大地を歩こう › 2017年06月
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2017年06月22日
ゆったり八ヶ岳 2日目
2日目
今回は行程に余裕のあるゆったり山行。
この日も別に早起き&早立ちする事は無かったのですが・・・
前日早く寝てしまった事や、個室で思いのほかぐっすり眠れたこともあり、シャキッと早起きしてしまいました。
4時半、いつも通りに目が覚めます。
周りの部屋からも動き出す人の音が聞こえ始めて、息子も起きました。
しばらくは布団でまったりと過ごし、ボチボチと出発準備にとりかかりました。
ちなみに、山荘の朝食は頼んでいません。
いつも山を歩くときは、朝一番は行動食を持って少し動いてから食べる習慣にしてますので、寝起きで沢山の食事は摂らないのです。
![]()
と言う事で、ぐっもーにん♪
山荘から富士山、赤岳が見えます。
快晴では無いのですが、高層雲なので見晴しはいいですね。
でも風が少し強めです。
最後に私は暖かいコーヒーを、息子は暖かい御茶を頂いてから、予定より早めの5:15分に宿をスタートしました。
赤岳展望荘さん、いい山荘でした。
また来たいですね。
![]()
最初の赤岳への斜面は、結構なザレ&岩を行きます。
高度をグングン上げて行きます。
![]()
西側遠くには、槍穂高が見えます。
景色が見えると気分も上々です。
![]()
30分ほどで、赤岳頂上山荘に到着しました。
ここはホントに山頂に建っている小屋です。
![]()
と言う事で、5:50
赤岳山頂頂きました!
百高山、49座目!
![]()
こちらも頂きます。
一等三角点
点名「赤岳」
![]()
目の前には富士山と南アルプスが広がっていました。
いやー、雄大です♪
と言う事で無事に赤岳に到着しましたが、早い時間にもかかわらず山頂は凄い人なので、早々に退散する事にしました。
そのまま反対側に下降して行きます。
![]()
こちらが権現岳方面との分岐ですね。
ここから中岳方面へ。
![]()
これまたこちらも結構な斜面を降りて行きます。
結構な岩場ですね。
難しくは無いのですが、人が多いので落石を起こさないように気を使います。
![]()
「頂上まであと少し ガンバレ」
の看板。
下から来たら、コレを見て励まされますね。
でも、ここからまだ結構あるような・・・
![]()
岩場を抜けると、ザレた斜面を下降して行きます。
目の前には中岳と阿弥陀岳が見えます。
見事な稜線です♪
![]()
そしてコルから中岳に登り返して行く時に振り返ると、こんな景色です。
やっぱり赤岳は圧巻ですね。
荒々しく、異様な存在感を放ちます。
![]()
7:00
中岳山頂、頂きました。
一応、記念撮影します。
その後、再び阿弥陀岳のコルまで降りて、ひと休憩しました。
阿弥陀岳への登りはなかなかきつそうなので、体を整えてから臨みます。
![]()
阿弥陀岳の取り付きはいきなり梯子からです。
グッとあげて、そのままの斜度でガンガン標高を稼いで行きます.
![]()
岩場の連続です。
同じくけして難しくは無いのですが、とにかく延々と続くので、なかなかエグいです。
休むポイントも殆ど無く、山頂まで一気に高度を上げます。
そして急に目の前が開けたと思ったら・・・
![]()
7:50
阿弥陀岳山頂、頂きました!
百高山、折り返しの50座目!
これで八ヶ岳の百高山は制覇しました♪
![]()
![]()
![]()
北アルプス、乗鞍、御嶽、中央アルプス、南アルプス、富士山。
日本の屋根が全て目の前に。
いやー阿弥陀岳、最高です。
登りのきつさもあってか、到着した際に目の前に広がる360度のパノラマは感動しました。
後から到着される方も、ついた瞬間に「うわー!」
と思わずこぼします。
もちろん我々もそうでした(^^;
正直、赤岳よりこちらの方が景色が素敵では無いでしょうか。
と個人的には思いました。
あまりの景色の良さに、ここでゆっくり過ごす事にしました。
朝ごはん食べたり、おやつ食べたり。
![]()
![]()
しばらくすると、東側の風が雲を運んできたようで、横岳や権現岳の上に笠を被せて、一気に峰々を雲が乗越していきました。
なんとも幻想的な光景でした。
![]()
そうそう、ココにも御料局の三角点がありました。
記念撮影です。
さて、ゆっくりしたので下山します。
帰りはこのまま山頂を越えて、御小屋尾根を通って帰るルートです。
![]()
まずはハイマツを抜けて直ぐに岩場です。
西の肩です。
梯子を登って鎖で通過します。
ここはなかなか高度感がありますね。
![]()
この「竹場」と書いてある所から下を覗きましたが、流石に足がすくみました。
怖いのでちゃっちゃと通過します。
![]()
さらに少し歩くと、中央陵への分岐がありました。
普通に「立ち入り危険 中央陵」と書いてあります(汗
バリエーションルートですね。
我々は御小屋尾根を行きます。
![]()
目の前の尾根。
一番右がこの後歩く御小屋尾根。
真ん中の小さい尾根が中央陵。
左は阿弥陀南陵から続く立場山です。
いつか行ってみたいですね~。
![]()
阿弥陀岳からの下りは、やはりこちらも結構な道を行きます。
ザレ&岩場の連続です。
雨が降ったらかなりいやらしいような所がかなりありますね。
目の前の岩に「目凶」と書いてありましたが、間違いでした。
「四区」でした(^^;
![]()
ずーっとこんな感じの道です。
![]()
8:45
ようやく森林限界に入ってきたので、ここで小休止です。
木々で風も遮られるようになり、斜度も若干緩やかになったので、ここでヘルメットを外して上着を一枚脱ぎました。
森林限界を下回ってからも、一段一段が高い結構な斜度の登山道を降りて行きます。
![]()
そして登山道には⑧マークの境界標。
古い宮内庁のマークですね。
