大地を歩こう › 2016年06月
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2016年06月21日
笠ヶ岳で御来光 2日目
私も息子とほぼ一緒に18時半には夢の国に旅立ったのですが・・・
20時に起床してしまいました(汗
それからと言うもの、なかなか寝付けずに居まして、多分ウトウトはしてるのでしょうが何度も目覚めてしまいます。
アルコール燃料があれば良かったのですが、無駄に荷物を持ってきたくせに燃料は持ってきてない・・・
結局、30分置きに時計を確認しながら、3時に起床しました。
6月18日
3:00
外に出てみます。
0:00頃に外に出たときはガスの中だったのですが、今はガスはありません。
東の空が明るみ始めています。
今が一番、日が長い時期ですね。
携帯で天気予報の確認をします。
午前中は天気が良いですが、昼には雲が広がり、午後は雨の予報となっていました。
これは早めの下山ですね。
3時20分には息子を起こし、相談します。
速めに下山する事を考えると、まっすぐ笠新道を下山ですが、まだ笠の山頂に行っていません。
息子曰く、山頂の後は来た道を戻るより、知らない道を歩きたいと。
笠の山頂からクリヤの谷へ行く事を選択しました。
緑の笠は・・・?
と聞こうとして辞めました(泣
そうと決まったら早々にテントを撤収します。
久しぶりのテント撤収で息子は手こずりましたが、4時には完了です。
4:10には出発できました。
フル装備の朝一なので、ゆっくりゆっくり足を上げました。
それでも・・・
4:30には山頂に到着です。
無事に登らせて貰えた事を祠に報告し、また無事に下山できるようにお参りします。
そしても一つの山頂へ広場へ。
もうね、まっしぐらですよ。
二等三角点!
点名「笠ヶ岳」
と、ザックを置いたと同時に・・・
はぁ。。。
綺麗、凄く綺麗です。
折角なので、ご来光と同時に山頂標を持って記念撮影です。
笠ヶ岳山頂、頂きました!
私2回目、息子、初!
あぁ、凄く綺麗。
世界って美しい。
今まで私が見た御来光の中で、BEST3に入る美しさです。
来て良かった、ホントに来て良かった。
ただの夜明けに目頭が熱くなります。
明けない夜は無いのです。
必ず日は登る。
遥か遠く、剱・立山まで、薬師岳、北ノ俣岳、黒部五郎岳。
昨年歩いた稜線が一望です。
あんなに遠くまでよく歩いたな。
どんなに遠くても、歩き続ければ必ず辿りつく。
歩みを辞めてしまっては、行けるものも行けなくなる。
諦めてはいけない、歩き続けろ。
世界がそう教えてくれているようでした。
負けるもんか。
さて、しばらくは景色を堪能しながら朝食です。
山頂を息子と一緒に二人占めです♪
景色をみながら、誰も居ない山頂で熱いコーヒーを飲み、息子は白湯を飲み・・・
朝食は全部は食べずに、少しずつ歩きながら食べる事にしました。
ありがとうございます、笠ヶ岳。
また明日からも頑張れます。
5:10
さぁ帰りましょう!
クリヤの谷へ向かいます。
山頂直下は岩のガレ場を下ります。
浮石に注意して、慎重に慎重に・・・
こちら側はまだ登山道を雪が覆っている所がありました。
アイゼンを出すかと思いましたが、この時間でも雪が緩んでいたので、キックステップで下れました。
ここも写真では結構な斜度ですが、写真のすぐ右で雪は切れています。
危険箇所ではありません。
息子は私のステップを追って降りてきます。
ハイマツの中を歩き・・・
調子良い時は雪の上を滑り。。。
どんどん高度を下げてるはずなのに、雷鳥岩はまだ遠く・・・
あそこまでCTは2:10なのですが、行けるのかな?
可愛い花に癒されて・・・
深い谷を覗き込んではガクブルして・・・
ようやく結構な高度を下げてきました。
この後雷鳥岩までまた少し登ります。
と、ビバーク適地発見。
前回来た時は走っていたので気付かなかったです。
もちろん計画的なビバークはいけませんが、この場所はなかなか心をくすぐる場所です。
笠マニアにはたまらないと思います。
見上げる笠がカッコイイ!
だーれも来ないですしね。
7:40雷鳥岩に到着しました。
CTを20分オーバーしてます。
息子は下りが遅いと言うのはもちろん承知しているのですが、それ以上に今日は体が動かないようです。
昨日の疲れが抜け切っていないようです。
ここで行動食をとりながら休憩する事にしました。
まぁ、私は元気なので・・・
雷鳥岩に必死でへばりつき・・・
あいよー
逆に息子を撮って見たり。
そして一生懸命前から登ったのに、裏には普通に道がありました、ショック。。。
と、よく見ると山頂からこちらに降りてくる方々が見えます。
今日のクリヤの谷は私達だけでは無さそうですね。
30分近く休んだので出発します。
クリヤの頭を目指しましょう!
雷鳥岩を回ると少し道の様子が変わり始めます。
道は笹薮が多くなり、道を覆うようになってきました。
20分ほどでクリヤの頭です。
こちらから見上げる雷鳥岩。
確かに雷鳥がたたずんでいる姿に見えなくも無い・・・ かな?
