大地を歩こう › 2017年07月
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2017年07月24日
中央アルプス 3日目 三ノ沢岳~宝剣岳周回
7月16日
3日目
朝4時の目覚ましで目が覚めました。
ついさっき目を閉じたばかりだったのに・・・
流石に二日間寝不足のうえ体も疲れてたので、ぐっすり寝たようです。
車、超快眠です。
あ、そうだ、足。
と思って屈伸したり太もも握ったりしますが、思ったほど痛みはありません。
ほんの少し筋肉痛かな・・・?
窓の外を見ても、連休初日のように車も多くなく、人も居ません。
息子を起こします。
「あー、よく寝たよ!」
と、いきなり全開です。
こんな時は調子が良い事が多いですね。
どうやら足の痛みも無いようで、今日は行けると言います。
朝の儀式を済ませたら、ちゃっちゃと準備をしてるうちに4時半頃にチケット売り場が開きます。
並ぶ事も無くサクッとチケットが買えました。
何気で初めての往復券。
結構いい値段しますなぁ~・・・
今度はバス乗り場に並びます。
イスある所に並べまして、今日は始発に乗れそうです。
息子、お腹がすいたと言い、昨日買った登山サンドを頬張ります。
朝から幸せそうな顔をしています。
ホントにカツが好きなのですね。
「お父さん、箱に”三度登れ!”って書いてある!
僕たち今回2回目だね!」
と、よく見ると、「登山三登(サンド)」と書いてありました。
・・・突っ込めない(笑
バスは始発前の5時に来ました。
順当に乗って、始発のロープウェーに乗って、千畳敷へやってきました。
割愛します。
3日目の三ノ沢岳は計画書を準備していなかったので、ここで書いて提出します。
もしかしたら回るかもしれないと、宝剣岳や木曽駒ケ岳、伊那前岳も書いておきます。
さて、二日前に来たばかりなのに、また来てしまった千畳敷。
無事にまた来れた事に感謝し、再び無事に戻れますようにとお参りします。
ガスが全然切れないですが、晴れることを信じましょう。
さて、5:55スタートです。
こちらの雪。
二日前は登山道を全部覆ってて雪の上を歩いたのに・・・
雨が降ったおかげか、雪の上を歩く事は無くなりました。
たった二日で変るものですね。
そして最後のステップです。
ここはそれほど変った気がしません。
6:20
極楽平到着です。
荷物が軽いので少し速かったです。
ちなみに今日の荷物はそれぞれ、朝ごはん、昼ご飯、水、カッパetc・・・
と必要最低限です。
靴も登山靴ではなくてトレランシューズなので、快適です。
それにしても、いやー、ガスガスですね。
一応、ここでもう一度天気予報を確認。
うん、晴れるはずです。
6:30
三ノ沢岳分岐です。
さて、行きますか~!
中央アルプス最後の百高山へ!
最初は楽な格好をしていたのですが、ハイマツが出始めたのでカッパの下だけ着込みました。
ガスのおかげで濡れたハイマツが足に当たり、ずぶ濡れになってしまうので。
そして少し歩くと、ハイマツが上半身にも当るほどの高さになってきたので、諦めて上もカッパを着込みました。
まぁ、少し暑いですけど風よけにもなって丁度良いです。
ガスの中、やっぱり細かいアップダウンを進みます。
中央アルプス独特の、細かい細かいアップダウン。
平坦には歩かせてもらえません。
分岐からもくもくと50分ほど歩くと、急にガスが抜けてきました。
あ、宝剣岳が見えそう・・・
おぉぉ・・・
ラピュタっぽい。
宝剣岳が見える!
このままガスが切れますように!
と思いましたが、一瞬の出来事でした。
チングルマがもう実になり始めてなすね。
「神よ護り給え 白き高みに憧れる 若者を」
息子よ、遠くまで歩くのは構わないけど、無理して高みを目指す事は無いよからね。
高みを眺めながら、横を歩いても良いじゃないか。
三ノ沢岳が近づいたあたり、急にフラットな道が続きます。
晴れていれば、バーンと目の前に三ノ沢岳が見えるんでしょうね~
ホントに天候、回復するのかな?
そして、2箇所ほど岩っぽい場所を通過すると、稜線の影を歩く事に。
ここは風が当たらないところです。
そこはお花畑でした。
三ノ沢岳はお花畑が綺麗と、昨日アウトドアショップで聞いたのですが、まさにココですね。
黄色や白や、夏を一生懸命咲いていました。
しばらく息子と2人で眺めました。
惜しいのは、やっぱり天候ですね~。
そして山頂直前、雪の上に一瞬乗ります。
ここでこの日初めて人と会いました。
宝剣山荘を今朝出てきたそうで。
昨日の午後は下りのロープウェーが3時間待ちだったとか・・・
だから今日はさっさと三ノ沢岳を回って、早々に下山されるとか。
なんと。
コレは私達も下山を急いだ方が良さそうですね。
お昼にはロープウェーに乗れるといいな。
と言う事で、三ノ沢岳の山頂、頂きました!
百高山、56座目!
これで中層アルプスの百高山踏破です♪
そして三角点タッチ
三等三角点
点名「三ノ沢」
頂きました♪
いやー嬉しいですね。
しつこいですけど、惜しいのは天候です。
晴れていれば、昨日、一昨日、昨年と歩いた中央アルプスの稜線が一望できる、素敵な場所のはずなんですが・・・
と言う事で、朝食を食べながらしばらくガスが切れるのを待つことにしました。
しかし、たまーに太陽っぽい明かりが見えたり、風がなんとなく弱まってきてるような気がするものの、ぜんぜん晴れません。
30分近く粘りましたが、展望は諦める事にしました。
さぁ、帰ろう。
そうそう、山頂の隣にある岩場。
あっちの方が標高が高いです。
と言う事で、頂いておきます♪
8:20
雪渓に滑り出して、撤収開始です。
帰り道はキュンキュン飛ばします。
3日目とは思えないほど足が良く動きます。
息子も同じようです。
いつもなら縦走三日目で体が山になってきて、急にピッチが上がるくらいの頃合ですね。
そんな時に荷物も軽いわけですから、体が動くはずです。
たまに人とすれ違うようになり、ようやく三ノ沢分岐への登りに差し掛かり始めた頃・・・
あ、宝剣岳が見えてきた。。。
え、もしかして・・・?
あ!
三ノ沢岳!
檜尾岳も・・・
ここに来て急激に雲が切れました。
あー、今山頂に居たかった。。。
あと30分早く雲が切れてくれたら・・・
息子に、山頂に戻ろう。
と言ったのですが、速攻で却下されました。
あらー、こんなに素敵な道だったのですね。
まぁ、コレもまた山。
またいつか歩きに来ましょう。
はぁー、綺麗・・・
良い山です♪
と言う事で、分岐に戻りました。
三ノ沢岳の山頂から、1時間ちょっとで戻ってきましたね。。。
えらい速いな・・・
と言う事で、もうハイマツの中は歩かないので楽な格好をして少し行動食を食べて。。。
えらいペースが速いですし、このまま下山するのもなんだかもったいないので・・・
行こうか、宝剣岳。
と息子に提案。
「いくいく~」
とこれまた即答。
ここから宝剣岳の山頂まで、コースタイム50分。
ヘルメット置いてきちゃいましたが、行きますか。
結構な岩場でも、もう臆する事なくスイスイ行きます。
昔と違って見ていて不安な事もありません。
おーぉー・・・
えらいペースで行っちゃいますね。
ここの鎖の壁は少し苦戦していました。
ちょっとだけリーチが足りなかったようです。
でも、のぼりはキュンキュン行きます。
宝剣岳、お約束の場所①
お約束の場所②
そして9:55、山頂を頂きました!
