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2017年03月03日
大崩山でSki
この前の日曜日ですが、乗鞍の大崩山にスキーをしに行ってきました。
冬の間ナマった体に活を入れないと、すぐに白川郷のスノーゲインもありますし。
そして息子も行ってみたいと言うので、リスクの少ない所で大崩山を選びました。
リスクは少ないといっても冬山です。
ビーコン、ヒトココは二人とも装備。
登山計画書はちゃんと提出してから行きますよ。
2月26日
158号の久手牧場前の待避所に駐車して準備します。
私は登りもスキーで行けますが、息子は登れるスキーではありません。
と言う事で、息子はスノーシューです。
彼は自分のブーツは自分で担ぎ、板は私が担ぎ上げる事にしました。
と言う事で、7:30ごろスタートします。
最初は体慣らしもあり、あえて林道をぐるっと回ることにしました。
程よく体も暖まったところで最初の斜面です。
スキーの方が5~6名ほど、左側を先行して行きます。
息子はスノーシューなので、そのまままっすぐ直答する気満々のようです。
なんとかここを登り切った所です。
正直、大崩山はここが一番急登のような気がします。
息子「お父さん、僕はここ滑って降りれないな。」
とかサラッと言います。
まぁ、それは帰りに考えようか。
少し歩くと開けてきたり。
天気予報は外れていい天気です♪
目印の木。
日が当ると暖かくて暑いぐらいです。
綺麗ですね~。
息子も振り返って景色を眺めます。
いや、来て良かった。
息子が撮ってくれました。
アウターも脱いで、快適に歩きます。
目標の山頂が見えてきました。
左側ですね。
と言う事で、2時間ほどで夫婦松付近へ来ました。
良いペースです。
高山市が一望ですね。
天気が良くて最高の景色です。
暑いので日陰で大休止します。
天気予報は曇りで風が強いとの事でしたので、ダメならここで引き返す予定だったのですが・・・
予報が外れて天気も良く、風も穏やかでした。
と言う事で、さらに上を目指して行く事にしました。
さて、ここからは尾根筋を辿って登ります。
樹林帯を尾根筋に上げて行きます。
ここから先は急登も無く、ただひたすらに高度を稼ぐだけですね。
乗鞍スカイラインに出ます。
夫婦松駐車場も含めると、5たびスカイラインに出ることになります。
ゆっくりゆっくり登り上げます。
いいね、絵になるよ~♪
高度を上げてくると木々が雪を纏い始めます。
樹氷っぽくなってきましたね~。
穂高方面、山頂は雲の中です。
あちらは風が強そうですね。
たまに開けた斜面もあったりします。
ここはスキーで滑るのが気持ち良さそうですね!
11:30
最後にスカイラインに出るところです。
さすがに4時間登って来たので息子も疲れ気味のようです。
ここでもう一度大休止します。
少々雲も出てきて、風が少し吹き始めてきました。
息子にどうするか聞いたところ、せっかくここまで来たから山頂に行きたいといいます。
どうせ樹林帯を行きますし、このままもう少し頑張りましょう。
ここから先、先行者のトレースは全てスカイライン方面についていました。
皆さん猫岳に向かったようですね。
先のコルへ上げる斜面に数名の方が取り付いているのが見えます。
ちょっと斜度がありそうです。
あそこは息子は厳しいだろうな~・・・
ちょうど滑って降りてこられた方から、
「クトーが無いと猫は厳しいよ」
と情報を頂きました。
と言う事で、予定通り尾根筋を大崩山に向かいます。
ここから先の尾根はノートレースです。
うっすらトレースはありますが、積もった雪にかき消されていました。
1時間ほど歩いて息子もちょと疲れてきた頃・・・
開けてきた!
こうなったら山頂はすぐそこです。
ここの斜面も滑るのが気持ち良さそうです♪
またここで山頂から滑ってこられた2名の方が、
「山頂はすぐそこですよ!」
と言うので、息子も再びやる気になります。
最後の尾根。
少し細尾根になりますので、風が強いと注意ですね。
平湯側は見下ろす感じです。
カーンと大斜面です。
もう少しだよ!
と言う事で、山頂頂きました。
山頂標は無いですけど。。。
GPSで見ても間違いありません。
板と共に記念写真♪
あちらは猫岳です。
登っている方と滑って居る方が見えます。
滑っている音が聞こえるのですが、ここまで「ガリガリガリガリ・・・・」と聞こえます。
カッチカチですね。
さて、それではこちらも準備完了です。
行きましょう!
最初の痩せ尾根は気をつけて・・・
平湯側の斜面、滑りたいです。
でも今日は我慢。
そして・・・
滑る!
滑る!!
息子、いきなり楽しいようです♪
滑る!!!
もう笑顔が止まりません。
登った苦労が報われる瞬間ですね。
そこから先は樹林帯を滑ったり、スカイラインを滑ってみたりと
樹林帯はGPS見ながら立ち止まる事がおおかったのですが、
それでもあっと言う間に夫婦松駐車場まで戻ってきました。
ここで少し休憩です。
さすがに足がパンパンです。
少ししてから再び滑ります。
牧場上部まで戻ってきました。
山頂、遠いですね。
さすがにこれだけ滑ってくると満足です。
息子、滑って来て・・・
あ!
コケた(笑
目印の木です。
そして最後に息子が滑れないと言ってた斜面を迂回して林道を滑ってきたら・・・
北側の斜面になんとも素敵な斜面がありました。
シュプールが描けて最高です!
息子もここならとキュンキュン降りてきます。
と言う事で、無事に久手牧場看板まで戻ってきました。
息子も相当楽しかったようで、また行きたいとの事でした。
また、なるべくリスクの少ない山を探してスキーを担ぎ上げようかな。。。
初めての山スキーは大満足のようでした♪
さて、次はどこの山に登ろうかな?
冬の間ナマった体に活を入れないと、すぐに白川郷のスノーゲインもありますし。
そして息子も行ってみたいと言うので、リスクの少ない所で大崩山を選びました。
リスクは少ないといっても冬山です。
ビーコン、ヒトココは二人とも装備。
登山計画書はちゃんと提出してから行きますよ。
2月26日
158号の久手牧場前の待避所に駐車して準備します。
私は登りもスキーで行けますが、息子は登れるスキーではありません。
と言う事で、息子はスノーシューです。
彼は自分のブーツは自分で担ぎ、板は私が担ぎ上げる事にしました。
と言う事で、7:30ごろスタートします。
最初は体慣らしもあり、あえて林道をぐるっと回ることにしました。
程よく体も暖まったところで最初の斜面です。
スキーの方が5~6名ほど、左側を先行して行きます。
息子はスノーシューなので、そのまままっすぐ直答する気満々のようです。
なんとかここを登り切った所です。
正直、大崩山はここが一番急登のような気がします。
息子「お父さん、僕はここ滑って降りれないな。」
とかサラッと言います。
まぁ、それは帰りに考えようか。
少し歩くと開けてきたり。
天気予報は外れていい天気です♪
目印の木。
日が当ると暖かくて暑いぐらいです。
綺麗ですね~。
息子も振り返って景色を眺めます。
いや、来て良かった。
息子が撮ってくれました。
アウターも脱いで、快適に歩きます。
目標の山頂が見えてきました。
左側ですね。
と言う事で、2時間ほどで夫婦松付近へ来ました。
良いペースです。
高山市が一望ですね。
天気が良くて最高の景色です。
暑いので日陰で大休止します。
天気予報は曇りで風が強いとの事でしたので、ダメならここで引き返す予定だったのですが・・・
予報が外れて天気も良く、風も穏やかでした。
と言う事で、さらに上を目指して行く事にしました。
さて、ここからは尾根筋を辿って登ります。
樹林帯を尾根筋に上げて行きます。
ここから先は急登も無く、ただひたすらに高度を稼ぐだけですね。
乗鞍スカイラインに出ます。
夫婦松駐車場も含めると、5たびスカイラインに出ることになります。
ゆっくりゆっくり登り上げます。
いいね、絵になるよ~♪
高度を上げてくると木々が雪を纏い始めます。
樹氷っぽくなってきましたね~。
穂高方面、山頂は雲の中です。
あちらは風が強そうですね。
たまに開けた斜面もあったりします。
ここはスキーで滑るのが気持ち良さそうですね!
11:30
最後にスカイラインに出るところです。
さすがに4時間登って来たので息子も疲れ気味のようです。
ここでもう一度大休止します。
少々雲も出てきて、風が少し吹き始めてきました。
息子にどうするか聞いたところ、せっかくここまで来たから山頂に行きたいといいます。
どうせ樹林帯を行きますし、このままもう少し頑張りましょう。
ここから先、先行者のトレースは全てスカイライン方面についていました。
皆さん猫岳に向かったようですね。
先のコルへ上げる斜面に数名の方が取り付いているのが見えます。
ちょっと斜度がありそうです。
あそこは息子は厳しいだろうな~・・・
ちょうど滑って降りてこられた方から、
「クトーが無いと猫は厳しいよ」
と情報を頂きました。
と言う事で、予定通り尾根筋を大崩山に向かいます。
ここから先の尾根はノートレースです。
うっすらトレースはありますが、積もった雪にかき消されていました。
1時間ほど歩いて息子もちょと疲れてきた頃・・・
開けてきた!
こうなったら山頂はすぐそこです。
ここの斜面も滑るのが気持ち良さそうです♪
またここで山頂から滑ってこられた2名の方が、
「山頂はすぐそこですよ!」
と言うので、息子も再びやる気になります。
最後の尾根。
少し細尾根になりますので、風が強いと注意ですね。
平湯側は見下ろす感じです。
カーンと大斜面です。
もう少しだよ!
と言う事で、山頂頂きました。
山頂標は無いですけど。。。
GPSで見ても間違いありません。
板と共に記念写真♪
あちらは猫岳です。
登っている方と滑って居る方が見えます。
滑っている音が聞こえるのですが、ここまで「ガリガリガリガリ・・・・」と聞こえます。
カッチカチですね。
さて、それではこちらも準備完了です。
行きましょう!
最初の痩せ尾根は気をつけて・・・
平湯側の斜面、滑りたいです。
でも今日は我慢。
そして・・・
滑る!
滑る!!
息子、いきなり楽しいようです♪
滑る!!!
もう笑顔が止まりません。
登った苦労が報われる瞬間ですね。
そこから先は樹林帯を滑ったり、スカイラインを滑ってみたりと
樹林帯はGPS見ながら立ち止まる事がおおかったのですが、
それでもあっと言う間に夫婦松駐車場まで戻ってきました。
ここで少し休憩です。
さすがに足がパンパンです。
少ししてから再び滑ります。
牧場上部まで戻ってきました。
山頂、遠いですね。
さすがにこれだけ滑ってくると満足です。
息子、滑って来て・・・
あ!
コケた(笑
目印の木です。
そして最後に息子が滑れないと言ってた斜面を迂回して林道を滑ってきたら・・・
北側の斜面になんとも素敵な斜面がありました。
シュプールが描けて最高です!
息子もここならとキュンキュン降りてきます。
と言う事で、無事に久手牧場看板まで戻ってきました。
息子も相当楽しかったようで、また行きたいとの事でした。
また、なるべくリスクの少ない山を探してスキーを担ぎ上げようかな。。。
初めての山スキーは大満足のようでした♪
さて、次はどこの山に登ろうかな?