境界標が毎年更新されているようです。
最新の日付は昨日の6/17でした。
建てたばかりのようですね。
そして少し歩き、急に斜度が緩やかになってきたと思ったら。。。
![]()
こんな目印が。
左に矢印がありました。
もしかして?と思いGPSの地図をみて確認したのですが、間違いありません。
こちらに降りてみましょう。
![]()
30mほど降りたら水場でした。
「不動清水」ですね。
地図上では少し距離があるように書いてあったのと、一度下ってから入り込むようになっていたので寄る予定は無かったのですが、まさかの稜線から直接行けるとは。
![]()
振り返るとこんな感じです。
上からが尾根から降りてくる道。
左の真っ直ぐなほうが正規ルートです。
でも尾根に直登する道もマーキングがされていて、踏み後バッチリです。
迷う事はありません。
水はコンコンと沸いていましたので、ここで再び小休止する事にしました。
冷たい水で顔を洗い、汗を流します。
気持ち良いです♪
![]()
9:50
再び出発します。
正規ルートで分岐に戻りました。
看板には
「不動清水 約5分」
と書いてありますが、これはきっとこう言う意味です。
”ここから清水まで行って、水を汲んで、戻って5分”
片道5分ではありません、1分です。
しかもほぼ水平移動で苦労は無いですし、登りで寄ってもそのまま上の稜線に戻れます。
気軽に寄れるところなので、通られる方は是非立ち寄ってみてください。
この不動清水の分岐手前ぐらいからは、急に道が歩きやすくなります。
斜度も緩やかになり、足元はフカフカ。
突然登山道が変る感じです。
自然と足もハイスピードモードに。
少しだけ登り返しがありますが、歩きやすいので全然苦になりません。
![]()
登り返した山頂は、展望は無いですけど広々した空間でした。
テントが張れそうです。張ってはダメですけど。
![]()
10:15
御小屋山に到着しました。
先ほどの不動清水からここまでCT50分だったのですが、半分の25分で到着してしまいました。
それほど歩きやすい道でした。
![]()
山頂標から北側の斜面には封鎖された道が・・・
聞いた話では、美濃戸に降りる道だそうで、たまに間違えて降りてしまう人が居るのだとか。
美濃戸口に下りるためにはもう少しだけ尾根を西へ歩きます。
![]()
そして御小屋山の三角点、頂きました。
三等三角点
点名「鷹打場」
![]()
それから、美濃戸口におりる分岐となります。
まっすぐ行くと、船山十字路へと続きます。
もちろん右へ。
![]()
この辺りの標高の植生は面白いですね。
緑色のモフモフした地床です。
そしてそのなかに赤いアレ。
少し不気味です。
![]()
分岐のあと少しここまでとは変って少し斜度のある下りが続きますが、また急に作業道のような道に出ます。
ここからはまた、歩きやすい道に変りました。
![]()
さらに登山道から外れて北側に踏み痕があったり。
中沢と書いてありますね。
![]()
登山道自体はまた植生が変って、低い笹薮になってきました。
道はすこぶる歩きやすいです。
![]()
どんどん下ると、あっという間に・・・
![]()
舗装路に出ました。
登山道は終了です。
ここからは美濃戸口の別荘地を抜けて歩きます。
![]()
交差点の旅に案内看板があるので、道迷いはありません。
少し歩くと・・・
![]()
八ヶ岳山荘の林道分岐に帰ってきました。
昨日ここを右方向に行きましたね。
これで周回完了です!
![]()
と言う事で、12時前に下山できました。
いつもよりゆったりと回れた八ヶ岳山行、無事下山です♪
横岳周辺と、阿弥陀岳前後は結構な岩場でしたが、前回の西穂のおかげで息子を安心してみていられるようになったのがありがたいですね。
八ヶ岳の赤岳周辺は初めてだったのですが、この山が何故人気があるのか、少し理解できたような気がします。
北アルプスや南アルプスと違って、全てがギュっとコンパクトなんですよね。
車を降りてアプローチの緩い登りを2~3時間歩くと、急に斜度がついて一気にアタックするような急峻な登りになり、さらに2時間ほどで絶景の稜線に出る。
そのまま稜線を縦走して、好きなところから下山出来る。
歩き方や景色の変化にメリハリがあり、とても飽きないんですよね。
八ヶ岳、好きになってしまいました。
また機会があれば、あっちもこっちも歩いてみたいですね。
予定よりかなり早く下山してしまったので、そのまま松本のラーメン屋にお昼御飯を食べに行く事にしました。
![]()
「信州五十六屋」
横浜家系のラーメン屋さんです。
オーナーさんが前に経営していた「吉田屋」さんの頃から大好きなラーメン屋さんです。
濃いのがダメな人には、向かないですよ(^^;
そして、満たされたおなかにおやつタイム。
島々を過ぎたあたりの
「村の駅 アルプスの郷」
トイレ休憩に寄ったのですが、ソフトクリームの看板を見て食べる事に。
![]()
そしてビックリしました。
ここのソフトクリームは手作りらしく、ワサビソフト、ソバソフト等、地産のものをホントに練りこんであるそうです。
息子はアロニアと言う、ブルーベリーのようなソフトクリーム。
なかなか濃厚で美味しいようです。
そして私はワサビソフト。
こんなワサビソフト、初めて食べました。
甘辛い♪
ホントに牛乳ソフトに辛いワサビが練りこんであるので、ワサビ風味ではなくてワサビなんです。
私はワサビ好きなんで、これはハマります。
ダメな人はダメでしょうね。
でも、一度お試し下さい。
私は好きですね♪
![]()
そして平湯では軽く温泉に入っていきました。
民俗館の露天風呂ですね。
寸志を入れてほんのり浸かって行きました。
なんだか帰り道も観光モードの山行でしたが、とてもゆとりをもって回れましたね。
これで百高山も残り50座です。
今年はいくつ登れるかな~?
