大地を歩こう
https://monolith.hida-ch.com
街を、山を歩こう。
春も、夏も、秋も、冬も、歩こう。
一人で、家族で、みんなで歩こう。
人は大地に生きている。
ja
PENTAGON
2019-03-23T23:19:22+09:00
-
天国と地獄 ~ブログ休止のお知らせ~
https://monolith.hida-ch.com/e982190.html
長い事、間を空けました。
冬の間は山行が無いので仕方ないのですが・・・
それ以外にも色々と。
数少ない読者の皆様、訪れて頂いてありがとうございます。
今回は少しばかり御報告があります。
様々な事案が身の回りに起こりまして、こちらのブログを休止したいと思います。
理由はタイトルの通りです。
まず、「天国」
息子が小学3年生の冬に突然訪れた、指定難病のお話。
最悪の場合は入退院・透析・移植を繰り返し、親より先に・・・
なんて事を医者に宣告された息子の指定難病。
一ケ月間小学校を休み、検査手術・薬の投与を続け、早期発見による回復傾向となりました。
それからも、ひと月に一度の検診、そして強めの薬の服飲。
あれから4年経った今月の検診の折り、数値は健常者と変わらず。
担当医曰く
「薬を無しにして、しばらく様子を見ましょう」
と。
ほんっとによく頑張りました。
成長期の息子に対してどうなのか?
と思える強めの薬を飲み続ける毎日。
山を歩いていても、旅に出ている時も欠かさず飲んでいた薬。
それが、無くなりました。
いつぶり返すか分からない病気なので、病名が外れることは無いらしいですが、それでも薬が要らなくなったと言う事実。
私も家内も、何よりもうれしい事です。
成長気を迎え、声変わりもして身長も伸び、これからが一番の体になってきた息子。
その体に薬が要らなくなったと言うのは、この上ない喜びです。
ここのブログに書いてきた旅も、息子に負けない気持ちを育てる為に頑張ってきた旅です。
でも、それも有り難い事にどうや取り越し苦労になりそうです。
ブログや色々を通して心配して下さった皆様、本当にご心配かけました。そしてありがとうございました。
もう、大丈夫そうです。
そして、「地獄」
地獄と言うのは、現世の事を言うそうです。
生きていれば当然出くわす障害・壁・試練。
でも今、私の目の前に現れた壁は、今までに見た事が無いほどに大きく、辛いです。
信じると言う言葉が根底から覆る事って、簡単な事だったんですね。
自分が不要に蒔いた種がどんどん育ち、気が付いた時にはもう手の付けられない藪が完成していたと言う事です。
私が今悔いても時間が戻ることはありません。
その藪は、私の見えない所でしたたかに育ち、そして気が付けば深く、奥が見えないものとなりました。
いえ、正確には私その藪に気づいていながら、気づかない振りをして逃げ続けたと言うのが事実でしょうか。
だから、藪は私が育てたのです。
後は、その自分が育てた藪を自分のものとして飲み込めるかどうか、ですね。
私達には、時間が要ります。
今、私が見ている壁の向こう側には、同じ壁を反対側から見ている大事な人が居ます。
時間をかけてこの壁を取り除くか、乗り越えなければなりません。
と、勝手に思っています。
今後、こちらのブログに旅の記録を残すことがあるとすれば
それは私単独の旅の事かも知れませんし、息子や家族との旅の事かも知れません。
でもしばらくは、旅も山も遠のくような気がします。
長文で読み難いブログであるにも関わらず、楽しみにして頂いた読者様には申し訳ないですが。。。
しばらくはこちらへの書き込みは無いものと、お察し下さい。
少なくとも、今は何かをここに書き残す気力がありません。
いや、案外とさっくり書くかも知れませんが(笑
でも、こちらのブログは日記の為に書いたものなので、削除する事はありません。
自分が数年後に、「こんな事があったな」と読み返す為に(^^)
これまでの長期間、御愛読ありがとうございました。
読んで下さった皆様の人生と言う旅に、良き風が吹きますように。
また、いつの日か。
稜線でお会いしましょう。
PENTAGON
<![CDATA[長い事、間を空けました。
冬の間は山行が無いので仕方ないのですが・・・
それ以外にも色々と。
数少ない読者の皆様、訪れて頂いてありがとうございます。
今回は少しばかり御報告があります。
様々な事案が身の回りに起こりまして、こちらのブログを休止したいと思います。
理由はタイトルの通りです。
まず、「天国」
息子が小学3年生の冬に突然訪れた、指定難病のお話。
最悪の場合は入退院・透析・移植を繰り返し、親より先に・・・
なんて事を医者に宣告された息子の指定難病。
一ケ月間小学校を休み、検査手術・薬の投与を続け、早期発見による回復傾向となりました。
それからも、ひと月に一度の検診、そして強めの薬の服飲。
あれから4年経った今月の検診の折り、数値は健常者と変わらず。
担当医曰く
「薬を無しにして、しばらく様子を見ましょう」
と。
ほんっとによく頑張りました。
成長期の息子に対してどうなのか?
と思える強めの薬を飲み続ける毎日。
山を歩いていても、旅に出ている時も欠かさず飲んでいた薬。
それが、無くなりました。
いつぶり返すか分からない病気なので、病名が外れることは無いらしいですが、それでも薬が要らなくなったと言う事実。
私も家内も、何よりもうれしい事です。
成長気を迎え、声変わりもして身長も伸び、これからが一番の体になってきた息子。
その体に薬が要らなくなったと言うのは、この上ない喜びです。
ここのブログに書いてきた旅も、息子に負けない気持ちを育てる為に頑張ってきた旅です。
でも、それも有り難い事にどうや取り越し苦労になりそうです。
ブログや色々を通して心配して下さった皆様、本当にご心配かけました。そしてありがとうございました。
もう、大丈夫そうです。
そして、「地獄」
地獄と言うのは、現世の事を言うそうです。
生きていれば当然出くわす障害・壁・試練。
でも今、私の目の前に現れた壁は、今までに見た事が無いほどに大きく、辛いです。
信じると言う言葉が根底から覆る事って、簡単な事だったんですね。
自分が不要に蒔いた種がどんどん育ち、気が付いた時にはもう手の付けられない藪が完成していたと言う事です。
私が今悔いても時間が戻ることはありません。
その藪は、私の見えない所でしたたかに育ち、そして気が付けば深く、奥が見えないものとなりました。
いえ、正確には私その藪に気づいていながら、気づかない振りをして逃げ続けたと言うのが事実でしょうか。
だから、藪は私が育てたのです。
後は、その自分が育てた藪を自分のものとして飲み込めるかどうか、ですね。
私達には、時間が要ります。
今、私が見ている壁の向こう側には、同じ壁を反対側から見ている大事な人が居ます。
時間をかけてこの壁を取り除くか、乗り越えなければなりません。
と、勝手に思っています。
今後、こちらのブログに旅の記録を残すことがあるとすれば
それは私単独の旅の事かも知れませんし、息子や家族との旅の事かも知れません。
でもしばらくは、旅も山も遠のくような気がします。
長文で読み難いブログであるにも関わらず、楽しみにして頂いた読者様には申し訳ないですが。。。
しばらくはこちらへの書き込みは無いものと、お察し下さい。
少なくとも、今は何かをここに書き残す気力がありません。
いや、案外とさっくり書くかも知れませんが(笑
でも、こちらのブログは日記の為に書いたものなので、削除する事はありません。
自分が数年後に、「こんな事があったな」と読み返す為に(^^)
これまでの長期間、御愛読ありがとうございました。
読んで下さった皆様の人生と言う旅に、良き風が吹きますように。
また、いつの日か。
稜線でお会いしましょう。
PENTAGON]]>
PENTAGON
2019-03-23T23:19:22+09:00
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安峰山へ
https://monolith.hida-ch.com/e968915.html
明けましておめでとうございます。
と言うには既に時遅し。
山へもなかなか行けていませんが、ボチボチやっています。
今年も不定期にガチッとゆるっと山に行きますので。
宜しくお願い足します。
と言う事で、1月中頃の話ですが、地元安峰山へ行ってきました。
例年より雪は少なく、トレースを歩けば全くスノーシューは要りません。
でも、抱えて歩きたくないので履いたまま登ります。
まずは林道歩きから。
10分ほどで登山道入り口へ。
無駄にスノーシューでザクザク歩きます。
日も当たってきて、急に気温が上がり始めると・・・
息子、暑いらしく脱ぎ出します。
気温-3℃。
ようやく8合目分岐へ。
ここから直登ルート。
やっとスノーシューの爪が本領発揮です。
ついたー。
一時間ちょっと。
安定の絶景ですね、何度来てもここは好きな所です。
北展望台も行ってみます。
乗鞍に御岳が綺麗ですね♪
息子、スコップで何かをしようとして、辞める。
何がしたいんじゃい。
うーん、北アが綺麗。
行ってみたい衝動に駆られますが、自分の技術力では死ねるので辞めときます。
さて、それでは下ります。
下りはスノーシューの醍醐味なので、登山道はほぼ通りません。
まず展望台からの斜面を一気に降ります。
普段はこんな所通らないですね。
ぴょんぴょん跳んで遊んでいたら、凄い視線を感じ・・・
振り向けばめっちゃ見られてました。
さらに尾根筋にどんどん歩き。
ほぼほぼ真っ直ぐ降りてくる感じです。
スノーシュー、こういう所が楽しいんですよね。
と言う事で、あっという間に下山です。
天気良くて良かったー。
息子、起用に長靴を脱ぎます(笑
<![CDATA[明けましておめでとうございます。
と言うには既に時遅し。
山へもなかなか行けていませんが、ボチボチやっています。
今年も不定期にガチッとゆるっと山に行きますので。
宜しくお願い足します。
と言う事で、1月中頃の話ですが、地元安峰山へ行ってきました。
例年より雪は少なく、トレースを歩けば全くスノーシューは要りません。
でも、抱えて歩きたくないので履いたまま登ります。
まずは林道歩きから。
10分ほどで登山道入り口へ。
無駄にスノーシューでザクザク歩きます。
日も当たってきて、急に気温が上がり始めると・・・
息子、暑いらしく脱ぎ出します。
気温-3℃。
ようやく8合目分岐へ。
ここから直登ルート。
やっとスノーシューの爪が本領発揮です。
ついたー。
一時間ちょっと。
安定の絶景ですね、何度来てもここは好きな所です。
北展望台も行ってみます。
乗鞍に御岳が綺麗ですね♪
息子、スコップで何かをしようとして、辞める。
何がしたいんじゃい。
うーん、北アが綺麗。
行ってみたい衝動に駆られますが、自分の技術力では死ねるので辞めときます。
さて、それでは下ります。
下りはスノーシューの醍醐味なので、登山道はほぼ通りません。
まず展望台からの斜面を一気に降ります。
普段はこんな所通らないですね。
ぴょんぴょん跳んで遊んでいたら、凄い視線を感じ・・・
振り向けばめっちゃ見られてました。
さらに尾根筋にどんどん歩き。
ほぼほぼ真っ直ぐ降りてくる感じです。
スノーシュー、こういう所が楽しいんですよね。
と言う事で、あっという間に下山です。
天気良くて良かったー。
息子、起用に長靴を脱ぎます(笑
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山
PENTAGON
2019-01-29T12:00:00+09:00
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ウルトラ遠足を辿る
https://monolith.hida-ch.com/e958777.html
息子の通う国府中学校には、3年生になると「ウルトラ遠足」なるものがあるそうです。
丹生川は籏鉾の多目的集会所を朝6時にスタートして、高山市内、江名子方面を抜けて国府の中学校まで帰ってくる、42.195㎞を辿る遠足だそうです。
途中でお弁当を食べてもよし、食べずに帰ってもよし、走ってもよし、歩いてもよしと言う、フリースタイルだそうです。
なかなか面白そうな道なので、息子に頼んで学校から地図を頂いてきました。
フルマラソンなんて走ったことが無いので、なんとなく平地での42.195㎞と言うのが想像できませんが、息子と一緒に辿ってみることにしました。
と言う事で、先の日のお話です。
もうこの時期は朝6時は若干暗めなので、7時スタートを目指して籏鉾へ向かいます。
この日の朝は気温が低く、0度を下回り氷点下となってました。
いつもの通りカミさんの送りです、いつもありがとう。
ピッタリ7時スタートできました。
この日は走る気満々だったので、のっけから走ります。
と言っても、道の42.195㎞なので、ペースは緩めで。
霜も降りててしばらくは寒い朝でした。
そこそこ走ると体も温まってきました。
旧丹生川東小学校。
ここが最初のエイドポイントになるのかな?
いつも車で慣れている道を自分の足で歩いたり走ったりすると、新たな発見があったりして面白いです。
息子とおしゃべりしながら走り続けます。なかなか快調。
長寿水のあたりで国道158号線を外れ、県道459へと入り込みます。
ここから裏道ですね。
スタートしてから7㎞ほど。ここまで40分なので良いペースです。
所々日が当たるようになると、急に体が暑くなってきます。
でも日陰は寒かったり。
ここまでほぼノンストップで来ています。
途中、タイヤヤギ発見。
めっちゃタイヤを引きずって走っています。
すごっ
県道を一路曲がって丹生川の中心部へ抜けます。
158号線を地下道で渡りました。
支所が見えますね。
丹生川体育館です。
ここまで15㎞ほどでしょうか。時間は1時間半で来ているので、変わらぬペースで来ています。
ここで少し休憩し、服を一枚脱ぎました。
しかし、快調なペースとは裏腹に私のお腹が少しキュンキュンしてしきてしまい・・・
う・・・これはいかん。
さらに走り続けて、松之木のファミマに到着です。
ここで駆け込んで事無きを得ました。
距離は18キロを超えていますね。
時間はここまで2時間ピッタリ。
想定より少し早いペースで来ています。
しかし、小腹が空いたと息子が言うので、ファミチキを買って休憩。
どっかり座ってしまいました。
これが良くなかったのか…
国道361号を一路木曽方面へと向かいますが、休んでしまってから太ももに痛みが走るようになってしまいました。
頑張って走りますが、たまに歩いてしまったり。。。
そして江名子あたりから小学校前の道に入り込んで、市内方面へと向かいます。
正面には白山が綺麗に雪化粧していますね。
山王トンネル。24㎞ぐらいでしょうか。
ここで2時間50分。
でも、なかなか足の痛みが酷くなり、少し歩いては走り出しての繰り返しになってきました。
工業高校の横を抜け、41号線へ来ました。
後はひたすら北上なのですが、もう足が言うこと聞きません。
歩いていれば大丈夫なのですが、走り出すと足首に痛みが出てしまい、ここからはほぼ歩きになってしまいました。
たまーに走る程度です。
既に歩くだけの道になってしまいましたが、ひたすらお腹が空いてしまい、もう耐えられない。
目の前にある宮川中華さんに飛び込みます。
変わらず美味しいです♪
もう後はただひたすらに歩くだけ。
JAから再び裏道に入り、上枝の駅前からまた41号線へ、そして一度三川の公民館に寄り、また41号線へ。
もうトボトボと二人で歩きます。
息子も流石に足に来ているようで、同じく走ると痛むそうで。
あー・・・この景色を見ると、国府に帰ってきたな~。
と思いますね。
13時少し前でした。
そしてごめんなさい、再び寄り道。
もう空腹に耐えられなくて、思わず。。。
もはや食べ歩きツアーとなっています。
マックを食べながら、なんとなく14時までにゴールしようか?
と言う話が息子とまとまり、再び歩き出しました。
秋の空が綺麗ですね。
そして13:58
なんとか14時前に国府中学校へと帰ってきました。
娘とカミさんが出迎えてくれました。
息子、よく頑張ったね。
ファミマ、宮川中華さん、マックに寄って7時間かぁ~。。。
42.195㎞を走り切る人って、ホントに凄いんだな~、と実感できました。
これをずっと走り切るには鍛え直さないとダメですね。
最初の18㎞近くを2時間で来ているので、残りの25キロ近くを5時間…
出直してきます。
でもこれで42.195㎞を実感として、「これくらいの距離」と体が覚えました。
またこれはチャレンジしてみたいですね。
息子も人生で1番歩いた1日となったようです。
ちなみに、今までのベストは、太平洋へ向かった時の、39㎞/日
が最高歩なので、今回で記録更新したようです。
息子ももう少し早く戻れると思ってたらしく、少し悔しいようです。
楽しかったし、また今度辿ろう!
<![CDATA[息子の通う国府中学校には、3年生になると「ウルトラ遠足」なるものがあるそうです。
丹生川は籏鉾の多目的集会所を朝6時にスタートして、高山市内、江名子方面を抜けて国府の中学校まで帰ってくる、42.195㎞を辿る遠足だそうです。
途中でお弁当を食べてもよし、食べずに帰ってもよし、走ってもよし、歩いてもよしと言う、フリースタイルだそうです。
なかなか面白そうな道なので、息子に頼んで学校から地図を頂いてきました。
フルマラソンなんて走ったことが無いので、なんとなく平地での42.195㎞と言うのが想像できませんが、息子と一緒に辿ってみることにしました。
と言う事で、先の日のお話です。
もうこの時期は朝6時は若干暗めなので、7時スタートを目指して籏鉾へ向かいます。
この日の朝は気温が低く、0度を下回り氷点下となってました。
いつもの通りカミさんの送りです、いつもありがとう。
ピッタリ7時スタートできました。
この日は走る気満々だったので、のっけから走ります。
と言っても、道の42.195㎞なので、ペースは緩めで。
霜も降りててしばらくは寒い朝でした。
そこそこ走ると体も温まってきました。
旧丹生川東小学校。
ここが最初のエイドポイントになるのかな?
いつも車で慣れている道を自分の足で歩いたり走ったりすると、新たな発見があったりして面白いです。
息子とおしゃべりしながら走り続けます。なかなか快調。
長寿水のあたりで国道158号線を外れ、県道459へと入り込みます。
ここから裏道ですね。
スタートしてから7㎞ほど。ここまで40分なので良いペースです。
所々日が当たるようになると、急に体が暑くなってきます。
でも日陰は寒かったり。
ここまでほぼノンストップで来ています。
途中、タイヤヤギ発見。
めっちゃタイヤを引きずって走っています。
すごっ
県道を一路曲がって丹生川の中心部へ抜けます。
158号線を地下道で渡りました。
支所が見えますね。
丹生川体育館です。
ここまで15㎞ほどでしょうか。時間は1時間半で来ているので、変わらぬペースで来ています。
ここで少し休憩し、服を一枚脱ぎました。
しかし、快調なペースとは裏腹に私のお腹が少しキュンキュンしてしきてしまい・・・
う・・・これはいかん。
さらに走り続けて、松之木のファミマに到着です。
ここで駆け込んで事無きを得ました。
距離は18キロを超えていますね。
時間はここまで2時間ピッタリ。
想定より少し早いペースで来ています。
しかし、小腹が空いたと息子が言うので、ファミチキを買って休憩。
どっかり座ってしまいました。
これが良くなかったのか…
国道361号を一路木曽方面へと向かいますが、休んでしまってから太ももに痛みが走るようになってしまいました。
頑張って走りますが、たまに歩いてしまったり。。。
そして江名子あたりから小学校前の道に入り込んで、市内方面へと向かいます。
正面には白山が綺麗に雪化粧していますね。
山王トンネル。24㎞ぐらいでしょうか。
ここで2時間50分。
でも、なかなか足の痛みが酷くなり、少し歩いては走り出しての繰り返しになってきました。
工業高校の横を抜け、41号線へ来ました。
後はひたすら北上なのですが、もう足が言うこと聞きません。
歩いていれば大丈夫なのですが、走り出すと足首に痛みが出てしまい、ここからはほぼ歩きになってしまいました。
たまーに走る程度です。
既に歩くだけの道になってしまいましたが、ひたすらお腹が空いてしまい、もう耐えられない。
目の前にある宮川中華さんに飛び込みます。
変わらず美味しいです♪
もう後はただひたすらに歩くだけ。
JAから再び裏道に入り、上枝の駅前からまた41号線へ、そして一度三川の公民館に寄り、また41号線へ。
もうトボトボと二人で歩きます。
息子も流石に足に来ているようで、同じく走ると痛むそうで。
あー・・・この景色を見ると、国府に帰ってきたな~。
と思いますね。
13時少し前でした。
そしてごめんなさい、再び寄り道。
もう空腹に耐えられなくて、思わず。。。
もはや食べ歩きツアーとなっています。
マックを食べながら、なんとなく14時までにゴールしようか?
