大地を歩こう › 2018年01月
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2018年01月31日
Grand Circleの旅 Day7 ホースシューベンド グランドキャニオンへ
肉・・・
ちがう
おはようございます。
相変わらず、時差ボケのまま早起きです。
庭に出てみると、雲に映る綺麗な朝焼けの色。
いいレア加減な色だなと思ったり、すでに頭から肉の記憶が剥がれない。
そして、朝食は昨日食べきれなかった肉。
もうページの街の思い出はウォルマートと肉。
アンテロープキャニオン、どこ行っちゃった?
なんて事は冗談にしても、相当肉にはやられました。
次元を超えた大きさって、恐怖なんですね。
それはそれで良い思い出です。
さて、お出かけですよ。
車もデカいが家もデカい。
大きいですね、アメリカ。
肉もデカい。
さて、89号を南下しますが、今日の最初の観光ポイントは街から数キロの位置。
ホースシューベンドです。
さて、車を降りて歩きます。
30分ほど歩くようです。
真夏だと炎天下になるので、水を持って行った方が良いでしょうね。
なんだか遠くに見える岩の壁が凄いです。
綺麗ですね~。
少しずつ近づくとわかります。
あの辺だけポコっと地面が無くなっていますね。
そして・・・
ドーン
いや凄いです。
カメラのファインダーに収まり切れません。
かと言って、引いて撮るとそこまで映らないし・・・
そうだ、そんな時のGopro
広角で撮るとこんな感じです。
ホースシューベンドとはよく言ったものですね、まさに「馬の蹄鉄」です。
馬肉って、おろしニンニク醤油で食べると美味しいですよね。
いや、肉はもういいや。
いやしかしホントに足元からすぐに落ち込むこの谷、凄いです。
高さはゆうに300mを越えるそうで、この谷は東京タワーがスッポリ入ってしまう深さです。
下の方に見える植木のような小さな緑色の木々は、一つ一つが見上げるほどに大きな木らしいです。
いや、凄い。
川の流れ一つが、こんなに大きな渓谷を作るのですね。
と言うか、この川はコロラド川です。
この後、この川はグランドキャニオンを形成します。
今ここはグランドキャニオンの上流に位置しています。
コドラド川、凄い。
ホントに、普通のカメラで撮ると全景が入りきりません。
そして何よりこの場所が凄いのは、これだけスッポリ切れ落ちているのに、柵もなんにも無いという事です。
ギリギリまで近づいてみるのもなんにせよ、自己責任でどうぞって事らしいです。
ですので、やっぱり落ちる人は居るらしいです。
流石に事故が多すぎるのか、指定公園にして柵を立てるらしく、工事が始まっていました。
安全にのぞき込むには、この方法がベストです。
やはり、数日前に行ったグースネックと比べてしまいますが、横方向に壮大なのはグースネックですね。
でも、深さがあったり、色があるのはこちらのホースシューベントだと思います。
どちらも甲乙つけがたいですね。
いや、甲乙つける必要もないし、そもそも自分にそんな資格は無いです。
さぁ、じっくり堪能したので、車に戻ります。
しかし、ここは大陸系アジア人がとても多かったです。
駐車場に戻るとバス バス バスでした。
そんななか、日本から来ている方も。。。
ツアーでどこかからか回って来たらしく、「日本人を初めて会ったー」との事でした。
まぁ、それは日本人を初めて見たというよりはそれ以上に大陸の人が沢山居すぎたのでしょうね。
駐車場で、我々のレンタカーと同じ、フォードのトランジットに乗って行かれました。
ただ、向こうはツアー会社の名前が書いてありますが、こちらはレンタカーなので真っ白。
向こうの運転手さんが、「どこのツアー会社よ?」ってな顔でこっちをじっくり見ていきます。
まぁ、普通はこんなデカいレンタカー借りないですもんね。
さて、それでは移動します。
今日はグランドキャニオンまで行きます。
とりあえずは110マイルほど走ります。
道中、一度止まって写真を撮ったものの、私は後ろの席で寝てしまいました。
気が付けば既にグランドキャニオンの入り口でした。
『Desert View Watchtower』(デザートビューウォッチタワー)と言う、グランドキャニオンのサウスリムの東端でした。
グランドキャニオンは、北壁と南壁がありますが、それぞれノースリム、サウスリムと呼びます。
まずは、サウスリムの上流側という事になりますね。
ラスベガスからのツアーですと、こっち側は奥地になるので、日程に余裕のある人しか来れない場所との事でした。
確かに、ここではアジア人は誰も見なかったですね。
そして・・・
グランドキャニオン、どーん。
・・・
凄いですねー。
広いなー。
うん、とりあえず集合写真。
・・・
あれ?なんだろう、この感動の薄さ。
ずっと来たかった場所なのに。。。
うん、とりあえずあのタワーに入ってみましょう。
展望台になっていたり、中にはお土産屋さんがあったりします。
こちらがタワーの吹き抜け部分。
このタワーはこのあたりの先住民族、ホピ族のデザインを取り入れた観光タワーだそうで、1930年代に建てられたとか。
うんうん、Aくん。
後ろのホピの絵をマネするのは良いけど、仲間だと思われないようにそっと離れておくよ。
息子よ、君もか
タワーの展望台に出てみます。
うん、やっぱり凄いね~。
広い、広すぎてピンと来ない。
はるか南にとある山が見えます。
あれは、サンフランシスコピーク。
旅の初日にフラッグスタッフから北に見えた山ですね。
それが南に見えるって事は、フラッグスタッフはそんなに遠くないんですね。
グルーっと回って来て、ようやくスタート地点近くに戻って来たようです。
さてこの後、ここでお昼ご飯を食べて、それからさらに移動です。
サウスリムのGrand Canyon Village(グランド・キャニオン・ヴィレッジ)まで来ました。
まず、車の中で妹氏ご立腹。
「ちょっと、初めてグランドキャニオンに来たのに、リアクション薄くない?」
だそうで、、、
だって。。。
もうこういう広大な景色、見すぎてきてしまって・・・
正直、感動が薄かったです。
あー、グランドキャニオンだねー。
って感じで。。。
すまぬ、目が肥えてしまった。
グランドキャニオンでまず最初にすることは、Yちゃんと合流です。
覚えてますか?初日のラスベガスで空港に迎えに来てくれていたYちゃん。
アムトラックの大陸横断鉄道で、はるばるロスからやって参りました。
これから行動を共にすることになります。
旅の仲間、ウェルカムです。
そして、バックカントリー・インフォメーションセンターで谷へ行く道の確認。
積雪が無いかとか、注意ポイントは無いかとか、レンジャーからの最新情報を仕入れます。
聞くところによると、水不足が続いていて、ポイントによっては水が出ない所があるでしょう。
との事でした。
まぁ、夏場なら死活問題ですけど、冬ですから大丈夫です。
そして、情報を仕入れたあとはリム歩き。
サウスリムに沿って、観光ポイントを歩きます。
明日、目の前に見えている尾根沿いに、谷へ降ります。
うん、凄いねー。
そうです、壮大すぎてホントにピンと来ないのです。
期待しすぎてハードルを上げすぎたのでしょうか・・・?
この日宿泊のサンダーバードロッジ。
キャニオンデシェイで泊ったホテルもサンダーバードロッジと言う名前でしたね。
ここはホントはリムに面したホテルなので、窓からドーンとグランドキャニオンが見えるはずなんですけど・・・
チェックインは日の入りを過ぎました。
窓の外はうっすら明るいですが、谷底は暗くて見えないです。
明日のチェックアウトも暗いうち。
リムに面したホテルの恩恵が全く無かったりしました(笑
そして夕ご飯はレストランでパスタにしました。
ちゃんとしたレストランなのですが、ナイフとフォークはプラスチック製ですし、皿は紙皿。
決して安いレストランでは無いのです。
先ほど言いました水不足の影響で、皿洗いの水まで回せないようです。
ですので、使い捨てが出来るものを使用しているようでした。
そして、パスタを頼んだら向こうで妹が笑っています。
「どう?ソフト麺」
うほー、アルデンテとか全く無視した、超茹ですぎパスタ。
めっちゃソフト麺。
アメリカでパスタを頼んではイケないと言うのは、この事か。
でも残念なことに嫌いじゃない。
美味しく戴きましたよ~。
と言う事で、この日の行程はおしまいなのですが、これから部屋で荷物の大整理。
明日はとうとうこの旅のメインイベント。(私と息子にとって)
グランドキャニオンを『下山』します。
その為のザックのパッキングやなんだと準備をしてからの就寝でした。
朝が早いので、だいぶ急ぎましたが・・・
うん、イケる。
夢にまで見たグランドキャニオンの下山。
この日の為に、グランドサークルを走り続けてきました。
体にはかなり疲労が蓄積されてますが、大丈夫。
ちょっとドキドキして寝つきが悪かったですが、寝てからはぐっすりでした。
お休みなさい!
8日目へ続く
ちがう
おはようございます。
相変わらず、時差ボケのまま早起きです。
庭に出てみると、雲に映る綺麗な朝焼けの色。
いいレア加減な色だなと思ったり、すでに頭から肉の記憶が剥がれない。
そして、朝食は昨日食べきれなかった肉。
もうページの街の思い出はウォルマートと肉。
アンテロープキャニオン、どこ行っちゃった?
なんて事は冗談にしても、相当肉にはやられました。
次元を超えた大きさって、恐怖なんですね。
それはそれで良い思い出です。
さて、お出かけですよ。
車もデカいが家もデカい。
大きいですね、アメリカ。
肉もデカい。
さて、89号を南下しますが、今日の最初の観光ポイントは街から数キロの位置。
ホースシューベンドです。
さて、車を降りて歩きます。
30分ほど歩くようです。
真夏だと炎天下になるので、水を持って行った方が良いでしょうね。
なんだか遠くに見える岩の壁が凄いです。
綺麗ですね~。
少しずつ近づくとわかります。
あの辺だけポコっと地面が無くなっていますね。
そして・・・
ドーン
いや凄いです。
カメラのファインダーに収まり切れません。
かと言って、引いて撮るとそこまで映らないし・・・
そうだ、そんな時のGopro
広角で撮るとこんな感じです。
ホースシューベンドとはよく言ったものですね、まさに「馬の蹄鉄」です。
馬肉って、おろしニンニク醤油で食べると美味しいですよね。
いや、肉はもういいや。
いやしかしホントに足元からすぐに落ち込むこの谷、凄いです。
高さはゆうに300mを越えるそうで、この谷は東京タワーがスッポリ入ってしまう深さです。
下の方に見える植木のような小さな緑色の木々は、一つ一つが見上げるほどに大きな木らしいです。
いや、凄い。
川の流れ一つが、こんなに大きな渓谷を作るのですね。
と言うか、この川はコロラド川です。
この後、この川はグランドキャニオンを形成します。
今ここはグランドキャニオンの上流に位置しています。
コドラド川、凄い。
ホントに、普通のカメラで撮ると全景が入りきりません。
そして何よりこの場所が凄いのは、これだけスッポリ切れ落ちているのに、柵もなんにも無いという事です。
ギリギリまで近づいてみるのもなんにせよ、自己責任でどうぞって事らしいです。
ですので、やっぱり落ちる人は居るらしいです。
流石に事故が多すぎるのか、指定公園にして柵を立てるらしく、工事が始まっていました。
安全にのぞき込むには、この方法がベストです。
やはり、数日前に行ったグースネックと比べてしまいますが、横方向に壮大なのはグースネックですね。
でも、深さがあったり、色があるのはこちらのホースシューベントだと思います。
どちらも甲乙つけがたいですね。
いや、甲乙つける必要もないし、そもそも自分にそんな資格は無いです。
さぁ、じっくり堪能したので、車に戻ります。
しかし、ここは大陸系アジア人がとても多かったです。
駐車場に戻るとバス バス バスでした。
そんななか、日本から来ている方も。。。
ツアーでどこかからか回って来たらしく、「日本人を初めて会ったー」との事でした。
まぁ、それは日本人を初めて見たというよりはそれ以上に大陸の人が沢山居すぎたのでしょうね。
駐車場で、我々のレンタカーと同じ、フォードのトランジットに乗って行かれました。
ただ、向こうはツアー会社の名前が書いてありますが、こちらはレンタカーなので真っ白。
向こうの運転手さんが、「どこのツアー会社よ?」ってな顔でこっちをじっくり見ていきます。
まぁ、普通はこんなデカいレンタカー借りないですもんね。
さて、それでは移動します。
今日はグランドキャニオンまで行きます。
とりあえずは110マイルほど走ります。
道中、一度止まって写真を撮ったものの、私は後ろの席で寝てしまいました。
気が付けば既にグランドキャニオンの入り口でした。
『Desert View Watchtower』(デザートビューウォッチタワー)と言う、グランドキャニオンのサウスリムの東端でした。
グランドキャニオンは、北壁と南壁がありますが、それぞれノースリム、サウスリムと呼びます。
まずは、サウスリムの上流側という事になりますね。
ラスベガスからのツアーですと、こっち側は奥地になるので、日程に余裕のある人しか来れない場所との事でした。
確かに、ここではアジア人は誰も見なかったですね。
そして・・・
グランドキャニオン、どーん。
・・・
凄いですねー。
広いなー。
うん、とりあえず集合写真。
・・・
あれ?なんだろう、この感動の薄さ。
ずっと来たかった場所なのに。。。
うん、とりあえずあのタワーに入ってみましょう。
展望台になっていたり、中にはお土産屋さんがあったりします。
こちらがタワーの吹き抜け部分。
このタワーはこのあたりの先住民族、ホピ族のデザインを取り入れた観光タワーだそうで、1930年代に建てられたとか。
うんうん、Aくん。
後ろのホピの絵をマネするのは良いけど、仲間だと思われないようにそっと離れておくよ。
息子よ、君もか
タワーの展望台に出てみます。
うん、やっぱり凄いね~。
広い、広すぎてピンと来ない。
はるか南にとある山が見えます。
あれは、サンフランシスコピーク。
旅の初日にフラッグスタッフから北に見えた山ですね。
それが南に見えるって事は、フラッグスタッフはそんなに遠くないんですね。
グルーっと回って来て、ようやくスタート地点近くに戻って来たようです。
さてこの後、ここでお昼ご飯を食べて、それからさらに移動です。
サウスリムのGrand Canyon Village(グランド・キャニオン・ヴィレッジ)まで来ました。
まず、車の中で妹氏ご立腹。
「ちょっと、初めてグランドキャニオンに来たのに、リアクション薄くない?」
だそうで、、、
だって。。。
もうこういう広大な景色、見すぎてきてしまって・・・
正直、感動が薄かったです。
あー、グランドキャニオンだねー。
って感じで。。。
すまぬ、目が肥えてしまった。
グランドキャニオンでまず最初にすることは、Yちゃんと合流です。
覚えてますか?初日のラスベガスで空港に迎えに来てくれていたYちゃん。
アムトラックの大陸横断鉄道で、はるばるロスからやって参りました。
これから行動を共にすることになります。
旅の仲間、ウェルカムです。
そして、バックカントリー・インフォメーションセンターで谷へ行く道の確認。
積雪が無いかとか、注意ポイントは無いかとか、レンジャーからの最新情報を仕入れます。
聞くところによると、水不足が続いていて、ポイントによっては水が出ない所があるでしょう。
との事でした。
まぁ、夏場なら死活問題ですけど、冬ですから大丈夫です。
そして、情報を仕入れたあとはリム歩き。
サウスリムに沿って、観光ポイントを歩きます。
明日、目の前に見えている尾根沿いに、谷へ降ります。
うん、凄いねー。
そうです、壮大すぎてホントにピンと来ないのです。
期待しすぎてハードルを上げすぎたのでしょうか・・・?
この日宿泊のサンダーバードロッジ。
キャニオンデシェイで泊ったホテルもサンダーバードロッジと言う名前でしたね。
ここはホントはリムに面したホテルなので、窓からドーンとグランドキャニオンが見えるはずなんですけど・・・
チェックインは日の入りを過ぎました。
窓の外はうっすら明るいですが、谷底は暗くて見えないです。
明日のチェックアウトも暗いうち。
リムに面したホテルの恩恵が全く無かったりしました(笑
そして夕ご飯はレストランでパスタにしました。
ちゃんとしたレストランなのですが、ナイフとフォークはプラスチック製ですし、皿は紙皿。
決して安いレストランでは無いのです。
先ほど言いました水不足の影響で、皿洗いの水まで回せないようです。
ですので、使い捨てが出来るものを使用しているようでした。
そして、パスタを頼んだら向こうで妹が笑っています。
「どう?ソフト麺」
うほー、アルデンテとか全く無視した、超茹ですぎパスタ。
めっちゃソフト麺。
アメリカでパスタを頼んではイケないと言うのは、この事か。
でも残念なことに嫌いじゃない。
美味しく戴きましたよ~。
と言う事で、この日の行程はおしまいなのですが、これから部屋で荷物の大整理。
明日はとうとうこの旅のメインイベント。(私と息子にとって)
グランドキャニオンを『下山』します。
その為のザックのパッキングやなんだと準備をしてからの就寝でした。
朝が早いので、だいぶ急ぎましたが・・・
うん、イケる。
夢にまで見たグランドキャニオンの下山。
この日の為に、グランドサークルを走り続けてきました。
体にはかなり疲労が蓄積されてますが、大丈夫。
ちょっとドキドキして寝つきが悪かったですが、寝てからはぐっすりでした。
お休みなさい!
8日目へ続く
2018年01月30日
Grand Circleの旅 Day6 アンテロープ・キャニオンへ
結局小刻みには起きて、日の出前から写真を撮ったりなんだりと、なんだかんだで早起きしてしまいました。
まだ時差に体が追従していない感じです。
さて、今日はまずモニュメント・バレーの日の出を見に行きます。
ホーガンの入り口にあった看板。
もともとナバホの言葉には文字が無いので、英語の当て字をしてますが、それでも日本人には難しい発音です。
「ヤ ッテー」は「こんにちは」ですね。
その後の言葉は忘れてしまいました。
家にようこそ・・・ だったような気もします。
適当なので信じないで下さい。
ウェインさんが迎えに来たので、寝床を片付けて出発の準備をします。
もうホーガンには戻ってきません。
多分、もう体験できないであろう夜でした。
朝焼けです。
ここから車でチョコチョコと写真を撮りながら、ジョン・フォードポイントの少し向こうまで移動します。
写真を撮るポイントで、ホテルを出発して別の車でやって来た父と母とも合流。
だんだん明るくなってきました。
ふと、ウェインさんが車を止めて写真を撮ってます。
なんと。
あまり綺麗では無いですが、奇跡の一枚が撮れました。
逆さビュート、逆さメサ。
まず、モニュメントバレーでは雨が降らない。
川も池もない。
砂漠に降る雨はすぐに蒸発する。
ですので、水溜まりも出来ない。
しかし今は冬で、しかも夜の間に降った雨のおかげで、道路に静かな水溜りが出来てました。
逆さに映るビュートやメサの写真なんて、撮れる条件が整う事は滅多に無いでしょう。
ガイドのウェインさんも、とても珍しいと言っていました。
さて、道を曲がります。
「private road」
の看板。
一般の人は立ち入れません。
入り込んで少し走ったら、ウェインさんが車を止めました。
ここがビューポイントとの事です。
後ろのMitchell Mesaには既に朝日が当たっています。
なんて素敵な朝日だろう。
何もない、赤い岩と荒野の真ん中で迎える日の出。
山で見るそれとはまた違う。
今回の旅、ホントに圧倒されっぱなし。。。
モニュメントバレーの赤い壁を、朝日がさらに赤く染め上げます。
ゆっくりと朝日を眺めた後は、昨日のウェルカムセンターまで移動し、朝食となります。
あぁ、久しぶりのあっさりした朝食。
嬉しい・・・
と思ったら、パンのようなケーキのようなクッキーのような…
激甘
濃い~。
もう、ブラックのコーヒーと共に一気に食します。
でも、フルーツは甘くて美味しかった!