ちょっとだけ順番待ちしました。
分岐から20分で来ましたね、速い速い。
今日はなかかの調子のようです。
昨日一昨日と歩いた空木、南駒ケ岳方面。
かぁー、綺麗だな♪
さて、行こうか~。
と言う事で、宝剣山荘方面へ行きます。
こちら側は少し易しめです。
様々な方が来る事が想定されているのでしょうね。
鎖バンバンで整備されています。
安心して歩けますね。
さて、宝剣山荘です。
ここで息子と作戦会議。
どうするか。
かなり時間が早いので、このまま木曽駒へ行ったり、伊那前岳に行ったり、選び放題です。
と言うか、やっぱりロープウェイは片道切符にしとけば良かったかもですね。
このまま伊那前岳経由北御所登山口まで歩いて降りても良かったです。
まぁ、三ノ沢岳の往復が読めなかったので結果論になりますが。
でも、先ほど聞いた、前日の午後の3時間待ちのお話。
それを裏付けるように人がドンドン木曽駒ケ岳方面に向かっていきます。
コレは、もう帰ろうか。
欲出してもしょうがないし。
何気でココ、乗越浄土から千畳敷までの道を、降りたことも登った事もありません。
と言う事で、今日は早期下山をする事にしました。
ここから先は整備された登山道。
気をつけながら歩きます。
ここの斜面、シャーっと降りたかったですが、怒られそうなので辞めておきます。
千畳敷カール。
キュっとしてて素敵な場所ですね。
無事に帰って来れた事を報告しまして、今日の山行を終了しました。
なんとなく観光っぽく撮って見ます♪
さて、次のロープウェーは11時かな~と思っていましたが・・・
臨時便が出るとの事。
10分待たずに乗ることが出来ました。
ありがたいですね!
すっかり観光モードです。
滝が見えます。
しらび平駅に到着です。
それほどロープウェーも混んでいる訳でもなく、並んでいた訳でも無いのに臨時便が出ている訳は、まだまだ登りの人が沢山来るからです。
人を乗せてきたバスがズラリ。
この後すれ違うバスも、皆満車の状態でした。
いやー、早く帰れて良かったです。
バス待ちの間(笑
さて、下山も早かったので今日は街のラーメン屋さん。
えんぎ屋さんで頂きました。
私は激辛ラーメン。
と言っても、美味しく頂ける辛さでした♪
この後は木曽福島の温泉に寄って、高山まで戻りました。
当初の予定通りでは無かったですが、これで中央アルプスの百高山も踏破完了です。
後は44座!
今年の夏も、昨年ほどでは無いにしても冒険の旅に出ましょう!
3日目
朝4時の目覚ましで目が覚めました。
ついさっき目を閉じたばかりだったのに・・・
流石に二日間寝不足のうえ体も疲れてたので、ぐっすり寝たようです。
車、超快眠です。
あ、そうだ、足。
と思って屈伸したり太もも握ったりしますが、思ったほど痛みはありません。
ほんの少し筋肉痛かな・・・?
窓の外を見ても、連休初日のように車も多くなく、人も居ません。
息子を起こします。
「あー、よく寝たよ!」
と、いきなり全開です。
こんな時は調子が良い事が多いですね。
どうやら足の痛みも無いようで、今日は行けると言います。
朝の儀式を済ませたら、ちゃっちゃと準備をしてるうちに4時半頃にチケット売り場が開きます。
並ぶ事も無くサクッとチケットが買えました。
何気で初めての往復券。
結構いい値段しますなぁ~・・・
今度はバス乗り場に並びます。
イスある所に並べまして、今日は始発に乗れそうです。
息子、お腹がすいたと言い、昨日買った登山サンドを頬張ります。
朝から幸せそうな顔をしています。
ホントにカツが好きなのですね。
「お父さん、箱に”三度登れ!”って書いてある!
僕たち今回2回目だね!」
と、よく見ると、「登山三登(サンド)」と書いてありました。
・・・突っ込めない(笑
バスは始発前の5時に来ました。
順当に乗って、始発のロープウェーに乗って、千畳敷へやってきました。
割愛します。
3日目の三ノ沢岳は計画書を準備していなかったので、ここで書いて提出します。
もしかしたら回るかもしれないと、宝剣岳や木曽駒ケ岳、伊那前岳も書いておきます。
さて、二日前に来たばかりなのに、また来てしまった千畳敷。
無事にまた来れた事に感謝し、再び無事に戻れますようにとお参りします。
ガスが全然切れないですが、晴れることを信じましょう。
さて、5:55スタートです。
こちらの雪。
二日前は登山道を全部覆ってて雪の上を歩いたのに・・・
雨が降ったおかげか、雪の上を歩く事は無くなりました。
たった二日で変るものですね。
そして最後のステップです。
ここはそれほど変った気がしません。
6:20
極楽平到着です。
荷物が軽いので少し速かったです。
ちなみに今日の荷物はそれぞれ、朝ごはん、昼ご飯、水、カッパetc・・・
と必要最低限です。
靴も登山靴ではなくてトレランシューズなので、快適です。
それにしても、いやー、ガスガスですね。
一応、ここでもう一度天気予報を確認。
うん、晴れるはずです。
6:30
三ノ沢岳分岐です。
さて、行きますか~!
中央アルプス最後の百高山へ!
最初は楽な格好をしていたのですが、ハイマツが出始めたのでカッパの下だけ着込みました。
ガスのおかげで濡れたハイマツが足に当たり、ずぶ濡れになってしまうので。
そして少し歩くと、ハイマツが上半身にも当るほどの高さになってきたので、諦めて上もカッパを着込みました。
まぁ、少し暑いですけど風よけにもなって丁度良いです。
ガスの中、やっぱり細かいアップダウンを進みます。
中央アルプス独特の、細かい細かいアップダウン。
平坦には歩かせてもらえません。
分岐からもくもくと50分ほど歩くと、急にガスが抜けてきました。
あ、宝剣岳が見えそう・・・
おぉぉ・・・
ラピュタっぽい。
宝剣岳が見える!
このままガスが切れますように!
と思いましたが、一瞬の出来事でした。
チングルマがもう実になり始めてなすね。
「神よ護り給え 白き高みに憧れる 若者を」
息子よ、遠くまで歩くのは構わないけど、無理して高みを目指す事は無いよからね。
高みを眺めながら、横を歩いても良いじゃないか。
三ノ沢岳が近づいたあたり、急にフラットな道が続きます。
晴れていれば、バーンと目の前に三ノ沢岳が見えるんでしょうね~
ホントに天候、回復するのかな?
そして、2箇所ほど岩っぽい場所を通過すると、稜線の影を歩く事に。
ここは風が当たらないところです。
そこはお花畑でした。
三ノ沢岳はお花畑が綺麗と、昨日アウトドアショップで聞いたのですが、まさにココですね。
黄色や白や、夏を一生懸命咲いていました。
しばらく息子と2人で眺めました。
惜しいのは、やっぱり天候ですね~。
そして山頂直前、雪の上に一瞬乗ります。
ここでこの日初めて人と会いました。
宝剣山荘を今朝出てきたそうで。
昨日の午後は下りのロープウェーが3時間待ちだったとか・・・
だから今日はさっさと三ノ沢岳を回って、早々に下山されるとか。
なんと。
コレは私達も下山を急いだ方が良さそうですね。
お昼にはロープウェーに乗れるといいな。
と言う事で、三ノ沢岳の山頂、頂きました!
百高山、56座目!
これで中層アルプスの百高山踏破です♪
そして三角点タッチ
三等三角点
点名「三ノ沢」
頂きました♪
いやー嬉しいですね。
しつこいですけど、惜しいのは天候です。
晴れていれば、昨日、一昨日、昨年と歩いた中央アルプスの稜線が一望できる、素敵な場所のはずなんですが・・・
と言う事で、朝食を食べながらしばらくガスが切れるのを待つことにしました。
しかし、たまーに太陽っぽい明かりが見えたり、風がなんとなく弱まってきてるような気がするものの、ぜんぜん晴れません。
30分近く粘りましたが、展望は諦める事にしました。
さぁ、帰ろう。
そうそう、山頂の隣にある岩場。
あっちの方が標高が高いです。
と言う事で、頂いておきます♪
8:20
雪渓に滑り出して、撤収開始です。
帰り道はキュンキュン飛ばします。
3日目とは思えないほど足が良く動きます。
息子も同じようです。
いつもなら縦走三日目で体が山になってきて、急にピッチが上がるくらいの頃合ですね。
そんな時に荷物も軽いわけですから、体が動くはずです。
たまに人とすれ違うようになり、ようやく三ノ沢分岐への登りに差し掛かり始めた頃・・・
あ、宝剣岳が見えてきた。。。
え、もしかして・・・?
あ!
三ノ沢岳!
