大地を歩こう › 2017年09月
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2017年09月25日
浄土山 龍王岳 立山より撤退
今回は立山で歩き損ねている百高山を拾いに行く事にしました。
龍王岳、真砂岳、別山、剱御前の4山です。
鬼スピードで行けば、きっと日帰りできるコースです。
しかし、急いでもしょうがないので1日目龍王岳から回り剱御前小屋まで。
2日目に剱御前をピストンして、大日岳を回って称名滝に降りてくる計画にしました。
天気予報も晴れとなりましたし、息子と一緒にご機嫌で行く事に。
まさかの結末が待っているとは、この時は思いもせず・・・
9月23日
前日車を走らせて、立山駅前の駐車場に止め、車中泊。
4時には駐車場は一杯になりました。
ケーブルカーの予約チケットを買ってないので、早々にチケット売り場に並びます。
あっという間に列は履けて、そんなに混んでいない感じでした。
それでも始発の次の臨時便に乗ります。
座れるぐらいなのに、あえて立ってのかぶりつき。
すれ違いで息子ご機嫌♪
いつまでたっても好きですね。
その後、バスに乗りかえて室堂へ。
ここで登山計画書を提出します。
その場で広げられてルートを確認されます。
ルート上の注意点を教えて頂きました。
なんと細かい配慮でしょう。
そして、外に出ると雨・・・
晴れの予報は一体どこに?
いきなりテンションの上がらぬまま、とぼとぼと歩きます。
7:30スタートしました。
まずは、室堂山荘の前から浄土山に登り上げます。
整備された登山道・・・
と言うか、ほぼ遊歩道ですね。
のんびりのんびり歩いて行きました。
しばらく登ると、先行している方が立ち止まってカメラを構えていました。
雷鳥!
さすが、浄土山周辺は沢山生息していますね。
荒天の使者、可愛すぎます。
さらに少し歩くと、浄土山登山道分岐です。
浄土山では無いほうに行くと、立山カルデラの展望地があるのですが、この天気なので辞めました。
サクッと浄土山へ上がる事にしました。
しかし、この浄土山へ登る道。
よく考えたら雪のある時しか来た事無く、前知識がありませんでした。
予想より岩場の急登で、息子も雨の中テンションが上がらずに、下を向いて歩いていたようで・・・
もう少しで山頂近くと言う辺り、ふと後ろを振り返ると、頭を抱えて悶絶する息子を発見。
「どうした?」と聞くと、
まさにOrzな姿勢で嗚咽しています。
あらー、こりゃ、頭をぶつけたな?
話を聞くと、岩に乗り上げる時に一度足が滑って、体制を立て直してから乗り込んだ先に岩があり、激しく額を強打したようで。。。
おでこを見ると、既に巨大なタンコブができあがっていました。
これは見事。
とりあえず落ち着かせてから、すぐそこの山頂へ。
軍人慰霊碑の石垣の陰で休憩しました。
登山開始1時間経たずに燃え尽きた息子。
こりゃダメだ。
タンコブの頂部は擦り傷になっていたので、とりあえずファストエイドのキットから絆創膏を出して貼り付けます。
タンコブが出来てるので、症状は酷くは無いと思うのですが・・・
転んで打った時はまずいですが、自分から上の岩に突撃してますし。
ですが、心配は心配。
とりあえず一歩一歩歩く時の振動でオデコがズキズキすると言うので様子を見ながら歩く事にしました。
ここまで来ちゃったので、龍王岳だけでも行っておきましょう。
見たことある場所。
浄土山分岐です。
ここから五色ヶ原方面に少しだけ下ります。
ここが龍王岳への分岐です。
龍王岳へは、目印も登山道も無いのですが、踏み跡明瞭で迷う事はありません。
このガスでも見落としませんでした。
分岐から少し先の岩の下にザックをデポして・・・
あっと言う間に山頂へ。
龍王岳2872m
百高山65座目、頂きました!
と言っても、この息子の冴えない顔。
テンション駄々下がりのようです。
展望も無いし、とっとと下ってザックを回収し、一ノ越を目指します。
すると、雲の切れ間から龍王岳が顔を出しました。
周りを見ると、雨もほぼ止みはじめていました。
このまま晴れるかな?
同じように、少し歩くと雲が切れて一ノ越が見えてきました。
相変わらず要塞のようです。
と言う事で、ここで大休止。
ここまで、一応予定タイム通りに来ていますが、
とにかく息子の体が心配。
いままで、どんな事があっても「大丈夫」を繰り返す息子が、
今回ばかりは「わからない」と言っています。
よし、やめよう。
ここで、今回の立山周回を諦める事にしました。
タンコブが出来てるから大丈夫とは思いつつ、
頭を打っている以上心配ですし。
しばらくは、眠たくないか?手足が痺れないか?
を頻繁に聞いて歩きました。
予約した剱御前小屋に電話し、キャンセル。
ホントに申し訳ないです。
さて、室堂に帰りましょう。
雨も上がり、雲の下の景色。
紅葉がはじまりつつあります。
晴れていたら綺麗でしょうね~。
と言うわけで、今回唯一の全天球
タンコブ、けっこう大き目です。
絆創膏は、プラシーボ効果狙いです。
下山と決まったら逃げ足速く、すごい勢いで下る息子。
元気じゃないですか?
笑顔もこぼれます。
でも、走るとオデコに響くらしいです。
室堂山荘の前で、全天球カメラで遊ぶ息子。
後でVRで見ようと思ったら、ピンボケでした。
こちらは朝向かった浄土山方面。
朝は何も見えなかったのですが、雲があがりつつあります。
天気は回復傾向のようですね。
と言う事で、11:15
浄土山周回の龍王岳登山でした。
室堂滞在時間、4時間弱。
なんともスピード立山。
帰るよ~。
御昼ごはんは富山市内で食べるほどの逃げ足の速さでした。
またリベンジしないとですね。
ちなみに、息子は翌日走って友達の所に遊びに行きました。
全く持って、元気です。
心配ないようです(^^;
こんな形での撤退は始めての経験でした、大事にならなくて良かったです。
とりあえず、百高山一つだけでも登れてよかった・・・
龍王岳、真砂岳、別山、剱御前の4山です。
鬼スピードで行けば、きっと日帰りできるコースです。
しかし、急いでもしょうがないので1日目龍王岳から回り剱御前小屋まで。
2日目に剱御前をピストンして、大日岳を回って称名滝に降りてくる計画にしました。
天気予報も晴れとなりましたし、息子と一緒にご機嫌で行く事に。
まさかの結末が待っているとは、この時は思いもせず・・・
9月23日
前日車を走らせて、立山駅前の駐車場に止め、車中泊。
4時には駐車場は一杯になりました。
ケーブルカーの予約チケットを買ってないので、早々にチケット売り場に並びます。
あっという間に列は履けて、そんなに混んでいない感じでした。
それでも始発の次の臨時便に乗ります。
座れるぐらいなのに、あえて立ってのかぶりつき。
すれ違いで息子ご機嫌♪
いつまでたっても好きですね。
その後、バスに乗りかえて室堂へ。
ここで登山計画書を提出します。
その場で広げられてルートを確認されます。
ルート上の注意点を教えて頂きました。
なんと細かい配慮でしょう。
そして、外に出ると雨・・・
晴れの予報は一体どこに?
いきなりテンションの上がらぬまま、とぼとぼと歩きます。
7:30スタートしました。
まずは、室堂山荘の前から浄土山に登り上げます。
整備された登山道・・・
と言うか、ほぼ遊歩道ですね。
のんびりのんびり歩いて行きました。
しばらく登ると、先行している方が立ち止まってカメラを構えていました。
雷鳥!