このあたりから一気に高度を下げます。
つづら折れの急坂を折り続けます。
最初だけ、岩のザレ場・・・
ここからの急な下りは息子の体力を容赦なく削り、大分疲れ果ててしまったようです。
頻繁に足を止めるようになり、道半ばにして満身創痍です。
CTの1.5倍ぐらいの時間をかけて、ようやく最終水場までたどり着きました。
ここが山頂から槍見館までの中間地点だと思います。
距離的にはですが。
水はとても豊富に出ています。
ここでゆっくり休みたいのですが、この高度辺りは虫が凄く、休んでいると顔の周りに集りとてもゆっくり休んでられません。
ハッカ水を大量に使ってしまいました。
これは、道か、藪か・・・
流石の息子も既に気力だけで歩いている感じです。
そしてここでさらに試練。
巨大な倒木が道を塞いでいます。
向こう側の登山道も見えにくく、しばらく道を探してしまいました。
なんとか乗り越えて先を進みます。
これが蜂の巣岩でしょうか?
この看板、このあたりから見かけるようになって来ましたね。
11:50
この後、地図上のもう一つの水場でお昼御飯休憩にする事にしました。
とりあえず食べて体力回復です。
のんびり座ってお湯を沸かして、コーヒー飲んで・・・
息子は豚汁。
なんてしてたら、今度は雨がポツリポツリと・・・
うは、予報より少し早い雨です。
CT通りならもう下山間近だったのですが、スローダウンでかなり遅れています。
カッパを着込んで荷物を撤収し、再び歩き始めます。
息子にもう少し休憩をさせてあげたかったです。
ようやく沢沿いに出ました。
ピンクリボンが助かります。
遅れに遅れて第一渡渉点。
雨は降り始めたばかりなので増水はしてません。
うーん、有名な場所です。
ここからクライマーは錫杖岳へ行くのですね。
すぐ下に第二渡渉点があります。
息子、難なくジャンプ。
でもきっと渾身の力をこめています。
錫杖岳です。
山頂のピッケル、いつか見に行きたいですね。
でももっと技術力をつけてからじゃないと行けないところです。
この看板、凄いですね。
かなり昔に取り付けられたのでしょうが、成長する木に飲み込まれ始めています。
時間をかけて出来たのがわかります。
歩きに歩いてようやく最後の渡渉点まで来ました。
雨でほんの少しだけ水かさが増えたのでしょうか?
片足を水に突っ込んで渡れました。
渡ってから息子を引き寄せます。
そう、ここまでゆっくり息子を歩かせたかったのですが、雨が降ってここの渡渉が怖かったのでムチ打って急がせて来ました。
このくらいの雨では水量は早々に上がらないだろうにしても、いつ雨脚が強くなるかも分からないですし・・・
怖かったのです。
へたり込む息子。
もう渡渉は無いので、ここからはさらにゆっくり行きましょう。
休みたいだけ休むと良いです。
何度かつづら折れを下りてきて、なだらかな所をあるいたりしてると、建造物の屋根が見えてきました。
槍見館ですね!
ホントにもう少しです!
息子もやっとテンション上がってきました。
あぁ・・・
着いた、舗装路が見える・・・
14:20
下山完了。
下山届けを提出します。
よーく頑張りました。
さて、後は駐車場までの歩きなのですが・・・
この緩い登りが疲れ切った息子にはかなり厳しいようです。
しょうがないので・・・
ひがくの湯に息子とザックをデポする事にしました。
あとたった2kmなのに。
スタッフの方に話したら、建物内にザックを置いても良いとのことで、とても助かりました。
荷物も息子も無くなった私、超軽装なので体が軽くて仕方ないです。
後は駐車場まで走って駆け上がりました。
と言っても、地味な登りに数度歩きましたが(^^;
と言う事で、周回完了!
車に乗ってひがくの湯に移動します。
ここは登山者割りがあるのでありがたいです。
通常、大人¥700子供¥500ですが、¥100引きです。
髭剃り、歯ブラシが使えてうまい捧食べ放題。
安定のサービスで大好きです。
息子にはご褒美にソフトクリーム。
甘いもの食べてエネルギーを回収します。
さぁ、今回は少々負荷が大きかったですが、重い荷物、長時間行動と夏の大縦走をイメージした山行となりました。
息子もこのままではまずいと思ったのか、夏までに少し体を動かさないといけないと悟ったようです。
7月からいよいよ日本アルプス横断の旅も再スタートします。
今年は南アルプスから太平洋へ。
行けるでしょうか?
その前にもう一度どこか登りに行こうかな・・・?
20時に起床してしまいました(汗
それからと言うもの、なかなか寝付けずに居まして、多分ウトウトはしてるのでしょうが何度も目覚めてしまいます。
アルコール燃料があれば良かったのですが、無駄に荷物を持ってきたくせに燃料は持ってきてない・・・
結局、30分置きに時計を確認しながら、3時に起床しました。
6月18日
3:00
外に出てみます。
0:00頃に外に出たときはガスの中だったのですが、今はガスはありません。
東の空が明るみ始めています。
今が一番、日が長い時期ですね。
携帯で天気予報の確認をします。
午前中は天気が良いですが、昼には雲が広がり、午後は雨の予報となっていました。
これは早めの下山ですね。
3時20分には息子を起こし、相談します。
速めに下山する事を考えると、まっすぐ笠新道を下山ですが、まだ笠の山頂に行っていません。
息子曰く、山頂の後は来た道を戻るより、知らない道を歩きたいと。
笠の山頂からクリヤの谷へ行く事を選択しました。
緑の笠は・・・?