檜尾岳も・・・
ここに来て急激に雲が切れました。
あー、今山頂に居たかった。。。
あと30分早く雲が切れてくれたら・・・
息子に、山頂に戻ろう。
と言ったのですが、速攻で却下されました。
あらー、こんなに素敵な道だったのですね。
まぁ、コレもまた山。
またいつか歩きに来ましょう。
はぁー、綺麗・・・
良い山です♪
と言う事で、分岐に戻りました。
三ノ沢岳の山頂から、1時間ちょっとで戻ってきましたね。。。
えらい速いな・・・
と言う事で、もうハイマツの中は歩かないので楽な格好をして少し行動食を食べて。。。
えらいペースが速いですし、このまま下山するのもなんだかもったいないので・・・
行こうか、宝剣岳。
と息子に提案。
「いくいく~」
とこれまた即答。
ここから宝剣岳の山頂まで、コースタイム50分。
ヘルメット置いてきちゃいましたが、行きますか。
結構な岩場でも、もう臆する事なくスイスイ行きます。
昔と違って見ていて不安な事もありません。
おーぉー・・・
えらいペースで行っちゃいますね。
ここの鎖の壁は少し苦戦していました。
ちょっとだけリーチが足りなかったようです。
でも、のぼりはキュンキュン行きます。
宝剣岳、お約束の場所①
お約束の場所②
そして9:55、山頂を頂きました!
ちょっとだけ順番待ちしました。
分岐から20分で来ましたね、速い速い。
今日はなかかの調子のようです。
昨日一昨日と歩いた空木、南駒ケ岳方面。
かぁー、綺麗だな♪
さて、行こうか~。
と言う事で、宝剣山荘方面へ行きます。
こちら側は少し易しめです。
様々な方が来る事が想定されているのでしょうね。
鎖バンバンで整備されています。
安心して歩けますね。
さて、宝剣山荘です。
ここで息子と作戦会議。
どうするか。
かなり時間が早いので、このまま木曽駒へ行ったり、伊那前岳に行ったり、選び放題です。
と言うか、やっぱりロープウェイは片道切符にしとけば良かったかもですね。
このまま伊那前岳経由北御所登山口まで歩いて降りても良かったです。
まぁ、三ノ沢岳の往復が読めなかったので結果論になりますが。
でも、先ほど聞いた、前日の午後の3時間待ちのお話。
それを裏付けるように人がドンドン木曽駒ケ岳方面に向かっていきます。
コレは、もう帰ろうか。
欲出してもしょうがないし。
何気でココ、乗越浄土から千畳敷までの道を、降りたことも登った事もありません。
と言う事で、今日は早期下山をする事にしました。
ここから先は整備された登山道。
気をつけながら歩きます。
ここの斜面、シャーっと降りたかったですが、怒られそうなので辞めておきます。
千畳敷カール。
キュっとしてて素敵な場所ですね。
無事に帰って来れた事を報告しまして、今日の山行を終了しました。
なんとなく観光っぽく撮って見ます♪
さて、次のロープウェーは11時かな~と思っていましたが・・・
臨時便が出るとの事。
10分待たずに乗ることが出来ました。
ありがたいですね!
すっかり観光モードです。
滝が見えます。
しらび平駅に到着です。
それほどロープウェーも混んでいる訳でもなく、並んでいた訳でも無いのに臨時便が出ている訳は、まだまだ登りの人が沢山来るからです。
人を乗せてきたバスがズラリ。
この後すれ違うバスも、皆満車の状態でした。
いやー、早く帰れて良かったです。
バス待ちの間(笑
さて、下山も早かったので今日は街のラーメン屋さん。
えんぎ屋さんで頂きました。
私は激辛ラーメン。
と言っても、美味しく頂ける辛さでした♪
この後は木曽福島の温泉に寄って、高山まで戻りました。
当初の予定通りでは無かったですが、これで中央アルプスの百高山も踏破完了です。
後は44座!
今年の夏も、昨年ほどでは無いにしても冒険の旅に出ましょう!
2017年07月23日
中央アルプス 2日目 空木岳~仙涯嶺~空木岳~下山
7月16日
2日目
18時に就寝しましたが、案の定22時頃目が覚めてしまいました。
左を向くと息子の顔が目の前に。
豪快なエキゾーストノートを奏でています。
右を見ると、木曽殿山荘を出るときは一緒だったお父さん。
うーん、寝れん。
ココから先は修行でした。
ウトウトしては30分置きに目が覚める感じでした。
時間も4時頃には人もボチボチ動き始めたので、息子を起こします。
「お父さん、ぐっすり寝れたよ!」
いいねぇ、君は。
のびた君のようだ。
寝相の悪い君から向こう側の人を守るのに、お父さんは大変だったんだよ。
4時半を回ると半分以上の人は既に出発してしまいました。
今日は仙涯嶺までピストンします。
午後から荒れるとの事で、少し急ぎます。
小屋の管理人さんにお願いしまして、大きなザックはデポさせてもらいまして、軽いザックで行くことにします。
もし今日お昼までにここに戻って来れなければ、今日はここにもう一泊しましょう。
日の出です。
八ヶ岳から日が登ります。
ダイヤモンド権現岳ですね。
と言う事で、4:50
2度目の空木岳山頂です。
写真だけにして、今日はドンドン行きましょう。
まずは手前の赤椰岳を目指し、そしてその向こうの南駒ケ岳。
仙涯嶺はさらにその向こうになります。
天気予報は午後から荒れるということで、風が少し強めですが、天気は良いですね。
荷物が軽いこともあって、昨日とは全然違う速度で歩けます。
バテバテだった体も、やっぱり食べて寝れば回復しますね。
と言う事で、赤椰岳に到着です。
コースタイム1時間20分と書いてありましたが。。。
50分ほどで来ましたね。
流石に荷物が軽いと速いです。
ここは標高がそれなりにあるのですが、百高山から除外された山になります。
立派な山だと思うのですが・・・
赤椰岳のカールにある、擂鉢窪避難小屋が見えます。
昨日、頑張ってもここまで来る体力は無かったですね。。。
この後この小屋に泊まった方とお話しましたが、小屋には10人以上泊まっていたらしいです。
改装中と聞きましたが、特に工事はして無かったそうです。
そうだったんだ~
赤椰木で少し行動食をとった後、コルまで降りて再び南駒ケ岳へ登り詰めます。
振り返ると空木岳が遠くなります。
結構降りたんですね・・・
燃え上がれ!
南駒ケ岳への登り返しがなかなかですね。
グッと上げる感じです。
6:20
と言う事で、南駒ケ岳頂きました!
百高山、54座目!
風を避けて岩陰で行動食を頂きます。
歩いていると暑いのですが、止まると風に当って体が冷えてしまいます。
体を冷やさないように休憩します。
空木岳から1時間半ですね、なかなかいいペースです。
あちらが仙涯嶺です。
ここから仙涯嶺はコースタイムで往復2時間半になってます。
間の落ち込みがかなり大きいのです。
200下げの100上げぐらいありますね。
行きは良い良い、帰りは・・・
遠くに見える真っ赤な屋根。
あれがコスモ小屋ですね。
もう、名前で熱くなれます。
ホントは越百山まで行きたいですが、それはまた別の旅にしたいと思います。
まずは、南駒ケ岳の隣の無名峰まで移動します。
崩れた花崗岩の砂に風紋が出来てます。
不思議ですね~。
そして少し下った岩の影に・・・
平坦な場所に石四つ。
明らかに。
計画的にはいけませんよね。
と言う事で、隣の無名峰。
名前は分からないですが、山頂標があります。
そしてこちらには御料局の三角点がありました。
かつてこの山はなんと言う名前で登録されていたのでしょうか・・・?
一度駒ヶ根側に回りこんでからコルに下降しましたが、駒ヶ根側は風が当らないけど日が当るので激熱でした。
汗だくで下降して再び風が当ると凉しぃ~♪
でも、これからアレを登るのですね。
仙涯嶺は岩場があると聞いてヘルメット装備で来たのですが、序盤はそれほどでもありませんでした。
山頂に近い部分で、少し危ない所があります。
難しくは無いですし、幅もあるので問題ないのですが、落ちたらダメな所ですね。
そして、地面が抜けている所もありました。
足場はしっかりしてるので問題ありません。
後は少しだけ岩岩した所を登ると・・・
広場に出ました。
この場所に「仙涯嶺」の山頂標があったのですが、どう見ても向こうの岩の上の方が高いです。
あちらに行きます。
7:35
と言う事で、仙涯嶺の山頂頂きました!
百高山、55座目!
これで中央アルプスの百高山は三ノ沢岳を残すのみとなりました。
コースタイムは空木岳から3時間でしたが、2時間40分ですね。
そんなに速く無かったかな?