2017年01月23日
ちょびっと山スキー
お久しぶりでございます。
最後の投稿から2ヶ月近く・・・
全然山に行ってません(笑
空いている週末に天気が悪いとか、天気の良い時は予定が入っていたりとか。
タイミングが悪いのです。
で、先日の日曜日。
子供達が宇津江四十八滝の公園に雪遊びに行きたいと言うので、一緒に行きました。
子供達が雪で遊んでいる間、カミさんにお願いして少し自由時間を頂きました。
少しだけ山を滑ってこようかな~と。
地形図を見た後に、スキーを履いたら適当にハイクアップ。
静かな森が気持ちよいですね。
中々雪深く、スキーでもスネまで埋もれます。
結構なラッセルで1人でヒーヒー言ってます。
高い木々の上からは、たまに落雪があります。
今はサラサラの雪なので良いのですが、晴れた日は雨のように降り注いだり、固まった氷が落ちてくるので危険です。
トレース一本。
気持ち良いです♪
結構な斜度で、久しぶりに緊張するキックターン。
ずり落ちないように注意します。
大分上手になりました。
ノートレース!
なんて喜んでいたら、先住民達の足跡が・・・
シカかな?
このラインを歩くと登りが少し楽でした。
さすが動物達は山を良く知ってますね。
榊って、冬でも落葉しないんですね。
青々と葉が茂っていました。
やっぱり雪の森を歩くって気持ちが良いですね。
なんだか自分と向き合って、良い時間です。
シンシンと雪が降る中、1人で黙々と1時間半ぐらい尾根を登ってきました。
この辺りでGPSで位置を確認すると、標高は250近く上げてきているのと、北面の斜面が滑るのに丁度良さそうです。
と言う事で、本日の最高高度点はココです。
シールを剥がして滑る準備をします。
グローブはもちろん防寒テムレス。
コスパは最高です。
ただ、見た目がダサい・・・
だいぶ藪が濃いですが、ここからドロップイン。
1人なので、雪崩れそうに無いところを狙ってキュンキュン滑ります。
新雪、最高ですね♪
うまく木々をかわしてツリーラン。
少し重めですが、モフモフで最高です♪
沢沿いに滑ると、平滝の少し下に出ました。
そこから遊歩道に沿って滑り降ります。
ここは遊歩道があるので、スノーシューで滝めぐりをしているトレースがありますね。
遊歩道入口まで降りてきました。
建物が凄い雪に埋もれています。
もちろん、今の時期はここまで車では来れません。
下の駐車場まで一気に滑りました。
まだ子供たちはきゃっきゃと雪で遊んでいました。
まーホントに・・・
雪が大好きだね。。。
凄い積雪ですね。
ホワイトきのこのようです。
ここから先は子供達と一緒に雪遊びです。
とある斜面を開拓して、道を作り・・・
滑ります!
しばらくはココで遊べそうですね!
たっぷり5時まで遊んでから帰宅しました。
さーて、山を歩かせてもらうと、逆にウズウズしてきますね。
ガツっとどこか登って滑ってきたくなりました。
どこへ行くかなー?
最後の投稿から2ヶ月近く・・・
全然山に行ってません(笑
空いている週末に天気が悪いとか、天気の良い時は予定が入っていたりとか。
タイミングが悪いのです。
で、先日の日曜日。
子供達が宇津江四十八滝の公園に雪遊びに行きたいと言うので、一緒に行きました。
子供達が雪で遊んでいる間、カミさんにお願いして少し自由時間を頂きました。
少しだけ山を滑ってこようかな~と。
地形図を見た後に、スキーを履いたら適当にハイクアップ。
静かな森が気持ちよいですね。
中々雪深く、スキーでもスネまで埋もれます。
結構なラッセルで1人でヒーヒー言ってます。
高い木々の上からは、たまに落雪があります。
今はサラサラの雪なので良いのですが、晴れた日は雨のように降り注いだり、固まった氷が落ちてくるので危険です。
トレース一本。
気持ち良いです♪
結構な斜度で、久しぶりに緊張するキックターン。
ずり落ちないように注意します。
大分上手になりました。
ノートレース!
なんて喜んでいたら、先住民達の足跡が・・・
シカかな?
このラインを歩くと登りが少し楽でした。
さすが動物達は山を良く知ってますね。
榊って、冬でも落葉しないんですね。
青々と葉が茂っていました。
やっぱり雪の森を歩くって気持ちが良いですね。
なんだか自分と向き合って、良い時間です。
シンシンと雪が降る中、1人で黙々と1時間半ぐらい尾根を登ってきました。
この辺りでGPSで位置を確認すると、標高は250近く上げてきているのと、北面の斜面が滑るのに丁度良さそうです。
と言う事で、本日の最高高度点はココです。
シールを剥がして滑る準備をします。
グローブはもちろん防寒テムレス。
コスパは最高です。
ただ、見た目がダサい・・・
だいぶ藪が濃いですが、ここからドロップイン。
1人なので、雪崩れそうに無いところを狙ってキュンキュン滑ります。
新雪、最高ですね♪
うまく木々をかわしてツリーラン。
少し重めですが、モフモフで最高です♪
沢沿いに滑ると、平滝の少し下に出ました。
そこから遊歩道に沿って滑り降ります。
ここは遊歩道があるので、スノーシューで滝めぐりをしているトレースがありますね。
遊歩道入口まで降りてきました。
建物が凄い雪に埋もれています。
もちろん、今の時期はここまで車では来れません。
下の駐車場まで一気に滑りました。
まだ子供たちはきゃっきゃと雪で遊んでいました。
まーホントに・・・
雪が大好きだね。。。
凄い積雪ですね。
ホワイトきのこのようです。
ここから先は子供達と一緒に雪遊びです。
とある斜面を開拓して、道を作り・・・
滑ります!
しばらくはココで遊べそうですね!
たっぷり5時まで遊んでから帰宅しました。
さーて、山を歩かせてもらうと、逆にウズウズしてきますね。
ガツっとどこか登って滑ってきたくなりました。
どこへ行くかなー?
2015年05月01日
焼岳を滑ろう
5月1日
GW初日、職場は休み、家内は仕事、子供達は学校。
1日フリーダム
と言うわけで、シーズン最後のスキーに行く事に。
焼岳に行くか乗鞍に行くか迷いましたが、お昼には帰れる焼岳にしました。
5:55スタートです。
しかし、例年より融雪が進んでいて、中の湯の駐車場からしばらくは夏道を歩きました。
出合手前の広場、焼岳どーん
下堀沢出合でストックをピッケルに持ち替えて雪渓を詰めます。
岩場にカメラを置いて自撮り。
予想以上に綺麗に撮れました♪
北峰ふもとの噴気孔。
勢い良く出ていますね。
先行者の方が眺めています。
9:05山頂、頂きました!
スキーの人はコルやドーム下に板をデポするのですが、
あえて山頂に上げます。
恒例行事なので気にしないでください。
お湯を沸かしてカップラーメン、遅めの朝ごはんです。
焼岳に登るのは
「朝飯前だぜ!」
と言いたかっただけなので気にしないでください。
ホントはすっごくお腹が空いてて、
下堀沢出合で食べてしまおうかと迷いました。
おかげで雪渓はシャリバテ気味・・・
あまりに天気が良いので山頂満喫。
後から登って来られた方々も早々に下山し、山頂を独り占めです。
コーヒーのみながら1時間ほどのんびりしました。
穂高岳に乾杯!
新穂高から焼岳小屋まで見えますね・・・
今年の夏に歩く予定です。
さて、帰ります。
滑る準備に15分。
下堀沢出合まで7分。
準備の方が時間がかかったり・・・
1740m地点にて滑走限界。
もう雪が無いので、再び板を担いで歩きますが・・・。
兼用靴に泥の夏道は苦行以外の何者でもありません。
ここまで楽しくてテンションMAX↑だったのに、
ここでテンションMinimum↓・・・
11:30に駐車場へ戻りました。
下山後は中の湯旅館に日帰り温泉。
ホントは12時からなのですが、少し速めに入らせてもらえました。
ありがとうございます♪
さて、スキーシーズンもボチボチおしまいですね。
夏山の準備しないとですね!
GW初日、職場は休み、家内は仕事、子供達は学校。
1日フリーダム
と言うわけで、シーズン最後のスキーに行く事に。
焼岳に行くか乗鞍に行くか迷いましたが、お昼には帰れる焼岳にしました。
5:55スタートです。
しかし、例年より融雪が進んでいて、中の湯の駐車場からしばらくは夏道を歩きました。
出合手前の広場、焼岳どーん
下堀沢出合でストックをピッケルに持ち替えて雪渓を詰めます。
岩場にカメラを置いて自撮り。
予想以上に綺麗に撮れました♪
北峰ふもとの噴気孔。
勢い良く出ていますね。
先行者の方が眺めています。
9:05山頂、頂きました!
スキーの人はコルやドーム下に板をデポするのですが、
あえて山頂に上げます。
恒例行事なので気にしないでください。
お湯を沸かしてカップラーメン、遅めの朝ごはんです。
焼岳に登るのは
「朝飯前だぜ!」
と言いたかっただけなので気にしないでください。
ホントはすっごくお腹が空いてて、
下堀沢出合で食べてしまおうかと迷いました。
おかげで雪渓はシャリバテ気味・・・
あまりに天気が良いので山頂満喫。
後から登って来られた方々も早々に下山し、山頂を独り占めです。
コーヒーのみながら1時間ほどのんびりしました。
穂高岳に乾杯!
新穂高から焼岳小屋まで見えますね・・・
今年の夏に歩く予定です。
さて、帰ります。
滑る準備に15分。
下堀沢出合まで7分。
準備の方が時間がかかったり・・・
1740m地点にて滑走限界。
もう雪が無いので、再び板を担いで歩きますが・・・。
兼用靴に泥の夏道は苦行以外の何者でもありません。
ここまで楽しくてテンションMAX↑だったのに、
ここでテンションMinimum↓・・・
11:30に駐車場へ戻りました。
下山後は中の湯旅館に日帰り温泉。
ホントは12時からなのですが、少し速めに入らせてもらえました。
ありがとうございます♪
さて、スキーシーズンもボチボチおしまいですね。
夏山の準備しないとですね!
