大地を歩こう › 2013年09月
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2013年09月14日
高山 国府 バイパス プレイベントマラソン
本日は午前中仕事でしたので、お昼から高山国府バイパスのプレイベントへ行ってきました。
シャトルバスに乗って、別に来ていた家内と子供達と合流です。
まだ開通していない道路は綺麗ですね!
ガードレールにススの一つも乗っていません。
今日はこのトンネルを走ります。
このトンネルが出来たら高山まで自転車通勤しようと思ってたのですが…
自動車専用道路になるので、歩けるのは今日が最初で最後になってしまいます。
残念でなりません。
避難通路解放して、歩行者も自転車も通れるようにならないかな?
13:00 一斉にスタートです!
走りながら撮るとブレブレですね。。。
トンネルに入った瞬間にひんやりと空気が冷たいです。
涼しくて最高ですね!
一斉にスタートしましたが、各コースによって折り返し地点が違います。
トンネル中間を過ぎると、人がまばらになってきました。
国府町民ならば、やはり走って金桶まで行かないと。
息子と一緒にひた走ります。
おぉ…金桶に出ました。
これは速い。
今までの41号線に比べれば、圧倒的な距離の短縮です。
このトンネルが開通したら、通勤時間が大幅に短縮ですね。
特に、冬の降雪時は期待が持てます。
なにより事故が大きく減るでしょう。
折り返し地点の給水所です。
お茶かスポーツ飲料を選べるのですが、息子は贅沢に両方頂きました。
息子の前に居る子、小学4年生か5年生らしいのですが、
2年生の息子に追いつかれる度にダッシュで先行してます。
負けん気があるのは良い事ですね!頑張れ!
と言うわけで、4キロの折り返し地点です。
ここまでゆるゆると下ってきたので、帰りは登りになります。
ここからがきついですよ~。
再びトンネルに入ります。
息子がちょっとバテ気味です。
脇腹が痛いと言い出してます。
この緩やかな登り、イヤらしいですね。
ここがトンネルの貫通地点だそうです。
高山側からと国府側から掘り進んで、ここで貫通。
思わず立ち止まってパシャリ。
息子、頑張って走ります。
前に居る小学生は先ほどの上級生3人組だけですね。
最後にまた下りに入ります。
あとちょっと!
トンネルを出たら暑いです…
44分56秒でゴール。
8キロ完走です、歩かずに走り続けました。
良く頑張った!
走り終わったあとは、再び涼しいトンネルに入り、先進坑であった避難坑へ見学に。
この先進坑はNATM(ナトム)工法と呼ばれる、ダイナマイトによる掘削だったそうです。
本坑も同じだそうです。1メートルおきにアンカーで外壁を補強してありました。
3m40cmものアンカーが入っているらしいです。
一度の発破で約1メートル掘り進み、一日に大体5メートルぐらいの掘削速度だったそうです。
それは時間がかかったでしょうに…
しかし、知りませんでした。
今のトンネルは殆どがTBM工法だとばかり思ってたのですが、
説明してくれた方曰く、今でもメインはNATM工法だそうで。
近場でのTBM工法は、小鳥トンネル、飛騨トンネルだそうです。
飛騨トンネルのTBM、天生太郎は有名ですよね。
先進坑を掘り進み、土圧により動けなくなったまま、今でも先進坑の外殻としてそこに眠っているらしいです。
本坑は夢天生と呼ばれる12メーターを超える巨大なTBMで掘削。
外殻として一部が、天生太郎とほぼ同じ位置に眠っているそうです。
飛騨トンネルを通るたびに、壮絶であっただろうトンネル工事の事を考えながら走っています。
いや、ただの機会フェチなんで気にしないでください。
先進坑で、10キロマラソンやらんかな?
外にはミニSL。
息子も娘も大喜び。
2回ほど乗ってました。
そしてこのSL、ホントに蒸気機関で動いてましたね。
電動ではありません、本物のSLです。
ちょっと感動です。
さらに道路公団の働く車たち。
近くでみると巨大です。
災害支援車は中まで見学できました。
最後にお土産。
自衛隊のF-2戦闘機とT-4ブルーインパルスの紙飛行機。なぜここに?
それと、ヒノキでできた開通記念コースター。
いい香りがします!
良いイベントでした。
シャトルバスに乗って、別に来ていた家内と子供達と合流です。
まだ開通していない道路は綺麗ですね!
ガードレールにススの一つも乗っていません。
今日はこのトンネルを走ります。
このトンネルが出来たら高山まで自転車通勤しようと思ってたのですが…
自動車専用道路になるので、歩けるのは今日が最初で最後になってしまいます。
残念でなりません。
避難通路解放して、歩行者も自転車も通れるようにならないかな?
13:00 一斉にスタートです!
走りながら撮るとブレブレですね。。。
トンネルに入った瞬間にひんやりと空気が冷たいです。
涼しくて最高ですね!
一斉にスタートしましたが、各コースによって折り返し地点が違います。
トンネル中間を過ぎると、人がまばらになってきました。
国府町民ならば、やはり走って金桶まで行かないと。
息子と一緒にひた走ります。
おぉ…金桶に出ました。
これは速い。
今までの41号線に比べれば、圧倒的な距離の短縮です。
このトンネルが開通したら、通勤時間が大幅に短縮ですね。
特に、冬の降雪時は期待が持てます。
なにより事故が大きく減るでしょう。
折り返し地点の給水所です。
お茶かスポーツ飲料を選べるのですが、息子は贅沢に両方頂きました。
息子の前に居る子、小学4年生か5年生らしいのですが、
2年生の息子に追いつかれる度にダッシュで先行してます。
負けん気があるのは良い事ですね!頑張れ!
と言うわけで、4キロの折り返し地点です。
ここまでゆるゆると下ってきたので、帰りは登りになります。
ここからがきついですよ~。
再びトンネルに入ります。
息子がちょっとバテ気味です。
脇腹が痛いと言い出してます。
この緩やかな登り、イヤらしいですね。
ここがトンネルの貫通地点だそうです。
高山側からと国府側から掘り進んで、ここで貫通。
思わず立ち止まってパシャリ。
息子、頑張って走ります。
前に居る小学生は先ほどの上級生3人組だけですね。
最後にまた下りに入ります。
あとちょっと!
トンネルを出たら暑いです…
44分56秒でゴール。
8キロ完走です、歩かずに走り続けました。
良く頑張った!