今回は行程に余裕のあるゆったり山行。
この日も別に早起き&早立ちする事は無かったのですが・・・
前日早く寝てしまった事や、個室で思いのほかぐっすり眠れたこともあり、シャキッと早起きしてしまいました。
4時半、いつも通りに目が覚めます。
周りの部屋からも動き出す人の音が聞こえ始めて、息子も起きました。
しばらくは布団でまったりと過ごし、ボチボチと出発準備にとりかかりました。
ちなみに、山荘の朝食は頼んでいません。
いつも山を歩くときは、朝一番は行動食を持って少し動いてから食べる習慣にしてますので、寝起きで沢山の食事は摂らないのです。
と言う事で、ぐっもーにん♪
山荘から富士山、赤岳が見えます。
快晴では無いのですが、高層雲なので見晴しはいいですね。
でも風が少し強めです。
最後に私は暖かいコーヒーを、息子は暖かい御茶を頂いてから、予定より早めの5:15分に宿をスタートしました。
赤岳展望荘さん、いい山荘でした。
また来たいですね。
最初の赤岳への斜面は、結構なザレ&岩を行きます。
高度をグングン上げて行きます。
西側遠くには、槍穂高が見えます。
景色が見えると気分も上々です。
30分ほどで、赤岳頂上山荘に到着しました。
ここはホントに山頂に建っている小屋です。
と言う事で、5:50
赤岳山頂頂きました!
百高山、49座目!
こちらも頂きます。
一等三角点
点名「赤岳」
目の前には富士山と南アルプスが広がっていました。
いやー、雄大です♪
と言う事で無事に赤岳に到着しましたが、早い時間にもかかわらず山頂は凄い人なので、早々に退散する事にしました。
そのまま反対側に下降して行きます。
こちらが権現岳方面との分岐ですね。
ここから中岳方面へ。
これまたこちらも結構な斜面を降りて行きます。
結構な岩場ですね。
難しくは無いのですが、人が多いので落石を起こさないように気を使います。
「頂上まであと少し ガンバレ」
の看板。
下から来たら、コレを見て励まされますね。
でも、ここからまだ結構あるような・・・
岩場を抜けると、ザレた斜面を下降して行きます。
目の前には中岳と阿弥陀岳が見えます。
見事な稜線です♪
そしてコルから中岳に登り返して行く時に振り返ると、こんな景色です。
やっぱり赤岳は圧巻ですね。
荒々しく、異様な存在感を放ちます。
7:00
中岳山頂、頂きました。
一応、記念撮影します。
その後、再び阿弥陀岳のコルまで降りて、ひと休憩しました。
阿弥陀岳への登りはなかなかきつそうなので、体を整えてから臨みます。
阿弥陀岳の取り付きはいきなり梯子からです。
グッとあげて、そのままの斜度でガンガン標高を稼いで行きます.
岩場の連続です。
同じくけして難しくは無いのですが、とにかく延々と続くので、なかなかエグいです。
休むポイントも殆ど無く、山頂まで一気に高度を上げます。
そして急に目の前が開けたと思ったら・・・
7:50
阿弥陀岳山頂、頂きました!
百高山、折り返しの50座目!
これで八ヶ岳の百高山は制覇しました♪
北アルプス、乗鞍、御嶽、中央アルプス、南アルプス、富士山。
日本の屋根が全て目の前に。
いやー阿弥陀岳、最高です。
登りのきつさもあってか、到着した際に目の前に広がる360度のパノラマは感動しました。
後から到着される方も、ついた瞬間に「うわー!」
と思わずこぼします。
もちろん我々もそうでした(^^;
正直、赤岳よりこちらの方が景色が素敵では無いでしょうか。
と個人的には思いました。
あまりの景色の良さに、ここでゆっくり過ごす事にしました。
朝ごはん食べたり、おやつ食べたり。
しばらくすると、東側の風が雲を運んできたようで、横岳や権現岳の上に笠を被せて、一気に峰々を雲が乗越していきました。
なんとも幻想的な光景でした。
そうそう、ココにも御料局の三角点がありました。
記念撮影です。
さて、ゆっくりしたので下山します。
帰りはこのまま山頂を越えて、御小屋尾根を通って帰るルートです。
まずはハイマツを抜けて直ぐに岩場です。
西の肩です。
梯子を登って鎖で通過します。
ここはなかなか高度感がありますね。
この「竹場」と書いてある所から下を覗きましたが、流石に足がすくみました。
怖いのでちゃっちゃと通過します。
さらに少し歩くと、中央陵への分岐がありました。
普通に「立ち入り危険 中央陵」と書いてあります(汗
バリエーションルートですね。
我々は御小屋尾根を行きます。
目の前の尾根。
一番右がこの後歩く御小屋尾根。
真ん中の小さい尾根が中央陵。
左は阿弥陀南陵から続く立場山です。
いつか行ってみたいですね~。
阿弥陀岳からの下りは、やはりこちらも結構な道を行きます。
ザレ&岩場の連続です。
雨が降ったらかなりいやらしいような所がかなりありますね。
目の前の岩に「目凶」と書いてありましたが、間違いでした。
「四区」でした(^^;
ずーっとこんな感じの道です。
8:45
ようやく森林限界に入ってきたので、ここで小休止です。
木々で風も遮られるようになり、斜度も若干緩やかになったので、ここでヘルメットを外して上着を一枚脱ぎました。
森林限界を下回ってからも、一段一段が高い結構な斜度の登山道を降りて行きます。
そして登山道には⑧マークの境界標。
古い宮内庁のマークですね。
境界標が毎年更新されているようです。
最新の日付は昨日の6/17でした。
建てたばかりのようですね。
そして少し歩き、急に斜度が緩やかになってきたと思ったら。。。
こんな目印が。
左に矢印がありました。
もしかして?と思いGPSの地図をみて確認したのですが、間違いありません。
こちらに降りてみましょう。
30mほど降りたら水場でした。
「不動清水」ですね。
地図上では少し距離があるように書いてあったのと、一度下ってから入り込むようになっていたので寄る予定は無かったのですが、まさかの稜線から直接行けるとは。
振り返るとこんな感じです。
上からが尾根から降りてくる道。
左の真っ直ぐなほうが正規ルートです。
でも尾根に直登する道もマーキングがされていて、踏み後バッチリです。
迷う事はありません。
水はコンコンと沸いていましたので、ここで再び小休止する事にしました。
冷たい水で顔を洗い、汗を流します。
気持ち良いです♪
9:50
再び出発します。
正規ルートで分岐に戻りました。
看板には
「不動清水 約5分」