2015年03月08日
猪臥山プチ周回
今日はザ・裏山の猪臥山へ。
毎日眺める猪臥山。
やはり冬には一度行かなければいけない山です。
朝早く登って山頂で朝食をとる予定でしたが、
天候が悪そうで昼から晴れの予報。
出発を遅らせました。
今回は初めて周遊に挑戦しようかと。
携帯マップにGPSで道迷いは無いはず。
なんとなく国土地理院の地図を見れば滑れそうな所が読めるようになってきましたので、
今回は地図上に予定コースをマーキングしてきました。
いつものコースで山頂に上がり、反対の尾根から滑って降りる予定です。
猪臥山トンネルの清見側の駐車場へ。
車は既に3台ほど止まっていました。
スキーを下ろして準備していると、マイクロバスが入ってきて団体さんが降りてきました。
皆さんスノーシューで山頂へ行かれるようです。
準備が終わった所で、一足先に出発させて頂きます。
9:30スタートです。
最初の林道歩きはひたすらテクテク。
単独なので少しハイペース気味に足を進めます。
雪質は水分が多く滑るのは楽しく無さそうです。
でもその代わりにシールは効きます。
帰りは右岸上部の尾根から戻る予定なので、渡渉点を確認しながら歩きます。
渡れそうなポイントを地図上で確認し、滑って来れそうな斜面を地図で見ながら・・・
うん、予定通りの行動が出来そうです。
しかし今年はホントに雪が多いです。
どこからでも渡渉できそうです。
ここの林道名物、木のアーチ。
今年も安定のアーチがあります。
45分ほどで尾根取り付きの渡渉点へ。
あとはどんどん高度を上げますが、視界は悪くなっていきます。
木々は昨夜の降雪か、すこし樹氷っぽくなってきました。
綺麗です♪
山頂手前の二つのピークはショートカットして楽をしました。
しかし二つ目のピークの上に先行者がいまして、迷っている模様。
ピークまで登って山頂の方向を教えました。
確かに今日は視界が悪すぎです。
初めて来た人には少し厳しいと思います。
11:20
多分山頂・・・
山頂はいつもの景色とは大違い。
いつもは山頂標の頭ぐらいは見えているのに、今年は全く見えません。
GPSを見ながら真下に三角点がある場所を確認して、
そこを今日の山頂と決めました。
猪臥山は山頂標の横に三角点があったはずです。
本日一番乗り♪
2時間かかりませんでした。
ショートカットしている間に追い越したパーティもあったらしく、
続々と人が登って来ます。
山頂手前では小学1年生の男の子を連れたパパさんが居ました。
これは素敵な出会いでした。
「世界一周子育ての旅」のあの方でした。
その後、先ほどの団体さんも登ってきて山頂は大混雑。
何名かの方が山頂標を探して少し奥まで行ってました。
やっぱり無いですよね。
休める場所を確保して、お昼ご飯を食べて晴れるのを待ちますが・・・
どうやら晴れそうに無いです。
予報を見ると、さらに晴れ間が3時間後ろにずれ込んでました。
1時間ちょっと山頂に居ましたが展望はダメそう。
アレだけ人が居た山頂も誰も居なくなったので、私も下山します。
13:30スキーのシールを剥がして、そのまま右岸の尾根へ。
雪庇が大きく張り出しているっぽいので、近づかないようにします。
氷をまとった木々の間をすり抜けるように滑ります。
綺麗!気持ち良いです♪
しかし予定では尾根沿いに進み、1456ピークとその先のピークを二つ登り返してから尾根筋に滑り降りるはずでしたが・・・
あまりに視界が悪く、迷ってしまいそうです。
少し滑ってはGPSを見てを繰り返してるので進みません。
高度を下げると雪質も悪く、滑っても楽しくない感じなので、
1456ピークの登り返しをやめて、最初の鞍部から沢に滑り出しました。
しかしここでまたアクシデント。
重い雪に突き刺さったストックの先が雪の中に残ってしまい、掘り出しました。
そしてなかなかこの場で修理が難しそうなので、とりあえずガムテで固定。
再び滑って降りました。
丁度、尾根取り付き部の渡渉点に出たので、あとは林道をスルスル滑って帰るだけ。
駐車場直前で先に降りた皆さんに追いつきました。
うーん、また天気の良い日にリベンジしたいな・・・
今度は息子とスノーシューかな?
毎日眺める猪臥山。
やはり冬には一度行かなければいけない山です。
朝早く登って山頂で朝食をとる予定でしたが、
天候が悪そうで昼から晴れの予報。
出発を遅らせました。
今回は初めて周遊に挑戦しようかと。
携帯マップにGPSで道迷いは無いはず。
なんとなく国土地理院の地図を見れば滑れそうな所が読めるようになってきましたので、
今回は地図上に予定コースをマーキングしてきました。
いつものコースで山頂に上がり、反対の尾根から滑って降りる予定です。
猪臥山トンネルの清見側の駐車場へ。
車は既に3台ほど止まっていました。
スキーを下ろして準備していると、マイクロバスが入ってきて団体さんが降りてきました。
皆さんスノーシューで山頂へ行かれるようです。
準備が終わった所で、一足先に出発させて頂きます。
9:30スタートです。
最初の林道歩きはひたすらテクテク。
単独なので少しハイペース気味に足を進めます。
雪質は水分が多く滑るのは楽しく無さそうです。
でもその代わりにシールは効きます。
帰りは右岸上部の尾根から戻る予定なので、渡渉点を確認しながら歩きます。
渡れそうなポイントを地図上で確認し、滑って来れそうな斜面を地図で見ながら・・・
うん、予定通りの行動が出来そうです。
しかし今年はホントに雪が多いです。
どこからでも渡渉できそうです。
ここの林道名物、木のアーチ。
今年も安定のアーチがあります。
45分ほどで尾根取り付きの渡渉点へ。
あとはどんどん高度を上げますが、視界は悪くなっていきます。
木々は昨夜の降雪か、すこし樹氷っぽくなってきました。
綺麗です♪
山頂手前の二つのピークはショートカットして楽をしました。
しかし二つ目のピークの上に先行者がいまして、迷っている模様。
ピークまで登って山頂の方向を教えました。
確かに今日は視界が悪すぎです。
初めて来た人には少し厳しいと思います。
11:20
多分山頂・・・
山頂はいつもの景色とは大違い。
いつもは山頂標の頭ぐらいは見えているのに、今年は全く見えません。
GPSを見ながら真下に三角点がある場所を確認して、
そこを今日の山頂と決めました。
猪臥山は山頂標の横に三角点があったはずです。
本日一番乗り♪
2時間かかりませんでした。
ショートカットしている間に追い越したパーティもあったらしく、
続々と人が登って来ます。
山頂手前では小学1年生の男の子を連れたパパさんが居ました。
これは素敵な出会いでした。
「世界一周子育ての旅」のあの方でした。
その後、先ほどの団体さんも登ってきて山頂は大混雑。
何名かの方が山頂標を探して少し奥まで行ってました。
やっぱり無いですよね。
休める場所を確保して、お昼ご飯を食べて晴れるのを待ちますが・・・
どうやら晴れそうに無いです。
予報を見ると、さらに晴れ間が3時間後ろにずれ込んでました。
1時間ちょっと山頂に居ましたが展望はダメそう。
アレだけ人が居た山頂も誰も居なくなったので、私も下山します。
13:30スキーのシールを剥がして、そのまま右岸の尾根へ。
雪庇が大きく張り出しているっぽいので、近づかないようにします。
氷をまとった木々の間をすり抜けるように滑ります。
綺麗!気持ち良いです♪
しかし予定では尾根沿いに進み、1456ピークとその先のピークを二つ登り返してから尾根筋に滑り降りるはずでしたが・・・
あまりに視界が悪く、迷ってしまいそうです。
少し滑ってはGPSを見てを繰り返してるので進みません。
高度を下げると雪質も悪く、滑っても楽しくない感じなので、
1456ピークの登り返しをやめて、最初の鞍部から沢に滑り出しました。
しかしここでまたアクシデント。
重い雪に突き刺さったストックの先が雪の中に残ってしまい、掘り出しました。
そしてなかなかこの場で修理が難しそうなので、とりあえずガムテで固定。
再び滑って降りました。
丁度、尾根取り付き部の渡渉点に出たので、あとは林道をスルスル滑って帰るだけ。
駐車場直前で先に降りた皆さんに追いつきました。
うーん、また天気の良い日にリベンジしたいな・・・
今度は息子とスノーシューかな?
2014年05月04日
乗鞍でスキー 三本滝からツアーコースを外して
5月2日
私のGWが始まりました。
子供達はまだ学校に行ってるので、この平日1には私の自由日です。
と言う事で、乗鞍へスキーに行ってきました。
今回は再び関東のテレマークスキーヤー、師匠Iさんに率いて頂く事になりました。
朝7時に歩き出しとの事で、5時に自宅を出発し乗鞍高原の三本滝レストハウスを目指します。
師匠は前日夜着の車中泊でしたので、既に現地入りしてました。
着々と準備をして、ぴったり7時に歩き出しです。
師匠Iさんです。
目の前に営業を終了したゲレンデが見えます。
今日は天気が良い!
ちなみに、バスには乗りません。
師匠がルート開拓するから歩いて登るとの事です。
ゲレンデ上の道路は雪が無いので、板を外して横断します。
今日は天気が良い!
と言うか、この時点では風も無かったのでとても暑かったです。
しばらく歩くと、最終リフト降り場も通過して、少し急な斜面を登り始めました。
コレがツアーコースと言う所でしょうか?
一段上がった所で休憩です。
壷足の登山者が居ましたが、雪に足が埋まってしまって大変そうでした。
ここで小休止した後に、師匠が・・・
「ツアーコースを滑ってきても面白くないから、少しルートを反れるよ。
雪のつながりと地形を見たいから、樹林帯に入ろう。」
と。
そんなわけで、ツアーコースを外れて樹林帯に入ります。
方向的には、いくつかの沢を越えながら高天ヶ原へまっすぐトラバースするような感じです。
少し木が低くなってくると・・・
正面に高天ヶ原、右奥に剣ヶ峯が見えてきました。
でも、来る前に見てきた地形図の記憶によると、高天ヶ原の前には大きな沢があったような・・・
振り返ると、前穂と吊り尾根が見えました。
カメラのレンズについた水滴で、残念な写真になってしまいましたが・・・
そして、目の前に高天ヶ原がそびえ立つ場所まで着ました。
とても気持ちのよさそうな斜面が目の前に見えますが・・・
目の前の大沢は下れなさそうです。
落差が大きすぎますね。。。
師匠が地形を見ながら、そのまま大沢沿いに剣ヶ峯方面に足を進めて行きます。
私の技量レベルでは、この淵を歩くのもちょっと怖かったです。
まぁ、根本の原因は冬用の太板だからいけないのですが・・・
でもこれしか持ってないんですもん。
結局、しばらく登ってから振り返ると、先ほど大沢に出たあたりより少し下の位置で地形的に沢から上に登れそうな場所が見えました。
「沢を滑ったらあそこで上がればいいな~」
なんて師匠が言います。
ルートが見れれば、あとは剣ヶ峯方面へ登ります。
この辺はまだ斜度も緩やかで、まっすぐまっすぐ歩けます。
右手の方には位ヶ原の山荘があり、バスで上がってきた人々が剣ヶ峯や肩の小屋方面に歩いているのが見えます。
この写真の時、10時でした。
我々はそこから大沢の入り口へ向かい、剣が峰と高天ヶ原のコルへと足を進めます。
が、バスから降りてきたと思われる2名の方が我々の前を横切り、先行し始めました。
しかし、空が綺麗です。
漆黒の青空とは、こんな感じですね、とても綺麗です。
雪も南東面は軽いフィルムクラストの状態で、表層数ミリが凍ってますが中はザラメ雪です。
しかし、標高を上げて行くと・・・
目の前のコルから剣ヶ峯へ上がる稜線には雪がついていなさそうです。
先行していた2名も、コルから板を外して登る姿が見えます。
山頂まで板を履いて登る事にこだわる師匠は、
「作戦変更しよう。」
と、剣ヶ峯の東尾根沿いに詰める事になりました。
つまり、目の前の急登を・・・
ここからが私の戦いでした。
尾根は風の通り道らしく、尾根の北面はカリカリに斜面が固まり、南側はザラメ雪。
そしてそれなりの斜度を斜登行、キックターンしながら登ります。
トラバースが苦手な私にとって、非常に緊張が強いられる局面になりました。
恐怖感で体が緊張し、必要以上に体力を消耗していくのが自分でよく分かります。
師匠が色々とアドバイスをしてくれるので、なんとかついて行けますが、やはりダメで途中でスキーアイゼンを装着しました。
これは一人なら即行で心が折れて、板を外して担いで歩いてますね。
スキーで滑るとなると全然問題ない斜度の斜面なのに、登るって斜登するとなるととても恐怖感が出てしまうのです。
師匠は
「板で登れる所が自分の滑れる所。」
と言います。
なるほど。
なんとか師匠のアドバイスと激励により・・・
12:30に山頂へ着きました。
まさに山頂まで板で登りきりました。
この山頂標の横で板を外して、写真取ってもらいました。
山頂まで板を上げられた!