走り終わったあとは、再び涼しいトンネルに入り、先進坑であった避難坑へ見学に。
この先進坑はNATM(ナトム)工法と呼ばれる、ダイナマイトによる掘削だったそうです。
本坑も同じだそうです。1メートルおきにアンカーで外壁を補強してありました。
3m40cmものアンカーが入っているらしいです。
一度の発破で約1メートル掘り進み、一日に大体5メートルぐらいの掘削速度だったそうです。
それは時間がかかったでしょうに…
しかし、知りませんでした。
今のトンネルは殆どがTBM工法だとばかり思ってたのですが、
説明してくれた方曰く、今でもメインはNATM工法だそうで。
近場でのTBM工法は、小鳥トンネル、飛騨トンネルだそうです。
飛騨トンネルのTBM、天生太郎は有名ですよね。
先進坑を掘り進み、土圧により動けなくなったまま、今でも先進坑の外殻としてそこに眠っているらしいです。
本坑は夢天生と呼ばれる12メーターを超える巨大なTBMで掘削。
外殻として一部が、天生太郎とほぼ同じ位置に眠っているそうです。
飛騨トンネルを通るたびに、壮絶であっただろうトンネル工事の事を考えながら走っています。
いや、ただの機会フェチなんで気にしないでください。
先進坑で、10キロマラソンやらんかな?
外にはミニSL。
息子も娘も大喜び。
2回ほど乗ってました。
そしてこのSL、ホントに蒸気機関で動いてましたね。
電動ではありません、本物のSLです。
ちょっと感動です。
さらに道路公団の働く車たち。
近くでみると巨大です。
災害支援車は中まで見学できました。
最後にお土産。
自衛隊のF-2戦闘機とT-4ブルーインパルスの紙飛行機。なぜここに?
それと、ヒノキでできた開通記念コースター。
いい香りがします!
良いイベントでした。
2013年09月08日
雨と雲の仙丈ヶ岳
9月7日
仙丈ヶ岳へ行ってきました。
6月に一度行こうとして天候が悪く断念した山。
今回も本当は塩見岳へ行こうとしてたのですが、8日の天候が良く無く、
一日で行って来れる山に変更しました。
前日夜、高山から移動。
戸大口の仙流荘駐車場へ。
そこそこ台数が止まってましたが、入口すぐの所に大きな車に挟まれた小さくなってしまったスペース発見。
軽自動車はすっぽり入ります。こんな時は軽自動車最高!
良く周りの人に、軽でよくあっちこっち遠くに行くな~。。。なんて言われますが、
私の軽のエンジンは自分でオーバーホールして、ついでにピストン、コンロッドのバランス取りして、
ポート研磨してカム交換までしてあります、自分の手で。
おかげで通勤快速から遠出までとても快適なんです。
昔の車にしては燃費も良いですよ。
…まぁ、趣味の世界の話です(^^;
さて、朝4:30起床です。
息子を起こして服着せてバス停です。
バスは6:00始発なのですが、臨時便が出始めたので早く行けそうです。
5:20
2台目の臨時便に乗れました。
北沢峠を目指します。
バスの窓サッシが入ってしまいましたが、鋸山の「鹿の窓」だそうです。
なかなか険しそうな山ですね。
是非あそこに行ってみたいです。
北沢峠に着きました。
トイレに行って、準備運動して、6:17に歩き出しです。
予定より早く歩きだせる事に感謝です♪
森の中を緩やかに高度を上げて行きます。15分ほど歩くと、「一合目」なんて看板が。
こんな調子で山頂まで看板があるのでしょうか?
6:45 二合目到着です。
ここは山梨側の長衛荘からの道と合流地のようです。
30分歩いたので小休止しですね、おにぎり食べてパン食べます。
二合目からちょっと登りがきつくなりますが、それでも強烈な登りではありません。
一定の斜度で高度を上げますので、体に掛ける負荷が一定です。
気持ち良く歩けます。
8:00 五合目大滝の頭に到着です。
ここまでCTは2時間なのですが…
息子、1時間40分で来れました。
もう、ヤマケイアルペンガイドのコースタイムはあてになりません。
この前の荒川三山聖縦走の時は1.5倍以上かかったのに…
でも、CTより速かった事を息子に言うと、とても嬉しそうです。
ここで再び20分ほど、おにぎりパン休憩です。
さて、ココかどちらを登るか迷いましたが…
天候が良いウチに尾根を歩きますか~。
もうしばらく森の中を歩きます。
道は険しくも無く、厳しくも無く。
でも優しくも無く、楽でも無く。
ちょっと展望が開けました。
オベリスクが見えます。
地蔵岳のオベリスクが見えます。
後ろには甲斐駒ケ岳!
あっちも行ってみたいな~。
森林限界も超えました。
これで展望が開ける!
8:35 六合目になります。
鳳凰三山が見えますね!
でもこの前行った北岳は雲の中です。
あれが小仙丈ヶ岳かな?
気持ちの良い尾根歩きです。
と、ここまで天気は良かったのですが…
尾根で高度を上げると雨がパラパラと降りだしました。
ここでカッパを着込みますが、振り返ると尾根沿いの皆さんもカッパを着込んでます。
とてもカラフルで綺麗です!
しかし…8:50です。
天気予報では14時頃から雨のはずなのに…
ちょっと早いんじゃないのかな?
雨が降るとテンションが下がります。
まだ小雨程度ですが…
せっかく森林限界も越えたのに、展望もありません。
9:15
2855m、小仙丈ヶ岳、到着です。
ここまでほぼコースタイムどおり。
しかし天気が…
雨のおかげでやる気がありません。
展望が無ければ気持ちよくも歩けないですし。
息子と相談して、もう今日はやめて帰ろうかと言う話になりましたが…
ここまで3時間、あと1時間で山頂と聞くと、せっかくだから山頂に行きたいとの事。
行きますか~。
今日はただの山頂ハンターになりますか。
これは…
三角点?
なんか違うような。。。
9:42 八合目です。
雨が降ると撮るものも無く、こんなもんしか撮れません。
本当は左側に、バーンと北岳が見えて…
ってはずだったのに…
と、ここで雷鳥!
しかも5羽も!
雷鳥様だけは、何度会ってもテンション上がります!