こちらがモニュメントバレーの地図だそうですが、ウェインさん曰く、「ちょっと違う」だそうです。
確かに良く見るとポイントの名前が違うところがチラホラ。
ココでウェインさんに聞いた話。
もともとこの辺りはモニュメント・バレーとは言わずに、ナバホの地名があったそうです。
しかし、西欧人達が開拓にやってきて、ここを「モニュメント・バレー」と名付けたそうです。
色々な時代背景があり、元の名前は封印されてきましたが、ナバホネイションによるナバホの伝統を残す為に、その名前が復活し、ここにある小学校の名前はナバホの地名がつけられる事になったそうです。
『Tse'bii'nidzisgai』
日本語で発音するのはとても難しいです。
「セ ビ ンデスケ」と言ったら妹に笑われましたが、そんな感じです。
でも言葉の意味を聞いてとても感動しました。
『月と太陽が岩に反射する場所』
なるほど、表現力の勝利と言うか、モニュメント・バレーと言う名前よりしっくりきます。
ビューホテルから眺めただけですと、モニュメント・バレーで良いと思いますが、今回のように谷の奥まで入り、色々な造形を見てるとTse'bii'nidzisgaiという名前の素晴らしさが、よくわかります。
さぁ、そんなウェインさんともお別れの時間です。
ビューホテルまで戻りまして、ウェインさんは次のお仕事に向かわれました。
ホテルで父と母の部屋のチェックアウトを済ませました。
ちょっと部屋を覗かせてもらいましたが、これまた絶景。
部屋の窓から見える景色は一枚の絵葉書のようです。
目の前のビュートがダーンと見える。
これは、予約が取れない訳ですね。。。
さて、ホテルのお土産屋さんに寄ります。
ドリームキャッチャーなんかも並んでいましたが、正直綺麗に作られすぎています。
ホーガンに売ってたハンドメイドな感じのやつ、買っておけば良かったな・・・
値段もそんなに変わらなかったです。
と言うわけで、ここでは違う系統のお土産をゲットしました。
お土産屋さんの窓から見える景色がもう壮大。
開拓時代の絵画
よくこんな何もない時代に、幌馬車に家族を乗せて西へ西へと目指したものですね。
水があるかもわからない、食料があるかもわからない、夜は自然の動物達に怯え、昼は灼熱の大地である砂漠を乗り越える。
ナバホの精神も素晴らしいですが、入植者のパイオニア精神もまた素晴らしいです。
それでは、出発します。
さようなら、モニュメント・バレー
いや、Tse'bii'nidzisgai
またいつか。
モニュメント・バレーを出て少し走ると、何もない荒野に飛び出た形の山。
後で知りましたが、
『El Capitan』(エル キャピタン)と言う山です。
エルキャピタンと言えば、ヨセミテにある1000m近い一枚岩の絶壁で有名ですが、ここにもそんな名前の場所があるのですね。
スペイン語で「キャプテン 族長」と言う意味だそうです。
なるほど、酋長の飾り帽子っぽいですね。
この日は朝から運転。
息子は助手席。
私が被っているのは、先ほど買ったお土産です。
気に入ってます。うん、イケてる。
とは言うものの、やはり何もない荒野を延々と走ると、だんだん眠たくなります。
いくら何もない所好きの私でも、流石に眠くなる。
今回の旅で見た『何もない景色選手権』をやっても、間違いなくどこも優勝。
好きですよ、ハイ。
1時間ぐらい走っても、変わらぬ景色です。
運転を交代して、後ろの席で寝る事にしました。
ふと目が覚めると、なんだか大きな煙。
163号、160号、98号とモニュメントバレーから120マイル(200㎞)ほど走って来てます。
ページの街にある発電所だそうです。
この発電所、石炭火力を使った発電所だそうですが、煙を常に上げていて、かなり不評のようです。
だってこの煙、私が運転を変わる前なので子の街から100㎞手前から見えましたもん。
一枚上の写真、解像度が悪いのであれですけど、地平線、右側奥の方に白いモヤっとしたボールみたいに映ってるのがそれです。
そう、自然の景観を壊すとかで批判が集まっているそうです。
さて、ページの街についたらお昼御飯です。
『TACO BELL』と言う、メキシカンファーストフード店です。
タコスとか頂きます。
これまた美味しかったです。
私たちは一人一つのタコスでおなか一杯ですが、現地の方々は「コンボ」で一人3つぐらいペロリと平らげてしまします。
凄いなー。
注文する時も、店員さんが「それだけ?」みたいな顔をします。
さて、午後からはこの街で観光です。
ここの観光ポイント、息子はこの旅で一番楽しみにしていたそうです。
町中から、あのジープに乗せられて移動します。
雨が降ったら川になるっぽい砂地の谷を走り・・・
その一番奥にある場所。
着きました、アンテロープ・キャニオン。
自然の造形を守るために、1日に入れる人数が制限されていて、ツアーの予約もなかなか取れない所です。
と言っても、結構な人が入っていますが・・・
そうそう、このツアーに来てからようやくアジアの大陸系の人々を見るようになってきました。
旅の前半はアジア人には全く会う事はなかったんですけどね。
先日のモニュメントバレーの、ジョンフォードポイントで日本人を見たぐらいでした。
妹曰く、まだ中国の人は「ツアー」で行ける観光しかしないとの事でした。
有名どころにバスでゾロゾロやって来る。昔の日本人もそうでしたね。
でもやがて、踏み込んだ「旅」をする人も出てくるでしょう。
さて、それでは行きましょう。
砂地の川が一気に細くなり、鉄砲水が砂岩を削りこのような地形が出来たそうです。
幅数メートル、深さは十数メートル。
上部から差し込む光がなんとも幻想的です。
そうそうこう言うのテレビで見たやつ。
あまりに綺麗すぎて言葉が出ません。
一応、ホントに来た証拠として記念写真。
ハートの形に見えます。
今まで何人のインスタを飾って来た事でしょうか。
光の当たり方が、ちょうど天使の羽に見えるらしいです。
でも、そんな羽なんか無くても娘は私の天使です。
ここの写真が、ナショナル・ジオグラフィックの表紙を飾ったとか。
と言う事で、谷間を抜けてきました。
ここから押し寄せる水が一気に流れこみ、極細渓谷を作るのですね。
抜けてきましたけど、これからジープに戻るので、また来た谷を戻って行きます。
こりゃ、確かに入場制限しないと絶対にすれ違えないです。
娘、Aくんに抱っこされてご満悦のようです。
自然光だけなのに、この幻想的な雰囲気。
はぁ~・・・
溜息しか出ない綺麗な砂岩の造形・・・
良かった…
アンテロープキャニオン、実はアッパーとロワーの二か所あります。
今回訪れたのはアッパーですね。
ロワーはもう少し冒険的な感じらしいです。
かなり惹かれますが、また次の機会に。
このアンテロープキャニオン、発見されたのは最近という事になってますが、実際にはかなり昔からナバホの子供達の遊び場だったらしく
『Tse bighanilini』と言う名前があるそうです。意味は「水が岩を流れる場所」だそうです。
ナバホの地名は「~の場所」と言うネーミングが多いですね。
という事で、記念写真。
だんだん集合写真慣れしてきました。
ここが谷の入り口です。
モンスーンの時期に、鉄砲水がここから一気に噴き出すそうです。
ちなみに、観光客が来ている時に鉄砲水が流れ込み、大勢の人が亡くなる事故がかつてあったそうです。
今の時期は大丈夫ですけど。
さて、それではジープで帰ります。
雨が降ったら川になるこの砂地の谷、「ワジ」って言いましたっけ?
町中に戻ってもジープの後ろ。
「落ちるな危険」ですね。
日本だと今の法律では許されない乗り方です。
さて、今日の観光はこれでおしまいです。
今日はページの街に泊まりますが、ホテルではありません。
一般的なアメリカの家を体験しようという事で、一軒家を借りました。
まぁ、今日本で言うなれば「民泊」でしょうか。
普通の住宅地の一角、普通の家。
おぉ!リビング広い!
台処もカウンターキッチンになってて、なんともシャレオツな。
娘、あまりの広さに嬉しくなって走り回ってます。
娘がお父さん!と近づいて走ってきました。
『リモコンてんこ盛り!』
誰が回文を言えとw
なんにせよ、ご機嫌です。
これが一般的な家庭の広さだとは・・・
確かに、昔妹が高校生の時に留学していたオレゴンの家にも遊びに行ったことがありますが、広かったな・・・
庭にはBBQグリル付きのガーデン。
火もおこせます。
外でBBQしようかと思いましたが、寒いのでやっぱり中で。
という事で、夕ご飯の買い出し。
みんな大好きウォルマート。
今宵はAくんプレゼンツ
アメリカ肉の饗宴だそうです。
家に帰ったら外で火遊び。
焚火します。
って言うか、誰だ、こんなに薪入れたの。
乾燥大地なので飛び火に気を使います。
火事にでもなったらえらいこっちゃ。
Aくん、張り切って次々に肉を焼いていきます。
『今、お義兄さんの焼いてますから!』
ん?
今、言葉を聞き違えてしまいましたね。
いやいや、冗談でも無いわー。
・・・
この日の記憶はこれ以上ありませんでした。
アンテロープキャニオンの記憶が肉に上書きされていく・・・
7日目へ続く
まだ時差に体が追従していない感じです。
さて、今日はまずモニュメント・バレーの日の出を見に行きます。
ホーガンの入り口にあった看板。
もともとナバホの言葉には文字が無いので、英語の当て字をしてますが、それでも日本人には難しい発音です。
「ヤ ッテー」は「こんにちは」ですね。
その後の言葉は忘れてしまいました。
家にようこそ・・・ だったような気もします。
適当なので信じないで下さい。
ウェインさんが迎えに来たので、寝床を片付けて出発の準備をします。
もうホーガンには戻ってきません。
多分、もう体験できないであろう夜でした。
朝焼けです。
ここから車でチョコチョコと写真を撮りながら、ジョン・フォードポイントの少し向こうまで移動します。
写真を撮るポイントで、ホテルを出発して別の車でやって来た父と母とも合流。
だんだん明るくなってきました。
ふと、ウェインさんが車を止めて写真を撮ってます。
なんと。
あまり綺麗では無いですが、奇跡の一枚が撮れました。
逆さビュート、逆さメサ。
まず、モニュメントバレーでは雨が降らない。
川も池もない。
砂漠に降る雨はすぐに蒸発する。
ですので、水溜まりも出来ない。
しかし今は冬で、しかも夜の間に降った雨のおかげで、道路に静かな水溜りが出来てました。
逆さに映るビュートやメサの写真なんて、撮れる条件が整う事は滅多に無いでしょう。
ガイドのウェインさんも、とても珍しいと言っていました。
さて、道を曲がります。
「private road」
の看板。
一般の人は立ち入れません。
入り込んで少し走ったら、ウェインさんが車を止めました。
ここがビューポイントとの事です。
後ろのMitchell Mesaには既に朝日が当たっています。
なんて素敵な朝日だろう。
Monument Valley - Spherical Image - RICOH THETA
何もない、赤い岩と荒野の真ん中で迎える日の出。
山で見るそれとはまた違う。
今回の旅、ホントに圧倒されっぱなし。。。
モニュメントバレーの赤い壁を、朝日がさらに赤く染め上げます。
ゆっくりと朝日を眺めた後は、昨日のウェルカムセンターまで移動し、朝食となります。
あぁ、久しぶりのあっさりした朝食。
嬉しい・・・
と思ったら、パンのようなケーキのようなクッキーのような…
激甘
濃い~。
もう、ブラックのコーヒーと共に一気に食します。
でも、フルーツは甘くて美味しかった!
こちらがモニュメントバレーの地図だそうですが、ウェインさん曰く、「ちょっと違う」だそうです。
確かに良く見るとポイントの名前が違うところがチラホラ。
ココでウェインさんに聞いた話。
もともとこの辺りはモニュメント・バレーとは言わずに、ナバホの地名があったそうです。
しかし、西欧人達が開拓にやってきて、ここを「モニュメント・バレー」と名付けたそうです。
色々な時代背景があり、元の名前は封印されてきましたが、ナバホネイションによるナバホの伝統を残す為に、その名前が復活し、ここにある小学校の名前はナバホの地名がつけられる事になったそうです。
『Tse'bii'nidzisgai』
日本語で発音するのはとても難しいです。
「セ ビ ンデスケ」と言ったら妹に笑われましたが、そんな感じです。
でも言葉の意味を聞いてとても感動しました。
『月と太陽が岩に反射する場所』
なるほど、表現力の勝利と言うか、モニュメント・バレーと言う名前よりしっくりきます。
ビューホテルから眺めただけですと、モニュメント・バレーで良いと思いますが、今回のように谷の奥まで入り、色々な造形を見てるとTse'bii'nidzisgaiという名前の素晴らしさが、よくわかります。
さぁ、そんなウェインさんともお別れの時間です。
ビューホテルまで戻りまして、ウェインさんは次のお仕事に向かわれました。
ホテルで父と母の部屋のチェックアウトを済ませました。
ちょっと部屋を覗かせてもらいましたが、これまた絶景。
部屋の窓から見える景色は一枚の絵葉書のようです。
目の前のビュートがダーンと見える。
これは、予約が取れない訳ですね。。。
さて、ホテルのお土産屋さんに寄ります。
ドリームキャッチャーなんかも並んでいましたが、正直綺麗に作られすぎています。
ホーガンに売ってたハンドメイドな感じのやつ、買っておけば良かったな・・・
値段もそんなに変わらなかったです。
と言うわけで、ここでは違う系統のお土産をゲットしました。
お土産屋さんの窓から見える景色がもう壮大。
開拓時代の絵画
よくこんな何もない時代に、幌馬車に家族を乗せて西へ西へと目指したものですね。
水があるかもわからない、食料があるかもわからない、夜は自然の動物達に怯え、昼は灼熱の大地である砂漠を乗り越える。
ナバホの精神も素晴らしいですが、入植者のパイオニア精神もまた素晴らしいです。
それでは、出発します。
さようなら、モニュメント・バレー
いや、Tse'bii'nidzisgai
またいつか。
モニュメント・バレーを出て少し走ると、何もない荒野に飛び出た形の山。
後で知りましたが、
『El Capitan』(エル キャピタン)と言う山です。
エルキャピタンと言えば、ヨセミテにある1000m近い一枚岩の絶壁で有名ですが、ここにもそんな名前の場所があるのですね。
スペイン語で「キャプテン 族長」と言う意味だそうです。
なるほど、酋長の飾り帽子っぽいですね。
この日は朝から運転。
息子は助手席。
私が被っているのは、先ほど買ったお土産です。
気に入ってます。うん、イケてる。
とは言うものの、やはり何もない荒野を延々と走ると、だんだん眠たくなります。
いくら何もない所好きの私でも、流石に眠くなる。
今回の旅で見た『何もない景色選手権』をやっても、間違いなくどこも優勝。
好きですよ、ハイ。
1時間ぐらい走っても、変わらぬ景色です。
運転を交代して、後ろの席で寝る事にしました。
ふと目が覚めると、なんだか大きな煙。
163号、160号、98号とモニュメントバレーから120マイル(200㎞)ほど走って来てます。
ページの街にある発電所だそうです。
この発電所、石炭火力を使った発電所だそうですが、煙を常に上げていて、かなり不評のようです。
だってこの煙、私が運転を変わる前なので子の街から100㎞手前から見えましたもん。
一枚上の写真、解像度が悪いのであれですけど、地平線、右側奥の方に白いモヤっとしたボールみたいに映ってるのがそれです。
そう、自然の景観を壊すとかで批判が集まっているそうです。
さて、ページの街についたらお昼御飯です。
『TACO BELL』と言う、メキシカンファーストフード店です。
タコスとか頂きます。
これまた美味しかったです。
私たちは一人一つのタコスでおなか一杯ですが、現地の方々は「コンボ」で一人3つぐらいペロリと平らげてしまします。
凄いなー。
注文する時も、店員さんが「それだけ?」みたいな顔をします。
さて、午後からはこの街で観光です。
ここの観光ポイント、息子はこの旅で一番楽しみにしていたそうです。
町中から、あのジープに乗せられて移動します。
雨が降ったら川になるっぽい砂地の谷を走り・・・
その一番奥にある場所。
着きました、アンテロープ・キャニオン。
自然の造形を守るために、1日に入れる人数が制限されていて、ツアーの予約もなかなか取れない所です。
と言っても、結構な人が入っていますが・・・
そうそう、このツアーに来てからようやくアジアの大陸系の人々を見るようになってきました。
旅の前半はアジア人には全く会う事はなかったんですけどね。
先日のモニュメントバレーの、ジョンフォードポイントで日本人を見たぐらいでした。
妹曰く、まだ中国の人は「ツアー」で行ける観光しかしないとの事でした。
有名どころにバスでゾロゾロやって来る。昔の日本人もそうでしたね。
でもやがて、踏み込んだ「旅」をする人も出てくるでしょう。
さて、それでは行きましょう。
砂地の川が一気に細くなり、鉄砲水が砂岩を削りこのような地形が出来たそうです。
幅数メートル、深さは十数メートル。
上部から差し込む光がなんとも幻想的です。
そうそうこう言うのテレビで見たやつ。
あまりに綺麗すぎて言葉が出ません。
一応、ホントに来た証拠として記念写真。
ハートの形に見えます。
今まで何人のインスタを飾って来た事でしょうか。
光の当たり方が、ちょうど天使の羽に見えるらしいです。
でも、そんな羽なんか無くても娘は私の天使です。
Antelope Canyon - Spherical Image - RICOH THETA
ここの写真が、ナショナル・ジオグラフィックの表紙を飾ったとか。
と言う事で、谷間を抜けてきました。
ここから押し寄せる水が一気に流れこみ、極細渓谷を作るのですね。
抜けてきましたけど、これからジープに戻るので、また来た谷を戻って行きます。
こりゃ、確かに入場制限しないと絶対にすれ違えないです。
娘、Aくんに抱っこされてご満悦のようです。
自然光だけなのに、この幻想的な雰囲気。
はぁ~・・・
溜息しか出ない綺麗な砂岩の造形・・・
良かった…
アンテロープキャニオン、実はアッパーとロワーの二か所あります。
今回訪れたのはアッパーですね。
ロワーはもう少し冒険的な感じらしいです。
かなり惹かれますが、また次の機会に。
このアンテロープキャニオン、発見されたのは最近という事になってますが、実際にはかなり昔からナバホの子供達の遊び場だったらしく
『Tse bighanilini』と言う名前があるそうです。意味は「水が岩を流れる場所」だそうです。
ナバホの地名は「~の場所」と言うネーミングが多いですね。
という事で、記念写真。
だんだん集合写真慣れしてきました。
ここが谷の入り口です。
モンスーンの時期に、鉄砲水がここから一気に噴き出すそうです。
ちなみに、観光客が来ている時に鉄砲水が流れ込み、大勢の人が亡くなる事故がかつてあったそうです。
今の時期は大丈夫ですけど。
さて、それではジープで帰ります。
雨が降ったら川になるこの砂地の谷、「ワジ」って言いましたっけ?
町中に戻ってもジープの後ろ。
「落ちるな危険」ですね。
日本だと今の法律では許されない乗り方です。
さて、今日の観光はこれでおしまいです。
今日はページの街に泊まりますが、ホテルではありません。
一般的なアメリカの家を体験しようという事で、一軒家を借りました。
まぁ、今日本で言うなれば「民泊」でしょうか。
普通の住宅地の一角、普通の家。
おぉ!リビング広い!
台処もカウンターキッチンになってて、なんともシャレオツな。
娘、あまりの広さに嬉しくなって走り回ってます。
娘がお父さん!と近づいて走ってきました。
『リモコンてんこ盛り!』
誰が回文を言えとw
なんにせよ、ご機嫌です。
これが一般的な家庭の広さだとは・・・
確かに、昔妹が高校生の時に留学していたオレゴンの家にも遊びに行ったことがありますが、広かったな・・・
庭にはBBQグリル付きのガーデン。
火もおこせます。
外でBBQしようかと思いましたが、寒いのでやっぱり中で。
という事で、夕ご飯の買い出し。
みんな大好きウォルマート。
今宵はAくんプレゼンツ
アメリカ肉の饗宴だそうです。
家に帰ったら外で火遊び。
焚火します。
って言うか、誰だ、こんなに薪入れたの。
乾燥大地なので飛び火に気を使います。
火事にでもなったらえらいこっちゃ。
Aくん、張り切って次々に肉を焼いていきます。
『今、お義兄さんの焼いてますから!』
ん?
今、言葉を聞き違えてしまいましたね。
いやいや、冗談でも無いわー。
・・・
この日の記憶はこれ以上ありませんでした。
アンテロープキャニオンの記憶が肉に上書きされていく・・・
7日目へ続く
2018年01月29日
Grand Circleの旅 Day5 グースネック モニュメントバレーへ
5日目
毎日毎日壮大な景色を見せられて、だんだん感覚がマヒし始めています。
凄いことが当たり前のような・・・
そんな朝。
おはようございます。
モアブは町中から、こんな赤い大地と壁が見えるんですね。
素敵な街です。
後から調べましたら、モアブの町の西側に広がる壁は、モアブ断層と言う大地のズレだそうです。
さて、車は昨日走って来た191号を戻り南下します。
ランドスケープアーチも見に行きたかったですが、これもまた次の機会を作って…
昨日と同じモンティセロの街で、同じスタンドで給油します。
この旅で初めて、同じ町を2回通ります。
隣に止めてあったGMCの車も相当デカいですけど、こちらのフォードもそれ以上に大きいです。
ハイエースのグランドキャビンより圧倒的に大きく、でもマイクロバス未満って感じです。
スタンドから出ていったトラクターヘッドを運ぶトラクター。
それでいいんだ、大分面白いです(笑
豪快ですね。
さて、来たときは街の東側から491号で来ましたが、ここからそのまま191号を南下します。
191号をひた走り、60マイルほど走ると道は163号に変わります。
やがて70マイルを越えたところで、本日最初の観光ポイントに曲がります。
Goosenecks State Park(グースネック州立公園)です。
国立公園と違って、結構扱いはぞんざいです。
パーク入り口の管理棟には誰もおらず、「ここにお金を払っといてね」的なものがあるだけです。
でも…
これですよ。
ガチョウの首とはよく言ったものです。
深く入り込んだ渓谷が大きく蛇行しています。
後日行きますが、似たようなもので有名な「ホースシューベント」とは違います。
なぜかと言うと、ホースシューベントは一つの蛇行しか見れませんが…
こちらはダブルどころかいくつもあります。
谷の深さも余裕で200m以上はありそうですね。
正直、ホースシューベントより壮大です。
ただ、色がグレー単色と言うのが、少しモノ悲しい感じがします。
こんなのが、国立公園になれずに州立公園でぞんざいに扱われてるとは…
日本だとなんでもかんでも世界遺産だなんだと登録しようとしますが、正直恥ずかしくなります。
確かに日本のそれらも素晴らしいですが、世界にはもっと凄いものがゴロゴロしてるのを知りました。
そういう、自分が知らなかった事がありすぎる、と言うのが恥ずかしいという意味です。
凄い。
一本の川がこんなに大地を削って蛇行するとは。
少し下に降りれるようなので、記念写真。
もう少し下まで降りれそうですが、危ない事は辞めておきます。
いぇー
ここでお昼御飯です。
そろそろ日本食が恋しくなってきたので、妹がロスで買ってきてくれていたカップラーメン。
安定の日清、サッポロ一番。
さらにアルファ米ですけど米も。
美味しかったー♪
どこまでも続くグースネック。
空から見れたら、凄いでしょうね~。
グースネック州立公園でした。
ちなみに、後から調べた所、このグースネックを上から見下ろすミュレィ・ポイントと言う所があるそうです。
ここから北に少し行った所からメサに上がり、見下ろすそうです。
すると、グースネックとモニュメントバレーを同時に見下ろすことが出来るとか・・・
これもまた”次の機会に”ですね。
さぁ、車を走らせます。
車窓に見える面白い石、メキシカン・ハットだそうです。
そのまんまですね。
さて、そこから南に163号をほんの少し走ると、次の観光ポイントへ。
おぉ。。。私はここが見たかった。。。
もう、ここに立てるだけで泣ける。
ここがどこなのかと言いますと、映画「フォレスト・ガンプ」の撮影ポイントです。
劇中、ジェニーが黙って家を出ていったショックから、ガンプは突然走り出しました。
理由を聞かれても「ただ走りたいから走ってるんだ」と言い、ひたすら何度も西へ東へアメリカ大陸を横断したあと・・・
あるとき突然
「I quit」
と言って走るのを辞めた場所。
それがココ、Forrest Gump Pointです。
A君、息子(笑
私もインスタで盛ります。
悩んで走り続け、この壮大な景色を見て、「自分の悩みなんか小さい」と思ったのかどうかは分からないですが、とにかくガンプはここで走るのを辞めて家に帰りました。
でも、ここに立てばなんとなく、なんとなくわかる気がします。
結構な数の車が、ここで止まっては皆写真を撮っていました。
さぁ、それでは今日の目的地は目の前に見えますね。
モニュメントバレーへ行きましょう。
不思議なビュートやメサの間を抜け、163号からビューホテル方面に曲がり、入場料を支払います。
ここで凄く面白い事が起こりました。
まぁ、言葉の壁のおかげで超値切って入場出来た訳です。
カミさん、やるやる。
ビューホテルに車を止め、ホテルの展望台に来ると…
うわー
これ、テレビで見たことあるやつ。
いや、あれだ。
西部劇。
駅馬車とか荒野の決闘とか、そういうやつ。
これですね。
出演していたジョン・ウェインと言う俳優さん。
監督のジョン・フォード氏の映画はほとんどこのモニュメント・バレーで撮影されたそうです。
カメラのフレームにに入りきらないので、こちらでどうぞ。
あと、ここで撮影された有名な映画と言えば、バック・トゥ・ザ・フューチャー3
デロリアンが西武時代に戻った際に、インディアンの大群に追われて洞穴に隠れるシーンがココです。
パノラマ写真の真ん中にある3つのビュートがありますが、右と真ん中のやつの間で撮影されたそうです。
あの時追いかけてきたインディアンのエキストラは、ナバホの方々だそうです。
さて、今日はこれからモニュメントバレーの中へ踏み込みます。
通常、モニュメントバレーへの観光をするときは、ラスベガスからのツアー等で来るので、セスナで来て1日で帰るパターンが多いのです。
そうすると、モニュメントバレーでの滞在時間は短く、入り口のビューホテルで景色を眺める。
都合が合えば、モニュメントバレーの少し中に入り、ジョン・フォード・ポイントまで行くという事らしいです。
実は、ジョン・フォードポイントまで行くというより、それより先に行けないと言うのが、正解です。
このモニュメント・バレーはナバホの聖地であり、ナバホの人しか入れない場所が殆どです。
さて、ここで少しお話。
そもそもこの旅の最初から出てくる『ナバホ』と言う人々はなんなのか。
これはアメリカに多数存在する先住民族、良く言うインディアンの部族の一つです。
細かい説明は省略しますが、昔からこの土地に住んでいた人達です。
彼らはこの枯れた大地を耕し、農耕・狩猟を主とした民族でした。
それゆえ争いを嫌い、他部族との抗争を避け、渓谷や砂漠、けして豊かとは言えない土壌で、この大地に生きてきました。
もちろん、戦闘好きなインディアンも存在しましたが、ナバホ族はかなり穏やかな人たちです。
しかし、アメリカと言う自由の国は、侵略の上に成り立った国です。
欧州から入植した人たちが東から西へ開拓を進め、インディアンを追い払い、果ては州知事の命でインディアンを絶滅させようと言うような時代もありました。
ナバホは西欧の入植が始まってから、迫害の日々を生きてきたのです。
しかし、現在のアメリカは人権を尊重し、個人を尊ぶ国へと変わり、ナバホの主権を復活する方向に変わりました。
私も今回の旅で初めて知ったのですが、アメリカ国内にはもう一つ国があります。
『ナバホ・ネイション』
と言う、ナバホの自治領が存在します。
ユタ州・アリゾナ州・ニューメキシコ州にまたがる領土を持ち、首都や法律、最高裁もあります。
ナバホ・ネイションで犯罪を犯すと、ナバホの法律により裁かれるとの事でした。
これによりナバホの人たちは特権を与え、守られ、またかつて彼らが住んでいた聖地は彼らに返され、ナバホ以外の人は入れない土地へと戻ったのです。
ナバホは主権を得るまでに戻りました。
と、かなり端折ってますが、ここまでに至るという感じです。
ですが、良い話ばかりでもありません。
特権を与え、生活するための補助金を与えた結果、勤労意欲を失い仕事になかなかつかない人が増えてしまったそうです。
ナバホの失業率は40%を越えるとか。
その他にも、良い話の影には闇の話もありますが、それはまた別のお話で。。。
キャニオンデシェイでも見てきましたが、基本的にはナバホの人達は今でも自然と共に生き、とてもスピリチュアルな生き方をしています。
自然と大地を生きることの一部としています。
知れば知るほど、興味深い人々です。
さて、それでは話を旅へ戻しましょう。
モニュメントバレーはナバホの聖地です。
ですので、立ち入りできる区域が制限されていますが、もちろんナバホの人と一緒であれば、立ち入ることが出来ます。
ナバホの人のツアーで、制限区域に入ることが出来ます。
日帰りモニュメントバレーではスケジュール的に大抵このツアーに参加することが出来ません。
今回私たちは、このモニュメントバレーに一泊します。
ナバホの伝統的な住居、ホーガンと言う土と木で出来た昔ながらの住居です。
もちろん、快適性とかそういうのは一切ありません。
こんな体験、なかなか出来ないですよね。
今回は、ナバホの”ウェイン”さんにモニュメントバレー内を案内してもらいます。
まずは先ほど紹介しました、ジョンフォードポイント。
一般的な観光ではここまで来れるので、お土産屋さんがあったり、写真の奥に映ってますが、馬に乗って記念写真を撮ることが出来ます。
息子、馬に乗る。
乗って写真を撮って、お金を払う。
ちゃんと観光業で生計を立てている人も居ますよ。
今回は居なかったですが、昔のインディアンの格好をして馬にまたがり颯爽と現れ、写真を撮るとお金をくれって言うナバホの人も居るらしいです。
商魂逞しく、良い事だと思います。
ジョンフォード監督の碑。
正直、この方の映画は私の世代の映画では無いので、私は殆ど知りません。
どこかで1シーンを見たことがある・・・
程度です。
こちら、スリーシスターズ。
海外文化では、岩が3つ人のように立って見えると、大体「スリーシスターズ」と名前が付くそうです。
なんでやろ?