と聞こうとして辞めました(泣
そうと決まったら早々にテントを撤収します。
久しぶりのテント撤収で息子は手こずりましたが、4時には完了です。
4:10には出発できました。
フル装備の朝一なので、ゆっくりゆっくり足を上げました。
それでも・・・
4:30には山頂に到着です。
無事に登らせて貰えた事を祠に報告し、また無事に下山できるようにお参りします。
そしても一つの山頂へ広場へ。
もうね、まっしぐらですよ。
二等三角点!
点名「笠ヶ岳」
と、ザックを置いたと同時に・・・
はぁ。。。
綺麗、凄く綺麗です。
折角なので、ご来光と同時に山頂標を持って記念撮影です。
笠ヶ岳山頂、頂きました!
私2回目、息子、初!
あぁ、凄く綺麗。
世界って美しい。
今まで私が見た御来光の中で、BEST3に入る美しさです。
来て良かった、ホントに来て良かった。
ただの夜明けに目頭が熱くなります。
明けない夜は無いのです。
必ず日は登る。
遥か遠く、剱・立山まで、薬師岳、北ノ俣岳、黒部五郎岳。
昨年歩いた稜線が一望です。
あんなに遠くまでよく歩いたな。
どんなに遠くても、歩き続ければ必ず辿りつく。
歩みを辞めてしまっては、行けるものも行けなくなる。
諦めてはいけない、歩き続けろ。
世界がそう教えてくれているようでした。
負けるもんか。
さて、しばらくは景色を堪能しながら朝食です。
山頂を息子と一緒に二人占めです♪
景色をみながら、誰も居ない山頂で熱いコーヒーを飲み、息子は白湯を飲み・・・
朝食は全部は食べずに、少しずつ歩きながら食べる事にしました。
ありがとうございます、笠ヶ岳。
また明日からも頑張れます。
5:10
さぁ帰りましょう!
クリヤの谷へ向かいます。
山頂直下は岩のガレ場を下ります。
浮石に注意して、慎重に慎重に・・・
こちら側はまだ登山道を雪が覆っている所がありました。
アイゼンを出すかと思いましたが、この時間でも雪が緩んでいたので、キックステップで下れました。
ここも写真では結構な斜度ですが、写真のすぐ右で雪は切れています。
危険箇所ではありません。
息子は私のステップを追って降りてきます。
ハイマツの中を歩き・・・
調子良い時は雪の上を滑り。。。
どんどん高度を下げてるはずなのに、雷鳥岩はまだ遠く・・・
あそこまでCTは2:10なのですが、行けるのかな?
可愛い花に癒されて・・・
深い谷を覗き込んではガクブルして・・・
ようやく結構な高度を下げてきました。
この後雷鳥岩までまた少し登ります。
と、ビバーク適地発見。
前回来た時は走っていたので気付かなかったです。
もちろん計画的なビバークはいけませんが、この場所はなかなか心をくすぐる場所です。
笠マニアにはたまらないと思います。
見上げる笠がカッコイイ!
だーれも来ないですしね。
7:40雷鳥岩に到着しました。
CTを20分オーバーしてます。
息子は下りが遅いと言うのはもちろん承知しているのですが、それ以上に今日は体が動かないようです。
昨日の疲れが抜け切っていないようです。
ここで行動食をとりながら休憩する事にしました。
まぁ、私は元気なので・・・
雷鳥岩に必死でへばりつき・・・
あいよー
逆に息子を撮って見たり。
そして一生懸命前から登ったのに、裏には普通に道がありました、ショック。。。
と、よく見ると山頂からこちらに降りてくる方々が見えます。
今日のクリヤの谷は私達だけでは無さそうですね。
30分近く休んだので出発します。
クリヤの頭を目指しましょう!
雷鳥岩を回ると少し道の様子が変わり始めます。
道は笹薮が多くなり、道を覆うようになってきました。
20分ほどでクリヤの頭です。
こちらから見上げる雷鳥岩。
確かに雷鳥がたたずんでいる姿に見えなくも無い・・・ かな?
このあたりから一気に高度を下げます。
つづら折れの急坂を折り続けます。
最初だけ、岩のザレ場・・・
ここからの急な下りは息子の体力を容赦なく削り、大分疲れ果ててしまったようです。
頻繁に足を止めるようになり、道半ばにして満身創痍です。
CTの1.5倍ぐらいの時間をかけて、ようやく最終水場までたどり着きました。
ここが山頂から槍見館までの中間地点だと思います。
距離的にはですが。
水はとても豊富に出ています。
ここでゆっくり休みたいのですが、この高度辺りは虫が凄く、休んでいると顔の周りに集りとてもゆっくり休んでられません。
ハッカ水を大量に使ってしまいました。
これは、道か、藪か・・・
流石の息子も既に気力だけで歩いている感じです。
そしてここでさらに試練。
巨大な倒木が道を塞いでいます。
向こう側の登山道も見えにくく、しばらく道を探してしまいました。
なんとか乗り越えて先を進みます。
これが蜂の巣岩でしょうか?