と言う話が息子とまとまり、再び歩き出しました。
秋の空が綺麗ですね。
そして13:58
なんとか14時前に国府中学校へと帰ってきました。
娘とカミさんが出迎えてくれました。
息子、よく頑張ったね。
ファミマ、宮川中華さん、マックに寄って7時間かぁ~。。。
42.195㎞を走り切る人って、ホントに凄いんだな~、と実感できました。
これをずっと走り切るには鍛え直さないとダメですね。
最初の18㎞近くを2時間で来ているので、残りの25キロ近くを5時間…
出直してきます。
でもこれで42.195㎞を実感として、「これくらいの距離」と体が覚えました。
またこれはチャレンジしてみたいですね。
息子も人生で1番歩いた1日となったようです。
ちなみに、今までのベストは、太平洋へ向かった時の、39㎞/日
が最高歩なので、今回で記録更新したようです。
息子ももう少し早く戻れると思ってたらしく、少し悔しいようです。
楽しかったし、また今度辿ろう!
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散策
トレーニング
PENTAGON
2018-12-01T08:00:00+09:00
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世界の人と歩く乗鞍
https://monolith.hida-ch.com/e951432.html
少し前の事ですが、位山はモンデウスを拠点に全日本ラリー「ハイランドマスターズ」が開催されました。
そこで優勝し、全日本ラリーの2018シリーズチャンピオンを獲った新井敏広氏。
世界ラリー選手権のプロダクションカークラスでのシリーズ優勝も2度獲ったことがある方です。
このお方が、高山に来るついでに山を歩きたいから、丁度良い山は紹介してくれないかと、山スキーの師匠から連絡がありました。
色々検討した結果、乗鞍岳に行くのが丁度良いかと提案しまして、一緒に行くことになりました。
世界チャンピオン様と山を歩けるなんて、なかなか経験できないですよね。
と言う事で当日のお話。
畳平まで楽々バスで移動したのですが、なんとも残念な天候。
乗鞍の良さが全くわからない天気。
おまけに激寒。
ちなみに、さすが世界チャンピオン様です。
バスを降りるといきなり、気づいた他のお客様にサインを求められていました。
まさか乗鞍にこのお方が居るとは・・・思わないですよね。
前日ラリーを走ったばかりだというのに、皆さんお元気です。
今日のメンバーは、世界の人、山スキー師匠、私、御老公様とすけさん、かくさんの6人です(謎
しかし、この天候なのに皆さんちょっと軽装な感じで、まずこの段階で少し不安が・・・
いったん降りて、また登る場所。
風もなかなか強いです。
すんごい霜柱。
気温は0度近いのでしょう。
この辺りで今日は厳しいなと思い始めていました。
私と山スキー師匠はちゃんとした装備がありますが、他のメンバーはちょっと厳しそう。
肩の小屋まで歩き、風が避けられる所で休憩。
と言うか、ほぼ避難。
上から降りてくる人はバリバリに凍り付いてます。
ここでお湯を沸かしてカップラーメンを食べて体を温めます。
天気予報では昼を過ぎれば回復するはずなんですが...
雪も舞ってきました。
これはあかんやつですね。
残念ですが、ここで撤収する事になりました。
だがしかし。
歩き足りない人の策により選択肢の無い選択がメンバーに迫られ?
みんなで楽しく乗鞍下山をする事になりました。
下山口より平湯を目指すことにします。
標高を下げると風も無くなり気温が上がって来ます。
厳しい条件が緩くなってきたことに騙されてますが、平湯までの道は普通の人には結構ハード。
体を鍛えている人じゃ無いとかなり過酷な道のりです。
いいのかなー?
不祥ヶ池が見えます。
入ってはいけないようですね。
御老公様とすけさん、かくさんが遅れ気味です。
いや、すけさんかくさんは御老公様をサポートしているようです。
師匠は山の人ですし、世界の人は体を鍛えているのでペースがなかなか良いです。
こういうアップダウンに慣れていないと、登って降りてはかなり精神的に参るようですね。
かつての私もそうでしたが・・・
休憩も兼ねて、師匠がドローンを出します。
いいなぁ、このサイズなら山に持って行けますね~。
新しい機体が欲しい。。。
そこそこの風の中、安定して飛びますね~。
さすがDJIです。
完全に晴れでは無いものの、景色はだんだん良くなってきて、余裕のある人は楽しみ始めてきました。
最後の登り返しの所。
振り返ると剣ヶ峰の方まで見えてきましたね。
この天気を待っていたのですが、少し回復が遅れてしまったようです。
十石山への分岐。
一度行ってみたいですね~。
乗鞍権現神社にて休憩です。
ここからはほぼほぼ下りです。
皆さん安堵の顔をしていますが、下りこそ膝に来るんですよね~。
山スキー師匠はしれっと黙ってます。
このメンバー、なかなかに面白いです♪
後は樹林帯の尾根道を行きますが、「おおむね」下りです。
たまーに前方の焼岳や明神が見えたり・・・
白猿ヶ池を覗いてみたり。
さすが、世界の人。慣れないので膝に負担が来ているようですが、体力的には余裕があります。
御老公は、すけさんかくさんを従えてちょっと余裕が無い感じです。
やっとスキー場トップへ。
もうどこでも歩けます。
しかし、山スキー師匠はこうやっていろんな人を上手に乗せて、山へ連れ出してるんでしょうね~(笑
と、後ろを振り返ると、御老公様は足の痛みで前向きで斜面を降りられない程に弱っているようです。
これは流石にまずいかなと、登り返して少し様子を見ます。
師匠と世界の人はサクサクと降りて行ってしまいました。
しかし、朴ノ木平に車があるので、そこに向かうバスの時刻もリミットがあります。
すけさんから車のカギを預かり、再び師匠と世界の人を追いかけて斜面を走ります。
一応、ヘッデンを置いていきました。
と、追いついてしばらく歩いていたら、やたらと近くでヒツジの鳴く声がします。
どこだ?
と思ったら、斜面の上の方。
落石防止ネットの中にヒツジが一匹はまっているじゃないですか。
抜け出せなくて必死に泣いています。
と、それを見かねた世界チャンピオン様。
助けに行こうと斜面をよじ登りますが、そこは流石に私でも躊躇する崖の上。
ここは辞めてもらい、オーナーに連絡する事にしました。
この方の、放っておけないそういう所が好きです。
仲間の羊たちも心配そうに近くで待機していました。
と言う事で、私一人で走って下の「あんき屋」さんに直行。
ここでオーナーさんに連絡してもらいまいした。
スキー場に戻って師匠と世界の人が降りてくるのを待ちます。
自由に歩いてますね。
とりあえず、3人は下山完了です。
あとは御老公様とすけさん、かくさん。
しばらく上を見ていてもなかなか現れず…
仕方ないので朴ノ木平行きのバスに乗って先に車を取りに行き、往復することにしました。
結局、ホトホト疲れた皆様はそのまま平湯の森で温泉三昧、そして宿泊と相成りました。
私は夕食と温泉だけ堪能し、そのまま家へ。
とても貴重な体験ができた登山(下山?)となりました。
師匠は別として、さすが世界の人は良く体を鍛えていることが分かりました。
そして全く鍛えていない御老公様にはかなりキツい山行であったと思いますが…
皆様、ホントによく頑張りました。
しれっと下山に誘った山スキー師匠、恐るべし(笑
<![CDATA[少し前の事ですが、位山はモンデウスを拠点に全日本ラリー「ハイランドマスターズ」が開催されました。
そこで優勝し、全日本ラリーの2018シリーズチャンピオンを獲った新井敏広氏。
世界ラリー選手権のプロダクションカークラスでのシリーズ優勝も2度獲ったことがある方です。
このお方が、高山に来るついでに山を歩きたいから、丁度良い山は紹介してくれないかと、山スキーの師匠から連絡がありました。
色々検討した結果、乗鞍岳に行くのが丁度良いかと提案しまして、一緒に行くことになりました。
世界チャンピオン様と山を歩けるなんて、なかなか経験できないですよね。
と言う事で当日のお話。
畳平まで楽々バスで移動したのですが、なんとも残念な天候。
乗鞍の良さが全くわからない天気。
おまけに激寒。
ちなみに、さすが世界チャンピオン様です。
バスを降りるといきなり、気づいた他のお客様にサインを求められていました。
まさか乗鞍にこのお方が居るとは・・・思わないですよね。
前日ラリーを走ったばかりだというのに、皆さんお元気です。
今日のメンバーは、世界の人、山スキー師匠、私、御老公様とすけさん、かくさんの6人です(謎
しかし、この天候なのに皆さんちょっと軽装な感じで、まずこの段階で少し不安が・・・
いったん降りて、また登る場所。
風もなかなか強いです。
すんごい霜柱。
気温は0度近いのでしょう。
この辺りで今日は厳しいなと思い始めていました。
私と山スキー師匠はちゃんとした装備がありますが、他のメンバーはちょっと厳しそう。
肩の小屋まで歩き、風が避けられる所で休憩。
と言うか、ほぼ避難。
上から降りてくる人はバリバリに凍り付いてます。
ここでお湯を沸かしてカップラーメンを食べて体を温めます。
天気予報では昼を過ぎれば回復するはずなんですが...
雪も舞ってきました。
これはあかんやつですね。
残念ですが、ここで撤収する事になりました。
だがしかし。
歩き足りない人の策により選択肢の無い選択がメンバーに迫られ?
みんなで楽しく乗鞍下山をする事になりました。
下山口より平湯を目指すことにします。
標高を下げると風も無くなり気温が上がって来ます。
厳しい条件が緩くなってきたことに騙されてますが、平湯までの道は普通の人には結構ハード。
体を鍛えている人じゃ無いとかなり過酷な道のりです。
いいのかなー?
不祥ヶ池が見えます。
入ってはいけないようですね。
御老公様とすけさん、かくさんが遅れ気味です。
いや、すけさんかくさんは御老公様をサポートしているようです。
師匠は山の人ですし、世界の人は体を鍛えているのでペースがなかなか良いです。
こういうアップダウンに慣れていないと、登って降りてはかなり精神的に参るようですね。
かつての私もそうでしたが・・・
休憩も兼ねて、師匠がドローンを出します。
いいなぁ、このサイズなら山に持って行けますね~。
新しい機体が欲しい。。。
そこそこの風の中、安定して飛びますね~。
さすがDJIです。
完全に晴れでは無いものの、景色はだんだん良くなってきて、余裕のある人は楽しみ始めてきました。
最後の登り返しの所。
振り返ると剣ヶ峰の方まで見えてきましたね。
この天気を待っていたのですが、少し回復が遅れてしまったようです。
十石山への分岐。
一度行ってみたいですね~。
乗鞍権現神社にて休憩です。
ここからはほぼほぼ下りです。
皆さん安堵の顔をしていますが、下りこそ膝に来るんですよね~。
山スキー師匠はしれっと黙ってます。
このメンバー、なかなかに面白いです♪
後は樹林帯の尾根道を行きますが、「おおむね」下りです。
たまーに前方の焼岳や明神が見えたり・・・
白猿ヶ池を覗いてみたり。
さすが、世界の人。慣れないので膝に負担が来ているようですが、体力的には余裕があります。
御老公は、すけさんかくさんを従えてちょっと余裕が無い感じです。
やっとスキー場トップへ。
もうどこでも歩けます。
しかし、山スキー師匠はこうやっていろんな人を上手に乗せて、山へ連れ出してるんでしょうね~(笑
と、後ろを振り返ると、御老公様は足の痛みで前向きで斜面を降りられない程に弱っているようです。
これは流石にまずいかなと、登り返して少し様子を見ます。
師匠と世界の人はサクサクと降りて行ってしまいました。
しかし、朴ノ木平に車があるので、そこに向かうバスの時刻もリミットがあります。
すけさんから車のカギを預かり、再び師匠と世界の人を追いかけて斜面を走ります。
一応、ヘッデンを置いていきました。
と、追いついてしばらく歩いていたら、やたらと近くでヒツジの鳴く声がします。
どこだ?
と思ったら、斜面の上の方。
落石防止ネットの中にヒツジが一匹はまっているじゃないですか。
抜け出せなくて必死に泣いています。
と、それを見かねた世界チャンピオン様。
助けに行こうと斜面をよじ登りますが、そこは流石に私でも躊躇する崖の上。
ここは辞めてもらい、オーナーに連絡する事にしました。
この方の、放っておけないそういう所が好きです。
仲間の羊たちも心配そうに近くで待機していました。
と言う事で、私一人で走って下の「あんき屋」さんに直行。
ここでオーナーさんに連絡してもらいまいした。
スキー場に戻って師匠と世界の人が降りてくるのを待ちます。
自由に歩いてますね。
とりあえず、3人は下山完了です。
あとは御老公様とすけさん、かくさん。
しばらく上を見ていてもなかなか現れず…
仕方ないので朴ノ木平行きのバスに乗って先に車を取りに行き、往復することにしました。
結局、ホトホト疲れた皆様はそのまま平湯の森で温泉三昧、そして宿泊と相成りました。
私は夕食と温泉だけ堪能し、そのまま家へ。
とても貴重な体験ができた登山(下山?)となりました。
師匠は別として、さすが世界の人は良く体を鍛えていることが分かりました。
そして全く鍛えていない御老公様にはかなりキツい山行であったと思いますが…
皆様、ホントによく頑張りました。
しれっと下山に誘った山スキー師匠、恐るべし(笑
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山
PENTAGON
2018-11-14T07:00:00+09:00
-
焼岳と西穂高岳ピラミッドピークを日帰りしてみる その②
https://monolith.hida-ch.com/e950696.html
と言う事で、焼岳小屋で20分ほど休んだら再び出発します。
ここから西穂山荘までの道は、未踏の道。
歩いた事がありません。
割谷山までは、結構細かいアップダウンが連続しますが、展望はそこそこあるので楽しみながら歩けます。
でも、決して楽な道ではない感じです。
西穂の山荘がまだあんなに遠い。
割谷山を過ぎると、一部道は歩きやすくなり平坦になったりするのですが、今度は展望が殆ど無くなります。
うん、結構修行の道ですね。
中間の池。
名前の通り、西穂山荘と焼岳小屋のちょうど中間に位置するようです。
時間は1時間ほどで来ました。
展望も殆どなくガシガシあるいてさらに一時間近く。
急に目の前に整備された登山道が現れました。
上高地から西穂山荘へ続く道です。
対して、それに比べれば焼岳に行く道は獣道的な感じ。
いや、ちゃんと歩ける道ですよ。
と言う事で10:30西穂山荘に到着しました。
なんとか2時間で来れましたね~。
息子、結構体力を消耗しているようです。
写真も無いので割愛してますが、楽な2時間ではなかったです。
ここでエナジーチャージ。
西穂ラーメンを頂きます。
変わらず美味しいです♪
昼食をとりつつ、30分休憩したら11:00に再び出発です。
丸山~。
山荘から丸山までって、思ったよりハードだと感じるのは私だけでしょうか?
さぁ、さらに行きますよ~。
このザレた斜面、勝手に「根性坂」と名付けてます。
気合い入れて行きましょう。
息子、遅れ気味です。
ここでちょっと意地悪してみる事にします。
いつもなら、少し待って揃って行くのですが、あえて放置して置き去りにしてみました。
独標までなら一人でも平気でしょう。
結局、息子は10分遅れで到着しました。
山荘から私は40分、息子は50分。
トレーニングが足りてませんな。
しかし、息子怒る怒る。置き去りが悲しかったらしいです。
まだ子供だった(^^;
いやー、それにしても焼岳、遠いな。
よく歩いてきたよ、怒っても頑張ったね~。
そして時間もまだ12時前だし、もう少し行ってみようか。
ロープウェーのリミットは16:45です。
まだまだ全然余裕です。
奥穂、前穂、ジャンダルム。
綺麗ですね~。もう上の方は紅葉が終わってる感じですが、下の方は賑やかしいです♪
さて、行きます。
独標からさらに奥へ。
息子ももう手慣れたものです。
昔はヒヤヒヤしてましたが、もう全く平気です。
9峰裏の一枚岩もスルっと通過。
ここで固まる人は、この先行ってはいけません。
12:30
ピラミッドピーク頂きました♪
笠ヶ岳、綺麗だな~。
ここで息子と相談。
どうするかな?
このペースならきっと山頂まで行ける。
行けるけど、下山がロープウェーギリギリになりそう。
もうここまで大分歩いてきているし、焦って急いで怪我してもシャレにならないですし。。。
余裕が無いのは嫌だという、息子と同じ結論に。
協議の結果ここで辞めることにしました。
手が届きそうですけど、またの機会にしましょう。
うん、焼岳は十分遠い。立派に歩いた!
と言う事で、ピラミッドピークでしばらく休憩。
のんびり景色を堪能しました。
今日はホントにいい天気です。
来てよかった♪
13:00帰還に入ります。
ゆっくり休んだおかげで、下りの岩場もわりとすんなり。
息子も昔よりは体が大きくなったので、今は言うほど下りの岩場が遅くないです。
本人は少し苦手意識を持っている持っているみたいですけどね。
もう全然余裕。
独標裏も、一人でグイグイ先行します。
安心して見てられるわー。
独標は混雑していたので、ほぼスルー。
サクッと通過です。
ちゃっちゃと降りてきて、山荘。
さっき見逃さなかったです、アイスクリームの特売で¥300
なんで特売なのか聞いてみましたが、まぁ予想通りの回答です。
「売り切らないといけないので…」(^^;
ですよね~。
ソーダ味を二人で頂きました。
ラムネが入ってて美味でした♪
休憩して14:10、山荘から下へ行きます。
ありがとうございました、また来ますね。
ここ、歩荷道の分岐点なんですが・・・
前は規制ロープがあったのですが、藪に還ってロープすら無くなりました。
いつか歩いてみたいんですけどね~。。。
14:50
西穂口!
下山、完了です!
切符を買って、珍しく展望台から眺めたり、あとはロープウェーで楽々です。
文明の利器って素晴らしい。
楽だわー。
焼岳をしばらく眺めていました。
鍋平駅!
絵がかわいい♪
あとは駐車場まで歩いてきて、ふと見上げると焼岳が見える。
朝出発の時に見えてなくてよかった。。。
結構遠く感じますね。。。
息子が「あんなに遠かったんだ・・・」
とか呟きます。
見えてたら出発で心折れたかも(笑
と言う事で安定のひがくの湯。
息子はうまい棒を10本以上食べてましたね。
食べ過ぎでしょう。。。
さて、今回歩いたルート、紅葉も綺麗でなかなかハードかつ良い道でした。
西穂の山頂までは届かなかったので、また来ないと。
あと30分速くピラミッドピークに到着していたら、多分行く判断をしていたでしょう。
またいつか、挑戦しましょう。
さて、次はどこの山を歩こうかな?
<![CDATA[と言う事で、焼岳小屋で20分ほど休んだら再び出発します。
ここから西穂山荘までの道は、未踏の道。
歩いた事がありません。
割谷山までは、結構細かいアップダウンが連続しますが、展望はそこそこあるので楽しみながら歩けます。
でも、決して楽な道ではない感じです。
西穂の山荘がまだあんなに遠い。
割谷山を過ぎると、一部道は歩きやすくなり平坦になったりするのですが、今度は展望が殆ど無くなります。
うん、結構修行の道ですね。
中間の池。
名前の通り、西穂山荘と焼岳小屋のちょうど中間に位置するようです。
時間は1時間ほどで来ました。
展望も殆どなくガシガシあるいてさらに一時間近く。
急に目の前に整備された登山道が現れました。
上高地から西穂山荘へ続く道です。
対して、それに比べれば焼岳に行く道は獣道的な感じ。
いや、ちゃんと歩ける道ですよ。
と言う事で10:30西穂山荘に到着しました。
なんとか2時間で来れましたね~。
息子、結構体力を消耗しているようです。
写真も無いので割愛してますが、楽な2時間ではなかったです。
ここでエナジーチャージ。
西穂ラーメンを頂きます。
変わらず美味しいです♪
昼食をとりつつ、30分休憩したら11:00に再び出発です。
丸山~。
山荘から丸山までって、思ったよりハードだと感じるのは私だけでしょうか?