歩くウズラの卵のようで、なんともラブリー♪
沢山のギャラリーが足を止め、撮影大会です。
仙丈小屋への分岐に来ました。
もう少しです。
この辺から、風も冷たくなり、テンションMinimumです↓
でもあとちょっと!
おぉ、雲のなかにぼんやりと…
アレが山頂かな?
ガスの中に標識が見えます。
大仙丈ヶ岳への分岐でした。
仙塩尾根を歩く人はあちらです。
ここもいつか歩きに来ないとですね。
10:25 仙丈ヶ岳山頂到着です。
なーんも見えない!
楽しみ半減ですね。
でも達成感はあります。
今度は三角点ですね、でも乗っちゃダメだよ~。
これは、二等三角点かな?
山頂付近は風も強く冷たく、体温が奪われてしまいます。
私は大丈夫ですが息子が心配なのでとっとと撤収します。
今度は仙丈小屋方面に降りましょう。
10:45 仙丈小屋です。
ここでお昼御飯食べてちょっと休憩です。
でも、しとしとと霧雨なので、あんまり長居はしません。
30分ほどで出発します。
稜線を歩いても展望が無いので、このまま下に下る事にしました。
すぐに森林限界から下に入り、こんな大きな木の下を歩いたりします。
左右の林が鹿ネットに覆われてます。
…が、なんかおかしいです。
左右の植生地がそれぞれにネットで覆われているはずなのに、
登山道に居る自分たちがネットに覆われているように錯覚します(笑
と、いきなり小屋が…
11:47馬の背ヒュッテですね。
雰囲気が良い感じです。
余裕があったらこういう小屋に泊まって歩いてみたいな…
でも用事は無いのでスルーします。
さて、分岐です。
ここから藪沢方面に降りたかったのですが、
息子が最後に林道を登り返すのが嫌だと言うので尾根道に戻る事にします。
大滝の頭五合目を目指します。
沢の水場。
ここから各小屋に水を引いているみたいですね。
息子が水に触ってみますが、冷たくてキャーキャー騒いでます(笑
さて、それでは沢を渡って行きます。
しばらく歩くと、小屋が…
藪沢小屋ですが、人の気配がしません。
もう営業してないのかな?
沢の上の方に滝が見えます。
天気が良ければ綺麗に見えただろうな…
私感ですが、仙丈ヶ岳への道は険しい所が無いので、
ここの藪沢小屋前の道が一番険しく感じました。
そんなに危険個所も無いのですが、切れ落ちている所を通ったり、
プチ岩場をトラバースしたり、アップダウンがあったり…
ちょっと楽しめる道です。
沢も何度も越えます。
雨が降っているからか、普段からか、小さな川を何度も渡ります。
大人にとっては大したことない沢渡りでも、子供にとっては大きな一歩になるので大変そうです。
こんな橋もあったりします。
12:28 大滝の頭に戻ってきました。
ここで15分ほど小休止します。
あと2時間はかからないはずですね。
頑張って降りましょう。
こんな原生林の中を歩きます。
森の香りが漂い、とても気持ちの良い道です。
13:35 二合目に到着です。
あと30分かな?
バス停が見えてきました!
ホントにあとちょっとだよ!
頑張れ、息子!
14:07 北沢峠到着です、良く頑張りました!
と、着いた瞬間にバスが来ました。
トイレにも行きたいですけど慌てて列に並びます。
ですが、私達の2人ほど前で定員が一杯になってしまって乗れませんでした。
次のバスは15時だそうです。
まぁ、降りて来たばっかりですし良いです。
トイレに行って、カッパを脱いでザックにしまいます。
残ったおにぎりとパンを食べますが…
時間があるので向かいの長衛荘へ行ってみます。
お、夏なのに薪ストーブ!
夜はやっぱり寒いんでしょうね。
息子、アップルパイを見つけて購入。かぶりつきです。
私、甘酒を燗してもらって至福の時間。
もちろん、ノンアルコールです。
食べて飲んでして外に戻ったら丁度バスが来ました。
15時と聞いていましたが、14時40分に来ましたね。
のんびり小屋に居なくて良かったです(^^;
15:30
仙流荘へ帰ってきました、下山完了です!
バスが16時発だと思ってたので、予定より早い下山となりました。
予定より早いので、少し車を走らせました。
木曽福島から19号から361号へ曲がり少し行った所、木曽温泉せせらぎの四季です。
建物に入った瞬間からヒノキの香りが漂う、感じの良い温泉でした。
また今度来よう!
このあと車を走らせて、高山に帰りました。
息子と始めた3000m峰制覇の旅、これで11座制覇です。
やっと折り返し地点ですね。
あと10座!
仙丈ヶ岳へ行ってきました。
6月に一度行こうとして天候が悪く断念した山。
今回も本当は塩見岳へ行こうとしてたのですが、8日の天候が良く無く、
一日で行って来れる山に変更しました。
前日夜、高山から移動。
戸大口の仙流荘駐車場へ。
そこそこ台数が止まってましたが、入口すぐの所に大きな車に挟まれた小さくなってしまったスペース発見。
軽自動車はすっぽり入ります。こんな時は軽自動車最高!
良く周りの人に、軽でよくあっちこっち遠くに行くな~。。。なんて言われますが、
私の軽のエンジンは自分でオーバーホールして、ついでにピストン、コンロッドのバランス取りして、
ポート研磨してカム交換までしてあります、自分の手で。
おかげで通勤快速から遠出までとても快適なんです。
昔の車にしては燃費も良いですよ。
…まぁ、趣味の世界の話です(^^;
さて、朝4:30起床です。
息子を起こして服着せてバス停です。
バスは6:00始発なのですが、臨時便が出始めたので早く行けそうです。
5:20
2台目の臨時便に乗れました。
北沢峠を目指します。
バスの窓サッシが入ってしまいましたが、鋸山の「鹿の窓」だそうです。
なかなか険しそうな山ですね。
是非あそこに行ってみたいです。
北沢峠に着きました。
トイレに行って、準備運動して、6:17に歩き出しです。
予定より早く歩きだせる事に感謝です♪
森の中を緩やかに高度を上げて行きます。15分ほど歩くと、「一合目」なんて看板が。
こんな調子で山頂まで看板があるのでしょうか?