この看板、このあたりから見かけるようになって来ましたね。
11:50
この後、地図上のもう一つの水場でお昼御飯休憩にする事にしました。
とりあえず食べて体力回復です。
のんびり座ってお湯を沸かして、コーヒー飲んで・・・
息子は豚汁。
なんてしてたら、今度は雨がポツリポツリと・・・
うは、予報より少し早い雨です。
CT通りならもう下山間近だったのですが、スローダウンでかなり遅れています。
カッパを着込んで荷物を撤収し、再び歩き始めます。
息子にもう少し休憩をさせてあげたかったです。
ようやく沢沿いに出ました。
ピンクリボンが助かります。
遅れに遅れて第一渡渉点。
雨は降り始めたばかりなので増水はしてません。
うーん、有名な場所です。
ここからクライマーは錫杖岳へ行くのですね。
すぐ下に第二渡渉点があります。
息子、難なくジャンプ。
でもきっと渾身の力をこめています。
錫杖岳です。
山頂のピッケル、いつか見に行きたいですね。
でももっと技術力をつけてからじゃないと行けないところです。
この看板、凄いですね。
かなり昔に取り付けられたのでしょうが、成長する木に飲み込まれ始めています。
時間をかけて出来たのがわかります。
歩きに歩いてようやく最後の渡渉点まで来ました。
雨でほんの少しだけ水かさが増えたのでしょうか?
片足を水に突っ込んで渡れました。
渡ってから息子を引き寄せます。
そう、ここまでゆっくり息子を歩かせたかったのですが、雨が降ってここの渡渉が怖かったのでムチ打って急がせて来ました。
このくらいの雨では水量は早々に上がらないだろうにしても、いつ雨脚が強くなるかも分からないですし・・・
怖かったのです。
へたり込む息子。
もう渡渉は無いので、ここからはさらにゆっくり行きましょう。
休みたいだけ休むと良いです。
何度かつづら折れを下りてきて、なだらかな所をあるいたりしてると、建造物の屋根が見えてきました。
槍見館ですね!
ホントにもう少しです!
息子もやっとテンション上がってきました。
あぁ・・・
着いた、舗装路が見える・・・
14:20
下山完了。
下山届けを提出します。
よーく頑張りました。
さて、後は駐車場までの歩きなのですが・・・
この緩い登りが疲れ切った息子にはかなり厳しいようです。
しょうがないので・・・
ひがくの湯に息子とザックをデポする事にしました。
あとたった2kmなのに。
スタッフの方に話したら、建物内にザックを置いても良いとのことで、とても助かりました。
荷物も息子も無くなった私、超軽装なので体が軽くて仕方ないです。
後は駐車場まで走って駆け上がりました。
と言っても、地味な登りに数度歩きましたが(^^;
と言う事で、周回完了!
車に乗ってひがくの湯に移動します。
ここは登山者割りがあるのでありがたいです。
通常、大人¥700子供¥500ですが、¥100引きです。
髭剃り、歯ブラシが使えてうまい捧食べ放題。
安定のサービスで大好きです。
息子にはご褒美にソフトクリーム。
甘いもの食べてエネルギーを回収します。
さぁ、今回は少々負荷が大きかったですが、重い荷物、長時間行動と夏の大縦走をイメージした山行となりました。
息子もこのままではまずいと思ったのか、夏までに少し体を動かさないといけないと悟ったようです。
7月からいよいよ日本アルプス横断の旅も再スタートします。
今年は南アルプスから太平洋へ。
行けるでしょうか?
その前にもう一度どこか登りに行こうかな・・・?
タグ :笠ヶ岳
2016年06月20日
笠ヶ岳で御来光 1日目
久しぶりのブログアップになります。
山ネタが無かった・・・と言う事も無いのですが、書いてる時間が無くて。
空白のネタはまたどこかで小出しします。
さて、夏の大縦走に向けてそろそろガチっと歩ける山にトレーニングに行こうと、6月18~19日で笠ヶ岳に行ってきました。
トレーニングを兼ねて行くので、あえて荷物を多目にして負荷をかけました。
それではいつもの長文、行きましょう。
6月18日
早朝3時に起床です。
早朝から朝食兼行動食のおにぎりを作ってくれるカミさんに感謝です。
息子を起こして出発準備を整えます。
4時に自宅出発、新穂高へと車を走らせます。
小一時間ほどで登山者駐車場に到着し、ちゃっちゃと登山靴を履いて出発です。
週末だと言うのに、さすがに時期が早いのか駐車場は空いていました。
5時10分ほどに駐車場を出ます。
さて、登山計画書を提出します。
しつこいですが、計画書は3通。
提出用、自分の控え、自宅用です。
さて、最後のお手洗いに寄ったり、コーヒー飲んだりして5:30に登山者センターをスタートします。
佐俣の林道ゲートです。
今日は人も少なくて、林道歩きも気持ちが良いです。
中崎橋は橋の真ん中にクラックが入っています。
自己責任で渡るようにとの看板が・・・
コレが崩れたら、しばらくは左俣の奥へ進むのは難しくなるでしょうか?
早めの対策が求められます。
天気が良いです!
気分が高まりますね!