ここで再び行動食を取りながら休憩です。
山頂に居合わせた方と少しお話しました。
なんでも300名山を目指してて、今260ぐらい登っていらっしゃるとか。。。
凄い人がいるものですね。
さて、休憩をしていてもどんどん風が強くなります。
稜線を歩くのであまり良い事ではありません。
名残惜しいですが、空木岳まで帰る事にしましょう。
一応、こちらでも撮っておきます(^^)
さぁ、帰るよ~。
来た道を戻り、コルから見上げます。
・・・これ、登るのか~。。。
ひぃひぃ言いながら、無名峰まで登ってきました。
南駒ケ岳にやられております。
と、先ほどの石四つ場所。
よくよく見ると、その裏からずっと向こう側にうっすら道があります。
あ、コレもしかしたら山頂を巻けますね。
と言う事で、グルっと山頂を回って向こう側に出ました。
多分そこが最後に風を防げるポイントなんで、休憩します。
休憩後はひたすら来た道を戻りますが、風はどんどん強くなり、やがて雲の中に入ってしまいました。
いやー、あんまり良くないですね。
まだ9時なんですが、荒れるのは少し予報より早いのかな?
急ぎましょう。
荷物が軽いのは登りが多い区間で威力を発揮しますね。
もう少しで空木岳です。
10:20
空木岳山頂、三度目!
仙涯嶺から2時間40分!
って、あれ?戻りのコースタイムは3時間50分だったのですが・・・
行きも帰りも時間が同じでした(^^;
と言う事で、駒峰ヒュッテに戻りました。
12時回っていたらもう一泊・・・なんて言ってたのですが、まだ10時半です。
これは今日下山できますね。
もう稜線から外れて、後は樹林帯に入るので風も無いですし。
雨が降ったら冷たくて気持ち良いぐらいです。
デポさせてもらったのにもう一泊しないので、ここでカップラーメン、飲み物とおみやげの手ぬぐいを購入しました。
こちらがメニューです。
駒峰ヒュッテ、山小屋の中ではかなり良心的な値段です。
と言う事で、カップラーメンを食べて、荷物をリパッキングしてもまだ11時。
さぁ、帰ろうか~(^^)
帰りは尾根コースを行きます。
息子、噂を聞いた小屋には近づきたくないようです。
楽しそうなのに。
あれが駒岩ですね!
駒岩、大きい~!
と、しげしげと眺めてたら上からヒョコっと顔を覗かせる人が居ました。
息子が、「お父さん、僕も行ってくる!」
とザックを置いて行ってしまいました。
あ、なら私も行かなきゃ・・・
うえ~ぃ♪
こまいわん、頂きました♪
ここから楽々登れます。
さて帰りましょう。
池山尾根は長い尾根です。
所々岩場や鎖場があったり・・・
まー、よくこんな所に道作りましたねって感じでした。
横移動してぐっと下げて、横移動してぐっと下げて。
急登が続くわけでも無さそうですが、とにかく長そうです。
そして息子がある事に気付きます。
「お父さん、今日下山したら明日もう一度ロープウェーで上がって、三ノ沢岳行けるんじゃない?」
なんですと?
確かに・・・
よく考えたら3日目の天候不良の為に三ノ沢岳を諦めて、二日の行程にした・・・
でも、天候不良が早まって、3日目は回復の見込み・・・
うん、間違いない、行けますね。
ロープウェー代はかかるけど、行けるウチに行きたいですし。
まぁ、でもとりあえず下山してから考えましょう。
池山尾根は細かく分岐があります。
息子、当初は池山も回って三角点を見るなんて言ってましたが、あまりの尾根の長さに段々弱ってきました。
まぁ、今日は午前中に仙涯嶺を往復してますし。
ギンリョウソウ咲いてました♪
そしてとうとう。。。
「お父さん、僕足が痛いな」
と言い出しました。
あらー。
少しペースを落として、休憩を増やします。
池山の水場で水を飲み、まだココから林道終点まで50分ほど。
そしてさらにそこからバスターミナルまで2時間。
行けるのかな?
しかし、水場から先は急に道が優しくなりました。
ユルユルと下る長いだけの道でした。
大きくジグザグに下る道。
ショートカット出来ないものかと思ったら・・・
ショートカット出来ました。
林道終点にあるトイレ。
あまり道は良くないですが、ここの裏からまっすぐ登れます。
林道を2回横切ります。
ここで休憩していたら、先に水場を出て行った方々が正規の道から降りてきて、
「なんで先に居るのー?」
と。
カクカクしかじか。
皆「やられたー」と。
息子、少しだけ得意気でした(笑
さて、ホントはここから林道があって、駐車場があるのですが。。。
今は林道が工事中のようで、皆さん車はもう少し下に止めたようです。
ここからさらに登山道を下ります。
そして再び林道に出た辺り・・・
この辺りに車が沢山とまっていました。
さて、私達はさらに登山道を降りますが、息子の足が結構限界に近いのか、ヒィヒィ言い始めました。
あまりに辛そうなので、タクシーを呼ぼうかとも思ったのですが・・・
もう一度ロープウェーで上がる事は想定外でしたので、持ち合わせがもうそんなにありません。
タクシーを呼んだら、翌日ロープウェーは乗れません。
歩いて降りれば、明日はロープウェーに乗れます。
息子にどっちがいいか聞くと・・・
「歩く。歩いて降りる。」
なんだか行く気満々です。
しかしこちらの道、林道終点からバスターミナルまで2時間のコースタイムになってましたが・・・
そんなにかかる気がしません。
息子、かなりスローペースなんですが、GPSで見るとグングン駐車場が近づいて来るのを見てやる気が出始めてます。
そして、あっという間に登山道終点に到着です。
後は殆ど舗装路を歩いていきます。
そして林道終点から1時間ほどで、菅の台バスセンターへ戻ってきました。
お疲れちゃん~。
とりあえず、駐車場に置いてある車にザックを置き、タオルと着替えを持ってまっすぐこまくさの湯へ歩きます。
しっかり汗を流しました。
いやー、風呂って気持ちよい。
疲れた足もすっかりホコホコです。
そして向かいの明治亭。
息子の大好物、ソースカツ丼。
おいしー♪
ここで天気予報を確認。
今、稜線はやっぱり荒れ模様のようです。
そして明日は天気が回復する見込み。
息子に足は大丈夫かと尋ねると、
「おふろ気持ちよかったから痛いのが大分良くなったよ。」
と言うので、迷わずビールを注文。
もう今日は帰らないです(笑
カツが好きな息子。
お土産に登山サンドをせがむので購入。
明日の朝ごはんですな。
ほろ酔いで車まで行く途中、先ほど気になったお店があったので立ち寄ることにしました。
「ODSK」
アウトドアショップKさんです。
実は、ライターを忘れると言う致命的なミスを犯していたので、ここで買うことにしました。
店内を覗いて色々見てたら、ボルダリングの壁はあるはスラックラインはあるはで、お店の人と話したらスラックラインは自由に遊んで良いとの事。
もう車で寝るだけなので、しばらく遊んでいく事にしました。
ライターとドライ食料一つ買っただけなのに、御茶と御茶菓子頂いて、きゅうりの漬物を頂いて・・・
しっかり遊んでしまいました。
なんて優しい店主さん。
今度来る時があったら、また立ち寄ることにします。
と言う事で、この後は車に戻ってもう一晩車中泊しました。
翌日の荷物はもう軽めで大丈夫です。
準備をしたら即寝です。
さすがにこの日はすぐ寝ましたね。
二日間寝不足だったもので・・・
19時前にはイビキの大合唱だったと思います。
さーて、翌日も行きますよ~!