さすが、浄土山周辺は沢山生息していますね。
荒天の使者、可愛すぎます。
さらに少し歩くと、浄土山登山道分岐です。
浄土山では無いほうに行くと、立山カルデラの展望地があるのですが、この天気なので辞めました。
サクッと浄土山へ上がる事にしました。
しかし、この浄土山へ登る道。
よく考えたら雪のある時しか来た事無く、前知識がありませんでした。
予想より岩場の急登で、息子も雨の中テンションが上がらずに、下を向いて歩いていたようで・・・
もう少しで山頂近くと言う辺り、ふと後ろを振り返ると、頭を抱えて悶絶する息子を発見。
「どうした?」と聞くと、
まさにOrzな姿勢で嗚咽しています。
あらー、こりゃ、頭をぶつけたな?
話を聞くと、岩に乗り上げる時に一度足が滑って、体制を立て直してから乗り込んだ先に岩があり、激しく額を強打したようで。。。
おでこを見ると、既に巨大なタンコブができあがっていました。
これは見事。
とりあえず落ち着かせてから、すぐそこの山頂へ。
軍人慰霊碑の石垣の陰で休憩しました。
登山開始1時間経たずに燃え尽きた息子。
こりゃダメだ。
タンコブの頂部は擦り傷になっていたので、とりあえずファストエイドのキットから絆創膏を出して貼り付けます。
タンコブが出来てるので、症状は酷くは無いと思うのですが・・・
転んで打った時はまずいですが、自分から上の岩に突撃してますし。
ですが、心配は心配。
とりあえず一歩一歩歩く時の振動でオデコがズキズキすると言うので様子を見ながら歩く事にしました。
ここまで来ちゃったので、龍王岳だけでも行っておきましょう。
見たことある場所。
浄土山分岐です。
ここから五色ヶ原方面に少しだけ下ります。
ここが龍王岳への分岐です。
龍王岳へは、目印も登山道も無いのですが、踏み跡明瞭で迷う事はありません。
このガスでも見落としませんでした。
分岐から少し先の岩の下にザックをデポして・・・
あっと言う間に山頂へ。
龍王岳2872m
百高山65座目、頂きました!
と言っても、この息子の冴えない顔。
テンション駄々下がりのようです。
展望も無いし、とっとと下ってザックを回収し、一ノ越を目指します。
すると、雲の切れ間から龍王岳が顔を出しました。
周りを見ると、雨もほぼ止みはじめていました。
このまま晴れるかな?
同じように、少し歩くと雲が切れて一ノ越が見えてきました。
相変わらず要塞のようです。
と言う事で、ここで大休止。
ここまで、一応予定タイム通りに来ていますが、
とにかく息子の体が心配。
いままで、どんな事があっても「大丈夫」を繰り返す息子が、
今回ばかりは「わからない」と言っています。
よし、やめよう。
ここで、今回の立山周回を諦める事にしました。
タンコブが出来てるから大丈夫とは思いつつ、
頭を打っている以上心配ですし。
しばらくは、眠たくないか?手足が痺れないか?
を頻繁に聞いて歩きました。
予約した剱御前小屋に電話し、キャンセル。
ホントに申し訳ないです。
さて、室堂に帰りましょう。
雨も上がり、雲の下の景色。
紅葉がはじまりつつあります。
晴れていたら綺麗でしょうね~。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
と言うわけで、今回唯一の全天球
タンコブ、けっこう大き目です。
絆創膏は、プラシーボ効果狙いです。
下山と決まったら逃げ足速く、すごい勢いで下る息子。
元気じゃないですか?
笑顔もこぼれます。
でも、走るとオデコに響くらしいです。
室堂山荘の前で、全天球カメラで遊ぶ息子。
後でVRで見ようと思ったら、ピンボケでした。
こちらは朝向かった浄土山方面。
朝は何も見えなかったのですが、雲があがりつつあります。
天気は回復傾向のようですね。
と言う事で、11:15
浄土山周回の龍王岳登山でした。
室堂滞在時間、4時間弱。
なんともスピード立山。
帰るよ~。
御昼ごはんは富山市内で食べるほどの逃げ足の速さでした。
またリベンジしないとですね。
ちなみに、息子は翌日走って友達の所に遊びに行きました。
全く持って、元気です。
心配ないようです(^^;
こんな形での撤退は始めての経験でした、大事にならなくて良かったです。
とりあえず、百高山一つだけでも登れてよかった・・・
2017年09月06日
槍ヶ岳・双六岳 新穂高から日帰り その3
さて、どうしたものか・・・
間に合わなかったから仕方ないと自分に言い訳したかったのに、間に合ってしまったら行くしか無いですよね。
行かなければ、計画を練っていた頃の自分に負けるような気がしてしまって。
とりあえず、小屋でコーラを買ってテラスでコーラチャージ。
炭酸飲料が体を潤します。
と、隣のテーブルでは生ビール行ってる人が・・・
なんともうらやましす。
でも・・・
はて、どこかで見かけたことがあるような方・・・?
さて、禁断のコーラ一気飲みした後、やると決めたらやるの気持ちで双六岳を目指します。
CTは往復2時間ほど。
9:50スタートします。
最初のハイマツ帯の登りが疲れた足にビシビシ刺激を与えてくれます。
さらに、一気に飲んだコーラがお腹の中でチャポンチャポン。
ガシガシ上りながら「ゲフー」とか、自分、かなりお下品。
何かに申し訳無いとか思いながら登って行きました。
15分で巻き道分岐を通り過ぎ、中道分岐まで来ました。
おーし、どんどん行きます。
そこから少し岩の斜面を駆け上がり、斜度が緩くなると・・・
コレですよ、コレ。
双六の稜線。
何回来てもココは好きです。凄く好きです。
振り返ると、槍へ続く道。
そう、槍ヶ岳・双六岳ワンデイをやりたかった理由は、槍から歩いて来て、ココから槍を見ながら
「あそこから来てやったぜ!」
と自己満足に浸りたかったからです。
もう感無量です。
貸切、双六の稜線!
ホントに無理してでも来て良かった!
槍が見え隠れしてるのは残念ですが、チラッと見えただけでも充分です♪
と言う事で、10:30に双六岳の山頂を頂きました!
こちらも頂いておきます。
さらに三角点。
二等三角点
点名「中俣岳」
山頂は晴れていましたが、周りは少しガスが出始めていました。
鷲羽方面はガスで見えず、槍もガス。
少し、槍が見えるのを待ちました。
と、一瞬。
これが精一杯でした。
でも充分、ありがとうございます。
と言う事で、双六岳山頂の全天球。
ガスを待っている間、後から来られた方と少しお話しました。
先ほど双六の小屋でビール頂いてた方。
なんと、同じく飛騨地区で、家は隣町だったり。
しかし、この方どこかで見かけたことがある方・・・
と言うか、多分ヤマレコでフォロー頂いてる方のような気がします。
でも、その時は何も言えずにお別れしてしまいました。
もう、足がトコトン疲れていたのと、お腹が減ってグーグーなってたので、小屋に戻って何か食べたかったのです。
後でヤマレコで、やっぱりその方だった事が判明しました(^^)
またどこかの山でお会いできると良いですね♪
さて、居合わせた方にお別れして小屋へ戻ります。
双六岳、ありがとうございました!