さぁ、さらに行きますよ~。
このザレた斜面、勝手に「根性坂」と名付けてます。
気合い入れて行きましょう。
息子、遅れ気味です。
ここでちょっと意地悪してみる事にします。
いつもなら、少し待って揃って行くのですが、あえて放置して置き去りにしてみました。
独標までなら一人でも平気でしょう。
結局、息子は10分遅れで到着しました。
山荘から私は40分、息子は50分。
トレーニングが足りてませんな。
しかし、息子怒る怒る。置き去りが悲しかったらしいです。
まだ子供だった(^^;
いやー、それにしても焼岳、遠いな。
よく歩いてきたよ、怒っても頑張ったね~。
そして時間もまだ12時前だし、もう少し行ってみようか。
ロープウェーのリミットは16:45です。
まだまだ全然余裕です。
奥穂、前穂、ジャンダルム。
綺麗ですね~。もう上の方は紅葉が終わってる感じですが、下の方は賑やかしいです♪
さて、行きます。
独標からさらに奥へ。
息子ももう手慣れたものです。
昔はヒヤヒヤしてましたが、もう全く平気です。
9峰裏の一枚岩もスルっと通過。
ここで固まる人は、この先行ってはいけません。
12:30
ピラミッドピーク頂きました♪
笠ヶ岳、綺麗だな~。
ここで息子と相談。
どうするかな?
このペースならきっと山頂まで行ける。
行けるけど、下山がロープウェーギリギリになりそう。
もうここまで大分歩いてきているし、焦って急いで怪我してもシャレにならないですし。。。
余裕が無いのは嫌だという、息子と同じ結論に。
協議の結果ここで辞めることにしました。
手が届きそうですけど、またの機会にしましょう。
うん、焼岳は十分遠い。立派に歩いた!
と言う事で、ピラミッドピークでしばらく休憩。
のんびり景色を堪能しました。
今日はホントにいい天気です。
来てよかった♪
13:00帰還に入ります。
ゆっくり休んだおかげで、下りの岩場もわりとすんなり。
息子も昔よりは体が大きくなったので、今は言うほど下りの岩場が遅くないです。
本人は少し苦手意識を持っている持っているみたいですけどね。
もう全然余裕。
独標裏も、一人でグイグイ先行します。
安心して見てられるわー。
独標は混雑していたので、ほぼスルー。
サクッと通過です。
ちゃっちゃと降りてきて、山荘。
さっき見逃さなかったです、アイスクリームの特売で¥300
なんで特売なのか聞いてみましたが、まぁ予想通りの回答です。
「売り切らないといけないので…」(^^;
ですよね~。
ソーダ味を二人で頂きました。
ラムネが入ってて美味でした♪
休憩して14:10、山荘から下へ行きます。
ありがとうございました、また来ますね。
ここ、歩荷道の分岐点なんですが・・・
前は規制ロープがあったのですが、藪に還ってロープすら無くなりました。
いつか歩いてみたいんですけどね~。。。
14:50
西穂口!
下山、完了です!
切符を買って、珍しく展望台から眺めたり、あとはロープウェーで楽々です。
文明の利器って素晴らしい。
楽だわー。
焼岳をしばらく眺めていました。
鍋平駅!
絵がかわいい♪
あとは駐車場まで歩いてきて、ふと見上げると焼岳が見える。
朝出発の時に見えてなくてよかった。。。
結構遠く感じますね。。。
息子が「あんなに遠かったんだ・・・」
とか呟きます。
見えてたら出発で心折れたかも(笑
と言う事で安定のひがくの湯。
息子はうまい棒を10本以上食べてましたね。
食べ過ぎでしょう。。。
さて、今回歩いたルート、紅葉も綺麗でなかなかハードかつ良い道でした。
西穂の山頂までは届かなかったので、また来ないと。
あと30分速くピラミッドピークに到着していたら、多分行く判断をしていたでしょう。
またいつか、挑戦しましょう。
さて、次はどこの山を歩こうかな?
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山
トレーニング
PENTAGON
2018-10-21T08:00:00+09:00
-
焼岳と西穂高岳ピラミッドピークを日帰りしてみる その①
https://monolith.hida-ch.com/e950365.html
秋です、紅葉を見に行かねば。
いつもの連休は息子とテントを担いで山歩き…
なのですが、今年の連休は部活の大会があったりなんだりで、息子はどうしても連休になりませんでした。
仕方がないので、日帰りで行ける山に行くかと言うことになったのですが、珍しく息子が挑戦的な登山がしたいと。
ですので、紅葉を見がてら、焼岳と西穂の日帰りに挑戦することになりました。
私単独なら、寝ずに夜12:00スタートでも良いのですが、さすがに息子はまだ中1。
体がまだ出来ていないので、きちんと睡眠時間を取らせます。
まだそんな無茶をさせられないので、前夜に車を移動しながらさっさと寝かせます。
新穂高は鍋平の駐車場に停めました。
3時に起床、準備をして息子を起こします。
テントでは無いので着替えて3時半に直ぐに出発。
まずは中尾高原までの一般道歩きです。
テクテクと深夜の林道を歩きます。
登山なのに最初は下りと言う、まぁ最近はたまにある事なので、息子もなんとも思わなくなってきたようです。
4:15
やっと登山口にて計画書を提出です。
登山口と言っても、ここからさらに舗装の林道を上げるんですよね。
ようやく舗装が切れて登山道口へ。
それから暗い中、登山道をガシガシ上げていきました。
暗いうちは写真も撮らず。
ようやく明るくなった頃にはようやく雨量計のあたりでした。
息子はまだ眠いのか、なかなかペースが上がりません。
ゼーゼー息切れしたりしてます。
息子が遅くなったのか、私が速くなったのか?
斜面一面から蒸気が上がっています。
火山の蒸気ですね。
冬はやっぱり雪が溶けているのでしょうかね~。
6:24
中尾峠到着です!
ガスの中、太陽がまるっと見えました。
さらにガスの中、焼岳の斜面を登り始めました。
日を見ると息子も少しペースが上がってきたようです。
突然、ガスが切れて目の前に溶岩ドームが見えてきました。
おぉ!
振り返ると、雲海の上の笠!
なんとも綺麗です♪
そして岐阜県側から上高地側へと滝のように流れる雲。
滝雲って言いましたっけ?
わずか15分ほどの間で消えてしまいました。
貴重な景色が見れました。
噴気孔近く。思わず足を止めてしまいます。
暖かいのです(^^)
さぁ、もう少しだよ。
あのドームを回り込めばすぐ山頂です。
7:10
と言うことでモーニング焼岳頂きました!
鍋平の駐車場から3時間40分なら、まぁまぁそこそこかな?
序盤のスローペースが無ければもう少し早く来れたかもですね。
あちらはこの前行った水晶岳、鷲羽岳。
やっぱり遠いっすね。
これから行く西穂、穂高方面。
遠く、甲斐駒ヶ岳、南アルプス方面。
南峰と乗鞍。
焼岳の南峰は入山禁止と聞いていますが、なんだか正規の規制は無いとか・・・?
ホントかな?
尾根沿いにあっちこっちから蒸気が上がってます。
あんなに噴いてたっけかな?
山頂で朝ご飯のおにぎりを食べてから降り始めます
火山の山頂に長居は無用です。
綺麗なんですけどね~。
ガシガシ降りていきます。
息子もこの頃には大分絶好調になってきました。
すっかり晴れて、いい天気です♪
こう言うのって、いい雰囲気ですね。
中尾峠近辺はあちらこちらから蒸気が噴出しています。
温泉卵作れるかな?
と言うことで、8:10頃に焼岳小屋に到着しました。
ここで小休止。
朝ご飯の続きを食べつつのんびりしました。
とりあえず、今日の工程はこの辺がだいたい半分ぐらいのはずです。
この後、これから西穂へ向かいます。
山荘まで行ければロープウェーに乗れるので、通過点の時間でリターンの場所を考えましょう。
行ければ西穂の山頂まで行きたいですね~。
息子とあーでもない、こうでもないような話をしつつ、20分ほど休憩しました。
その②へ続く
<![CDATA[秋です、紅葉を見に行かねば。
いつもの連休は息子とテントを担いで山歩き…
なのですが、今年の連休は部活の大会があったりなんだりで、息子はどうしても連休になりませんでした。
仕方がないので、日帰りで行ける山に行くかと言うことになったのですが、珍しく息子が挑戦的な登山がしたいと。
ですので、紅葉を見がてら、焼岳と西穂の日帰りに挑戦することになりました。
私単独なら、寝ずに夜12:00スタートでも良いのですが、さすがに息子はまだ中1。
体がまだ出来ていないので、きちんと睡眠時間を取らせます。
まだそんな無茶をさせられないので、前夜に車を移動しながらさっさと寝かせます。
新穂高は鍋平の駐車場に停めました。
3時に起床、準備をして息子を起こします。
テントでは無いので着替えて3時半に直ぐに出発。
まずは中尾高原までの一般道歩きです。
テクテクと深夜の林道を歩きます。
登山なのに最初は下りと言う、まぁ最近はたまにある事なので、息子もなんとも思わなくなってきたようです。
4:15
やっと登山口にて計画書を提出です。
登山口と言っても、ここからさらに舗装の林道を上げるんですよね。
ようやく舗装が切れて登山道口へ。
それから暗い中、登山道をガシガシ上げていきました。
暗いうちは写真も撮らず。
ようやく明るくなった頃にはようやく雨量計のあたりでした。
息子はまだ眠いのか、なかなかペースが上がりません。
ゼーゼー息切れしたりしてます。
息子が遅くなったのか、私が速くなったのか?
斜面一面から蒸気が上がっています。
火山の蒸気ですね。
冬はやっぱり雪が溶けているのでしょうかね~。
6:24
中尾峠到着です!
ガスの中、太陽がまるっと見えました。
さらにガスの中、焼岳の斜面を登り始めました。
日を見ると息子も少しペースが上がってきたようです。
突然、ガスが切れて目の前に溶岩ドームが見えてきました。
おぉ!
振り返ると、雲海の上の笠!
なんとも綺麗です♪
そして岐阜県側から上高地側へと滝のように流れる雲。
滝雲って言いましたっけ?
わずか15分ほどの間で消えてしまいました。
貴重な景色が見れました。
噴気孔近く。思わず足を止めてしまいます。
暖かいのです(^^)
さぁ、もう少しだよ。
あのドームを回り込めばすぐ山頂です。
7:10
と言うことでモーニング焼岳頂きました!
鍋平の駐車場から3時間40分なら、まぁまぁそこそこかな?
序盤のスローペースが無ければもう少し早く来れたかもですね。
あちらはこの前行った水晶岳、鷲羽岳。
やっぱり遠いっすね。
これから行く西穂、穂高方面。
遠く、甲斐駒ヶ岳、南アルプス方面。
南峰と乗鞍。
焼岳の南峰は入山禁止と聞いていますが、なんだか正規の規制は無いとか・・・?
ホントかな?
尾根沿いにあっちこっちから蒸気が上がってます。
あんなに噴いてたっけかな?
山頂で朝ご飯のおにぎりを食べてから降り始めます
火山の山頂に長居は無用です。
綺麗なんですけどね~。
ガシガシ降りていきます。
息子もこの頃には大分絶好調になってきました。
すっかり晴れて、いい天気です♪
こう言うのって、いい雰囲気ですね。
中尾峠近辺はあちらこちらから蒸気が噴出しています。
温泉卵作れるかな?
と言うことで、8:10頃に焼岳小屋に到着しました。
ここで小休止。
朝ご飯の続きを食べつつのんびりしました。
とりあえず、今日の工程はこの辺がだいたい半分ぐらいのはずです。
この後、これから西穂へ向かいます。
山荘まで行ければロープウェーに乗れるので、通過点の時間でリターンの場所を考えましょう。
行ければ西穂の山頂まで行きたいですね~。
息子とあーでもない、こうでもないような話をしつつ、20分ほど休憩しました。
その②へ続く
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山
トレーニング
PENTAGON
2018-10-19T07:00:00+09:00
-
百高山完登! 2日目 駒津峰 甲斐駒ヶ岳
https://monolith.hida-ch.com/e946796.html
2日目
目覚ましが鳴る前から周りのテントの音で目が覚めました。
やっぱり人が多いから色々と音も出ますね。
ひそひそと、周りに気遣いながらおしゃべりする人。
まだ寝てる人もいるのに大声で馬鹿笑いしている人。
千差万別です。
後者のような人間にはなりたくないですが、それ以上に後者によって憤慨して気分を悪くするような、ゆとりの無い人にもなりたくないですね。
まぁ、色々居ますよ。と、こんな所でそれを吐き出している自分も修行が足りてませんね。
お湯を沸かしてコーヒーを飲み、朝食の準備をして息子を起こします。
今日はテントは立てっぱなしで良いので、準備が楽ですね。
朝から人でごった返している長衛小屋。
やっぱり人気のある山域は違いますね~。
トイレに寄って、5:00にスタートしました。
しばらくはヘッデンを使ってガシガシ歩きます。
昨日降りてきた道なので、なんとなく水のある場所を覚えています。
まだしっとりしている靴と靴下がこれ以上濡れないように、避けて避けて歩きます。
朝の気温の低さに負けないように、体温を上げるべくペースを早めました。
5:40
仙水峠到着です。かなり良いペースです。
日の出には間に合いませんでしたが、ギリギリ上がったところを仕留めることができました。
うん、今日も良い一日になる。
ここで準備した朝食を少し食べて、携帯の電波が入ったので天気予報の確認。
予報では今日はよく晴れそう。
明日は・・・
微妙だなー、コロコロ天気変わるし、あんまり当てにできない。
明日は北沢峠から戸台川沿いに、仙流荘まで歩く予定なのですが・・・
雨が降ったら増水しますし、渡渉ができなくなるな~。。。
まぁ、後で決めますか。
6時前に再びスタートしました。
ここから一気に駒津峰まで標高を上げます。
結構な急坂ですが、荷物が軽いのでそんなに負荷は感じませんでした。
CTは1:30ですが、実際には・・・
6:50
1時間弱で到着しました。
駒津峰山頂、頂きました!百高山99座目!
あと一つ!
あれだ!
もうここまで来るとすぐそこに見えますね。1時間圏内な感じです。
今日は天気が良いです。
昨日は全容を見ることができなかった、栗沢山からアサヨ峰までの稜線、そして向こうの鳳凰三山まではっきり見えます。
さらには右手に北岳、間ノ岳、遠く富士山も。
ここから日本の高い山1位、2位、3位(同立)が全部見える!凄いなー。
素晴らしい景色を眺めながら、朝食の残りを頬張ります。
少し休んで7時少し前、再びスタート。
少しキレッとした尾根沿いの道を行きますが、振り返ると仙丈ヶ岳。
仙丈ヶ岳は2度行ってますが、晴れた山頂に立ったことがありません。
またいつか行かねば。
7:18
六方石です。
大きな岩!圧倒的存在感ですね~。
さて、六方石を過ぎた後、甲斐駒ヶ岳へのルートは二つに分岐します。
直登ルートと巻き道ルート。
山と高原地図によると、直登ルートは落石多く、破線ルートになってます。
ちょっと難しそうですが、そちらから登ろうと思っていたのですが。。。
分岐点には特にそんな注意書きも無く、大行列が直登ルートへ向かっていました。
なんと。
学校登山っぽい人たちも登ってる。
破線ルートじゃ無かったのかな?
息子より少し年上のような中学生の団体が、先生に「絶対に落石を起こすな!」と怒られながら、最初のステップで時間がかかり、列が止まってしまってます。
いや、先生凄いな。
全責任を背負える度胸があるって事ですね。
チキンな自分だったら、全員連れて巻き道かな~。
と言うことで、なかなか列が動かないので息子と一緒にそのまま巻き道へ行くことにしました。
直登ルートの行列。
巻き道に来て良かった、こちらは殆ど人も居なく、なんとも不思議な景観です。
崩れやすい花崗岩で形成されたこの峰は、鳳凰三山のそれと々地質ですね。
滑りそうで滑らない、でも脆い感じです。
登山道を外れた所を歩くのは控えた方が良いでしょう。
さて分岐です。下りの途中に寄る予定だった摩利支天ですが、帰りは直登ルートに行こうかと思うので、行きに寄ることにします。
トラバース気味に少し下ります。
写真が 半分、青い。
コルを過ぎてから踏み跡を辿って少し登ると・・・
摩利支天に到着です。
どうやら裏側に出ちゃったみたいです。
表に回るとこんな感じです。
さすが修験の山ですね。
目の前には昨日歩いた栗沢山にアサヨ峰、さらに向こうの鳳凰三山と北岳間ノ岳、塩見岳に・・・
オールスターですね!
仙丈ヶ岳。
いつか晴れた日に行かねば。
人も居なく静かな山頂で、ゆっくりと景色を眺めることができました。
さぁ、戻ろう。
摩利支天とのコルから見た黒戸尾根。
コルから下に向かって、二本蹄の足跡がついていました。
ここは人は降りれないな~(汗
さて、山頂までの道に戻ったのでガシガシ行きます。
まだ見ちゃだめだとわかっていても振り返って見てしまいます。
ホントに今日来て良かった。
1,2,3位。
山頂手前で寄り道。
駒ヶ岳神社本宮です。
さぁいよいよ甲斐駒ヶ岳の山頂へ・・・
8:50
甲斐駒ヶ岳2967m、頂きました!
百高山、100座目!
終わった~!!
一度の縦走でいくつも歩けるから、割と楽に達成できるかと思っていたのですが・・・
奥深い山もあり、考えていたより厳しかった。。。
ちなみに、横断幕はカミさんに書いてもらいました。
日本習字師範級のカミさん、達筆です。
一等三角点
点名「甲駒ケ嶽」
こちらもいただきます。
今日は全周囲山が見えます。
遠く北アルプスから乗鞍、御岳。
中央アルプスに南アルプスの山々。
目に入る山々を眺めながら、今まで歩いた道のりや、ここから見える百高山を眺め、色々な事を回想していました。
よく歩くわ、この人。
雲海を目の前にじーっと遠くを見ている。
何を考えているのだろう。
いや、何も考えてないな(笑
まぁ、今後はこうやって背中を見ている事が多くなるだろうな。
生まれてきてくれて、ありがとう。
山へ送り出してくれているカミさん、ありがとう。
色々見ながら、のーんびり30分ほど休憩しました。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
さぁ、帰ろうか。
帰りは直登ルートを降りてみることにします。
ここを下る人は少ないらしく、降りる方向に人は居ませんが、登る方向にはどんどん人が来ます。
でも、登る方は割と譲ってくれるので、すんなり降りることができました。
しかし、下りは岩場になれていないと少し難しいかもですね。
10:10
駒津峰に戻りました。振り返ると甲斐駒ヶ岳。
ありがとうございました。
ここで息子と会議します。どこから帰るか。
でも即決。このまま来た道を帰るより、歩いたことが無い道を行こうと言うことになり、双子山経由で北沢峠に降りることにしました。
歩きやすい道をキュンキュン下り、再び登り返すとあっという間に双子山です。
ここで休もうかとも思ったのですが、風も無く日差しが強いので、そのまま通過することにしました。
ここから樹林帯に入るので、最後に見える栗沢山。
こんな晴れているときに、行ってみたかったな。
後は森の中をひたすら歩きます。
急な道でも無く、歩きにくくも無く。
11:30
北沢峠に到着です。
さすが連休中日です。仙流荘へ、広河原へ、バスがバンバン出ています。
さて、どうするか・・・
まだ午前中です。
今夜テン場にもう一泊して、明日戸台川沿いに歩きたい。
でも疲れてたり、雨が降っていたら朝一のバスで帰っても良いし。
しかし、現状私は体力が有り余ってる。
で
「今から仙丈ヶ岳登ろうか?晴れてるし」
と息子に言うと、無言で
(lll´д`ι)
こんな顔になったのでそれは止めることにしました。
でも、これからテン場でのんびりしてても流石に時間を持て余し過ぎです。かといって、これから戸台まで歩いてもな~。。。
もう、バスが空いているウチに、さっさと山を降りようか?
