大地を歩こう › 2017年05月
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2017年05月24日
春の西穂高岳へ 2日目
5月21日
AM3:00
雪上テントは何気で初の体験でした。
ちょっと下地処理が悪かったのか、寒さがあります。
腕時計の気温を見ると、0.5度。
寒いわー。
で、トイレに行こうとテントを出ると・・・
あらま、外は少し生暖かい風が吹いています。
テントの中の方が冷気を溜め込んでいたようですね。
もう目も覚めましたし、出発する準備をちゃっちゃと進めます。
お湯を沸かしてコーヒーを飲んで、少しのんびり。
明るみ始めた空との境に映る六百山と霞沢岳が印象的でした。
息子を起こして出発に備えます。
4:20
テントを出発。
冷え込みもきつくなく、風も穏やか。
条件はとても良さそうです。
しつこいですが、かたわれどき。
幻想的で好きな時間です。
この時に歩く稜線が好きです。
丸山通過後、高度を一気に上げます。
雪の斜面はカチカチなので、素直に夏道を上がります。
長野側の雪渓には、クラックが少々。
歩く人は注意ですね。
独標が近づくと、否応が無しにやる気が出てきます。
まっとれ~!と言う感じでしょうか。
昔はプルプルしながら「お父さん、怖い」と言っていた独標の取り付きも。
もう何も言わずに先行し、鎖も触ること無くスイスイ上げて行きます。
5:25
一時間ほどで独標到着。
いいペースですね。
だーれも居ない、貸切の独標。
日の出には間に合いませんでしたが、少し前に太陽が出たばかりのようでした。
吊り尾根から登る朝日です。
きれいですね。
ここで軽く行動食を取り、先へ進む準備をします。
ヘルメットを被り、一応スリングで簡易チェストハーネスだけ息子に作っておきます。
5:40
小休止した後に出発します。
独標裏の壁も臆する事無くトントン進み・・・
10峰。
ここの裏が少し切り立ってるんですよね。
ロープ要る?って聞いても・・・
「要らない」
と言う息子。
成長盛りの手足を目一杯伸ばして下降してきます。
うん、安定してきましたね。
多少の岩場はもうなんとも無いようです。
続いて9峰。
ここまでしか来れなかった事もあったな。。。
でも、今日はお構い無しで進みます。
しかし、この9峰裏の一枚岩の所で少し苦戦しました。
でも結果は手助けする事無く、自力にて通過。
やれば出来る!
6:10
30分ほどでピラミッドピークに到着。
なかなかいいペース。
消して速くは無いですが、詰まって遅れることも無い速度です。
再び行動食を取りながら小休止します。
「お父さん、コレ見て!」と息子が山頂標の直ぐとなりの地面を指差します。
”⑧ 十 山”
コレって、古い宮内庁の印・・・
って事はこれも御料局三角点でしょうか?
詳しくは分かりません。
息子も三角点以外にこう言うのにも目が行く様になってきましたね。
さて、10分ほどで再びスタートします。
8峰ピラミッドピーク裏は、少し雪のステップを降ります。
まだ安定していますが、もう少しするとこのステップも使えなくなるかと思います。
そして7峰・・・
ここの鎖ですがピンピンにテンションがかかっていました。
前はこんなに張ってたかな?
おそらくどこかの支点の石がずれて、テンションがかかってるのかと思いました。
ですので、いつブチ切れてもおかしくないと判断し、息子には一切触らないように指示します。
と言っても、息子は本日何も頼らない事が目標らしく、ハナから鎖は気に留めていなかったようです。
ふと見えた山頂までの道。
よく見ると2峰横に雪渓があります。
あそこに足跡が見えるな・・・
あれ、通るのかな?息子行けるかな?
6峰通過。
相変わらず5峰の写真は無く、4峰、チャンピオンピークに到着です。
ここで再び小休止。
さて山頂手前の雪渓。
ここからははっきり見えます。
あれは滑ったらどこまでも行くやつですね。
息子、少しビビリが入り始めます。
ここで会議。
無理はしなくていいので、ここで帰ってもいいと息子に言ったのですが、
目の前が山頂の所まで来ています。
通過出来るかどうかは分からないですが、直前まで行ってダメなら帰ろうと言うことで話がまとまりました。
3峰通過。
そして、写真を取り忘れたのですが、先ほど懸念していた雪渓は無事通過できました。
まだ日が当っていなかったので、雪はガチガチでした。
私がアイゼンを履いてステップを切って行き、息子がピッケルを差しながら登ってきました。
さすがにここは怖いのでロープを出して確保しました。
でも、思ったよりは怖くなかったようで、本人は初めてのピッケルにご機嫌でした。
さぁ最後の壁。
ここも滑ったらどこまでも行きそうです。
「さて、ロープ出すよ。」
と息子に言いましたが・・・
「要らない」
と、かたくなに拒みます。
わかった、行こうか。
必死に壁に取り付いて登ってきます。
親心としてはヒヤヒヤものです。
万が一滑ったらカミさんに会わせる顔も無い。
でも、息子はフンフン鼻歌を歌いながら自分でルートを探りながら登ってきます。
あー、成長したな。。。
技術力がついてきたのと、背が伸びたんだな・・・
2年前にここへ来た時とは大違いの姿に、親としては感無量です。
おし、もう信じて好きなように歩かせましょう。
お先にどうぞ。
7:50
西穂高岳山頂、頂きました!
息子、2回目!
私、4回目!
あー、今日はホントに天気が良い。
来て良かった・・・
乗鞍の向こうに御嶽山の頭も見えます。
笠ヶ岳から双六岳の稜線。こちらから見ると雪があるように見えますが・・・
槍ヶ岳、穂高連峰、壮大ですね。
そして忘れてはいけないのが三角点。
三等三角点
点名「前穂高」
なのですが、地理院地図で確認するとこの三角点は役目は終わっているそうです。
そしてその横に再び十字マークの石。
これもなんでしょう?