6:45 二合目到着です。
ここは山梨側の長衛荘からの道と合流地のようです。
30分歩いたので小休止しですね、おにぎり食べてパン食べます。
二合目からちょっと登りがきつくなりますが、それでも強烈な登りではありません。
一定の斜度で高度を上げますので、体に掛ける負荷が一定です。
気持ち良く歩けます。
8:00 五合目大滝の頭に到着です。
ここまでCTは2時間なのですが…
息子、1時間40分で来れました。
もう、ヤマケイアルペンガイドのコースタイムはあてになりません。
この前の荒川三山聖縦走の時は1.5倍以上かかったのに…
でも、CTより速かった事を息子に言うと、とても嬉しそうです。
ここで再び20分ほど、おにぎりパン休憩です。
さて、ココかどちらを登るか迷いましたが…
天候が良いウチに尾根を歩きますか~。
もうしばらく森の中を歩きます。
道は険しくも無く、厳しくも無く。
でも優しくも無く、楽でも無く。
ちょっと展望が開けました。
オベリスクが見えます。
地蔵岳のオベリスクが見えます。
後ろには甲斐駒ケ岳!
あっちも行ってみたいな~。
森林限界も超えました。
これで展望が開ける!
8:35 六合目になります。
鳳凰三山が見えますね!
でもこの前行った北岳は雲の中です。
あれが小仙丈ヶ岳かな?
気持ちの良い尾根歩きです。
と、ここまで天気は良かったのですが…
尾根で高度を上げると雨がパラパラと降りだしました。
ここでカッパを着込みますが、振り返ると尾根沿いの皆さんもカッパを着込んでます。
とてもカラフルで綺麗です!
しかし…8:50です。
天気予報では14時頃から雨のはずなのに…
ちょっと早いんじゃないのかな?
雨が降るとテンションが下がります。
まだ小雨程度ですが…
せっかく森林限界も越えたのに、展望もありません。
9:15
2855m、小仙丈ヶ岳、到着です。
ここまでほぼコースタイムどおり。
しかし天気が…
雨のおかげでやる気がありません。
展望が無ければ気持ちよくも歩けないですし。
息子と相談して、もう今日はやめて帰ろうかと言う話になりましたが…
ここまで3時間、あと1時間で山頂と聞くと、せっかくだから山頂に行きたいとの事。
行きますか~。
今日はただの山頂ハンターになりますか。
これは…
三角点?
なんか違うような。。。
9:42 八合目です。
雨が降ると撮るものも無く、こんなもんしか撮れません。
本当は左側に、バーンと北岳が見えて…
ってはずだったのに…
と、ここで雷鳥!
しかも5羽も!
雷鳥様だけは、何度会ってもテンション上がります!
歩くウズラの卵のようで、なんともラブリー♪
沢山のギャラリーが足を止め、撮影大会です。
仙丈小屋への分岐に来ました。
もう少しです。
この辺から、風も冷たくなり、テンションMinimumです↓
でもあとちょっと!
おぉ、雲のなかにぼんやりと…
アレが山頂かな?
ガスの中に標識が見えます。
大仙丈ヶ岳への分岐でした。
仙塩尾根を歩く人はあちらです。
ここもいつか歩きに来ないとですね。
10:25 仙丈ヶ岳山頂到着です。
なーんも見えない!
楽しみ半減ですね。
でも達成感はあります。
今度は三角点ですね、でも乗っちゃダメだよ~。
これは、二等三角点かな?
山頂付近は風も強く冷たく、体温が奪われてしまいます。
私は大丈夫ですが息子が心配なのでとっとと撤収します。
今度は仙丈小屋方面に降りましょう。
10:45 仙丈小屋です。
ここでお昼御飯食べてちょっと休憩です。
でも、しとしとと霧雨なので、あんまり長居はしません。
30分ほどで出発します。
稜線を歩いても展望が無いので、このまま下に下る事にしました。
すぐに森林限界から下に入り、こんな大きな木の下を歩いたりします。
左右の林が鹿ネットに覆われてます。
…が、なんかおかしいです。
左右の植生地がそれぞれにネットで覆われているはずなのに、
登山道に居る自分たちがネットに覆われているように錯覚します(笑
と、いきなり小屋が…
11:47馬の背ヒュッテですね。
雰囲気が良い感じです。
余裕があったらこういう小屋に泊まって歩いてみたいな…
でも用事は無いのでスルーします。
さて、分岐です。
ここから藪沢方面に降りたかったのですが、
息子が最後に林道を登り返すのが嫌だと言うので尾根道に戻る事にします。
大滝の頭五合目を目指します。
沢の水場。
ここから各小屋に水を引いているみたいですね。
息子が水に触ってみますが、冷たくてキャーキャー騒いでます(笑
さて、それでは沢を渡って行きます。
しばらく歩くと、小屋が…
藪沢小屋ですが、人の気配がしません。
もう営業してないのかな?
沢の上の方に滝が見えます。
天気が良ければ綺麗に見えただろうな…
私感ですが、仙丈ヶ岳への道は険しい所が無いので、
ここの藪沢小屋前の道が一番険しく感じました。
そんなに危険個所も無いのですが、切れ落ちている所を通ったり、
プチ岩場をトラバースしたり、アップダウンがあったり…
ちょっと楽しめる道です。
沢も何度も越えます。
雨が降っているからか、普段からか、小さな川を何度も渡ります。
大人にとっては大したことない沢渡りでも、子供にとっては大きな一歩になるので大変そうです。
こんな橋もあったりします。
12:28 大滝の頭に戻ってきました。
ここで15分ほど小休止します。
あと2時間はかからないはずですね。
頑張って降りましょう。
こんな原生林の中を歩きます。
森の香りが漂い、とても気持ちの良い道です。
13:35 二合目に到着です。
あと30分かな?
バス停が見えてきました!
ホントにあとちょっとだよ!
頑張れ、息子!
14:07 北沢峠到着です、良く頑張りました!
と、着いた瞬間にバスが来ました。
トイレにも行きたいですけど慌てて列に並びます。
ですが、私達の2人ほど前で定員が一杯になってしまって乗れませんでした。
次のバスは15時だそうです。
まぁ、降りて来たばっかりですし良いです。
トイレに行って、カッパを脱いでザックにしまいます。
残ったおにぎりとパンを食べますが…
時間があるので向かいの長衛荘へ行ってみます。
お、夏なのに薪ストーブ!
