中を歩きます。
日差しは無いものの、風も無いので結構水を消費します。
水場に到達する前に二人とも水が無くなってしまうと言う事態が発生してしまいました。
ようやく清水平の水場です。
やはり水は軽量化してはいけないと学んだので、
しっかりと水分を補給しておきます。
それにしてもここの水は冷たくて美味しい!
この時点で12時40分です。
かなりコースタイムより遅い感じです。
ここで20分ほど休憩しました。
いつまでも森の中を歩き、全然高度を上げている実感も無く、結構厳しい道です。
高度計だけが数値を稼いでいきますが、それもジリジリと上がる程度なので、
なかなか痺れてしまいます。
さらに1時間半ほど歩いて、ようやく見晴岩まで来ました。
やっと景色が見れます。
悪沢岳と千枚岳がようやく近づいて来ました!
でも、千枚小屋へはまだまだありそうです。
息子のペースもなかなか上がらず、17時までに到着するのか不安になってきました。
やはり子供は変化が無いと精神的に弱っていくようですね。
しかし、駒鳥池から上のあたり、急に登山道の周りに花が見れるようになってきました。
綺麗な花です。相変わらず花の名前は分からないのですが…
なかなか現れない、東海フォレスト千枚看板の7枚目、ようやく見つけました。
やっと息子のテンションも上がります(笑
そして17:00ピッタリ、千枚小屋に到着しました。
テン場の受付をしまして説明を受けます。
テン場はちょっと離れるようですね。
テン場への移動中、荷揚げ用のロープウェイを見つけました。
あ、なるほど。
登山道を何度か横切る林道は、あそこへ行くための林道なんですね。
そして鉄塔好きでロープウェイ好きな息子は、もう釘付けです(笑
ジーッと眺めています。
テン場に行くよ~。
流石に連休。
テン場はいっぱいで良い場所はもうありません。
木の根元で根がゴツゴツしてしまいますが、選択の余地はありません。
幕営してすぐに夕ご飯です。
夕ご飯を食べて、疲れたこの日は19時に二人で寝てしまいました。
さーて、明日からはようやく稜線歩きになるはず!
良い景色見れるかな?
歩くぞ~!
2日目に続く