と書いてありますが、これはきっとこう言う意味です。
”ここから清水まで行って、水を汲んで、戻って5分”
片道5分ではありません、1分です。
しかもほぼ水平移動で苦労は無いですし、登りで寄ってもそのまま上の稜線に戻れます。
気軽に寄れるところなので、通られる方は是非立ち寄ってみてください。
この不動清水の分岐手前ぐらいからは、急に道が歩きやすくなります。
斜度も緩やかになり、足元はフカフカ。
突然登山道が変る感じです。
自然と足もハイスピードモードに。
少しだけ登り返しがありますが、歩きやすいので全然苦になりません。
登り返した山頂は、展望は無いですけど広々した空間でした。
テントが張れそうです。張ってはダメですけど。
10:15
御小屋山に到着しました。
先ほどの不動清水からここまでCT50分だったのですが、半分の25分で到着してしまいました。
それほど歩きやすい道でした。
山頂標から北側の斜面には封鎖された道が・・・
聞いた話では、美濃戸に降りる道だそうで、たまに間違えて降りてしまう人が居るのだとか。
美濃戸口に下りるためにはもう少しだけ尾根を西へ歩きます。
そして御小屋山の三角点、頂きました。
三等三角点
点名「鷹打場」
それから、美濃戸口におりる分岐となります。
まっすぐ行くと、船山十字路へと続きます。
もちろん右へ。
この辺りの標高の植生は面白いですね。
緑色のモフモフした地床です。
そしてそのなかに赤いアレ。
少し不気味です。
分岐のあと少しここまでとは変って少し斜度のある下りが続きますが、また急に作業道のような道に出ます。
ここからはまた、歩きやすい道に変りました。
さらに登山道から外れて北側に踏み痕があったり。
中沢と書いてありますね。
登山道自体はまた植生が変って、低い笹薮になってきました。
道はすこぶる歩きやすいです。
どんどん下ると、あっという間に・・・
舗装路に出ました。
登山道は終了です。
ここからは美濃戸口の別荘地を抜けて歩きます。
交差点の旅に案内看板があるので、道迷いはありません。
少し歩くと・・・
八ヶ岳山荘の林道分岐に帰ってきました。
昨日ここを右方向に行きましたね。
これで周回完了です!
と言う事で、12時前に下山できました。
いつもよりゆったりと回れた八ヶ岳山行、無事下山です♪
横岳周辺と、阿弥陀岳前後は結構な岩場でしたが、前回の西穂のおかげで息子を安心してみていられるようになったのがありがたいですね。
八ヶ岳の赤岳周辺は初めてだったのですが、この山が何故人気があるのか、少し理解できたような気がします。
北アルプスや南アルプスと違って、全てがギュっとコンパクトなんですよね。
車を降りてアプローチの緩い登りを2~3時間歩くと、急に斜度がついて一気にアタックするような急峻な登りになり、さらに2時間ほどで絶景の稜線に出る。
そのまま稜線を縦走して、好きなところから下山出来る。
歩き方や景色の変化にメリハリがあり、とても飽きないんですよね。
八ヶ岳、好きになってしまいました。
また機会があれば、あっちもこっちも歩いてみたいですね。
予定よりかなり早く下山してしまったので、そのまま松本のラーメン屋にお昼御飯を食べに行く事にしました。
「信州五十六屋」
横浜家系のラーメン屋さんです。
オーナーさんが前に経営していた「吉田屋」さんの頃から大好きなラーメン屋さんです。
濃いのがダメな人には、向かないですよ(^^;
そして、満たされたおなかにおやつタイム。
島々を過ぎたあたりの
「村の駅 アルプスの郷」
トイレ休憩に寄ったのですが、ソフトクリームの看板を見て食べる事に。
そしてビックリしました。
ここのソフトクリームは手作りらしく、ワサビソフト、ソバソフト等、地産のものをホントに練りこんであるそうです。
息子はアロニアと言う、ブルーベリーのようなソフトクリーム。
なかなか濃厚で美味しいようです。
そして私はワサビソフト。
こんなワサビソフト、初めて食べました。
甘辛い♪
ホントに牛乳ソフトに辛いワサビが練りこんであるので、ワサビ風味ではなくてワサビなんです。
私はワサビ好きなんで、これはハマります。
ダメな人はダメでしょうね。
でも、一度お試し下さい。
私は好きですね♪
そして平湯では軽く温泉に入っていきました。
民俗館の露天風呂ですね。
寸志を入れてほんのり浸かって行きました。
なんだか帰り道も観光モードの山行でしたが、とてもゆとりをもって回れましたね。
これで百高山も残り50座です。
今年はいくつ登れるかな~?
2017年06月21日
ゆったり八ヶ岳 1日目
今度は赤岳周辺の百高山を登りに、八ヶ岳へ行ってきました。
コース的に凄く頑張れば1日で回れそうな気もしたのですが、初めて行く山域ですし、どうせならゆっくりと山小屋泊で行くことにしました。
と言う事で、いつもの行きましょう。
6月17日
前夜車を走らせて、美濃戸口にある八ヶ岳山荘前の駐車場に駐車しました。
夜22時の段階ではまだまだ空きはあり、一番上の段に駐車できました。
いつものように車中泊。
一杯飲んでから就寝しました。
翌朝、スタートは6時頃の予定です。
しかしいつも通り4時半に目が覚めてしまったので、モソモソと出発準備。
息子も起きたので少し早めにスタートする事にしました。
と言っても、いつもの山よりかなりゆっくり目です。
![]()
八ヶ岳山荘で駐車料金を払い、登山計画書を提出します。
5:45、のんびりスタートです。
美濃戸口から美濃戸まで1時間、砂利林道を歩きます。
下山はこちらに降りてくる予定だったので、まぁ、林道を1時間歩くぐらいなんて事無いですので、下からスタートする事にしました。
![]()
朝日がこぼれる森林歩きで気持ち良いな~。。。
なんて思ってたのですが・・・
![]()
車がバンバン通ります。
おかげでホコリが酷くて口の中がジャリジャリに(>.<)
出来るだけ道から外れる巻き道を歩いて行きました。
![]()
6:30
45分ほど歩いて、美濃戸のやまのこ村へ到着しました。
ここの駐車場が既に満車に近く、入口が大渋滞してまして、歩いている私達を追い抜いていった車たちは軒並み駐車場に入る列に並んでいました。
歩いたほうが早かったですね。
程よく歩いたので体も暖まり、ここで朝食休憩をしました。
おにぎり食べてさぁ出発って時に。。。
「おとうさん、僕の手袋が無いよ。」
無いってどう言うことじゃ?