わからないです。
貸切の山頂でのんびりしていると、
「グルルル・・・」と聞きなれた泣き声。
すぐそこに雷鳥が2羽居ました。
オスとメス、8割がた夏仕様になっていました。
西穂沢。
ここをスキーで滑って降りる人が居るんですから、凄いですよね~。
多分滑って降りる事は出来ます。
でもここまでスキーで来る、またはスキーを担いで来る技術がありません。
さて、山頂滞在時間は短いですが、これからドンドン人が上がってくるはずです。
すれ違いが混み合う前に帰りましょう。
最初の壁。
さすがに下りは怖いのでロープ出すよ、と息子に言ったのですが、やはり強烈に拒みます。
信じますか。
私が先行して降りて、足場を確認しながら降りて行きます。
ここですれ違った御夫婦に「写真を撮ってもいいですか?」
と、下降する姿を撮って頂きました。
親子で褒められてしまうと、照れてしまいます。
後半はもう余裕な感じで壁を降りてきました。
ここ2年の経験とボルダリングのおかげで、こんな難所ももう平気なようです。
もう大丈夫でしょう。
きっと彼はもう、単独で西穂山頂往復できる体力と技術力があります。
今後はヒヤヒヤせずに見ることにします。
そしてこの雪渓。
さすがにここはロープで確保です。
ただ登りの時とは違い、ほんの少しの時間差で雪質は変化してました。
日が当り始めて程よくグリップし、アイゼンが無くても下れる状況でした。
雪渓を渡った後は、ロープを仕舞うので私は時間がかかります。
息子に先行してていいよ~、と言うと、サッサと行ってしまいました。
まぁ、もう見て無くても平気ですね。
ロープを仕舞って息子を追いかけると、2峰と3峰の鞍部に休憩しているパーティが居ました。
「あー、やっぱりお父さんが居た。
こんな所を小学生が1人で歩いているのかと思った(汗」
と言われました(^^;
息子はさっさと行ってしまっているようです。
確かに、こんな所小学生が歩いてるのは珍しい方でしょうね。
話を聞くと、岳沢小屋から出て、沢を詰めて登ってきたようです。
凄いですね~。
息子に追いついて、どんどん下降して行きます。
徐々に人とも擦れ違うようになってきました。
早めに降りてきて良かったです。
あちらは岳沢から前穂に登るルート。
明神沢って言うのでしょうか?
沢を真っ直ぐに登る足跡が見えます。
凄いなー、きっとあんなところ怖くて歩けない。
一滑り○00m行きそうです。
ピラミッドピークに戻りました。
ありがたい事に今回ピークは登りも下りも貸切です。
あれですね、あそこの雪渓。
もう少ししたら、あの雪も消えて無くなるでしょう。
少しして出発します。
登りで難儀した9峰裏の一枚岩。
帰りは全く気にせず通過。
しばらくしてから
「お父さん、行きに難しかった所って、どこだったっけ?」
とか言う始末。
覚えて無いんかい・・・
呆れてしまいます。
私の中のヒヤヒヤ感が薄れて、息子の背中が頼もしく見えてきました。
もう安心して先行させられます。
独標に戻りました。
相変わらず人が少ないですね。
でも下の方からは朝一ロープウェーで来られた方が続々と歩いてくる姿が見えます。
静かな独標も、あと少しだけ。
それを体験できるのが、ありがたいお話です。
小休止の後、下ります。
最後の12峰。
もう危険箇所は無いですね。
足取りも軽くなります。
そして最後の斜面。
あまりの気温の高さにやられているので、夏道を外れて雪の上に飛び出します。
得意のスタンディングセードで一気に下降します。
この斜面、10分かからずに降りてこれました。
振り返って。。。
やっぱり西穂、好きですね。
10:45
我が家へ戻りました。
息子、最後の一滑り。
お疲れちゃん。
ノンアルコールとジュースで乾杯。
無事に帰って来れました。
休憩した後、我が家の撤収作業です。
テントの中、暑い!
荷物も全部パッキングしたら、お昼御飯頂きます。
今日も西穂ラーメン。
どんだけ好きなのかって事ですね。
今日しょうゆを頂きます。
美味しい♪
12:05
もう少しのんびりしてもいいですが、帰りましょう。
今日も人ではそこそこ。
西穂山荘のテラスとしては静かな方でしょうか?
息子、最後の一滑りじゃなかった。
ここも一気に滑り降りていきます。
しかし、登山道のステップを壊してはいけないので、それだけ注意します。
ギュンギュン降りて~
あっという間に登山道終了。
ありがとう、西穂!
40分ほどでロープウェーに到着しました。
かなりいいペース。
テント装備の私にはきつい速度でした。。。
下りのロープウェーから見る西穂。
天気も良く最高でした♪
ロープウェーを降りたら凄い気温・・・
この日、全国的に暑かったようですね。
山の上でも暑かったですから、それは・・・
と言う事で、ソフトクリーム頂きました。
疲れた体に甘いもの、最高ですね♪
さて、山には夏が来ています。
次はどこの山を歩こうかな?
AM3:00
雪上テントは何気で初の体験でした。
ちょっと下地処理が悪かったのか、寒さがあります。
腕時計の気温を見ると、0.5度。
寒いわー。
で、トイレに行こうとテントを出ると・・・
あらま、外は少し生暖かい風が吹いています。
テントの中の方が冷気を溜め込んでいたようですね。
もう目も覚めましたし、出発する準備をちゃっちゃと進めます。
お湯を沸かしてコーヒーを飲んで、少しのんびり。
明るみ始めた空との境に映る六百山と霞沢岳が印象的でした。
息子を起こして出発に備えます。
4:20
テントを出発。
冷え込みもきつくなく、風も穏やか。
条件はとても良さそうです。
しつこいですが、かたわれどき。
幻想的で好きな時間です。
この時に歩く稜線が好きです。
丸山通過後、高度を一気に上げます。
雪の斜面はカチカチなので、素直に夏道を上がります。
長野側の雪渓には、クラックが少々。
歩く人は注意ですね。
独標が近づくと、否応が無しにやる気が出てきます。
まっとれ~!と言う感じでしょうか。
昔はプルプルしながら「お父さん、怖い」と言っていた独標の取り付きも。
もう何も言わずに先行し、鎖も触ること無くスイスイ上げて行きます。
5:25
一時間ほどで独標到着。
いいペースですね。
だーれも居ない、貸切の独標。
日の出には間に合いませんでしたが、少し前に太陽が出たばかりのようでした。
吊り尾根から登る朝日です。
きれいですね。
ここで軽く行動食を取り、先へ進む準備をします。
ヘルメットを被り、一応スリングで簡易チェストハーネスだけ息子に作っておきます。
5:40
小休止した後に出発します。
独標裏の壁も臆する事無くトントン進み・・・
10峰。
ここの裏が少し切り立ってるんですよね。
ロープ要る?って聞いても・・・
「要らない」
と言う息子。
成長盛りの手足を目一杯伸ばして下降してきます。
うん、安定してきましたね。
多少の岩場はもうなんとも無いようです。
続いて9峰。
ここまでしか来れなかった事もあったな。。。
でも、今日はお構い無しで進みます。
しかし、この9峰裏の一枚岩の所で少し苦戦しました。
でも結果は手助けする事無く、自力にて通過。
やれば出来る!