20分ほどで小屋に戻り、おひるごはんです。
先々週息子と来た時は五目ラーメンだったので、今回は皿うどんにするつもりが売り切れ・・・
カルビ丼にいたしました。
満足です。
ご飯中に一瞬顔を出してくれた鷲羽岳。
やっぱりカッコイイな~。
今度は鷲羽岳日帰りやってみるかな?
さて、双六岳も行けましたし、御飯も食べたし、後は帰るだけですね。
新穂高までCTで6時間ほど。
疲れた足でどのくらいで行けるかな?
11:55、スタートします。
ここの冬季小屋、いつも思いますけどハイジっぽい。
イメージの話ですが・・・(^^;
双六小屋のロケーション、ここも素敵ですね。
今回みたいな一気に回る山も良いですが、やっぱり山に来るならテントで泊まりたいですね。
さて、ここから先は弓折の稜線を行きます。
2週間前に歩いたばかりなのであんまり新鮮さはありませんが・・・
花見平。
ここは2週間前には雪があったのに、跡形も無くなってます。
雪ってそんなに早く溶けるのですね。結構あったのに・・・
稜線から、最後に双六岳が見えるとこです。
ありがとうございました、また来ますね。
12:35
弓折の分岐
ここから下り始めた瞬間、ずっと道は雲の中でした。
景色も見れず、ただ黙々と下るだけの道。
自分との戦いになって来ましたね。
13:20
鏡平の小屋はテラスで5分ほど休みましたが、スルー。
鏡池は今日も開店休業です。
だーれも居ません。
2連続で槍は拝めませんでした。
恒例の熊のおどり場。
せっかく熊踊りを踊っても、見てくれる人も撮ってくれる人も居ません。
動画でお見せ出来ないのが残念です。
13:45
シシウドヶ原、通過。
しかしその後のイタドリヶ原で休憩。10分ほど足を休めました。
その間に、トレラン風の方が2名追い越して行きました。
14:25
秩父沢。
ここも先々週は直ぐ上に大きな雪渓があったのに・・・
無くなってますね。
あの先のガスの中にはあるのかな?
ここも休憩せずに通過しました。
するとこの後、先ほど追い抜いていったトレランの方1名と同じペースで下る事になり、色々お話しました。
新潟から来られたそうで、夜0:00頃に新穂高をスタートし、鷲羽岳を日帰りされたとか。
朝はもう一名石川から来られた方と一緒に前半を歩き、その人は水晶岳を日帰りされるとか。
凄い人たちが居るものです。
で、私も0:00時に新穂高発で槍の西鎌回りですよ~。
と伝えたところで・・・
「朝4時頃、飛騨沢に居ませんでしたか?」
と聞かれて私もハッとしました。
「朝4時頃、弓折の稜線歩いてませんでしたか?」
と、ここでつじつまが合いました。
御互いに「あー!」ってなりました。
朝、私が見た二つのヘッデンの明かりはこちらの方達であり、向こうも飛騨沢を単独で登っている人が居ると見ていたらしいです。
あの時やっぱり、御互いにそれぞれ遠くのヘッデンの明かりを見て、奇特な人が居るもんだと思ってたみたいですね。
なんとも、奇跡的な出会いです。
しばらくは色々話ながら、ワサビ平の小屋まで一緒に歩かせて頂きました。
それまで寡黙に歩くだけだった道が、突然楽しい道になりました。
ありがとうございました。
イタドリヶ原から足を休めて無かったので、私はワサビ平の小屋で休憩する事にしましたが、新潟のお兄さんは明日も仕事と言うことで、そのまま下っていかれました。
また、どこかの山で!
15:00
と言う事で、ワサビ平の小屋に到着です。
ここに寄った理由はたった一つ。
こやつです。
捕食のターゲット。
ただのトマトなのに、塩が置いてあるだけでもうズルい。
ガシっと頂きました。
疲れた体に冷えたトマトが染み渡ります。
塩分補給もたまりません。
ここで最後の足休憩をとりました。
あとは新穂高まで1時間ちょっとのCTですね。
15:15頃にスタートします。
最後の林道は、少し走りましょう。
自分に負荷をかけないと。
と言っても、流石に他の人が居ると走るのはあまり宜しくないので、対向から人が来る時や、人を追い抜くときは歩きます。
走ったり歩いたり繰り返しながら・・・
15:45
左俣のゲートに到着しました。
登山道、終わったー!
あと残り5分ほど歩いて、登山者センターに到着です。
右から入って、左から降りてきました。
ここで、下山届けを提出して今回の山行、おしまいです。
自分よく頑張った!
さらに登山者駐車場まで歩き、ここで今日の歩きは終了です。
とりあえず汗を流したいので・・・
安定のひがくの湯ですね。
さっぱりしました♪
いやー、16時間ホントによく歩きました。
予想以上に自分って歩けるんだな~と言うのを認識できましたね。
38km弱、累積標高差3100mほど。
良いトレーニングになりました。
これ、一月に一回くらいできればかなり足が強くなるでしょうね。
体が持たないかな?
さて、それでは今月の大きな仕事、行ってきます。
10日ほどの出張。
今年もうまく行きますように!
間に合わなかったから仕方ないと自分に言い訳したかったのに、間に合ってしまったら行くしか無いですよね。
行かなければ、計画を練っていた頃の自分に負けるような気がしてしまって。
とりあえず、小屋でコーラを買ってテラスでコーラチャージ。
炭酸飲料が体を潤します。
と、隣のテーブルでは生ビール行ってる人が・・・
なんともうらやましす。
でも・・・
はて、どこかで見かけたことがあるような方・・・?
さて、禁断のコーラ一気飲みした後、やると決めたらやるの気持ちで双六岳を目指します。
CTは往復2時間ほど。
9:50スタートします。
最初のハイマツ帯の登りが疲れた足にビシビシ刺激を与えてくれます。
さらに、一気に飲んだコーラがお腹の中でチャポンチャポン。
ガシガシ上りながら「ゲフー」とか、自分、かなりお下品。
何かに申し訳無いとか思いながら登って行きました。
15分で巻き道分岐を通り過ぎ、中道分岐まで来ました。
おーし、どんどん行きます。
そこから少し岩の斜面を駆け上がり、斜度が緩くなると・・・
コレですよ、コレ。
双六の稜線。
何回来てもココは好きです。凄く好きです。
振り返ると、槍へ続く道。
そう、槍ヶ岳・双六岳ワンデイをやりたかった理由は、槍から歩いて来て、ココから槍を見ながら
「あそこから来てやったぜ!」
と自己満足に浸りたかったからです。
もう感無量です。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
貸切、双六の稜線!
ホントに無理してでも来て良かった!
槍が見え隠れしてるのは残念ですが、チラッと見えただけでも充分です♪
と言う事で、10:30に双六岳の山頂を頂きました!
こちらも頂いておきます。
さらに三角点。
二等三角点
点名「中俣岳」
山頂は晴れていましたが、周りは少しガスが出始めていました。
鷲羽方面はガスで見えず、槍もガス。
少し、槍が見えるのを待ちました。
と、一瞬。
これが精一杯でした。
でも充分、ありがとうございます。
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と言う事で、双六岳山頂の全天球。
ガスを待っている間、後から来られた方と少しお話しました。
先ほど双六の小屋でビール頂いてた方。
なんと、同じく飛騨地区で、家は隣町だったり。
しかし、この方どこかで見かけたことがある方・・・
と言うか、多分ヤマレコでフォロー頂いてる方のような気がします。
でも、その時は何も言えずにお別れしてしまいました。
もう、足がトコトン疲れていたのと、お腹が減ってグーグーなってたので、小屋に戻って何か食べたかったのです。
後でヤマレコで、やっぱりその方だった事が判明しました(^^)
またどこかの山でお会いできると良いですね♪
さて、居合わせた方にお別れして小屋へ戻ります。
双六岳、ありがとうございました!