お腹空いたし、街でおいしいものを食べよう。
と言うことで、テン場にダッシュで戻ることにしました。
微妙な下りがランに丁度良いです。
テン場についたら即撤収です。
隣のテントの人が帰ってきて、ビールをプシュっとやってるのをヨダレを垂らしながら眺めます。
いいなー。
ここのテン場でもう一泊でも良かったんですけどね。
雰囲気は良いテン場なんですが、景色が良いわけでは無いです。
ボーッとするにはやっぱり景色が良くないと。
長衛小屋、ありがとうございました。
また来ますね。
と言うことで、バス停に戻るとすぐにバスに乗れ、13:30には仙流荘に戻れました。
仙流荘についてびっくり。
田んぼのあぜ道、小道まで凄いところまで車が止まってました。
ここまで凄いのは初めて見ます。
聞いた話では、朝一のバスも4:30から臨時便をどんどん出し、それでもバス待ち3時間の人も居たとか。
帰りのバスも、夕方は北沢峠でかなり待ったようです。
結果論ですが、この時間に降りてきて正解でしたね。
仙流荘で温泉に入り、気持ち的にゆったりとなったので、帰り道もゆったりと。のんびり高山に戻りました。
今年、急ぎ足で山を歩いて、ようやく百高山が終わりました。
今は中1の息子、部活もまだまだ本腰では無い様子です。
大きくなったとはいえ、まだまだ体が成長途中で気持ちについてきません。
でも、来年ぐらいになると、そこそこ力がつき、そうすると部活が楽しくなってくるんだろうな。
そうなると、もう一緒に山を歩く時間も少なくなってしまうような気がします。
だから、今年必死で終わらせました。
次の目標は・・・
なんとなく頭の中にイメージはあるものの、しばらくはお預けします。
しばらくは、歩きたい山を歩こうかと思ってます。
長文、読んで頂きましてありがとうございました。
<![CDATA[2日目
目覚ましが鳴る前から周りのテントの音で目が覚めました。
やっぱり人が多いから色々と音も出ますね。
ひそひそと、周りに気遣いながらおしゃべりする人。
まだ寝てる人もいるのに大声で馬鹿笑いしている人。
千差万別です。
後者のような人間にはなりたくないですが、それ以上に後者によって憤慨して気分を悪くするような、ゆとりの無い人にもなりたくないですね。
まぁ、色々居ますよ。と、こんな所でそれを吐き出している自分も修行が足りてませんね。
お湯を沸かしてコーヒーを飲み、朝食の準備をして息子を起こします。
今日はテントは立てっぱなしで良いので、準備が楽ですね。
朝から人でごった返している長衛小屋。
やっぱり人気のある山域は違いますね~。
トイレに寄って、5:00にスタートしました。
しばらくはヘッデンを使ってガシガシ歩きます。
昨日降りてきた道なので、なんとなく水のある場所を覚えています。
まだしっとりしている靴と靴下がこれ以上濡れないように、避けて避けて歩きます。
朝の気温の低さに負けないように、体温を上げるべくペースを早めました。
5:40
仙水峠到着です。かなり良いペースです。
日の出には間に合いませんでしたが、ギリギリ上がったところを仕留めることができました。
うん、今日も良い一日になる。
ここで準備した朝食を少し食べて、携帯の電波が入ったので天気予報の確認。
予報では今日はよく晴れそう。
明日は・・・
微妙だなー、コロコロ天気変わるし、あんまり当てにできない。
明日は北沢峠から戸台川沿いに、仙流荘まで歩く予定なのですが・・・
雨が降ったら増水しますし、渡渉ができなくなるな~。。。
まぁ、後で決めますか。
6時前に再びスタートしました。
ここから一気に駒津峰まで標高を上げます。
結構な急坂ですが、荷物が軽いのでそんなに負荷は感じませんでした。
CTは1:30ですが、実際には・・・
6:50
1時間弱で到着しました。
駒津峰山頂、頂きました!百高山99座目!
あと一つ!
あれだ!
もうここまで来るとすぐそこに見えますね。1時間圏内な感じです。
今日は天気が良いです。
昨日は全容を見ることができなかった、栗沢山からアサヨ峰までの稜線、そして向こうの鳳凰三山まではっきり見えます。
さらには右手に北岳、間ノ岳、遠く富士山も。
ここから日本の高い山1位、2位、3位(同立)が全部見える!凄いなー。
素晴らしい景色を眺めながら、朝食の残りを頬張ります。
少し休んで7時少し前、再びスタート。
少しキレッとした尾根沿いの道を行きますが、振り返ると仙丈ヶ岳。
仙丈ヶ岳は2度行ってますが、晴れた山頂に立ったことがありません。
またいつか行かねば。
7:18
六方石です。
大きな岩!圧倒的存在感ですね~。
さて、六方石を過ぎた後、甲斐駒ヶ岳へのルートは二つに分岐します。
直登ルートと巻き道ルート。
山と高原地図によると、直登ルートは落石多く、破線ルートになってます。
ちょっと難しそうですが、そちらから登ろうと思っていたのですが。。。
分岐点には特にそんな注意書きも無く、大行列が直登ルートへ向かっていました。
なんと。
学校登山っぽい人たちも登ってる。
破線ルートじゃ無かったのかな?
息子より少し年上のような中学生の団体が、先生に「絶対に落石を起こすな!」と怒られながら、最初のステップで時間がかかり、列が止まってしまってます。
いや、先生凄いな。
全責任を背負える度胸があるって事ですね。
チキンな自分だったら、全員連れて巻き道かな~。
と言うことで、なかなか列が動かないので息子と一緒にそのまま巻き道へ行くことにしました。
直登ルートの行列。
巻き道に来て良かった、こちらは殆ど人も居なく、なんとも不思議な景観です。
崩れやすい花崗岩で形成されたこの峰は、鳳凰三山のそれと々地質ですね。
滑りそうで滑らない、でも脆い感じです。
登山道を外れた所を歩くのは控えた方が良いでしょう。
さて分岐です。下りの途中に寄る予定だった摩利支天ですが、帰りは直登ルートに行こうかと思うので、行きに寄ることにします。
トラバース気味に少し下ります。
写真が 半分、青い。
コルを過ぎてから踏み跡を辿って少し登ると・・・
摩利支天に到着です。
どうやら裏側に出ちゃったみたいです。
表に回るとこんな感じです。
さすが修験の山ですね。
目の前には昨日歩いた栗沢山にアサヨ峰、さらに向こうの鳳凰三山と北岳間ノ岳、塩見岳に・・・
オールスターですね!
仙丈ヶ岳。
いつか晴れた日に行かねば。
人も居なく静かな山頂で、ゆっくりと景色を眺めることができました。
さぁ、戻ろう。
摩利支天とのコルから見た黒戸尾根。
コルから下に向かって、二本蹄の足跡がついていました。
ここは人は降りれないな~(汗
さて、山頂までの道に戻ったのでガシガシ行きます。
まだ見ちゃだめだとわかっていても振り返って見てしまいます。
ホントに今日来て良かった。
1,2,3位。
山頂手前で寄り道。
駒ヶ岳神社本宮です。
さぁいよいよ甲斐駒ヶ岳の山頂へ・・・
8:50
甲斐駒ヶ岳2967m、頂きました!
百高山、100座目!
終わった~!!
一度の縦走でいくつも歩けるから、割と楽に達成できるかと思っていたのですが・・・
奥深い山もあり、考えていたより厳しかった。。。
ちなみに、横断幕はカミさんに書いてもらいました。
日本習字師範級のカミさん、達筆です。
一等三角点
点名「甲駒ケ嶽」
こちらもいただきます。
今日は全周囲山が見えます。
遠く北アルプスから乗鞍、御岳。
中央アルプスに南アルプスの山々。
目に入る山々を眺めながら、今まで歩いた道のりや、ここから見える百高山を眺め、色々な事を回想していました。
よく歩くわ、この人。
雲海を目の前にじーっと遠くを見ている。
何を考えているのだろう。
いや、何も考えてないな(笑
まぁ、今後はこうやって背中を見ている事が多くなるだろうな。
生まれてきてくれて、ありがとう。
山へ送り出してくれているカミさん、ありがとう。
色々見ながら、のーんびり30分ほど休憩しました。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
さぁ、帰ろうか。
帰りは直登ルートを降りてみることにします。
ここを下る人は少ないらしく、降りる方向に人は居ませんが、登る方向にはどんどん人が来ます。
でも、登る方は割と譲ってくれるので、すんなり降りることができました。
しかし、下りは岩場になれていないと少し難しいかもですね。
10:10
駒津峰に戻りました。振り返ると甲斐駒ヶ岳。
ありがとうございました。
ここで息子と会議します。どこから帰るか。
でも即決。このまま来た道を帰るより、歩いたことが無い道を行こうと言うことになり、双子山経由で北沢峠に降りることにしました。
歩きやすい道をキュンキュン下り、再び登り返すとあっという間に双子山です。
ここで休もうかとも思ったのですが、風も無く日差しが強いので、そのまま通過することにしました。
ここから樹林帯に入るので、最後に見える栗沢山。
こんな晴れているときに、行ってみたかったな。
後は森の中をひたすら歩きます。
急な道でも無く、歩きにくくも無く。
11:30
北沢峠に到着です。
さすが連休中日です。仙流荘へ、広河原へ、バスがバンバン出ています。
さて、どうするか・・・
まだ午前中です。
今夜テン場にもう一泊して、明日戸台川沿いに歩きたい。
でも疲れてたり、雨が降っていたら朝一のバスで帰っても良いし。
しかし、現状私は体力が有り余ってる。
で
「今から仙丈ヶ岳登ろうか?晴れてるし」
と息子に言うと、無言で
(lll´д`ι)
こんな顔になったのでそれは止めることにしました。
でも、これからテン場でのんびりしてても流石に時間を持て余し過ぎです。かといって、これから戸台まで歩いてもな~。。。
もう、バスが空いているウチに、さっさと山を降りようか?
お腹空いたし、街でおいしいものを食べよう。
と言うことで、テン場にダッシュで戻ることにしました。
微妙な下りがランに丁度良いです。
テン場についたら即撤収です。
隣のテントの人が帰ってきて、ビールをプシュっとやってるのをヨダレを垂らしながら眺めます。
いいなー。
ここのテン場でもう一泊でも良かったんですけどね。
雰囲気は良いテン場なんですが、景色が良いわけでは無いです。
ボーッとするにはやっぱり景色が良くないと。
長衛小屋、ありがとうございました。
また来ますね。
と言うことで、バス停に戻るとすぐにバスに乗れ、13:30には仙流荘に戻れました。
仙流荘についてびっくり。
田んぼのあぜ道、小道まで凄いところまで車が止まってました。
ここまで凄いのは初めて見ます。
聞いた話では、朝一のバスも4:30から臨時便をどんどん出し、それでもバス待ち3時間の人も居たとか。
帰りのバスも、夕方は北沢峠でかなり待ったようです。
結果論ですが、この時間に降りてきて正解でしたね。
仙流荘で温泉に入り、気持ち的にゆったりとなったので、帰り道もゆったりと。のんびり高山に戻りました。
今年、急ぎ足で山を歩いて、ようやく百高山が終わりました。
今は中1の息子、部活もまだまだ本腰では無い様子です。
大きくなったとはいえ、まだまだ体が成長途中で気持ちについてきません。
でも、来年ぐらいになると、そこそこ力がつき、そうすると部活が楽しくなってくるんだろうな。
そうなると、もう一緒に山を歩く時間も少なくなってしまうような気がします。
だから、今年必死で終わらせました。
次の目標は・・・
なんとなく頭の中にイメージはあるものの、しばらくはお預けします。
しばらくは、歩きたい山を歩こうかと思ってます。
長文、読んで頂きましてありがとうございました。
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山
百高山
PENTAGON
2018-09-29T12:00:00+09:00
-
百高山完登! 1日目 アサヨ峰
https://monolith.hida-ch.com/e946354.html
先の連休にて、目標にしていた百高山最後のミッションをクリアするために行ってきました。
結果からいえば、目標をクリアし、無事下山に至りました。
それでは行きましょう。
21日金曜日、いつも通り夜に車を走らせます。
3連休の天気は1日目の22日午前中が雨、午後から晴れて23日は晴れ。
24日はまた暗転する・・・
と、言うことでした。しかし、ここ最近の天気予報は毎日コロコロ変わるので、予報が当たるかどうかも微妙です。
まぁ、ぐだぐだしてても仕方が無いので、小雨が降る中、伊那の仙流荘を目指しました。
丁度日付が変わる頃に仙流荘に到着しましたが、やはり天気の影響なのか、駐車場は一番近い所でも5割ほど。
すんなり止めて、即眠りに落ちました。今日は寝れる・・・
22日
朝4時半に目が覚めます。
外がガヤガヤしているので周りを見ると、車がびっしり。
トイレに行くと既にバス停には人が並んでいます。
一気に人が来たようですね。
息子を起こして準備して、そのままバス停に並びます。
登山計画書、提出。
そろそろちゃんとコンパスで出すかなー。
人が多いからか、少し早めにバスが動き始めました。
なんとか3台目に乗れました。今回のバスはありがたいことにバックドアがついていて、大型ザックは後ろに置ける、親切設計です。
大きなザックを膝に抱えたままじゃなかったので、とても助かりました。
6:20
北沢峠に到着です。
ここからはてくてく歩いて長衛小屋へ。
重たいテン泊装備のザックもわずか10分の楽々山行。
重いと言っても、水も持ってこなくて良いので、でかい割には20kgを切る余裕の軽さ。
楽ちん~♪
あっという間に長衛小屋。
ここでテント泊の受付をします。とりあえず1泊。
計画では2泊3日で、天気が良ければ3日目は戸台まで歩こうかと言うことにしていました。
午前中は雨の予報なので、今は止んでいるとはいえいつ降り出すかわからない空模様。
さっさと幕営完了です。そして朝からテン場は既にパンパン。
やっぱり早めのバスで上がってきて良かった。。。
テントを張って少し落ち着いたら、やはり雨が降り出しました。
まぁ、予報通りです。
今日の予定はアサヨ峰に行くだけなので、のんびり行きましょう。
昼からの晴れを信じて、のんびりテントで雨をやり過ごします。
まだ飲んじゃだめ!
さて、まったり2時間過ぎて9時半。
そろそろ出発します。まずは栗沢山まで約2時間のCT。
アサヨ峰に着く12時頃には晴れるんじゃないかな~。
と期待して・・・
最初の分岐を右へ行きます。
道は特に整備はされていません。
倒木を避けてあるぐらいです。
下部は雨の影響で道が川になっていました。
トレランシューズでは必死に避けて歩きます。
一部倒木祭り。
とは言っても、栗沢山の山頂までは一定の斜度でゆるっと上げていくので全く体は辛くありません。
11:00栗沢山の山頂、頂きました。
宇多田さんの山は展望無しです。
でも、山頂標の上には南アルプスの天然水が置いてありました。誰だー(笑
しかし、結局雨に降られてカッパを着込んでいます。
早く晴れないかな。。。
稜線はそこそこ風も出ていて、岩の裏に隠れるように休憩しました。
とりあえず、目標のアサヨ峰を目指しましょう。
CTは1時間ほどです。
一瞬ガスが切れて前が見えました。なんか、歩きにくそうな稜線。。。
実際、尖った岩々した道で、しかもアサヨ峰に近づけば近づくほどアップダウンが出てきます。
こんな岩をよじ登ったり。
予想していたより歩きにくいです。
おまけに天候は回復しません。
むしろ、雨も降り出し酷くなってきました。
小一時間ほど歩いて、ガスの中に見えた。
あれが山頂かな?
11:55
ということで、アサヨ峰山頂2799.4m山頂頂きました!
百高山98座目!
と言っても、息子全くテンション上がらず。
いや、わかります。
三等三角点がありました。
点名「鳳凰山」
鳳凰山って、ここだったんですね。
時間は12時。
予報通りならここの山頂で晴れ間が広がるはずだったのに・・・
この写真を撮ったあたりで、さらに風も強まり、雨が叩きつけるように降ってきました。
吹きさらしの稜線では体を隠す場所もありません。
もう泣く泣く戻り足になりました。
山頂滞在は3分ぐらいです。
防水性の無いトレランシューズの中は靴下までビッショリ。
手袋は絞れる状態になり、容赦無く雨が叩きつけます。
今まで悪天候を避けて山に登っていたので、歴代1位の雨の量。
この後は写真も無く、トボトボと栗沢山に戻りました。
ところが、栗沢山直前になると急に雨が止み、ガスが切れてきました。
とりあえず、雨が止んだだけでも嬉しいです。
12:50
栗沢山に戻り、とりあえず風の当たらないところでやっと休憩します。
腰を下ろしてゆっくりしてると・・・
おおぉぉ?
ガスがどんどん切れてきた。
振り返った道が見えます。
やっぱり結構細かいアップダウンがあったのですね
その後、ゆっくりしているとどんどん雲が切れ始めて、真上には青空も見えてきました。
予報は1時間ずれたのか~。
と言うことで、もう一度栗沢山!
先ほどおいてあった南アルプスの天然水は無くなってました。
日が出ると急に暖かくなり、カッパも脱いでしまいます。
そしてテンションも急に上がり始めます。
もう今日は雨は降らないでしょう。
あのとんがった岩、アレですね♪
やっと晴れた山頂を堪能しつつ、30分ほど休憩しました。
居合わせたお向かいのテントの方々とお話ししたり、有意義な時間でした。
さぁ、テントに帰ろう。
帰りはまっすぐ降りずに、一度仙水峠に降りることにしました。
こちらは結構急な坂ですね。
そしてガスが切れて気づきました。紅葉が始まっているのですね~。
仙水峠に降りてきた頃には、すっかり青空が見えてきました。
出発をもう1時間遅らせてたら、かなり良かったんでしょうね~。
読み間違えました。
遠く、地蔵岳のオベリスクも見えます。
すっかり晴れた!
長衛小屋は携帯の電波が入らないので、ここで翌日の天気や色々と確認等を済ませました。
仙水峠からはゆるっとした下り坂。
しかし岩々地帯で歩きやすくは無いです。
息子はこんな岩場が大好き。
あれですね「#うわまじか」ってここですかね~。
きれいな場所です♪
しばらく歩くと一気に樹林帯へ。
南アルプスらしい、苔むした森です。
気持ちよい♪
仙水小屋。
入り口にチェーンをかけて、「用も無い人は寄らないように」的な雰囲気を醸し出しています。
触らぬ神に祟り無し。通過します。
でも、テン場も小屋の場所もとてもいい雰囲気でしたよ。
いつか、テントを張ってみたいですね~。
川の流れが綺麗です♪
まさに「#水の山行ってきた」
ですね!
あの橋ですね♪
苔むした森の中を流れる清流、ほんとに不思議な空間です。
こんなに素敵な場所も、そうは無いでしょうね~。
さすが、CMに使われるだけの事はありますね。
堰堤でできる池の水が青い、ほんとに青い。
まさに水の山ですね。
水面の下に草が生えていることから、本当はもう少し水面が低いのでしょう。
雨の影響で増水しているのだと思いますが、それでもこの綺麗さ。
凄いわ~。
と言うことで、無事に周回してきました。
一部道が川になっていましたが、なんとか通過。
と言うか、既に靴はびしょびしょですし(^^;
テントに戻って乾杯です。
あとは濡れたものを干して、乾かして・・・
のんびりとした時間を過ごしました。
夕飯は釜揚げ素麺で豚汁を頂きます。
追加で海藻サラダとお麩をお好みで入れて。。。
これがなかなか美味しいのです♪
それにしても、晴れて良かった。
いよいよ明日は最後の百高山。
駒津峰と甲斐駒ヶ岳。
やっと、長い旅が一段落する。
明日はきっと晴れるはず。
ここ最近のテント生活そのまま、ヘッデンを使うこと無い時間帯に眠りに落ちました。
1日目の栗沢山とアサヨ峰。
雨だったけど、これもまた山ですね!