三日目に続く
2日目
18時に就寝しましたが、案の定22時頃目が覚めてしまいました。
左を向くと息子の顔が目の前に。
豪快なエキゾーストノートを奏でています。
右を見ると、木曽殿山荘を出るときは一緒だったお父さん。
うーん、寝れん。
ココから先は修行でした。
ウトウトしては30分置きに目が覚める感じでした。
時間も4時頃には人もボチボチ動き始めたので、息子を起こします。
「お父さん、ぐっすり寝れたよ!」
いいねぇ、君は。
のびた君のようだ。
寝相の悪い君から向こう側の人を守るのに、お父さんは大変だったんだよ。
4時半を回ると半分以上の人は既に出発してしまいました。
今日は仙涯嶺までピストンします。
午後から荒れるとの事で、少し急ぎます。
小屋の管理人さんにお願いしまして、大きなザックはデポさせてもらいまして、軽いザックで行くことにします。
もし今日お昼までにここに戻って来れなければ、今日はここにもう一泊しましょう。
日の出です。
八ヶ岳から日が登ります。
ダイヤモンド権現岳ですね。
と言う事で、4:50
2度目の空木岳山頂です。
写真だけにして、今日はドンドン行きましょう。
まずは手前の赤椰岳を目指し、そしてその向こうの南駒ケ岳。
仙涯嶺はさらにその向こうになります。
天気予報は午後から荒れるということで、風が少し強めですが、天気は良いですね。
荷物が軽いこともあって、昨日とは全然違う速度で歩けます。
バテバテだった体も、やっぱり食べて寝れば回復しますね。
と言う事で、赤椰岳に到着です。
コースタイム1時間20分と書いてありましたが。。。
50分ほどで来ましたね。
流石に荷物が軽いと速いです。
ここは標高がそれなりにあるのですが、百高山から除外された山になります。
立派な山だと思うのですが・・・
赤椰岳のカールにある、擂鉢窪避難小屋が見えます。
昨日、頑張ってもここまで来る体力は無かったですね。。。
この後この小屋に泊まった方とお話しましたが、小屋には10人以上泊まっていたらしいです。
改装中と聞きましたが、特に工事はして無かったそうです。
そうだったんだ~
赤椰木で少し行動食をとった後、コルまで降りて再び南駒ケ岳へ登り詰めます。
振り返ると空木岳が遠くなります。
結構降りたんですね・・・
燃え上がれ!
南駒ケ岳への登り返しがなかなかですね。
グッと上げる感じです。
6:20
と言う事で、南駒ケ岳頂きました!
百高山、54座目!
風を避けて岩陰で行動食を頂きます。
歩いていると暑いのですが、止まると風に当って体が冷えてしまいます。
体を冷やさないように休憩します。
空木岳から1時間半ですね、なかなかいいペースです。
あちらが仙涯嶺です。
ここから仙涯嶺はコースタイムで往復2時間半になってます。
間の落ち込みがかなり大きいのです。
200下げの100上げぐらいありますね。
行きは良い良い、帰りは・・・
遠くに見える真っ赤な屋根。
あれがコスモ小屋ですね。
もう、名前で熱くなれます。
ホントは越百山まで行きたいですが、それはまた別の旅にしたいと思います。
まずは、南駒ケ岳の隣の無名峰まで移動します。
崩れた花崗岩の砂に風紋が出来てます。
不思議ですね~。
そして少し下った岩の影に・・・
平坦な場所に石四つ。
明らかに。
計画的にはいけませんよね。
と言う事で、隣の無名峰。
名前は分からないですが、山頂標があります。
そしてこちらには御料局の三角点がありました。
かつてこの山はなんと言う名前で登録されていたのでしょうか・・・?
一度駒ヶ根側に回りこんでからコルに下降しましたが、駒ヶ根側は風が当らないけど日が当るので激熱でした。
汗だくで下降して再び風が当ると凉しぃ~♪
でも、これからアレを登るのですね。
仙涯嶺は岩場があると聞いてヘルメット装備で来たのですが、序盤はそれほどでもありませんでした。
山頂に近い部分で、少し危ない所があります。
難しくは無いですし、幅もあるので問題ないのですが、落ちたらダメな所ですね。
そして、地面が抜けている所もありました。
足場はしっかりしてるので問題ありません。
後は少しだけ岩岩した所を登ると・・・
広場に出ました。
この場所に「仙涯嶺」の山頂標があったのですが、どう見ても向こうの岩の上の方が高いです。
あちらに行きます。
7:35
と言う事で、仙涯嶺の山頂頂きました!
百高山、55座目!
これで中央アルプスの百高山は三ノ沢岳を残すのみとなりました。
コースタイムは空木岳から3時間でしたが、2時間40分ですね。
そんなに速く無かったかな?
ここで再び行動食を取りながら休憩です。
山頂に居合わせた方と少しお話しました。
なんでも300名山を目指してて、今260ぐらい登っていらっしゃるとか。。。
凄い人がいるものですね。
さて、休憩をしていてもどんどん風が強くなります。
稜線を歩くのであまり良い事ではありません。
名残惜しいですが、空木岳まで帰る事にしましょう。
一応、こちらでも撮っておきます(^^)
さぁ、帰るよ~。
来た道を戻り、コルから見上げます。
・・・これ、登るのか~。。。
ひぃひぃ言いながら、無名峰まで登ってきました。
南駒ケ岳にやられております。
と、先ほどの石四つ場所。
よくよく見ると、その裏からずっと向こう側にうっすら道があります。
あ、コレもしかしたら山頂を巻けますね。
と言う事で、グルっと山頂を回って向こう側に出ました。
多分そこが最後に風を防げるポイントなんで、休憩します。
休憩後はひたすら来た道を戻りますが、風はどんどん強くなり、やがて雲の中に入ってしまいました。
いやー、あんまり良くないですね。
まだ9時なんですが、荒れるのは少し予報より早いのかな?
急ぎましょう。
荷物が軽いのは登りが多い区間で威力を発揮しますね。
もう少しで空木岳です。
10:20
空木岳山頂、三度目!
仙涯嶺から2時間40分!
って、あれ?戻りのコースタイムは3時間50分だったのですが・・・
行きも帰りも時間が同じでした(^^;
と言う事で、駒峰ヒュッテに戻りました。
12時回っていたらもう一泊・・・なんて言ってたのですが、まだ10時半です。
これは今日下山できますね。
もう稜線から外れて、後は樹林帯に入るので風も無いですし。
雨が降ったら冷たくて気持ち良いぐらいです。
デポさせてもらったのにもう一泊しないので、ここでカップラーメン、飲み物とおみやげの手ぬぐいを購入しました。
こちらがメニューです。
駒峰ヒュッテ、山小屋の中ではかなり良心的な値段です。
と言う事で、カップラーメンを食べて、荷物をリパッキングしてもまだ11時。
さぁ、帰ろうか~(^^)
帰りは尾根コースを行きます。
息子、噂を聞いた小屋には近づきたくないようです。
楽しそうなのに。
あれが駒岩ですね!
駒岩、大きい~!
と、しげしげと眺めてたら上からヒョコっと顔を覗かせる人が居ました。
息子が、「お父さん、僕も行ってくる!」
とザックを置いて行ってしまいました。
あ、なら私も行かなきゃ・・・
うえ~ぃ♪
こまいわん、頂きました♪
ここから楽々登れます。
さて帰りましょう。
池山尾根は長い尾根です。
所々岩場や鎖場があったり・・・
まー、よくこんな所に道作りましたねって感じでした。
横移動してぐっと下げて、横移動してぐっと下げて。
急登が続くわけでも無さそうですが、とにかく長そうです。
そして息子がある事に気付きます。
「お父さん、今日下山したら明日もう一度ロープウェーで上がって、三ノ沢岳行けるんじゃない?」
なんですと?
確かに・・・
よく考えたら3日目の天候不良の為に三ノ沢岳を諦めて、二日の行程にした・・・
でも、天候不良が早まって、3日目は回復の見込み・・・
うん、間違いない、行けますね。
ロープウェー代はかかるけど、行けるウチに行きたいですし。
まぁ、でもとりあえず下山してから考えましょう。
池山尾根は細かく分岐があります。
息子、当初は池山も回って三角点を見るなんて言ってましたが、あまりの尾根の長さに段々弱ってきました。
まぁ、今日は午前中に仙涯嶺を往復してますし。
ギンリョウソウ咲いてました♪
そしてとうとう。。。
「お父さん、僕足が痛いな」
と言い出しました。
あらー。
少しペースを落として、休憩を増やします。
池山の水場で水を飲み、まだココから林道終点まで50分ほど。
そしてさらにそこからバスターミナルまで2時間。
行けるのかな?