20分ほどで小屋に戻り、おひるごはんです。
先々週息子と来た時は五目ラーメンだったので、今回は皿うどんにするつもりが売り切れ・・・
カルビ丼にいたしました。
満足です。
ご飯中に一瞬顔を出してくれた鷲羽岳。
やっぱりカッコイイな~。
今度は鷲羽岳日帰りやってみるかな?
さて、双六岳も行けましたし、御飯も食べたし、後は帰るだけですね。
新穂高までCTで6時間ほど。
疲れた足でどのくらいで行けるかな?
11:55、スタートします。
ここの冬季小屋、いつも思いますけどハイジっぽい。
イメージの話ですが・・・(^^;
双六小屋のロケーション、ここも素敵ですね。
今回みたいな一気に回る山も良いですが、やっぱり山に来るならテントで泊まりたいですね。
さて、ここから先は弓折の稜線を行きます。
2週間前に歩いたばかりなのであんまり新鮮さはありませんが・・・
花見平。
ここは2週間前には雪があったのに、跡形も無くなってます。
雪ってそんなに早く溶けるのですね。結構あったのに・・・
稜線から、最後に双六岳が見えるとこです。
ありがとうございました、また来ますね。
12:35
弓折の分岐
ここから下り始めた瞬間、ずっと道は雲の中でした。
景色も見れず、ただ黙々と下るだけの道。
自分との戦いになって来ましたね。
13:20
鏡平の小屋はテラスで5分ほど休みましたが、スルー。
鏡池は今日も開店休業です。
だーれも居ません。
2連続で槍は拝めませんでした。
恒例の熊のおどり場。
せっかく熊踊りを踊っても、見てくれる人も撮ってくれる人も居ません。
動画でお見せ出来ないのが残念です。
13:45
シシウドヶ原、通過。
しかしその後のイタドリヶ原で休憩。10分ほど足を休めました。
その間に、トレラン風の方が2名追い越して行きました。
14:25
秩父沢。
ここも先々週は直ぐ上に大きな雪渓があったのに・・・
無くなってますね。
あの先のガスの中にはあるのかな?
ここも休憩せずに通過しました。
するとこの後、先ほど追い抜いていったトレランの方1名と同じペースで下る事になり、色々お話しました。
新潟から来られたそうで、夜0:00頃に新穂高をスタートし、鷲羽岳を日帰りされたとか。
朝はもう一名石川から来られた方と一緒に前半を歩き、その人は水晶岳を日帰りされるとか。
凄い人たちが居るものです。
で、私も0:00時に新穂高発で槍の西鎌回りですよ~。
と伝えたところで・・・
「朝4時頃、飛騨沢に居ませんでしたか?」
と聞かれて私もハッとしました。
「朝4時頃、弓折の稜線歩いてませんでしたか?」
と、ここでつじつまが合いました。
御互いに「あー!」ってなりました。
朝、私が見た二つのヘッデンの明かりはこちらの方達であり、向こうも飛騨沢を単独で登っている人が居ると見ていたらしいです。
あの時やっぱり、御互いにそれぞれ遠くのヘッデンの明かりを見て、奇特な人が居るもんだと思ってたみたいですね。
なんとも、奇跡的な出会いです。
しばらくは色々話ながら、ワサビ平の小屋まで一緒に歩かせて頂きました。
それまで寡黙に歩くだけだった道が、突然楽しい道になりました。
ありがとうございました。
イタドリヶ原から足を休めて無かったので、私はワサビ平の小屋で休憩する事にしましたが、新潟のお兄さんは明日も仕事と言うことで、そのまま下っていかれました。
また、どこかの山で!
15:00
と言う事で、ワサビ平の小屋に到着です。
ここに寄った理由はたった一つ。
こやつです。
捕食のターゲット。
ただのトマトなのに、塩が置いてあるだけでもうズルい。
ガシっと頂きました。
疲れた体に冷えたトマトが染み渡ります。
塩分補給もたまりません。
ここで最後の足休憩をとりました。
あとは新穂高まで1時間ちょっとのCTですね。
15:15頃にスタートします。
最後の林道は、少し走りましょう。
自分に負荷をかけないと。
と言っても、流石に他の人が居ると走るのはあまり宜しくないので、対向から人が来る時や、人を追い抜くときは歩きます。
走ったり歩いたり繰り返しながら・・・
15:45
左俣のゲートに到着しました。
登山道、終わったー!
あと残り5分ほど歩いて、登山者センターに到着です。
右から入って、左から降りてきました。
ここで、下山届けを提出して今回の山行、おしまいです。
自分よく頑張った!
さらに登山者駐車場まで歩き、ここで今日の歩きは終了です。
とりあえず汗を流したいので・・・
安定のひがくの湯ですね。
さっぱりしました♪
いやー、16時間ホントによく歩きました。
予想以上に自分って歩けるんだな~と言うのを認識できましたね。
38km弱、累積標高差3100mほど。
良いトレーニングになりました。
これ、一月に一回くらいできればかなり足が強くなるでしょうね。
体が持たないかな?
さて、それでは今月の大きな仕事、行ってきます。
10日ほどの出張。
今年もうまく行きますように!
2017年09月05日
槍ヶ岳・双六岳 新穂高から日帰り その2
6:50
関門の7時前になんとか槍ヶ岳山荘を出発しましたが、設定の7時ギリギリです。適当に決めたとは言え、自分の時間の読みの正確さが恨めしかったりします。全然余裕が無いです。
まずは千丈乗越までのCT50分の急な下り坂。
ここが結構ザレザレで歩きにくかったです。
振り返ると槍ヶ岳。
ありがとうございました。
一気に高度を下げて行きます。
すれ違う人も無く、キュンキュン下っていくと・・・
7:20
約30分ほどで千丈乗越に到着しました。
やっぱりCTの60%ぐらいですね。
ここで少し足を休めます。
やはり新穂高からここまで一気に来ているので、足が少し動かなくなっているのが自分でもわかります。
ジャンダルム!
相変わらずカッコイイ形ですね。
多くの人の心を掴んでしまう姿は、思わず息を呑みます。
しかし、おいそれとは近づけない場所・・・
飛騨側はずっと雲海です。
家のあたりはずっと曇ってるのかな?
と、槍の穂先から太陽が上がってきました。
綺麗♪
10分ほど足を休めた後、出発します。
今回の山行は、足に負担がかかるのが分かっていたので、休むなら10分は動かないと決めていました。
ですので、殆どの小休止は10分です。
少しすすむと鎖場が現れました。
正直、難易度的には鎖は要らないレベルかと思いますが、滑ってしまうとかなり宜しくない感じの場所です。
補助的に鎖があるのですね。
頼りすぎるのは危ないですが、怖ければ素直に握ったほうが良いと思います。
西鎌尾根から伸びる支尾根の硫黄尾根。
昔友人がその先の硫黄岳に行くのに、湯俣から攻めたと聞きましたが、確かにこちらからは崩落が激しく行けなさそうですね。
行けるとしたら、雪がついている時ぐらいかな。。。?
とか、素人的考えですが。
槍は少しずつ遠ざかっていきます。
でもまだまだ先は長いです。
ゴーロ地帯があったり・・・
穂先を雲が乗越して行きます。
なんとか左俣乗越までやってきました。
距離的には槍ヶ岳と双六小屋の1/3位でしょうか?