確かに世界中にありますよね。
ちなみに、あの細くなっている岩は、Spire(スパイア)と呼ぶそうです。
ですので、メサ→ビュート→スパイアの順に小さく細くなり、やがて無くなるそうです。
スリーシスターズの右側の大きなメサは、Mitchell Mesaと言って、あの上を歩くツアーもあるそうです。
Google Mapをよーく見ると、登り口までわかります(^^)
このあたりのメサやビュートのトップには、ナバホの子供達しか行けない遊び場があるという話を聞きました。
小さい岩の隙間を縫って這い上がり、上へと登る道がちょこちょことあるのだとか。
場所によっては、岩の浸食によりできた天然のプールがあったり、子供達にはたまらない遊び場があるとの事です。
夕方になると、ホーガンに居る親が大声で子供達を呼び、夕ご飯の時間だと子供たちはいそいそと降りてきて、一時間ぐらいで家に帰るのだそうです。
そしてこの遊び場は、大人になると行けなくなるのだとか。
大人になると、こぜまい岩の間に入れなくなり、行けなくなってしまうのだそうです。
それもまた、凄い話ですよね。
子供達だけの冒険島。
素晴らしいです。
もう、周りを見ても赤い岩、岩、岩。
こんなところがあるんですね・・・
パノラマはこちら。
さて、ここから先はナバホのツアーじゃないと入れない区域に行きます。
『Private road』
と書かれた看板から車で入り込みます。
ホーリークロスと言われている、巨大な十字架だそうです。
他にも、アパッチの有名な酋長「ジェロニモ」に見える壁とか、なんか色々あった気がします。
そして、こちらはThe Hubと呼ばれるモニュメントバレーでは小さな山。
Hubとは車輪の中心で、ここはモニュメントバレーの中心にあたり、ナバホの人はホーガンの中心、fire placeに見立てて聖地としていたとの事です。
さて、こちらがホーガン。
ナバホの伝統的な住居です。
ここはお土産屋さんのような所で、中には手作りの装飾品が売られていました。
写真を撮り損ねましたが、ナバホの織物はかなり高価で取引されるらしく、ちょっとしたものでもかなりいい値段でした。
ここで、ホーガンの説明を色々聞きました。
ホーガンは木と土で作られた住居で、中心にはfire placeと言う釜土と言うか、薪ストーブがあります。
薪ストーブの天井部はそのまま煙突が上に立ち、屋根はありません。
雨が降ったらどうするの?
と聞いたら、「雨を感じます」との事でした。
なんともスピリチュアルな回答です。
そして、ホーガンの中でのルールとして、fire placeを中心に必ず時計回りに歩くのだと。
何かを取りに行くにしても、逆回りをしてはいけません。
さて、このホーガンでは実際に糸を紡ぎ、手作業で織物をしているナバホの女性が居ました。
チップを支払うと、紙の長い女性はナバホの伝統的な髪型に結ってくれるとの事でした。
娘がやってみると言いますので、お願いすることにしました。
と言うか、髪の長い人は娘しかいない。
後で写真載せます。
さて、ホーガンを後にして、モニュメントバレーを回ります。
こちらはBig Hoganと呼ばれる、天井に大きな穴が開いた天然のホーガン…
どうやったらこんな形に岩が浸食するのでしょう。
遥か昔は、ここに何家族ものナバホの人が住んでいたと言う話もあります。
このBig Hoganの壁に寝そべり、目を閉じます。
ガイドのウェインさんがナバホの伝統的な歌を太鼓を叩きながら歌います。
あー、ホントにインディアンの歌です。
「歓迎の歌」
だそうで、ナバホの人は客人を迎える時に歌う歌を、それぞれが別々に自分専用の歌を持っているそうです。
Big Hoganの壁が程よいホールとなり、響く歌声がなんとも心地よかったです。
素敵な場所ですね。
さて次はこちら。
『Ear of the Wind』
風の耳と言う場所です
耳の形をしているからかな?
モニュメント・バレーと言われるのは、このような自然の造形がいたる所にあるからなんですね。
入り口で見たビュートだけでは無く、踏み込んだこの場所が自然の美術館のようになってます。
息子が張り付いて登っているのがわかりますか?
かなり大きなアーチです。
さて、この後も赤い岩や壁を眺めながら、最初のビューホテルへと戻りました。
ちなみに、本日Hoganに泊まるのは私の家族と妹夫婦の6人だけ。
父と母は流石にアウトドア慣れしていないので、こちらのビューホテルに泊まります。
このビューホテル、なかなか予約取れないんですよ。
最近できたばかりのホテルで、モニュメントバレーを一望できる超展望地に建てられました。
経営しているのはスペイン人だそうです。
なぜスペインの人がナバホの聖地にホテルを建てる事が出来たのかと言うと、ナバホの人と結婚し、ここの人になったからです。
そして、このホテルを建てたことにより周辺のナバホの人はこのホテルで働く事が出来るようになり、このあたりの90%ぐらいのナバホの人が、このホテルで働いているとの事でした。
雇用も生み出したのですね。
伝統的なインディアンの像を眺める娘。
これが、さっき結ってもらった髪型です。
違和感無いですね。
娘、かなり気に入ってました。
さて、今日の夕ご飯はウェルカムセンターでナバホタコです。
ナバホタコと聞いた瞬間に、キャニオンデシェイで食べたごっついのが脳裏をよぎりましたが。。。
あ、よかった。
もう少しあっさりしてました。
自分でトッピングを選べるので、好きなものだけ食べられます。
私、サルサソースが好きなのでこのタコも美味しくいただけました。
食事の後はナバホの伝統舞踊を鑑賞します。
本来このツアーはホーガンの前で行うのですが、さすがにこの時期は冬で寒いので、ウェルカムセンター内での開催となりました。
しかし、踊り手も凄いですけど、歌い手も凄いです。
声量のある歌声には痺れました。
昼間にウェインさんの歌を聞いた時もゾクっとしましたが、こちらの歌に太鼓に笛に、心の奥に響くものがありました。
食事の後は再びモニュメントバレーへ戻り、ホーガンへ行きます。
今日泊まるホーガンは、先ほどのお土産屋さん。
ホントにここで寝るんだ。
こちらがホーガンの中。
かなり明るく撮れてますが、もちろん電気は無いです。
Goproにてシャッターを20秒間開いて撮りました。
砂地の上にブルーシートを敷き、その上にマットと寝袋。
テントのように過ごします。
ホーガンの中心のfire place、薪ストーブがあり、その上の天井はそのまま空へ。
中を移動するときはこのfire placeを中心に時計回りに歩きます。
ストーブの煙突が曲がってるように見えますが、Goproの広角レンズのせいで曲がっているように見えるだけです。
と言うか、お土産屋さんなのにこの無造作に商品を置きっぱなしなのですが・・・
盗まれるとか思わないのでしょうか・・・?
でも、おかげでじっくりと見ることが出来ました。
ホテルや観光ポイントにあるような土産物と違い、ここにあるものは全て手作り感があり、ホントにここの人が作ってるのかな?と思いました。
ちょっと欲しかったですね。
ゆっくりしてましたら、薪ストーブから「チン チン」と音がし始めました。
最初はなんの音だろう?と思ったら、なんと雨が降ってきていました。
これまた運がいい。
モニュメントバレーに雨が降ることは滅多に無いんですよ。
ですので、みんな恵みの雨が大好きです。
何も音が無い静寂のホーガンの中で雨がストーブに当たり蒸発する音を、ただ聞く。
なんとも言えない、気持ちの良い音です。
家の中なのに雨がわかる。
これが先ほど言ってた、
「雨を感じる」
と言うやつでしょうか。
日本で言うところの、わび・さびの「さび」にあたるのかな?
さて、寝る前にトイレに行ったりとしましたが、これまたトイレがなんとも開放的でダイナミック。
荒野のど真ん中、扉なんてありません。
明るければ、立派なメサやビュートを眺めながら・・・
そして、雨だーと思ってたら、それはやがて雪に変わりました。
すごい、雪のモニュメントバレーなんて、そうそう体験できない!
静寂に包まれた、静かな、静かな夜を過ごしました。
モニュメント・バレーのど真ん中で一夜を過ごす。
こんな体験、もう出来ないだろうな・・・
お休みなさい!
・・・
と、寝たのは良いのですが、早く寝た事もあり、夜中にふと目が覚めました。
少し寒い。
もそもそと起きて時計回りに歩き、薪ストーブを覗きます。
殆ど燃えてしまってました。
煙突が長いので、ロケットストーブのように勢いよく燃えるようです。
こまめに薪をくべないといけないようですね。
皆が寝てるので、静かに薪を投入し、少しホーガンの外に出てみました。
外は既に雪も雨もやみ、星空が見えていました。
あぁ、これは凄い。
高山に初めて来た時に感動したのは、まず空気が綺麗。
水道の水が飲める、そして夜空が綺麗、でした。
特に星空は凄く、街で見る事が出来ない星々を、ずっと眺めていたりもしました。
それを越える星の数。
そりゃそうです。半径何十マイル単位で街の明かりも無いのです。
月明かりが残念ですが、それなのにこれは凄い。
どうにかしてこの星空を写真に撮りたいのですが、携帯のカメラなんぞでは・・・
カメラに詳しくもないので、良いカメラも持ってないですし。
そうだ、Gopro
これでどうだろう。
試行錯誤しながら、
シャッターを30秒開いて・・・
おぉ、撮れる。。。
私の中でこの夜最高傑作。
The Hogan under the starry sky.
このブログにあげる都合上、画素数をかなり落としているのであんまり映りは良くないようにみえますが、オリジナルサイズのファイルはかなり凄いです。
でも容量喰うから上げられません。
しばらくは写真を撮りまくっていました。
30秒かかる写真を30枚以上撮ったとき、気が付けば1時間近く経っていることに気づき、Hoganに戻りました。
でも、これ以降も、1時間おきには目が覚めて、薪ストーブと薪をくべ続けました。
こんな夜も、素敵ですね。
こちらが、今回泊ったHoganでした。
さぁ、明日はどんな一日が待っているかな?
毎日毎日壮大な景色を見せられて、だんだん感覚がマヒし始めています。
凄いことが当たり前のような・・・
そんな朝。
おはようございます。
モアブは町中から、こんな赤い大地と壁が見えるんですね。
素敵な街です。
後から調べましたら、モアブの町の西側に広がる壁は、モアブ断層と言う大地のズレだそうです。
さて、車は昨日走って来た191号を戻り南下します。
ランドスケープアーチも見に行きたかったですが、これもまた次の機会を作って…
昨日と同じモンティセロの街で、同じスタンドで給油します。
この旅で初めて、同じ町を2回通ります。
隣に止めてあったGMCの車も相当デカいですけど、こちらのフォードもそれ以上に大きいです。
ハイエースのグランドキャビンより圧倒的に大きく、でもマイクロバス未満って感じです。
スタンドから出ていったトラクターヘッドを運ぶトラクター。
それでいいんだ、大分面白いです(笑
豪快ですね。
さて、来たときは街の東側から491号で来ましたが、ここからそのまま191号を南下します。
191号をひた走り、60マイルほど走ると道は163号に変わります。
やがて70マイルを越えたところで、本日最初の観光ポイントに曲がります。
Goosenecks State Park(グースネック州立公園)です。
国立公園と違って、結構扱いはぞんざいです。
パーク入り口の管理棟には誰もおらず、「ここにお金を払っといてね」的なものがあるだけです。
でも…
これですよ。
ガチョウの首とはよく言ったものです。
深く入り込んだ渓谷が大きく蛇行しています。
後日行きますが、似たようなもので有名な「ホースシューベント」とは違います。
なぜかと言うと、ホースシューベントは一つの蛇行しか見れませんが…
こちらはダブルどころかいくつもあります。
谷の深さも余裕で200m以上はありそうですね。
正直、ホースシューベントより壮大です。
ただ、色がグレー単色と言うのが、少しモノ悲しい感じがします。
こんなのが、国立公園になれずに州立公園でぞんざいに扱われてるとは…
日本だとなんでもかんでも世界遺産だなんだと登録しようとしますが、正直恥ずかしくなります。
確かに日本のそれらも素晴らしいですが、世界にはもっと凄いものがゴロゴロしてるのを知りました。
そういう、自分が知らなかった事がありすぎる、と言うのが恥ずかしいという意味です。
凄い。
一本の川がこんなに大地を削って蛇行するとは。
少し下に降りれるようなので、記念写真。
もう少し下まで降りれそうですが、危ない事は辞めておきます。
いぇー
ここでお昼御飯です。
そろそろ日本食が恋しくなってきたので、妹がロスで買ってきてくれていたカップラーメン。
安定の日清、サッポロ一番。
さらにアルファ米ですけど米も。
美味しかったー♪
どこまでも続くグースネック。
空から見れたら、凄いでしょうね~。
グースネック州立公園でした。
Gooseneck State Park #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
ちなみに、後から調べた所、このグースネックを上から見下ろすミュレィ・ポイントと言う所があるそうです。
ここから北に少し行った所からメサに上がり、見下ろすそうです。
すると、グースネックとモニュメントバレーを同時に見下ろすことが出来るとか・・・
これもまた”次の機会に”ですね。
さぁ、車を走らせます。
車窓に見える面白い石、メキシカン・ハットだそうです。
そのまんまですね。
さて、そこから南に163号をほんの少し走ると、次の観光ポイントへ。
おぉ。。。私はここが見たかった。。。
もう、ここに立てるだけで泣ける。
ここがどこなのかと言いますと、映画「フォレスト・ガンプ」の撮影ポイントです。
劇中、ジェニーが黙って家を出ていったショックから、ガンプは突然走り出しました。
理由を聞かれても「ただ走りたいから走ってるんだ」と言い、ひたすら何度も西へ東へアメリカ大陸を横断したあと・・・
あるとき突然
「I quit」
と言って走るのを辞めた場所。
それがココ、Forrest Gump Pointです。
A君、息子(笑
私もインスタで盛ります。
悩んで走り続け、この壮大な景色を見て、「自分の悩みなんか小さい」と思ったのかどうかは分からないですが、とにかくガンプはここで走るのを辞めて家に帰りました。
でも、ここに立てばなんとなく、なんとなくわかる気がします。
結構な数の車が、ここで止まっては皆写真を撮っていました。
さぁ、それでは今日の目的地は目の前に見えますね。
モニュメントバレーへ行きましょう。
不思議なビュートやメサの間を抜け、163号からビューホテル方面に曲がり、入場料を支払います。
ここで凄く面白い事が起こりました。
まぁ、言葉の壁のおかげで超値切って入場出来た訳です。
カミさん、やるやる。
ビューホテルに車を止め、ホテルの展望台に来ると…
うわー
これ、テレビで見たことあるやつ。
いや、あれだ。
西部劇。
駅馬車とか荒野の決闘とか、そういうやつ。
これですね。
出演していたジョン・ウェインと言う俳優さん。
監督のジョン・フォード氏の映画はほとんどこのモニュメント・バレーで撮影されたそうです。
カメラのフレームにに入りきらないので、こちらでどうぞ。
あと、ここで撮影された有名な映画と言えば、バック・トゥ・ザ・フューチャー3
デロリアンが西武時代に戻った際に、インディアンの大群に追われて洞穴に隠れるシーンがココです。
パノラマ写真の真ん中にある3つのビュートがありますが、右と真ん中のやつの間で撮影されたそうです。
あの時追いかけてきたインディアンのエキストラは、ナバホの方々だそうです。
さて、今日はこれからモニュメントバレーの中へ踏み込みます。
通常、モニュメントバレーへの観光をするときは、ラスベガスからのツアー等で来るので、セスナで来て1日で帰るパターンが多いのです。
そうすると、モニュメントバレーでの滞在時間は短く、入り口のビューホテルで景色を眺める。
都合が合えば、モニュメントバレーの少し中に入り、ジョン・フォード・ポイントまで行くという事らしいです。
実は、ジョン・フォードポイントまで行くというより、それより先に行けないと言うのが、正解です。
このモニュメント・バレーはナバホの聖地であり、ナバホの人しか入れない場所が殆どです。
さて、ここで少しお話。
そもそもこの旅の最初から出てくる『ナバホ』と言う人々はなんなのか。
これはアメリカに多数存在する先住民族、良く言うインディアンの部族の一つです。
細かい説明は省略しますが、昔からこの土地に住んでいた人達です。
彼らはこの枯れた大地を耕し、農耕・狩猟を主とした民族でした。
それゆえ争いを嫌い、他部族との抗争を避け、渓谷や砂漠、けして豊かとは言えない土壌で、この大地に生きてきました。
もちろん、戦闘好きなインディアンも存在しましたが、ナバホ族はかなり穏やかな人たちです。
しかし、アメリカと言う自由の国は、侵略の上に成り立った国です。
欧州から入植した人たちが東から西へ開拓を進め、インディアンを追い払い、果ては州知事の命でインディアンを絶滅させようと言うような時代もありました。
ナバホは西欧の入植が始まってから、迫害の日々を生きてきたのです。
しかし、現在のアメリカは人権を尊重し、個人を尊ぶ国へと変わり、ナバホの主権を復活する方向に変わりました。
私も今回の旅で初めて知ったのですが、アメリカ国内にはもう一つ国があります。
『ナバホ・ネイション』
と言う、ナバホの自治領が存在します。
ユタ州・アリゾナ州・ニューメキシコ州にまたがる領土を持ち、首都や法律、最高裁もあります。
ナバホ・ネイションで犯罪を犯すと、ナバホの法律により裁かれるとの事でした。
これによりナバホの人たちは特権を与え、守られ、またかつて彼らが住んでいた聖地は彼らに返され、ナバホ以外の人は入れない土地へと戻ったのです。
ナバホは主権を得るまでに戻りました。
と、かなり端折ってますが、ここまでに至るという感じです。
ですが、良い話ばかりでもありません。
特権を与え、生活するための補助金を与えた結果、勤労意欲を失い仕事になかなかつかない人が増えてしまったそうです。
ナバホの失業率は40%を越えるとか。
その他にも、良い話の影には闇の話もありますが、それはまた別のお話で。。。
キャニオンデシェイでも見てきましたが、基本的にはナバホの人達は今でも自然と共に生き、とてもスピリチュアルな生き方をしています。
自然と大地を生きることの一部としています。
知れば知るほど、興味深い人々です。
さて、それでは話を旅へ戻しましょう。
モニュメントバレーはナバホの聖地です。
ですので、立ち入りできる区域が制限されていますが、もちろんナバホの人と一緒であれば、立ち入ることが出来ます。
ナバホの人のツアーで、制限区域に入ることが出来ます。
日帰りモニュメントバレーではスケジュール的に大抵このツアーに参加することが出来ません。
今回私たちは、このモニュメントバレーに一泊します。
ナバホの伝統的な住居、ホーガンと言う土と木で出来た昔ながらの住居です。
もちろん、快適性とかそういうのは一切ありません。
こんな体験、なかなか出来ないですよね。
今回は、ナバホの”ウェイン”さんにモニュメントバレー内を案内してもらいます。
まずは先ほど紹介しました、ジョンフォードポイント。
一般的な観光ではここまで来れるので、お土産屋さんがあったり、写真の奥に映ってますが、馬に乗って記念写真を撮ることが出来ます。
息子、馬に乗る。
乗って写真を撮って、お金を払う。
ちゃんと観光業で生計を立てている人も居ますよ。
今回は居なかったですが、昔のインディアンの格好をして馬にまたがり颯爽と現れ、写真を撮るとお金をくれって言うナバホの人も居るらしいです。
商魂逞しく、良い事だと思います。
ジョンフォード監督の碑。
正直、この方の映画は私の世代の映画では無いので、私は殆ど知りません。
どこかで1シーンを見たことがある・・・
程度です。
こちら、スリーシスターズ。
海外文化では、岩が3つ人のように立って見えると、大体「スリーシスターズ」と名前が付くそうです。
なんでやろ?