しかし、水場から先は急に道が優しくなりました。
ユルユルと下る長いだけの道でした。
大きくジグザグに下る道。
ショートカット出来ないものかと思ったら・・・
ショートカット出来ました。
林道終点にあるトイレ。
あまり道は良くないですが、ここの裏からまっすぐ登れます。
林道を2回横切ります。
ここで休憩していたら、先に水場を出て行った方々が正規の道から降りてきて、
「なんで先に居るのー?」
と。
カクカクしかじか。
皆「やられたー」と。
息子、少しだけ得意気でした(笑
さて、ホントはここから林道があって、駐車場があるのですが。。。
今は林道が工事中のようで、皆さん車はもう少し下に止めたようです。
ここからさらに登山道を下ります。
そして再び林道に出た辺り・・・
この辺りに車が沢山とまっていました。
さて、私達はさらに登山道を降りますが、息子の足が結構限界に近いのか、ヒィヒィ言い始めました。
あまりに辛そうなので、タクシーを呼ぼうかとも思ったのですが・・・
もう一度ロープウェーで上がる事は想定外でしたので、持ち合わせがもうそんなにありません。
タクシーを呼んだら、翌日ロープウェーは乗れません。
歩いて降りれば、明日はロープウェーに乗れます。
息子にどっちがいいか聞くと・・・
「歩く。歩いて降りる。」
なんだか行く気満々です。
しかしこちらの道、林道終点からバスターミナルまで2時間のコースタイムになってましたが・・・
そんなにかかる気がしません。
息子、かなりスローペースなんですが、GPSで見るとグングン駐車場が近づいて来るのを見てやる気が出始めてます。
そして、あっという間に登山道終点に到着です。
後は殆ど舗装路を歩いていきます。
そして林道終点から1時間ほどで、菅の台バスセンターへ戻ってきました。
お疲れちゃん~。
とりあえず、駐車場に置いてある車にザックを置き、タオルと着替えを持ってまっすぐこまくさの湯へ歩きます。
しっかり汗を流しました。
いやー、風呂って気持ちよい。
疲れた足もすっかりホコホコです。
そして向かいの明治亭。
息子の大好物、ソースカツ丼。
おいしー♪
ここで天気予報を確認。
今、稜線はやっぱり荒れ模様のようです。
そして明日は天気が回復する見込み。
息子に足は大丈夫かと尋ねると、
「おふろ気持ちよかったから痛いのが大分良くなったよ。」
と言うので、迷わずビールを注文。
もう今日は帰らないです(笑
カツが好きな息子。
お土産に登山サンドをせがむので購入。
明日の朝ごはんですな。
ほろ酔いで車まで行く途中、先ほど気になったお店があったので立ち寄ることにしました。
「ODSK」
アウトドアショップKさんです。
実は、ライターを忘れると言う致命的なミスを犯していたので、ここで買うことにしました。
店内を覗いて色々見てたら、ボルダリングの壁はあるはスラックラインはあるはで、お店の人と話したらスラックラインは自由に遊んで良いとの事。
もう車で寝るだけなので、しばらく遊んでいく事にしました。
ライターとドライ食料一つ買っただけなのに、御茶と御茶菓子頂いて、きゅうりの漬物を頂いて・・・
しっかり遊んでしまいました。
なんて優しい店主さん。
今度来る時があったら、また立ち寄ることにします。
と言う事で、この後は車に戻ってもう一晩車中泊しました。
翌日の荷物はもう軽めで大丈夫です。
準備をしたら即寝です。
さすがにこの日はすぐ寝ましたね。
二日間寝不足だったもので・・・
19時前にはイビキの大合唱だったと思います。
さーて、翌日も行きますよ~!
三日目に続く
2017年07月22日
中央アルプス 1日目 千畳敷~空木岳
少し間が空いてしまいましたが、7月の15~16日の三連休は、中央アルプスに行ってきました。
以前、日本アルプス横断の旅の際に歩き損ねた、檜尾岳から先の空木岳までの稜線。
そして池山尾根下山です。
そして今回は一気に中央アルプスの百高山も踏破してしまおうと目論んでいました。
1日目、千畳敷~三ノ沢岳~檜尾岳
2日目、檜尾岳~空木岳~仙涯嶺~空木岳
3日目、空木岳~池山尾根下山
と言う予定でした。
ところが、出発前日まで天候が読めなくなり、どうやら三日目は荒れる模様になりそうでした。
ですので、1日目の三ノ沢岳は日帰りでいつでも来れるので、今回はパス。
一気に空木岳まで行き、二日で下山する事にしました。
さて、それではいつもの行きますよ。
7月15日
1日目
いつものように前日は車を走らせて移動します。
菅の台の駐車場に車を止めて仮眠をとります。
ただ、この日は到着が少し遅く、25時頃となってしまいました。
やっと寝初めて、ウトウトしてましたが・・・
ガヤガヤとする声でふと起きたら3時半。
既にバス停には人が並んでいるじゃないですか。
さすが三連休初日です。
これはマズイと、息子も起こして支度します。
4時には列に並びました。
しかしここの列はいつもそうですが、チケットの列と乗車の列が別々です。
一応、バスの列には「チケットを購入してから並んで下さい」と書いてあるものの、みなザックで場所取り、もしくは複数の人でチケット列班とバス列班に分かれてます。
まぁ、あんまり子供の前で変な事もしたくないので、ウチは素直にチケット列に並びます。
買うのはもちろん片道切符。
4時半頃にチケットが買え、それからバス列に並びましたが、既に長蛇の列。
5時15分の始発前から臨時のバスが運行しましたが、乗れたバスは4台目でした。
まぁ、何時間も待たされる訳では無いので、良いでしょう。
バスはしらび平のロープウェー駅に到着しました。
今、駒ケ岳ロープウェイは50周年記念なんですね。
ロープウェーもどんどん臨時便が出ているので、待つ事無く乗れます。
標高差950mのロープウェーは日本一だそうです。
7分ほどの乗車して・・・
やってきました千畳敷。
いやー、いい天気です♪
身支度してから、6時30分頃に歩き出しました。
まずは極楽平へと、稜線へ上がります。
途中、少しだけ雪の上を歩くところがありました。
そして、稜線に上げるところは・・・
10mほどの雪のステップでした。
アイゼンは要りません。
極楽平に到着です。
目の前に三ノ沢岳。
今回行くのは諦めましたが、いつか行きたいですね~。
綺麗な山体です。
振り返ると南アルプス。
ホントに綺麗。
来て良かった♪
ここで軽く行動食を取り、いざ稜線を南へ歩き始めます。
真正面には目指す空木岳、そして遠くに南駒ケ岳が見えます。
結構距離がありますね~。
ハイマツを漕ぎながらアップダウンしていきます。
ここら辺は一度歩いている道なので、そんなに気構えする事無く歩きます。
まずは濁沢大峰。
ここで一本入れます。
岩を見ると登りたがるナントカ。
息子撮影です。
濁沢大峰から南は少しだけ岩っぽくなり、キレっとした所もあります。
少しだけですけど。
檜尾岳手前で一度落ち込みます。
この細かいアップダウンが地味に来るのですよね。
これも、少しだけ雪の上を歩いたり。
もちろんアイゼンは要りません。
檜尾岳尾へ登り返します。
花の名前は分からないですが、夏を一生懸命咲いています。
カワイイですね♪
そして9:30
檜尾岳に到着しました。
さぁ、ココから先は未知の道です。
空木岳を目指しましょう。
でも、まだ遠いですね~。
この辺りを歩いててようやく気付いて来たのですが、中央アルプスの特徴です。
稜線を歩く時に、平坦に歩くところが無いんですよね。
常に細かくアップかダウンを繰り返します。
南アルプスは兎に角上げ下げが大きくハッキリしています。
北アルプスは平坦か、ゆるやかに上げ、下げ。
中央は細かく上げ下げを繰り返すのですね。
熊沢岳手前辺りで、5~6人のパーティといくつもすれ違います。
日本の方では無いようですね。
最後の方は少し日本語が話せたのでお話しましたが、韓国のグループのようでした。
韓国の登山グループと言うと、かつて色々とありイメージはよく無かったのですが、今回すれ違った方はみんな気さくで良く話しかけて来ます。
特に子連れだったので、多分「ガンバレー」みたいな事を言ってたのかと思います。
皆笑顔で、山を楽しんでいるようでした。
大きな声で騒ぐことも無く、道も譲り合ったりと。
良いですね♪
熊沢岳への道はこのようにハイマツが高い所もあります。
息子、埋もれてしまいます。
そしていよいよ山頂の岩・・・
大きい!
熊沢岳の山頂、頂きました!
ここも百高山なんです。
51座目!