前日、降雪があったようで鳥居にはエビの尻尾がパンパンについてます。
もし息子が居たら大喜びでバリバリはがして遊ぶでしょう。
この後、山頂でお昼ごはんを食べて休憩します。
13:10
さて、それでは行きますか。
他のスキーヤーの方は肩の小屋方面に下りて行きますが、
我々は山頂の南側の斜面にドロップイン!
とりあえずは狙っていた剣ヶ峯南東斜面の程よい位置へ移動します。
さっきまでトラバースをプルプルしながら登っていたのに、滑るとなると全く別です。
恐怖感などまったく無いんです。何でだろう・・・?
とりあえずの一本!
師匠と私のシュプールのみ!
最高ですね!
その後も交互に滑りながら降りてきます。
まさにノートレース!
2本のシュプールが気持ちよいです!
ここでさらに狙っていた大沢に入り込みます。
まさにココこそノートレース、ノートラック!
こんなに気持ちの良い軌跡を残して沢を滑り降りてきます。
山頂から標高差にして800mほど降りてきました。
ここまでほぼ二人のシュプールのみ残して降りて来れました。
さて、ここは登りで見た地形でギリギリ沢淵を登れそうな位置です。
なんとか左側の斜面の傾斜が緩くはなってますが・・・
ここを登り返します。
さすがにシールでは無理なので、板を担いで壷足です。
師匠先行。
15分ほどで登り返せるはずです。
雪はザクザクで埋まりこみますが、なんとかキックステップで行ける範囲です。
ですが、これ以上斜度があると膝が当たり登れなかったと思います。
実際15分ほどで登り返しました。
上り返した時点でスキーは十分に堪能したので、後は自分たちのトレースを追ってツアーコースに戻る事に専念します。
まだ沢を数本越えなければならないですし。
しかし、登りの時も気になったのですが、越えて来た沢の一本にシュプールが残っていました。
この人はどこまでこの沢をどこまで降りたのでしょうか・・・
ちょうど良く上がれる場所があるのかな・・・?
ツアーコースに戻った場所は、ホントに朝ツアーコースを外れた所から20mほど上の位置でした。
師匠の地形の読み、ハンパ無いです。
コースに戻ったところで休憩し、それからまた下りました。
ゲレンデ最上部。
もう少しで雪は無くなりそうです。
最後、リフト乗り場まで一気に滑って終了です。
無事に戻れて師匠と握手。
Mission complete!!
今回の山行では、山頂剣ヶ峯までスキーで登りきりました。
前回の御岳では単独でもあったため、斜登の恐怖に耐え切れずに板を脱いで途中からアイゼン・ピッケルで登りましたが、
今回は師匠の教えと心の支えがあったおかげでなんとか山頂まで板を脱がずに登りきれました。
条件的には御岳の時より難しかったと思います。
正直なところ、「板でもココまで登れるんだ。」と言う感想です。
緊張で体が強張り、登攀に使う体力以上に体に力が入るので、最後の最後はかなりきつい登りになってしまいましたが、達成感はかなりあります。
さらに師匠のノートラック・ノートレース論に順ずる二人だけのシュプールを残して来れた事が最高に気持ちよかったです。
滑った後は乗鞍高原温泉へ。
なんだか建物が新しく綺麗になってリニューアルされていました。
乳白色・硫黄の香りで気持ちの良い温泉でした。
立ち寄るのは10年振りぐらいかな・・・?
しかし、リニューアルした風呂の露天風呂から乗鞍の剣ヶ峯が見えるのはとても良いですね!
滑ってきた沢のラインが見えるので、気分よく風呂に入れました。
今回のルートですが、あくまで記憶とログを見た手書きですので、実際とは多少異なります。
樹林帯の移動・沢越えは特に経験を要すると思うので、参考程度にしてください。
私単独ではもちろんこんなルートには入り込めません。
さて、次はどこを歩こうかな?
私のGWが始まりました。
子供達はまだ学校に行ってるので、この平日1には私の自由日です。
と言う事で、乗鞍へスキーに行ってきました。
今回は再び関東のテレマークスキーヤー、師匠Iさんに率いて頂く事になりました。
朝7時に歩き出しとの事で、5時に自宅を出発し乗鞍高原の三本滝レストハウスを目指します。
師匠は前日夜着の車中泊でしたので、既に現地入りしてました。
着々と準備をして、ぴったり7時に歩き出しです。
師匠Iさんです。
目の前に営業を終了したゲレンデが見えます。
今日は天気が良い!
ちなみに、バスには乗りません。
師匠がルート開拓するから歩いて登るとの事です。
ゲレンデ上の道路は雪が無いので、板を外して横断します。
今日は天気が良い!
と言うか、この時点では風も無かったのでとても暑かったです。
しばらく歩くと、最終リフト降り場も通過して、少し急な斜面を登り始めました。
コレがツアーコースと言う所でしょうか?
一段上がった所で休憩です。
壷足の登山者が居ましたが、雪に足が埋まってしまって大変そうでした。
ここで小休止した後に、師匠が・・・
「ツアーコースを滑ってきても面白くないから、少しルートを反れるよ。
雪のつながりと地形を見たいから、樹林帯に入ろう。」
と。
そんなわけで、ツアーコースを外れて樹林帯に入ります。
方向的には、いくつかの沢を越えながら高天ヶ原へまっすぐトラバースするような感じです。
少し木が低くなってくると・・・
正面に高天ヶ原、右奥に剣ヶ峯が見えてきました。
でも、来る前に見てきた地形図の記憶によると、高天ヶ原の前には大きな沢があったような・・・
振り返ると、前穂と吊り尾根が見えました。
カメラのレンズについた水滴で、残念な写真になってしまいましたが・・・
そして、目の前に高天ヶ原がそびえ立つ場所まで着ました。
とても気持ちのよさそうな斜面が目の前に見えますが・・・
目の前の大沢は下れなさそうです。
落差が大きすぎますね。。。
師匠が地形を見ながら、そのまま大沢沿いに剣ヶ峯方面に足を進めて行きます。
私の技量レベルでは、この淵を歩くのもちょっと怖かったです。
まぁ、根本の原因は冬用の太板だからいけないのですが・・・
でもこれしか持ってないんですもん。
結局、しばらく登ってから振り返ると、先ほど大沢に出たあたりより少し下の位置で地形的に沢から上に登れそうな場所が見えました。
「沢を滑ったらあそこで上がればいいな~」
なんて師匠が言います。
ルートが見れれば、あとは剣ヶ峯方面へ登ります。
この辺はまだ斜度も緩やかで、まっすぐまっすぐ歩けます。
右手の方には位ヶ原の山荘があり、バスで上がってきた人々が剣ヶ峯や肩の小屋方面に歩いているのが見えます。
この写真の時、10時でした。
我々はそこから大沢の入り口へ向かい、剣が峰と高天ヶ原のコルへと足を進めます。
が、バスから降りてきたと思われる2名の方が我々の前を横切り、先行し始めました。
しかし、空が綺麗です。
漆黒の青空とは、こんな感じですね、とても綺麗です。
雪も南東面は軽いフィルムクラストの状態で、表層数ミリが凍ってますが中はザラメ雪です。
しかし、標高を上げて行くと・・・
目の前のコルから剣ヶ峯へ上がる稜線には雪がついていなさそうです。
先行していた2名も、コルから板を外して登る姿が見えます。
山頂まで板を履いて登る事にこだわる師匠は、
「作戦変更しよう。」
と、剣ヶ峯の東尾根沿いに詰める事になりました。
つまり、目の前の急登を・・・
ここからが私の戦いでした。
尾根は風の通り道らしく、尾根の北面はカリカリに斜面が固まり、南側はザラメ雪。
そしてそれなりの斜度を斜登行、キックターンしながら登ります。
トラバースが苦手な私にとって、非常に緊張が強いられる局面になりました。
恐怖感で体が緊張し、必要以上に体力を消耗していくのが自分でよく分かります。
師匠が色々とアドバイスをしてくれるので、なんとかついて行けますが、やはりダメで途中でスキーアイゼンを装着しました。
これは一人なら即行で心が折れて、板を外して担いで歩いてますね。
スキーで滑るとなると全然問題ない斜度の斜面なのに、登るって斜登するとなるととても恐怖感が出てしまうのです。
師匠は
「板で登れる所が自分の滑れる所。」
と言います。
なるほど。
なんとか師匠のアドバイスと激励により・・・
12:30に山頂へ着きました。
まさに山頂まで板で登りきりました。
この山頂標の横で板を外して、写真取ってもらいました。
山頂まで板を上げられた!
前日、降雪があったようで鳥居にはエビの尻尾がパンパンについてます。
もし息子が居たら大喜びでバリバリはがして遊ぶでしょう。
この後、山頂でお昼ごはんを食べて休憩します。
13:10
さて、それでは行きますか。
他のスキーヤーの方は肩の小屋方面に下りて行きますが、
我々は山頂の南側の斜面にドロップイン!
とりあえずは狙っていた剣ヶ峯南東斜面の程よい位置へ移動します。
さっきまでトラバースをプルプルしながら登っていたのに、滑るとなると全く別です。
恐怖感などまったく無いんです。何でだろう・・・?
とりあえずの一本!
師匠と私のシュプールのみ!
最高ですね!
その後も交互に滑りながら降りてきます。
まさにノートレース!
2本のシュプールが気持ちよいです!
ここでさらに狙っていた大沢に入り込みます。
まさにココこそノートレース、ノートラック!
こんなに気持ちの良い軌跡を残して沢を滑り降りてきます。
山頂から標高差にして800mほど降りてきました。
ここまでほぼ二人のシュプールのみ残して降りて来れました。
さて、ここは登りで見た地形でギリギリ沢淵を登れそうな位置です。
なんとか左側の斜面の傾斜が緩くはなってますが・・・
ここを登り返します。
さすがにシールでは無理なので、板を担いで壷足です。
師匠先行。
15分ほどで登り返せるはずです。
雪はザクザクで埋まりこみますが、なんとかキックステップで行ける範囲です。
ですが、これ以上斜度があると膝が当たり登れなかったと思います。
実際15分ほどで登り返しました。
上り返した時点でスキーは十分に堪能したので、後は自分たちのトレースを追ってツアーコースに戻る事に専念します。
まだ沢を数本越えなければならないですし。
しかし、登りの時も気になったのですが、越えて来た沢の一本にシュプールが残っていました。
この人はどこまでこの沢をどこまで降りたのでしょうか・・・
ちょうど良く上がれる場所があるのかな・・・?