千丈乗越から30分、予定通りにギリギリ歩けているかな・・・?
しかしこの道、初めて歩きますけど、景色に富んでて楽しい道ですね。
遠巻きに見る山々の姿はそんなに変らないですが、岩場があったり、なだらかな稜線があったりと、なかなか楽しめる道じゃないかと思います。
と言う事で、全天球カメラ。
このカメラの欠点は、必ずシャッターを押す為に自分の手と自分が写り込む事ですね。
スマホを使って遠隔操作すれば良いのかな?
こちらは左俣岳の山頂付近。
地図を見るとここには三角点があるようなのですが、ハイマツの中っぽいです。
リサーチ不足なので、今回は諦める事にします。
まぁ、三角点ハンターの息子が居ないから、いいか。
しかし、なかなか樅沢岳が近づきません。
と言うか、この時点でかなり自分が疲弊してきている事に、ようやく気付き始めました。
細かいアップダウンが続く稜線になり、緩い下りやなだらかな所は小走りできるものの、小さな登りで足が上がらないのです。
イカン、登る足が売り切れてきた。
少しペースを落として歩みを進めると、辺りは北から乗越して来る風に硫黄臭がしてきました。
下を見ると、谷あいの一部が黄緑色をしています。
あの辺り、硫黄が噴出してるのかな?
そして、硫黄乗越に到着です。
ここで再び休憩。
15分ほど足を休める事にしました。
流石に硫黄乗越と言う名前の通り、硫黄臭が凄いです。
でも嫌いじゃなかったりします。
ちょっとペースが落ちてます。
しかもこの後は前樅沢岳、樅沢岳と登りが控えている・・・
10時までに双六小屋に着くでしょうか?
と言うか、もう充分頑張っているし、別に双六岳に行けなくても別にいいか・・・
とか、だんだん弱気になってる自分が居ました。
まぁ、なるようになるか。
と思い、15分後に出発。
少し歩いた所で、登山道の角を曲がるといきなり目の前に現れました。
雷鳥キター♪
クークー鳴いてます、カワイイ♪
と、自分の直ぐ右でガサっと音がしたので見ると・・・
右手を伸ばしたら届きそうな所にもう一羽。
よく見たら周りに4羽の雷鳥が居ました。
しばらく眺めていましたが、あんまりどっかに行こうと言う気も無いようです。
ごめんねー、ちょっと通らせてもらうね。
と、クークー鳴いてる雷鳥の横を通過しました。
癒されました♪
前樅沢岳を登ります。
弓折の稜線が大分近づいて来ましたね。
ここで、トレラン風の方2名とすれ違いました。
少しお話しまして、向こうは新穂高を双六に向かって、槍を抜けて新穂高に帰るとか。
私の逆ルートを行くようです。
ただ、双六には行って無いとか。
それを聞いて「やっぱり双六は行かなくても良いですよね~」とか言いましたが・・・
「いや、出発速かったんでしょ?この時間なら余裕でしょ~。」
と、イケイケモードのお返事。
苦笑いしてやり過ごしました。
いや、ホントに足が・・・
槍ヶ岳はずいぶん遠ざかりました。
最後に樅沢岳をヒォヒィ言いながら登ると・・・
突然樅沢岳の標識。
あ、こんなにすぐだったんだ。
2週間前、息子と来た場所。
やっと知っている所に出ました。
時間も9時25分。
まずい、自分で決めた関門時間に間に合ってしまう。
正直言うと、関門時間に間に合わなかったから、まぁしょうがないか~。
と言い訳して新穂高に向かいたい。
そんな気持ちになっていました。
9:40
双六小屋、到着。。。
間に合ってしまった・・・
その3へ続く。
関門の7時前になんとか槍ヶ岳山荘を出発しましたが、設定の7時ギリギリです。適当に決めたとは言え、自分の時間の読みの正確さが恨めしかったりします。全然余裕が無いです。
まずは千丈乗越までのCT50分の急な下り坂。
ここが結構ザレザレで歩きにくかったです。
振り返ると槍ヶ岳。
ありがとうございました。
一気に高度を下げて行きます。
すれ違う人も無く、キュンキュン下っていくと・・・
7:20
約30分ほどで千丈乗越に到着しました。
やっぱりCTの60%ぐらいですね。
ここで少し足を休めます。
やはり新穂高からここまで一気に来ているので、足が少し動かなくなっているのが自分でもわかります。
ジャンダルム!
相変わらずカッコイイ形ですね。
多くの人の心を掴んでしまう姿は、思わず息を呑みます。
しかし、おいそれとは近づけない場所・・・
飛騨側はずっと雲海です。
家のあたりはずっと曇ってるのかな?
と、槍の穂先から太陽が上がってきました。
綺麗♪
10分ほど足を休めた後、出発します。
今回の山行は、足に負担がかかるのが分かっていたので、休むなら10分は動かないと決めていました。
ですので、殆どの小休止は10分です。
少しすすむと鎖場が現れました。
正直、難易度的には鎖は要らないレベルかと思いますが、滑ってしまうとかなり宜しくない感じの場所です。
補助的に鎖があるのですね。
頼りすぎるのは危ないですが、怖ければ素直に握ったほうが良いと思います。
西鎌尾根から伸びる支尾根の硫黄尾根。
昔友人がその先の硫黄岳に行くのに、湯俣から攻めたと聞きましたが、確かにこちらからは崩落が激しく行けなさそうですね。
行けるとしたら、雪がついている時ぐらいかな。。。?
とか、素人的考えですが。
槍は少しずつ遠ざかっていきます。
でもまだまだ先は長いです。
ゴーロ地帯があったり・・・
穂先を雲が乗越して行きます。
なんとか左俣乗越までやってきました。
距離的には槍ヶ岳と双六小屋の1/3位でしょうか?
千丈乗越から30分、予定通りにギリギリ歩けているかな・・・?
しかしこの道、初めて歩きますけど、景色に富んでて楽しい道ですね。
遠巻きに見る山々の姿はそんなに変らないですが、岩場があったり、なだらかな稜線があったりと、なかなか楽しめる道じゃないかと思います。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
と言う事で、全天球カメラ。
このカメラの欠点は、必ずシャッターを押す為に自分の手と自分が写り込む事ですね。
スマホを使って遠隔操作すれば良いのかな?
こちらは左俣岳の山頂付近。
地図を見るとここには三角点があるようなのですが、ハイマツの中っぽいです。
リサーチ不足なので、今回は諦める事にします。
まぁ、三角点ハンターの息子が居ないから、いいか。
しかし、なかなか樅沢岳が近づきません。
と言うか、この時点でかなり自分が疲弊してきている事に、ようやく気付き始めました。
細かいアップダウンが続く稜線になり、緩い下りやなだらかな所は小走りできるものの、小さな登りで足が上がらないのです。
イカン、登る足が売り切れてきた。
少しペースを落として歩みを進めると、辺りは北から乗越して来る風に硫黄臭がしてきました。
下を見ると、谷あいの一部が黄緑色をしています。
あの辺り、硫黄が噴出してるのかな?
そして、硫黄乗越に到着です。
ここで再び休憩。
15分ほど足を休める事にしました。
流石に硫黄乗越と言う名前の通り、硫黄臭が凄いです。
でも嫌いじゃなかったりします。
ちょっとペースが落ちてます。
しかもこの後は前樅沢岳、樅沢岳と登りが控えている・・・
10時までに双六小屋に着くでしょうか?