6:10
30分ほどでピラミッドピークに到着。
なかなかいいペース。
消して速くは無いですが、詰まって遅れることも無い速度です。
再び行動食を取りながら小休止します。
「お父さん、コレ見て!」と息子が山頂標の直ぐとなりの地面を指差します。
”⑧ 十 山”
コレって、古い宮内庁の印・・・
って事はこれも御料局三角点でしょうか?
詳しくは分かりません。
息子も三角点以外にこう言うのにも目が行く様になってきましたね。
さて、10分ほどで再びスタートします。
8峰ピラミッドピーク裏は、少し雪のステップを降ります。
まだ安定していますが、もう少しするとこのステップも使えなくなるかと思います。
そして7峰・・・
ここの鎖ですがピンピンにテンションがかかっていました。
前はこんなに張ってたかな?
おそらくどこかの支点の石がずれて、テンションがかかってるのかと思いました。
ですので、いつブチ切れてもおかしくないと判断し、息子には一切触らないように指示します。
と言っても、息子は本日何も頼らない事が目標らしく、ハナから鎖は気に留めていなかったようです。
ふと見えた山頂までの道。
よく見ると2峰横に雪渓があります。
あそこに足跡が見えるな・・・
あれ、通るのかな?息子行けるかな?
6峰通過。
相変わらず5峰の写真は無く、4峰、チャンピオンピークに到着です。
ここで再び小休止。
さて山頂手前の雪渓。
ここからははっきり見えます。
あれは滑ったらどこまでも行くやつですね。
息子、少しビビリが入り始めます。
ここで会議。
無理はしなくていいので、ここで帰ってもいいと息子に言ったのですが、
目の前が山頂の所まで来ています。
通過出来るかどうかは分からないですが、直前まで行ってダメなら帰ろうと言うことで話がまとまりました。
3峰通過。
そして、写真を取り忘れたのですが、先ほど懸念していた雪渓は無事通過できました。
まだ日が当っていなかったので、雪はガチガチでした。
私がアイゼンを履いてステップを切って行き、息子がピッケルを差しながら登ってきました。
さすがにここは怖いのでロープを出して確保しました。
でも、思ったよりは怖くなかったようで、本人は初めてのピッケルにご機嫌でした。
さぁ最後の壁。
ここも滑ったらどこまでも行きそうです。
「さて、ロープ出すよ。」
と息子に言いましたが・・・
「要らない」
と、かたくなに拒みます。
わかった、行こうか。
必死に壁に取り付いて登ってきます。
親心としてはヒヤヒヤものです。
万が一滑ったらカミさんに会わせる顔も無い。
でも、息子はフンフン鼻歌を歌いながら自分でルートを探りながら登ってきます。
あー、成長したな。。。
技術力がついてきたのと、背が伸びたんだな・・・
2年前にここへ来た時とは大違いの姿に、親としては感無量です。
おし、もう信じて好きなように歩かせましょう。
お先にどうぞ。
7:50
西穂高岳山頂、頂きました!
息子、2回目!
私、4回目!
あー、今日はホントに天気が良い。
来て良かった・・・
乗鞍の向こうに御嶽山の頭も見えます。
笠ヶ岳から双六岳の稜線。こちらから見ると雪があるように見えますが・・・
槍ヶ岳、穂高連峰、壮大ですね。
そして忘れてはいけないのが三角点。
三等三角点
点名「前穂高」
なのですが、地理院地図で確認するとこの三角点は役目は終わっているそうです。
そしてその横に再び十字マークの石。
これもなんでしょう?
わからないです。
貸切の山頂でのんびりしていると、
「グルルル・・・」と聞きなれた泣き声。
すぐそこに雷鳥が2羽居ました。
オスとメス、8割がた夏仕様になっていました。
西穂沢。
ここをスキーで滑って降りる人が居るんですから、凄いですよね~。
多分滑って降りる事は出来ます。
でもここまでスキーで来る、またはスキーを担いで来る技術がありません。
さて、山頂滞在時間は短いですが、これからドンドン人が上がってくるはずです。
すれ違いが混み合う前に帰りましょう。
最初の壁。
さすがに下りは怖いのでロープ出すよ、と息子に言ったのですが、やはり強烈に拒みます。
信じますか。
私が先行して降りて、足場を確認しながら降りて行きます。
ここですれ違った御夫婦に「写真を撮ってもいいですか?」
と、下降する姿を撮って頂きました。
親子で褒められてしまうと、照れてしまいます。
後半はもう余裕な感じで壁を降りてきました。
ここ2年の経験とボルダリングのおかげで、こんな難所ももう平気なようです。
もう大丈夫でしょう。
きっと彼はもう、単独で西穂山頂往復できる体力と技術力があります。
今後はヒヤヒヤせずに見ることにします。
そしてこの雪渓。
さすがにここはロープで確保です。
ただ登りの時とは違い、ほんの少しの時間差で雪質は変化してました。
日が当り始めて程よくグリップし、アイゼンが無くても下れる状況でした。
雪渓を渡った後は、ロープを仕舞うので私は時間がかかります。
息子に先行してていいよ~、と言うと、サッサと行ってしまいました。
まぁ、もう見て無くても平気ですね。
ロープを仕舞って息子を追いかけると、2峰と3峰の鞍部に休憩しているパーティが居ました。
「あー、やっぱりお父さんが居た。
こんな所を小学生が1人で歩いているのかと思った(汗」
と言われました(^^;
息子はさっさと行ってしまっているようです。
確かに、こんな所小学生が歩いてるのは珍しい方でしょうね。
話を聞くと、岳沢小屋から出て、沢を詰めて登ってきたようです。
凄いですね~。
息子に追いついて、どんどん下降して行きます。
徐々に人とも擦れ違うようになってきました。
早めに降りてきて良かったです。
あちらは岳沢から前穂に登るルート。
明神沢って言うのでしょうか?