ツアーコースに戻った場所は、ホントに朝ツアーコースを外れた所から20mほど上の位置でした。
師匠の地形の読み、ハンパ無いです。
コースに戻ったところで休憩し、それからまた下りました。
ゲレンデ最上部。
もう少しで雪は無くなりそうです。
最後、リフト乗り場まで一気に滑って終了です。
無事に戻れて師匠と握手。
Mission complete!!
今回の山行では、山頂剣ヶ峯までスキーで登りきりました。
前回の御岳では単独でもあったため、斜登の恐怖に耐え切れずに板を脱いで途中からアイゼン・ピッケルで登りましたが、
今回は師匠の教えと心の支えがあったおかげでなんとか山頂まで板を脱がずに登りきれました。
条件的には御岳の時より難しかったと思います。
正直なところ、「板でもココまで登れるんだ。」と言う感想です。
緊張で体が強張り、登攀に使う体力以上に体に力が入るので、最後の最後はかなりきつい登りになってしまいましたが、達成感はかなりあります。
さらに師匠のノートラック・ノートレース論に順ずる二人だけのシュプールを残して来れた事が最高に気持ちよかったです。
滑った後は乗鞍高原温泉へ。
なんだか建物が新しく綺麗になってリニューアルされていました。
乳白色・硫黄の香りで気持ちの良い温泉でした。
立ち寄るのは10年振りぐらいかな・・・?
しかし、リニューアルした風呂の露天風呂から乗鞍の剣ヶ峯が見えるのはとても良いですね!
滑ってきた沢のラインが見えるので、気分よく風呂に入れました。
今回のルートですが、あくまで記憶とログを見た手書きですので、実際とは多少異なります。
樹林帯の移動・沢越えは特に経験を要すると思うので、参考程度にしてください。
私単独ではもちろんこんなルートには入り込めません。
さて、次はどこを歩こうかな?
2014年04月16日
御嶽山でスキー 360°パノラマ
4月15日
この日は高山祭りのおかげで仕事はお休みでした。
平日ですし、子供達も学校ですし、カミさんもお仕事。
こんなに一日フリーダム。
天気も良さそうですので、スキーに行こうと決めました。
という事で朝5時前に自宅を出発し、おんたけ2240スキー場へ。
一人ですし、山スキー初心者がGPSも無いのに難しい所へ行っても危ないだけなので、きっと人が沢山居るであろうメジャールートへ、王滝口のピストンとします。
2240スキー場までのほほんと車を走らせますが、早朝だった事もあり7時ちょっとには着いてしまいました。
中途半端な時間・・・
平日なのでゴンドラ始発は8:45
上を見るとゴンドラ終着駅もすぐ見える。
標高差は500mほどなので、歩いて上がれそうだけど。。。
6時半ぐらいに着いていたら、ゴンドラ待たずに歩いて登りましたね。
あそこまで歩いて2時間と読みました。
登ってる途中にゴンドラが動いたらがっかりするので、
とりあえず、ゆっくり準備して始発を待ちます。
運よくサクッとチケットも買え、ゴンドラ待ちは3番目に並べました。
スキーがゴンドラの外に刺さらずに、乗ったのは二つ目のゴンドラでしたが。。。
テールがロッカー形状だとゴンドラの外に刺さらないんですね。
ゴンドラ内に持ち込みました。
流石にザックと板を持ち込むと、片席に一人しか座れません。
三笠山駅に降りたら、スキーを履いて山の裏へと滑ります。
王滝口入り口です。
はぁ~、天気が良いです、しびれますね。
ゴンドラ登山者の中では一番乗りです。
少し平坦なので、行ける所まで滑ります。
9:00スタート!
って、滑って1分も経たずにすぐに停止。
平坦に見えて微妙に登り始めたので、すぐにスキーシールを貼ります。
シールを貼って、じっくり上り始めました。
樹林帯の中をのんびり進みます。
少し後ろには4人ほどの団体が見えます。
こーんな感じの低い樹林帯を歩きます。
天気が良くて気持ちが良いです!
常に王滝山頂が見えるような感じです。
道迷いが無いですね、まっすぐまっすぐ進みます。
30分ほどで、再び鳥居に・・・
流石信仰の山ですね。
樹林帯の中はきつい登りも無く徐々に高度を上げていきます。
しばらく樹林帯を進むとだんだん目の前が開けて来ました。
上の方に何か小屋が見えます。
8合目非難小屋ってやつでしょうか?
あっちは多分夏道なので、スキーの私はそのまま雪面をまっすぐ登ります。
直登すると一気に高度を稼げるのですが、体力的にきついのでキックターンしながら斜登行をします。
前を見ると、王滝頂上山荘が見えるのですが、なかなか近づきません。
雰囲気的に富士山を登っているかのようです。
でも私は知っています。
そんな時は後ろを見る!
はぁ~…
綺麗ですね…
頑張れます!
しばらくすると、後ろから同じくスキーの人がまっすぐ雪渓を直登し、あっと言う間に過ぎ去って行きました。
凄い体力です。
ですが、8合目と9号目の間あたりでスキーアイゼンをつけているようでした。
私の方も斜登していても板が滑り出してきたので同じくスキーアイゼンを取り付けます。
初めてスキーアイゼン使います。
だいぶ足元がしっかりしたので、また斜登を繰り返しますが、
滑らないならゆっくり直登してみようかと思ったのですが・・・
凄い問題発覚
スキーのヒールリフトを使うと、スキーアイゼンの刺さり量が減る。
構造的に考えたら当然なんですが、これなんとかならないんですかね?
デイナフィットさん。。。
ヒールリフト使うと言う事は斜度がきついと言う訳で、
でもそれを使うとアイゼンが刺さらないとは本末転倒。
仕方が無いので、ヒールリフトを使うのをやめて、斜登の角度を浅くして登ります。
横に板は滑らなくなったんですが、高度が全然稼げない。
と、プンプンしてたところに
「グルルルル・・・」
と聞きなれた可愛くない声。
来た!
雷鳥さん登場です。
あまりの可愛さにたっぷり癒されました。
さて、どうするか。
ふと見ると、夏道側を沢山の登山者が登っていくのが見えます。
割と前を歩いていたはずなのに、気がつけば結構な人が追い越していました。
やーめた。
慣れないスキー登行はやめて、板を外して12本爪のアイゼンに履き替えます。
ストックしまってピッケル装備、こっちの方がまだ慣れてます。
板は忍者のように背中に一本背負い。
しかし、雪渓の真ん中のこの位置から夏道に戻るのはつらいので、そのまま雪渓を詰めます。
この形になれば、雪渓を直登。
ゆっくりでも足を止めなければ結果的に速いです。
ペースがあがり、キュンキュン高度を上げます。
たまーに雪面上にこんなクラックが見えます。
春ですね。
雪が重くなり、少しずつ下に流れ始めているようです。
12:00ぴったり、右手に山荘を見るように王滝山頂に着きました。
そのまま神社をくぐって・・・
おぉ・・・山頂が見える。
すぐそこだ。。。
と思いましたけど、雪のつきが少ない。
しかも一度下ってる。。。
スキーで山頂まで行っても、あそこから滑る訳にはいかなさそうですし、
また少し上り返すのはイヤなので、
ここに荷物を丸ごとデポする事にします。
そして、おなかが空いたので先にお昼ご飯!
ランチパックがパンパンです。
流石3000m近くですね、気圧差ハンパ無いです。
ランチパックの良いところは、標高が高いところに持っていくとパンパンに膨れ上がるので、
ザックに押し込んでも中のパンがつぶれない所です。
必要空間容積は増えてしまいますが。。。
山頂を眺めながらパンを食べてコーヒー飲んで小休止、それから出発です。
ザック丸ごとデポ。
ここで待ってて欲しいでござるよ、ニンニン。
少し下って・・・
噂のタニシ
ってバチが当たる。
「まごころの塔」
と言うらしいです。
昭和49年頃、登山者の安全の為に避雷針を取り付けた事から、そのような名前になったようです。
創設当初は黄金に輝いていたとかなんとか・・・
生まれ年が近いというだけで、急に親近感。
さて山頂直下。
荷物デポのおかげで超身軽。
ご飯中に先行して行った登山者の方々が失速する中、ヒョイヒョイ登ります。
遠目で見た最後の雪壁は近づくと思ったより大した事も無く、また雪もグズッていたおかげで気構えしずに済みました。
ピッケルだけ持って来ましたが要らない感じでしたね。
そして・・・
12:45 山頂頂きました!
いやー、天気も良く風も無く最高です!
息子と一緒に来たかった!
ココは息子が年中さんの時、濁河口から五の池小屋一泊で来ました。
景色最高です!
中央アルプスの向こうに南アルプス。
地獄谷
一の池と外輪山。
息子と来たとき、外輪山をぐるっと歩いたな・・・
二の池方面と乗鞍、北アルプス!
良く見ると、サイノ河原非難小屋と、その向こうに五の池小屋も見えます。
とても綺麗で素敵な小屋でしたので、また行きたいと思っているのですが。。。
そう思いながら3年近く経ってしまいました。
さらに南アルプスの向こうには富士山も見えますね。
山頂祠
という事で山頂で景色も見たので下ります。
安物高度計付きの腕時計。
2240のゴンドラ乗り場で標高を合わせましたが、大体あってますね、充分です。
13:00、山頂を後にします。
登るときは雪の無い所を登ってきましたが、下りは雪の上を歩きます。
こっちの方が楽でした。
さて、山頂にスキーを上げられなかったので、王滝山頂で記念撮影。
今日の醍醐味、楽しみます。
丁度大滝山頂に戻ったとき、4人のパーティーがボードとスキーで出発する所でした。
彼らは山頂へは行かず、滑るのがメインとのお話でした。
先行パーティーが居るので、彼らがしばらく降りていくのを眺めた後・・・
13:30
私もドロップイン!
滑り出すと写真なぞありません、あっと言う間に樹林帯へ帰ってきました。
ココまで数回止まっても10分・・・
言葉通りのあっと言う間ですね。。。
雪質はザラメなのでちょっと重かったですけど、気持ち良く滑れました。
樹林帯の中で休憩する先行パーティーをパスし、
13:50田の原の王滝口登山道入り口に帰ってきました。
最後のちょっとの登り返しは、流石に板を履いたまま上がる気力も無く脱いで担ぎました。
あのトップからここまで20分…
流石、スキーの機動性は凄いですね。
改めて実感しました。
いつか、夢の双六岳日帰りをやろう。
後はスキー場を滑りますが、さすがにココまで高度を下げるとさらに雪が重い・・・
と言っても、ここのスキー場ではトップなんですけど・・・
そして、流石に三笠山頂駅まで登り返すのもきついので、
林道コースでぐるっと山を迂回。
14;15には下山完了しました。
下山後は、帰り道の途中にある「けやきの湯」
と言うところに寄ってみたかったのですが。。。
平日ゆえに休業・・・Orz
おとなしく自宅まで帰りました。
今回の御嶽は、天気もスキーも最高でした!
さて、今回登ったルートです。
次はどこの山を歩こうかな?