息子とおしゃべりしながら歩いていたら、上空をヘリが飛んで行きます。
笠ヶ岳の方面に向かっていったので、荷揚げですね。
情報では先週小屋は閉じていたそうなので、今は人が入っているのでしょう。
営業は25日からと聞いてますので、今回は小屋は無いものとしての装備で上がります。
6:30
笠新道の入口に到着しました。
ここで水を汲みます。
上に雪田があるのは分かっているので、ここで大量に水を汲む事は無いのですが、今回はトレーニングを兼ねて登るのであえて負荷をかけます。
私6リッター、息子4リッターの水を汲みます。
ちなみにザックの重さは私17kg、息子6kgでスタートしたので、これで23kgと10kgになりました。
充分な負荷です。
さて笠新道、行きましょう。
急にずっしりとしたザックが肩に食い込みます。
息子も黙り始め、黙々と歩き始めました。
最初はゆっくりペースで歩いていたのですが・・・
200m上げたぐらいの所で・・・
息子、失踪・・・
「手袋を落とした!」
とか言って、ザックを置いた瞬間に下に向かって走り始めてしまいました。
呼び止めにも応じず。
そんなもの、拾わなくても予備も持ってきてるのに・・・
ホントに物への執着心が凄いです。
そのくせ大事にしなかったり(笑
さて、置き去りお父さん、どうしたものか。。。
その時下から2名の方が登ってこられたので聞いて見たところ、途中に手袋が落ちていたそうで。
笠新道の入口からここまでの半分ぐらいの所と言っていたので、100mは下げるでしょう。
まぁ、山慣れした息子なら大丈夫かな?
戻るのを待ちました。
しばらくしたら、走って登山道を駆け上がってくる息子。
両手に手袋しています。
良かった、拾ったね。
「おまたせ!」
と言って、ザックを背負った瞬間に
「行こう!」
と歩き始めました。
元気だな~。
丁度良いアップ運動になったようです。
急にペースアップしました。
笠新道、最初は樹林帯を上げるだけなのでつまらないのですが、高度を稼ぐと展望が開けてきます。
ホントに天気が良いです。
ロープウェーも動き始めたようです。
すれ違い♪
穂高連峰か見えてきました。
テンション上がりますね!
笠新道に入って2時間ほど。
杓子平までの中間地点に来ました。
「まだ半分?」
と、息子はすでにお疲れモード。
飛ばすからだよ~。
梯子も数箇所あります。
重いザックに息子は手こずっています。
今まで担いだ中で一番重くしてあります。
上を見ても、まだまだありそうですね。
見ないほうが気持ちが楽だったりします。
なるべくこまめに休憩をとります。
天気が良いので気分は良いのですが、体力はどんどん削られていきます。
駐車場のウチの車が見えます。
あんな感じで、かなりまばらです。
ジャンダルムのとんがり具合、かっこ良すぎます。
2100m!
まだまだだよ~。
必死で登っていますが、背中の景色はこんなに最高なんです。
そしていよいよ・・・
杓子平に出ました!
ようやく第一関門を突破です。
山と高原地図のコースタイムは4:20ですが、私達は4:30で来ました。
休憩時間を含めての時間ですが。
山と高原地図のコースタイムは一般的には緩いと言う話ですが、私達親子の重装備時には大体同じか少し厳しい設定です。
でも今日は想定の範囲なので問題ありません。
ここでお昼御飯を食べつつ30分休憩し、再び出発します。
少し横移動してから高度を上げるのですが・・・
息子のペースが急激にダウンし始めました。
ここまでの笠新道でかなり体力を削られたうえに、笠が岳までの道が視界に入って心が折られたようです。
「遠いよ~・・・」
と訴えます。
「辞めて帰ってもいいよ」
と言うと。
「行く」
と言います。
おーし、行くなら弱音は吐かない、歩こう。
とは言っても、流石に荷物が重そうなので彼のザックから先ほどの水パックを一つ取り出し、私のザックへ。
2・5Lほど移動です。
ここまでのつづら折れを上げただけでも充分、良く頑張ったよ。
急に元気になる息子、ペースがグンと速くなりました。
それに対して、私のザックはさらに肩に食い込み、正直厳しい・・・
小さな雪渓を渡ります。
雪も緩んでアイゼンは要りません。
あの稜線まで上げます。
殆ど夏道が出ているので、アイゼンも持ってきましたが使いませんでした。
って、それでも雪の上を歩きたい人(笑
ぐんぐん登ります。
だって振り返るとこの景色♪
さて、稜線分岐に到着しました。
CT2:00の所を1:30で来ました。
うんうん、遅いと思ったけど自分が楽しいと速いんだね~。
さて、ここでザックをデポして抜戸岳の山頂を目指します。
すぐそこなので。
と言う事で、抜戸岳山頂を頂きました。
日本百高山の一座でもあります。
でも目的はこちら、三角点。
三等三角点でした。
点名「奥笠ヶ岳」
なんと素敵な点名でしょう♪
夏を一生懸命咲いている花。
可愛いですね。
槍ズーム。
小屋まで見えます。
とんがってますね~。
さて、デポ地まで戻りました。
往復約15分です。
さぁ、笠ヶ岳を目指しましょう!
途中、結構下げますね・・・
CTはあそこまで1:10!
・・・ホントに?
抜戸岳からかなり下げてきました。
息子、下りが遅いのです。
息子、先ほどの登りで残留エネルギーをほぼ使い切ったようで、疲労困憊です。
まだ体力温存のコントロールが上手くないですね。
かなりスローペースになってきました。
雪田のトラバースもありますが、アイゼンはやっぱり要りません。
写真は下が切れてますが、すぐに雪も切れてます。
滑っても数メーターなので、危険箇所は無いんです。
うーん、ジリジリ近づいてくる!