沢を真っ直ぐに登る足跡が見えます。
凄いなー、きっとあんなところ怖くて歩けない。
一滑り○00m行きそうです。
ピラミッドピークに戻りました。
ありがたい事に今回ピークは登りも下りも貸切です。
あれですね、あそこの雪渓。
もう少ししたら、あの雪も消えて無くなるでしょう。
少しして出発します。
登りで難儀した9峰裏の一枚岩。
帰りは全く気にせず通過。
しばらくしてから
「お父さん、行きに難しかった所って、どこだったっけ?」
とか言う始末。
覚えて無いんかい・・・
呆れてしまいます。
私の中のヒヤヒヤ感が薄れて、息子の背中が頼もしく見えてきました。
もう安心して先行させられます。
独標に戻りました。
相変わらず人が少ないですね。
でも下の方からは朝一ロープウェーで来られた方が続々と歩いてくる姿が見えます。
静かな独標も、あと少しだけ。
それを体験できるのが、ありがたいお話です。
小休止の後、下ります。
最後の12峰。
もう危険箇所は無いですね。
足取りも軽くなります。
そして最後の斜面。
あまりの気温の高さにやられているので、夏道を外れて雪の上に飛び出します。
得意のスタンディングセードで一気に下降します。
この斜面、10分かからずに降りてこれました。
振り返って。。。
やっぱり西穂、好きですね。
10:45
我が家へ戻りました。
息子、最後の一滑り。
お疲れちゃん。
ノンアルコールとジュースで乾杯。
無事に帰って来れました。
休憩した後、我が家の撤収作業です。
テントの中、暑い!
荷物も全部パッキングしたら、お昼御飯頂きます。
今日も西穂ラーメン。
どんだけ好きなのかって事ですね。
今日しょうゆを頂きます。
美味しい♪
12:05
もう少しのんびりしてもいいですが、帰りましょう。
今日も人ではそこそこ。
西穂山荘のテラスとしては静かな方でしょうか?
息子、最後の一滑りじゃなかった。
ここも一気に滑り降りていきます。
しかし、登山道のステップを壊してはいけないので、それだけ注意します。
ギュンギュン降りて~
あっという間に登山道終了。
ありがとう、西穂!
40分ほどでロープウェーに到着しました。
かなりいいペース。
テント装備の私にはきつい速度でした。。。
下りのロープウェーから見る西穂。
天気も良く最高でした♪
ロープウェーを降りたら凄い気温・・・
この日、全国的に暑かったようですね。
山の上でも暑かったですから、それは・・・
と言う事で、ソフトクリーム頂きました。
疲れた体に甘いもの、最高ですね♪
さて、山には夏が来ています。
次はどこの山を歩こうかな?
タグ :西穂高岳
2017年05月23日
春の西穂高岳へ 1日目
さて、月一登山の時間です。
5月20-21日で西穂高岳へ行ってきました。
今回もいつもの長文、行きましょう。
5月20日
土曜休みでしたが、朝から息子と古川の街をお散歩してました。
とても天気が良かったので 、帰宅してから冗談混じりに
「天気いいね〜、テント持って山でも行くか〜?」
と息子に言ったら…
「行く!」
と即答。
この時点で時間は朝8時でしたが、そこから猛烈な勢いでパッキング。
そのまま土夜と日朝の分の食事だけ買出しして、自宅を出発。
9時半でした(^^;
車を走らせて、新穂高の鍋平高原登山者用駐車場へ。
時間は遅いのですが思ったより車が少なくて驚きました。
10:50
第2ロープウェーから行きます。
天気が良くて気持ちが良いです♪
少し前に45分のロープウェーが行ってしまったので、のんびり待ちます。
11時15分のロープウェーに乗車です。
西穂口にて登山届けを提出。
いつもは計画書を自宅で印刷して持ってくるのですが、今回は急遽でしたのでここで書きました。
と言う事で、11時半を回った辺りで出発です。
登山道は西穂の山荘まではひたすら雪道です。
でも、昼間で気温が上がり、雪がかなりグズっていますので、アイゼンは要りません。
しかし、この道をテン泊装備で登るのは初めてです。
以前、軽量テン泊装備でジャンダルムを抜けて下ってきた事はありますが・・・
とにかく荷物が重くて、息子のペースについていけません。
向こうも8kg担いでいるはずなのですが。。。
息子、だんだん強くなりますね。
12:50山荘に到着です。
・・・あれ?やけに人が少ない・・・
いつも昼間はテラスが賑わっているイメージがあるのですが・・・
とりあえず、テン場の受付をします。
テン場もこの時間でまだ2張り。
私達が3張目です。
もう一杯かと思っていたので拍子抜けです。
今日は空いていますね。
息子がスコップでせっせと整地していきます。
と言う事で、今宵の我が家完成です♪
家が出来たらとりあえずお昼ご飯です。
息子も私も大好きな西穂ラーメン。
みそを頂きます。
安定の美味しさですね♪
お昼も食べて少し落ち着いたら、偵察がてら独標まで行ってみようかと出発しましたが。。。
山荘上のハイマツに入った瞬間からもう夏道。
雪はありませんでした。
丸山手前も夏道が出ているのですが、なんだか寂しいのであえて雪の上を歩いてみます。
丸山で記念写真♪
上を眺めると・・・
雪無いね・・・
全部夏道が出ています。
ピラミッドピークまで行ってきたと言う方に聞いてみたら、そこまでも全部夏道だそうで。
雪があると思って冬靴に雪装備で来たのに。。。
もう夏です。
と言う事で、独標まで行くのもやめてスゴスゴとテントに帰る事にしました。
あえて雪の上を歩いて。
こうなるともうテン場でのんびりですね。
ここ最近忙しかったので、のんびりした時間を過ごします。
Cafe NISHIHO
雷鳥の絵が可愛いです♪
ひたすら雪で遊ぶ息子を眺めて、ビールを飲む。
相変わらずテン場も静かで、穏やかな時間が流れていきます。
今日は土曜日なのに人が少ない。
なんともいい休日です♪
息子の雪遊びが止まりません。
今度はスタンディングセードで遊んでいます。
登っては滑って、登っては滑って。
無駄に元気です。
この後は昼寝したりなんだり、まったりと過ごして、17時には夕ご飯を頂きました。
そして翌日のパッキング。
テントは張ったまま山頂に行ってよいと小屋の人に言われたので、軽量で上がります。
ピラミッドピークまで雪は無いものの、その先は分かりません、アイゼン、ピッケルに確保用のロープハーネス、スリングを詰め込みます。
あとは行動食と水。
うん、軽いですね。
これでOK
19時を回ったあたり、日没後。
笠の稜線が綺麗です。
「かたわれどき」
でしょうか?