この日は高山祭りのおかげで仕事はお休みでした。
平日ですし、子供達も学校ですし、カミさんもお仕事。
こんなに一日フリーダム。
天気も良さそうですので、スキーに行こうと決めました。
という事で朝5時前に自宅を出発し、おんたけ2240スキー場へ。
一人ですし、山スキー初心者がGPSも無いのに難しい所へ行っても危ないだけなので、きっと人が沢山居るであろうメジャールートへ、王滝口のピストンとします。
2240スキー場までのほほんと車を走らせますが、早朝だった事もあり7時ちょっとには着いてしまいました。
中途半端な時間・・・
平日なのでゴンドラ始発は8:45
上を見るとゴンドラ終着駅もすぐ見える。
標高差は500mほどなので、歩いて上がれそうだけど。。。
6時半ぐらいに着いていたら、ゴンドラ待たずに歩いて登りましたね。
あそこまで歩いて2時間と読みました。
登ってる途中にゴンドラが動いたらがっかりするので、
とりあえず、ゆっくり準備して始発を待ちます。
運よくサクッとチケットも買え、ゴンドラ待ちは3番目に並べました。
スキーがゴンドラの外に刺さらずに、乗ったのは二つ目のゴンドラでしたが。。。
テールがロッカー形状だとゴンドラの外に刺さらないんですね。
ゴンドラ内に持ち込みました。
流石にザックと板を持ち込むと、片席に一人しか座れません。
三笠山駅に降りたら、スキーを履いて山の裏へと滑ります。
王滝口入り口です。
はぁ~、天気が良いです、しびれますね。
ゴンドラ登山者の中では一番乗りです。
少し平坦なので、行ける所まで滑ります。
9:00スタート!
って、滑って1分も経たずにすぐに停止。
平坦に見えて微妙に登り始めたので、すぐにスキーシールを貼ります。
シールを貼って、じっくり上り始めました。
樹林帯の中をのんびり進みます。
少し後ろには4人ほどの団体が見えます。
こーんな感じの低い樹林帯を歩きます。
天気が良くて気持ちが良いです!
常に王滝山頂が見えるような感じです。
道迷いが無いですね、まっすぐまっすぐ進みます。
30分ほどで、再び鳥居に・・・
流石信仰の山ですね。
樹林帯の中はきつい登りも無く徐々に高度を上げていきます。
しばらく樹林帯を進むとだんだん目の前が開けて来ました。
上の方に何か小屋が見えます。
8合目非難小屋ってやつでしょうか?
あっちは多分夏道なので、スキーの私はそのまま雪面をまっすぐ登ります。
直登すると一気に高度を稼げるのですが、体力的にきついのでキックターンしながら斜登行をします。
前を見ると、王滝頂上山荘が見えるのですが、なかなか近づきません。
雰囲気的に富士山を登っているかのようです。
でも私は知っています。
そんな時は後ろを見る!
はぁ~…
綺麗ですね…
頑張れます!
しばらくすると、後ろから同じくスキーの人がまっすぐ雪渓を直登し、あっと言う間に過ぎ去って行きました。
凄い体力です。
ですが、8合目と9号目の間あたりでスキーアイゼンをつけているようでした。
私の方も斜登していても板が滑り出してきたので同じくスキーアイゼンを取り付けます。
初めてスキーアイゼン使います。
だいぶ足元がしっかりしたので、また斜登を繰り返しますが、
滑らないならゆっくり直登してみようかと思ったのですが・・・
凄い問題発覚
スキーのヒールリフトを使うと、スキーアイゼンの刺さり量が減る。
構造的に考えたら当然なんですが、これなんとかならないんですかね?
デイナフィットさん。。。
ヒールリフト使うと言う事は斜度がきついと言う訳で、
でもそれを使うとアイゼンが刺さらないとは本末転倒。
仕方が無いので、ヒールリフトを使うのをやめて、斜登の角度を浅くして登ります。
横に板は滑らなくなったんですが、高度が全然稼げない。
と、プンプンしてたところに
「グルルルル・・・」
と聞きなれた可愛くない声。
来た!
雷鳥さん登場です。
あまりの可愛さにたっぷり癒されました。
さて、どうするか。
ふと見ると、夏道側を沢山の登山者が登っていくのが見えます。
割と前を歩いていたはずなのに、気がつけば結構な人が追い越していました。
やーめた。
慣れないスキー登行はやめて、板を外して12本爪のアイゼンに履き替えます。
ストックしまってピッケル装備、こっちの方がまだ慣れてます。
板は忍者のように背中に一本背負い。
しかし、雪渓の真ん中のこの位置から夏道に戻るのはつらいので、そのまま雪渓を詰めます。
この形になれば、雪渓を直登。
ゆっくりでも足を止めなければ結果的に速いです。
ペースがあがり、キュンキュン高度を上げます。
たまーに雪面上にこんなクラックが見えます。
春ですね。
雪が重くなり、少しずつ下に流れ始めているようです。
12:00ぴったり、右手に山荘を見るように王滝山頂に着きました。
そのまま神社をくぐって・・・
おぉ・・・山頂が見える。
すぐそこだ。。。
と思いましたけど、雪のつきが少ない。
しかも一度下ってる。。。
スキーで山頂まで行っても、あそこから滑る訳にはいかなさそうですし、
また少し上り返すのはイヤなので、
ここに荷物を丸ごとデポする事にします。
そして、おなかが空いたので先にお昼ご飯!
ランチパックがパンパンです。
流石3000m近くですね、気圧差ハンパ無いです。
ランチパックの良いところは、標高が高いところに持っていくとパンパンに膨れ上がるので、
ザックに押し込んでも中のパンがつぶれない所です。
必要空間容積は増えてしまいますが。。。
山頂を眺めながらパンを食べてコーヒー飲んで小休止、それから出発です。
ザック丸ごとデポ。
ここで待ってて欲しいでござるよ、ニンニン。
少し下って・・・
噂のタニシ
ってバチが当たる。
「まごころの塔」
と言うらしいです。
昭和49年頃、登山者の安全の為に避雷針を取り付けた事から、そのような名前になったようです。
創設当初は黄金に輝いていたとかなんとか・・・
生まれ年が近いというだけで、急に親近感。
さて山頂直下。
荷物デポのおかげで超身軽。
ご飯中に先行して行った登山者の方々が失速する中、ヒョイヒョイ登ります。
遠目で見た最後の雪壁は近づくと思ったより大した事も無く、また雪もグズッていたおかげで気構えしずに済みました。
ピッケルだけ持って来ましたが要らない感じでしたね。
そして・・・
12:45 山頂頂きました!
いやー、天気も良く風も無く最高です!
息子と一緒に来たかった!
ココは息子が年中さんの時、濁河口から五の池小屋一泊で来ました。
景色最高です!
中央アルプスの向こうに南アルプス。
地獄谷
一の池と外輪山。
息子と来たとき、外輪山をぐるっと歩いたな・・・
二の池方面と乗鞍、北アルプス!
良く見ると、サイノ河原非難小屋と、その向こうに五の池小屋も見えます。
とても綺麗で素敵な小屋でしたので、また行きたいと思っているのですが。。。
そう思いながら3年近く経ってしまいました。
さらに南アルプスの向こうには富士山も見えますね。
山頂祠
という事で山頂で景色も見たので下ります。
安物高度計付きの腕時計。
2240のゴンドラ乗り場で標高を合わせましたが、大体あってますね、充分です。
13:00、山頂を後にします。
登るときは雪の無い所を登ってきましたが、下りは雪の上を歩きます。
こっちの方が楽でした。
さて、山頂にスキーを上げられなかったので、王滝山頂で記念撮影。
今日の醍醐味、楽しみます。
丁度大滝山頂に戻ったとき、4人のパーティーがボードとスキーで出発する所でした。
彼らは山頂へは行かず、滑るのがメインとのお話でした。
先行パーティーが居るので、彼らがしばらく降りていくのを眺めた後・・・
13:30
私もドロップイン!
滑り出すと写真なぞありません、あっと言う間に樹林帯へ帰ってきました。
ココまで数回止まっても10分・・・
言葉通りのあっと言う間ですね。。。
雪質はザラメなのでちょっと重かったですけど、気持ち良く滑れました。
樹林帯の中で休憩する先行パーティーをパスし、
13:50田の原の王滝口登山道入り口に帰ってきました。
最後のちょっとの登り返しは、流石に板を履いたまま上がる気力も無く脱いで担ぎました。
あのトップからここまで20分…
流石、スキーの機動性は凄いですね。
改めて実感しました。
いつか、夢の双六岳日帰りをやろう。
後はスキー場を滑りますが、さすがにココまで高度を下げるとさらに雪が重い・・・
と言っても、ここのスキー場ではトップなんですけど・・・
そして、流石に三笠山頂駅まで登り返すのもきついので、
林道コースでぐるっと山を迂回。
14;15には下山完了しました。
下山後は、帰り道の途中にある「けやきの湯」
と言うところに寄ってみたかったのですが。。。
平日ゆえに休業・・・Orz
おとなしく自宅まで帰りました。
今回の御嶽は、天気もスキーも最高でした!
さて、今回登ったルートです。
次はどこの山を歩こうかな?
2014年03月13日
焼岳 BCスキー
3月10日
前日の大崩山から中の湯温泉旅館へ移動し、宿泊。
とても気持ちの良い温泉で、またスタッフの方の気配り等、とても良い宿でした。
ただ、天候が・・・
後で知ったのですが、高山市内もけっこう降ったようでしたね。
朝起きて、部屋の外を見ると小雪がパラパラ舞ってる程度。
積雪も10cmぐらいでした。
天気予報を確認すると、北陸沿岸は暴風雪のもよう。
内陸のこの辺はあまり関係無いのかな?
とかこの時は思ってました。
まぁ、通常の登山なら、この天気予報と空を見たら即行でキャンセルでしょう。
せっかく山に登るのですから、景色が見えないと気持ちよくないし、
ひどい思いをしてまで山頂を目指す気はありません。
ですが、今回は山スキー。
登山が目的では無いのです。
山を滑れればOKなので、別に曇りでも雪が降ってても関係ないのです。
美味しい朝食を頂いた後に、準備をして中の湯温泉を出発です。
メンバーは、昨日のCL、Iさんと私の2人です。
Aさんはお仕事なので前日帰って行かれました。
さて、それでは8:05
中の湯温泉旅館の裏手から歩き出しです。
今日は部屋の中でウェアを着込んで、ビーコンのアクティブチェックも済ませたのでサクッと行けます。
それにしても気温が低い、今日は寒いです。
歩き出したら暖かくなると思ったので、最初は薄着です。
早く温まれ~!!
降雪のおかげでトレースは薄いです。
でも、CL様はトレースに関係なく、登りやすいルートを楽に歩けるように歩いて行きます。
流石です。
けして速く歩く訳ではなく、足が止まらないように斜度をなるべく緩やかになるようにスキーを進めます。
結果的に、立ち止まらないので速いんですね。
樹林帯の尾根を詰めていきますが、風の猛烈な音に2人でいるのに孤独感を感じます。
うーん、厳しい天候。
中の湯から尾根を詰めるときは、最初に斜度があります。
積雪はあるのですが、斜面の中に硬い層が有り、たまに板がズルってしまったりします。
しかし、ここの斜面のおかげで私のキックターンのレベルは格段に向上しました。
もう昨日のようにずり落ちたりしません。
途中、休憩を2つ入れてりんどう平まできました。
そして、下堀沢に出ると風をさえぎるものが無いので、
その前にお昼ご飯にしてしまおうと言う事で3度目の休憩です。
さすがにこの休憩では寒くて寒く仕方なく、インナーを一枚追加しグローブも厚手のものに交換しました。
気温はかなり低かったと思います。
この日は高山市内でも最高気温が-2℃でしたので、標高2000m付近のこのあたりは何度だったのか・・・
なにより凄い風!