ポケットやザックを探しても見つからず、多分どこかで落とした。。。
またやってしまいましたね。
2度目ですよ。
ここに到着する4~5分前まで手にしていた記憶があるから取りに行くと、息子はいつものように走って行ってしまいました。
アホや・・・
しかし、しばらくして息子はトボトボと戻ってきました。
今回は見つからなかったようです。
あーぁ、モンベルの手袋。。。
まぁ、仕方ないですね。
諦めて行きましょう。
想定外の時間ロスでしたが、再び歩き出します。
![]()
7:10ぐらい、北沢と南沢の分岐に到着しました。
今回はここから北沢に向かって歩く事にします。
![]()
北沢ルートはしばらく林道が続きます。
美濃戸までも林道を歩いてきた事もあり、相変わらず林道歩きが苦手な息子はテンションが上がりません。
早く登山道を歩きたいようです。
あと、手袋を無くした事もショックのようです。
すこし沈んで歩いていました。
これで少しは気をつけるようになるかな・・・?
![]()
7:50
ようやく林道の終点へ。
ここからやっと道は登山道になります。
沢沿いを歩くので、増雨時の為の巻道もあるようなのですが、まぁ、普通に沢沿いを行く事にしました。
![]()
登山道はいたれりつくせりの整備された道です。
やっぱり沢山人の入る山は、整備も行き届いてるのですね。
![]()
面白い岩発見。
下の土が無くなって浮いているんですけど・・・
その木では支えられないでしょ(笑
面白い岩でした。
![]()
道はどこまでも歩きやすいです。
気持ちもなんだかゆったりしてきますね。
足運びもいつもより穏やかになります。
今日はのんびり行きましょう。
![]()
赤岳鉱泉から流れてくる北沢。
川床が赤いです。鉱泉と言われるだけ、やはり鉄分豊富なのでしょうか?
![]()
先の視界が開けてきまして、目の前の稜線上に小屋が見えてきました。
あれが今日の目的地、赤岳展望荘かな?
初めてくる所なのでいまいち山の形がまだ分かってませんが、地図を見ると恐らくそうだと思います。
![]()
8:45
そんなこんなで、赤岳鉱泉に到着です。
アイスキャンディーの名残り、雪のかたまりがまだ在りました。
![]()
再びここで行動食を取りながら休憩します。
周りではイソイソとテントを張る人がいたり、テラスでおしゃべりする人がいたり。
思い思いに山を堪能してますね。
そっか、ここでテントを張って周回しても良いのですね。
テン場は広いのですが、平らな部分は少なくテントを張る人はあっちこっち探していました。
結果、テントは多くても拡散するので静かに過ごせるのでは無いかと思います。
いいテン場ですね。
![]()
と言う事で、9:10頃再びスタートしました。
ここは大同心沢です。
クライマーの方々はここから詰めていくみたいですね。
![]()
こちらはジョウゴ沢。
この川床は黒いですね・・・
赤岳鉱泉のものとは違うようです。
![]()
硫黄岳へは樹林帯の九十九折れを詰めます。
あまり展望も無いので、黙々と歩いていきます。
しかし急登と言うことも無く、それほど登りはきつくありません。
![]()
10:30頃、ようやく樹林帯を抜けて展望が開けてきたと思ったら、不思議な景色の場所にでました。
土と雪のコントラストがキャラメルソフトみたいです。
![]()
少し寄り道&休憩する事に。
赤岩の頭に寄りました。
今まで樹林帯を歩いてきて展望が無かったので、ここで景色を堪能する事にしました。
![]()
峰の松目方向です。
いやー、綺麗ですね。
![]()
こちらは明日歩く方向。
赤岳、中岳、阿弥陀岳です。
ここまで来て、ようやく山の形ではっきりとどれがどの山か分かるようになってきました。
地図を見て山の形を見て位置を特定できます。
ここで30分ほど休憩してから、硫黄岳へ向かいました。
![]()
硫黄岳への登りです。
この後少しだけ岩っぽい所を通過しますが、難しい所はありません。
![]()
まぁるくてダダっ広い硫黄岳の山頂標です。
広すぎて山頂標がどこにあるか探してしまいました(^^;
探している間に見つけたもの。
![]()
御料局の三角点です。
「三等」と書いてあるのがハッキリ見えますね。
保存状態が良いようです。
![]()
さて、山頂標は写真だけ撮ったらそのまま通過します。
そのまま爆裂火口をグルッと周り、行き止まり方面へ進むと・・・
![]()
ケルン発見、ここですね。
硫黄岳は山頂標のある所が最高高度点ではありません。
爆裂火口を少し周ったところに最高高度点があります。
ここが硫黄岳2760m硫黄岳山頂です。
百高山、47座目、頂きました!