確かに世界中にありますよね。
ちなみに、あの細くなっている岩は、Spire(スパイア)と呼ぶそうです。
ですので、メサ→ビュート→スパイアの順に小さく細くなり、やがて無くなるそうです。
スリーシスターズの右側の大きなメサは、Mitchell Mesaと言って、あの上を歩くツアーもあるそうです。
Google Mapをよーく見ると、登り口までわかります(^^)
このあたりのメサやビュートのトップには、ナバホの子供達しか行けない遊び場があるという話を聞きました。
小さい岩の隙間を縫って這い上がり、上へと登る道がちょこちょことあるのだとか。
場所によっては、岩の浸食によりできた天然のプールがあったり、子供達にはたまらない遊び場があるとの事です。
夕方になると、ホーガンに居る親が大声で子供達を呼び、夕ご飯の時間だと子供たちはいそいそと降りてきて、一時間ぐらいで家に帰るのだそうです。
そしてこの遊び場は、大人になると行けなくなるのだとか。
大人になると、こぜまい岩の間に入れなくなり、行けなくなってしまうのだそうです。
それもまた、凄い話ですよね。
子供達だけの冒険島。
素晴らしいです。
Monument Valley - Spherical Image - RICOH THETA
もう、周りを見ても赤い岩、岩、岩。
こんなところがあるんですね・・・
パノラマはこちら。
さて、ここから先はナバホのツアーじゃないと入れない区域に行きます。
『Private road』
と書かれた看板から車で入り込みます。
ホーリークロスと言われている、巨大な十字架だそうです。
他にも、アパッチの有名な酋長「ジェロニモ」に見える壁とか、なんか色々あった気がします。
そして、こちらはThe Hubと呼ばれるモニュメントバレーでは小さな山。
Hubとは車輪の中心で、ここはモニュメントバレーの中心にあたり、ナバホの人はホーガンの中心、fire placeに見立てて聖地としていたとの事です。
さて、こちらがホーガン。
ナバホの伝統的な住居です。
ここはお土産屋さんのような所で、中には手作りの装飾品が売られていました。
写真を撮り損ねましたが、ナバホの織物はかなり高価で取引されるらしく、ちょっとしたものでもかなりいい値段でした。
ここで、ホーガンの説明を色々聞きました。
ホーガンは木と土で作られた住居で、中心にはfire placeと言う釜土と言うか、薪ストーブがあります。
薪ストーブの天井部はそのまま煙突が上に立ち、屋根はありません。
雨が降ったらどうするの?
と聞いたら、「雨を感じます」との事でした。
なんともスピリチュアルな回答です。
そして、ホーガンの中でのルールとして、fire placeを中心に必ず時計回りに歩くのだと。
何かを取りに行くにしても、逆回りをしてはいけません。
さて、このホーガンでは実際に糸を紡ぎ、手作業で織物をしているナバホの女性が居ました。
チップを支払うと、紙の長い女性はナバホの伝統的な髪型に結ってくれるとの事でした。
娘がやってみると言いますので、お願いすることにしました。
と言うか、髪の長い人は娘しかいない。
後で写真載せます。
さて、ホーガンを後にして、モニュメントバレーを回ります。
こちらはBig Hoganと呼ばれる、天井に大きな穴が開いた天然のホーガン…
どうやったらこんな形に岩が浸食するのでしょう。
遥か昔は、ここに何家族ものナバホの人が住んでいたと言う話もあります。
Big Hogan #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
このBig Hoganの壁に寝そべり、目を閉じます。
ガイドのウェインさんがナバホの伝統的な歌を太鼓を叩きながら歌います。
あー、ホントにインディアンの歌です。
「歓迎の歌」
だそうで、ナバホの人は客人を迎える時に歌う歌を、それぞれが別々に自分専用の歌を持っているそうです。
Big Hoganの壁が程よいホールとなり、響く歌声がなんとも心地よかったです。
素敵な場所ですね。
さて次はこちら。
『Ear of the Wind』
風の耳と言う場所です
耳の形をしているからかな?
モニュメント・バレーと言われるのは、このような自然の造形がいたる所にあるからなんですね。
入り口で見たビュートだけでは無く、踏み込んだこの場所が自然の美術館のようになってます。
息子が張り付いて登っているのがわかりますか?
かなり大きなアーチです。
さて、この後も赤い岩や壁を眺めながら、最初のビューホテルへと戻りました。
ちなみに、本日Hoganに泊まるのは私の家族と妹夫婦の6人だけ。
父と母は流石にアウトドア慣れしていないので、こちらのビューホテルに泊まります。
このビューホテル、なかなか予約取れないんですよ。
最近できたばかりのホテルで、モニュメントバレーを一望できる超展望地に建てられました。
経営しているのはスペイン人だそうです。
なぜスペインの人がナバホの聖地にホテルを建てる事が出来たのかと言うと、ナバホの人と結婚し、ここの人になったからです。
そして、このホテルを建てたことにより周辺のナバホの人はこのホテルで働く事が出来るようになり、このあたりの90%ぐらいのナバホの人が、このホテルで働いているとの事でした。
雇用も生み出したのですね。
伝統的なインディアンの像を眺める娘。
これが、さっき結ってもらった髪型です。
違和感無いですね。
娘、かなり気に入ってました。
さて、今日の夕ご飯はウェルカムセンターでナバホタコです。
ナバホタコと聞いた瞬間に、キャニオンデシェイで食べたごっついのが脳裏をよぎりましたが。。。
あ、よかった。
もう少しあっさりしてました。
自分でトッピングを選べるので、好きなものだけ食べられます。
私、サルサソースが好きなのでこのタコも美味しくいただけました。
食事の後はナバホの伝統舞踊を鑑賞します。
本来このツアーはホーガンの前で行うのですが、さすがにこの時期は冬で寒いので、ウェルカムセンター内での開催となりました。
しかし、踊り手も凄いですけど、歌い手も凄いです。
声量のある歌声には痺れました。
昼間にウェインさんの歌を聞いた時もゾクっとしましたが、こちらの歌に太鼓に笛に、心の奥に響くものがありました。
食事の後は再びモニュメントバレーへ戻り、ホーガンへ行きます。
今日泊まるホーガンは、先ほどのお土産屋さん。
ホントにここで寝るんだ。
こちらがホーガンの中。
かなり明るく撮れてますが、もちろん電気は無いです。
Goproにてシャッターを20秒間開いて撮りました。
砂地の上にブルーシートを敷き、その上にマットと寝袋。
テントのように過ごします。
ホーガンの中心のfire place、薪ストーブがあり、その上の天井はそのまま空へ。
中を移動するときはこのfire placeを中心に時計回りに歩きます。
ストーブの煙突が曲がってるように見えますが、Goproの広角レンズのせいで曲がっているように見えるだけです。
と言うか、お土産屋さんなのにこの無造作に商品を置きっぱなしなのですが・・・
盗まれるとか思わないのでしょうか・・・?
でも、おかげでじっくりと見ることが出来ました。
ホテルや観光ポイントにあるような土産物と違い、ここにあるものは全て手作り感があり、ホントにここの人が作ってるのかな?と思いました。
ちょっと欲しかったですね。
ゆっくりしてましたら、薪ストーブから「チン チン」と音がし始めました。
最初はなんの音だろう?と思ったら、なんと雨が降ってきていました。
これまた運がいい。
モニュメントバレーに雨が降ることは滅多に無いんですよ。
ですので、みんな恵みの雨が大好きです。
何も音が無い静寂のホーガンの中で雨がストーブに当たり蒸発する音を、ただ聞く。
なんとも言えない、気持ちの良い音です。
家の中なのに雨がわかる。
これが先ほど言ってた、
「雨を感じる」
と言うやつでしょうか。
日本で言うところの、わび・さびの「さび」にあたるのかな?
さて、寝る前にトイレに行ったりとしましたが、これまたトイレがなんとも開放的でダイナミック。
荒野のど真ん中、扉なんてありません。
明るければ、立派なメサやビュートを眺めながら・・・
そして、雨だーと思ってたら、それはやがて雪に変わりました。
すごい、雪のモニュメントバレーなんて、そうそう体験できない!
静寂に包まれた、静かな、静かな夜を過ごしました。
モニュメント・バレーのど真ん中で一夜を過ごす。
こんな体験、もう出来ないだろうな・・・
お休みなさい!
・・・
と、寝たのは良いのですが、早く寝た事もあり、夜中にふと目が覚めました。
少し寒い。
もそもそと起きて時計回りに歩き、薪ストーブを覗きます。
殆ど燃えてしまってました。
煙突が長いので、ロケットストーブのように勢いよく燃えるようです。
こまめに薪をくべないといけないようですね。
皆が寝てるので、静かに薪を投入し、少しホーガンの外に出てみました。
外は既に雪も雨もやみ、星空が見えていました。
あぁ、これは凄い。
高山に初めて来た時に感動したのは、まず空気が綺麗。
水道の水が飲める、そして夜空が綺麗、でした。
特に星空は凄く、街で見る事が出来ない星々を、ずっと眺めていたりもしました。
それを越える星の数。
そりゃそうです。半径何十マイル単位で街の明かりも無いのです。
月明かりが残念ですが、それなのにこれは凄い。
どうにかしてこの星空を写真に撮りたいのですが、携帯のカメラなんぞでは・・・
カメラに詳しくもないので、良いカメラも持ってないですし。
そうだ、Gopro
これでどうだろう。
試行錯誤しながら、
シャッターを30秒開いて・・・
おぉ、撮れる。。。
私の中でこの夜最高傑作。
The Hogan under the starry sky.
このブログにあげる都合上、画素数をかなり落としているのであんまり映りは良くないようにみえますが、オリジナルサイズのファイルはかなり凄いです。
でも容量喰うから上げられません。
しばらくは写真を撮りまくっていました。
30秒かかる写真を30枚以上撮ったとき、気が付けば1時間近く経っていることに気づき、Hoganに戻りました。
でも、これ以降も、1時間おきには目が覚めて、薪ストーブと薪をくべ続けました。
こんな夜も、素敵ですね。
こちらが、今回泊ったHoganでした。
さぁ、明日はどんな一日が待っているかな?
2018年01月26日
Grand Circleの旅 Day4 Second half デリケート・アーチへ
デリケートアーチはアーチーズ国立公園の看板アーチ。
と言うよりも、あまりに美しい造形のため、ここ、ユタ州の車のナンバーになるほどのシンボルです。
そしてそのデリケートアーチで夕日を見るのが、至高の時間なのだとか。
往復5㎞、所要時間2時間ほど。
今回の旅は一歩踏み込んだ旅です。
ただの観光なら車で見れるところを回ったおしまいですが、車を降りて奥まで踏み込みます。
ハイヒールやサンダルだけで歩けるところへ行く事は、旅とは言えないと思います。
私と息子、妹夫婦の4人で行くことにします。
夏は炎天下の岩場歩きで、暑さと戦い水が大量に要るそうです。
冬は暑くは無いのですが、一か所北側部分に積雪があると危険なポイントがあります。
ですので、今回は冬のトレッキング装備にアイゼンを持参してきました。
さすがに父と母、カミさんと娘は行けません。
ですので、そちらはカミさんの運転でデリケートアーチが見える対岸のビューポイントから見てもらうことにします。
まずは平坦な道を行きます。
日の当たる部分は雪が解けていますが…
やがてアップダウンが出てくると、日陰部分は雪。
と言うよりも、人が歩いたことによりツルンツルンのアイスです。
何も無いのにちょっと危険です。
まもなく日が沈みます。
夕日が綺麗ですね~
少し歩くと大きな一枚岩に出ます。
ここからこの岩の登りになります。
踏み跡も特になく、自由に歩けるようです。
たまに「Trail」の看板があるので、見逃してはいけません。
一枚岩を登るAくんと息子。
夕日が綺麗…
そして、なんだか超ハイペースの妹。
汗だくで登っているので少しペースダウンさせます。
この低い気温で汗は不味いです、後で体温も体力も奪われてしまいます。
ようやく岩のトップ付近にきました。
ここまで来れば、あとは横移動のようなもんです。
左へ行きます。
岩のモニュメントが綺麗な造形をしています。
積層の一つ一つが美しいですね。
左隅に身長180㎝を越えるA君が立ってます。
見慣れてきているはずなのに、まだまだ大きな造形に圧倒されます。
さて、ここからが冬のデリケートアーチの核心部です。
北側斜面で雪が溶け残り、踏まれて踏まれてアイスになっています。
アーチまでこんな感じの道が続きますが、徐々に左側は切れ落ちていきます。
あれ、滑り落ちたらアウトな所です、要注意。
滑り止めがあると良いでしょう。
ここで妹が
「お願い、置いて行っていいから先に行って、日が沈んじゃう。
あれを越えたらアーチがみえるから、夕日のアーチに間に合って!」
そっか、夕日のアーチを私たちに見せたくて、焦って歩いていたのですね。
ここからペースを上げます。
ここ、一番危険です。
なんとか登りは滑り止めなしで行けましたが、我々は雪国の人間だからです。
慣れていなければ、チェーンスパイク必至です。
息子は走って行って今いましたが・・・
そして、写真の角を曲がった瞬間…
あぁ、アーチだ。
なんて綺麗なアーチ…
ザックを置いてカメラを持って、不安定な斜面を走ります。
アーチの中に沈む夕日が撮れた。
ギリギリアーチに入ってます♪
日が沈む直前に、なんとか息子と一緒に記念写真が撮れました、間に合った。
妹も追い付き、やがて日は落ちていきました。
夏ほどでは無いものの、まわりにはやはりアーチの夕日を見るために結構な人が来ています。
こちらがグーグル先生作成のパノラマです。
アーチの向こうは崖ですが、さらに対岸の崖があります。
車組はあっちから見ているはずです。
カミさんも娘も、デリケートアーチ、見れたかな?
と思ってたのですが、後から聞いた話では私たちが撮影の為に岩の上に立ったり動き回っていたのを、向こうから見ていたらしいです。
見えてたんだ(^^;
こちら、アーチの右側。
夏はこの斜面にびっちり人が入るそうです。
結構な斜度だけど…
そして、アーチの裏側。
これから何万年後かわからないですが、アーチが形成されるであろう形になっている所が数か所ありますね。
しばらく、じっと眺めていました。
ホントに、山へ登ったりなんだり、自然の中を歩き回り大抵の美しい景色を見て来たつもりではありますが、この日ここで見た夕日に勝るものは見たことがありませんでした。
まだまだ世界には美しい景色が沢山ある。
あまりの美しさに自然と涙が溢れていました。
世界、広い。自分、小さい。
ありがとう、デリケート・アーチ
さぁ、名残惜しいですが帰ることにします。
危険なポイントは真っ暗になる前に通過しないとですね。
全員ヘッデン装備で帰り始めます。
一番まずいポイント。
ちなみに、下りは流石に危険なので、妹夫婦はチェーンスパイクを装備しました。
息子、冬用トレッキングブーツなのでそのまま。
私、そのまま。
なんとか、危険ポイント通過…
と思ったところで、息子が滑り右側に落ちかけました。
そして私も滑って落ちかけました。
油断は禁物です、ちゃんとアイゼンつければ良かった。。。
まぁ、なんとか通過です。
ですが、日が落ちた瞬間、ホントにまわりは真っ暗になりました。
さらに一気に気温も下がり始めます、さすが砂漠。
そして、少し困った事に先ほどの一枚岩の所で少し迷いました。
岩の上だと踏み跡もなく、自分がどこを歩いているのかわからなくなってしまいました。
気が付けば一つ隣の岩尾根を降りていたり、多分登りと違う道を歩いているのがわかります。
まぁ、そんな時の為にGPSを持ってきていたので、真っ暗な中GPSを頼りに歩きました。
でも、そんな時に二人のカップルとすれ違いました。
かなり軽装なうえ、ライトも携帯の明かりで歩いています。
いくら自己責任の国とは言え、少し無謀すぎます。
妹が、多分「やめた方がいい」と言ったと思うのですが、そのまま行ってしまいした。
今から行っても何も見えないだろうな~。
と言うか、あの危険ポイントを通過できるかどうか。
ようやく一枚岩エリアを抜けて道をテクテク歩いてきまして、駐車場へと歩きます。
遠くに駐車場の車の明かりが見えています。
来るときは思わなかったですが、平坦な所は結構長かったんですね。
しばらくして振り返ると、遠く岩の上で小さな明かりがこっちへ向かっているのが見えました。
自己判断で戻って来てますね、良かった。
と言う事で、無事に駐車場に到着しました。
良かった、デリケートアーチ、ホントに良かった。
この日見た夕日も、一生忘れないでしょう。
さて、今日の観光を終わらせた後の車の中で妹に聞いた話。
今回訪れたデリケート・アーチ。
ここアーチーズ国立公園には、もう一つ代表的なアーチがあります。
それがこちらのランドスケープ・アーチ
と言うアーチです。
約100mにも及ぶアメリカ国内最大の大きなアーチですが、一番薄い部分は数メートルしかなく、今にも崩れそうなアーチなんです。
実際に崩落の危険があるので、アーチの下への立ち入りは禁止されています。
さぁ、この今にも崩れそうなアーチ。
先ほどのデリケート・アーチとこのランドスケープ・アーチ、デリケートに見えるのはどちらでしょうか?
そう、ランドスケープ・アーチです。
ちなみに、Landscape(ランドスケープ)は『風景』と訳します。
直感的に、名前が逆ですよね。
そうなんです、この国立公園が出来たときに、公園が誤って名前を入れ替えて登録してしまい、そのまま今に至る…
と言う話なんです。
信じるか信じないかは、あなた次第です(笑
今回、ランドスケープアーチも行ってみたかったのですが…
さすがに積雪により危険があるとの事で、今回は見送りました。
単独、もしくは息子と二人なら行けたなー。
アイゼンだけじゃなくて、ロープ、ハーネスも全部持ってきてたのに。
まぁ、『次の機会』を作らなければですね。
この旅の計画段階では、多分もう二度と行くことは無いだろうと思っていましたが、既に次の機会を考えるようになってきました。
1回では見切れない!
と言う事で、車を走らせて夕ご飯はモアブの街の中華料理屋さんへ来ました。
普通に美味しい中華料理屋さんでした。
写真撮り忘れた…
日本から来たと言ったら、わざわざ店内の音楽を日本語の歌に変えてくれたり。
正確には、日本の歌を中国の人が歌っている音楽でしたが…
それでも、気持ちが嬉しいですよね。
そして久しぶりのサッポロビール。
飲んでみましたがちょっと違う…
多分、現地生産品でしょうか?
日本の、キーンと冷えたドライが恋しくなってきていました。
毎日お腹いっぱいですが、今日は流石にニクニクしてなかったのでちょっとすっきり。
後はホテルでいつものように…
バタンQでした。
今回の旅ではここが一番の奥地です。
これからサークルに沿って戻り方向に別の場所を見て回ります。
日程的にも、距離的にも折り返し地点ですね。
さぁ、明日はどんな景色がまってるでしょうか?
5日目へ続く
と言うよりも、あまりに美しい造形のため、ここ、ユタ州の車のナンバーになるほどのシンボルです。
そしてそのデリケートアーチで夕日を見るのが、至高の時間なのだとか。
往復5㎞、所要時間2時間ほど。
今回の旅は一歩踏み込んだ旅です。
ただの観光なら車で見れるところを回ったおしまいですが、車を降りて奥まで踏み込みます。
ハイヒールやサンダルだけで歩けるところへ行く事は、旅とは言えないと思います。
私と息子、妹夫婦の4人で行くことにします。
夏は炎天下の岩場歩きで、暑さと戦い水が大量に要るそうです。
冬は暑くは無いのですが、一か所北側部分に積雪があると危険なポイントがあります。
ですので、今回は冬のトレッキング装備にアイゼンを持参してきました。
さすがに父と母、カミさんと娘は行けません。
ですので、そちらはカミさんの運転でデリケートアーチが見える対岸のビューポイントから見てもらうことにします。
まずは平坦な道を行きます。
日の当たる部分は雪が解けていますが…
やがてアップダウンが出てくると、日陰部分は雪。
と言うよりも、人が歩いたことによりツルンツルンのアイスです。
何も無いのにちょっと危険です。
まもなく日が沈みます。
夕日が綺麗ですね~
少し歩くと大きな一枚岩に出ます。
ここからこの岩の登りになります。
踏み跡も特になく、自由に歩けるようです。
たまに「Trail」の看板があるので、見逃してはいけません。
一枚岩を登るAくんと息子。
夕日が綺麗…
そして、なんだか超ハイペースの妹。
汗だくで登っているので少しペースダウンさせます。
この低い気温で汗は不味いです、後で体温も体力も奪われてしまいます。
ようやく岩のトップ付近にきました。
ここまで来れば、あとは横移動のようなもんです。
左へ行きます。
岩のモニュメントが綺麗な造形をしています。
積層の一つ一つが美しいですね。
左隅に身長180㎝を越えるA君が立ってます。
見慣れてきているはずなのに、まだまだ大きな造形に圧倒されます。
さて、ここからが冬のデリケートアーチの核心部です。
北側斜面で雪が溶け残り、踏まれて踏まれてアイスになっています。
アーチまでこんな感じの道が続きますが、徐々に左側は切れ落ちていきます。
あれ、滑り落ちたらアウトな所です、要注意。
滑り止めがあると良いでしょう。
ここで妹が
「お願い、置いて行っていいから先に行って、日が沈んじゃう。
あれを越えたらアーチがみえるから、夕日のアーチに間に合って!」
そっか、夕日のアーチを私たちに見せたくて、焦って歩いていたのですね。
ここからペースを上げます。
ここ、一番危険です。
なんとか登りは滑り止めなしで行けましたが、我々は雪国の人間だからです。
慣れていなければ、チェーンスパイク必至です。
息子は走って行って今いましたが・・・
そして、写真の角を曲がった瞬間…
あぁ、アーチだ。
なんて綺麗なアーチ…
ザックを置いてカメラを持って、不安定な斜面を走ります。
アーチの中に沈む夕日が撮れた。
ギリギリアーチに入ってます♪
日が沈む直前に、なんとか息子と一緒に記念写真が撮れました、間に合った。
妹も追い付き、やがて日は落ちていきました。
夏ほどでは無いものの、まわりにはやはりアーチの夕日を見るために結構な人が来ています。
こちらがグーグル先生作成のパノラマです。
アーチの向こうは崖ですが、さらに対岸の崖があります。
車組はあっちから見ているはずです。
カミさんも娘も、デリケートアーチ、見れたかな?