と言うか、もう充分頑張っているし、別に双六岳に行けなくても別にいいか・・・
とか、だんだん弱気になってる自分が居ました。
まぁ、なるようになるか。
と思い、15分後に出発。
少し歩いた所で、登山道の角を曲がるといきなり目の前に現れました。
雷鳥キター♪
クークー鳴いてます、カワイイ♪
と、自分の直ぐ右でガサっと音がしたので見ると・・・
右手を伸ばしたら届きそうな所にもう一羽。
よく見たら周りに4羽の雷鳥が居ました。
しばらく眺めていましたが、あんまりどっかに行こうと言う気も無いようです。
ごめんねー、ちょっと通らせてもらうね。
と、クークー鳴いてる雷鳥の横を通過しました。
癒されました♪
前樅沢岳を登ります。
弓折の稜線が大分近づいて来ましたね。
ここで、トレラン風の方2名とすれ違いました。
少しお話しまして、向こうは新穂高を双六に向かって、槍を抜けて新穂高に帰るとか。
私の逆ルートを行くようです。
ただ、双六には行って無いとか。
それを聞いて「やっぱり双六は行かなくても良いですよね~」とか言いましたが・・・
「いや、出発速かったんでしょ?この時間なら余裕でしょ~。」
と、イケイケモードのお返事。
苦笑いしてやり過ごしました。
いや、ホントに足が・・・
槍ヶ岳はずいぶん遠ざかりました。
最後に樅沢岳をヒォヒィ言いながら登ると・・・
突然樅沢岳の標識。
あ、こんなにすぐだったんだ。
2週間前、息子と来た場所。
やっと知っている所に出ました。
時間も9時25分。
まずい、自分で決めた関門時間に間に合ってしまう。
正直言うと、関門時間に間に合わなかったから、まぁしょうがないか~。
と言い訳して新穂高に向かいたい。
そんな気持ちになっていました。
9:40
双六小屋、到着。。。
間に合ってしまった・・・
その3へ続く。
2017年09月04日
槍ヶ岳・双六岳 新穂高から日帰り その1
ここ数年、毎年9月にやってくる仕事上の大きなプロジェクト。
100%なんてありえない事なのに、毎年クリアしてしまっています。
それは係っているチーム全員が精神力と体力を削っているからです。
もちろん今年もクリアしたいです。
自分自身に活を入れることも含め、槍ヶ岳の山頂祠に願掛けに行こうと決めました。
計画を練っていましたが、トレーニングも兼ねるので、日帰りが基本。
そして自分に負荷をかけるために、今まで経験した事の無いロングトレイルに挑戦する事にしました。
しかし、時間と体力との相談もしなければならないので、自分の中で勝手に関門を設定しました。
今までの山行から割り出した目標タイムを考え・・・
0:00新穂高スタート
最終目標 槍ヶ岳・双六岳を周回。
7:00までに槍ヶ岳の山頂から降りて槍ヶ岳山荘に戻れなければ、そのまま大喰岳・中岳・南岳を回って南岳新道を降りる。
クリアできた場合、歩いた事の無い西鎌尾根を通り双六小屋へ。
10:00までに双六小屋に到着できた場合は、そのまま双六岳ピストン。そして下山。
クリアできなければ、双六小屋からまっすぐ下山。
と、なんとなく時間的な目標を立てました。
さて、自分に負けないためにも、挑戦あるのみです。
今回は単独で、息子は居ないのですが・・・
いつもの長文行きます。
お時間のある方、お付き合い下さい。
9月2日
前夜8:00、自宅で子供達の花火を見届けてから新穂高へ出発しました。
夜間の通行止めは1日に解除されたので、この時間の出発でもOKです。
深山荘前の登山者駐車場に車を停めます。
入口には警備員さんが居ました、初めて見ましたね。
まだこの時間は空きが多数ありましたが、AM2:00には満車になったとの事でした。
先に出発の準備、着替えも全て終わらせてから仮眠をとりますが、なんせ通勤快速の軽自動車。
気持ちよくは寝られません。
缶ビール一本ではうまく寝られず、11時を少し回った辺りで目が冴えてしまいました。
なんとか目を閉じますが、これはもう寝れないかな・・・?
まだ2時間も寝ていない。
まぁ、仕方ないので最終準備をします。
一応、見栄を切って「日帰り」にこだわりたいので0:00を回るのを待ちました。
0:00を回った瞬間、車を降りて靴を履いて、即出発です。
深山荘の駐車場から、まずは登山者センターへ。
まずは登山計画書を提出。
そしてトイレを借りて、最後に缶コーヒー飲んで、準備運動して・・・
0:15に登山者センターを出発しました。
ここから登山開始とします。
まずは右股の林道から入ります。
深夜の林道歩きは、あんまり気分の良いものではありません。
単なる怖がりなのですが・・・
カサカサ言う物音にビクビクしながら歩みを進めます。
たまに傾斜の緩いところは小走りに行き、体温を上げて行きます。
5番待避所から夏道ショートカットを抜け、穂高平の小屋を通り、どんどん歩みを進めます。
1:20
白出沢の出合いに到着です。
林道の終点、ここでやっと小休止です。
水を飲んで体を休めますが、体温を下げたくないので休憩中は一枚上を着込みます。
ガスの中に居るのか、モヤがかかった状態が続き、あんまり気持ちの良い休憩でもありませんでした。
10分ほど足を休めて出発します。
ココから先はようやく登山道です。
それからは黙々と歩き、2:00に滝谷の避難小屋に来ました。
丁度良い時間に来ちゃったな・・・
一瞬ヘッデンの明かりでチラッと小屋を見ましたが、見ないように即通過です。怖がりなもので。
橋を渡りふと見ると暗闇の中岩の上で何かが点滅しています。
これがライブカメラですね。
ツイッターでここの映像を流していますよね。
これを見ていれば滝谷の水位がリアルタイムで分かりますので、ココを通る計画をしている人は是非見て頂きたい所です。
滝谷ライブカメラ
とても参考になりますよね。
ここで再び小休止した後、出発です。
さらに黙々と歩き続ける事30分、槍平の小屋まで来ました。
この段階で2:50なので、3時間かからずにここまで来れました。
CTでおおよそ4時間半ぐらいなので、大体60%付近で歩けている事になります。
大体予想通りですね。
これなら第1関門、突破できそうです。
小屋前の木のテラスに腰をかけて小休止します。
行動食を少し食べたりなんだり・・・
ふとヘッデンを消して寝転がると、空一面に星空。
凄い、綺麗。
いつの間にか雲の上に出ていたみたいです。
ずっと見ていたいのですが、休む分だけまた体温が下がってしまいます。
休憩も10分ほどにして、再び歩き始めます。
ここから先はいよいよ標高を上げ始めるので、気合入れていかないと今のペースは保てません。
ただひたすらに黙々と歩き続け、4:10に千丈乗越分岐に到着しました。
良いペースです。槍平の小屋からCTで2時間半なので、50%で歩いて来れてます。
ここで腰を下ろして行動食を食べつつ、ヘッデンの明かりを消して休んでいると・・・
遠く対岸?の弓折岳の稜線を二つのヘッデンの灯りが見えました。
こんな時間にあの稜線を歩いているという事は、同じように12時ごろに新穂高を出た人達でしょうか?
同じような事をする奇特な人が居るもんだな~と思い、再びヘッデンを点灯しました。
しばらくそのヘッデンの動き見ながら休んでいたら、なんとく向こうのライトがずっとこっちを見ているような気がします。
もちろん私もずっとそっちを見ている訳ですが・・・
なんとなく、向こうもこっちを見て人が居るな~と思ってるのかな?