さて、お昼を終えて下堀沢に近づきますが…
かなりの視界不良です。
木々がなくなってくると、雪面と雲の境目もわかりません。
風も遮るものが無いので強風が吹きつけます。
GW頃は沢を詰めて山頂を目指しますが、
流石に積雪のあるこの日は沢を詰めると危険です。
沢の左の尾根を詰めて行ったのですが。。。
標高2200m付近。
先行のIさんが結構な斜度のトラバースに入りました。
私の前5メートル程です。
突然、
「パーン!!」
と音がしたと思ったら、Iさんのトレースにクラックが入って、その下の雪が沢に向かってに雪崩れていきました。
文字通り、「ゴゴゴゴゴゴ・・・」と言う音と共に。
さらに、下が切れて上側の斜面にもクラックが入り、20cmほどずれ込んできました。
私はパニック。
「さがりまーす!!」
とか言いながら鬼バック。
Iさんは落ち着いて、バックしてキックターン。
私はなんでかカメラ出して撮ってるし。。。
とっさでしたのでピンボケ&視界不良でしたので、こんな感じの写真しか残りませんでしたが・・・
雪面にクラックが入っているのが分かるでしょうか?
そのあと2人で少し戻って、木にそばで立ち止まりました。
ここでもう一度スコップテスト。
先ほどの所とはちがって、ここは割と定着してるようでうす。
先ほどの斜面はIさんも危ないかな?と思いつつ、ボトムまでの距離を考えて進んでみたそうです。
流される距離、流れる層の厚さで判断したらしいです。
「よくある事」
と、さらっと言ってましたが、私は初めて目の前で雪崩が発生するのを見たので、しばらく動揺してました。
Iさん曰く
「ホントに速い雪崩のときは音がしない。下の方で溜まるときに音がするぐらい。」
とか、言う事がツワモノ過ぎです。
どちらにしても、下堀沢出合のあたりからの風と視界不良のおかげで、
撤退ムードが出ていました。
ここでシールを剥がして滑る事にします。
CLが想定してきた滑るルートは3本。
下堀沢と、その左右の尾根のどちらかです。
中の湯には戻らずに、このまま上高地側へ滑ります。
この天候と積雪では下堀沢は危ないし楽しく無いと言うことで、尾根を行く事に。
沢の対岸の尾根へ取り付くにはちょっと高度も足りないので、こちら側の尾根を下る事にしました。
滑るとなると、気持ちを切り替えないと。。。
最初はダラダラとした平地っぽい所を行きましたが、
その後は…
いやー、尾根の藪の中がこんなに快走だとは思いませんでした。
先日の大崩山に負けない深雪。
降った直後と言うか現在進行形のパウダー。
最高です!
残念なのは、気温が低すぎてGoproが起動せず、なんにも動画が残せませんでした。
やっぱり新雪最高!
Iさんも、「こんなにいい雪は滅多に滑れない」
とご満悦です。
散々気持ちの良い斜面を滑り倒して、尾根の末端で下堀沢に出ました。
ここからは沢の斜面ははなだらかです。
とりあえず休憩します。
ここまで一気に標高を下げてきたからか、急に暑く感じます。
風も穏やかですね。
これが下堀沢。
左の尾根の上を滑ってきました。
この沢は条件を選ばないと危なくて滑れなさそうですね。
さて出発。
このまま沢沿いに行くと梓川に出ますが、渡渉が出来るかわかりませんので、少し梓川の上流側へトラバースするように沢から離れました。
梓川に出て、再びシールをつけますが。。。
シールがつかない。。。
先ほど吹雪の中でシールを剥がしたので、雪がついてしまったんですね。
こんな時の対処法としてガムテープを持ってきてます。
これで数箇所に板にシールを貼り付けてOKです。
問題なく歩けました。
すぐに橋に出たのでそれを渡り、あとは釜トンネルを目指して歩きます。
途中対岸を見ると・・・
川沿いに自分達が歩いたトレースが見えました。
なんだか嬉しいですね。
写真の上の方です。
対岸から見る下堀沢。
結構大きな沢です。
後は釜トンネルを歩いておしまいです。
トンネルを出た所で中の湯温泉旅館の事務所があるので、そこからの送迎で旅館に戻りました。
中の湯で温泉に浸かり、体を温めました。
天候は悪いし、視界不良だし、山頂には到達できてないし。。。
でも、登山としてはアレですが、スキーとしては最高でしたね!
この2日間の山行はとても勉強になりました。
色々な事を教わり、色々な事を見ました。
Pentagonはレベルが1上がった!
キックターンを覚えた。
地形の見方を覚えた。
ルートの取り方を覚えた。
雪崩の怖さを知った。
山滑走の楽しさを知った。
と言う感じでしょうか。
この山行に連れて行って頂けたIさんにはとても感謝しております。
またGW頃にでも・・・
楽しみにしてます!
おーし、次はどこを歩こうかな?
前日の大崩山から中の湯温泉旅館へ移動し、宿泊。
とても気持ちの良い温泉で、またスタッフの方の気配り等、とても良い宿でした。
ただ、天候が・・・
後で知ったのですが、高山市内もけっこう降ったようでしたね。
朝起きて、部屋の外を見ると小雪がパラパラ舞ってる程度。
積雪も10cmぐらいでした。
天気予報を確認すると、北陸沿岸は暴風雪のもよう。
内陸のこの辺はあまり関係無いのかな?
とかこの時は思ってました。
まぁ、通常の登山なら、この天気予報と空を見たら即行でキャンセルでしょう。
せっかく山に登るのですから、景色が見えないと気持ちよくないし、
ひどい思いをしてまで山頂を目指す気はありません。
ですが、今回は山スキー。
登山が目的では無いのです。
山を滑れればOKなので、別に曇りでも雪が降ってても関係ないのです。
美味しい朝食を頂いた後に、準備をして中の湯温泉を出発です。
メンバーは、昨日のCL、Iさんと私の2人です。
Aさんはお仕事なので前日帰って行かれました。
さて、それでは8:05
中の湯温泉旅館の裏手から歩き出しです。
今日は部屋の中でウェアを着込んで、ビーコンのアクティブチェックも済ませたのでサクッと行けます。
それにしても気温が低い、今日は寒いです。
歩き出したら暖かくなると思ったので、最初は薄着です。
早く温まれ~!!
降雪のおかげでトレースは薄いです。
でも、CL様はトレースに関係なく、登りやすいルートを楽に歩けるように歩いて行きます。
流石です。
けして速く歩く訳ではなく、足が止まらないように斜度をなるべく緩やかになるようにスキーを進めます。
結果的に、立ち止まらないので速いんですね。
樹林帯の尾根を詰めていきますが、風の猛烈な音に2人でいるのに孤独感を感じます。
うーん、厳しい天候。
中の湯から尾根を詰めるときは、最初に斜度があります。
積雪はあるのですが、斜面の中に硬い層が有り、たまに板がズルってしまったりします。
しかし、ここの斜面のおかげで私のキックターンのレベルは格段に向上しました。
もう昨日のようにずり落ちたりしません。
途中、休憩を2つ入れてりんどう平まできました。
そして、下堀沢に出ると風をさえぎるものが無いので、
その前にお昼ご飯にしてしまおうと言う事で3度目の休憩です。
さすがにこの休憩では寒くて寒く仕方なく、インナーを一枚追加しグローブも厚手のものに交換しました。
気温はかなり低かったと思います。
この日は高山市内でも最高気温が-2℃でしたので、標高2000m付近のこのあたりは何度だったのか・・・
なにより凄い風!
さて、お昼を終えて下堀沢に近づきますが…
かなりの視界不良です。
木々がなくなってくると、雪面と雲の境目もわかりません。
風も遮るものが無いので強風が吹きつけます。
GW頃は沢を詰めて山頂を目指しますが、
流石に積雪のあるこの日は沢を詰めると危険です。
沢の左の尾根を詰めて行ったのですが。。。
標高2200m付近。
先行のIさんが結構な斜度のトラバースに入りました。
私の前5メートル程です。
突然、
「パーン!!」
と音がしたと思ったら、Iさんのトレースにクラックが入って、その下の雪が沢に向かってに雪崩れていきました。
文字通り、「ゴゴゴゴゴゴ・・・」と言う音と共に。
さらに、下が切れて上側の斜面にもクラックが入り、20cmほどずれ込んできました。
私はパニック。
「さがりまーす!!」
とか言いながら鬼バック。
Iさんは落ち着いて、バックしてキックターン。
私はなんでかカメラ出して撮ってるし。。。
とっさでしたのでピンボケ&視界不良でしたので、こんな感じの写真しか残りませんでしたが・・・
雪面にクラックが入っているのが分かるでしょうか?
そのあと2人で少し戻って、木にそばで立ち止まりました。
ここでもう一度スコップテスト。
先ほどの所とはちがって、ここは割と定着してるようでうす。
先ほどの斜面はIさんも危ないかな?と思いつつ、ボトムまでの距離を考えて進んでみたそうです。
流される距離、流れる層の厚さで判断したらしいです。
「よくある事」
と、さらっと言ってましたが、私は初めて目の前で雪崩が発生するのを見たので、しばらく動揺してました。
Iさん曰く
「ホントに速い雪崩のときは音がしない。下の方で溜まるときに音がするぐらい。」
とか、言う事がツワモノ過ぎです。
どちらにしても、下堀沢出合のあたりからの風と視界不良のおかげで、
撤退ムードが出ていました。
ここでシールを剥がして滑る事にします。
CLが想定してきた滑るルートは3本。
下堀沢と、その左右の尾根のどちらかです。
中の湯には戻らずに、このまま上高地側へ滑ります。
この天候と積雪では下堀沢は危ないし楽しく無いと言うことで、尾根を行く事に。
沢の対岸の尾根へ取り付くにはちょっと高度も足りないので、こちら側の尾根を下る事にしました。
滑るとなると、気持ちを切り替えないと。。。
最初はダラダラとした平地っぽい所を行きましたが、
その後は…
いやー、尾根の藪の中がこんなに快走だとは思いませんでした。
先日の大崩山に負けない深雪。
降った直後と言うか現在進行形のパウダー。
最高です!
残念なのは、気温が低すぎてGoproが起動せず、なんにも動画が残せませんでした。
やっぱり新雪最高!