栗沢山はこちらの山です。
<![CDATA[先の連休にて、目標にしていた百高山最後のミッションをクリアするために行ってきました。
結果からいえば、目標をクリアし、無事下山に至りました。
それでは行きましょう。
21日金曜日、いつも通り夜に車を走らせます。
3連休の天気は1日目の22日午前中が雨、午後から晴れて23日は晴れ。
24日はまた暗転する・・・
と、言うことでした。しかし、ここ最近の天気予報は毎日コロコロ変わるので、予報が当たるかどうかも微妙です。
まぁ、ぐだぐだしてても仕方が無いので、小雨が降る中、伊那の仙流荘を目指しました。
丁度日付が変わる頃に仙流荘に到着しましたが、やはり天気の影響なのか、駐車場は一番近い所でも5割ほど。
すんなり止めて、即眠りに落ちました。今日は寝れる・・・
22日
朝4時半に目が覚めます。
外がガヤガヤしているので周りを見ると、車がびっしり。
トイレに行くと既にバス停には人が並んでいます。
一気に人が来たようですね。
息子を起こして準備して、そのままバス停に並びます。
登山計画書、提出。
そろそろちゃんとコンパスで出すかなー。
人が多いからか、少し早めにバスが動き始めました。
なんとか3台目に乗れました。今回のバスはありがたいことにバックドアがついていて、大型ザックは後ろに置ける、親切設計です。
大きなザックを膝に抱えたままじゃなかったので、とても助かりました。
6:20
北沢峠に到着です。
ここからはてくてく歩いて長衛小屋へ。
重たいテン泊装備のザックもわずか10分の楽々山行。
重いと言っても、水も持ってこなくて良いので、でかい割には20kgを切る余裕の軽さ。
楽ちん~♪
あっという間に長衛小屋。
ここでテント泊の受付をします。とりあえず1泊。
計画では2泊3日で、天気が良ければ3日目は戸台まで歩こうかと言うことにしていました。
午前中は雨の予報なので、今は止んでいるとはいえいつ降り出すかわからない空模様。
さっさと幕営完了です。そして朝からテン場は既にパンパン。
やっぱり早めのバスで上がってきて良かった。。。
テントを張って少し落ち着いたら、やはり雨が降り出しました。
まぁ、予報通りです。
今日の予定はアサヨ峰に行くだけなので、のんびり行きましょう。
昼からの晴れを信じて、のんびりテントで雨をやり過ごします。
まだ飲んじゃだめ!
さて、まったり2時間過ぎて9時半。
そろそろ出発します。まずは栗沢山まで約2時間のCT。
アサヨ峰に着く12時頃には晴れるんじゃないかな~。
と期待して・・・
最初の分岐を右へ行きます。
道は特に整備はされていません。
倒木を避けてあるぐらいです。
下部は雨の影響で道が川になっていました。
トレランシューズでは必死に避けて歩きます。
一部倒木祭り。
とは言っても、栗沢山の山頂までは一定の斜度でゆるっと上げていくので全く体は辛くありません。
11:00栗沢山の山頂、頂きました。
宇多田さんの山は展望無しです。
でも、山頂標の上には南アルプスの天然水が置いてありました。誰だー(笑
しかし、結局雨に降られてカッパを着込んでいます。
早く晴れないかな。。。
稜線はそこそこ風も出ていて、岩の裏に隠れるように休憩しました。
とりあえず、目標のアサヨ峰を目指しましょう。
CTは1時間ほどです。
一瞬ガスが切れて前が見えました。なんか、歩きにくそうな稜線。。。
実際、尖った岩々した道で、しかもアサヨ峰に近づけば近づくほどアップダウンが出てきます。
こんな岩をよじ登ったり。
予想していたより歩きにくいです。
おまけに天候は回復しません。
むしろ、雨も降り出し酷くなってきました。
小一時間ほど歩いて、ガスの中に見えた。
あれが山頂かな?
11:55
ということで、アサヨ峰山頂2799.4m山頂頂きました!
百高山98座目!
と言っても、息子全くテンション上がらず。
いや、わかります。
三等三角点がありました。
点名「鳳凰山」
鳳凰山って、ここだったんですね。
時間は12時。
予報通りならここの山頂で晴れ間が広がるはずだったのに・・・
この写真を撮ったあたりで、さらに風も強まり、雨が叩きつけるように降ってきました。
吹きさらしの稜線では体を隠す場所もありません。
もう泣く泣く戻り足になりました。
山頂滞在は3分ぐらいです。
防水性の無いトレランシューズの中は靴下までビッショリ。
手袋は絞れる状態になり、容赦無く雨が叩きつけます。
今まで悪天候を避けて山に登っていたので、歴代1位の雨の量。
この後は写真も無く、トボトボと栗沢山に戻りました。
ところが、栗沢山直前になると急に雨が止み、ガスが切れてきました。
とりあえず、雨が止んだだけでも嬉しいです。
12:50
栗沢山に戻り、とりあえず風の当たらないところでやっと休憩します。
腰を下ろしてゆっくりしてると・・・
おおぉぉ?
ガスがどんどん切れてきた。
振り返った道が見えます。
やっぱり結構細かいアップダウンがあったのですね
その後、ゆっくりしているとどんどん雲が切れ始めて、真上には青空も見えてきました。
予報は1時間ずれたのか~。
と言うことで、もう一度栗沢山!
先ほどおいてあった南アルプスの天然水は無くなってました。
日が出ると急に暖かくなり、カッパも脱いでしまいます。
そしてテンションも急に上がり始めます。
もう今日は雨は降らないでしょう。
あのとんがった岩、アレですね♪
やっと晴れた山頂を堪能しつつ、30分ほど休憩しました。
居合わせたお向かいのテントの方々とお話ししたり、有意義な時間でした。
さぁ、テントに帰ろう。
帰りはまっすぐ降りずに、一度仙水峠に降りることにしました。
こちらは結構急な坂ですね。
そしてガスが切れて気づきました。紅葉が始まっているのですね~。
仙水峠に降りてきた頃には、すっかり青空が見えてきました。
出発をもう1時間遅らせてたら、かなり良かったんでしょうね~。
読み間違えました。
遠く、地蔵岳のオベリスクも見えます。
すっかり晴れた!
長衛小屋は携帯の電波が入らないので、ここで翌日の天気や色々と確認等を済ませました。
仙水峠からはゆるっとした下り坂。
しかし岩々地帯で歩きやすくは無いです。
息子はこんな岩場が大好き。
あれですね「#うわまじか」ってここですかね~。
きれいな場所です♪
しばらく歩くと一気に樹林帯へ。
南アルプスらしい、苔むした森です。
気持ちよい♪
仙水小屋。
入り口にチェーンをかけて、「用も無い人は寄らないように」的な雰囲気を醸し出しています。
触らぬ神に祟り無し。通過します。
でも、テン場も小屋の場所もとてもいい雰囲気でしたよ。
いつか、テントを張ってみたいですね~。
川の流れが綺麗です♪
まさに「#水の山行ってきた」
ですね!
あの橋ですね♪
苔むした森の中を流れる清流、ほんとに不思議な空間です。
こんなに素敵な場所も、そうは無いでしょうね~。
さすが、CMに使われるだけの事はありますね。
堰堤でできる池の水が青い、ほんとに青い。
まさに水の山ですね。
水面の下に草が生えていることから、本当はもう少し水面が低いのでしょう。
雨の影響で増水しているのだと思いますが、それでもこの綺麗さ。
凄いわ~。
と言うことで、無事に周回してきました。
一部道が川になっていましたが、なんとか通過。
と言うか、既に靴はびしょびしょですし(^^;
テントに戻って乾杯です。
あとは濡れたものを干して、乾かして・・・
のんびりとした時間を過ごしました。
夕飯は釜揚げ素麺で豚汁を頂きます。
追加で海藻サラダとお麩をお好みで入れて。。。
これがなかなか美味しいのです♪
それにしても、晴れて良かった。
いよいよ明日は最後の百高山。
駒津峰と甲斐駒ヶ岳。
やっと、長い旅が一段落する。
明日はきっと晴れるはず。
ここ最近のテント生活そのまま、ヘッデンを使うこと無い時間帯に眠りに落ちました。
1日目の栗沢山とアサヨ峰。
雨だったけど、これもまた山ですね!
栗沢山はこちらの山です。
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山
百高山
PENTAGON
2018-09-28T12:30:00+09:00
-
日帰り水晶岳 後半
https://monolith.hida-ch.com/e942757.html
結構な風が吹きつけ初めて、ガスの水滴に体温を奪われ始めます。
動かないと寒いな、行かないと。
山頂滞在は10分足らず。
来た道を戻ります。
最初の岩場で少し気を使いますが、それを過ぎると快適な道。
7:38水晶小屋に戻りました。
小屋の前に回ってみると、なんだか雨戸も全部閉まってる…
あら?小屋閉めですか?
と、この時は思ってました。
時間に余裕も出来たので、ここで名物の力汁を戴こうと思ったのですが…
残念、また次の機会に。
ワリモ北分岐へ足を進めます。
ここの稜線、こうやって改めて見るととても素敵な道ですね。
来るときは必死過ぎて見えてなかったのかな。
晴れていたらとても素敵な景色でしょう。
なんで昨年息子と歩いた時はそう思わなかったんだろう?
寝れなかった小屋泊の赤牛ピストンでヘロヘロだったからでしょうか。。。
またいつか、歩きに来よう。
8:01ワリモ北分岐に戻りました。(写真は岩苔乗越)
ここで葛藤。
来た道を戻って鷲羽経由で三俣に戻るか、黒部源流に降りて三俣に登るか…
今日来た感じでは多分鷲羽岳へ抜ける方が楽なような気がします。
何気で、黒部源流まではここから400m下げます。そして150m上げ。
昨年経験済みでこの道を下るのは疲れると体が知ってます。
でも、来た道をそのまま戻るのも面白くないので、つらいと分かっていても降りる方を選択してしまいました。
そうと決めたら行きます。
水場。これがホントの黒部源流。黒部の川の最初の一滴・・・
でも、この日は雨の後なので、もっと上からガンガン沢から水が出ていました。
そして、沢沿いに降り始めて後悔。
道が川になってる。。。
ただでさえ歩きにくい下りの道なのに、石の頭を選んで足を置かないとハマります。
なんともトレランシューズ泣かせの道。
降りなきゃ良かったと本気で後悔しました、ウキー。
でも振り返るとアフターカーニバル。
もうこんなに降りてきてしまっている。
でも、前を見るとまたやる気を削がれます。
あれを150m上げるのか…
しかも、明らかに三俣蓮華岳は雲の中ですし、あの辺り雨が降っているのが悲しい事に見えてしまいます。
もう三俣蓮華岳も寄らなくていいや・・・
あぁ・・・
なんでしょう。
目的達成の後の敗北感。
やっと黒部源流の碑。
でも、なぜここなんでしょうね?もっと上にあっても良さそうなんですが…
もう登る足も売り切れてますが、必死に足を上げ続けます。
左足の小指と裏側、豆がつぶれているのが分かります。
痛いけどどうにもなりません。
8:56さらに雨も降ってきた。
もう泣きっ面に蜂ですね、三俣山荘の食堂に避難します。
カレーを注文しました。
疲れた体に染み込みます、ホントに美味しい。
トマトソース強めな感じでピリッと辛く、あっという間に完食してしまいました。
ごちそうさまでした。
お腹も満たされ、体も程よく休めました。
そして外に出ると、なんと雨がやんでる。
鷲羽岳が全開で見え始めてるじゃないですか。
これは良い兆候。
不思議な事に、気分が上がると力も戻ってくるような気がします。
荷物をまとめて三俣峠へ登り返し始めると・・・
めっちゃ晴れてきた。
これを目の前にして、三俣蓮華岳に登らない理由は無いです。
時間にも余裕がありますし、せっかくだから回って帰ろう。
双六方面のカールも綺麗に見えて来ましたね。
売り切れた登る足も、少し帰って来たみたいです。
気分は上場♪
9:45三俣峠。
ここから巻道を帰る気満々だったのに、もう足が勝手に三俣蓮華へ。
9:56 三俣蓮華岳、頂きました!
三種の三角点も久しぶり!
振り返ると、鷲羽岳から水晶岳までの稜線。
いやー、綺麗だな~。水晶岳も晴れて来たな。
まぁタイミングですよね、こういうのは。
水晶の大分上に大きな笠雲があるの、分かりますか?
あれ、薬師岳で出来た傘があそこまで流されてきてるんです。
遠く、赤牛岳とその向こうに立山に劔。
薬師岳と北薬師岳。
富山湾まで見えますね。
反対側は大天井岳。
自分で言うのもなんですが、見えている稜線は殆ど歩いている。凄いな。。。息子、よく歩いた。
これだけ晴れてくると、きっと双六岳の山頂も素敵でしょうね。
せっかく稜線に上がった事ですし、このまま双六岳も回っていきましょう。
一旦下り、また登り返すと丸山です。
丸山からみる黒部五郎岳。
見事なカールですね、綺麗だ~。
振り返ると、鷲羽から水晶、赤牛へと続く稜線。
もう最高♪
ウキウキで双六岳へ足を進めました。
が、しかし…
中道分岐…
またガスが…
これはもう山頂の景色もダメかな?
素直に中道を帰ろうか…
いや、急にガスるという事は、急に晴れるかもしれない。
ほんの少しの希望を胸に、双六岳へ登り返す事にしました。
10:41 うっ…
双六岳山頂、頂きました。
涙が止まりません。
ガスガスですやん…
ホントは、ココにバーンと槍が・・・
まぁ、また来るさ。
しかし、もう足の裏が限界かも。
靴下を脱いで見てみると、なんとも可哀そうな事になってます。
小指の先と足の裏、すまん。
私のわがままに付き合ってくれてありがとう。
ファーストエイドのキットを出して、絆創膏とテーピングで少しでも衝撃を和らげるように処置しました。
これが少し効いたのか、この後痛みは大分薄れました。
さて帰りますか。
それでも、双六のこの稜線は好きですね。
この優しい感じがとてもいい雰囲気です。
この道、すきだなぁ~。
11:07
巻道分岐に帰ってきました。
朝ココを通ってから7時間近くが経った訳ですね。
でも、時間に余裕もあるので良い感じです。
ここまで来れれば、どうあがいても明るいうちに新穂高に着きます。
私のモットーは、「暗いうちに出発しても下山は明るいうち」です。
暗いうちに出発して何かあっても、すぐに明るくなるのでなんとかなります。助けも来てくれます。
でも、だんだん暗くなってから何かあると、次に明るくなるまでの時間が長いのと、そこまで誰にも助けに来てもらえません。
致命的です。
だから山は、早出早着なんですよね。
日が沈んでまで動き続けるリスクは避けたい訳です。
11:15
さて、双六小屋に戻ると…
あら?
小屋閉まってる?
恐る恐る入り口から入ってみると、普通に受付にお姉さんが居ました。
「あー、台風が来てるんで、全部外張りしてるんです。」
なるほど、そうか!
そして気付きます、水晶小屋もそうだったのでしょうね。
ここでコーラチャージ。
甘い炭酸飲料が体に染みわたります。
んまい。
少し休憩もして、11:30に小屋を出発しました。
双六のテン場。
明日台風が来るのに、テントが2張り。
午前中までは持つような予報でしたが…
猛者ですな。
水晶岳、鷲羽岳、双六小屋、ありがとうございました、また来ますね。
あとは修行の道。
双六小屋の時点でこの日の歩行距離は30㎞
累積標高差もかなりのものです。
もう太ももはパンパン。足の裏も処置したとはいいえ、下りになるとなかなかの衝撃を受けます。
12:10
弓折乗越
この辺りで再びガスが切れ始めました。
また晴れそうですね、今日は目まぐるしく天気が変わります。
それでも槍はまだ雲の中ですが、鏡平まで降りれば見れるかな?
12:30
鏡平山荘まで降りてきました。
この時点で日も差し始め、足の負担も大きかったので少し休憩をとることにしました。
名物かき氷を頂きます。
美味し~♪
疲れた体に糖分が浸透して行くのがよくわかります。
今体はスポンジ状態。吸収率が高いです。
もう一杯行きたかったけど、止めておきましょう。
そして荷物をまとめて出発しようとしたのですが、鏡池でまたストップ。
槍が出そう。少し待ってみる事にしました。
結局槍は出てこなかったのですが、待ちながらここで休憩していた御夫婦としばらく歓談しました。
とても優しそうな旦那様に、奥様。話をしていてとても気持ちの良いお二人でした。
夫婦で山をのんびり歩くっての、良いですね。素敵な御夫婦でした。
またどこかの山でお会いできればと思います。
さて、ガンガン降りましょう。
熊のおどり場。
ココを通るときは必ず熊踊りをしなければなりません。
誰も居ないのを良い事に今日も激しく踊るのですが、勿論一人です。
撮ってくれる人も居ないので、お見せできないのが残念です。
13:19シシウドヶ原
いやー、まだあそこまで降りるんだ、厳しいな~。
13:41
ガシガシ歩いて秩父沢出合まで降りてきました。
やっぱり少し水量がありますね。
そして水が綺麗♪
飛び込みたくなる衝動に駆られますが、我慢します。
気持ち良いだろうな~…
そして、ここで最後に槍の穂先が雲の中から一瞬見えました。
良かった、最後に現れた。
やっぱり、槍の存在感は圧倒的ですね、カッコいい。
14:08
ようやく小池新道の入り口です。
登山道は終了、後は8㎞ほどの林道歩きです。
足が・・・
もう…
14:18
重い足を強引に回して、わさび平の小屋に辿り着きました。
暗い時には気付きませんでした、小屋が新しくなってる。。。
あれ?去年もそうだったのかな?
そしてコレ。
もう止まりませんでした。
きゅうり、トマト、塩、三種の神器が揃ってます。もう手にしない訳が無い。
美味しかった。。。
さて、後は林道を行きます。
緩い下りが続くので、もう重力に体重を預けます。
体が勝手に前に進むので、それに逆らわないようにすると惰性で走る訳です。
ヘタに抑えると、逆に足がつらい。。。
15:08
そしてゲートを越えた後、この橋を渡るときのこの景色。
これを見ると帰ってきた感が半端無いですね。
長かった~。
新穂高の登山者センターに下山届を出して、後は車に戻ります。
最後は安定のひがくの湯。
もう説明は要りませんね!
なんとか、これでこの三ヶ月の締めをするには最高の登山が出来ました。
これでまた明日から、適当に頑張れる。
頑張れると言うか、自信がつきました。
歩行距離46㎞ 累積標高差±3460m
15時間20分
よく歩きました。明日の自分、自信持っていいぞ!
いつも一緒にいる息子が居ない一人での山でしたが、たまには良いですね。
自分と向き合う時間が長く、色々考えたり無心になれる時間が多いです。
息子も忙しくなってきているようですし、今後はソロが増えるかな…?
さぁ、次はいよいよ、百高山の締めですね。
今月の後半の連休、南アルプスへ行きますか!
<![CDATA[
結構な風が吹きつけ初めて、ガスの水滴に体温を奪われ始めます。
動かないと寒いな、行かないと。
山頂滞在は10分足らず。
来た道を戻ります。
最初の岩場で少し気を使いますが、それを過ぎると快適な道。
7:38水晶小屋に戻りました。
小屋の前に回ってみると、なんだか雨戸も全部閉まってる…
あら?小屋閉めですか?
と、この時は思ってました。
時間に余裕も出来たので、ここで名物の力汁を戴こうと思ったのですが…
残念、また次の機会に。
ワリモ北分岐へ足を進めます。
ここの稜線、こうやって改めて見るととても素敵な道ですね。
来るときは必死過ぎて見えてなかったのかな。
晴れていたらとても素敵な景色でしょう。
なんで昨年息子と歩いた時はそう思わなかったんだろう?
寝れなかった小屋泊の赤牛ピストンでヘロヘロだったからでしょうか。。。
またいつか、歩きに来よう。
8:01ワリモ北分岐に戻りました。(写真は岩苔乗越)
ここで葛藤。
来た道を戻って鷲羽経由で三俣に戻るか、黒部源流に降りて三俣に登るか…
今日来た感じでは多分鷲羽岳へ抜ける方が楽なような気がします。
何気で、黒部源流まではここから400m下げます。そして150m上げ。
昨年経験済みでこの道を下るのは疲れると体が知ってます。
でも、来た道をそのまま戻るのも面白くないので、つらいと分かっていても降りる方を選択してしまいました。
そうと決めたら行きます。
水場。これがホントの黒部源流。黒部の川の最初の一滴・・・
でも、この日は雨の後なので、もっと上からガンガン沢から水が出ていました。
そして、沢沿いに降り始めて後悔。
道が川になってる。。。
ただでさえ歩きにくい下りの道なのに、石の頭を選んで足を置かないとハマります。
なんともトレランシューズ泣かせの道。
降りなきゃ良かったと本気で後悔しました、ウキー。
でも振り返るとアフターカーニバル。
もうこんなに降りてきてしまっている。
でも、前を見るとまたやる気を削がれます。
あれを150m上げるのか…
しかも、明らかに三俣蓮華岳は雲の中ですし、あの辺り雨が降っているのが悲しい事に見えてしまいます。
もう三俣蓮華岳も寄らなくていいや・・・
あぁ・・・
なんでしょう。
目的達成の後の敗北感。
やっと黒部源流の碑。
でも、なぜここなんでしょうね?もっと上にあっても良さそうなんですが…
もう登る足も売り切れてますが、必死に足を上げ続けます。
左足の小指と裏側、豆がつぶれているのが分かります。
痛いけどどうにもなりません。
8:56さらに雨も降ってきた。
もう泣きっ面に蜂ですね、三俣山荘の食堂に避難します。
カレーを注文しました。
疲れた体に染み込みます、ホントに美味しい。
トマトソース強めな感じでピリッと辛く、あっという間に完食してしまいました。
ごちそうさまでした。
お腹も満たされ、体も程よく休めました。
そして外に出ると、なんと雨がやんでる。
鷲羽岳が全開で見え始めてるじゃないですか。
これは良い兆候。
不思議な事に、気分が上がると力も戻ってくるような気がします。
荷物をまとめて三俣峠へ登り返し始めると・・・
めっちゃ晴れてきた。
これを目の前にして、三俣蓮華岳に登らない理由は無いです。
時間にも余裕がありますし、せっかくだから回って帰ろう。
双六方面のカールも綺麗に見えて来ましたね。
売り切れた登る足も、少し帰って来たみたいです。
気分は上場♪
9:45三俣峠。
ここから巻道を帰る気満々だったのに、もう足が勝手に三俣蓮華へ。
9:56 三俣蓮華岳、頂きました!