抜戸岩。
恒例行事の記念撮影です。
初めて見る息子はとても嬉しそうです。
不思議な岩ですよね。
緑の笠・・・
実は今回緑の笠に行きたかったのです。
残雪のあるこの時期なら、雪を繋いで歩いて行けるかと思ってました。
その為にハーネス、ロープ、ピッケル、アイゼン、ヘルメット等を担ぎ上げてきたのですが・・・
「お父さん、僕疲れたからもう行かない。」
この一言で全て却下。
それぞれは私のトレーニング負荷となりました。
息子が行かないと言えば行きません。
無理して言っても山が楽しく無くなっちゃいますしね。
また、機会があれば目指しましょう。
さて、もう少しで山荘ですが、息子はスローペースを保っています。
まぁ、汗一つかかずにスローペースを保っているのは、ある意味コントロールできてるのでしょうか?
そんな息子に送る言葉が岩にかいてあります。
ガンバガンバ!
ようやくテン場へ。
って、あれ?先行していった方々のテントが張ってありません。
もしかして今日はここに張ってはダメなのかな?
雪の上にテント張る気満々で、スコップまで持ってきたのに。
とりあえず山荘を目指しましょう。
山荘まで雪渓を登ります。
ここをシャーっと滑りたいです♪
スコップにのって。
さぁ、もうすぐだよ。
電気が点いてますね。
到着、お疲れちゃん!
小屋はまさに小屋明けの準備で忙しそうでした。
テン場の話を聞いてみたのですが、まぁホントは下に張って欲しいとの事でしたが・・・
明日の朝6時前に撤収するなら、ヘリポートの一段上に張ってもらって良いとの事でした。
と言う事で、小屋の方の御好意で山荘のそばにテントが張れました。
先行していた方々のテントもそこに張ってありました。
ありがとうございす。
ここを今日の宿泊地とする!
あぁ、綺麗です。
そう、3年前ぐらいでしょうか?
私単独で笠ヶ岳日帰りをやりました。
トレーニングのつもりで、笠新道から登ってクリヤの谷を降りました。
歩いたと言うか殆ど走ってましたね。
3時にスタートして、13時には降りてきました。
その時に思ったんです。
この天空のテラスに泊まりたい!
この山は日帰りするのがもったいない!
いつか槍穂の稜線を歩いた後に、もう一回ここに来ようと心に誓ったのです。
ここの景色はホントに最高です。
さて、テントも張って一段落です。
息子に
「笠の山頂行こうよ!」
と誘ったのですが。
「今日はもう疲れたから行かない。絶対に行かない。」
えー?すぐそこなのに。。。
頑固な息子をけしかけて・・・
山荘の裏の小笠に行く事で妥協しました。
大笠をバックに小笠山頂を頂きました~。
こちらがスマホで撮った写真。
最近変えたスマホ、手持ちのカメラより画質が綺麗です・・・
技術の進歩って、素晴らしいです。
さて、テントに戻って夕ご飯の準備です。
水は下から上げました。
重かった・・・
まぁ、結果から言えば雪が豊富なのであげる必要は無かったのですが。
負荷をかけたかったのと、何より笠新道の入口の水は結構美味しいんですよね。
贅沢な景色の中で食べれば、チンする御飯も美味しいのです。
そしてチンしなくても美味しく頂けます!
小笠。
まるっとしてます。
西穂から槍までの稜線・・・綺麗です。
大キレット以外は全部歩いたかな?
息子も半分は歩いたかな?
食後もコーヒーを飲みながら、しばらく景色を眺めていました。
ここでのテント泊、幸せすぎます。
さて、ここで明日の行動をどうするか息子と相談します。
下山パターンは3つ。
①天空の稜線歩き!弓折岳・鏡平経由で下山。
②早々のリベンジ!緑の笠往復後に笠新道下山。
③笠ヶ岳で御来光!クリヤの谷下山。
息子と相談しましたが、とにかく天気次第です。
翌朝起きてからの雲の具合、それと天気予報を確認してから決めようと言う話になりました。
まぁ、まだ笠ヶ岳の山頂にも行ってないですしね。
疲れ切った息子、18:30には豪快なエキゾーストノートを響かせて、夢の世界へと旅立って行きました。
うん、この荷物の重さで笠新道、よく頑張ったよ。
おやすみ
明日天気になーれ。
山ネタが無かった・・・と言う事も無いのですが、書いてる時間が無くて。
空白のネタはまたどこかで小出しします。
さて、夏の大縦走に向けてそろそろガチっと歩ける山にトレーニングに行こうと、6月18~19日で笠ヶ岳に行ってきました。
トレーニングを兼ねて行くので、あえて荷物を多目にして負荷をかけました。
それではいつもの長文、行きましょう。
6月18日
早朝3時に起床です。
早朝から朝食兼行動食のおにぎりを作ってくれるカミさんに感謝です。
息子を起こして出発準備を整えます。
4時に自宅出発、新穂高へと車を走らせます。
小一時間ほどで登山者駐車場に到着し、ちゃっちゃと登山靴を履いて出発です。
週末だと言うのに、さすがに時期が早いのか駐車場は空いていました。
5時10分ほどに駐車場を出ます。
さて、登山計画書を提出します。
しつこいですが、計画書は3通。
提出用、自分の控え、自宅用です。
さて、最後のお手洗いに寄ったり、コーヒー飲んだりして5:30に登山者センターをスタートします。
佐俣の林道ゲートです。
今日は人も少なくて、林道歩きも気持ちが良いです。
中崎橋は橋の真ん中にクラックが入っています。
自己責任で渡るようにとの看板が・・・
コレが崩れたら、しばらくは左俣の奥へ進むのは難しくなるでしょうか?