夜はやっぱり寒いんでしょうね。
息子、アップルパイを見つけて購入。かぶりつきです。
私、甘酒を燗してもらって至福の時間。
もちろん、ノンアルコールです。
食べて飲んでして外に戻ったら丁度バスが来ました。
15時と聞いていましたが、14時40分に来ましたね。
のんびり小屋に居なくて良かったです(^^;
15:30
仙流荘へ帰ってきました、下山完了です!
バスが16時発だと思ってたので、予定より早い下山となりました。
予定より早いので、少し車を走らせました。
木曽福島から19号から361号へ曲がり少し行った所、木曽温泉せせらぎの四季です。
建物に入った瞬間からヒノキの香りが漂う、感じの良い温泉でした。
また今度来よう!
このあと車を走らせて、高山に帰りました。
息子と始めた3000m峰制覇の旅、これで11座制覇です。
やっと折り返し地点ですね。
あと10座!
Posted by PENTAGON at
17:48
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2013年09月01日
奥穂高岳~西穂高岳縦走 2日目
8月28日 2日目
夜中、寒くて目が覚めました。
まぁ、寝袋がツーリング時代から使っているホームセンターで¥1980なんてモノですから、3000mの稜線で使う方が間違ってます。
そろそろちゃんとしたのを買わないと…
今回は荷物もコンパクトにしたので、厚手の着替えがありません。
北岳の時のようにガタガタ震えていましたが、上にカッパを着込んで寝袋に入ったらかなり暖かくなりました。
さらに寒かったら、足からザックも被るつもりでいましたが、そこまでは及びませんでした。
暖かくなったらぐっすりです。
3:00
目覚まし時計より少し早く起床。
風がビュンビュン吹いています。テントバタバタ。
まずいなぁ…今日のルートは風が無い方が良いと思います。
携帯の電波繋いで天気予報と天気図を確認すると、6時前後には風が弱まりそうです。
4時出発を目論んでいましたが、予定を30分繰り下げます。
テント内の気温、6.9℃。
寒いです。
外は風もあるので体感温度はもっと低かったです。
とりあえず朝の儀式を済ませた後に…
朝ごはん。
ご飯を食べれば体が温まります。これと一緒に味噌汁飲んで、食後にはコーヒーも。
食事終了後、一息ついたらすべての撤収作業に入り、繰り下げ予定通りの4:30にテン場を出発します。
小屋によって水を2L購入。テント札を返却して出発です。
ヘッデン点けて最初の壁を登ります。
ここは昔通った事がありますし、昨日のうちに道を見ながらシミュレートしているので問題いありません。
カメラの性能が悪くてスミマセン。
小屋の明かりが上から見えます。
ボチボチと人も動いています。
漆黒の闇の中に、槍がそびえ立ちます。
カメラが悪く、ピンボケですが。。。
しばらくは暗い中を歩きますが、月明かりが明るくヘッデン無しでも歩けそうでした。
しかし、だんだん空は明るくなり…
朝焼けが綺麗でした。
そして間もなく山頂と言う所で、急に背後から雲が迫り、
いきなり視界が悪くなりました。
5:00
奥穂山頂到着ですが…
視界ありません、展望ありません、御来光も見れなさそうです。
しばらく待ちましたが、一切雲が切れそうな気配が無いので、あきらめて足を進める事にします。
ルートの険しさに対して、なんともシンプルな案内。
行きましょう。
ガスの中、尾根を歩きます。
尾根が段々細くなり、左右はすっぱりと切れ落ちてきました。
さらに下りが急になってきたこのあたりが馬の背かと思います。
ガスのおかげでそんなに高度感は無く、ホールドもしっかりしているのでココはそんなに怖くありませんでした。
馬の背を降り切ったら、目の前にガスの中不気味にそびえ立つ岸壁が…
ロバの耳ですね。
地図を見ると、「ロバの耳 飛騨側を巻く」
と書いてあります。
踏み跡をたどって飛騨側に下って行きますが、どうもおかしい。
危ないぐらいの下りになって行きまして、踏み跡が途中で無くなってしまいました。
おかしい…
しばらくその辺をウロウロしてましたが。。。
ふと顔を上げると
上か!
ガスの中足元ばかり見て、上は全然見ていませんでした。
でも、正直上って…
ほぼ垂直の崖じゃないですか。
よく見ると鎖があるし、上の方に点々と白丸のペンキが…
行くしか無いですね。
正直、ここが一番怖かったです。
必死に登ってロバの耳をやっつけました。
ぼんやりとガスの向こうに見える岩はジャンダルム?
おっし、行きます。
とうとうここまで来ました。
登山始めたころは、こんな所は一生行かないだろうな。
なんて思っていた場所。
下調べいよると、×印がついているものの、ルートを選べばこちら側から登れるとの事。
ルートをしっかりと頭に叩き込んでいるので、取付きます。
ジグザグに進み、残置ロープ脇に来たところで…
上に手がかからない。。。
ちょこっとかかっても引き上げきれない。
じっくり時間をかけても良かったのですが、単独でこんな所で何かあっても困るので、
素直に撤退。
ジャンダルムを巻いて、飛騨側から登る事にします。
まぁ、なんとも素っ気無い案内…
飛騨側からのルートはさほど難しく無く、踏み跡バッチリです。
6:05
ジャンダルムやっつけました。
憧れ続けたジャンダルム、やっとの思いでここまで来たのに…
この感動の薄さはなんでしょう?
緊張のせいなのか、展望が無いからなのか…?
風が強いので先に進む事にします。
ジャンダルムから降りてきたら、ちょうど後ろから人が歩いて来ました。
人が近くに居ると言うだけで、ちょっと安心感。
軽く会釈して先に進みます。
今回のルート、所々にこんなビバーグ跡が…
計画的なビバーグはダメですけど、いざという時はこういう所は助かるでしょうね。
登り返して、コブ尾根ノ頭と畳岩ノ頭は、ココ?と言う場所も特になく気がつけば通り過ぎていたと思います。
こんな所も降りてきます。
濡れていなければ問題ないですが、雨だとかなり怖そうです。
ふと下を見ると、上高地側に日が差しています。
晴れるかな?晴れるといいな!
なんて思っていたら
雲が切れてきました。
明神の向こうに富士山が見えます。
こうなるとテンション上がりますね!
ガスも薄くなり、下りの向こう側にはまた岩山が見えます。
あれが天狗岳かな?