と思ってたのですが、後から聞いた話では私たちが撮影の為に岩の上に立ったり動き回っていたのを、向こうから見ていたらしいです。
見えてたんだ(^^;
こちら、アーチの右側。
夏はこの斜面にびっちり人が入るそうです。
結構な斜度だけど…
そして、アーチの裏側。
これから何万年後かわからないですが、アーチが形成されるであろう形になっている所が数か所ありますね。
しばらく、じっと眺めていました。
ホントに、山へ登ったりなんだり、自然の中を歩き回り大抵の美しい景色を見て来たつもりではありますが、この日ここで見た夕日に勝るものは見たことがありませんでした。
まだまだ世界には美しい景色が沢山ある。
あまりの美しさに自然と涙が溢れていました。
世界、広い。自分、小さい。
ありがとう、デリケート・アーチ
さぁ、名残惜しいですが帰ることにします。
危険なポイントは真っ暗になる前に通過しないとですね。
全員ヘッデン装備で帰り始めます。
一番まずいポイント。
ちなみに、下りは流石に危険なので、妹夫婦はチェーンスパイクを装備しました。
息子、冬用トレッキングブーツなのでそのまま。
私、そのまま。
なんとか、危険ポイント通過…
と思ったところで、息子が滑り右側に落ちかけました。
そして私も滑って落ちかけました。
油断は禁物です、ちゃんとアイゼンつければ良かった。。。
まぁ、なんとか通過です。
ですが、日が落ちた瞬間、ホントにまわりは真っ暗になりました。
さらに一気に気温も下がり始めます、さすが砂漠。
そして、少し困った事に先ほどの一枚岩の所で少し迷いました。
岩の上だと踏み跡もなく、自分がどこを歩いているのかわからなくなってしまいました。
気が付けば一つ隣の岩尾根を降りていたり、多分登りと違う道を歩いているのがわかります。
まぁ、そんな時の為にGPSを持ってきていたので、真っ暗な中GPSを頼りに歩きました。
でも、そんな時に二人のカップルとすれ違いました。
かなり軽装なうえ、ライトも携帯の明かりで歩いています。
いくら自己責任の国とは言え、少し無謀すぎます。
妹が、多分「やめた方がいい」と言ったと思うのですが、そのまま行ってしまいした。
今から行っても何も見えないだろうな~。
と言うか、あの危険ポイントを通過できるかどうか。
ようやく一枚岩エリアを抜けて道をテクテク歩いてきまして、駐車場へと歩きます。
遠くに駐車場の車の明かりが見えています。
来るときは思わなかったですが、平坦な所は結構長かったんですね。
しばらくして振り返ると、遠く岩の上で小さな明かりがこっちへ向かっているのが見えました。
自己判断で戻って来てますね、良かった。
と言う事で、無事に駐車場に到着しました。
良かった、デリケートアーチ、ホントに良かった。
この日見た夕日も、一生忘れないでしょう。
さて、今日の観光を終わらせた後の車の中で妹に聞いた話。
今回訪れたデリケート・アーチ。
ここアーチーズ国立公園には、もう一つ代表的なアーチがあります。
それがこちらのランドスケープ・アーチ
と言うアーチです。
約100mにも及ぶアメリカ国内最大の大きなアーチですが、一番薄い部分は数メートルしかなく、今にも崩れそうなアーチなんです。
実際に崩落の危険があるので、アーチの下への立ち入りは禁止されています。
さぁ、この今にも崩れそうなアーチ。
先ほどのデリケート・アーチとこのランドスケープ・アーチ、デリケートに見えるのはどちらでしょうか?
そう、ランドスケープ・アーチです。
ちなみに、Landscape(ランドスケープ)は『風景』と訳します。
直感的に、名前が逆ですよね。
そうなんです、この国立公園が出来たときに、公園が誤って名前を入れ替えて登録してしまい、そのまま今に至る…
と言う話なんです。
信じるか信じないかは、あなた次第です(笑
今回、ランドスケープアーチも行ってみたかったのですが…
さすがに積雪により危険があるとの事で、今回は見送りました。
単独、もしくは息子と二人なら行けたなー。
アイゼンだけじゃなくて、ロープ、ハーネスも全部持ってきてたのに。
まぁ、『次の機会』を作らなければですね。
この旅の計画段階では、多分もう二度と行くことは無いだろうと思っていましたが、既に次の機会を考えるようになってきました。
1回では見切れない!
と言う事で、車を走らせて夕ご飯はモアブの街の中華料理屋さんへ来ました。
普通に美味しい中華料理屋さんでした。
写真撮り忘れた…
日本から来たと言ったら、わざわざ店内の音楽を日本語の歌に変えてくれたり。
正確には、日本の歌を中国の人が歌っている音楽でしたが…
それでも、気持ちが嬉しいですよね。
そして久しぶりのサッポロビール。
飲んでみましたがちょっと違う…
多分、現地生産品でしょうか?
日本の、キーンと冷えたドライが恋しくなってきていました。
毎日お腹いっぱいですが、今日は流石にニクニクしてなかったのでちょっとすっきり。
後はホテルでいつものように…
バタンQでした。
今回の旅ではここが一番の奥地です。
これからサークルに沿って戻り方向に別の場所を見て回ります。
日程的にも、距離的にも折り返し地点ですね。
さぁ、明日はどんな景色がまってるでしょうか?
5日目へ続く
2018年01月25日
Grand Circleの旅 Day4 First half フォーコーナー アーチーズ国立公園
4日目
今日は移動が長いです。
一気にグランドサークルの奥地まで行きます。
朝7時前にはホテルをチェックアウト、出発します。
Chinleの街から州道191号を北上し、まだまだ北を目指します。
もう街はずれと言うか、街中からずっと直線道路。
まっすぐ地平線へ向かって走ります。
道は2回ほど交差点を曲がりながら191号を行きますが、やがて、左に曲がるところを直進160号へと東に進むころ…
大地は赤い色へと変わり始めてきました。
そして160号を少し進み、Chinleの街から100マイルほど走ったあたりで今日最初の観光ポイントです。
Four Corners Monument(フォー・コーナー・モニュメント)です。
ここはとてもマニアックな場所で、4つの州の境界線が交差する所です。
何もない砂漠地帯のど真ん中にあります。
日本の県とは違い、アメリカの州は一つの国のように大きく統治力があります。
そんなものが4つ重なる場所は、アメリカ広しと言えども、50州のうち4つの州が交差する点はここだけです。
このど真ん中が交点です。
ここでの流行り事は、4つの州の全部に体をつけて
4州またがる事です。
一応、家族一人づつ記念写真を撮りましたが、妹の携帯で撮ったのでそれは後回し。
とりあえず、家族4人で州をまたいでみます。
息子ユタ州、私コロラド州、娘ニューメキシコ州、カミさん、アリゾナ州に居ます。
そんなに凄い事なの?と言われると確かに大したこと無いような気もしますが…
まずこの4州は大体それぞれ同じ面積ぐらいの広さです。
で、アリゾナ州の広さはと言うと、大体日本の80%ぐらいの面積があります。
つまり日本の面積の2.4倍ほどの広さのピンポイントに立っていると考えると、感慨深いものがある訳です。
この直径15センチのほどの埋め込まれたモニュメント。
ここがそのピンポイント、フォー・コーナー・モニュメントです。
まぁ、確かにアメリカ人は喜びますけど、海外からくる観光客はそんなに寄るところでは無いでしょうね。
私は好きですけど♪
さて、再び車を走らせます。
まだまだ北上します。
もうフェニックスの街から大分北上してきているので、外気温もかなり低いです。
州道160号から491号へ、コーテーズの街を抜けている頃、私は夢の中でした。
そして、気が付けばMonticello(モンティセロ)の街へ到着です。
ここで再び191号へと戻ります。
この交差点のガソリンスタンドで給油し、北上します。
アメリカは、街と街の距離が北海道以上に遠いので、この砂漠地帯を走る時は燃料がハーフを切ったら満タンにするのが鉄則です。
万一ガス欠になり砂漠のど真ん中に取り残されてしまった時、水が無ければそれは死を意味する訳です。
怖いですよね。
さて、ここからさらに北上し、今回の旅としてもグランドサークルとしても最奥地へと車を進めます。
運転はカミさんに交代です。
ちなみに、今回借りているレンタカーは15人乗りです。
アメリカでは普通免許で運転出来るのですが…
ジュネーブ条約で締結されている国際免許の基準では、日本の普通免許だと海外では8人乗りまでしか運転できません。
この車を運転するには、日本の大型免許が要る訳ですね。
義弟A君も、仕事で都内から大型の〇〇車と言う特殊な車に乗って全国へ行く仕事をしているので、もちろん大型免許があります。
私は一種でとれる免許はもうありません。
カミさん、一種では大型自動二輪以外全部持っていたりします。
なかなかウチのファミリー、強いです。
そして、運転する気満々だった普通免許の妹が運転できないという(笑
さて、191号を北上していましたら、道沿いに面白い形の岩。
岩と言っても大きいです、高さはゆうに100mは越えそう。
近くに行ってみてみたかったのですが、柵がしてあり私有地のようです。
こんなに面白い岩が観光名所にもならずに、ただの私有地とは…
恐るべしアメリカです。
そして、景色はだんだんと赤い積層壁が残る大地へと変わってきました。
雪もあります。かなり北上してきたので、気温も低いですね。
車窓からも高い山が見えています。
このあたりの山はロッキー山脈南端にかかり始めています。
写真に写っている山も、4000m級の山なので、富士山よりも高い山なんです。
さて、今日泊まる街、Moab(モアブ)へと到着しました。
朝から車を走らせて、長かった…
普通にナンバーのついたバギー。
あれはどこのメーカーだろう?
ちなみに、アメリカホンダでもSXSと言うカテゴリーで売ってますね。
日本だと林業の人が重宝しそうです。
さて、お昼ご飯です。
今日はピザハット。
アメリカのピザハットはファミレスのようになってて、中で食事が出来ます。
日本には無い、Personal(パーソナル)サイズと言うのがあります。
鉄板サイズの4ピース、これおひとり様に丁度いいです。
ただ、地元の方はもっと大きいのをモリモリ食べてましたね…
息子、初めてのおつかい。
じいちゃんのコーヒーを頼みに果敢にアタックしてみましたが…
『ごめんね、ウチの店にはコーヒーマシンが無いんだ!』
とまさかの回答。
キョトンとした息子の前に妹が慌てて出て回答しました、初めてのお使いならず。
さて、ご飯のあとは今日の観光へ。
Arches National Park(アーチーズ国立公園)へやってきました。
グランドサークルを代表する、と言うかアメリカの国立公園としても代表的な所です。
大小2000ほどの、岩で出来たアーチが公園内に点在します。
公園と言っても約300平方キロメートルほどの面積があります。
大体琵琶湖の半分ほどの広さですね。
ですので、車で移動してビューポイントを見たり、トレイルを歩いて見に行くといった感じです。
公園入口で車単位の入場料を払い、まずはビジターセンターへ行き情報を得ます。
12月末にドカッと雪が降ったらしく、ここは砂漠で気温も低いので溶け残っているそうです。
デリケートアーチへの道は積雪があるもようです。
下調べ通り、アイゼンが要りそうですね。
それでは行きましょう。
ビジターセンターから車を走らせて一段上の大地に上がった瞬間、もうそこは別世界でした。
なんて言うんでしょう、もう言葉にならない程の景色。
眼前にそびえたつ巨大な赤い壁。
この一つ人つが長い時をかけて浸食により形成された自然の造形美です。
この写真の場所は手前の看板のように、かつてここにはこんな形のアーチがあったと考えられています。
車を少しはしらせてはビューポイントで止まり、それぞれ写真を撮ったり、眺めたり。
遠くの方にも、赤い奇岩がそびえ立っています。
左から2番目の岩。
落ちそうで落ちない、バランスロックです。
あとで別の角度から紹介します。
この岩とダブルアーチは、インディージョーンズの映画の撮影に使われ、実際に出てくる景色です。
さて、少し歩くことにします。
アーチが密集している所で車を止めました。
もう目の前に見えているアーチが凄い。。。
まずはTurret Archへ。
まぁよくこんなものが自然に出来たこと。
見上げるアーチが不思議でなりません。
さらに向かいにある、North Window と South Windowへ。
左がノース、右がサウスです。
サウスウィンドウです。
デカいですね~。もう、そんな陳腐な言葉しか出てこない。
今度はノースウィンドウ。
人の大きさから、アーチの大きさが分かりますでしょうか?
アーチの根本、息子が立ってます。
下に居ると、上から岩が落ちてきそうで怖いです。
まぁ、いつかは崩落するでしょうね。
今から千年後か一万年後かはわからないですが。
流れる時のスケールも想像できません。
いったん駐車場まで戻り、今度は反対側のトレイルへ向かいます。
Double Archです。
ここも、インディージョーンズの失われたアークで撮影に使われているとか。
ごめんなさい、どのシーンかはわからないです。
うわぁ、この段階でなにかおかしいのが見える…
先ほど見たアーチよりもひと際大きいアーチが二本かかってますね、これは凄い。
この辺りには、これからアーチになるであろう岩の空洞がチラホラとあったり、何億年もかけて出来上がるアーチの歴史を見る事ができます。
んー!何度も無駄に写真を撮ってしまいます!
この圧倒感、しっかりと心に刻んでおきましょう。
子供達も今は分からなくていいから、大人になった時に
「こんな所に行ったことがある」
ってことぐらい、覚えておいてね。
さて、車まで戻って移動です。
先ほどのバランスロック。
ここから見るとかなり絶妙に乗っかっているのがわかると思います。
この角度から見た映像が、インディージョーンズに使われいるのかな?
さらに車を走らせて~
時間も16時、頃合いです。
本日のメインイベント、デリケート・アーチを見に行きます。
見るためにはトレイルを行くのですが、この時期は少し難しいので、これから家族は2グループに分かれます。
トレイルを歩いて目の前に行くグループと、対岸の崖のビューポイントから見るグループです。
続きは、後半へ。
今日は移動が長いです。
一気にグランドサークルの奥地まで行きます。
朝7時前にはホテルをチェックアウト、出発します。
Chinleの街から州道191号を北上し、まだまだ北を目指します。
もう街はずれと言うか、街中からずっと直線道路。
まっすぐ地平線へ向かって走ります。
道は2回ほど交差点を曲がりながら191号を行きますが、やがて、左に曲がるところを直進160号へと東に進むころ…
大地は赤い色へと変わり始めてきました。
そして160号を少し進み、Chinleの街から100マイルほど走ったあたりで今日最初の観光ポイントです。
Four Corners Monument(フォー・コーナー・モニュメント)です。
ここはとてもマニアックな場所で、4つの州の境界線が交差する所です。
何もない砂漠地帯のど真ん中にあります。
日本の県とは違い、アメリカの州は一つの国のように大きく統治力があります。
そんなものが4つ重なる場所は、アメリカ広しと言えども、50州のうち4つの州が交差する点はここだけです。
このど真ん中が交点です。
ここでの流行り事は、4つの州の全部に体をつけて
4州またがる事です。
一応、家族一人づつ記念写真を撮りましたが、妹の携帯で撮ったのでそれは後回し。
とりあえず、家族4人で州をまたいでみます。
息子ユタ州、私コロラド州、娘ニューメキシコ州、カミさん、アリゾナ州に居ます。
そんなに凄い事なの?と言われると確かに大したこと無いような気もしますが…
まずこの4州は大体それぞれ同じ面積ぐらいの広さです。
で、アリゾナ州の広さはと言うと、大体日本の80%ぐらいの面積があります。
つまり日本の面積の2.4倍ほどの広さのピンポイントに立っていると考えると、感慨深いものがある訳です。
この直径15センチのほどの埋め込まれたモニュメント。
ここがそのピンポイント、フォー・コーナー・モニュメントです。
まぁ、確かにアメリカ人は喜びますけど、海外からくる観光客はそんなに寄るところでは無いでしょうね。
私は好きですけど♪
さて、再び車を走らせます。
まだまだ北上します。
もうフェニックスの街から大分北上してきているので、外気温もかなり低いです。
州道160号から491号へ、コーテーズの街を抜けている頃、私は夢の中でした。
そして、気が付けばMonticello(モンティセロ)の街へ到着です。
ここで再び191号へと戻ります。
この交差点のガソリンスタンドで給油し、北上します。
アメリカは、街と街の距離が北海道以上に遠いので、この砂漠地帯を走る時は燃料がハーフを切ったら満タンにするのが鉄則です。
万一ガス欠になり砂漠のど真ん中に取り残されてしまった時、水が無ければそれは死を意味する訳です。
怖いですよね。
さて、ここからさらに北上し、今回の旅としてもグランドサークルとしても最奥地へと車を進めます。
運転はカミさんに交代です。
ちなみに、今回借りているレンタカーは15人乗りです。
アメリカでは普通免許で運転出来るのですが…
ジュネーブ条約で締結されている国際免許の基準では、日本の普通免許だと海外では8人乗りまでしか運転できません。
この車を運転するには、日本の大型免許が要る訳ですね。
義弟A君も、仕事で都内から大型の〇〇車と言う特殊な車に乗って全国へ行く仕事をしているので、もちろん大型免許があります。
私は一種でとれる免許はもうありません。
カミさん、一種では大型自動二輪以外全部持っていたりします。
なかなかウチのファミリー、強いです。
そして、運転する気満々だった普通免許の妹が運転できないという(笑
さて、191号を北上していましたら、道沿いに面白い形の岩。
岩と言っても大きいです、高さはゆうに100mは越えそう。
近くに行ってみてみたかったのですが、柵がしてあり私有地のようです。
こんなに面白い岩が観光名所にもならずに、ただの私有地とは…
恐るべしアメリカです。
そして、景色はだんだんと赤い積層壁が残る大地へと変わってきました。
雪もあります。かなり北上してきたので、気温も低いですね。
車窓からも高い山が見えています。
このあたりの山はロッキー山脈南端にかかり始めています。
写真に写っている山も、4000m級の山なので、富士山よりも高い山なんです。
さて、今日泊まる街、Moab(モアブ)へと到着しました。
朝から車を走らせて、長かった…
普通にナンバーのついたバギー。
あれはどこのメーカーだろう?
ちなみに、アメリカホンダでもSXSと言うカテゴリーで売ってますね。
日本だと林業の人が重宝しそうです。
さて、お昼ご飯です。
今日はピザハット。
アメリカのピザハットはファミレスのようになってて、中で食事が出来ます。
日本には無い、Personal(パーソナル)サイズと言うのがあります。
鉄板サイズの4ピース、これおひとり様に丁度いいです。
ただ、地元の方はもっと大きいのをモリモリ食べてましたね…
息子、初めてのおつかい。
じいちゃんのコーヒーを頼みに果敢にアタックしてみましたが…
『ごめんね、ウチの店にはコーヒーマシンが無いんだ!』
とまさかの回答。
キョトンとした息子の前に妹が慌てて出て回答しました、初めてのお使いならず。
さて、ご飯のあとは今日の観光へ。
Arches National Park(アーチーズ国立公園)へやってきました。
グランドサークルを代表する、と言うかアメリカの国立公園としても代表的な所です。
大小2000ほどの、岩で出来たアーチが公園内に点在します。
公園と言っても約300平方キロメートルほどの面積があります。
大体琵琶湖の半分ほどの広さですね。
ですので、車で移動してビューポイントを見たり、トレイルを歩いて見に行くといった感じです。
公園入口で車単位の入場料を払い、まずはビジターセンターへ行き情報を得ます。
12月末にドカッと雪が降ったらしく、ここは砂漠で気温も低いので溶け残っているそうです。
デリケートアーチへの道は積雪があるもようです。
下調べ通り、アイゼンが要りそうですね。
それでは行きましょう。
ビジターセンターから車を走らせて一段上の大地に上がった瞬間、もうそこは別世界でした。
なんて言うんでしょう、もう言葉にならない程の景色。
眼前にそびえたつ巨大な赤い壁。
この一つ人つが長い時をかけて浸食により形成された自然の造形美です。
この写真の場所は手前の看板のように、かつてここにはこんな形のアーチがあったと考えられています。
車を少しはしらせてはビューポイントで止まり、それぞれ写真を撮ったり、眺めたり。
遠くの方にも、赤い奇岩がそびえ立っています。
左から2番目の岩。
落ちそうで落ちない、バランスロックです。
あとで別の角度から紹介します。
この岩とダブルアーチは、インディージョーンズの映画の撮影に使われ、実際に出てくる景色です。
さて、少し歩くことにします。
アーチが密集している所で車を止めました。
もう目の前に見えているアーチが凄い。。。
まずはTurret Archへ。
まぁよくこんなものが自然に出来たこと。
見上げるアーチが不思議でなりません。
さらに向かいにある、North Window と South Windowへ。
左がノース、右がサウスです。
サウスウィンドウです。
デカいですね~。もう、そんな陳腐な言葉しか出てこない。
今度はノースウィンドウ。
人の大きさから、アーチの大きさが分かりますでしょうか?
アーチの根本、息子が立ってます。
下に居ると、上から岩が落ちてきそうで怖いです。
まぁ、いつかは崩落するでしょうね。
今から千年後か一万年後かはわからないですが。
流れる時のスケールも想像できません。
いったん駐車場まで戻り、今度は反対側のトレイルへ向かいます。
Double Archです。
ここも、インディージョーンズの失われたアークで撮影に使われているとか。
ごめんなさい、どのシーンかはわからないです。
うわぁ、この段階でなにかおかしいのが見える…
先ほど見たアーチよりもひと際大きいアーチが二本かかってますね、これは凄い。
この辺りには、これからアーチになるであろう岩の空洞がチラホラとあったり、何億年もかけて出来上がるアーチの歴史を見る事ができます。
んー!何度も無駄に写真を撮ってしまいます!
この圧倒感、しっかりと心に刻んでおきましょう。
子供達も今は分からなくていいから、大人になった時に
「こんな所に行ったことがある」
ってことぐらい、覚えておいてね。
さて、車まで戻って移動です。
先ほどのバランスロック。
ここから見るとかなり絶妙に乗っかっているのがわかると思います。
この角度から見た映像が、インディージョーンズに使われいるのかな?
さらに車を走らせて~
時間も16時、頃合いです。
本日のメインイベント、デリケート・アーチを見に行きます。
見るためにはトレイルを行くのですが、この時期は少し難しいので、これから家族は2グループに分かれます。
トレイルを歩いて目の前に行くグループと、対岸の崖のビューポイントから見るグループです。
続きは、後半へ。
2018年01月23日
Grand Circleの旅 Day3 メテオクレーター キャニオンデシェイ
3日目
朝ホテルをチェックアウトして、車を走らせます。
今日は東へ、北へ190マイル、300㎞ほど移動します。
この道はI40
IはInterstate Highway
州間ハイウェイです。
アメリカの国道・州道の数字は、偶数が東西に走っている道で奇数が南北を走る道だそうで、数字を聞けばどっちに向かう道か簡単に分かるようになっていると、妹に教わりました。
なるほどね、合理的。
I-40、アメリカ初の荒野のハイウェイです。
ただただ地平線に向かってまっすぐ…
そしてこの道は、かつての大陸横断道路、Route66に代わって作られた道で、車の移動を楽にするために直線的に作られた道です。
おかげで、脇道となってしまったRoute66沿いにあった街は人が減り、寂れ、人は減り、今は道すら残っていない所もあるとの事でした。
そう、映画「カーズ」の舞台となったのはまさにここ。
マックがカリフォルニアに向かっている時に居眠りしてしまい、マックイーンを置き去りにしてしまうのが、ここI40です。
ラジエータ・スプリングは架空の街ですが、実際に寂れてしまったRoute66沿いの街のいくつかは、まさにあんな感じらしいです。
さぁ、フラッグスタッフから40㎞ほど所でI40を一旦外れて南下します。
なんにも無い!
何も無い所好きな私、お願いして車を止めてもらいました。
凄い、360°の地平線。
景色を遮る建物無し、車だけ。
だから、寒い(笑
昔ツーリングライダーだった時代に北海道ツーリングが大好きで、長い長い直線道路に感動したり、天塩から稚内に走るオロロン街道で先の方に地平線が見えるとか、凄く感動していた景色を・・・一気に置き去りにしてしまう広大さ。
なーんも無い!
アメリカ、デカい!