「お互い頑張ろう!」と、妙な仲間意識を持ってしまいました。
さて、程よく休んだところで再出発します。
ここから先は風を遮るものが無いので、ソフトシェルを一枚着て上がる事にしました。
ここからが登りが急なのですよね。
上の飛騨乗越まではCT2時間半です。
どのくらいで上がれるかな?
ひたすらに足を上げて行きますが、ここまでも充分に自分の中でハイペースで来たので、なかなか足が上がりません。
しかしこんな所で足が売り切れるわけには行きません。
たまに振り返り、弓折の稜線のヘッデンを見て勇気づけられりしました。
しかし徐々に空も明るんで行き、しばらくしたら上から2人の人が降りてきました。
やっと人の姿を見て安心しますが、挨拶だけ交わしてすれ違います。
それでも何か、ホッとするものがありました。
もうヘッデンも要らないほど明るくなりました。
西鎌尾根を雲が乗越して行きます、綺麗ですね~。
5:25
飛騨乗越に到着です。
穂先が見える!
なんとかCTの50%でこの区間を登れました。
荷物が軽いって素晴らしい。
槍沢が見えます、何気で、あっち側は歩いた事が無いですね・・・
写真だけ撮って、直ぐに山荘へ向かいます。
うーん、穂先が丸見えでテンション上がります。
3年前息子と来た時はガスの中でしたので、やっと晴れた槍に来れました。
5:35
槍ヶ岳山荘に到着しました。
とりあえずここで一息入れます。
流石に飛騨沢を一気に上がってきたので、足がプルプル言い出してました。
まだここでくたばってもらっては困ります。
行動食を食べて、一息ついて、ストックをデポします。
10分ほど休んだ後、出発。
さぁ、穂先へ!
こやりん♪
あそこでは踊れないな~。
最後の梯子!
流石にご来光時間も過ぎているので空いています。
6:00
休み休みでしたが、15分で山頂!頂きました!
新穂高からなんとか6時間を切りました、嬉しいです♪
山頂に居合わせた方に撮って頂きました、ありがとうございます。
ちなみに今日の装備、この荷物と山荘前に置いてきたストックのみです。
これでもカッパ、水1.5リッター、行動食、ファーストエイド、GPS等は持っています。
単独だから出来る事ですね。
さて、今日の目的。
祠にお参りです。
ここは神様なのか仏様なのか分からないですが、リサーチでは播隆上人が槍ヶ岳を開山した際に、仏様を山頂の祠に安置し、山の寿命神にしたとの文献を見ました。
ですので、仏様ですけど神様だと理解し、二礼二拍手一礼します。
ここまで無事に歩かせてもらった事に感謝し、今年も仕事のプロジェクトが無事に完遂できる様、祈願しました。
こちらも頂きます。
二等三角点
点名「槍ヶ岳」
なのですが・・・
この三角点、下の盤石がむき出しになり固定もされていません。
ですので、国土地理院の地図上からも「亡失」と言う扱いになり、機能していないのです。
まぁ、でも石があるだけでも、埋設者の苦労は報われるかと思います。
それにしてもこの大展望。
ぐるっと360度の絶景です。
前回息子と来た時はガスの中だったので、この眺望は嬉しい限りです。
そうそう、360度をこんな細切れに写真にするのはもったいないので、こちらでどうぞ。
今回から新兵器、全天球カメラを導入しました。
PCでご覧になれる方はグリグリ動かして下さい。
画素数はそこまで細かくないですが、ズームも出来ます。
おっさんのドヤ顔は無視して頂いて構いません。
多分、珍しく空いている槍の山頂、しばらく休憩してしまいました。
今日、ここに来れて本当に良かった。
さて、こちらがこれから行く西鎌尾根ですね。
しっかり地形を頭に叩き込んでおきます。
さぁ、山荘に降りましょう。
10分ほどで山荘に降り、とりあえず腹ごしらえです。
おなかが空いたのでカップラーメンを頂きます。
キッチン槍は10:30開店なので、今はカップラとパンしかありません。
それでも暖かい食べ物があるだけ幸せですね、ありがたいです。
さて、食事も終わり、時間は6時45分。
目標の、槍から戻って7時と言うのはなんとかクリアですね。
これで心置きなく双六へ向かう事が出来ます。
ここから双六の小屋までCTが3時間30分だから、今までのペースで歩ければ次の関門の10時には余裕で間に合うんじゃないか・・・
とか、ひたすら得意のTTKを繰り返します。
背負ってきた水も、気温が低かったせいかあまり飲んでいません。
予備用に持ってきた500mlのペットボトルの水をハイドレーションに足しただけで済ませました。
6:50
さーて、それでは西鎌尾根、行きますか!
知らない道、楽しみです♪
その2へ続く
100%なんてありえない事なのに、毎年クリアしてしまっています。
それは係っているチーム全員が精神力と体力を削っているからです。
もちろん今年もクリアしたいです。
自分自身に活を入れることも含め、槍ヶ岳の山頂祠に願掛けに行こうと決めました。
計画を練っていましたが、トレーニングも兼ねるので、日帰りが基本。
そして自分に負荷をかけるために、今まで経験した事の無いロングトレイルに挑戦する事にしました。
しかし、時間と体力との相談もしなければならないので、自分の中で勝手に関門を設定しました。
今までの山行から割り出した目標タイムを考え・・・
0:00新穂高スタート
最終目標 槍ヶ岳・双六岳を周回。
7:00までに槍ヶ岳の山頂から降りて槍ヶ岳山荘に戻れなければ、そのまま大喰岳・中岳・南岳を回って南岳新道を降りる。
クリアできた場合、歩いた事の無い西鎌尾根を通り双六小屋へ。
10:00までに双六小屋に到着できた場合は、そのまま双六岳ピストン。そして下山。
クリアできなければ、双六小屋からまっすぐ下山。
と、なんとなく時間的な目標を立てました。
さて、自分に負けないためにも、挑戦あるのみです。
今回は単独で、息子は居ないのですが・・・
いつもの長文行きます。
お時間のある方、お付き合い下さい。
9月2日
前夜8:00、自宅で子供達の花火を見届けてから新穂高へ出発しました。
夜間の通行止めは1日に解除されたので、この時間の出発でもOKです。
深山荘前の登山者駐車場に車を停めます。
入口には警備員さんが居ました、初めて見ましたね。
まだこの時間は空きが多数ありましたが、AM2:00には満車になったとの事でした。
先に出発の準備、着替えも全て終わらせてから仮眠をとりますが、なんせ通勤快速の軽自動車。
気持ちよくは寝られません。
缶ビール一本ではうまく寝られず、11時を少し回った辺りで目が冴えてしまいました。
なんとか目を閉じますが、これはもう寝れないかな・・・?