と言う事は、この下りは天狗のコルへ降りている訳ですね。
7:00
天狗のコルへ降りてきました。
岳沢方面へ降りれるようですが、ここも厳しそうな道ですね。
と、したばかり見ていましたが、ふと顔を上げると。。。
おぉ!富士山!
そこから右に、駒ヶ岳、この前行った北岳、間ノ岳、農鳥岳と続けて南アルプスが見えます。
綺麗ですね!
さて、次は天狗岳に登りますが、ふと後ろを見ると、アレを降りてきたわけですね。
こうやって見ると、どう見ても人が歩けるところが無いんですが…
7:20
天狗岳山頂です。
けっこうサックリと登ってきました。
もうこんな道は体が慣れてきましたね。
天狗岳を下りながら前を見ると、次のピークが見えます。
あれが間ノ岳ですね、きっと。
しかし、これだけアップダウンがあるにも関わらず、今回は心が折れません。
今までだったら、ココまで降りるの?
また登るの?と愚痴っているところですが…
全てはこの前南アルプスを歩いたおかげです。
アレに比べれば、標高差50mぐらいのアップダウンなんて、岩一つ登るのと同じです。
ってぐらい心が強くなりました。
実際、足も強くなっているようです。
コルに到着する直前、ココが噂の逆送スラブですね。
ココは靴の裏のフリクションを感じ取りながら歩けば、
何も問題ありませんでした。
鎖も頼らず、普通にスタスタ歩いて降りました。
でも、少しでも岩が濡れいたらそうはいかないでしょうね。
それでは間天のコルを過ぎて再び登り返します。
この見上げる感じも慣れてきました。
とりあえずコルに着いたら上を見るって感じですね。
登り返して少しすると、この日初めて人とすれ違いました。
向こうは西穂の山荘を4:40に出発されたとか。
私が奥穂山荘を出た時間とほぼ一緒です。
と言う事はこの辺が中間地点になるのでしょうか?
なんにせよ、向こうの方が言うには今日初めて人とすれ違うと言ってましたので、
この日は私より前に西穂に向かった人は居なさそうです。
細い岩場をヒイヒイ言いながら登っていると、ふと開けました。
そしてそこには・・・
え?これだけ?
思わず口にしてしまいました。
間ノ岳山頂です。
山頂標も無く、ただ岩に「間ノ岳」と書いてあるだけ…
寂しいって言うか、なんだか残念な感じが漂います。
5分ほど休憩して、先ほどすれ違った方が天狗岳に登り切ったのを見てから出発しました。
あの斜面を人が歩くとどういう風に見えるのか、
見てみたかったんです。
見てるとハラハラします(^^;
さて、前を見ます。
おぉ…
大好きな西穂が見える…
とうとうここまで来た…
がぜんやる気が出ます。
ズームしてみると、西穂山頂にはかなり人が居ますね…
やる気が出た所で黙々と間ノ岳を降ります。
ここの下りは少し長かったような気がします。
そして前を見上げると…
あれのどこを登れと…
どう見ても人が歩く所が見えないんですが…
って言うか、さっき見えた西穂ってあんな形でしたっけ?
頭の中の疑問符が消えないまま、このピークの上まで来てガックリ。
もう二つほど向こうが西穂のピークでした。
騙された…
あっちが西穂です。
そう、西穂は尖っています。
もう少し、もう少し。
西穂を眺めつつ高度を上げます。
ココを歩きながら、目頭が熱くなってきました。
あんな道、歩くことは無いだろうと思っていました。
ずっと憧れていたジャンダルムを越え、
下から眺め続けていた稜線を今歩いています。
数年前の自分を思えば、考えられない所を歩いています。
やれば出来るもんですね。
今ここを歩いているのも、すべて息子のおかげです。
帰ったら、息子にジャンダルムの事、西穂の事、いっぱい話をしよう。
8:50
西穂山頂到着です。
やった、やり遂げた!
奥穂の山荘から4時間20分、ただただがむしゃらに歩きました。
難しいと思うよりも、まず怖かったです。
自分、よく頑張った!
ここで20分ほど行動食をとりながら休憩です。
山頂に居合わせた方と写真撮ったり撮って頂いたり。
さーて、後はロープウェーまで。
一気に行きましょう!
9:35
ピラミッドピーク。
2月に来て以来ですね。
独標もサクッと通過。
さよなら、西穂の稜線。
また来ます!
10:08
丸山通過!
今日は丸山ジャンプはやりません。
10:20
西穂山荘到着です!
そしてここに来たら必ず…
西穂ラーメン頂きます!
味噌味がお気に入りです♪
今日はお土産用は売っていないようです。。。
残念です。
さーて、食べた所で元気が復活した気がします。
一気に下りましょう。
とここで歩き始めてすぐに左足に激痛が・・・
あー。
北岳で痛めた左足が、再び…
山荘で体を休めたからか、緊張の糸が切れたからか。。。
ちょっと力のかけかたを間違えると激痛が走ります。
ここからは走って下れるんじゃないかと思ってたのに…
何をしたら痛みが走るのかはわかっているので、
足の置き場と力の入れ方に気を使いながら下り続けます。
途中の展望台。
稜線は雲の中に入ってしまいましたね…
ペースが上がらないですが、今までと変わらない速度をキープして、
登山道入り口まで来ました。
11:20
新穂高ロープウェイ、西穂口到着です。
ついた~!
もう後はロープウェイを乗り継いで下るだけです。
12:20
下山完了!
Mission complete!!
感無量!
後は下山届けを提出し、駐車場まで歩きます。
さーて。。。
風呂入って帰りましょ。
いつも寄るのは
ひがくの湯です。
ここの温泉、¥700なのですが、
先ほど無料駐車場の入口に案内が書いてありまして…
「登山割・ヤマレコ割始めました!」
と。
受付で、なんですかそれ?
と聞いたら、それを言うだけで100円引きになるのだそうな。
と言うわけで、¥600でした♪
相変わらずうまい棒が♪
ひげそりも、歯ブラシもサービスでこの値段は、ホントに頭が下がります。
山から帰ってきた時にこのサービスは嬉しいですよね~。
と、湯船につかっていたら
「外湯始めました!詳しくはフロントで!」
と書いてありました。
服着てフロントで聞いたら、駐車場の一角にもう一つ露天風呂を作ったようです。
入ってみました。
ここです。
と言うか、外からも中が見えるし、中からも外が見えます。
男の風呂ですね(笑
泉質は同じようですが、開放感が段違いです!