三種の三角点も久しぶり!
振り返ると、鷲羽岳から水晶岳までの稜線。
いやー、綺麗だな~。水晶岳も晴れて来たな。
まぁタイミングですよね、こういうのは。
水晶の大分上に大きな笠雲があるの、分かりますか?
あれ、薬師岳で出来た傘があそこまで流されてきてるんです。
遠く、赤牛岳とその向こうに立山に劔。
薬師岳と北薬師岳。
富山湾まで見えますね。
反対側は大天井岳。
自分で言うのもなんですが、見えている稜線は殆ど歩いている。凄いな。。。息子、よく歩いた。
これだけ晴れてくると、きっと双六岳の山頂も素敵でしょうね。
せっかく稜線に上がった事ですし、このまま双六岳も回っていきましょう。
一旦下り、また登り返すと丸山です。
丸山からみる黒部五郎岳。
見事なカールですね、綺麗だ~。
振り返ると、鷲羽から水晶、赤牛へと続く稜線。
もう最高♪
ウキウキで双六岳へ足を進めました。
が、しかし…
中道分岐…
またガスが…
これはもう山頂の景色もダメかな?
素直に中道を帰ろうか…
いや、急にガスるという事は、急に晴れるかもしれない。
ほんの少しの希望を胸に、双六岳へ登り返す事にしました。
10:41 うっ…
双六岳山頂、頂きました。
涙が止まりません。
ガスガスですやん…
ホントは、ココにバーンと槍が・・・
まぁ、また来るさ。
しかし、もう足の裏が限界かも。
靴下を脱いで見てみると、なんとも可哀そうな事になってます。
小指の先と足の裏、すまん。
私のわがままに付き合ってくれてありがとう。
ファーストエイドのキットを出して、絆創膏とテーピングで少しでも衝撃を和らげるように処置しました。
これが少し効いたのか、この後痛みは大分薄れました。
さて帰りますか。
それでも、双六のこの稜線は好きですね。
この優しい感じがとてもいい雰囲気です。
この道、すきだなぁ~。
11:07
巻道分岐に帰ってきました。
朝ココを通ってから7時間近くが経った訳ですね。
でも、時間に余裕もあるので良い感じです。
ここまで来れれば、どうあがいても明るいうちに新穂高に着きます。
私のモットーは、「暗いうちに出発しても下山は明るいうち」です。
暗いうちに出発して何かあっても、すぐに明るくなるのでなんとかなります。助けも来てくれます。
でも、だんだん暗くなってから何かあると、次に明るくなるまでの時間が長いのと、そこまで誰にも助けに来てもらえません。
致命的です。
だから山は、早出早着なんですよね。
日が沈んでまで動き続けるリスクは避けたい訳です。
11:15
さて、双六小屋に戻ると…
あら?
小屋閉まってる?
恐る恐る入り口から入ってみると、普通に受付にお姉さんが居ました。
「あー、台風が来てるんで、全部外張りしてるんです。」
なるほど、そうか!
そして気付きます、水晶小屋もそうだったのでしょうね。
ここでコーラチャージ。
甘い炭酸飲料が体に染みわたります。
んまい。
少し休憩もして、11:30に小屋を出発しました。
双六のテン場。
明日台風が来るのに、テントが2張り。
午前中までは持つような予報でしたが…
猛者ですな。
水晶岳、鷲羽岳、双六小屋、ありがとうございました、また来ますね。
あとは修行の道。
双六小屋の時点でこの日の歩行距離は30㎞
累積標高差もかなりのものです。
もう太ももはパンパン。足の裏も処置したとはいいえ、下りになるとなかなかの衝撃を受けます。
12:10
弓折乗越
この辺りで再びガスが切れ始めました。
また晴れそうですね、今日は目まぐるしく天気が変わります。
それでも槍はまだ雲の中ですが、鏡平まで降りれば見れるかな?
12:30
鏡平山荘まで降りてきました。
この時点で日も差し始め、足の負担も大きかったので少し休憩をとることにしました。
名物かき氷を頂きます。
美味し~♪
疲れた体に糖分が浸透して行くのがよくわかります。
今体はスポンジ状態。吸収率が高いです。
もう一杯行きたかったけど、止めておきましょう。
そして荷物をまとめて出発しようとしたのですが、鏡池でまたストップ。
槍が出そう。少し待ってみる事にしました。
結局槍は出てこなかったのですが、待ちながらここで休憩していた御夫婦としばらく歓談しました。
とても優しそうな旦那様に、奥様。話をしていてとても気持ちの良いお二人でした。
夫婦で山をのんびり歩くっての、良いですね。素敵な御夫婦でした。
またどこかの山でお会いできればと思います。
さて、ガンガン降りましょう。
熊のおどり場。
ココを通るときは必ず熊踊りをしなければなりません。
誰も居ないのを良い事に今日も激しく踊るのですが、勿論一人です。
撮ってくれる人も居ないので、お見せできないのが残念です。
13:19シシウドヶ原
いやー、まだあそこまで降りるんだ、厳しいな~。
13:41
ガシガシ歩いて秩父沢出合まで降りてきました。
やっぱり少し水量がありますね。
そして水が綺麗♪
飛び込みたくなる衝動に駆られますが、我慢します。
気持ち良いだろうな~…
そして、ここで最後に槍の穂先が雲の中から一瞬見えました。
良かった、最後に現れた。
やっぱり、槍の存在感は圧倒的ですね、カッコいい。
14:08
ようやく小池新道の入り口です。
登山道は終了、後は8㎞ほどの林道歩きです。
足が・・・
もう…
14:18
重い足を強引に回して、わさび平の小屋に辿り着きました。
暗い時には気付きませんでした、小屋が新しくなってる。。。
あれ?去年もそうだったのかな?
そしてコレ。
もう止まりませんでした。
きゅうり、トマト、塩、三種の神器が揃ってます。もう手にしない訳が無い。
美味しかった。。。
さて、後は林道を行きます。
緩い下りが続くので、もう重力に体重を預けます。
体が勝手に前に進むので、それに逆らわないようにすると惰性で走る訳です。
ヘタに抑えると、逆に足がつらい。。。
15:08
そしてゲートを越えた後、この橋を渡るときのこの景色。
これを見ると帰ってきた感が半端無いですね。
長かった~。
新穂高の登山者センターに下山届を出して、後は車に戻ります。
最後は安定のひがくの湯。
もう説明は要りませんね!
なんとか、これでこの三ヶ月の締めをするには最高の登山が出来ました。
これでまた明日から、適当に頑張れる。
頑張れると言うか、自信がつきました。
歩行距離46㎞ 累積標高差±3460m
15時間20分
よく歩きました。明日の自分、自信持っていいぞ!
いつも一緒にいる息子が居ない一人での山でしたが、たまには良いですね。
自分と向き合う時間が長く、色々考えたり無心になれる時間が多いです。
息子も忙しくなってきているようですし、今後はソロが増えるかな…?
さぁ、次はいよいよ、百高山の締めですね。
今月の後半の連休、南アルプスへ行きますか!
]]>
山
トレーニング
トレラン
PENTAGON
2018-09-07T08:00:00+09:00
-
日帰り水晶岳 前半
https://monolith.hida-ch.com/e942737.html
今年もやって参りました、一年に一度の挑戦的なソロ登山。
昨年は槍ヶ岳・双六岳1Dayでした。
その時、帰り道にお話ししていた方は日帰りで鷲羽岳、もう一人は水晶岳と聞いていたので、そのプランがずっと頭に残っていました。
昨年はなんのトレーニングもせずに臨みましたが、今年はこっそりとトレーニングに励んで来ていました。
実はこの3か月、ランニングや千段階段を淡々とこなし、体重は8㎏落ちました。あともう少しの間だけ、息子には負けたくないので(^^;
という事で、始めましょう。
9月2日夜、夕飯が終わってから車を走らせます。
新穂高の深山荘前の登山者駐車場。
前日大雨だったことと、後に台風が来る予報のおかげか、駐車場には充分な空きがあり最上段に停める事ができました。
先に出発の準備を済ませてから、仮眠を取ることにしました。
多分、1時間半は寝れたと思います。
11:30に目覚ましが鳴り、そこから体を目覚めさせます。
「日帰り」が目的なので、0:00まで体をほぐし、準備運動をしたのち、時計を確認。
9月3日
0:01スタートです。
新穂高登山者センター。
ここで登山計画書を提出し、トイレに寄り0:09出発です。
今日は左俣林道。
この時間に歩くなら、右俣より断然左俣です。
あっちはこの時間に出ると、丁度2時頃に滝谷を通るんですよね~。
怖いですもん。
さて、夜なので特に撮るものも無く足を進めます。
0:56ワサビ平小屋。
1:08小池真道の入り口に来ました。
ここまではゆるっとした林道なのですが、私はもともとランナー系の体格では無いので走るのは苦手です。
平坦っぽい所だけ小走りで来ました。ガチっとは走れません。
1:33秩父沢出合
登山道に入れば本領発揮。ガシガシ登りますよ~。
暗いので良く分からないですが、少し水量は多いように感じます。
やっぱり前日の雨が効いてるかな?
その後は、脇目も振らず、休みもせずひたすら高度を稼ぎます。
2:34ここで初めて足を停めました。
一瞬、ため息がでてしまいましたよ、夜の鏡池。
月明かりにぼんやり見えるに槍ヶ岳と、それが綺麗に映る池。とても綺麗でした。
あ~、なんて素敵な景色だろう。
これを綺麗に写真に収める技術があれば…
スマホのカメラではこれが限界です。
見た景色をお伝え出来ずに残念です。
という事で、写真を撮ったりなんだりで2:39に鏡平小屋です。
そのまま通過。
一気に稜線まで高度を上げて弓折乗越で3:10でした。
新穂高からの標高差は1500mを越えているので、500m/hで標高を稼いでいます。
ここまで水平距離も11キロを越えているので、なかなかのペースです。
ここからは軽いアップダウンを行くだけなので、そこそこ快走で足を進める事が出来ました。
写真を撮り忘れましたが、3:50に双六小屋に到着です。
テントを撤収して出発する人や、小屋から出てくる人が居ました。
そうですね、そんな時間ですね。
ここで一旦ザックを下ろしてハイドレーションの中の水の量を確認します。まだ十分なので補充はしなくて良さそうです。
しかし、新穂高から双六の小屋まで4時間切るとは、この年なりに進化しましたね。トレーニングの成果が出てます。
おにぎりを一つ頬張り、3:55に出発。
4:03巻道分岐です。
季節も秋近く、日の出も遅いので双六岳に上がるのは止めにします。
このまま巻道を通って一気に三俣まで行きましょう。
三俣峠直前、東の空が明るんで来ました。
綺麗ですね~、このまま今日は晴れると良いな。
三俣峠から下って来る途中。
目の前の景色に思わず足を止めてしまいました。
凄く美しいと言う訳では無いのですが、山荘の明かりと薄暗い鷲羽岳が、一日の始まる感じを漂わせてなんとも言えない雰囲気でした。
なんとなく、まな板で大根を切るトントンと言う音、くつくつ言う鍋から漂う味噌汁の香り、そんなイメージが頭の中に広がりました。
いいですね、この雰囲気。とても素敵です。
5:10三俣山荘に到着です。
先ほどの勝手なイメージでお腹がグルグル言い出したので、またここでおにぎりを一つ頬張ります。
大分ギリギリで来てるので、鷲羽の登りの前に足を少しほぐします。
5分ほど休んで一気に登ります。
駆ける事は出来ませんが、それなりに最大速で足を上げ続けます。
5:55
鷲羽岳山頂、頂きました。
凄い、新穂高から6時間切れた。おじさんまだ頑張れる。
頑張らなくてもいいけど、頑張ればやれるもんですね。
鷲羽池の向こうに大天井、常念、槍ヶ岳に穂高まで、綺麗だな~。
西釜尾根に双六、笠ヶ岳まで見えます。
こちらは同じく昨年息子と歩いた裏銀座。
野口五郎岳と南真砂岳。
そしてこれから行く水晶岳。
さぁ、ゆっくりもしていられない、写真を撮ったら即出発です。
6:18ワリモ岳通過。
山頂は通らないんですね、知らなかったです。
6:26ワリモ北分岐です。
ようやく水晶岳が射程圏内に入ってきた感じです。
ワリモ北分岐から水晶小屋までの道は、歩きやすい道です。
ほぼ水平移動なので、負担が軽くて快速です。
湯俣川に日が射します、これも幻想的で綺麗ですね~。
6:45水晶小屋の裏の分岐に到着しました。
残念なことに水晶岳の山頂はガスの中に入ってきましたね・・・
小屋はとりあえず通過して、水晶岳に向かいますが、運動量が半端ないのかとにかくお腹が減ります。
ここでもう一つおにぎりを頬張ります。
あと少し、行きましょう!
そこからはさらに吹き付ける風も強くなり、ガスも濃くなってきましたが快速で行きます。
7:10水晶岳山頂頂きました!
新穂高から22.5㎞ 7時間10分 腹減った!自分よく頑張ったわ~。
CTだと新穂高から13時間20分なので、かなり良いペースで来ました。
正直、自分の中のUターンリミットの10時ギリギリになるんじゃ無いかと思ってましたが…
ガスガスで何も見えないですが、ここ最近のトレーニングの成果が出て自分的に満足しています。
消費カロリーが多かったのか、お腹がグルグル泣きっぱなしです、最後のおにぎりを頬張ります。
あとは行動食でなんとかしましょう。
消化が進むように、ゆっくりと米をかみしめます。
モグモグしながら色々な事が頭をよぎりました。
この3ヶ月、自分と向き合う良い時間でした。
結局答えは出なかったんですけど、もうちょっと楽に生きて良い。命いっぱい頑張る必要性は無い。
やるときにやれれば、それで良いんだな、と思えるようになりました。
いや、答えは足元にあったんだ、気付きたく無かったんでしょう。
こうやって山に送り出してくれるカミさんにも、ホントにありがたいと思わないと。
思っていても行動で示さないと駄目なんだろうけど、それは次のステップですね。
子供達にも心配かけていただろうな。。。
さぁ、帰ろう。
後半へ続く
<![CDATA[今年もやって参りました、一年に一度の挑戦的なソロ登山。
昨年は槍ヶ岳・双六岳1Dayでした。
その時、帰り道にお話ししていた方は日帰りで鷲羽岳、もう一人は水晶岳と聞いていたので、そのプランがずっと頭に残っていました。
昨年はなんのトレーニングもせずに臨みましたが、今年はこっそりとトレーニングに励んで来ていました。
実はこの3か月、ランニングや千段階段を淡々とこなし、体重は8㎏落ちました。あともう少しの間だけ、息子には負けたくないので(^^;
という事で、始めましょう。
9月2日夜、夕飯が終わってから車を走らせます。
新穂高の深山荘前の登山者駐車場。
前日大雨だったことと、後に台風が来る予報のおかげか、駐車場には充分な空きがあり最上段に停める事ができました。
先に出発の準備を済ませてから、仮眠を取ることにしました。
多分、1時間半は寝れたと思います。
11:30に目覚ましが鳴り、そこから体を目覚めさせます。
「日帰り」が目的なので、0:00まで体をほぐし、準備運動をしたのち、時計を確認。
9月3日
0:01スタートです。
新穂高登山者センター。
ここで登山計画書を提出し、トイレに寄り0:09出発です。
今日は左俣林道。
この時間に歩くなら、右俣より断然左俣です。
あっちはこの時間に出ると、丁度2時頃に滝谷を通るんですよね~。
怖いですもん。
さて、夜なので特に撮るものも無く足を進めます。
0:56ワサビ平小屋。
1:08小池真道の入り口に来ました。
ここまではゆるっとした林道なのですが、私はもともとランナー系の体格では無いので走るのは苦手です。
平坦っぽい所だけ小走りで来ました。ガチっとは走れません。
1:33秩父沢出合
登山道に入れば本領発揮。ガシガシ登りますよ~。
暗いので良く分からないですが、少し水量は多いように感じます。
やっぱり前日の雨が効いてるかな?
その後は、脇目も振らず、休みもせずひたすら高度を稼ぎます。
2:34ここで初めて足を停めました。
一瞬、ため息がでてしまいましたよ、夜の鏡池。
月明かりにぼんやり見えるに槍ヶ岳と、それが綺麗に映る池。とても綺麗でした。
あ~、なんて素敵な景色だろう。
これを綺麗に写真に収める技術があれば…
スマホのカメラではこれが限界です。
見た景色をお伝え出来ずに残念です。
という事で、写真を撮ったりなんだりで2:39に鏡平小屋です。
そのまま通過。
一気に稜線まで高度を上げて弓折乗越で3:10でした。
新穂高からの標高差は1500mを越えているので、500m/hで標高を稼いでいます。
ここまで水平距離も11キロを越えているので、なかなかのペースです。
ここからは軽いアップダウンを行くだけなので、そこそこ快走で足を進める事が出来ました。
写真を撮り忘れましたが、3:50に双六小屋に到着です。
テントを撤収して出発する人や、小屋から出てくる人が居ました。
そうですね、そんな時間ですね。
ここで一旦ザックを下ろしてハイドレーションの中の水の量を確認します。まだ十分なので補充はしなくて良さそうです。
しかし、新穂高から双六の小屋まで4時間切るとは、この年なりに進化しましたね。トレーニングの成果が出てます。
おにぎりを一つ頬張り、3:55に出発。
4:03巻道分岐です。
季節も秋近く、日の出も遅いので双六岳に上がるのは止めにします。
このまま巻道を通って一気に三俣まで行きましょう。
三俣峠直前、東の空が明るんで来ました。
綺麗ですね~、このまま今日は晴れると良いな。
三俣峠から下って来る途中。
目の前の景色に思わず足を止めてしまいました。
凄く美しいと言う訳では無いのですが、山荘の明かりと薄暗い鷲羽岳が、一日の始まる感じを漂わせてなんとも言えない雰囲気でした。
なんとなく、まな板で大根を切るトントンと言う音、くつくつ言う鍋から漂う味噌汁の香り、そんなイメージが頭の中に広がりました。
いいですね、この雰囲気。とても素敵です。
5:10三俣山荘に到着です。
先ほどの勝手なイメージでお腹がグルグル言い出したので、またここでおにぎりを一つ頬張ります。
大分ギリギリで来てるので、鷲羽の登りの前に足を少しほぐします。
5分ほど休んで一気に登ります。
駆ける事は出来ませんが、それなりに最大速で足を上げ続けます。
5:55
鷲羽岳山頂、頂きました。
凄い、新穂高から6時間切れた。おじさんまだ頑張れる。
頑張らなくてもいいけど、頑張ればやれるもんですね。
鷲羽池の向こうに大天井、常念、槍ヶ岳に穂高まで、綺麗だな~。
西釜尾根に双六、笠ヶ岳まで見えます。
こちらは同じく昨年息子と歩いた裏銀座。
野口五郎岳と南真砂岳。
そしてこれから行く水晶岳。
さぁ、ゆっくりもしていられない、写真を撮ったら即出発です。
6:18ワリモ岳通過。
山頂は通らないんですね、知らなかったです。
6:26ワリモ北分岐です。
ようやく水晶岳が射程圏内に入ってきた感じです。
ワリモ北分岐から水晶小屋までの道は、歩きやすい道です。
ほぼ水平移動なので、負担が軽くて快速です。
湯俣川に日が射します、これも幻想的で綺麗ですね~。
6:45水晶小屋の裏の分岐に到着しました。
残念なことに水晶岳の山頂はガスの中に入ってきましたね・・・
小屋はとりあえず通過して、水晶岳に向かいますが、運動量が半端ないのかとにかくお腹が減ります。
ここでもう一つおにぎりを頬張ります。
あと少し、行きましょう!