さらにそこから爆裂火口を回り込みまして・・・
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「行き止まり」
まで来ました。
ここからさらに踏み後を辿って30mほど。
一応確認。「行き止まり」と書いてありますが、立ち入り禁止とは書いてありません。
植生は荒らさないように、石の上だけ歩いていきます。
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硫黄岳の三角点、発見。
三等三角点
点名「箕冠」
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再び来た道を戻ります。
爆裂火口はガスガスで見えなくなってしまいました。
晴れてる時に息子に見せてあげたかったな~。
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それでは、硫黄岳山荘方面へ向かいます。
濃霧時に道迷いしないように、大型のケルンが連続してありますね。
この辺りで、小学一年生の男の子を連れた親子連れの方とお話しながら歩きました。
男の子、とても山好きなようで、自分で山の本を読んで色々勉強してきているようでした。
八ヶ岳に来る前に、色々下調べしてきているようです。凄いですね~。
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硫黄岳山荘に到着です。
特に疲れてもいないので、このままスルーして行く事にしました。
親子連れさんは少し休憩していくようです。
男の子はどうしても横岳に行きたいんだと言ってました。
とても良い根性もってますね♪
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振り返るとまぁるい硫黄岳。
やっぱり山頂標があるあたりより、ケルンがある方が位置が高いですね。
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ガスの中の大同心。
独特の雰囲気がありますね。
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少しザレた道を歩きます。
ガスが出てきて不思議な雰囲気。
なんとなく富士山を思い出したりしました。
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これから向かう横岳の奥ノ院です。
天気、晴れると嬉しいんだけどな・・・
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こちらは小同心ですね。
やっとわかるようになって来ました。
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振り返って大同心。
後ろからみると「ぬぉー」ってなイメージです。
ニョキっと生えてるみたいですね。
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横岳直下、かなり切り立った所があります。
そしてここで先ほどの小一の男の子に追いつかれました。
凄いペースで歩ける子です。
そして、この切り立った所を臆する事なくグイグイ進んで行きます。
コレは凄い。
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勢いもスピードも完全に負けている息子。
これでも強くなったんですけどね(^^;
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12:45
と言う事で、2829m横岳奥ノ院山頂、頂きました!
百高山、48座目!
子連れお父さんに撮って頂きました。
同じ岐阜県、関市から来られたようです。
この後はオーレン小屋に戻るそうです。
それもまた凄い話ですけど・・・
なかなかに健脚です。
また北アのどこかで会うかもですね。
ここでお別れしました。
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さてそれでは我々は縦走を続けます。
ここからは岩場のアップダウンが連続しています。
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よく見ると、小同心の上に人が・・・
クライマーの方々が登ってきたようですね。
凄いです、あんなところ怖くて歩けないですよ。
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下を見ると、赤岳鉱泉と行者小屋が見えます。
上から見るとあんなに近いんですね。
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反対の関東方面側。
あっちの山域はまったく分かりません。
でも晴れてます。
あの晴れ、こっちに来ないかな~。
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赤岳方面。
赤岳の向こうに、昨年登った権現岳や編笠山が見えます。
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と言う事で、無名峰に到着しました。
実は地理院の地図で見ると、横岳山頂に書いてあった「2829m」はここ無名峰の標高となっています。
奥ノ院を見ると若干向こうの方が高いので、ホントはあっちの標高はもう少し高いのかな?と思います。
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息子、赤岳方面を見据えています。
「待ってなさい」
と言う感じでしょうか。
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さらに歩みを進めて、こちらがもう一つの横岳山頂。
三叉峰です。
横岳はピークが沢山あるのですね。
もちろん、最高高度点は奥ノ院です。
さぁ、あと今日はもう山荘を目指すだけです。
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この辺りは岩場の連続です。
なかなか楽しめる道ですね。
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赤岳がグングン近づいてきます。
この景色、素晴らしいです♪
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岩場の連続。
雨が降ったら少し怖いところですね。
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ようやく地蔵尾根分岐に着きました。
御地蔵様がいらっしゃいます。
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さぁ、あと数分で今日の目的地、がんばれ~
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14:05
赤岳展望荘に到着しました。
今日の行動はココまでです♪
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受付して部屋へ行きます。
大部屋で申し込んでいたのですが、この日は大混雑だったようで、子連れと言う事を配慮して頂きまして個室へ案内されました。
とてもありがたい配慮で助かりました。
二人部屋でのんびりです。
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その後食堂でのんびり。
宿泊者は、滞在中に御茶、コーヒー、お湯が飲み放題です(時間指定あり)。
私はビールに息子はおやつタイムです。
ここで息子とのんびり過ごしていたら、となりのテーブルで談義している方に突然話しかけられました。
「お子さん、TJARのTシャツ着てるけど、何か関係の方なんですか?」
と。
関係者ではなくて、単純に好きで応援Tシャツ着てるだけなんです・・・(^^;
息子、この日は5人ぐらいの方に「TJARの着てるね!」と話しかけられていました。
流石に知名度が高いですよね。
息子と一緒にTJARの道を歩いた事、30日以上かかったこと、少しお話しましたら・・・
「実は会社の後輩にTJARに出ている船橋と言う子が居まして・・・実行委員も担当しているんです。
小学生が憧れてあの道を歩いたなんて聞いたら、喜びますよ~」
なんてお話に。
うわー、それもまた凄いお話ですね。
まさかの船橋選手と同じ会社の方で、しばらく話こんでしまいました。
あの道、大会には出られないですけど、もう一度歩いてみたいな・・・
と、私は思っています。
息子が一緒に歩いてくれなくなった頃に、再び挑戦したいですね。
今度は通しで歩きたいです。
またいつかですね。
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宿の夕ご飯はバイキング形式です。
純和食で、とても美味しかったです。
息子もペロリとたいらげて、美味しい美味しいと連呼していました。
混雑はしていたものの、オーバーステイはしない方針だとか。
とても過ごしやすい赤岳展望荘でした。
何よりこんな稜線にあるのに、御風呂に入れるのが最高でした。
五右衛門風呂があるのです。
流石に写真は撮れませんでしたが・・・
この日は前日の寝不足もあり、19時半には就寝してしまいました。
明日、晴れますように♪
2日目へ続く
コース的に凄く頑張れば1日で回れそうな気もしたのですが、初めて行く山域ですし、どうせならゆっくりと山小屋泊で行くことにしました。
と言う事で、いつもの行きましょう。
6月17日
前夜車を走らせて、美濃戸口にある八ヶ岳山荘前の駐車場に駐車しました。
夜22時の段階ではまだまだ空きはあり、一番上の段に駐車できました。
いつものように車中泊。
一杯飲んでから就寝しました。
翌朝、スタートは6時頃の予定です。
しかしいつも通り4時半に目が覚めてしまったので、モソモソと出発準備。
息子も起きたので少し早めにスタートする事にしました。
と言っても、いつもの山よりかなりゆっくり目です。
八ヶ岳山荘で駐車料金を払い、登山計画書を提出します。
5:45、のんびりスタートです。
美濃戸口から美濃戸まで1時間、砂利林道を歩きます。
下山はこちらに降りてくる予定だったので、まぁ、林道を1時間歩くぐらいなんて事無いですので、下からスタートする事にしました。
朝日がこぼれる森林歩きで気持ち良いな~。。。
なんて思ってたのですが・・・
車がバンバン通ります。
おかげでホコリが酷くて口の中がジャリジャリに(>.<)
出来るだけ道から外れる巻き道を歩いて行きました。
6:30
45分ほど歩いて、美濃戸のやまのこ村へ到着しました。
ここの駐車場が既に満車に近く、入口が大渋滞してまして、歩いている私達を追い抜いていった車たちは軒並み駐車場に入る列に並んでいました。
歩いたほうが早かったですね。
程よく歩いたので体も暖まり、ここで朝食休憩をしました。
おにぎり食べてさぁ出発って時に。。。
「おとうさん、僕の手袋が無いよ。」
無いってどう言うことじゃ?