真正面には錫杖岳が堂々と見えます。
おー。
あそこのピッケル、見に行ってみたいな。。。
今度登ってみますか。
と言うわけで、目標にしていた奥穂~西穂間をやっつけました。
1つ、自分の中の壁を越えたようなきがします。
しばらくは危ないルートはもういいですね。
次はまた、息子とのんびり山を歩きましょう。
次はどこの山に登ろうかな?
夜中、寒くて目が覚めました。
まぁ、寝袋がツーリング時代から使っているホームセンターで¥1980なんてモノですから、3000mの稜線で使う方が間違ってます。
そろそろちゃんとしたのを買わないと…
今回は荷物もコンパクトにしたので、厚手の着替えがありません。
北岳の時のようにガタガタ震えていましたが、上にカッパを着込んで寝袋に入ったらかなり暖かくなりました。
さらに寒かったら、足からザックも被るつもりでいましたが、そこまでは及びませんでした。
暖かくなったらぐっすりです。
3:00
目覚まし時計より少し早く起床。
風がビュンビュン吹いています。テントバタバタ。
まずいなぁ…今日のルートは風が無い方が良いと思います。
携帯の電波繋いで天気予報と天気図を確認すると、6時前後には風が弱まりそうです。
4時出発を目論んでいましたが、予定を30分繰り下げます。
テント内の気温、6.9℃。
寒いです。
外は風もあるので体感温度はもっと低かったです。
とりあえず朝の儀式を済ませた後に…
朝ごはん。
ご飯を食べれば体が温まります。これと一緒に味噌汁飲んで、食後にはコーヒーも。
食事終了後、一息ついたらすべての撤収作業に入り、繰り下げ予定通りの4:30にテン場を出発します。
小屋によって水を2L購入。テント札を返却して出発です。
ヘッデン点けて最初の壁を登ります。
ここは昔通った事がありますし、昨日のうちに道を見ながらシミュレートしているので問題いありません。
カメラの性能が悪くてスミマセン。
小屋の明かりが上から見えます。
ボチボチと人も動いています。
漆黒の闇の中に、槍がそびえ立ちます。
カメラが悪く、ピンボケですが。。。
しばらくは暗い中を歩きますが、月明かりが明るくヘッデン無しでも歩けそうでした。
しかし、だんだん空は明るくなり…
朝焼けが綺麗でした。
そして間もなく山頂と言う所で、急に背後から雲が迫り、
いきなり視界が悪くなりました。
5:00
奥穂山頂到着ですが…
視界ありません、展望ありません、御来光も見れなさそうです。
しばらく待ちましたが、一切雲が切れそうな気配が無いので、あきらめて足を進める事にします。
ルートの険しさに対して、なんともシンプルな案内。
行きましょう。
ガスの中、尾根を歩きます。
尾根が段々細くなり、左右はすっぱりと切れ落ちてきました。
さらに下りが急になってきたこのあたりが馬の背かと思います。
ガスのおかげでそんなに高度感は無く、ホールドもしっかりしているのでココはそんなに怖くありませんでした。
馬の背を降り切ったら、目の前にガスの中不気味にそびえ立つ岸壁が…
ロバの耳ですね。
地図を見ると、「ロバの耳 飛騨側を巻く」
と書いてあります。
踏み跡をたどって飛騨側に下って行きますが、どうもおかしい。
危ないぐらいの下りになって行きまして、踏み跡が途中で無くなってしまいました。
おかしい…
しばらくその辺をウロウロしてましたが。。。
ふと顔を上げると
上か!
ガスの中足元ばかり見て、上は全然見ていませんでした。
でも、正直上って…
ほぼ垂直の崖じゃないですか。
よく見ると鎖があるし、上の方に点々と白丸のペンキが…
行くしか無いですね。
正直、ここが一番怖かったです。
必死に登ってロバの耳をやっつけました。
ぼんやりとガスの向こうに見える岩はジャンダルム?
おっし、行きます。
とうとうここまで来ました。
登山始めたころは、こんな所は一生行かないだろうな。
なんて思っていた場所。
下調べいよると、×印がついているものの、ルートを選べばこちら側から登れるとの事。
ルートをしっかりと頭に叩き込んでいるので、取付きます。
ジグザグに進み、残置ロープ脇に来たところで…
上に手がかからない。。。
ちょこっとかかっても引き上げきれない。
じっくり時間をかけても良かったのですが、単独でこんな所で何かあっても困るので、
素直に撤退。
ジャンダルムを巻いて、飛騨側から登る事にします。
まぁ、なんとも素っ気無い案内…
飛騨側からのルートはさほど難しく無く、踏み跡バッチリです。
6:05
ジャンダルムやっつけました。
憧れ続けたジャンダルム、やっとの思いでここまで来たのに…
この感動の薄さはなんでしょう?
緊張のせいなのか、展望が無いからなのか…?
風が強いので先に進む事にします。
ジャンダルムから降りてきたら、ちょうど後ろから人が歩いて来ました。
人が近くに居ると言うだけで、ちょっと安心感。
軽く会釈して先に進みます。
今回のルート、所々にこんなビバーグ跡が…
計画的なビバーグはダメですけど、いざという時はこういう所は助かるでしょうね。
登り返して、コブ尾根ノ頭と畳岩ノ頭は、ココ?と言う場所も特になく気がつけば通り過ぎていたと思います。
こんな所も降りてきます。
濡れていなければ問題ないですが、雨だとかなり怖そうです。
ふと下を見ると、上高地側に日が差しています。
晴れるかな?晴れるといいな!
なんて思っていたら
雲が切れてきました。
明神の向こうに富士山が見えます。
こうなるとテンション上がりますね!
ガスも薄くなり、下りの向こう側にはまた岩山が見えます。
あれが天狗岳かな?
と言う事は、この下りは天狗のコルへ降りている訳ですね。
7:00
天狗のコルへ降りてきました。
岳沢方面へ降りれるようですが、ここも厳しそうな道ですね。
と、したばかり見ていましたが、ふと顔を上げると。。。
おぉ!富士山!
そこから右に、駒ヶ岳、この前行った北岳、間ノ岳、農鳥岳と続けて南アルプスが見えます。
綺麗ですね!