息子、岩に登って私の真似をしますが、どうもシャンとしません。
伸びきってませんね。
ここで少し休憩しますが・・・
この後少し移動します。
実は熊沢岳ですが、山頂標があるこのピークは、国土地理院に記載されている山頂の位置から少しズレています。
最高点は少し南側のピークなんですよね。
と言う事で、南に移動して、登山道から少しだけ外れた何も無いピーク。
GPSにて確認、ここが熊沢岳の最高点になる場所です。
百高山をやる以上は、訪れないとですね。
山頂、頂きました!
さて、次は東川岳へ向かいます。
再び細かいアップダウンを繰り返しますが、この稜線は歩いていてとても気持が良い道です。
天気が良いからなおさらそう思うのですね♪
しかしこの後は、稜線を乗っ越す雲が発生し・・・
13:10
少し時間がかかってしまいましたが、東川岳に到着しました。
そして、ここも百高山です。
52座目、頂きました!
熊沢岳から予想以上に遠かったです。
と言うか、体が疲れてきています。
実は今回結構大荷物でした。
3連休だったので、最悪は山小屋に泊まれないかもと、緊急用のテントを持ったテント装備でした。
自宅を出たときに20kgありました。
空木岳はすぐそこなんですが・・・
東川岳から先は一気に高度を下げます。
ここの落ち込みは遠くから見てもきつそうだと思ったのですが、やっぱりきついですね。
また登るのに・・・
真正面に見えるあの空木岳の登り。
まっすぐあそこに行きたいです。
13:30
大分高度を下げて、ようやく木曽殿山荘が見えてきました。
予約していないと絶対止泊めてもらえないと言う山荘。
ここで登り返しに備えて休憩します。
息子だけ。
私はここから木曽方面の登山道沿いにある水場まで往復しました。
約15分の道のりです。
一応、行く予定の駒峰ヒュッテは避難小屋です。
水は売っているものの、泊まれるかどうか・・・
と言う事で、往復15分で5リッター水を汲んできました。
あまりに水が冷たくて気持ちよいので、頭から水を浴びてしまいました。
ちなみにここの水、とても美味しい水でした♪
水はコンコンと豊富に出ていました。
その後、山荘まで戻り、準備をしたら出発しますが・・・
すれ違う登山者からの情報で
「駒峰ヒュッテはもう一杯だよ」
との事。
うわー。
どうするかな・・・
空木岳の避難小屋まで降りるか、明日の仙涯嶺に備えて擂鉢窪の避難小屋まで行くか・・・
しかし、空木岳の避難小屋は息子が噂を聞いてしまい、行きたく無いと(笑
大丈夫だと思うんですけど。
そして、擂鉢窪の避難小屋は改装中で緊急のみと言う事ですし・・・
まぁ、とりあえず空木岳まで行かなければわからないですね。
と、この斜面を上り始めたのですが・・・
水が5リッター増えたことで、もう足が上がりません。
・荷物重い
・寝不足
・運動不足
全てが祟ってこの先は猛烈に時間がかかりました。
途中耐えられなくない、息子に水を1リッター持ってもらい、さらに岩場で数分昼寝したり。
とにかくバテバテでした。
第1ピークが偽ピークと聞いてて良かったです。
聞いてなければここでOrzになってましたね。
周りはガスも出始めて、歩く人の姿も見えなくなってきました。
もうダメなので、息子には先に行って良いと指示を出し先行させました。
息子、全然元気です。
第1ピークを過ぎると、少し岩岩してる所があるのですね。
大きな岩を乗り越す時には、もう体が上がりません。
かなりやられてます。
しばらくすると、息子が戻ってきました。
一体何があったのか?
と聞くと
「お父さん、あのね、道じゃないところに道があるの。来て来て!」
と、少し登った所から道を外れると、そこに別の道が。
「あのね、岩のトンネルなんだよ!」
と、なんとも得意気です。
と言うか、それを伝える為だけに降りて来たんかい・・・
無駄に元気ジャマイカ。
その余った力、オラに分けてくれ。。。
後はスタスタ行く息子を追いかけて行きます。
そのとき、ふとガスが切れました。
あ、向こうの尾根に駒峰ヒュッテが見える!
と言う事は山頂はすぐそこですね!
そして、テラスに凄い人!
あかーん
あぁ、見えた。
と言う事で、16:10
1時間半のコースタイムの所、ゆうに2時間越え。
途中で昼寝2回。
なんとか空木岳の山頂、頂きました!
百高山、53座目!
いやー、トランスジャパンの選手の人、ホントに尊敬します。
コレだけ稜線をアップダウンしてきてこの登り。
痺れました。
おっと、いけない。
三角点タッチ♪
二等三角点
点名「駒ケ岳」
空木なのに駒ケ岳なんですね。
もう16時を回ってしまいました。
とりあえず、ヒュッテに行きましょう。
中は凄い人でした。
話を聞くと、既にもう一杯で、何人かはやっぱり擂鉢窪の避難小屋や、空木岳避難小屋へ行ったらしいです。
「ウチは断らない避難小屋なんで、この混雑でも良ければいいですよ」
と。
悩みました。
かなり悩みました。
でもこの時間からこの体力でもう動く気力はありませんでした。
込み合ってる中、もう夕ご飯を頂きます。
18時には就寝時間と言うことで、それまでに自炊して食べます。
今日は味噌汁のおふとわかめ入りで、そうめんを釜揚げで頂きます。
これが中々息子に好評でした。
またこんどやろう。
夕方はガスが切れ、空木岳の山頂がとても綺麗でした。
でも、今あそこまで行く気力はもう無い・・・
ここで天気予報の確認です。
すると・・・
3日目が荒れる予報になっていましたが、少し前倒しになっているようです。翌日、風が強くなり午後から荒れる予報になり、3日目は天候回復との事です。まぁ、前線が近づいているので天気が読めないのは分かってましたが・・・
明日は行動を早くと言うか、速くしないとダメですね。
そんなこんなで、時間も18時。
本日の宿泊者、60人。
ちなみに、通常の小屋のキャパ、20人。
横幅80cmほどの間に、息子と一緒に寝ました。
息子より先に。
2日目へ続く
以前、日本アルプス横断の旅の際に歩き損ねた、檜尾岳から先の空木岳までの稜線。
そして池山尾根下山です。
そして今回は一気に中央アルプスの百高山も踏破してしまおうと目論んでいました。
1日目、千畳敷~三ノ沢岳~檜尾岳
2日目、檜尾岳~空木岳~仙涯嶺~空木岳
3日目、空木岳~池山尾根下山
と言う予定でした。
ところが、出発前日まで天候が読めなくなり、どうやら三日目は荒れる模様になりそうでした。
ですので、1日目の三ノ沢岳は日帰りでいつでも来れるので、今回はパス。
一気に空木岳まで行き、二日で下山する事にしました。
さて、それではいつもの行きますよ。
7月15日
1日目
いつものように前日は車を走らせて移動します。
菅の台の駐車場に車を止めて仮眠をとります。
ただ、この日は到着が少し遅く、25時頃となってしまいました。
やっと寝初めて、ウトウトしてましたが・・・
ガヤガヤとする声でふと起きたら3時半。
既にバス停には人が並んでいるじゃないですか。
さすが三連休初日です。
これはマズイと、息子も起こして支度します。
4時には列に並びました。
しかしここの列はいつもそうですが、チケットの列と乗車の列が別々です。
一応、バスの列には「チケットを購入してから並んで下さい」と書いてあるものの、みなザックで場所取り、もしくは複数の人でチケット列班とバス列班に分かれてます。
まぁ、あんまり子供の前で変な事もしたくないので、ウチは素直にチケット列に並びます。
買うのはもちろん片道切符。
4時半頃にチケットが買え、それからバス列に並びましたが、既に長蛇の列。
5時15分の始発前から臨時のバスが運行しましたが、乗れたバスは4台目でした。
まぁ、何時間も待たされる訳では無いので、良いでしょう。
バスはしらび平のロープウェー駅に到着しました。
今、駒ケ岳ロープウェイは50周年記念なんですね。
ロープウェーもどんどん臨時便が出ているので、待つ事無く乗れます。
標高差950mのロープウェーは日本一だそうです。
7分ほどの乗車して・・・
やってきました千畳敷。
いやー、いい天気です♪
身支度してから、6時30分頃に歩き出しました。
まずは極楽平へと、稜線へ上がります。
途中、少しだけ雪の上を歩くところがありました。
そして、稜線に上げるところは・・・
10mほどの雪のステップでした。
アイゼンは要りません。
極楽平に到着です。
目の前に三ノ沢岳。
今回行くのは諦めましたが、いつか行きたいですね~。
綺麗な山体です。
振り返ると南アルプス。
ホントに綺麗。
来て良かった♪
ここで軽く行動食を取り、いざ稜線を南へ歩き始めます。
真正面には目指す空木岳、そして遠くに南駒ケ岳が見えます。
結構距離がありますね~。
ハイマツを漕ぎながらアップダウンしていきます。
ここら辺は一度歩いている道なので、そんなに気構えする事無く歩きます。
まずは濁沢大峰。
ここで一本入れます。
岩を見ると登りたがるナントカ。
息子撮影です。
濁沢大峰から南は少しだけ岩っぽくなり、キレっとした所もあります。
少しだけですけど。
檜尾岳手前で一度落ち込みます。
この細かいアップダウンが地味に来るのですよね。
これも、少しだけ雪の上を歩いたり。
もちろんアイゼンは要りません。
檜尾岳尾へ登り返します。
花の名前は分からないですが、夏を一生懸命咲いています。
カワイイですね♪
そして9:30
檜尾岳に到着しました。
さぁ、ココから先は未知の道です。
空木岳を目指しましょう。
でも、まだ遠いですね~。
この辺りを歩いててようやく気付いて来たのですが、中央アルプスの特徴です。
稜線を歩く時に、平坦に歩くところが無いんですよね。
常に細かくアップかダウンを繰り返します。
南アルプスは兎に角上げ下げが大きくハッキリしています。
北アルプスは平坦か、ゆるやかに上げ、下げ。
中央は細かく上げ下げを繰り返すのですね。
熊沢岳手前辺りで、5~6人のパーティといくつもすれ違います。
日本の方では無いようですね。
最後の方は少し日本語が話せたのでお話しましたが、韓国のグループのようでした。
韓国の登山グループと言うと、かつて色々とありイメージはよく無かったのですが、今回すれ違った方はみんな気さくで良く話しかけて来ます。
特に子連れだったので、多分「ガンバレー」みたいな事を言ってたのかと思います。
皆笑顔で、山を楽しんでいるようでした。
大きな声で騒ぐことも無く、道も譲り合ったりと。
良いですね♪
熊沢岳への道はこのようにハイマツが高い所もあります。
息子、埋もれてしまいます。
そしていよいよ山頂の岩・・・
大きい!