この壮大さを伝えられるカメラは、このリコーの全天球カメラだけです。
持ってて良かった。
何もない鑑賞を家族に付き合わせてしまったので、移動します。
さらに南に5㎞ほど。
ここは何かと言いますと…
メテオクレーターです。
かつて隕石が落下してできたクレーターですね。
別名、「バリンジャー・クレーター」と言います。
この何もない一帯には実はすさまじい数(約800)の火山がありまして(活動しているもの、していないもの含)、かつての入植時代にはここは火山跡だと思われていたらしいです。
説明は…下のwikiで(^^;
バリンジャー・クレーター
と言うわけです。
ただ、wikiの説明に捕捉をしますと、バリンジャー氏はここがクレーターであると生涯をかけて証明しようとしましたが、結局彼が生きている間にはそれは世間に認知されませんでした。
彼が没後に、別の研究者が研究結果を裏付けて、ようやくここがクレーターであると世間が認めたと言うお話です。
それなのに、先住民族のナバホ族の伝承では、ここは「かつて石が大地に触れた場所」と、言い伝えがあったようです。
アメリカの先住民族のナバホやホピ、アパッチの人々は、文字も持たないのに地球の理を良く知っています。
不思議ですよね。
話を旅に戻します。
この荒涼とした岩のクレーターはNASAが目をつけまして、アポロ計画の時代に月面訓練の為の施設があった事でも有名です。
この写真に映っているのは、司令船のコマンドモジュールのテストカプセルです。
実際に訓練で使っていたカプセルとか?
かつてマーキュリー計画から始まった有人宇宙船の計画からアポロ計画へ。
フォン・ブラウン博士が作ったサターンロケットで月を目指した…
パイオニア精神は大地を離れ宇宙まで。
むかーし小学生の頃に学校の図書館で読んだ本の記憶が蘇ります。
あの頃宇宙に思いを馳せて、ドキドキしながら読んだものです。
しばらくは、夜空を見上げると思い出しそうですね。
隕鉄。
激しく重そうです。
しかしこの隕鉄はここに落ちたものではありません、別の所から持ってきたものです。
でも、ベタベタ触り放題です。
本物かな?と疑ってしまいます(^^;
さて、それではクレーターを見に行きます。
あ、ダメ…
壮大すぎてフレームに収まらない…
そんな時のグーグル先生です。
パノラマにしてくれました。上のサムネをクリックしてください。
デカい。
言葉が出ない。
こうなると、このリム(外輪山)をぐるっと一周歩きたくなりますが、今は人の侵入は制限されています。
昔は行けたとか。
クレーターの底には、バリンジャー氏が採掘した穴の跡や、アポロの訓練で使用された跡とかありました。
双眼鏡で見ると、そこにアメリカの旗が立っていたりします。
Aくんと娘は肉眼で見えるそうで、目がいいな~。
ちょっとピンボケですみません。
さて、リムを歩くためには、ここの主催する「リム・ツアー」に参加しなければなりません。
少しだけリムを歩けます。
ガイドさんが一生賢明何かを説明しながらリムを歩くのですが、かなり難しい話をしているようで、妹も専門用語が多くて良くわからないとの事でした。
でも、身振り手振りで話してくれるので、なんとなく隕石が落ちて来た時の事や、地層がめくれ上がってこの色の石が表層に出てきているとか、そんな感じの事は理解できました。
ここがアポロの訓練時の詰め所だそうで。
ここからクレーター内に降りて訓練してたとか。
そこから見るクレーターです。
娘、分からない英語の説明に飽き飽きしています。
まぁ、仕方ないですね。
さぁ、最後に写真。
建物ののぞき窓から見える景色が、一枚の絵画のようで素敵です。
メテオクレータでした。
さぁ、移動します。
I40を東へ走ります。
途中、大陸横断貨物鉄道を追い抜きます。
100両以上あるので追い抜くのに10分ほどかかったり(笑
規模が違う。
Winslow(ウィンズロー)の街へやってきました。
この街は、I40が逆に街の外を迂回してるので、メイン通りがかつてのRoute66となっています。
息子が握っている看板にはRoute66の文字
かつてよりかは寂れてしまったのかもしれませんが、今だ活気ある街です。
ここでお昼御飯にします。
道沿いにあるホットドッグ屋さんです。
妹のお勧めの店なの間違いありません。
もうこう言うの見ても何も思わなくなってきました。
美味しく頂きました。
お店はこちら→Sipp Shoppeです。
やっぱりグーグルでの評価は高いですよ!
店の前の交差点には大きくRoute66の文字。
実際には私よりも父の方がこれを喜んでいますね。
青春時代の思い入れがあるようです。
親父が喜んでいるのを見ると、私も嬉しいです。
さて、車をさらに走らせます。
ウィンズローの街を出たらすぐに州道87号へと曲がります。
はい、奇数なので北上ですね。
ここの道が素晴らしかった。
なーんにもない。
延々と荒野の中を直線道路が続くだけ。
この辺り一帯の事を
「Middle of No Where」
と呼ぶらしく、何もないど真ん中。
と言う事らしいです。
地図で見てもグランドサークルの真ん中らへん、何も無い台地状の場所です。
素晴らしすぎます。
途中運転を変わるのに車を止めましたが、前も後ろも延々と直線道路。
砂漠のど真ん中過ぎて何もありません。
ちなみに制限速度は65マイル(約100km/h)
インスタ映え。
遠く先に、ビュートやメサが見えますね。
さて、しばらく走ってるウチに運転している私もだんだんと眠くなり、カミさんに代わってもって私も寝落ちしました。
この景色を前に寝るのはもったいないですが、さすがに少し疲れています。
ハッと気づくと既に今日の最終目的地、Chinle(チンリー)の街外れ、Canyon de Chelly(キャニオンデシェイ)の入り口に来ていました。
Chinleの街から東側には大きな渓谷がありまして、ここはナバホの人達が住んでいる場所です。
いえ、正確に言えばナバホの人しか入れません。
昔ながらの伝統と西欧の文化を織り交ぜながら、今でも谷の底で畑を耕し、自然と共に生きています。
谷の中はこれまた壮大な景色なのは勿論の事、かつてのナバホの遺跡等見どころ満載なのですが、
それを見るにはナバホの率いるツアーでのみ、入ることが許されます。
今日は少し到着が遅れたので、谷の上から見ることにします。
キャニオンデセシェイの谷に沿って道が走り、その数か所からビューポイントとして見ることが出来ます。
そして、ここはこの旅初のAmerican National Parks(アメリカ国立公園)です!
まずはビジターセンターで簡単なキャニオンデシェイとナバホの紹介ビデオを見て、それからビューポイントへ移動します。
もう日没も近いので、サウスリムの一番奥まで来てみました。
メテオクレーターでもそうでしたが、谷においてもこのような外淵の事を「リム」と呼ぶようです。
南側の外淵なので、サウスリムになります。
ここから3分ほど歩くと…
うわー、いきなり凄い光景です。
谷の中にある岩のタワー。
まっすぐ天を差す蜘蛛の足のような事から、スパイダーロックと言う名前がついています。
谷に住むナバホの人たちは聖なる岩として神聖なものとみているようです。
写真で見ると大したことが無いように思いますが、あの岩の高さは250mあります。
と言うことは、この谷の深さは300m以上ありそうですね。
下の方に見える小さな植木のような緑の木、一つ一つは、実は見上げるような大きな木です。
それぐらい深く、大きい谷なんです。
インスタで盛るとこんな感じ。
この旅初の大きな渓谷でしたので、しばらく皆で眺めていました。
↓グーグル先生の紹介はこちら。
スパイダーロック
こんな感じでリムから眺めます。
やがて日も落ち始めて…
地平線に日が落ちました。
なんとも綺麗ですね。
もう一か所、ホワイトハウス遺跡と言う古い遺跡が見えるポイントまで行ったのですが、さすがに暗くて見えませんでした。
ここの谷は、もう少ししっかり見てみたかったですね。
さて、今日のホテルはキャニオンデシェイ入り口付近にある、サンダーバードロッジです。
サンダーバードと聞くと、どうしてもカクカクの人形を思い出してしまいますが、直訳すると雷の鳥。
つまり雷鳥ですよね。
まずはお腹が空いたので、ロッジのレストランで夕ご飯。
せっかくなので、ナバホの一般的な料理、ナバホ・タコ(タコス)を頼んでみたのですが…
デカい…
大きなタコスが揚げられていて、強烈にデカい肉。
あとはお好みでサラダを挟んで…
って、大きすぎて口に入らん。
お上品にナイフとフォークでチマチマ頂きましたが、ポテトの炭水化物攻めにI'm full.
出されたものは残しちゃダメって育ててくれた親の前では残せないので食べました。
でも、美味しかったですよ。
さて、その後はホテルの部屋に入って、のんびりです。
とは言っても、やはり移動&観光の繰り返しなのでいわゆるバタンQですけど。
なかなか子供達も日記をかける時間もなく、ホテルはまさに寝るだけ状態です。
でも、まだ旅は序盤です。
さて、明日は何が見れるかな?
朝ホテルをチェックアウトして、車を走らせます。
今日は東へ、北へ190マイル、300㎞ほど移動します。
この道はI40
IはInterstate Highway
州間ハイウェイです。
アメリカの国道・州道の数字は、偶数が東西に走っている道で奇数が南北を走る道だそうで、数字を聞けばどっちに向かう道か簡単に分かるようになっていると、妹に教わりました。
なるほどね、合理的。
I-40、アメリカ初の荒野のハイウェイです。
ただただ地平線に向かってまっすぐ…
そしてこの道は、かつての大陸横断道路、Route66に代わって作られた道で、車の移動を楽にするために直線的に作られた道です。
おかげで、脇道となってしまったRoute66沿いにあった街は人が減り、寂れ、人は減り、今は道すら残っていない所もあるとの事でした。
そう、映画「カーズ」の舞台となったのはまさにここ。
マックがカリフォルニアに向かっている時に居眠りしてしまい、マックイーンを置き去りにしてしまうのが、ここI40です。
ラジエータ・スプリングは架空の街ですが、実際に寂れてしまったRoute66沿いの街のいくつかは、まさにあんな感じらしいです。
さぁ、フラッグスタッフから40㎞ほど所でI40を一旦外れて南下します。
なんにも無い!
何も無い所好きな私、お願いして車を止めてもらいました。
凄い、360°の地平線。
景色を遮る建物無し、車だけ。
だから、寒い(笑
昔ツーリングライダーだった時代に北海道ツーリングが大好きで、長い長い直線道路に感動したり、天塩から稚内に走るオロロン街道で先の方に地平線が見えるとか、凄く感動していた景色を・・・一気に置き去りにしてしまう広大さ。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
なーんも無い!
アメリカ、デカい!
この壮大さを伝えられるカメラは、このリコーの全天球カメラだけです。
持ってて良かった。
何もない鑑賞を家族に付き合わせてしまったので、移動します。
さらに南に5㎞ほど。
ここは何かと言いますと…
メテオクレーターです。
かつて隕石が落下してできたクレーターですね。
別名、「バリンジャー・クレーター」と言います。
この何もない一帯には実はすさまじい数(約800)の火山がありまして(活動しているもの、していないもの含)、かつての入植時代にはここは火山跡だと思われていたらしいです。
説明は…下のwikiで(^^;
バリンジャー・クレーター
と言うわけです。
ただ、wikiの説明に捕捉をしますと、バリンジャー氏はここがクレーターであると生涯をかけて証明しようとしましたが、結局彼が生きている間にはそれは世間に認知されませんでした。
彼が没後に、別の研究者が研究結果を裏付けて、ようやくここがクレーターであると世間が認めたと言うお話です。
それなのに、先住民族のナバホ族の伝承では、ここは「かつて石が大地に触れた場所」と、言い伝えがあったようです。
アメリカの先住民族のナバホやホピ、アパッチの人々は、文字も持たないのに地球の理を良く知っています。
不思議ですよね。
話を旅に戻します。
この荒涼とした岩のクレーターはNASAが目をつけまして、アポロ計画の時代に月面訓練の為の施設があった事でも有名です。
この写真に映っているのは、司令船のコマンドモジュールのテストカプセルです。
実際に訓練で使っていたカプセルとか?
かつてマーキュリー計画から始まった有人宇宙船の計画からアポロ計画へ。
フォン・ブラウン博士が作ったサターンロケットで月を目指した…
パイオニア精神は大地を離れ宇宙まで。
むかーし小学生の頃に学校の図書館で読んだ本の記憶が蘇ります。
あの頃宇宙に思いを馳せて、ドキドキしながら読んだものです。
しばらくは、夜空を見上げると思い出しそうですね。
隕鉄。
激しく重そうです。
しかしこの隕鉄はここに落ちたものではありません、別の所から持ってきたものです。
でも、ベタベタ触り放題です。
本物かな?と疑ってしまいます(^^;
さて、それではクレーターを見に行きます。
あ、ダメ…
壮大すぎてフレームに収まらない…
そんな時のグーグル先生です。
パノラマにしてくれました。上のサムネをクリックしてください。
デカい。
言葉が出ない。
こうなると、このリム(外輪山)をぐるっと一周歩きたくなりますが、今は人の侵入は制限されています。
昔は行けたとか。
クレーターの底には、バリンジャー氏が採掘した穴の跡や、アポロの訓練で使用された跡とかありました。
双眼鏡で見ると、そこにアメリカの旗が立っていたりします。
Aくんと娘は肉眼で見えるそうで、目がいいな~。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
ちょっとピンボケですみません。
さて、リムを歩くためには、ここの主催する「リム・ツアー」に参加しなければなりません。
少しだけリムを歩けます。
ガイドさんが一生賢明何かを説明しながらリムを歩くのですが、かなり難しい話をしているようで、妹も専門用語が多くて良くわからないとの事でした。
でも、身振り手振りで話してくれるので、なんとなく隕石が落ちて来た時の事や、地層がめくれ上がってこの色の石が表層に出てきているとか、そんな感じの事は理解できました。
ここがアポロの訓練時の詰め所だそうで。
ここからクレーター内に降りて訓練してたとか。
そこから見るクレーターです。
娘、分からない英語の説明に飽き飽きしています。
まぁ、仕方ないですね。
さぁ、最後に写真。
建物ののぞき窓から見える景色が、一枚の絵画のようで素敵です。
メテオクレータでした。
さぁ、移動します。
I40を東へ走ります。
途中、大陸横断貨物鉄道を追い抜きます。
100両以上あるので追い抜くのに10分ほどかかったり(笑
規模が違う。
Winslow(ウィンズロー)の街へやってきました。
この街は、I40が逆に街の外を迂回してるので、メイン通りがかつてのRoute66となっています。
息子が握っている看板にはRoute66の文字
かつてよりかは寂れてしまったのかもしれませんが、今だ活気ある街です。
ここでお昼御飯にします。
道沿いにあるホットドッグ屋さんです。
妹のお勧めの店なの間違いありません。
もうこう言うの見ても何も思わなくなってきました。
美味しく頂きました。
お店はこちら→Sipp Shoppeです。
やっぱりグーグルでの評価は高いですよ!
店の前の交差点には大きくRoute66の文字。
実際には私よりも父の方がこれを喜んでいますね。
青春時代の思い入れがあるようです。
親父が喜んでいるのを見ると、私も嬉しいです。
さて、車をさらに走らせます。
ウィンズローの街を出たらすぐに州道87号へと曲がります。
はい、奇数なので北上ですね。
ここの道が素晴らしかった。
なーんにもない。
延々と荒野の中を直線道路が続くだけ。
この辺り一帯の事を
「Middle of No Where」
と呼ぶらしく、何もないど真ん中。
と言う事らしいです。
地図で見てもグランドサークルの真ん中らへん、何も無い台地状の場所です。
素晴らしすぎます。
途中運転を変わるのに車を止めましたが、前も後ろも延々と直線道路。
砂漠のど真ん中過ぎて何もありません。
ちなみに制限速度は65マイル(約100km/h)
インスタ映え。
遠く先に、ビュートやメサが見えますね。
さて、しばらく走ってるウチに運転している私もだんだんと眠くなり、カミさんに代わってもって私も寝落ちしました。
この景色を前に寝るのはもったいないですが、さすがに少し疲れています。
ハッと気づくと既に今日の最終目的地、Chinle(チンリー)の街外れ、Canyon de Chelly(キャニオンデシェイ)の入り口に来ていました。
Chinleの街から東側には大きな渓谷がありまして、ここはナバホの人達が住んでいる場所です。
いえ、正確に言えばナバホの人しか入れません。
昔ながらの伝統と西欧の文化を織り交ぜながら、今でも谷の底で畑を耕し、自然と共に生きています。
谷の中はこれまた壮大な景色なのは勿論の事、かつてのナバホの遺跡等見どころ満載なのですが、
それを見るにはナバホの率いるツアーでのみ、入ることが許されます。
今日は少し到着が遅れたので、谷の上から見ることにします。
キャニオンデセシェイの谷に沿って道が走り、その数か所からビューポイントとして見ることが出来ます。
そして、ここはこの旅初のAmerican National Parks(アメリカ国立公園)です!
まずはビジターセンターで簡単なキャニオンデシェイとナバホの紹介ビデオを見て、それからビューポイントへ移動します。
もう日没も近いので、サウスリムの一番奥まで来てみました。
メテオクレーターでもそうでしたが、谷においてもこのような外淵の事を「リム」と呼ぶようです。
南側の外淵なので、サウスリムになります。
ここから3分ほど歩くと…
うわー、いきなり凄い光景です。
谷の中にある岩のタワー。
まっすぐ天を差す蜘蛛の足のような事から、スパイダーロックと言う名前がついています。
谷に住むナバホの人たちは聖なる岩として神聖なものとみているようです。
写真で見ると大したことが無いように思いますが、あの岩の高さは250mあります。
と言うことは、この谷の深さは300m以上ありそうですね。
下の方に見える小さな植木のような緑の木、一つ一つは、実は見上げるような大きな木です。
それぐらい深く、大きい谷なんです。
インスタで盛るとこんな感じ。
この旅初の大きな渓谷でしたので、しばらく皆で眺めていました。
↓グーグル先生の紹介はこちら。
スパイダーロック
こんな感じでリムから眺めます。
やがて日も落ち始めて…
地平線に日が落ちました。
なんとも綺麗ですね。
もう一か所、ホワイトハウス遺跡と言う古い遺跡が見えるポイントまで行ったのですが、さすがに暗くて見えませんでした。
ここの谷は、もう少ししっかり見てみたかったですね。
さて、今日のホテルはキャニオンデシェイ入り口付近にある、サンダーバードロッジです。
サンダーバードと聞くと、どうしてもカクカクの人形を思い出してしまいますが、直訳すると雷の鳥。
つまり雷鳥ですよね。
まずはお腹が空いたので、ロッジのレストランで夕ご飯。
せっかくなので、ナバホの一般的な料理、ナバホ・タコ(タコス)を頼んでみたのですが…
デカい…
大きなタコスが揚げられていて、強烈にデカい肉。
あとはお好みでサラダを挟んで…
って、大きすぎて口に入らん。
お上品にナイフとフォークでチマチマ頂きましたが、ポテトの炭水化物攻めにI'm full.
出されたものは残しちゃダメって育ててくれた親の前では残せないので食べました。
でも、美味しかったですよ。
さて、その後はホテルの部屋に入って、のんびりです。
とは言っても、やはり移動&観光の繰り返しなのでいわゆるバタンQですけど。
なかなか子供達も日記をかける時間もなく、ホテルはまさに寝るだけ状態です。
でも、まだ旅は序盤です。
さて、明日は何が見れるかな?
2018年01月22日
Grand Circleの旅 Day2 Second half セドナ
2日目後半
さて、教会を後にしましたら、今度はセドナの街中観光地へ。
Sedona uptown(アップタウン セドナ)です。
セドナの観光の中心地のようで、ホテルやカフェ、お土産屋さんが密集しています。
他にもオープンのジープが多数走っています。
セドナ周辺は岩場や砂地の道が多く、そこをジープで走り回ってくるツアーが人気なのだとか。
アップタウンはそのツアーの発着地だそうです。
うわー、激甘そう。
Chocolate Factory
夢でご先祖様が言ってました、アメリカのチョコだけは口にしてはならんと。(嘘
甘さが日本の3倍です。
なんとも綺麗な街です。
セドナは赤い岩肌の大地の景観に合うように、建物の色や作りが規制されているのだそうです。
建物はみな赤い色で、景色に溶け込むような景観を作り出しています。
アップタウンを歩くだけでも、結構楽しいですよ。
アップタウンを散策した後は、スーパーマーケットでお昼ご飯の買い出しです。
この後Cresent Moon Picnic Site(クレセント ムーン ピクニックサイト)で外ランチ。
↓こちらがグーグル先生の紹介。
Cresent Moon Picnic Site
有料のデイキャンプサイトです。
それぞれのテーブルに、バーベキューグリルがついていたりします。
アメリカのデイキャンプはやっぱりBBQが基本なのですね。
私たちはスーパーで買ってきたランチを頂きます。野菜多めで。
ご飯の後は広場で遊んだりします。Aくん子供達に大人気♪
このクレセントムーンにはオーク川が流れています。
オーク川はセドナの中心を流れる川で、やはり”気”の流れが集まる場所なのだとか。
ふーん
子供たちは靴を脱いで足を川につけています。
オラに気を分けてくれ!
って感じでしょうか。
結構水は冷たかったようです。
何も感じることが出来ない私をお許しください。
さて、次なるポイントに移動します。
車でドライクリークロードを北上してすぐ…
Hike to Devils Bridge
デビルズブリッジを見に行きます。
往復6.5㎞、標高差180mほどの簡単なトレッキングです。
ジープならもう少し奥まで車で行って止められるそうなのですが、いかんせんレンタカーでは無理でしょう。
という事で、みんなでテクテク。
ずっと砂地の未舗装路を行きます。
車、置いてきて良かったです、結構凸凹で、とてもレンタカーでは入ってこれなかった…
たまにジープが来るのですが、砂塵を巻き上げていくのでかなり埃っぽいです。
ここを歩く人は、マスクかタオル持参をお勧めします。
さて、2kmほど歩きましたらここで道から外れます。
ジープって…
バギーやん…
ポラリスのバギーですね、止まってました。
日本だとポラリスと言えばスノーモービルのイメージしか無いですが、バギーのメーカーでもあるんですよ。
こういうのにナンバーをつけて公道を走れるって、いいですね。
日本だときっと、頑張ればナンバーは取れます。
でも、危ないんじゃないかとか、事故の時に危険とかなんだとか、自分の常識を他人に強要する人たちからの苦情が出る。
無理だろうな~。
子供達は妹夫婦にベッタリ。
レンタル息子とレンタル娘(笑
この無機質な看板。
だがそれがいい。
息子、ケルンを見つけたので、こんな所でも石積み始めたし…
外人にメッチャ見られました。いや、こっちが外人か。
山の上には面白い岩があります。
バランスロックと言うらしく、不思議と落ちないそうです。
受験生の皆様、どうぞ。
面白い岩場を通り過ぎると、少しだけ傾斜が強くなる岩場を2か所通ります。
私と息子はヒョイヒョイ行くのですが、やはり父と母は普通の人。
ちょっと見ていて危なかしかったのでサポート入れます。
そうですよね、父と母、元気にしてくれていてありがたいのですが、やはりいい年です。
無理はさせられません。
2回の岩場を通り過ぎると、あとは横移動。
すると…
キター‼
Devils Bidge‼
まずは現地の方々が写真を撮ってますが…
こっちから見るとかなり恐ろしい所に行ってます。
と言うか、橋の真ん中にクラック入ってるじゃないですか…
うはー
でも、家族で撮ってみる。
カミさん、高い所苦手であの辺が限界だそうで。
娘、頑張りました。
息子とインスタ映え。
実はこちら側から見ると、かなり細い所に立っているように見えるんですけど、その場に行くと結構幅があるんです。
こちらが証拠写真。
結構幅があるんです。
まぁしかし、こんな造形がよく自然にできたものですね。
素敵です。
↓グーグル先生が紹介するデビルズブリッジはこちら。
Devils Bidge
かなり評価が高い所ですよ!