ポケットやザックを探しても見つからず、多分どこかで落とした。。。
またやってしまいましたね。
2度目ですよ。
ここに到着する4~5分前まで手にしていた記憶があるから取りに行くと、息子はいつものように走って行ってしまいました。
アホや・・・
しかし、しばらくして息子はトボトボと戻ってきました。
今回は見つからなかったようです。
あーぁ、モンベルの手袋。。。
まぁ、仕方ないですね。
諦めて行きましょう。
想定外の時間ロスでしたが、再び歩き出します。
7:10ぐらい、北沢と南沢の分岐に到着しました。
今回はここから北沢に向かって歩く事にします。
北沢ルートはしばらく林道が続きます。
美濃戸までも林道を歩いてきた事もあり、相変わらず林道歩きが苦手な息子はテンションが上がりません。
早く登山道を歩きたいようです。
あと、手袋を無くした事もショックのようです。
すこし沈んで歩いていました。
これで少しは気をつけるようになるかな・・・?
7:50
ようやく林道の終点へ。
ここからやっと道は登山道になります。
沢沿いを歩くので、増雨時の為の巻道もあるようなのですが、まぁ、普通に沢沿いを行く事にしました。
登山道はいたれりつくせりの整備された道です。
やっぱり沢山人の入る山は、整備も行き届いてるのですね。
面白い岩発見。
下の土が無くなって浮いているんですけど・・・
その木では支えられないでしょ(笑
面白い岩でした。
道はどこまでも歩きやすいです。
気持ちもなんだかゆったりしてきますね。
足運びもいつもより穏やかになります。
今日はのんびり行きましょう。
赤岳鉱泉から流れてくる北沢。
川床が赤いです。鉱泉と言われるだけ、やはり鉄分豊富なのでしょうか?
先の視界が開けてきまして、目の前の稜線上に小屋が見えてきました。
あれが今日の目的地、赤岳展望荘かな?
初めてくる所なのでいまいち山の形がまだ分かってませんが、地図を見ると恐らくそうだと思います。
8:45
そんなこんなで、赤岳鉱泉に到着です。
アイスキャンディーの名残り、雪のかたまりがまだ在りました。
再びここで行動食を取りながら休憩します。
周りではイソイソとテントを張る人がいたり、テラスでおしゃべりする人がいたり。
思い思いに山を堪能してますね。
そっか、ここでテントを張って周回しても良いのですね。
テン場は広いのですが、平らな部分は少なくテントを張る人はあっちこっち探していました。
結果、テントは多くても拡散するので静かに過ごせるのでは無いかと思います。
いいテン場ですね。
と言う事で、9:10頃再びスタートしました。
ここは大同心沢です。
クライマーの方々はここから詰めていくみたいですね。
こちらはジョウゴ沢。
この川床は黒いですね・・・
赤岳鉱泉のものとは違うようです。
硫黄岳へは樹林帯の九十九折れを詰めます。
あまり展望も無いので、黙々と歩いていきます。
しかし急登と言うことも無く、それほど登りはきつくありません。
10:30頃、ようやく樹林帯を抜けて展望が開けてきたと思ったら、不思議な景色の場所にでました。
土と雪のコントラストがキャラメルソフトみたいです。
少し寄り道&休憩する事に。
赤岩の頭に寄りました。
今まで樹林帯を歩いてきて展望が無かったので、ここで景色を堪能する事にしました。
峰の松目方向です。
いやー、綺麗ですね。
こちらは明日歩く方向。
赤岳、中岳、阿弥陀岳です。
ここまで来て、ようやく山の形ではっきりとどれがどの山か分かるようになってきました。
地図を見て山の形を見て位置を特定できます。
ここで30分ほど休憩してから、硫黄岳へ向かいました。
硫黄岳への登りです。
この後少しだけ岩っぽい所を通過しますが、難しい所はありません。
まぁるくてダダっ広い硫黄岳の山頂標です。
広すぎて山頂標がどこにあるか探してしまいました(^^;
探している間に見つけたもの。
御料局の三角点です。
「三等」と書いてあるのがハッキリ見えますね。
保存状態が良いようです。
さて、山頂標は写真だけ撮ったらそのまま通過します。
そのまま爆裂火口をグルッと周り、行き止まり方面へ進むと・・・
ケルン発見、ここですね。
硫黄岳は山頂標のある所が最高高度点ではありません。
爆裂火口を少し周ったところに最高高度点があります。
ここが硫黄岳2760m硫黄岳山頂です。
百高山、47座目、頂きました!