このまま息子共々、寝てしまいました。
さて、明日はどこまで行けるかな?
2日目へ続く
5月20-21日で西穂高岳へ行ってきました。
今回もいつもの長文、行きましょう。
5月20日
土曜休みでしたが、朝から息子と古川の街をお散歩してました。
とても天気が良かったので 、帰宅してから冗談混じりに
「天気いいね〜、テント持って山でも行くか〜?」
と息子に言ったら…
「行く!」
と即答。
この時点で時間は朝8時でしたが、そこから猛烈な勢いでパッキング。
そのまま土夜と日朝の分の食事だけ買出しして、自宅を出発。
9時半でした(^^;
車を走らせて、新穂高の鍋平高原登山者用駐車場へ。
時間は遅いのですが思ったより車が少なくて驚きました。
10:50
第2ロープウェーから行きます。
天気が良くて気持ちが良いです♪
少し前に45分のロープウェーが行ってしまったので、のんびり待ちます。
11時15分のロープウェーに乗車です。
西穂口にて登山届けを提出。
いつもは計画書を自宅で印刷して持ってくるのですが、今回は急遽でしたのでここで書きました。
と言う事で、11時半を回った辺りで出発です。
登山道は西穂の山荘まではひたすら雪道です。
でも、昼間で気温が上がり、雪がかなりグズっていますので、アイゼンは要りません。
しかし、この道をテン泊装備で登るのは初めてです。
以前、軽量テン泊装備でジャンダルムを抜けて下ってきた事はありますが・・・
とにかく荷物が重くて、息子のペースについていけません。
向こうも8kg担いでいるはずなのですが。。。
息子、だんだん強くなりますね。
12:50山荘に到着です。
・・・あれ?やけに人が少ない・・・
いつも昼間はテラスが賑わっているイメージがあるのですが・・・
とりあえず、テン場の受付をします。
テン場もこの時間でまだ2張り。
私達が3張目です。
もう一杯かと思っていたので拍子抜けです。
今日は空いていますね。
息子がスコップでせっせと整地していきます。
と言う事で、今宵の我が家完成です♪
家が出来たらとりあえずお昼ご飯です。
息子も私も大好きな西穂ラーメン。
みそを頂きます。
安定の美味しさですね♪
お昼も食べて少し落ち着いたら、偵察がてら独標まで行ってみようかと出発しましたが。。。
山荘上のハイマツに入った瞬間からもう夏道。
雪はありませんでした。
丸山手前も夏道が出ているのですが、なんだか寂しいのであえて雪の上を歩いてみます。
丸山で記念写真♪
上を眺めると・・・
雪無いね・・・
全部夏道が出ています。
ピラミッドピークまで行ってきたと言う方に聞いてみたら、そこまでも全部夏道だそうで。
雪があると思って冬靴に雪装備で来たのに。。。
もう夏です。
と言う事で、独標まで行くのもやめてスゴスゴとテントに帰る事にしました。
あえて雪の上を歩いて。
こうなるともうテン場でのんびりですね。
ここ最近忙しかったので、のんびりした時間を過ごします。
Cafe NISHIHO
雷鳥の絵が可愛いです♪
ひたすら雪で遊ぶ息子を眺めて、ビールを飲む。
相変わらずテン場も静かで、穏やかな時間が流れていきます。
今日は土曜日なのに人が少ない。
なんともいい休日です♪
息子の雪遊びが止まりません。
今度はスタンディングセードで遊んでいます。
登っては滑って、登っては滑って。
無駄に元気です。
この後は昼寝したりなんだり、まったりと過ごして、17時には夕ご飯を頂きました。
そして翌日のパッキング。
テントは張ったまま山頂に行ってよいと小屋の人に言われたので、軽量で上がります。
ピラミッドピークまで雪は無いものの、その先は分かりません、アイゼン、ピッケルに確保用のロープハーネス、スリングを詰め込みます。
あとは行動食と水。
うん、軽いですね。
これでOK
19時を回ったあたり、日没後。
笠の稜線が綺麗です。
「かたわれどき」
でしょうか?
このまま息子共々、寝てしまいました。
さて、明日はどこまで行けるかな?
2日目へ続く
タグ :西穂高岳
2017年05月05日
残雪の燕岳へ 百高山46座目
このブログを見て頂いている皆様、お久しぶりでございます。
更新するネタが無いまま2ヶ月近く経ちましたので、いいかげんネタを作りに行ってきました。
嘘です。
ようやく登山シーズンも始まり、息子と行く百高山の旅も行けるかな?と言う事で、安全安心の燕岳へ行ってきました。
という訳で、いつもの長文行きましょう。
5月4日
前日の3日夜、車を走らせて中房温泉登山口へ向かいました。
ところが、駐車場手前から路肩に止まってる車がちらほら・・・
第3、第2と駐車場はほぼほぼ満車。
第1へと上がってきましたがやはりほぼ満車。
皆さんGW後半になって山へ泊まりで上がってるんですね。
ただ、日帰りの方も居たようで数台の空きがありました。
おかげ様で第1駐車場に止める事が出来ました。
ここでのんびり車中泊です。
翌朝、4時に目覚めて準備します。
息子も起こして5時前には出発しました。
ちなみに、家内と娘も一緒に来ていたので、二人はこの後松本方面の公園で遊ぶ事になっています。
第1駐車場から登山道口までは500mほどの歩きです、テクテク歩いて5時少し、登山道口に到着しました。
ここで登山計画書を提出します。
さて、登山道口です。
行きましょう~。
この辺りの登山道は夏道で、一部ぬかるみもあります。
転んだら泥だらけなので、注意して歩きます。
30分ほどで第1ベンチへ。
ここでカミさんに握ってもらった小にぎりを食べます。
いつもカミさんに小さいおにぎりを沢山作ってもらうので、朝は休憩しながら少しづつ食べる感じで歩きます。
小休止後に再び出発。
第1ベンチより上は登山道に雪が出てきます。
周りに雪が無いのに道には雪があります。
不思議ですけど、きっと踏み固められた雪が最後まで残っているんでしょうね。
第2ベンチです。
ここの少し前から登山道にはかなり雪が出てきました。
ですがまだアイゼンが要るような気配では無かったので、ここでまた小休止です。
何かの三大急登と呼ばれている合戦尾根ですが、雪があるおかげか足運びも小さく、そんなに苦しくは無かったです。