歩いてく見る価値が十二分にあります。
さぁ、あとは北道を戻るだけですが・・・
スケジュールがちょっと押し気味で、だんだん暗くなってきました。
アメリカの自然公園はドローン禁止の場所が多いです。
国立公園は完全OUT
ですので、今回は持ってきませんでした。
空撮できればかなり素敵な写真が撮れたでしょうけどね~。
さて、間もなく駐車場ですが、もう真っ暗です。
ヘッデン持ってきて良かったです。
ホントはこの後エアポートメサで夕日を見るはずだったんですが…
セドナの街の南側に大きなメサがありまして、そのメサの上に空港があるんです。
そしてその端っこに4大ボルテックスの1か所があり夕日スポットがあるらしいのですが…
日が沈んじゃったので、その予定はキャンセルとなりました。
さて、夕ご飯はどうするか迷ったのですが、今日はお気軽にマックで済ませることにしました。
世界でただ一つ、緑色のマック。
先ほど説明しましたセドナの規制で、景観に合うようにと緑色になっています。
色違いマックは、世界でただ一つここだけだとか。
ホントかどうかは知らないですが、レアなのは間違いなさそうです。
うん、安定のマック。
日本のと違ってバンズがしっかりしてて美味しい。そしてデカい。
成田のマックとかで諸外国の方が、封を開けた瞬間に見せるなんとも言えない寂しそうな顔、わかります。
美味しかった、ご馳走様でした。
さぁ、この後は車を走らせて次の街へ移動します。
40マイルほど先の街、Flagstaff(フラッグスタッフ)へ行きました。
フラッグスタッフの街についたら、まずウォルマートと言う何でも屋さんでお買い物。
まぁ、日本でいうコストコ見たいなもんです。
いや逆か、コストコはもともアメリカの倉庫型スーパーですね。
なんでも売ってて激安です。
あぁ、このR2やストームトルーパーのシェーバー、欲しい…
もちろん、銃も普通に売ってます。
アメリカですもんね。
他にもボーガンとかそんなのも…
銃からアイスクリームまで何でも揃うウォルマート。
この後何度かお世話になりました。
さて、買い出しの後はホテルへ。
ホテルと言うかモーテルです。
モーテルとは、モーターホテルの略で、アメリカでは一般的な宿です。
車で部屋の前にぱっと乗り付けられる、まぁ、日本で言うお気軽なビジネスホテルみたいなものです。
アメリカは車社会なので、車で乗り付けられる宿ですね。
でも、やはりそこはアメリカ。部屋は広いですよ~。
ちなみに、このホテルの名前は
Days Inn Flagstaff - West Route 66
(デイズインフラッグスタッフ ウェストルート66)
そう、Route66沿いにあるのです!
もうそれだけで嬉しくなります。
この道を西へ西へと走ると、先日のEnd of Trail Route66に辿り着くのですね。
アメリカは西武開拓時代に、開拓者たちが幌馬車に家族を乗せ、新天地を求めて西へ西へと開拓していった歴史があります。
ですので、アメリカのパイオニア精神の中には、「Go West!!」と言う言葉があるのだそうです。
有名な「Go west」と言う歌も、そこから来ているんですね。
まぁ、こちらは少し違う意味合いもあるようですが…
メジャーな歌ですよね。
さぁ、今日も長い1日あっちこっちと見ることが出来ました。
明日からはグランドサークルの深部へ向けて移動しながら観光するスタイルになります。
じっくり休みましょう。
お休みなさい!
3日目へ続く
さて、教会を後にしましたら、今度はセドナの街中観光地へ。
Sedona uptown(アップタウン セドナ)です。
セドナの観光の中心地のようで、ホテルやカフェ、お土産屋さんが密集しています。
他にもオープンのジープが多数走っています。
セドナ周辺は岩場や砂地の道が多く、そこをジープで走り回ってくるツアーが人気なのだとか。
アップタウンはそのツアーの発着地だそうです。
うわー、激甘そう。
Chocolate Factory
夢でご先祖様が言ってました、アメリカのチョコだけは口にしてはならんと。(嘘
甘さが日本の3倍です。
なんとも綺麗な街です。
セドナは赤い岩肌の大地の景観に合うように、建物の色や作りが規制されているのだそうです。
建物はみな赤い色で、景色に溶け込むような景観を作り出しています。
アップタウンを歩くだけでも、結構楽しいですよ。
アップタウンを散策した後は、スーパーマーケットでお昼ご飯の買い出しです。
この後Cresent Moon Picnic Site(クレセント ムーン ピクニックサイト)で外ランチ。
↓こちらがグーグル先生の紹介。
Cresent Moon Picnic Site
有料のデイキャンプサイトです。
それぞれのテーブルに、バーベキューグリルがついていたりします。
アメリカのデイキャンプはやっぱりBBQが基本なのですね。
私たちはスーパーで買ってきたランチを頂きます。野菜多めで。
ご飯の後は広場で遊んだりします。Aくん子供達に大人気♪
このクレセントムーンにはオーク川が流れています。
オーク川はセドナの中心を流れる川で、やはり”気”の流れが集まる場所なのだとか。
ふーん
子供たちは靴を脱いで足を川につけています。
オラに気を分けてくれ!
って感じでしょうか。
結構水は冷たかったようです。
何も感じることが出来ない私をお許しください。
さて、次なるポイントに移動します。
車でドライクリークロードを北上してすぐ…
Hike to Devils Bridge
デビルズブリッジを見に行きます。
往復6.5㎞、標高差180mほどの簡単なトレッキングです。
ジープならもう少し奥まで車で行って止められるそうなのですが、いかんせんレンタカーでは無理でしょう。
という事で、みんなでテクテク。
ずっと砂地の未舗装路を行きます。
車、置いてきて良かったです、結構凸凹で、とてもレンタカーでは入ってこれなかった…
たまにジープが来るのですが、砂塵を巻き上げていくのでかなり埃っぽいです。
ここを歩く人は、マスクかタオル持参をお勧めします。
さて、2kmほど歩きましたらここで道から外れます。
ジープって…
バギーやん…
ポラリスのバギーですね、止まってました。
日本だとポラリスと言えばスノーモービルのイメージしか無いですが、バギーのメーカーでもあるんですよ。
こういうのにナンバーをつけて公道を走れるって、いいですね。
日本だときっと、頑張ればナンバーは取れます。
でも、危ないんじゃないかとか、事故の時に危険とかなんだとか、自分の常識を他人に強要する人たちからの苦情が出る。
無理だろうな~。
子供達は妹夫婦にベッタリ。
レンタル息子とレンタル娘(笑
この無機質な看板。
だがそれがいい。
息子、ケルンを見つけたので、こんな所でも石積み始めたし…
外人にメッチャ見られました。いや、こっちが外人か。
山の上には面白い岩があります。
バランスロックと言うらしく、不思議と落ちないそうです。
受験生の皆様、どうぞ。
面白い岩場を通り過ぎると、少しだけ傾斜が強くなる岩場を2か所通ります。
私と息子はヒョイヒョイ行くのですが、やはり父と母は普通の人。
ちょっと見ていて危なかしかったのでサポート入れます。
そうですよね、父と母、元気にしてくれていてありがたいのですが、やはりいい年です。
無理はさせられません。
2回の岩場を通り過ぎると、あとは横移動。
すると…
キター‼
Devils Bidge‼
まずは現地の方々が写真を撮ってますが…
こっちから見るとかなり恐ろしい所に行ってます。
と言うか、橋の真ん中にクラック入ってるじゃないですか…
うはー
でも、家族で撮ってみる。
カミさん、高い所苦手であの辺が限界だそうで。
娘、頑張りました。
息子とインスタ映え。
実はこちら側から見ると、かなり細い所に立っているように見えるんですけど、その場に行くと結構幅があるんです。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
こちらが証拠写真。
結構幅があるんです。
まぁしかし、こんな造形がよく自然にできたものですね。
素敵です。
↓グーグル先生が紹介するデビルズブリッジはこちら。
Devils Bidge
かなり評価が高い所ですよ!
歩いてく見る価値が十二分にあります。
さぁ、あとは北道を戻るだけですが・・・
スケジュールがちょっと押し気味で、だんだん暗くなってきました。
アメリカの自然公園はドローン禁止の場所が多いです。
国立公園は完全OUT
ですので、今回は持ってきませんでした。
空撮できればかなり素敵な写真が撮れたでしょうけどね~。
さて、間もなく駐車場ですが、もう真っ暗です。
ヘッデン持ってきて良かったです。
ホントはこの後エアポートメサで夕日を見るはずだったんですが…
セドナの街の南側に大きなメサがありまして、そのメサの上に空港があるんです。
そしてその端っこに4大ボルテックスの1か所があり夕日スポットがあるらしいのですが…
日が沈んじゃったので、その予定はキャンセルとなりました。
さて、夕ご飯はどうするか迷ったのですが、今日はお気軽にマックで済ませることにしました。
世界でただ一つ、緑色のマック。
先ほど説明しましたセドナの規制で、景観に合うようにと緑色になっています。
色違いマックは、世界でただ一つここだけだとか。
ホントかどうかは知らないですが、レアなのは間違いなさそうです。
うん、安定のマック。
日本のと違ってバンズがしっかりしてて美味しい。そしてデカい。
成田のマックとかで諸外国の方が、封を開けた瞬間に見せるなんとも言えない寂しそうな顔、わかります。
美味しかった、ご馳走様でした。
さぁ、この後は車を走らせて次の街へ移動します。
40マイルほど先の街、Flagstaff(フラッグスタッフ)へ行きました。
フラッグスタッフの街についたら、まずウォルマートと言う何でも屋さんでお買い物。
まぁ、日本でいうコストコ見たいなもんです。
いや逆か、コストコはもともアメリカの倉庫型スーパーですね。
なんでも売ってて激安です。
あぁ、このR2やストームトルーパーのシェーバー、欲しい…
もちろん、銃も普通に売ってます。
アメリカですもんね。
他にもボーガンとかそんなのも…
銃からアイスクリームまで何でも揃うウォルマート。
この後何度かお世話になりました。
さて、買い出しの後はホテルへ。
ホテルと言うかモーテルです。
モーテルとは、モーターホテルの略で、アメリカでは一般的な宿です。
車で部屋の前にぱっと乗り付けられる、まぁ、日本で言うお気軽なビジネスホテルみたいなものです。
アメリカは車社会なので、車で乗り付けられる宿ですね。
でも、やはりそこはアメリカ。部屋は広いですよ~。
ちなみに、このホテルの名前は
Days Inn Flagstaff - West Route 66
(デイズインフラッグスタッフ ウェストルート66)
そう、Route66沿いにあるのです!
もうそれだけで嬉しくなります。
この道を西へ西へと走ると、先日のEnd of Trail Route66に辿り着くのですね。
アメリカは西武開拓時代に、開拓者たちが幌馬車に家族を乗せ、新天地を求めて西へ西へと開拓していった歴史があります。
ですので、アメリカのパイオニア精神の中には、「Go West!!」と言う言葉があるのだそうです。
有名な「Go west」と言う歌も、そこから来ているんですね。
まぁ、こちらは少し違う意味合いもあるようですが…
メジャーな歌ですよね。
さぁ、今日も長い1日あっちこっちと見ることが出来ました。
明日からはグランドサークルの深部へ向けて移動しながら観光するスタイルになります。
じっくり休みましょう。
お休みなさい!
3日目へ続く
2018年01月20日
Grand Circleの旅 Day2 First half セドナ
2日目 前半
朝焼けの頃に目が覚めました。
セドナはこのタイムゾーンの後ろ側にあるので、日の出は割と遅めです。
アメリカにはタイムゾーンが4つあり、ここはMSTと呼ばれる3番目のタイムゾーンです。
窓の外から見た朝焼けがあまりに綺麗すぎて、写真を撮るのを忘れてしまってました。
さぁ、今日の予定はここセドナの観光と軽いトレッキングで1日過ごし、夜に次の街へ移動します。
まずはホテルをチェックアウト。
このホテルの前にはこんな赤い岩山があります。
いきなり素敵な景♪。
朝食は街中のRed Rock Cafe(レッドロックカフェ)へ
まだ初日なので妹が注文してくれます。
英語の勉強という事で、これ以降は自分達でやるのだと・・・
とりあえず、水デカい…
頭の奥のタンスにしまっていた『アメリカ = デカい』が、長い時を経て再び引き出されてきました。
あ~そうだった、そういう国でした。前にアメリカに来たのは20年以上前です。
差し出された水のサイズにガクブルしながら無難なものを注文してみました。
ベーコンチーズのベネディクト。
まぁマフィンにチーズみたいな朝マック的なやつですが…
やっぱり大きい。
こりゃ、帰る頃には体重増は確定ですね。
だって美味しいんですもん。
さすが妹、美味しいお店を良く知ってます。
皆さま、セドナでご飯はココをお勧めしますよ。
Red Rock Cafe(レッドロックカフェ)
正確にはセドナから南に車で15分ほどの、Oak Creek(オーク クリーク)と言う街です。
グーグルの評価も高く、地元の方にも愛されているようです。
実際、私たちが店を出る頃には外まで行列が出来ていました。
さて、お腹ポンポンなので、今日の最初の観光地に行きます。
まずは車窓真正面にあるBell Rock(ベルロック)へ向かいます。
どこから見てもベルのような形をしているので、ベルロックと言われています。
UT-179(州道179号)を北上して、ベルロックを通り過ぎると駐車場があります。
手前にも駐車場はありますが、今回は北から。
自動販売機のようにカード払いの駐車料金支払い機があります。
払っておかないと駐禁&罰金なのだとか。
さて、みんなでゾロゾロとベルロックまで。
この辺りは縦横無尽にトレイルが通っており、奥地に行くにはちゃんと地図とコンパスが無いと迷ってしまうっぽいです。
ベルロック、登れるらしいです。
ただ、上の方は登れることは登れますけど、ちゃんとした装備が無いと安全には行けないとの事でした。
振り返るとこの景色です。
見たこと無い感じの景色。
綺麗ですね~。
浸食により取り残されたテーブル上の山々が多数あります。
もちろん、ベルロックもその一つです。
さて、上を目指してみましょう。
基本的に登山道なんてものはありません。自分で道を探します。
そして日本のように「登るな危険」と言うような看板や柵もありません。
行きたい人が自分の技量に合わせて好きな所を行けるところまで行く。
自己責任自己判断で行ってくださいという事です。
ベルロックの東側の山。Courthouse Butte(コートハウスビュート)です。
この、浸食により取り残された山状のものを、 Butte(ビュート)と呼び、もっとテーブル台地状に大きく取り残されたものをMesa(メサ)と呼ぶとの事でした。
あまりに景色が凄すぎて、何度も写真に撮ってしまいますが、壮大すぎてフレームに収まりません。
下のサムネイルをクリックしてもらえれば、グーグル先生がパノラマにしてくれた写真が大きく見れます。
そして、山頂手前だろうと思われるピークまで登ってきました。
結構登ってきましたね。
遥か下の方に家族が見えます。
さて、後ろを見ると山頂は手の届きそうな所に来てます。
ですが、すぐそこの4~5mほどの壁を登らなければ行けなさそうです。
見た感じ、きっと登ることは出来ますが、降りる時に安全の確保が出来ません。
車にはロープやら持ってきてたんで、持ってくれば良かったな…
という事で、ここで辞めることにします。
妹の話では、山頂には箱が置いてあって、登った人しか見れないノートがあるとか。
見てみたかったですね。
降りてる途中で子供達と合流しました。
頑張って来たようですが、先ほど私が行ったピークでも子供は少し難しいと感じたので、ここで撤収してもらいます。
いやー、もうリアルディズニーランド。
凄い景色の場所があるんだな…
と、この時は思ってました。
この後延々何日も拝むことになります。
そうそう、ディズニーランドと言えば、先ほどから写真に写りこんでいるこの山。
セドナの街の北にあるサンダーマウンテンと言う山。
かの有名なウォルトディズニーが、セドナを訪れたときにこの山を見て、ここにジェットコースターを通したら面白いだろうと考えて作ったのがビッグサンダーマウンテンだとか。
ホントかどうかは分からないですが、確かにパークの赤い岩の景色はこの辺りによく似ていますね。
さーて、1時間ほど散策したので車に戻って移動します。
UT-179を少し北に走り、ラウンドアバウトを東へ曲がり少し走ると…
教会です。
Chapel of the Holly Cross(ホーリークロスチャペル)と言う教会。
こちらは裏側の入り口なんですが、表から見ると凄い形をしているんです。
表の写真を撮り忘れました
下をクリックして、是非グーグル先生の紹介を見てください。
Chapel of the Holly Cross
東側にある山にある石柱は、子供を抱いたマリア様に見えるらしく・・・
なんとも神々しい場所です。
外で景色を見てから中に入ると、これまた幻想的な。。。
一番前の席に座り、両手を組んでずっとお祈りしている人が居ました。
長い事お祈りしているので、ものすごい敬虔な信者な方だなぁ~…
と思ったら、おかんでした(笑
母さん…
で、下調べしていなかった私がいけないのですが、セドナは”気”の流れが集まるパワースポットとして有名なのだとか。
4大ボルテックスと呼ばれる、大きな”気”が集まる場所があるのだとか、ここで妹に聞かされました。
ベルロックは、4大ボルテックスの一つだそうです。
ふーん、あんまりそう言うの信じてないので、聞き流しておきます。
でも、実はさっきベルロックのピーク近くに居たとき、頭がガンガン痛かったのです。
人によってはピリピリと体にみなぎる良くわらかないものを感じるらしいので、私には向いていないのでしょう。
”気”の力には、男性性の気と、女性性の気があるのだとか。
ベルロックは男性の方らしいです。
ふーん
そのベルロックちゃん、ホントにベルみたいな形してますね。
私が登って来たピークは、まさに写真の指の辺りでした。
山頂の隣のピーク。
教会の側壁にはひっそりと石碑が埋め込まれていました。
読めません。
さて、それでは神様にお祈りもしたので再び移動しまーす。
~ Continue to the second half 後半へ続く
朝焼けの頃に目が覚めました。
セドナはこのタイムゾーンの後ろ側にあるので、日の出は割と遅めです。
アメリカにはタイムゾーンが4つあり、ここはMSTと呼ばれる3番目のタイムゾーンです。
窓の外から見た朝焼けがあまりに綺麗すぎて、写真を撮るのを忘れてしまってました。
さぁ、今日の予定はここセドナの観光と軽いトレッキングで1日過ごし、夜に次の街へ移動します。
まずはホテルをチェックアウト。
このホテルの前にはこんな赤い岩山があります。
いきなり素敵な景♪。
朝食は街中のRed Rock Cafe(レッドロックカフェ)へ
まだ初日なので妹が注文してくれます。
英語の勉強という事で、これ以降は自分達でやるのだと・・・
とりあえず、水デカい…
頭の奥のタンスにしまっていた『アメリカ = デカい』が、長い時を経て再び引き出されてきました。
あ~そうだった、そういう国でした。前にアメリカに来たのは20年以上前です。
差し出された水のサイズにガクブルしながら無難なものを注文してみました。
ベーコンチーズのベネディクト。
まぁマフィンにチーズみたいな朝マック的なやつですが…
やっぱり大きい。
こりゃ、帰る頃には体重増は確定ですね。
だって美味しいんですもん。
さすが妹、美味しいお店を良く知ってます。
皆さま、セドナでご飯はココをお勧めしますよ。
Red Rock Cafe(レッドロックカフェ)
正確にはセドナから南に車で15分ほどの、Oak Creek(オーク クリーク)と言う街です。
グーグルの評価も高く、地元の方にも愛されているようです。
実際、私たちが店を出る頃には外まで行列が出来ていました。
さて、お腹ポンポンなので、今日の最初の観光地に行きます。
まずは車窓真正面にあるBell Rock(ベルロック)へ向かいます。
どこから見てもベルのような形をしているので、ベルロックと言われています。
UT-179(州道179号)を北上して、ベルロックを通り過ぎると駐車場があります。
手前にも駐車場はありますが、今回は北から。
自動販売機のようにカード払いの駐車料金支払い機があります。
払っておかないと駐禁&罰金なのだとか。
さて、みんなでゾロゾロとベルロックまで。
この辺りは縦横無尽にトレイルが通っており、奥地に行くにはちゃんと地図とコンパスが無いと迷ってしまうっぽいです。
ベルロック、登れるらしいです。
ただ、上の方は登れることは登れますけど、ちゃんとした装備が無いと安全には行けないとの事でした。
振り返るとこの景色です。
見たこと無い感じの景色。
綺麗ですね~。
浸食により取り残されたテーブル上の山々が多数あります。
もちろん、ベルロックもその一つです。
さて、上を目指してみましょう。
基本的に登山道なんてものはありません。自分で道を探します。
そして日本のように「登るな危険」と言うような看板や柵もありません。
行きたい人が自分の技量に合わせて好きな所を行けるところまで行く。
自己責任自己判断で行ってくださいという事です。
ベルロックの東側の山。Courthouse Butte(コートハウスビュート)です。
この、浸食により取り残された山状のものを、 Butte(ビュート)と呼び、もっとテーブル台地状に大きく取り残されたものをMesa(メサ)と呼ぶとの事でした。
あまりに景色が凄すぎて、何度も写真に撮ってしまいますが、壮大すぎてフレームに収まりません。
下のサムネイルをクリックしてもらえれば、グーグル先生がパノラマにしてくれた写真が大きく見れます。
そして、山頂手前だろうと思われるピークまで登ってきました。
結構登ってきましたね。
遥か下の方に家族が見えます。
さて、後ろを見ると山頂は手の届きそうな所に来てます。
ですが、すぐそこの4~5mほどの壁を登らなければ行けなさそうです。
見た感じ、きっと登ることは出来ますが、降りる時に安全の確保が出来ません。
車にはロープやら持ってきてたんで、持ってくれば良かったな…
という事で、ここで辞めることにします。
妹の話では、山頂には箱が置いてあって、登った人しか見れないノートがあるとか。
見てみたかったですね。
降りてる途中で子供達と合流しました。
頑張って来たようですが、先ほど私が行ったピークでも子供は少し難しいと感じたので、ここで撤収してもらいます。
いやー、もうリアルディズニーランド。
凄い景色の場所があるんだな…
と、この時は思ってました。
この後延々何日も拝むことになります。
そうそう、ディズニーランドと言えば、先ほどから写真に写りこんでいるこの山。
セドナの街の北にあるサンダーマウンテンと言う山。
かの有名なウォルトディズニーが、セドナを訪れたときにこの山を見て、ここにジェットコースターを通したら面白いだろうと考えて作ったのがビッグサンダーマウンテンだとか。
ホントかどうかは分からないですが、確かにパークの赤い岩の景色はこの辺りによく似ていますね。
Sedona Bell Rock #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
さーて、1時間ほど散策したので車に戻って移動します。
UT-179を少し北に走り、ラウンドアバウトを東へ曲がり少し走ると…
教会です。
Chapel of the Holly Cross(ホーリークロスチャペル)と言う教会。
こちらは裏側の入り口なんですが、表から見ると凄い形をしているんです。
表の写真を撮り忘れました
下をクリックして、是非グーグル先生の紹介を見てください。
Chapel of the Holly Cross
東側にある山にある石柱は、子供を抱いたマリア様に見えるらしく・・・
なんとも神々しい場所です。