早めの対策が求められます。
天気が良いです!
気分が高まりますね!
息子とおしゃべりしながら歩いていたら、上空をヘリが飛んで行きます。
笠ヶ岳の方面に向かっていったので、荷揚げですね。
情報では先週小屋は閉じていたそうなので、今は人が入っているのでしょう。
営業は25日からと聞いてますので、今回は小屋は無いものとしての装備で上がります。
6:30
笠新道の入口に到着しました。
ここで水を汲みます。
上に雪田があるのは分かっているので、ここで大量に水を汲む事は無いのですが、今回はトレーニングを兼ねて登るのであえて負荷をかけます。
私6リッター、息子4リッターの水を汲みます。
ちなみにザックの重さは私17kg、息子6kgでスタートしたので、これで23kgと10kgになりました。
充分な負荷です。
さて笠新道、行きましょう。
急にずっしりとしたザックが肩に食い込みます。
息子も黙り始め、黙々と歩き始めました。
最初はゆっくりペースで歩いていたのですが・・・
200m上げたぐらいの所で・・・
息子、失踪・・・
「手袋を落とした!」
とか言って、ザックを置いた瞬間に下に向かって走り始めてしまいました。
呼び止めにも応じず。
そんなもの、拾わなくても予備も持ってきてるのに・・・
ホントに物への執着心が凄いです。
そのくせ大事にしなかったり(笑
さて、置き去りお父さん、どうしたものか。。。
その時下から2名の方が登ってこられたので聞いて見たところ、途中に手袋が落ちていたそうで。
笠新道の入口からここまでの半分ぐらいの所と言っていたので、100mは下げるでしょう。
まぁ、山慣れした息子なら大丈夫かな?
戻るのを待ちました。
しばらくしたら、走って登山道を駆け上がってくる息子。
両手に手袋しています。
良かった、拾ったね。
「おまたせ!」
と言って、ザックを背負った瞬間に
「行こう!」
と歩き始めました。
元気だな~。
丁度良いアップ運動になったようです。
急にペースアップしました。
笠新道、最初は樹林帯を上げるだけなのでつまらないのですが、高度を稼ぐと展望が開けてきます。
ホントに天気が良いです。
ロープウェーも動き始めたようです。
すれ違い♪
穂高連峰か見えてきました。
テンション上がりますね!
笠新道に入って2時間ほど。
杓子平までの中間地点に来ました。
「まだ半分?」
と、息子はすでにお疲れモード。
飛ばすからだよ~。
梯子も数箇所あります。
重いザックに息子は手こずっています。
今まで担いだ中で一番重くしてあります。
上を見ても、まだまだありそうですね。
見ないほうが気持ちが楽だったりします。
なるべくこまめに休憩をとります。
天気が良いので気分は良いのですが、体力はどんどん削られていきます。
駐車場のウチの車が見えます。
あんな感じで、かなりまばらです。
ジャンダルムのとんがり具合、かっこ良すぎます。
2100m!
まだまだだよ~。
必死で登っていますが、背中の景色はこんなに最高なんです。
そしていよいよ・・・
杓子平に出ました!
ようやく第一関門を突破です。
山と高原地図のコースタイムは4:20ですが、私達は4:30で来ました。
休憩時間を含めての時間ですが。
山と高原地図のコースタイムは一般的には緩いと言う話ですが、私達親子の重装備時には大体同じか少し厳しい設定です。
でも今日は想定の範囲なので問題ありません。
ここでお昼御飯を食べつつ30分休憩し、再び出発します。
少し横移動してから高度を上げるのですが・・・
息子のペースが急激にダウンし始めました。
ここまでの笠新道でかなり体力を削られたうえに、笠が岳までの道が視界に入って心が折られたようです。
「遠いよ~・・・」
と訴えます。
「辞めて帰ってもいいよ」
と言うと。
「行く」
と言います。
おーし、行くなら弱音は吐かない、歩こう。
とは言っても、流石に荷物が重そうなので彼のザックから先ほどの水パックを一つ取り出し、私のザックへ。
2・5Lほど移動です。
ここまでのつづら折れを上げただけでも充分、良く頑張ったよ。
急に元気になる息子、ペースがグンと速くなりました。
それに対して、私のザックはさらに肩に食い込み、正直厳しい・・・
小さな雪渓を渡ります。
雪も緩んでアイゼンは要りません。
あの稜線まで上げます。
殆ど夏道が出ているので、アイゼンも持ってきましたが使いませんでした。
って、それでも雪の上を歩きたい人(笑
ぐんぐん登ります。
だって振り返るとこの景色♪
さて、稜線分岐に到着しました。
CT2:00の所を1:30で来ました。
うんうん、遅いと思ったけど自分が楽しいと速いんだね~。
さて、ここでザックをデポして抜戸岳の山頂を目指します。
すぐそこなので。
と言う事で、抜戸岳山頂を頂きました。
日本百高山の一座でもあります。
でも目的はこちら、三角点。
三等三角点でした。
点名「奥笠ヶ岳」
なんと素敵な点名でしょう♪
夏を一生懸命咲いている花。
可愛いですね。
槍ズーム。
小屋まで見えます。
とんがってますね~。
さて、デポ地まで戻りました。
往復約15分です。
さぁ、笠ヶ岳を目指しましょう!