まだ2時間も寝ていない。
まぁ、仕方ないので最終準備をします。
一応、見栄を切って「日帰り」にこだわりたいので0:00を回るのを待ちました。
0:00を回った瞬間、車を降りて靴を履いて、即出発です。
深山荘の駐車場から、まずは登山者センターへ。
まずは登山計画書を提出。
そしてトイレを借りて、最後に缶コーヒー飲んで、準備運動して・・・
0:15に登山者センターを出発しました。
ここから登山開始とします。
まずは右股の林道から入ります。
深夜の林道歩きは、あんまり気分の良いものではありません。
単なる怖がりなのですが・・・
カサカサ言う物音にビクビクしながら歩みを進めます。
たまに傾斜の緩いところは小走りに行き、体温を上げて行きます。
5番待避所から夏道ショートカットを抜け、穂高平の小屋を通り、どんどん歩みを進めます。
1:20
白出沢の出合いに到着です。
林道の終点、ここでやっと小休止です。
水を飲んで体を休めますが、体温を下げたくないので休憩中は一枚上を着込みます。
ガスの中に居るのか、モヤがかかった状態が続き、あんまり気持ちの良い休憩でもありませんでした。
10分ほど足を休めて出発します。
ココから先はようやく登山道です。
それからは黙々と歩き、2:00に滝谷の避難小屋に来ました。
丁度良い時間に来ちゃったな・・・
一瞬ヘッデンの明かりでチラッと小屋を見ましたが、見ないように即通過です。怖がりなもので。
橋を渡りふと見ると暗闇の中岩の上で何かが点滅しています。
これがライブカメラですね。
ツイッターでここの映像を流していますよね。
これを見ていれば滝谷の水位がリアルタイムで分かりますので、ココを通る計画をしている人は是非見て頂きたい所です。
滝谷ライブカメラ
とても参考になりますよね。
ここで再び小休止した後、出発です。
さらに黙々と歩き続ける事30分、槍平の小屋まで来ました。
この段階で2:50なので、3時間かからずにここまで来れました。
CTでおおよそ4時間半ぐらいなので、大体60%付近で歩けている事になります。
大体予想通りですね。
これなら第1関門、突破できそうです。
小屋前の木のテラスに腰をかけて小休止します。
行動食を少し食べたりなんだり・・・
ふとヘッデンを消して寝転がると、空一面に星空。
凄い、綺麗。
いつの間にか雲の上に出ていたみたいです。
ずっと見ていたいのですが、休む分だけまた体温が下がってしまいます。
休憩も10分ほどにして、再び歩き始めます。
ここから先はいよいよ標高を上げ始めるので、気合入れていかないと今のペースは保てません。
ただひたすらに黙々と歩き続け、4:10に千丈乗越分岐に到着しました。
良いペースです。槍平の小屋からCTで2時間半なので、50%で歩いて来れてます。
ここで腰を下ろして行動食を食べつつ、ヘッデンの明かりを消して休んでいると・・・
遠く対岸?の弓折岳の稜線を二つのヘッデンの灯りが見えました。
こんな時間にあの稜線を歩いているという事は、同じように12時ごろに新穂高を出た人達でしょうか?
同じような事をする奇特な人が居るもんだな~と思い、再びヘッデンを点灯しました。
しばらくそのヘッデンの動き見ながら休んでいたら、なんとく向こうのライトがずっとこっちを見ているような気がします。
もちろん私もずっとそっちを見ている訳ですが・・・
なんとなく、向こうもこっちを見て人が居るな~と思ってるのかな?
「お互い頑張ろう!」と、妙な仲間意識を持ってしまいました。
さて、程よく休んだところで再出発します。
ここから先は風を遮るものが無いので、ソフトシェルを一枚着て上がる事にしました。
ここからが登りが急なのですよね。
上の飛騨乗越まではCT2時間半です。
どのくらいで上がれるかな?
ひたすらに足を上げて行きますが、ここまでも充分に自分の中でハイペースで来たので、なかなか足が上がりません。
しかしこんな所で足が売り切れるわけには行きません。
たまに振り返り、弓折の稜線のヘッデンを見て勇気づけられりしました。
しかし徐々に空も明るんで行き、しばらくしたら上から2人の人が降りてきました。
やっと人の姿を見て安心しますが、挨拶だけ交わしてすれ違います。
それでも何か、ホッとするものがありました。
もうヘッデンも要らないほど明るくなりました。
西鎌尾根を雲が乗越して行きます、綺麗ですね~。
5:25
飛騨乗越に到着です。
穂先が見える!
なんとかCTの50%でこの区間を登れました。
荷物が軽いって素晴らしい。
槍沢が見えます、何気で、あっち側は歩いた事が無いですね・・・
写真だけ撮って、直ぐに山荘へ向かいます。
うーん、穂先が丸見えでテンション上がります。
3年前息子と来た時はガスの中でしたので、やっと晴れた槍に来れました。
5:35
槍ヶ岳山荘に到着しました。
とりあえずここで一息入れます。
流石に飛騨沢を一気に上がってきたので、足がプルプル言い出してました。
まだここでくたばってもらっては困ります。
行動食を食べて、一息ついて、ストックをデポします。
10分ほど休んだ後、出発。
さぁ、穂先へ!
こやりん♪
あそこでは踊れないな~。
最後の梯子!
流石にご来光時間も過ぎているので空いています。
6:00
休み休みでしたが、15分で山頂!頂きました!
新穂高からなんとか6時間を切りました、嬉しいです♪
山頂に居合わせた方に撮って頂きました、ありがとうございます。
ちなみに今日の装備、この荷物と山荘前に置いてきたストックのみです。
これでもカッパ、水1.5リッター、行動食、ファーストエイド、GPS等は持っています。
単独だから出来る事ですね。
さて、今日の目的。
祠にお参りです。
ここは神様なのか仏様なのか分からないですが、リサーチでは播隆上人が槍ヶ岳を開山した際に、仏様を山頂の祠に安置し、山の寿命神にしたとの文献を見ました。
ですので、仏様ですけど神様だと理解し、二礼二拍手一礼します。
ここまで無事に歩かせてもらった事に感謝し、今年も仕事のプロジェクトが無事に完遂できる様、祈願しました。
こちらも頂きます。
二等三角点
点名「槍ヶ岳」
なのですが・・・
この三角点、下の盤石がむき出しになり固定もされていません。
ですので、国土地理院の地図上からも「亡失」と言う扱いになり、機能していないのです。
まぁ、でも石があるだけでも、埋設者の苦労は報われるかと思います。
それにしてもこの大展望。
ぐるっと360度の絶景です。
前回息子と来た時はガスの中だったので、この眺望は嬉しい限りです。
そうそう、360度をこんな細切れに写真にするのはもったいないので、こちらでどうぞ。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
今回から新兵器、全天球カメラを導入しました。
PCでご覧になれる方はグリグリ動かして下さい。
画素数はそこまで細かくないですが、ズームも出来ます。
おっさんのドヤ顔は無視して頂いて構いません。
多分、珍しく空いている槍の山頂、しばらく休憩してしまいました。
今日、ここに来れて本当に良かった。
さて、こちらがこれから行く西鎌尾根ですね。
しっかり地形を頭に叩き込んでおきます。
さぁ、山荘に降りましょう。
10分ほどで山荘に降り、とりあえず腹ごしらえです。
おなかが空いたのでカップラーメンを頂きます。
キッチン槍は10:30開店なので、今はカップラとパンしかありません。
それでも暖かい食べ物があるだけ幸せですね、ありがたいです。
さて、食事も終わり、時間は6時45分。
目標の、槍から戻って7時と言うのはなんとかクリアですね。
これで心置きなく双六へ向かう事が出来ます。
ここから双六の小屋までCTが3時間30分だから、今までのペースで歩ければ次の関門の10時には余裕で間に合うんじゃないか・・・
とか、ひたすら得意のTTKを繰り返します。
背負ってきた水も、気温が低かったせいかあまり飲んでいません。
予備用に持ってきた500mlのペットボトルの水をハイドレーションに足しただけで済ませました。
6:50
さーて、それでは西鎌尾根、行きますか!
知らない道、楽しみです♪
その2へ続く