さて、次は天狗岳に登りますが、ふと後ろを見ると、アレを降りてきたわけですね。
こうやって見ると、どう見ても人が歩けるところが無いんですが…
7:20
天狗岳山頂です。
けっこうサックリと登ってきました。
もうこんな道は体が慣れてきましたね。
天狗岳を下りながら前を見ると、次のピークが見えます。
あれが間ノ岳ですね、きっと。
しかし、これだけアップダウンがあるにも関わらず、今回は心が折れません。
今までだったら、ココまで降りるの?
また登るの?と愚痴っているところですが…
全てはこの前南アルプスを歩いたおかげです。
アレに比べれば、標高差50mぐらいのアップダウンなんて、岩一つ登るのと同じです。
ってぐらい心が強くなりました。
実際、足も強くなっているようです。
コルに到着する直前、ココが噂の逆送スラブですね。
ココは靴の裏のフリクションを感じ取りながら歩けば、
何も問題ありませんでした。
鎖も頼らず、普通にスタスタ歩いて降りました。
でも、少しでも岩が濡れいたらそうはいかないでしょうね。
それでは間天のコルを過ぎて再び登り返します。
この見上げる感じも慣れてきました。
とりあえずコルに着いたら上を見るって感じですね。
登り返して少しすると、この日初めて人とすれ違いました。
向こうは西穂の山荘を4:40に出発されたとか。
私が奥穂山荘を出た時間とほぼ一緒です。
と言う事はこの辺が中間地点になるのでしょうか?
なんにせよ、向こうの方が言うには今日初めて人とすれ違うと言ってましたので、
この日は私より前に西穂に向かった人は居なさそうです。
細い岩場をヒイヒイ言いながら登っていると、ふと開けました。
そしてそこには・・・
え?これだけ?
思わず口にしてしまいました。
間ノ岳山頂です。
山頂標も無く、ただ岩に「間ノ岳」と書いてあるだけ…
寂しいって言うか、なんだか残念な感じが漂います。
5分ほど休憩して、先ほどすれ違った方が天狗岳に登り切ったのを見てから出発しました。
あの斜面を人が歩くとどういう風に見えるのか、
見てみたかったんです。
見てるとハラハラします(^^;
さて、前を見ます。
おぉ…
大好きな西穂が見える…
とうとうここまで来た…
がぜんやる気が出ます。
ズームしてみると、西穂山頂にはかなり人が居ますね…
やる気が出た所で黙々と間ノ岳を降ります。
ここの下りは少し長かったような気がします。
そして前を見上げると…
あれのどこを登れと…
どう見ても人が歩く所が見えないんですが…
って言うか、さっき見えた西穂ってあんな形でしたっけ?
頭の中の疑問符が消えないまま、このピークの上まで来てガックリ。
もう二つほど向こうが西穂のピークでした。
騙された…
あっちが西穂です。
そう、西穂は尖っています。
もう少し、もう少し。
西穂を眺めつつ高度を上げます。
ココを歩きながら、目頭が熱くなってきました。
あんな道、歩くことは無いだろうと思っていました。
ずっと憧れていたジャンダルムを越え、
下から眺め続けていた稜線を今歩いています。
数年前の自分を思えば、考えられない所を歩いています。
やれば出来るもんですね。
今ここを歩いているのも、すべて息子のおかげです。
帰ったら、息子にジャンダルムの事、西穂の事、いっぱい話をしよう。
8:50
西穂山頂到着です。
やった、やり遂げた!
奥穂の山荘から4時間20分、ただただがむしゃらに歩きました。
難しいと思うよりも、まず怖かったです。
自分、よく頑張った!
ここで20分ほど行動食をとりながら休憩です。
山頂に居合わせた方と写真撮ったり撮って頂いたり。
さーて、後はロープウェーまで。
一気に行きましょう!
9:35
ピラミッドピーク。
2月に来て以来ですね。
独標もサクッと通過。
さよなら、西穂の稜線。
また来ます!
10:08
丸山通過!
今日は丸山ジャンプはやりません。
10:20
西穂山荘到着です!
そしてここに来たら必ず…
西穂ラーメン頂きます!
味噌味がお気に入りです♪
今日はお土産用は売っていないようです。。。
残念です。
さーて、食べた所で元気が復活した気がします。
一気に下りましょう。
とここで歩き始めてすぐに左足に激痛が・・・
あー。
北岳で痛めた左足が、再び…
山荘で体を休めたからか、緊張の糸が切れたからか。。。
ちょっと力のかけかたを間違えると激痛が走ります。
ここからは走って下れるんじゃないかと思ってたのに…
何をしたら痛みが走るのかはわかっているので、
足の置き場と力の入れ方に気を使いながら下り続けます。
途中の展望台。
稜線は雲の中に入ってしまいましたね…
ペースが上がらないですが、今までと変わらない速度をキープして、
登山道入り口まで来ました。
11:20
新穂高ロープウェイ、西穂口到着です。
ついた~!
もう後はロープウェイを乗り継いで下るだけです。
12:20
下山完了!
Mission complete!!
感無量!
後は下山届けを提出し、駐車場まで歩きます。
さーて。。。
風呂入って帰りましょ。
いつも寄るのは
ひがくの湯です。
ここの温泉、¥700なのですが、
先ほど無料駐車場の入口に案内が書いてありまして…
「登山割・ヤマレコ割始めました!」
と。
受付で、なんですかそれ?
と聞いたら、それを言うだけで100円引きになるのだそうな。
と言うわけで、¥600でした♪
相変わらずうまい棒が♪
ひげそりも、歯ブラシもサービスでこの値段は、ホントに頭が下がります。
山から帰ってきた時にこのサービスは嬉しいですよね~。
と、湯船につかっていたら
「外湯始めました!詳しくはフロントで!」
と書いてありました。
服着てフロントで聞いたら、駐車場の一角にもう一つ露天風呂を作ったようです。
入ってみました。
ここです。
と言うか、外からも中が見えるし、中からも外が見えます。
男の風呂ですね(笑
泉質は同じようですが、開放感が段違いです!
真正面には錫杖岳が堂々と見えます。
おー。
あそこのピッケル、見に行ってみたいな。。。
今度登ってみますか。
と言うわけで、目標にしていた奥穂~西穂間をやっつけました。
1つ、自分の中の壁を越えたようなきがします。
しばらくは危ないルートはもういいですね。
次はまた、息子とのんびり山を歩きましょう。
次はどこの山に登ろうかな?