笠新道の方が圧倒的にきついと息子は言ってました。
私もそう思います。
第3ベンチ。
おにぎり休憩です。
富士見ベンチです。
特にネタも無いまま黙々と登り続ける道。
ここまで2時間半ほどでした。
でも写真を見比べればわかるのですが、標識は段々雪に埋もれていきます。
標高が上がっていくのが実感できますね。
富士見ベンチと言うだけあって、富士山が見えました。
写真だとうっすらと分からないのですが、肉眼ではきれいに見えましたね。
富士見ベンチを過ぎるとようやく少しずつ木々の感覚も広がり、空が見えるようになってきました。
こうなるとようやくテンションも上がってきます。
登山口から3時間ちょっと、ようやく合戦小屋に到着しました。
いきなり小屋の外の出店が待ち構えます。
コーヒーに惹かれましたが、ぐっと我慢です。
帰りにしましょう。
小屋前のベンチに腰をかけて小休止をとります。
ここからは森林限界を越えていくので、景色も期待できますね♪
合戦沢の頭へ向かって斜面を詰めます。
雪の斜面を直登するので、雪山っぽい雰囲気が出てきますね。
ようやく燕岳の山頂が見えてきました。
でも初めて来たので、このときはまだ山頂がどれか分からずでした(笑
合戦尾根を詰めます。
雪山っぽい雰囲気が素敵ですが、息子は半袖です。
想像以上に気温が高く、息子は暑くて仕方ないようです。
左手側に槍ヶ岳が見えてきました。
いやー、綺麗ですね~。
山荘も少しづつ近づいてきますが、しびれます。
見えてからが遠いのが山荘の常ですね。
そんな時は景色を見渡すに限ります。
こちらは穂高方面。
ズームするとジャンダルムまで見えますね。
ようやく山荘まで来ました。
しかしこれはまた大きな山荘ですね。
何人泊まれるんでしょう?
綺麗ですね、来て良かった。
燕山荘。
とりあえずパシャッと一枚。
帰りに寄る事にしましょう。
小屋前のイスで休憩して景色を眺めます。
いいなー、ココ。
テント場から見える景色は最高ですね。
ここもまた「いつかテントを持って泊まる場所」リストに加えましょう。
さて、山頂へ向かいましょう。
ここからザックを置いていく人が多いですが、私達は持って行きます。
途中で何があるか分からないですし。
稜線は殆ど雪が無く夏道です。
もうアイゼンは要らないようですが、要所要所雪が見えるので、私達はアイゼンを装着したまま行くことにしました。
途中、ハイマツを踏まないように注意です。
これがかの有名なイルカ岩。
事前知識の無い息子は大喜びです。
素直な反応が嬉しいですね♪
ここの稜線は素晴らしい、絵になります。
表銀座と呼ばれメジャールートになるのも頷けますね。
さぁ、もう少しだよ!
花崗岩の大きな岩を回り込みます。
山頂はいつも息子から。
そしてさらにこっちから(笑
三角点タッチ
二等三角点
点名「燕岳」
山頂、頂きました!
百高山、46座目になります!
槍方面
裏銀座方面
立山方面
来て良かった・・・
どこまでも続く碧い空と白い稜線。
素敵過ぎます。
しばらく息子と一緒にじーっと眺めていました。
ボーっとしてたら単独行のお姉さんに写真を撮って欲しいと頼まれましたので、私達も同じように撮ってもらいました。
槍をバックに。
さぁ、名残惜しいですが帰りましょう。
めがね岩。
事前知識の無い息子は
「お化け岩がある!」
とこれまた大喜び。
たしかにね、ゴーストっぽい。
サクサクと燕山荘に戻って小休止。
目の前のベンチに座ってどうするか息子と話しました。
結局、まだ時間も早いので燕山荘には立ち寄らず、このまま一気に合戦小屋まで降りることにしました。
そんな話し合いをベンチでして居たら・・・
目の前に居ました。
山男さん、どこに居るのかと思ったらこんな所に居たんですね。
と言う事で、燕山荘は敷居を跨ぐ事無くスルー。
折角なので寄りたかったですが、息子の気まぐれに付き合います。
尾根を下ります。
小6になり、陸上部でも走っている息子。
ココ最近体力が急に上がり始めている気がします。
疲れを見せずにキュンキュン下ります。
細尾根も小走りに下っていきますが、行き違いには気をつけてね。
1時間ちょっとかけて登った尾根を15分かからずに降りてきました。
合戦沢の頭です。
ココ
ここの下に三角点があるはずです。
三等三角点
点名「濁沢」
ゾンデで積雪量を測ると1m20cmほどでしたので、
息子に「掘る」
と聞いてみたのですが、却下されました。
スコップもあるのに。
と言う事で合戦小屋です。
ベンチに腰をかけてお昼休憩です。
他の人が食べているカップラーメンの匂いに負けて購入。
美味しく頂きました。
息子は残ったパンを食べつつ、ここで買ったCCレモンでご機嫌です。
12:30
お昼休憩後、再び出発です。
出発する時、「14時に下山するよ~」と、カミさんに連絡します。
少しサバ読みで早い時間ですが、まぁ大丈夫かな?と(^^;
息子の勢いは止まりません、凄い勢いで尾根を駆け下ります。
人が下に居る時は飛ばしすぎないように注意します。
雪をけって人に当てたらえらい事ですから。
稜線が名残惜しいですが、森の中へ駆け下ります。
しかし息子調子に乗りすぎです。
雪も既にグズって、アイゼンもそんなに効きません。
おかげでスタンディングセードのように下って行けるのですが。。。
案の定、息子は結構な斜度の所で足が滑ってそのまま落ちていきました。
10mほど声を上げて滑って行って止まりました。
危ない、そのまま向こうの沢に落ちるかと思った・・・
とその時、その沢を「ゴゴゴゴゴ・・・」
と音がして小規模の雪崩が落ちていきました。
息子も焦ったようで、それ以降は無謀に飛ばす事辞めました。
息子、「初めて雪崩を見たよ!」と。
確かに、息子は目の前で雪崩を見るのは初めてですね。
いい経験になったでしょう。
この時期は雪も重いので、飲まれたら重くて苦しいだろうな~・・・
と言う事で、第2ベンチです。
ここでカミさんからの連絡に気付きます。
渋滞が酷くてなかなか迎えに行けないと。
しまった、そうなると中房温泉から出るバスは14時。
あと35分しかない。
逃すと次は16時近く。
CT1時間の所、35分で行けるのか?