そこからはさらに吹き付ける風も強くなり、ガスも濃くなってきましたが快速で行きます。
7:10水晶岳山頂頂きました!
新穂高から22.5㎞ 7時間10分 腹減った!自分よく頑張ったわ~。
CTだと新穂高から13時間20分なので、かなり良いペースで来ました。
正直、自分の中のUターンリミットの10時ギリギリになるんじゃ無いかと思ってましたが…
ガスガスで何も見えないですが、ここ最近のトレーニングの成果が出て自分的に満足しています。
消費カロリーが多かったのか、お腹がグルグル泣きっぱなしです、最後のおにぎりを頬張ります。
あとは行動食でなんとかしましょう。
消化が進むように、ゆっくりと米をかみしめます。
モグモグしながら色々な事が頭をよぎりました。
この3ヶ月、自分と向き合う良い時間でした。
結局答えは出なかったんですけど、もうちょっと楽に生きて良い。命いっぱい頑張る必要性は無い。
やるときにやれれば、それで良いんだな、と思えるようになりました。
いや、答えは足元にあったんだ、気付きたく無かったんでしょう。
こうやって山に送り出してくれるカミさんにも、ホントにありがたいと思わないと。
思っていても行動で示さないと駄目なんだろうけど、それは次のステップですね。
子供達にも心配かけていただろうな。。。
さぁ、帰ろう。
後半へ続く
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山
トレーニング
トレラン
PENTAGON
2018-09-06T08:00:00+09:00
-
小太郎山と、白峰三山と南陵へ 4日目
https://monolith.hida-ch.com/e941244.html
22時頃、風が強く目が覚めました。
空を見上げると雲も殆どなく満天の星空。
天の川が空を突き抜けて天井を流れます、綺麗だな~。
我々が住む「天の川銀河」、その名前は日本人らしく素敵だと思います。
英語名は「Milky Way Galaxy」
誰がそんな可愛い名前を付けたんでしょうね?
天の川銀河、直径10万光年なんて想像も絶する距離。
1光年をジェット旅客機で行くと、100万年かかる距離ですよ。
宇宙、デカい。自分小さい。
スマホでも、ここまで撮れますね。
せっかく夜空を撮る気満々でいたのに、Gopro忘れました。。。
東の空は、甲府の街の明かりで明るめです。
一通り夜空を眺め、途方も無い距離を想像しながら再び眠りにつきました。
4日目
太陽だ。
いつもと同じだけど、昨日とは違う朝。
必ず日は登る、明けない夜は無い。
ありきたりな言葉だけど、きっと昨日とは違う気持ちでこの太陽を見ていると思う。
適当に、頑張ろう。
いい加減が良い加減って事っすね。
後ろの塩見岳
南の荒川三山と上高地岳。
北の白峰三山
太陽って暖かい・・・
笹山北峰4 - Spherical Image - RICOH THETA
君は、何回山の上で夜明けを迎えたんだろうな。
その度に、何を感じているんだろう。
その年でこれだけ山の上から日の出を見ている子は、そう多くは無いだろうな…
それが良い事なのか悪い事なのかは分からないけど、どうだったと思っているかは、あと20年経ったら教えて欲しいな。
笹山北峰、ありがとうございましました。
正直、今回のブログはここで閉めても良いんですけど、一応下山まで書きますね。
樹林帯を歩く事10分。
笹山南峰に到着です。
こちらは山梨百名山ですね。
こちらの山頂はあまり展望が無いですが、白峰三山はなんとか見えますね。
道が二本。
右は伝付峠、左は奈良田と書いてあります。
いつか右に行きたいな、笊ヶ岳まで行ってみたい。
でも、今日は左に向かって帰ります。
下り始めてすぐに樹林帯です。
そしていきなり激下りです。
これは辛い。
とても密な樹林帯で、もうザックが引っかかりまくるほどの狭さです。
そしていきなり道を間違えました。
ここで左に降りてしまいました。
あまりに倒木が多いので、普通に乗り越えて行って20mほど下り・・・
なんかおかしいと気付いてすぐに戻りました。
ここ、右ですね。
これ倒木では無くて行っちゃだめの印だったみたいです。
でも、他にも間違えた人多いんでしょうね~。
しばらく下り方向に足跡が残ってましたよ。
と言うか、やっぱり昨日暗くなること前提でここを降りなくて良かった。。。
なんか面白い木です。
キリンみたい♪
凄い勢いで高度が下がって来ると、植生がどんどん変わってきます。
南アルプスの苔むした綺麗な森に変わってきました。
焚火跡があります。
地図上で「幕営可」と書いてある場所ですね。
看板がたまーにあります。
でも、道は整備丁寧な整備はされていない感じです。
展望の全くない森ですが、一部開けてたところで北岳が見えました。
これは、登り方向で来たらテンション上がるでしょうね~。
そしてダイレクト尾根は容赦なく高度を下げていきます。
この道凄いですわ。登りで来たら精神的に参るでしょうね・・・
いつまでたっても急な登り、いつまでも展望も無く・・・
もう修行ですよ。
でもその分笹山の北峰に出た瞬間はたまらない達成感でしょうね。
そう思うと、ちょっと登ってみたいかも…
7:40
水場分岐です。
ここからトラバース方向に歩くと往復20分で水場らしいです。
でも、今回は予備分を持ってきたので行きません。
あとは下るのみですからね。
水場から下は、少し横移動な感じで斜面が緩くなってきました。
緩いと言っても高度がガンガン下げていきますが。
そしてそれに伴い気温はグングン上がっていきます。
暑いっすね~。
8:40
一時間ほどで山の神に到着です。
凄い、二本の種類の違う大木がピッタリ寄り添って伸びてます。
何年も何百年も、こうやって寄り添って生きて来たのですね。
凄いな~。
そして、この山の神から下は今までの下りを越える激下りでした。
これは止めに膝と太ももに来ます。辛い!
人工物が見えます。
これがダムの送水管が出てくると言うところかな?
そこからは単管パイプの手すりが着いた道。
でも激下りは変りません。
ずっと降りていくと、単管パイプが急に登り方向に行くのが見えました。
あれ、登るの?と思いましたが、間に降りていく道が見えてホッとしました。
この激下りの中に激登りがあったら、足が持たないです。
急に道が緩やかになると、車の轍が見えてきました。
おー、降りてきた!
振り返ると、「笹山登山道口」の文字。
やったー、下山できた!
その下には、一部熱狂ファンの多い纏リスの看板。
こんな所にもあるんですね。
結果的に言えば、笹山北峰の山頂から3時間半で降りて来れました。
昨日頑張れば18時には降りて来れた計算にはなりますが、このペースで降りて来れたのはしっかり休めたのと、明るかったからですね。
やっぱり昨夜はビバークで正解だったでしょう。
安全に降りてくることが出来ました。こんな森で迷ったらシャレになりません。
さて、後は駐車場まで歩くのみです。
奈良田湖、予想以上に水が綺麗ですね。
エメラルドグリーンの湖です。
吊り橋を渡ります。
怖くは無いんですが、結構揺れますね。
後は車道を歩き、奈良田のバス停。
でも、車はもっともっと奥の第2駐車場です。
工事のダンプが行き交う舗装路、暑いです。とても暑いです。
今朝方寒い寒いと言ってたのが嘘のよう。
下山から30分後、ようやく奈良田の第2駐車場に帰って来れました。
置いてある車の台数は片手程・・・
当然ですが、シーズン末期の平日。南アルプスはこんな感じですね。昨日すれ違った3人の人行こう、舗装路出でるまで人には会いませんでしたから。
静かな静かな山歩きを楽しめました♪
奈良田の温泉が下山日に休みだったので、そのまました♪西山温泉、湯島の湯に来ました。
朝10時から営業開始で体洗いのお湯も源泉が使えると言う、なんとも贅沢な温泉です。
やっと体が洗える!
気落ちの良い温泉でした♪
そして、とりあえずお腹が空いたので、国道52号沿いに出た所にある「麺や響」
息子が味噌ラーメンを食べたいと言ったので丁度良かったです。
久しぶりのまともな食事、美味しゅうございました!
さて、百高山もいよいよ王手が掛かりました。
97座。
残り3座です。
今年の夏の大冒険はなんとか終わったので、次は秋ですね。
天候が良ければ9月の連休で、ダメなら10月。
アサヨ峰、駒津峰、甲斐駒ヶ岳で、百高山踏破になります。
あと少し!
天気に恵まれますように!
<![CDATA[22時頃、風が強く目が覚めました。
空を見上げると雲も殆どなく満天の星空。
天の川が空を突き抜けて天井を流れます、綺麗だな~。
我々が住む「天の川銀河」、その名前は日本人らしく素敵だと思います。
英語名は「Milky Way Galaxy」
誰がそんな可愛い名前を付けたんでしょうね?
天の川銀河、直径10万光年なんて想像も絶する距離。
1光年をジェット旅客機で行くと、100万年かかる距離ですよ。
宇宙、デカい。自分小さい。
スマホでも、ここまで撮れますね。
せっかく夜空を撮る気満々でいたのに、Gopro忘れました。。。
東の空は、甲府の街の明かりで明るめです。
一通り夜空を眺め、途方も無い距離を想像しながら再び眠りにつきました。
4日目
太陽だ。
いつもと同じだけど、昨日とは違う朝。
必ず日は登る、明けない夜は無い。
ありきたりな言葉だけど、きっと昨日とは違う気持ちでこの太陽を見ていると思う。
適当に、頑張ろう。
いい加減が良い加減って事っすね。
後ろの塩見岳
南の荒川三山と上高地岳。
北の白峰三山
太陽って暖かい・・・
笹山北峰4 - Spherical Image - RICOH THETA
君は、何回山の上で夜明けを迎えたんだろうな。
その度に、何を感じているんだろう。
その年でこれだけ山の上から日の出を見ている子は、そう多くは無いだろうな…
それが良い事なのか悪い事なのかは分からないけど、どうだったと思っているかは、あと20年経ったら教えて欲しいな。
笹山北峰、ありがとうございましました。
正直、今回のブログはここで閉めても良いんですけど、一応下山まで書きますね。
樹林帯を歩く事10分。
笹山南峰に到着です。
こちらは山梨百名山ですね。
こちらの山頂はあまり展望が無いですが、白峰三山はなんとか見えますね。
道が二本。
右は伝付峠、左は奈良田と書いてあります。
いつか右に行きたいな、笊ヶ岳まで行ってみたい。
でも、今日は左に向かって帰ります。
下り始めてすぐに樹林帯です。
そしていきなり激下りです。
これは辛い。
とても密な樹林帯で、もうザックが引っかかりまくるほどの狭さです。
そしていきなり道を間違えました。
ここで左に降りてしまいました。
あまりに倒木が多いので、普通に乗り越えて行って20mほど下り・・・
なんかおかしいと気付いてすぐに戻りました。
ここ、右ですね。
これ倒木では無くて行っちゃだめの印だったみたいです。
でも、他にも間違えた人多いんでしょうね~。
しばらく下り方向に足跡が残ってましたよ。
と言うか、やっぱり昨日暗くなること前提でここを降りなくて良かった。。。
なんか面白い木です。
キリンみたい♪
凄い勢いで高度が下がって来ると、植生がどんどん変わってきます。
南アルプスの苔むした綺麗な森に変わってきました。
焚火跡があります。
地図上で「幕営可」と書いてある場所ですね。
看板がたまーにあります。
でも、道は整備丁寧な整備はされていない感じです。
展望の全くない森ですが、一部開けてたところで北岳が見えました。
これは、登り方向で来たらテンション上がるでしょうね~。
そしてダイレクト尾根は容赦なく高度を下げていきます。
この道凄いですわ。登りで来たら精神的に参るでしょうね・・・
いつまでたっても急な登り、いつまでも展望も無く・・・
もう修行ですよ。
でもその分笹山の北峰に出た瞬間はたまらない達成感でしょうね。
そう思うと、ちょっと登ってみたいかも…
7:40
水場分岐です。
ここからトラバース方向に歩くと往復20分で水場らしいです。
でも、今回は予備分を持ってきたので行きません。
あとは下るのみですからね。
水場から下は、少し横移動な感じで斜面が緩くなってきました。
緩いと言っても高度がガンガン下げていきますが。
そしてそれに伴い気温はグングン上がっていきます。
暑いっすね~。
8:40
一時間ほどで山の神に到着です。
凄い、二本の種類の違う大木がピッタリ寄り添って伸びてます。
何年も何百年も、こうやって寄り添って生きて来たのですね。
凄いな~。
そして、この山の神から下は今までの下りを越える激下りでした。
これは止めに膝と太ももに来ます。辛い!
人工物が見えます。
これがダムの送水管が出てくると言うところかな?
そこからは単管パイプの手すりが着いた道。
でも激下りは変りません。
ずっと降りていくと、単管パイプが急に登り方向に行くのが見えました。
あれ、登るの?と思いましたが、間に降りていく道が見えてホッとしました。
この激下りの中に激登りがあったら、足が持たないです。
急に道が緩やかになると、車の轍が見えてきました。
おー、降りてきた!
振り返ると、「笹山登山道口」の文字。
やったー、下山できた!
その下には、一部熱狂ファンの多い纏リスの看板。
こんな所にもあるんですね。
結果的に言えば、笹山北峰の山頂から3時間半で降りて来れました。
昨日頑張れば18時には降りて来れた計算にはなりますが、このペースで降りて来れたのはしっかり休めたのと、明るかったからですね。
やっぱり昨夜はビバークで正解だったでしょう。
安全に降りてくることが出来ました。こんな森で迷ったらシャレになりません。
さて、後は駐車場まで歩くのみです。
奈良田湖、予想以上に水が綺麗ですね。
エメラルドグリーンの湖です。
吊り橋を渡ります。
怖くは無いんですが、結構揺れますね。
後は車道を歩き、奈良田のバス停。
でも、車はもっともっと奥の第2駐車場です。
工事のダンプが行き交う舗装路、暑いです。とても暑いです。
今朝方寒い寒いと言ってたのが嘘のよう。
下山から30分後、ようやく奈良田の第2駐車場に帰って来れました。
置いてある車の台数は片手程・・・
当然ですが、シーズン末期の平日。南アルプスはこんな感じですね。昨日すれ違った3人の人行こう、舗装路出でるまで人には会いませんでしたから。
静かな静かな山歩きを楽しめました♪
奈良田の温泉が下山日に休みだったので、そのまました♪西山温泉、湯島の湯に来ました。
朝10時から営業開始で体洗いのお湯も源泉が使えると言う、なんとも贅沢な温泉です。
やっと体が洗える!
気落ちの良い温泉でした♪
そして、とりあえずお腹が空いたので、国道52号沿いに出た所にある「麺や響」
息子が味噌ラーメンを食べたいと言ったので丁度良かったです。
久しぶりのまともな食事、美味しゅうございました!
さて、百高山もいよいよ王手が掛かりました。
97座。
残り3座です。
今年の夏の大冒険はなんとか終わったので、次は秋ですね。
天候が良ければ9月の連休で、ダメなら10月。
アサヨ峰、駒津峰、甲斐駒ヶ岳で、百高山踏破になります。
あと少し!
天気に恵まれますように!
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山
百高山
PENTAGON
2018-08-28T09:00:00+09:00
-
小太郎山と、白峰三山と南陵へ 3日目
https://monolith.hida-ch.com/e940842.html
朝、4時に目が覚めました。
少し外が明るんできましたね。
今日は事件も起きてない感じです。
良かった。。。
お湯を沸かしてコーヒーを飲みます。
周りのテントは撤収に入っているグループがあったり。
雨は降ってないけど、ガスが出てますね。
天気予報をと気圧配置を見ると、お昼かその前ぐらいには晴れそうな気がします。
午前中、8~9時あたりで雨が来るかな…?
大門沢の下降点まではゆっくり歩いて3時間。
そこまでは一度歩いている道なので雨に降られてもいい。
でもそこから先は雨に当たるのはイヤかな?
それとも、もう今日は動かずに明日出るか…
なんて思っていましたが。。。
5:15日の出。
あらやだ、良い天気。
でも、後ろからガスもどんどん上がってきます。
一応、小屋の方に行ってオヤジさんの話を聞いていると…
「今は良いけど、今日は午前中降るぞ~。5分で変わるからな。カッパ出しやすいようにな~」
と、小屋を出発する方々に説明していました。
うん、私の予報も間違って無さそう。
今日も少し遅出にしましょう。
でも、遅すぎると奈良田まで行けない…
最悪のパターンも想定しておきましょう。
5時半にはテン場に誰も居なくなり、我が家のみが取り残されています。
じーっと朝日を眺めてたら、小屋を出発するご夫婦に・・・
「独り占めの景色ですね~、良いですね~。」
と話しかけられました。
確かに、贅沢な時間です。
さて、最悪のパターンを想定したので、一応水を多めに持っていく事にします。
ココから先は、ダイレクト尾根の途中まで水場がありません。
予備袋にもポンポンにしていきましょう。
という事で、朝から水場へ下ります。
息子曰く「この花、必ず真ん中だけが色違いなんだよね。」と。
そうなんですか?
教えて、偉い人!
そして水場。
朝から素敵な景色の水場です。
タンクに水を汲み、顔をジャブジャブ洗います。
気持ち良い♪
という事で、かなり遅めのスタート予定となりました。
オヤジさんは犬の散歩をしながら背中で語ります。
「まだ行かんのかい」
そう言っている気がしました。
それから1時間後、満を期してスタートします。
今日もほぼほぼ7時のスタートとなりました。
写真じゃ分かりにくいですが、オヤジさんが最後に出発した我々を、じーっと眺めているのが見えました。
そうやって、いつでも登山者を見守ってるのですね。
ありがとうございました、またいつか来ます。
さて、高度を上げると雲の中です。
割と粒の大きい水滴が体につきますが、まだカッパを着るほどではありません。
まずは西農鳥岳の山頂を目指しますが、山頂まで40分のCTです。
でも、私も息子も予備の水タンクにそれぞれ2リッター以上持ったので、荷物の増量分足が遅くなったのが分かります。
7:40
ほぼCT通りに、西農鳥岳の山頂を頂きました。
懐かしいな、前に来たのは4年前か。
3000m峰の為にここまで来たんだな~。
こちらの山頂は日本二百名山なのです。
小休止後、今度は農鳥岳へ向かいます。
一旦高度を下げてトラバース気味に。
荷物が重くなかなかペースも上がりません。
そして、なんとなく霧雨も強くなってきた感じがします。
まぁ、予測通りなので良いのですが。
8:30
農鳥岳の山頂を頂きました、こちらも2回目。
こちらは3000m峰には含まれていないのですが、山梨百名山なんですよね。
二等三角点 点名「農鳥山」
と、ここで朝食をとりつつ休憩していたら、案の定雨脚が強くなってきました。
こりゃダメだ、カッパを着よう。
という事で、雨に当たりながら大門沢の下降点を目指します。
雨に当たるのは想定の範囲内。ここなら良いです。
きっと晴れるはず。
大きな岩のガラ場。
南アルプスは山頂付近でも山体が大きいですね。
息子が好きな景色です。晴れて居たらもっと綺麗でしょうね。
大門沢の下降点まで降りてきました。
まだまだガスですね~。
鐘を鳴らして黙祷。
ここで再び小休止します。
今日は水が増加した分、やっぱり足が重いです。
ゆっくりもしていられないですが、急ぎ足にもなれません。
と、休んでいたら…
お、晴れ間が!
おぉぉぉぉお!
凄く流れの速い雲がどんどん立ち上がり、そして消えて、晴れ間が見えたりガスが出たりの繰り返しになってきました。
そして気が付いたら雨も止んでいます。
これは晴れるかも。
天気の予測、大当たりかな?
とりあえず暑いので、カッパはここで脱ぎました。
広河内岳の山頂へ向けて、歩き始めると、またガスが出たり晴れたりの繰り返しです。
下降点から30分ほど歩くと…
山頂だ!
それと同時に再びガスが切れ始めました。
凄い、運が良い!
9:55
広河内岳山頂2895m、頂きました!百高山95座目!