外で景色を見てから中に入ると、これまた幻想的な。。。
一番前の席に座り、両手を組んでずっとお祈りしている人が居ました。
長い事お祈りしているので、ものすごい敬虔な信者な方だなぁ~…
と思ったら、おかんでした(笑
母さん…
で、下調べしていなかった私がいけないのですが、セドナは”気”の流れが集まるパワースポットとして有名なのだとか。
4大ボルテックスと呼ばれる、大きな”気”が集まる場所があるのだとか、ここで妹に聞かされました。
ベルロックは、4大ボルテックスの一つだそうです。
ふーん、あんまりそう言うの信じてないので、聞き流しておきます。
でも、実はさっきベルロックのピーク近くに居たとき、頭がガンガン痛かったのです。
人によってはピリピリと体にみなぎる良くわらかないものを感じるらしいので、私には向いていないのでしょう。
”気”の力には、男性性の気と、女性性の気があるのだとか。
ベルロックは男性の方らしいです。
ふーん
そのベルロックちゃん、ホントにベルみたいな形してますね。
私が登って来たピークは、まさに写真の指の辺りでした。
山頂の隣のピーク。
教会の側壁にはひっそりと石碑が埋め込まれていました。
読めません。
さて、それでは神様にお祈りもしたので再び移動しまーす。
~ Continue to the second half 後半へ続く
2018年01月19日
Grand Circleの旅 Day1 セドナへ
長い長い夢から覚めて現実に取り込まれ始めて来ました。
ボチボチと綴り始めます。
膨大な量の写真整理だけで、かなり時間がかかってしまいました。
今回の旅の目的はいくつかありまして、その代表的なのがこの二つ。
①息子の小学生最後の旅に、海外の山を歩きたい。
②そろそろいい年になった両親と旅行をしておきたい。
という事で妹と話が合い、それならばアメリカはどうかと。
一緒に行くと、妹が動いてくれました。
妹は現在東京在住ですが、もともと数年ほどロスにて某旅行代理店の現地員をしておりました。
他にも海外歴が長いので、英語バリバリどころか寝言も英語で言うほどのバイリンガルです。
ですので、自分が今までお客様に勧めていた旅を、
さらに一歩踏み込んで入り込むと言うスタイルにして今回の旅を提案してくれました。
さて、それではいつも以上に長文になると思いますが、皆様ついてきてください(^^)
あ、あと今回はメモリアルなので、容量が喰われることを覚悟で大きい写真で行きます。
見にくいでしょうけど、大地の景色を是非とも見てほしくて。。。
1月2日
年末に高山から千葉の実家へと移動してきてました。
この日は朝から成田を目指します。
飛行機は夕方なのですが、先に渡米した妹の話で出国審査と保安検査が混雑して相当時間がかかるという事で、先に成田へ行きお昼をのんびり過ごす事にしました。
実際には年末よりか空いていたので、お昼ごろはガラガラだったんですけどね(^^;
それでも昼過ぎにはそれなりの長蛇の列ができていました。
チェックインを済ませて、荷物を預けたら空港でブラブラ。
お正月なので空港の中を獅子舞が練り歩いたり。
諸外国の方に大ウケでした。
チェーン店ですが、満足です。
心置きなく旅立てます。
夕方、ようやくBoarding
今回はUnitedの予約ですが、この便はANAとの共同運航で、機体も搭乗員もANAでした。
機体はボーイング777‐300ER
エンジンはジェネラルエレクトリック社のGE90-115Bターボファン。
もうそれだけで萌えます。
旅客機最大のターボファンエンジンですよ、ジャンボのエンジンより大きいのです。
という事でさようなら日本。
16:30離陸、そしてすぐに日没です。
19時前には夕ご飯です。
ANAのケータリングなので、もちろん日本人の口に合います。
美味しくいただけました。
子供たちは大興奮。
息子も前に飛行機に乗ったときは保育園児でしたので、あんまり覚えていないかったようです。
目の前にテレビがあり、ゲームが出来て、ご飯が勝手にやってくる。
ジュースも貰えて至れり尽くせり。
そりゃ嬉しいですよね。
夕食後すぐに消灯となりました。
私はその後、スタートレック、イントゥ・ダークネスを見てました。
J・J・エイブラムス監督…スタートレックは面白いです。
映画後、ウトウトしていましたら…
00:30、機内照明が点きまして朝食でーす。
うーん、美味しい。
美味しいけど早い。。。
AM1:00ですが、外は既に明るいです。
間もなく大陸が見えてくる位置まで来ているはずです。
しばらく飛んでるうちに外を見ると、雲が切れて陸地が見えました。
大陸だー♪
ちょうど真下にサンアンドレアス断層が見えるところでした。
アメリカ西部を縦断する、超大型断層です。
と言うか、北アメリカプレートと太平洋プレートの境目ですね。
さぁ、そんなこんなしているうちに眼下には町。
あの丘の上に見える白い看板、あれですね。
「Hollywood 」と書かれた有名な看板。
ロスはやっぱり街ですね~。
ここに来るのは確か初めてのはず。
という事で、1/3のAM2:20着陸しました。
ここで時計を17時間戻します。
現地時間、1/2のAM9:20となります。時を遡りましたね。
『Welcome to The United States』
カッコイイ
まだ眠い目をこすって移動します。
そうそう、さっき飛行機から見えた看板、コレです。
ここで入国審査、なのですが…
トラブル発生です。
妹の夫、つまり義弟にあたるAくんも一緒の飛行機で来たのですが、入国審査で捕まる事件発生です。
いつまで経っても出てこないので、いったん外に出ることにしました。
ココで妹と、友人Yちゃんと合流します。
友人Yちゃんはロスに来て20年以上です。
妹がロスに住んでいた時の大切なお友達で、今回の旅の後半に合流することになっています。
今回はお出迎えに来てくれました。
しかし、悠長な事も言ってられず、Aくんが捕まっていることを話すと…
妹、ダンナが捕まっているのに見事な余裕っぷり。
なんでも、今の政権になってから良くある事らしく、何でもない人をランダムに捕まえて2~3時間拘留して、何事も無く開放するのだそうで。
とりあえず、中には戻れないので日本語が話せるスタッフを捕まえて家族で行動している事や、トランジットがあることを訴えました。
そうすると、しばらくして出てきました(笑
何かあった訳では無く、別室に連れて行かれて「ここで待っててね~」とだけ言われて置いて行かれたそうです。
で、しばらくしたら検査官が来て、パスポート見せたら行っていいよ~って通されたそうで。
ホントに、何事も無く良かったです。
入国で捕まるとか、なかなか出来ない体験ですね(笑
さぁ、トランジットがあるとはいえ、次の飛行機は15:30
4時間ちょっとあるので外に出ます。
タクシーとYちゃんの車に分乗して、サンタモニカへ。
イエローキャブでっせ~。
さすがロスのタクシーはグイグイ攻めます。
ホーンバンバン、食い込みバンバン、自己主張していないと流れに乗れない交通事情のようです。
しばらく走ってサンタモニカへ。
少し歩いてビーチを目指します。
あー、サンタモニカっぽい。
テレビで見る景色です。
この遊歩道を自転車で走る人、電動スケボーで走る人、ジョギングする人、踊る人、寝る人。
なんともフリーダム。
自転車は危ないとか、電動スケボーが危険とか、文句を言う人は一人もいなく、みな自己責任の自己判断で自由に行動しています。
自分の常識を他人に強要しない、『個』がある国ですね。
逆光ですが、ヨットハーバーです。
サンタモニカ・ピアと言う、海に700mほど突き出た桟橋です。
桟橋の上にカフェがあったり遊園地があったり、歴史も長い由緒正しき桟橋です。
サンタモニカのビーチを一望できます。
綺麗な所ですね。
なぜ妹がここに我々を連れて来たのか・・・、多分これがあるからです。
『End of the Trail』 Route66の末端です。
Route66、これを知らない人はそうは居ないでしょう。
かつてアメリカを築き上げた大陸横断道路の果てがココです。
そうか、この旅の始まりはアメリカの果てから始まるのですね。
ゾクゾクします。
そして…
『Bubba Gump SHRIMP COMPANY』(バッバ・ガンプ シュリンプ カンパニー)
わかる人は一発ですよね。
フォレストガンプと言う映画で、ガンプがバッバとの約束を守るべくエビ捕り漁を始めて、ダン中尉と作った大きな会社。
そのカフェがありました。
という事は…
この桟橋の果ては…
ここだ…
ガンプが何度も大陸を横断しては引き返した場所。
もう初日で泣けます。
前知識無くここに連れてこられたので、妹の意図に感動しました。
ちなみに妹には
『アメリカに来る前に、子供達には「フォレストガンプ」と「カーズ」を見せておいてね。』
と言われていました、こういう事だったのですね。
フォレストガンプ 一期一会、良い映画です。
見たこと無い人はあまり居ないと思いますが、是非見てください。
桟橋の上に遊園地です。
インスタ映えさせてみます。
街に戻ると長いバス。
日本で乗るなら大型・牽引・二種の免許が要りますね。
二種だけ持ってない…
さぁ、時間もボチボチなので空港に戻ります。
今度はYちゃんの車。もちろん左ハンドルの右側通行です。
5車線のフリーウェイw
ちょっと道路が混んでいたり、チェックインが混んでいたりででバタバタし、慌てて飛行機に乗ることに。
Yちゃんは一旦お別れして、また数日後に会う事になります。
次の目的地へ移動です。
またUnited航空ですが、今度はアメリカの国内線。
機体はエンブラエルのERJ-170LR
離陸の為に延びたフラップとウィングレットに萌えます。
向こうに映っているのはボンバルディアのCRJ200かな…?
アメリカ国内は広いので、バス感覚で飛行機に乗る人が多いです。
次の目的地はフェニックスです。
と言っても、たかだか400マイルも飛ばないので、小一時間で到着です。
でも、車だと6時間です。
空港の規模がぐっと可愛くなりました。
さすがにもう日本語を見ることはありません。
出待ち。
8人でスーツケースが10個
大所帯です。
空港を出て、とりあえずする事は…
レンタカーの引き取りです。
大きい!
フォードのトランジット、ハイルーフのロング、15人乗り!
これ、日本で乗りたい…
スーツケース満載ですが、大人が立って歩けます。
しかし、なんてアバウトな引き渡し。
『空港の駐車場の〇の×列においてあるから。ロックかけて無いし、ボックスの封筒にキー入れとくよ!』
ってな感じで、不用心な引き渡しは無事に終わりました。さすがアメリカ・・・でいいのかな?
レンタカー屋さんの姿を見ることはありませんでした。
さぁ、時間は18時を回った所なのですが、ここで時計を進めます。
タイムゾーンを越えたので時刻は19時となりました。
国内で時間が変わる、さすが大陸です。
日本との時差は16時間となりました。
今日の目的地はセドナ。
フェニックスから110㎞ほどです。
でも、とりあえずは夕ご飯を食べないと。
はて、今日は何回ご飯を食べているんだろう…?
とりあえず、お気軽にデニーズ。
もう、いきなりアメリカンですよ。
でもファミレスは外れません、美味しく頂けました。
食後は私の運転に代わり、一路セドナを目指します。
マイル表示のスピードメーター、速度標識、街の距離、徐々に慣らしていきます。
左ハンドル右側通行には違和感なく溶け込みました。
後は日本との交通ルールとの違いですね。
日本には無い「YIELD」と言う標識。
これは「止まれ」のSTOPとは別の『譲れ』と言う意味です。
交差点などでこの標識を見たら、交差する道の方が優先と言う意味です。
ですので、優先道路に車が居なければ、止まる事無く飛び出して構いません。
これは前に仕事でオーストラリアやニュージーランドに行っていた時に見ていた「GIVE WAY」と同じなので、これも違和感なく受け入れられました。
日本にも是非欲しい標識ですね。でも日本の国民性だと受け入れられないだろうな~。
そして、最初戸惑ったのは”赤信号の行って良し”です。
信号交差点が赤で右折するときだけですが、優先道路に車が居なければ行ってもいいんです。
右側通行なので、日本で言うなれば信号で左折するとき、赤信号でも右から車が来なければ行っていいんです。
最初はそれを見ているのも自分で行くのもドキッとしましたが、慣れてきたらこれまた合理的で良い法規です。
無駄に待つこと無いですしね。
さぁ、そんなこんなで走り倒してようやく今日の宿に到着です。
「セドナ ヴィレッジ ロッジ」です。
もう疲れていたので子供達もバタン。
私は最初の現地ビールを頂きました。
今日は何時間起きてたんだろう?
と思ったりしたのですが、無駄なので考えるのを辞めました。
さぁ、翌日からいよいよ本格的に大地を堪能します。
まずは移動がメインの1日目、お休みなさい!
明日は何が待ってるかな?
2日目へ続く。
ボチボチと綴り始めます。
膨大な量の写真整理だけで、かなり時間がかかってしまいました。
今回の旅の目的はいくつかありまして、その代表的なのがこの二つ。
①息子の小学生最後の旅に、海外の山を歩きたい。
②そろそろいい年になった両親と旅行をしておきたい。
という事で妹と話が合い、それならばアメリカはどうかと。
一緒に行くと、妹が動いてくれました。
妹は現在東京在住ですが、もともと数年ほどロスにて某旅行代理店の現地員をしておりました。
他にも海外歴が長いので、英語バリバリどころか寝言も英語で言うほどのバイリンガルです。
ですので、自分が今までお客様に勧めていた旅を、
さらに一歩踏み込んで入り込むと言うスタイルにして今回の旅を提案してくれました。
さて、それではいつも以上に長文になると思いますが、皆様ついてきてください(^^)
あ、あと今回はメモリアルなので、容量が喰われることを覚悟で大きい写真で行きます。
見にくいでしょうけど、大地の景色を是非とも見てほしくて。。。
1月2日
年末に高山から千葉の実家へと移動してきてました。
この日は朝から成田を目指します。
飛行機は夕方なのですが、先に渡米した妹の話で出国審査と保安検査が混雑して相当時間がかかるという事で、先に成田へ行きお昼をのんびり過ごす事にしました。
実際には年末よりか空いていたので、お昼ごろはガラガラだったんですけどね(^^;
それでも昼過ぎにはそれなりの長蛇の列ができていました。
チェックインを済ませて、荷物を預けたら空港でブラブラ。
お正月なので空港の中を獅子舞が練り歩いたり。
諸外国の方に大ウケでした。
チェーン店ですが、満足です。
心置きなく旅立てます。
夕方、ようやくBoarding
今回はUnitedの予約ですが、この便はANAとの共同運航で、機体も搭乗員もANAでした。
機体はボーイング777‐300ER
エンジンはジェネラルエレクトリック社のGE90-115Bターボファン。
もうそれだけで萌えます。
旅客機最大のターボファンエンジンですよ、ジャンボのエンジンより大きいのです。
という事でさようなら日本。
16:30離陸、そしてすぐに日没です。
19時前には夕ご飯です。
ANAのケータリングなので、もちろん日本人の口に合います。
美味しくいただけました。
子供たちは大興奮。
息子も前に飛行機に乗ったときは保育園児でしたので、あんまり覚えていないかったようです。
目の前にテレビがあり、ゲームが出来て、ご飯が勝手にやってくる。
ジュースも貰えて至れり尽くせり。
そりゃ嬉しいですよね。
夕食後すぐに消灯となりました。
私はその後、スタートレック、イントゥ・ダークネスを見てました。
J・J・エイブラムス監督…スタートレックは面白いです。
映画後、ウトウトしていましたら…
00:30、機内照明が点きまして朝食でーす。
うーん、美味しい。
美味しいけど早い。。。
AM1:00ですが、外は既に明るいです。
間もなく大陸が見えてくる位置まで来ているはずです。
しばらく飛んでるうちに外を見ると、雲が切れて陸地が見えました。
大陸だー♪
ちょうど真下にサンアンドレアス断層が見えるところでした。
アメリカ西部を縦断する、超大型断層です。
と言うか、北アメリカプレートと太平洋プレートの境目ですね。
さぁ、そんなこんなしているうちに眼下には町。
あの丘の上に見える白い看板、あれですね。
「Hollywood 」と書かれた有名な看板。
ロスはやっぱり街ですね~。
ここに来るのは確か初めてのはず。
という事で、1/3のAM2:20着陸しました。
ここで時計を17時間戻します。
現地時間、1/2のAM9:20となります。時を遡りましたね。
『Welcome to The United States』
カッコイイ
まだ眠い目をこすって移動します。
そうそう、さっき飛行機から見えた看板、コレです。
ここで入国審査、なのですが…
トラブル発生です。
妹の夫、つまり義弟にあたるAくんも一緒の飛行機で来たのですが、入国審査で捕まる事件発生です。
いつまで経っても出てこないので、いったん外に出ることにしました。
ココで妹と、友人Yちゃんと合流します。
友人Yちゃんはロスに来て20年以上です。
妹がロスに住んでいた時の大切なお友達で、今回の旅の後半に合流することになっています。
今回はお出迎えに来てくれました。
しかし、悠長な事も言ってられず、Aくんが捕まっていることを話すと…
妹、ダンナが捕まっているのに見事な余裕っぷり。
なんでも、今の政権になってから良くある事らしく、何でもない人をランダムに捕まえて2~3時間拘留して、何事も無く開放するのだそうで。
とりあえず、中には戻れないので日本語が話せるスタッフを捕まえて家族で行動している事や、トランジットがあることを訴えました。
そうすると、しばらくして出てきました(笑
何かあった訳では無く、別室に連れて行かれて「ここで待っててね~」とだけ言われて置いて行かれたそうです。
で、しばらくしたら検査官が来て、パスポート見せたら行っていいよ~って通されたそうで。
ホントに、何事も無く良かったです。
入国で捕まるとか、なかなか出来ない体験ですね(笑
さぁ、トランジットがあるとはいえ、次の飛行機は15:30
4時間ちょっとあるので外に出ます。
タクシーとYちゃんの車に分乗して、サンタモニカへ。
イエローキャブでっせ~。
さすがロスのタクシーはグイグイ攻めます。
ホーンバンバン、食い込みバンバン、自己主張していないと流れに乗れない交通事情のようです。
しばらく走ってサンタモニカへ。
少し歩いてビーチを目指します。
あー、サンタモニカっぽい。
テレビで見る景色です。
この遊歩道を自転車で走る人、電動スケボーで走る人、ジョギングする人、踊る人、寝る人。
なんともフリーダム。
自転車は危ないとか、電動スケボーが危険とか、文句を言う人は一人もいなく、みな自己責任の自己判断で自由に行動しています。
自分の常識を他人に強要しない、『個』がある国ですね。
逆光ですが、ヨットハーバーです。
サンタモニカ・ピアと言う、海に700mほど突き出た桟橋です。
桟橋の上にカフェがあったり遊園地があったり、歴史も長い由緒正しき桟橋です。
サンタモニカのビーチを一望できます。
綺麗な所ですね。
なぜ妹がここに我々を連れて来たのか・・・、多分これがあるからです。
『End of the Trail』 Route66の末端です。
Route66、これを知らない人はそうは居ないでしょう。
かつてアメリカを築き上げた大陸横断道路の果てがココです。
そうか、この旅の始まりはアメリカの果てから始まるのですね。
ゾクゾクします。
そして…
『Bubba Gump SHRIMP COMPANY』(バッバ・ガンプ シュリンプ カンパニー)
わかる人は一発ですよね。
フォレストガンプと言う映画で、ガンプがバッバとの約束を守るべくエビ捕り漁を始めて、ダン中尉と作った大きな会社。
そのカフェがありました。
という事は…
この桟橋の果ては…
ここだ…
ガンプが何度も大陸を横断しては引き返した場所。
もう初日で泣けます。
前知識無くここに連れてこられたので、妹の意図に感動しました。
ちなみに妹には
『アメリカに来る前に、子供達には「フォレストガンプ」と「カーズ」を見せておいてね。』
と言われていました、こういう事だったのですね。
フォレストガンプ 一期一会、良い映画です。
見たこと無い人はあまり居ないと思いますが、是非見てください。
桟橋の上に遊園地です。
インスタ映えさせてみます。
街に戻ると長いバス。
日本で乗るなら大型・牽引・二種の免許が要りますね。
二種だけ持ってない…
さぁ、時間もボチボチなので空港に戻ります。
今度はYちゃんの車。もちろん左ハンドルの右側通行です。
5車線のフリーウェイw
ちょっと道路が混んでいたり、チェックインが混んでいたりででバタバタし、慌てて飛行機に乗ることに。
Yちゃんは一旦お別れして、また数日後に会う事になります。
次の目的地へ移動です。
またUnited航空ですが、今度はアメリカの国内線。
機体はエンブラエルのERJ-170LR
離陸の為に延びたフラップとウィングレットに萌えます。
向こうに映っているのはボンバルディアのCRJ200かな…?
アメリカ国内は広いので、バス感覚で飛行機に乗る人が多いです。
次の目的地はフェニックスです。
と言っても、たかだか400マイルも飛ばないので、小一時間で到着です。
でも、車だと6時間です。
空港の規模がぐっと可愛くなりました。
さすがにもう日本語を見ることはありません。
出待ち。
8人でスーツケースが10個
大所帯です。
空港を出て、とりあえずする事は…
レンタカーの引き取りです。
大きい!
フォードのトランジット、ハイルーフのロング、15人乗り!
これ、日本で乗りたい…
スーツケース満載ですが、大人が立って歩けます。
しかし、なんてアバウトな引き渡し。
『空港の駐車場の〇の×列においてあるから。ロックかけて無いし、ボックスの封筒にキー入れとくよ!』
ってな感じで、不用心な引き渡しは無事に終わりました。さすがアメリカ・・・でいいのかな?
レンタカー屋さんの姿を見ることはありませんでした。
さぁ、時間は18時を回った所なのですが、ここで時計を進めます。
タイムゾーンを越えたので時刻は19時となりました。
国内で時間が変わる、さすが大陸です。
日本との時差は16時間となりました。
今日の目的地はセドナ。
フェニックスから110㎞ほどです。
でも、とりあえずは夕ご飯を食べないと。
はて、今日は何回ご飯を食べているんだろう…?
とりあえず、お気軽にデニーズ。
もう、いきなりアメリカンですよ。
でもファミレスは外れません、美味しく頂けました。
食後は私の運転に代わり、一路セドナを目指します。
マイル表示のスピードメーター、速度標識、街の距離、徐々に慣らしていきます。
左ハンドル右側通行には違和感なく溶け込みました。
後は日本との交通ルールとの違いですね。
日本には無い「YIELD」と言う標識。
これは「止まれ」のSTOPとは別の『譲れ』と言う意味です。
交差点などでこの標識を見たら、交差する道の方が優先と言う意味です。
ですので、優先道路に車が居なければ、止まる事無く飛び出して構いません。
これは前に仕事でオーストラリアやニュージーランドに行っていた時に見ていた「GIVE WAY」と同じなので、これも違和感なく受け入れられました。
日本にも是非欲しい標識ですね。でも日本の国民性だと受け入れられないだろうな~。
そして、最初戸惑ったのは”赤信号の行って良し”です。
信号交差点が赤で右折するときだけですが、優先道路に車が居なければ行ってもいいんです。
右側通行なので、日本で言うなれば信号で左折するとき、赤信号でも右から車が来なければ行っていいんです。
最初はそれを見ているのも自分で行くのもドキッとしましたが、慣れてきたらこれまた合理的で良い法規です。
無駄に待つこと無いですしね。
さぁ、そんなこんなで走り倒してようやく今日の宿に到着です。
「セドナ ヴィレッジ ロッジ」です。
もう疲れていたので子供達もバタン。
私は最初の現地ビールを頂きました。
今日は何時間起きてたんだろう?
と思ったりしたのですが、無駄なので考えるのを辞めました。
さぁ、翌日からいよいよ本格的に大地を堪能します。
まずは移動がメインの1日目、お休みなさい!
明日は何が待ってるかな?
2日目へ続く。