再び息子と一緒にペースを上げて行きます。
ただ、ここからの登山道はなかなか厳しく、夏道なので走れません。
おまけに、所々日影部分は土に隠れて地面に氷がありました。
目の前で1人滑って転んで尾骶骨付近を強打して動けなくなってしまった方や・・・
多分転んでぬかるみに倒れたのであろう、体の側面が泥だらけの人。
かなり注意が必要でした。
山は下山時の方が危険です。
息子にはペースを上げながらも最大限の注意をするよう促しました。
第1ベンチも華麗にスルー。
あと20分を切ってます。
行けるかな・・・?
と思ったのですが、
すぐそこに中房温泉が見えるあたりで14時を回りました。
ダメだー。と息子と一緒にペースを落としてトボトボ歩きましたが・・・
14:05
あと10mで登山道口という所で、ブロロロロ・・・
とバスが行ってしまうところを見てしまいました。
まだバス居たのか!
しまった、ペースを落とさなければ間に合ったジャマイカ。
と言っても、そんな事は後の祭り。
14:05 下山完了です。
さーてどうするか。
15:55のバスを待つか、カミさんのお迎えを待つか。
しばらく迷っていたら、カミさんが来てくれると言うので待つことにしました。
と言う事で、登山道の入り口にある水場で泥だらけのゲイターやアイゼンを洗ったり、靴を洗ったり。
のんびりしました。
しばらくして道を歩いて下り、有明荘でカミさんと合流しました。
着替えを貰って立ち寄り湯。
大人¥620、小学生¥310でした。
単純アルカリ泉ですが、泉質は良かったです。
まったりと汗を流して、さっぱりしました。
極楽♪
後は申し訳ないですがカミさんに運転を任せて高山へ。
林道には猿の群れ。
小猿が激カワイイです。
娘、大喜びでした。
さて、今年も100高山も46座目からスタートです。
息子と歩く、百高山制覇の旅
今年は何座歩けるでしょうか?
2017シーズン、開幕です!
更新するネタが無いまま2ヶ月近く経ちましたので、いいかげんネタを作りに行ってきました。
嘘です。
ようやく登山シーズンも始まり、息子と行く百高山の旅も行けるかな?と言う事で、安全安心の燕岳へ行ってきました。
という訳で、いつもの長文行きましょう。
5月4日
前日の3日夜、車を走らせて中房温泉登山口へ向かいました。
ところが、駐車場手前から路肩に止まってる車がちらほら・・・
第3、第2と駐車場はほぼほぼ満車。
第1へと上がってきましたがやはりほぼ満車。
皆さんGW後半になって山へ泊まりで上がってるんですね。
ただ、日帰りの方も居たようで数台の空きがありました。
おかげ様で第1駐車場に止める事が出来ました。
ここでのんびり車中泊です。
翌朝、4時に目覚めて準備します。
息子も起こして5時前には出発しました。
ちなみに、家内と娘も一緒に来ていたので、二人はこの後松本方面の公園で遊ぶ事になっています。
第1駐車場から登山道口までは500mほどの歩きです、テクテク歩いて5時少し、登山道口に到着しました。
ここで登山計画書を提出します。
さて、登山道口です。
行きましょう~。
この辺りの登山道は夏道で、一部ぬかるみもあります。
転んだら泥だらけなので、注意して歩きます。
30分ほどで第1ベンチへ。
ここでカミさんに握ってもらった小にぎりを食べます。
いつもカミさんに小さいおにぎりを沢山作ってもらうので、朝は休憩しながら少しづつ食べる感じで歩きます。
小休止後に再び出発。
第1ベンチより上は登山道に雪が出てきます。
周りに雪が無いのに道には雪があります。
不思議ですけど、きっと踏み固められた雪が最後まで残っているんでしょうね。
第2ベンチです。
ここの少し前から登山道にはかなり雪が出てきました。
ですがまだアイゼンが要るような気配では無かったので、ここでまた小休止です。
何かの三大急登と呼ばれている合戦尾根ですが、雪があるおかげか足運びも小さく、そんなに苦しくは無かったです。
笠新道の方が圧倒的にきついと息子は言ってました。
私もそう思います。
第3ベンチ。
おにぎり休憩です。
富士見ベンチです。
特にネタも無いまま黙々と登り続ける道。
ここまで2時間半ほどでした。
でも写真を見比べればわかるのですが、標識は段々雪に埋もれていきます。
標高が上がっていくのが実感できますね。
富士見ベンチと言うだけあって、富士山が見えました。
写真だとうっすらと分からないのですが、肉眼ではきれいに見えましたね。
富士見ベンチを過ぎるとようやく少しずつ木々の感覚も広がり、空が見えるようになってきました。
こうなるとようやくテンションも上がってきます。
登山口から3時間ちょっと、ようやく合戦小屋に到着しました。
いきなり小屋の外の出店が待ち構えます。
コーヒーに惹かれましたが、ぐっと我慢です。
帰りにしましょう。
小屋前のベンチに腰をかけて小休止をとります。
ここからは森林限界を越えていくので、景色も期待できますね♪
合戦沢の頭へ向かって斜面を詰めます。
雪の斜面を直登するので、雪山っぽい雰囲気が出てきますね。
ようやく燕岳の山頂が見えてきました。
でも初めて来たので、このときはまだ山頂がどれか分からずでした(笑
合戦尾根を詰めます。
雪山っぽい雰囲気が素敵ですが、息子は半袖です。
想像以上に気温が高く、息子は暑くて仕方ないようです。
左手側に槍ヶ岳が見えてきました。
いやー、綺麗ですね~。
山荘も少しづつ近づいてきますが、しびれます。
見えてからが遠いのが山荘の常ですね。
そんな時は景色を見渡すに限ります。
こちらは穂高方面。
ズームするとジャンダルムまで見えますね。
ようやく山荘まで来ました。
しかしこれはまた大きな山荘ですね。
何人泊まれるんでしょう?