熊沢岳の山頂、頂きました!
ここも百高山なんです。
51座目!
息子、岩に登って私の真似をしますが、どうもシャンとしません。
伸びきってませんね。
ここで少し休憩しますが・・・
この後少し移動します。
実は熊沢岳ですが、山頂標があるこのピークは、国土地理院に記載されている山頂の位置から少しズレています。
最高点は少し南側のピークなんですよね。
と言う事で、南に移動して、登山道から少しだけ外れた何も無いピーク。
GPSにて確認、ここが熊沢岳の最高点になる場所です。
百高山をやる以上は、訪れないとですね。
山頂、頂きました!
さて、次は東川岳へ向かいます。
再び細かいアップダウンを繰り返しますが、この稜線は歩いていてとても気持が良い道です。
天気が良いからなおさらそう思うのですね♪
しかしこの後は、稜線を乗っ越す雲が発生し・・・
13:10
少し時間がかかってしまいましたが、東川岳に到着しました。
そして、ここも百高山です。
52座目、頂きました!
熊沢岳から予想以上に遠かったです。
と言うか、体が疲れてきています。
実は今回結構大荷物でした。
3連休だったので、最悪は山小屋に泊まれないかもと、緊急用のテントを持ったテント装備でした。
自宅を出たときに20kgありました。
空木岳はすぐそこなんですが・・・
東川岳から先は一気に高度を下げます。
ここの落ち込みは遠くから見てもきつそうだと思ったのですが、やっぱりきついですね。
また登るのに・・・
真正面に見えるあの空木岳の登り。
まっすぐあそこに行きたいです。
13:30
大分高度を下げて、ようやく木曽殿山荘が見えてきました。
予約していないと絶対止泊めてもらえないと言う山荘。
ここで登り返しに備えて休憩します。
息子だけ。
私はここから木曽方面の登山道沿いにある水場まで往復しました。
約15分の道のりです。
一応、行く予定の駒峰ヒュッテは避難小屋です。
水は売っているものの、泊まれるかどうか・・・
と言う事で、往復15分で5リッター水を汲んできました。
あまりに水が冷たくて気持ちよいので、頭から水を浴びてしまいました。
ちなみにここの水、とても美味しい水でした♪
水はコンコンと豊富に出ていました。
その後、山荘まで戻り、準備をしたら出発しますが・・・
すれ違う登山者からの情報で
「駒峰ヒュッテはもう一杯だよ」
との事。
うわー。
どうするかな・・・
空木岳の避難小屋まで降りるか、明日の仙涯嶺に備えて擂鉢窪の避難小屋まで行くか・・・
しかし、空木岳の避難小屋は息子が噂を聞いてしまい、行きたく無いと(笑
大丈夫だと思うんですけど。
そして、擂鉢窪の避難小屋は改装中で緊急のみと言う事ですし・・・
まぁ、とりあえず空木岳まで行かなければわからないですね。
と、この斜面を上り始めたのですが・・・
水が5リッター増えたことで、もう足が上がりません。
・荷物重い
・寝不足
・運動不足
全てが祟ってこの先は猛烈に時間がかかりました。
途中耐えられなくない、息子に水を1リッター持ってもらい、さらに岩場で数分昼寝したり。
とにかくバテバテでした。
第1ピークが偽ピークと聞いてて良かったです。
聞いてなければここでOrzになってましたね。
周りはガスも出始めて、歩く人の姿も見えなくなってきました。
もうダメなので、息子には先に行って良いと指示を出し先行させました。
息子、全然元気です。
第1ピークを過ぎると、少し岩岩してる所があるのですね。
大きな岩を乗り越す時には、もう体が上がりません。
かなりやられてます。
しばらくすると、息子が戻ってきました。
一体何があったのか?
と聞くと
「お父さん、あのね、道じゃないところに道があるの。来て来て!」
と、少し登った所から道を外れると、そこに別の道が。
「あのね、岩のトンネルなんだよ!」
と、なんとも得意気です。
と言うか、それを伝える為だけに降りて来たんかい・・・
無駄に元気ジャマイカ。
その余った力、オラに分けてくれ。。。
後はスタスタ行く息子を追いかけて行きます。
そのとき、ふとガスが切れました。
あ、向こうの尾根に駒峰ヒュッテが見える!
と言う事は山頂はすぐそこですね!
そして、テラスに凄い人!
あかーん
あぁ、見えた。
と言う事で、16:10
1時間半のコースタイムの所、ゆうに2時間越え。
途中で昼寝2回。
なんとか空木岳の山頂、頂きました!
百高山、53座目!
いやー、トランスジャパンの選手の人、ホントに尊敬します。
コレだけ稜線をアップダウンしてきてこの登り。
痺れました。
おっと、いけない。
三角点タッチ♪
二等三角点
点名「駒ケ岳」
空木なのに駒ケ岳なんですね。
もう16時を回ってしまいました。
とりあえず、ヒュッテに行きましょう。
中は凄い人でした。
話を聞くと、既にもう一杯で、何人かはやっぱり擂鉢窪の避難小屋や、空木岳避難小屋へ行ったらしいです。
「ウチは断らない避難小屋なんで、この混雑でも良ければいいですよ」
と。
悩みました。
かなり悩みました。
でもこの時間からこの体力でもう動く気力はありませんでした。
込み合ってる中、もう夕ご飯を頂きます。
18時には就寝時間と言うことで、それまでに自炊して食べます。
今日は味噌汁のおふとわかめ入りで、そうめんを釜揚げで頂きます。
これが中々息子に好評でした。
またこんどやろう。
夕方はガスが切れ、空木岳の山頂がとても綺麗でした。
でも、今あそこまで行く気力はもう無い・・・
ここで天気予報の確認です。
すると・・・
3日目が荒れる予報になっていましたが、少し前倒しになっているようです。翌日、風が強くなり午後から荒れる予報になり、3日目は天候回復との事です。まぁ、前線が近づいているので天気が読めないのは分かってましたが・・・
明日は行動を早くと言うか、速くしないとダメですね。
そんなこんなで、時間も18時。
本日の宿泊者、60人。
ちなみに、通常の小屋のキャパ、20人。
横幅80cmほどの間に、息子と一緒に寝ました。
息子より先に。
2日目へ続く