さらにそこから爆裂火口を回り込みまして・・・
「行き止まり」
まで来ました。
ここからさらに踏み後を辿って30mほど。
一応確認。「行き止まり」と書いてありますが、立ち入り禁止とは書いてありません。
植生は荒らさないように、石の上だけ歩いていきます。
硫黄岳の三角点、発見。
三等三角点
点名「箕冠」
再び来た道を戻ります。
爆裂火口はガスガスで見えなくなってしまいました。
晴れてる時に息子に見せてあげたかったな~。
それでは、硫黄岳山荘方面へ向かいます。
濃霧時に道迷いしないように、大型のケルンが連続してありますね。
この辺りで、小学一年生の男の子を連れた親子連れの方とお話しながら歩きました。
男の子、とても山好きなようで、自分で山の本を読んで色々勉強してきているようでした。
八ヶ岳に来る前に、色々下調べしてきているようです。凄いですね~。
硫黄岳山荘に到着です。
特に疲れてもいないので、このままスルーして行く事にしました。
親子連れさんは少し休憩していくようです。
男の子はどうしても横岳に行きたいんだと言ってました。
とても良い根性もってますね♪
振り返るとまぁるい硫黄岳。
やっぱり山頂標があるあたりより、ケルンがある方が位置が高いですね。
ガスの中の大同心。
独特の雰囲気がありますね。
少しザレた道を歩きます。
ガスが出てきて不思議な雰囲気。
なんとなく富士山を思い出したりしました。
これから向かう横岳の奥ノ院です。
天気、晴れると嬉しいんだけどな・・・
こちらは小同心ですね。
やっとわかるようになって来ました。
振り返って大同心。
後ろからみると「ぬぉー」ってなイメージです。
ニョキっと生えてるみたいですね。
横岳直下、かなり切り立った所があります。
そしてここで先ほどの小一の男の子に追いつかれました。
凄いペースで歩ける子です。
そして、この切り立った所を臆する事なくグイグイ進んで行きます。
コレは凄い。
勢いもスピードも完全に負けている息子。
これでも強くなったんですけどね(^^;
12:45
と言う事で、2829m横岳奥ノ院山頂、頂きました!
百高山、48座目!
子連れお父さんに撮って頂きました。
同じ岐阜県、関市から来られたようです。
この後はオーレン小屋に戻るそうです。
それもまた凄い話ですけど・・・
なかなかに健脚です。
また北アのどこかで会うかもですね。
ここでお別れしました。
さてそれでは我々は縦走を続けます。
ここからは岩場のアップダウンが連続しています。
よく見ると、小同心の上に人が・・・
クライマーの方々が登ってきたようですね。
凄いです、あんなところ怖くて歩けないですよ。
下を見ると、赤岳鉱泉と行者小屋が見えます。
上から見るとあんなに近いんですね。
反対の関東方面側。
あっちの山域はまったく分かりません。
でも晴れてます。
あの晴れ、こっちに来ないかな~。
赤岳方面。
赤岳の向こうに、昨年登った権現岳や編笠山が見えます。
と言う事で、無名峰に到着しました。
実は地理院の地図で見ると、横岳山頂に書いてあった「2829m」はここ無名峰の標高となっています。
奥ノ院を見ると若干向こうの方が高いので、ホントはあっちの標高はもう少し高いのかな?と思います。
息子、赤岳方面を見据えています。
「待ってなさい」
と言う感じでしょうか。
さらに歩みを進めて、こちらがもう一つの横岳山頂。
三叉峰です。
横岳はピークが沢山あるのですね。
もちろん、最高高度点は奥ノ院です。
さぁ、あと今日はもう山荘を目指すだけです。
この辺りは岩場の連続です。
なかなか楽しめる道ですね。
赤岳がグングン近づいてきます。
この景色、素晴らしいです♪
岩場の連続。
雨が降ったら少し怖いところですね。
ようやく地蔵尾根分岐に着きました。
御地蔵様がいらっしゃいます。
さぁ、あと数分で今日の目的地、がんばれ~
14:05
赤岳展望荘に到着しました。
今日の行動はココまでです♪
受付して部屋へ行きます。
大部屋で申し込んでいたのですが、この日は大混雑だったようで、子連れと言う事を配慮して頂きまして個室へ案内されました。
とてもありがたい配慮で助かりました。
二人部屋でのんびりです。
その後食堂でのんびり。
宿泊者は、滞在中に御茶、コーヒー、お湯が飲み放題です(時間指定あり)。
私はビールに息子はおやつタイムです。
ここで息子とのんびり過ごしていたら、となりのテーブルで談義している方に突然話しかけられました。
「お子さん、TJARのTシャツ着てるけど、何か関係の方なんですか?」
と。
関係者ではなくて、単純に好きで応援Tシャツ着てるだけなんです・・・(^^;
息子、この日は5人ぐらいの方に「TJARの着てるね!」と話しかけられていました。
流石に知名度が高いですよね。
息子と一緒にTJARの道を歩いた事、30日以上かかったこと、少しお話しましたら・・・
「実は会社の後輩にTJARに出ている船橋と言う子が居まして・・・実行委員も担当しているんです。
小学生が憧れてあの道を歩いたなんて聞いたら、喜びますよ~」
なんてお話に。
うわー、それもまた凄いお話ですね。
まさかの船橋選手と同じ会社の方で、しばらく話こんでしまいました。
あの道、大会には出られないですけど、もう一度歩いてみたいな・・・
と、私は思っています。
息子が一緒に歩いてくれなくなった頃に、再び挑戦したいですね。
今度は通しで歩きたいです。
またいつかですね。
宿の夕ご飯はバイキング形式です。
純和食で、とても美味しかったです。
息子もペロリとたいらげて、美味しい美味しいと連呼していました。
混雑はしていたものの、オーバーステイはしない方針だとか。
とても過ごしやすい赤岳展望荘でした。
何よりこんな稜線にあるのに、御風呂に入れるのが最高でした。
五右衛門風呂があるのです。
流石に写真は撮れませんでしたが・・・
この日は前日の寝不足もあり、19時半には就寝してしまいました。
明日、晴れますように♪
2日目へ続く