Iさんも、「こんなにいい雪は滅多に滑れない」
とご満悦です。
散々気持ちの良い斜面を滑り倒して、尾根の末端で下堀沢に出ました。
ここからは沢の斜面ははなだらかです。
とりあえず休憩します。
ここまで一気に標高を下げてきたからか、急に暑く感じます。
風も穏やかですね。
これが下堀沢。
左の尾根の上を滑ってきました。
この沢は条件を選ばないと危なくて滑れなさそうですね。
さて出発。
このまま沢沿いに行くと梓川に出ますが、渡渉が出来るかわかりませんので、少し梓川の上流側へトラバースするように沢から離れました。
梓川に出て、再びシールをつけますが。。。
シールがつかない。。。
先ほど吹雪の中でシールを剥がしたので、雪がついてしまったんですね。
こんな時の対処法としてガムテープを持ってきてます。
これで数箇所に板にシールを貼り付けてOKです。
問題なく歩けました。
すぐに橋に出たのでそれを渡り、あとは釜トンネルを目指して歩きます。
途中対岸を見ると・・・
川沿いに自分達が歩いたトレースが見えました。
なんだか嬉しいですね。
写真の上の方です。
対岸から見る下堀沢。
結構大きな沢です。
後は釜トンネルを歩いておしまいです。
トンネルを出た所で中の湯温泉旅館の事務所があるので、そこからの送迎で旅館に戻りました。
中の湯で温泉に浸かり、体を温めました。
天候は悪いし、視界不良だし、山頂には到達できてないし。。。
でも、登山としてはアレですが、スキーとしては最高でしたね!
この2日間の山行はとても勉強になりました。
色々な事を教わり、色々な事を見ました。
Pentagonはレベルが1上がった!
キックターンを覚えた。
地形の見方を覚えた。
ルートの取り方を覚えた。
雪崩の怖さを知った。
山滑走の楽しさを知った。
と言う感じでしょうか。
この山行に連れて行って頂けたIさんにはとても感謝しております。
またGW頃にでも・・・
楽しみにしてます!
おーし、次はどこを歩こうかな?
2014年03月11日
大崩山 BCスキー
3月9日
乗鞍岳は大崩山へバックカントリースキーに行ってきました。
標高的にも工程的にも、本格的な山スキーは初の経験になります。
もちろん、初心者の私がいきなりそんな所に一人で行ける訳も無く、今回は関東のテレマーカーの方々に連れて行ってもらうことになりました。
山スキー暦17年の大ベテラン様、CL(チーフリーダー)のIさんと、テレマーク1年目のAさんのお二方です。
それではいつもの通り、行きましょう。
朝8時に久手牧場スタートの予定でしたので、7時半には到着し準備をしました。
既に駐車場には3台ほど車が止まっていました。
IさんとAさんは、平湯温泉キャンプ場付近に車を1台デポしてからこちらに合流です。
ここで、私が持っていないビーコンとゾンデ棒をIさんからレンタルし、準備完了です。
スタート前に、ビーコンチェックを行うと共に、使い方のレクチャーを受けます。
そして、8時を少し回ったところでスタートしました。
今回は私を含めて3人のパーティーになります。
橋のたもとからガードレールを乗り越え、斜面を登り始めます。
私、スキー登高の経験が乏しいので、この段階で「キックターン」なんてものは知りませんでした。
この前猪臥山登ったときは斜登のターンで手間取ったり…
キックターンのやり方を教わり、練習しながらの登高となりました。
もちろん、何度もずり落ちました。(笑
牧場の北斜面、雪面がとても綺麗です。
1時間ほど登ったところで日も当たるようになり暖かくなったので、休憩しつつウェアを調整します。
今日は天気が良い!
スキー登攀の経験が少ない私が真ん中に挟まれて登攀を続けます。
CL様がところどころ先行者のトレースを辿りながら登っていきます。
登るペースは私にとって速すぎず、でも遅すぎず、足を止める事の無い程よいペースで登っていきます。
登りながら、色々な事を教えて頂けます。
ルートの取り方、地形の見方。
やはり上級者の方との山行はとても勉強になりますね。
ふり返ると、朴ノ木のスキー場が下の方に見えますね。
輝山も綺麗に見えるのですが、写真はピンボケでダメでした(^^;
尾根沿いに詰めつつ、キックターンの練習しつつ、2時間半ほどで開けた場所に出ました。
ここが夫婦松と言う所ですね。
ここまでならそう危険な場所も無いですし、道迷いもなさそうなので、息子を連れてスノーシューで遊びに来ても良さそうです。
でも、何気で標高は結構な高さですね。
向こうには焼岳も見えます。
小休止の後に、再び上り始めますが・・・
ここからはダラダラと登ると言うより、横移動が続く感じです。
樹林帯の中でキックターンをする事も無くユルユルと登ります。
何度か乗鞍スカイラインに出ますが、基本的に尾根を詰めて行きました。
やがて、最後にスカイラインを横切るポイントで3度目の休憩です。
雪面の向こうに見える山々が綺麗ですね!
さて、標高的にはあと1時間ぐらいです。
再び樹林帯を歩きますが・・・
木々が樹氷っぽくなってきました。
綺麗ですね~。
そして13:10を回った頃、山頂に到着しました。
山頂には平湯温泉側から上ってきたスキーヤーが4名ほど。
休憩が丁度終わる頃のようで、入れ違いに滑って行かれました。
山頂があいたので、スキーの準備して記念撮影です。
バックには四ツ岳が見えます。
高山の街の方面、綺麗ですね。
いや、それにしても乗鞍は雄大です。
右手の猫岳は風の通り道なのか、風紋が凄いですね。
さすが標高2500mの景色!
天気が良いので最高です!
さて、それでは滑りましょう。
CLの判断で、登ったルートを滑るのではなく、大崩山の北斜面を滑って平湯温泉側へ下る事にしました。
ん~。道を開拓しながらの山行なのに、登りと下りでルートが違うなんて…
自分ひとりでは絶対怖くて出来ないですね。
特に、最初の斜面は結構な斜度で、やはり怖いのは雪崩です。
単独では絶対に飛び込んではいけない場所でした。
やはり経験者と行って、判断を仰いでからじゃないと怖いです。
さて、楽しみの下りは動画編集しました。
お時間のある方は是非ご覧ください。
(※音が出ます。音量注意。)
流石、Iさんの滑りはとても綺麗です。
Aさんはテレマーク自体は1年目だそうで。。。
いや、そういう風には見えないほど滑りが綺麗だと思うのですが。。。
中間地点から見る大崩山です。
あそこから滑ってきました。
ようやく平湯温泉付近へ降りてきました。
そんなこんなで16:30
ルートを外してしまったりと、ちょっとトラブルもありましたが、無事に下山しました。
最後はみんなで記念撮影。
この後は車を置いてある久手牧場まで行き、荷物をまとめました。
そのあとは移動です。
中の湯温泉です。
今日はココで一泊します。
そう、今回の山スキーは1日では終わらないのです。
さて、それでは次の日へ続きます。。。
しかし、パウダーを滑るテレマークスキーって滑る姿がとにかくカッコいいですね!
かなり興味を持ち始めてしまいました。
乗鞍岳は大崩山へバックカントリースキーに行ってきました。
標高的にも工程的にも、本格的な山スキーは初の経験になります。
もちろん、初心者の私がいきなりそんな所に一人で行ける訳も無く、今回は関東のテレマーカーの方々に連れて行ってもらうことになりました。
山スキー暦17年の大ベテラン様、CL(チーフリーダー)のIさんと、テレマーク1年目のAさんのお二方です。
それではいつもの通り、行きましょう。
朝8時に久手牧場スタートの予定でしたので、7時半には到着し準備をしました。
既に駐車場には3台ほど車が止まっていました。
IさんとAさんは、平湯温泉キャンプ場付近に車を1台デポしてからこちらに合流です。
ここで、私が持っていないビーコンとゾンデ棒をIさんからレンタルし、準備完了です。
スタート前に、ビーコンチェックを行うと共に、使い方のレクチャーを受けます。
そして、8時を少し回ったところでスタートしました。
今回は私を含めて3人のパーティーになります。
橋のたもとからガードレールを乗り越え、斜面を登り始めます。
私、スキー登高の経験が乏しいので、この段階で「キックターン」なんてものは知りませんでした。
この前猪臥山登ったときは斜登のターンで手間取ったり…
キックターンのやり方を教わり、練習しながらの登高となりました。
もちろん、何度もずり落ちました。(笑
牧場の北斜面、雪面がとても綺麗です。
1時間ほど登ったところで日も当たるようになり暖かくなったので、休憩しつつウェアを調整します。
今日は天気が良い!
スキー登攀の経験が少ない私が真ん中に挟まれて登攀を続けます。
CL様がところどころ先行者のトレースを辿りながら登っていきます。
登るペースは私にとって速すぎず、でも遅すぎず、足を止める事の無い程よいペースで登っていきます。
登りながら、色々な事を教えて頂けます。
ルートの取り方、地形の見方。
やはり上級者の方との山行はとても勉強になりますね。
ふり返ると、朴ノ木のスキー場が下の方に見えますね。
輝山も綺麗に見えるのですが、写真はピンボケでダメでした(^^;
尾根沿いに詰めつつ、キックターンの練習しつつ、2時間半ほどで開けた場所に出ました。
ここが夫婦松と言う所ですね。
ここまでならそう危険な場所も無いですし、道迷いもなさそうなので、息子を連れてスノーシューで遊びに来ても良さそうです。
でも、何気で標高は結構な高さですね。
向こうには焼岳も見えます。
小休止の後に、再び上り始めますが・・・
ここからはダラダラと登ると言うより、横移動が続く感じです。
樹林帯の中でキックターンをする事も無くユルユルと登ります。
何度か乗鞍スカイラインに出ますが、基本的に尾根を詰めて行きました。
やがて、最後にスカイラインを横切るポイントで3度目の休憩です。
雪面の向こうに見える山々が綺麗ですね!
さて、標高的にはあと1時間ぐらいです。
再び樹林帯を歩きますが・・・
木々が樹氷っぽくなってきました。
綺麗ですね~。
そして13:10を回った頃、山頂に到着しました。
山頂には平湯温泉側から上ってきたスキーヤーが4名ほど。
休憩が丁度終わる頃のようで、入れ違いに滑って行かれました。
山頂があいたので、スキーの準備して記念撮影です。
バックには四ツ岳が見えます。
高山の街の方面、綺麗ですね。
いや、それにしても乗鞍は雄大です。
右手の猫岳は風の通り道なのか、風紋が凄いですね。
さすが標高2500mの景色!
天気が良いので最高です!
さて、それでは滑りましょう。
CLの判断で、登ったルートを滑るのではなく、大崩山の北斜面を滑って平湯温泉側へ下る事にしました。
ん~。道を開拓しながらの山行なのに、登りと下りでルートが違うなんて…
自分ひとりでは絶対怖くて出来ないですね。
特に、最初の斜面は結構な斜度で、やはり怖いのは雪崩です。
単独では絶対に飛び込んではいけない場所でした。
やはり経験者と行って、判断を仰いでからじゃないと怖いです。
さて、楽しみの下りは動画編集しました。
お時間のある方は是非ご覧ください。
(※音が出ます。音量注意。)
流石、Iさんの滑りはとても綺麗です。
Aさんはテレマーク自体は1年目だそうで。。。
いや、そういう風には見えないほど滑りが綺麗だと思うのですが。。。
中間地点から見る大崩山です。
あそこから滑ってきました。
ようやく平湯温泉付近へ降りてきました。
そんなこんなで16:30
ルートを外してしまったりと、ちょっとトラブルもありましたが、無事に下山しました。
最後はみんなで記念撮影。
この後は車を置いてある久手牧場まで行き、荷物をまとめました。
そのあとは移動です。
中の湯温泉です。
今日はココで一泊します。
そう、今回の山スキーは1日では終わらないのです。
さて、それでは次の日へ続きます。。。
しかし、パウダーを滑るテレマークスキーって滑る姿がとにかくカッコいいですね!
かなり興味を持ち始めてしまいました。