綺麗ですね、来て良かった。
燕山荘。
とりあえずパシャッと一枚。
帰りに寄る事にしましょう。
小屋前のイスで休憩して景色を眺めます。
いいなー、ココ。
テント場から見える景色は最高ですね。
ここもまた「いつかテントを持って泊まる場所」リストに加えましょう。
さて、山頂へ向かいましょう。
ここからザックを置いていく人が多いですが、私達は持って行きます。
途中で何があるか分からないですし。
稜線は殆ど雪が無く夏道です。
もうアイゼンは要らないようですが、要所要所雪が見えるので、私達はアイゼンを装着したまま行くことにしました。
途中、ハイマツを踏まないように注意です。
これがかの有名なイルカ岩。
事前知識の無い息子は大喜びです。
素直な反応が嬉しいですね♪
ここの稜線は素晴らしい、絵になります。
表銀座と呼ばれメジャールートになるのも頷けますね。
さぁ、もう少しだよ!
花崗岩の大きな岩を回り込みます。
山頂はいつも息子から。
そしてさらにこっちから(笑
三角点タッチ
二等三角点
点名「燕岳」
山頂、頂きました!
百高山、46座目になります!
槍方面
裏銀座方面
立山方面
来て良かった・・・
どこまでも続く碧い空と白い稜線。
素敵過ぎます。
しばらく息子と一緒にじーっと眺めていました。
ボーっとしてたら単独行のお姉さんに写真を撮って欲しいと頼まれましたので、私達も同じように撮ってもらいました。
槍をバックに。
さぁ、名残惜しいですが帰りましょう。
めがね岩。
事前知識の無い息子は
「お化け岩がある!」
とこれまた大喜び。
たしかにね、ゴーストっぽい。
サクサクと燕山荘に戻って小休止。
目の前のベンチに座ってどうするか息子と話しました。
結局、まだ時間も早いので燕山荘には立ち寄らず、このまま一気に合戦小屋まで降りることにしました。
そんな話し合いをベンチでして居たら・・・
目の前に居ました。
山男さん、どこに居るのかと思ったらこんな所に居たんですね。
と言う事で、燕山荘は敷居を跨ぐ事無くスルー。
折角なので寄りたかったですが、息子の気まぐれに付き合います。
尾根を下ります。
小6になり、陸上部でも走っている息子。
ココ最近体力が急に上がり始めている気がします。
疲れを見せずにキュンキュン下ります。
細尾根も小走りに下っていきますが、行き違いには気をつけてね。
1時間ちょっとかけて登った尾根を15分かからずに降りてきました。
合戦沢の頭です。
ココ
ここの下に三角点があるはずです。
三等三角点
点名「濁沢」
ゾンデで積雪量を測ると1m20cmほどでしたので、
息子に「掘る」
と聞いてみたのですが、却下されました。
スコップもあるのに。
と言う事で合戦小屋です。
ベンチに腰をかけてお昼休憩です。
他の人が食べているカップラーメンの匂いに負けて購入。
美味しく頂きました。
息子は残ったパンを食べつつ、ここで買ったCCレモンでご機嫌です。
12:30
お昼休憩後、再び出発です。
出発する時、「14時に下山するよ~」と、カミさんに連絡します。
少しサバ読みで早い時間ですが、まぁ大丈夫かな?と(^^;
息子の勢いは止まりません、凄い勢いで尾根を駆け下ります。
人が下に居る時は飛ばしすぎないように注意します。
雪をけって人に当てたらえらい事ですから。
稜線が名残惜しいですが、森の中へ駆け下ります。
しかし息子調子に乗りすぎです。
雪も既にグズって、アイゼンもそんなに効きません。
おかげでスタンディングセードのように下って行けるのですが。。。
案の定、息子は結構な斜度の所で足が滑ってそのまま落ちていきました。
10mほど声を上げて滑って行って止まりました。
危ない、そのまま向こうの沢に落ちるかと思った・・・
とその時、その沢を「ゴゴゴゴゴ・・・」
と音がして小規模の雪崩が落ちていきました。
息子も焦ったようで、それ以降は無謀に飛ばす事辞めました。
息子、「初めて雪崩を見たよ!」と。
確かに、息子は目の前で雪崩を見るのは初めてですね。
いい経験になったでしょう。
この時期は雪も重いので、飲まれたら重くて苦しいだろうな~・・・
と言う事で、第2ベンチです。
ここでカミさんからの連絡に気付きます。
渋滞が酷くてなかなか迎えに行けないと。
しまった、そうなると中房温泉から出るバスは14時。
あと35分しかない。
逃すと次は16時近く。
CT1時間の所、35分で行けるのか?
再び息子と一緒にペースを上げて行きます。
ただ、ここからの登山道はなかなか厳しく、夏道なので走れません。
おまけに、所々日影部分は土に隠れて地面に氷がありました。
目の前で1人滑って転んで尾骶骨付近を強打して動けなくなってしまった方や・・・
多分転んでぬかるみに倒れたのであろう、体の側面が泥だらけの人。
かなり注意が必要でした。
山は下山時の方が危険です。
息子にはペースを上げながらも最大限の注意をするよう促しました。
第1ベンチも華麗にスルー。
あと20分を切ってます。
行けるかな・・・?
と思ったのですが、
すぐそこに中房温泉が見えるあたりで14時を回りました。
ダメだー。と息子と一緒にペースを落としてトボトボ歩きましたが・・・
14:05
あと10mで登山道口という所で、ブロロロロ・・・
とバスが行ってしまうところを見てしまいました。
まだバス居たのか!
しまった、ペースを落とさなければ間に合ったジャマイカ。
と言っても、そんな事は後の祭り。
14:05 下山完了です。
さーてどうするか。
15:55のバスを待つか、カミさんのお迎えを待つか。
しばらく迷っていたら、カミさんが来てくれると言うので待つことにしました。
と言う事で、登山道の入り口にある水場で泥だらけのゲイターやアイゼンを洗ったり、靴を洗ったり。
のんびりしました。
しばらくして道を歩いて下り、有明荘でカミさんと合流しました。
着替えを貰って立ち寄り湯。
大人¥620、小学生¥310でした。
単純アルカリ泉ですが、泉質は良かったです。
まったりと汗を流して、さっぱりしました。
極楽♪
後は申し訳ないですがカミさんに運転を任せて高山へ。
林道には猿の群れ。
小猿が激カワイイです。
娘、大喜びでした。
さて、今年も100高山も46座目からスタートです。
息子と歩く、百高山制覇の旅
今年は何座歩けるでしょうか?
2017シーズン、開幕です!
タグ :燕岳