途中、結構下げますね・・・
CTはあそこまで1:10!
・・・ホントに?
抜戸岳からかなり下げてきました。
息子、下りが遅いのです。
息子、先ほどの登りで残留エネルギーをほぼ使い切ったようで、疲労困憊です。
まだ体力温存のコントロールが上手くないですね。
かなりスローペースになってきました。
雪田のトラバースもありますが、アイゼンはやっぱり要りません。
写真は下が切れてますが、すぐに雪も切れてます。
滑っても数メーターなので、危険箇所は無いんです。
うーん、ジリジリ近づいてくる!
抜戸岩。
恒例行事の記念撮影です。
初めて見る息子はとても嬉しそうです。
不思議な岩ですよね。
緑の笠・・・
実は今回緑の笠に行きたかったのです。
残雪のあるこの時期なら、雪を繋いで歩いて行けるかと思ってました。
その為にハーネス、ロープ、ピッケル、アイゼン、ヘルメット等を担ぎ上げてきたのですが・・・
「お父さん、僕疲れたからもう行かない。」
この一言で全て却下。
それぞれは私のトレーニング負荷となりました。
息子が行かないと言えば行きません。
無理して言っても山が楽しく無くなっちゃいますしね。
また、機会があれば目指しましょう。
さて、もう少しで山荘ですが、息子はスローペースを保っています。
まぁ、汗一つかかずにスローペースを保っているのは、ある意味コントロールできてるのでしょうか?
そんな息子に送る言葉が岩にかいてあります。
ガンバガンバ!
ようやくテン場へ。
って、あれ?先行していった方々のテントが張ってありません。
もしかして今日はここに張ってはダメなのかな?
雪の上にテント張る気満々で、スコップまで持ってきたのに。
とりあえず山荘を目指しましょう。
山荘まで雪渓を登ります。
ここをシャーっと滑りたいです♪
スコップにのって。
さぁ、もうすぐだよ。
電気が点いてますね。
到着、お疲れちゃん!
小屋はまさに小屋明けの準備で忙しそうでした。
テン場の話を聞いてみたのですが、まぁホントは下に張って欲しいとの事でしたが・・・
明日の朝6時前に撤収するなら、ヘリポートの一段上に張ってもらって良いとの事でした。
と言う事で、小屋の方の御好意で山荘のそばにテントが張れました。
先行していた方々のテントもそこに張ってありました。
ありがとうございす。
ここを今日の宿泊地とする!
あぁ、綺麗です。
そう、3年前ぐらいでしょうか?
私単独で笠ヶ岳日帰りをやりました。
トレーニングのつもりで、笠新道から登ってクリヤの谷を降りました。
歩いたと言うか殆ど走ってましたね。
3時にスタートして、13時には降りてきました。
その時に思ったんです。
この天空のテラスに泊まりたい!
この山は日帰りするのがもったいない!
いつか槍穂の稜線を歩いた後に、もう一回ここに来ようと心に誓ったのです。
ここの景色はホントに最高です。
さて、テントも張って一段落です。
息子に
「笠の山頂行こうよ!」
と誘ったのですが。
「今日はもう疲れたから行かない。絶対に行かない。」
えー?すぐそこなのに。。。
頑固な息子をけしかけて・・・
山荘の裏の小笠に行く事で妥協しました。
大笠をバックに小笠山頂を頂きました~。
こちらがスマホで撮った写真。
最近変えたスマホ、手持ちのカメラより画質が綺麗です・・・
技術の進歩って、素晴らしいです。
さて、テントに戻って夕ご飯の準備です。
水は下から上げました。
重かった・・・
まぁ、結果から言えば雪が豊富なのであげる必要は無かったのですが。
負荷をかけたかったのと、何より笠新道の入口の水は結構美味しいんですよね。
贅沢な景色の中で食べれば、チンする御飯も美味しいのです。
そしてチンしなくても美味しく頂けます!
小笠。
まるっとしてます。
西穂から槍までの稜線・・・綺麗です。
大キレット以外は全部歩いたかな?
息子も半分は歩いたかな?
食後もコーヒーを飲みながら、しばらく景色を眺めていました。
ここでのテント泊、幸せすぎます。
さて、ここで明日の行動をどうするか息子と相談します。
下山パターンは3つ。
①天空の稜線歩き!弓折岳・鏡平経由で下山。
②早々のリベンジ!緑の笠往復後に笠新道下山。
③笠ヶ岳で御来光!クリヤの谷下山。
息子と相談しましたが、とにかく天気次第です。
翌朝起きてからの雲の具合、それと天気予報を確認してから決めようと言う話になりました。
まぁ、まだ笠ヶ岳の山頂にも行ってないですしね。
疲れ切った息子、18:30には豪快なエキゾーストノートを響かせて、夢の世界へと旅立って行きました。
うん、この荷物の重さで笠新道、よく頑張ったよ。
おやすみ
明日天気になーれ。
タグ :笠ヶ岳