こちらは行ってはいけない尾根の方向。
でも、とても綺麗ですね、あの先端まで行ってみたい衝動に駆られます。
急にガスも切れて、展望が広がりました。
こちらが、これから歩く稜線、白峰南陵です。
ここから先は山と高原地図の破線ルートです。心してかからねば。
広河内岳からは一旦下ります。
上から見たら大した下りでは無かったんですが、降りて見上げるとなかなかの標高差ですね。
迷いやすい道かと思いきや、ピンクリボンと黄色いペンキ印の数が半端無いです。
真新しいペンキです。
「整備に行ってきた」
と言う農鳥のオヤジさんに感謝です。
ここまでされていたら、迷いようが無いですね。
ガスの時でも良く見えそうです。
憧れていた白峰南陵。
100%では無いですが、この晴れに感謝です。
天気の予測が当たって良かった。。。
面白い道標。
思わず目が行くので、ケルンより分かりやすいですね!
そして、息子が何かを発見して食べています。
「お父さん、ブルーベリーが!」
そう、それ。
昔、御岳に登った時に食べてたよね~。
私もブルーベリーだと思っていましたが、それは「クロウスゴ」と言う実なんですよ。
高山植物だから、摂っちゃだめだよ~。
振り返ると、広河内岳からは結構下げてます。
そしてこの辺りで3人組のパーティーとすれ違いました。
今日、農鳥の小屋を出てから初めて人に会いました。
そして、この後も誰とも会う事はありませんでした。
登山道の状況や、道の事など様々な情報交換をして、お互いに旅の安全を祈って別れました。
また、どこかの山で。
またガスが少し上がってきましたが、このように見えていれば踏み跡はハッキリです。
これを登ると…
大籠岳山頂2767m、頂きました!百高山96座目!
三角点も頂きます。三等三角点 点名「大籠」
お腹が空いたと息子が騒ぐので、ここでお昼ご飯を頂きます。
貴重な水を使います。使い過ぎないようにギリギリで…
さらに長めに待ってふやかして、量も増やします。
なんともセコい技(笑
待っている間にふと周りを見ると、前の方の山が見えてきましたが…
あれ、蝙蝠岳かな?
広河内岳の向こうには、農鳥岳の山頂も見え始めてきました。
良い感じです♪
程よく風も吹き、爽やかな稜線です。
お昼ご飯も含めて40分ほど休憩し、12時少し前ぐらいにスタートしました。想定していたより、ペースが遅れています。
ちょっとまずいな。
しかしこの広大な稜線。ホントに黄色の目印とピンクリボンが無ければどこに行っていいのか分からなくなりそうです。
ガスが出たらひとたまりも無いですね。特にハイマツの突入ポイントはとても大事です。
それを間違うとエライ目に合いそうです。
もう広すぎ。
2600mを越えた山の稜線とは思えません。
あのトップが白河内岳かな?
12:35 白河内岳山頂頂きました!
山頂標が逆向きですが、景色がそちらの方が綺麗だったので。。。
こちらが表から。
白河内岳、大籠岳よりも笹山よりも標高が高いのに、百高山では無いんですよね。
何故なのか聞きたい。国土地理院で「山頂」を定義した人に聞きたい。
まぁ、でも我々は決められた山を目標に淡々と登るだけです。
特に百高山は「だれが決めたんだ?」と言う人も多く議論されていますが、正直そんなの誰が決めたかなんて、どうでも良い事なんですよ。
自分の目標になれば、それで良いんです。
百名山もそうですよね。深田久弥と言う著名な方が選定した山なので、皆さん一生懸命目指します。
でも、納得しない人が新百名山とか決めている訳ですから、百高山に納得しない人は「新百高山」を作って目標にして下さい。
世間が受け入れれば、それがメジャーになるはずです。
白河内岳 - Spherical Image - RICOH THETA
それにしても、この白河内岳。なんとも広大な山頂です。
南アルプスに山々の山体の大きさを実感できますね。
もしガスの中この山頂でぐるぐるバットをやったら、もうどこから来たのか分からなくなるでしょうね。
と、自分がそれをやってる姿を想像して一人で笑ったり。いい年こいてアホや。
あ、向かいの山のガスが切れてきた…
塩見岳の山頂が見える!目の前ですね~♪
遠く、熊野平の小屋も見えます。
やっぱりあの小屋も山深いですね。また行ってみたいです。
さて、白河内岳から南は急に木々の生植が濃くなり、ハイマツ帯、樹林帯を行きます。
ハイマツ帯の中は日差しが当たり、風は当たらないのでとても暑いですが…
樹林帯はひんやりと涼しくなります。
ハイマツも濃いですが、赤沢山なんかよりよっぽど楽。
山って、こうやって精神力が鍛えられるんですね。
白河内岳から降りてきて、振り返ります。間の樹林帯を抜けてきました。
正面には塩見岳と蝙蝠岳。
あの間、つらかったな~。もう2年前か。。。
そして再び樹林帯。ここから先はずっとです。
でも、ひんやりしてて涼しく快適です。
息子はキノコが怖いみたい(笑
おぉ、こんな看板初めて見た。
ナンバーがあるってことはいくつもあったんでしょうね。
しばらく樹林帯を歩くと、急に視界が開けてハイマツ帯に入りました。
これは山頂の予感。
14:10
笹山(黒河内岳)北峰2733m、頂きました!百高山97座目!
いや~、白根南陵、ここまでですが歩けました!良かった。。。
雲の切れ間からは富士山が見える。
流石南アルプスは近いな~。
息子、山頂標から塩見岳をバックに何か撮ってます。
タイマーかけてはジャンプ、タイマーかけてはジャンプ。激しい自撮りです。
塩見岳に蝙蝠岳。
こちらは悪沢岳。荒川中岳はガスの中。
そしてその左奥に見えるあれは、上高地岳かな?
さて、時間は14時半。
凄く微妙な時間になってしまいました。
ここから笹山南峰に行き、そして下山すると駐車場までCTは5時間弱。
19時ですやん。。。
ちょっとここまでかかりすぎたかな・・・
結果論ですが、4時に出ていれば余裕の下山でしたね。
でも、そうしていたら雨の白峰南陵歩きは、何も楽しく無かったでしょう。あの時間の出発で正解だったはずです。
頑張れば多分下山できます。下の方でヘッデン使えば間違いなく降りれます。
しかし、ここまで歩いてきた疲れもあるのと、ここから下は密な樹林帯と聞いてます。
私たちの登山技術では、暗くなりヘッデン歩行で破線ルートの道を無事に歩く自信がありません。
仕方が無いですが、今日はココでビバークしますか。
今回、一応3日間の予定でしたが、天候で停滞も考えていたので、予備食も含めると明日の夜の分まで食料はある。そして水もある。
ビバークはもちろん良い事では無いです。
しかし、今は無理して降りる方が危険であると判断しました。
もうここに居座ると決めたら、動きません。
夕方までひたすら景色を堪能します。
白峰三山からとうとう雲が消えました。
農鳥岳、間ノ岳、ピラミダルな北岳まではっきり見えますね。
鳳凰三山と高嶺。
こうやってみると夜叉神から結構ありますね。翌1日であるいたもんですね。。。
台風が接近しているこの日、富士山には面白い笠雲が出来てました。
風下にポコポコと笠が流されています。
笹山北峰1 - Spherical Image - RICOH THETA
一応、山頂で撮った全天球です。
そうそう、山頂標の元に…
剣が置いてありました。
やっぱり山頂には剣があるのですね。
夕方、浮世絵のような富士山。
富士山は普段黒く見えますが、夕方になるとこんな赤い肌の山体が見えます。
割と赤い山なんですよね、富士山って。浮世絵とかだと、赤く描いてありますもんね。
かたわれどき
この不思議な時間に、ここから見える景色を見て、ずっと色々な事を考えてました。こんなに長い事山頂に居る事は無いです、ましてやこんな時間に。
ずーっと体育座りで膝を抱え、
山頂標の横に座りながら景色を見ていました。
世界って本当に綺麗、そして、大きい。
今まで何度も見てきてるのに、改めて思う。
そして今後も何度もそう感じる事でしょう。
今まで息子に「歩き続ければ必ず辿り着く」と言う事を教えるために山を歩いていたのに、自分が分かって無かったのか。
吹き抜ける風に乗って、森の香りが漂います。心が落ち着く。。。
自然に大きく深呼吸。
「もう、いいか。」
これを書いている今でもハッキリとその感覚を覚えています。
この日この時、なんとなく自分の中で糸が切れたと言うか、吹っ切れた気がしました。
自分の悩みなんて、この世界の事象からすればささくれにもならないような小さな事。
もう、いいんだな。
「お父さん、なんかすっきりした?雰囲気が変わった。」
と息子が言いました。
はは、息子も大きくなり、なんだか変な所が鋭くなり始めました。
もう子供じゃ無いな。笑って答える事しか、出来ませんでした。
うん、明日から良くなるよ、色々。
塩見岳の肩に沈む太陽を眺めます。
おやすみ、世界。
4日目に続く
<![CDATA[朝、4時に目が覚めました。
少し外が明るんできましたね。
今日は事件も起きてない感じです。
良かった。。。
お湯を沸かしてコーヒーを飲みます。
周りのテントは撤収に入っているグループがあったり。
雨は降ってないけど、ガスが出てますね。
天気予報をと気圧配置を見ると、お昼かその前ぐらいには晴れそうな気がします。
午前中、8~9時あたりで雨が来るかな…?
大門沢の下降点まではゆっくり歩いて3時間。
そこまでは一度歩いている道なので雨に降られてもいい。
でもそこから先は雨に当たるのはイヤかな?
それとも、もう今日は動かずに明日出るか…
なんて思っていましたが。。。
5:15日の出。
あらやだ、良い天気。
でも、後ろからガスもどんどん上がってきます。
一応、小屋の方に行ってオヤジさんの話を聞いていると…
「今は良いけど、今日は午前中降るぞ~。5分で変わるからな。カッパ出しやすいようにな~」
と、小屋を出発する方々に説明していました。
うん、私の予報も間違って無さそう。
今日も少し遅出にしましょう。
でも、遅すぎると奈良田まで行けない…
最悪のパターンも想定しておきましょう。
5時半にはテン場に誰も居なくなり、我が家のみが取り残されています。
じーっと朝日を眺めてたら、小屋を出発するご夫婦に・・・
「独り占めの景色ですね~、良いですね~。」
と話しかけられました。
確かに、贅沢な時間です。
さて、最悪のパターンを想定したので、一応水を多めに持っていく事にします。
ココから先は、ダイレクト尾根の途中まで水場がありません。
予備袋にもポンポンにしていきましょう。
という事で、朝から水場へ下ります。
息子曰く「この花、必ず真ん中だけが色違いなんだよね。」と。
そうなんですか?
教えて、偉い人!
そして水場。
朝から素敵な景色の水場です。
タンクに水を汲み、顔をジャブジャブ洗います。
気持ち良い♪
という事で、かなり遅めのスタート予定となりました。
オヤジさんは犬の散歩をしながら背中で語ります。
「まだ行かんのかい」
そう言っている気がしました。
それから1時間後、満を期してスタートします。
今日もほぼほぼ7時のスタートとなりました。
写真じゃ分かりにくいですが、オヤジさんが最後に出発した我々を、じーっと眺めているのが見えました。
そうやって、いつでも登山者を見守ってるのですね。
ありがとうございました、またいつか来ます。
さて、高度を上げると雲の中です。
割と粒の大きい水滴が体につきますが、まだカッパを着るほどではありません。
まずは西農鳥岳の山頂を目指しますが、山頂まで40分のCTです。
でも、私も息子も予備の水タンクにそれぞれ2リッター以上持ったので、荷物の増量分足が遅くなったのが分かります。
7:40
ほぼCT通りに、西農鳥岳の山頂を頂きました。
懐かしいな、前に来たのは4年前か。
3000m峰の為にここまで来たんだな~。
こちらの山頂は日本二百名山なのです。
小休止後、今度は農鳥岳へ向かいます。
一旦高度を下げてトラバース気味に。
荷物が重くなかなかペースも上がりません。
そして、なんとなく霧雨も強くなってきた感じがします。
まぁ、予測通りなので良いのですが。
8:30
農鳥岳の山頂を頂きました、こちらも2回目。
こちらは3000m峰には含まれていないのですが、山梨百名山なんですよね。
二等三角点 点名「農鳥山」
と、ここで朝食をとりつつ休憩していたら、案の定雨脚が強くなってきました。
こりゃダメだ、カッパを着よう。
という事で、雨に当たりながら大門沢の下降点を目指します。
雨に当たるのは想定の範囲内。ここなら良いです。
きっと晴れるはず。
大きな岩のガラ場。
南アルプスは山頂付近でも山体が大きいですね。
息子が好きな景色です。晴れて居たらもっと綺麗でしょうね。
大門沢の下降点まで降りてきました。
まだまだガスですね~。
鐘を鳴らして黙祷。
ここで再び小休止します。
今日は水が増加した分、やっぱり足が重いです。
ゆっくりもしていられないですが、急ぎ足にもなれません。
と、休んでいたら…
お、晴れ間が!
おぉぉぉぉお!
凄く流れの速い雲がどんどん立ち上がり、そして消えて、晴れ間が見えたりガスが出たりの繰り返しになってきました。
そして気が付いたら雨も止んでいます。
これは晴れるかも。
天気の予測、大当たりかな?
とりあえず暑いので、カッパはここで脱ぎました。
広河内岳の山頂へ向けて、歩き始めると、またガスが出たり晴れたりの繰り返しです。
下降点から30分ほど歩くと…
山頂だ!
それと同時に再びガスが切れ始めました。
凄い、運が良い!
9:55
広河内岳山頂2895m、頂きました!百高山95座目!
こちらは行ってはいけない尾根の方向。
でも、とても綺麗ですね、あの先端まで行ってみたい衝動に駆られます。
急にガスも切れて、展望が広がりました。
こちらが、これから歩く稜線、白峰南陵です。
ここから先は山と高原地図の破線ルートです。心してかからねば。
広河内岳からは一旦下ります。
上から見たら大した下りでは無かったんですが、降りて見上げるとなかなかの標高差ですね。
迷いやすい道かと思いきや、ピンクリボンと黄色いペンキ印の数が半端無いです。
真新しいペンキです。
「整備に行ってきた」
と言う農鳥のオヤジさんに感謝です。
ここまでされていたら、迷いようが無いですね。
ガスの時でも良く見えそうです。
憧れていた白峰南陵。
100%では無いですが、この晴れに感謝です。
天気の予測が当たって良かった。。。
面白い道標。
思わず目が行くので、ケルンより分かりやすいですね!
そして、息子が何かを発見して食べています。
「お父さん、ブルーベリーが!」
そう、それ。
昔、御岳に登った時に食べてたよね~。
私もブルーベリーだと思っていましたが、それは「クロウスゴ」と言う実なんですよ。
高山植物だから、摂っちゃだめだよ~。
振り返ると、広河内岳からは結構下げてます。
そしてこの辺りで3人組のパーティーとすれ違いました。
今日、農鳥の小屋を出てから初めて人に会いました。
そして、この後も誰とも会う事はありませんでした。
登山道の状況や、道の事など様々な情報交換をして、お互いに旅の安全を祈って別れました。
また、どこかの山で。
またガスが少し上がってきましたが、このように見えていれば踏み跡はハッキリです。
これを登ると…
大籠岳山頂2767m、頂きました!百高山96座目!
三角点も頂きます。三等三角点 点名「大籠」
お腹が空いたと息子が騒ぐので、ここでお昼ご飯を頂きます。
貴重な水を使います。使い過ぎないようにギリギリで…
さらに長めに待ってふやかして、量も増やします。
なんともセコい技(笑
待っている間にふと周りを見ると、前の方の山が見えてきましたが…
あれ、蝙蝠岳かな?
広河内岳の向こうには、農鳥岳の山頂も見え始めてきました。
良い感じです♪
程よく風も吹き、爽やかな稜線です。
お昼ご飯も含めて40分ほど休憩し、12時少し前ぐらいにスタートしました。想定していたより、ペースが遅れています。
ちょっとまずいな。
しかしこの広大な稜線。ホントに黄色の目印とピンクリボンが無ければどこに行っていいのか分からなくなりそうです。
ガスが出たらひとたまりも無いですね。特にハイマツの突入ポイントはとても大事です。
それを間違うとエライ目に合いそうです。
もう広すぎ。
2600mを越えた山の稜線とは思えません。
あのトップが白河内岳かな?
12:35 白河内岳山頂頂きました!
山頂標が逆向きですが、景色がそちらの方が綺麗だったので。。。
こちらが表から。
白河内岳、大籠岳よりも笹山よりも標高が高いのに、百高山では無いんですよね。
何故なのか聞きたい。国土地理院で「山頂」を定義した人に聞きたい。
まぁ、でも我々は決められた山を目標に淡々と登るだけです。
特に百高山は「だれが決めたんだ?」と言う人も多く議論されていますが、正直そんなの誰が決めたかなんて、どうでも良い事なんですよ。
自分の目標になれば、それで良いんです。
百名山もそうですよね。深田久弥と言う著名な方が選定した山なので、皆さん一生懸命目指します。
でも、納得しない人が新百名山とか決めている訳ですから、百高山に納得しない人は「新百高山」を作って目標にして下さい。
世間が受け入れれば、それがメジャーになるはずです。
白河内岳 - Spherical Image - RICOH THETA
それにしても、この白河内岳。なんとも広大な山頂です。
南アルプスに山々の山体の大きさを実感できますね。
もしガスの中この山頂でぐるぐるバットをやったら、もうどこから来たのか分からなくなるでしょうね。
と、自分がそれをやってる姿を想像して一人で笑ったり。いい年こいてアホや。
あ、向かいの山のガスが切れてきた…
塩見岳の山頂が見える!目の前ですね~♪
遠く、熊野平の小屋も見えます。
やっぱりあの小屋も山深いですね。また行ってみたいです。
さて、白河内岳から南は急に木々の生植が濃くなり、ハイマツ帯、樹林帯を行きます。
ハイマツ帯の中は日差しが当たり、風は当たらないのでとても暑いですが…
樹林帯はひんやりと涼しくなります。
ハイマツも濃いですが、赤沢山なんかよりよっぽど楽。
山って、こうやって精神力が鍛えられるんですね。
白河内岳から降りてきて、振り返ります。間の樹林帯を抜けてきました。
正面には塩見岳と蝙蝠岳。
あの間、つらかったな~。もう2年前か。。。
そして再び樹林帯。ここから先はずっとです。
でも、ひんやりしてて涼しく快適です。
息子はキノコが怖いみたい(笑
おぉ、こんな看板初めて見た。
ナンバーがあるってことはいくつもあったんでしょうね。
しばらく樹林帯を歩くと、急に視界が開けてハイマツ帯に入りました。
これは山頂の予感。
14:10
笹山(黒河内岳)北峰2733m、頂きました!百高山97座目!
いや~、白根南陵、ここまでですが歩けました!良かった。。。
雲の切れ間からは富士山が見える。
流石南アルプスは近いな~。
息子、山頂標から塩見岳をバックに何か撮ってます。
タイマーかけてはジャンプ、タイマーかけてはジャンプ。激しい自撮りです。
塩見岳に蝙蝠岳。
こちらは悪沢岳。荒川中岳はガスの中。
そしてその左奥に見えるあれは、上高地岳かな?
さて、時間は14時半。
凄く微妙な時間になってしまいました。
ここから笹山南峰に行き、そして下山すると駐車場までCTは5時間弱。
19時ですやん。。。
ちょっとここまでかかりすぎたかな・・・
結果論ですが、4時に出ていれば余裕の下山でしたね。
でも、そうしていたら雨の白峰南陵歩きは、何も楽しく無かったでしょう。あの時間の出発で正解だったはずです。
頑張れば多分下山できます。下の方でヘッデン使えば間違いなく降りれます。
しかし、ここまで歩いてきた疲れもあるのと、ここから下は密な樹林帯と聞いてます。
私たちの登山技術では、暗くなりヘッデン歩行で破線ルートの道を無事に歩く自信がありません。
仕方が無いですが、今日はココでビバークしますか。
今回、一応3日間の予定でしたが、天候で停滞も考えていたので、予備食も含めると明日の夜の分まで食料はある。そして水もある。
ビバークはもちろん良い事では無いです。
しかし、今は無理して降りる方が危険であると判断しました。
もうここに居座ると決めたら、動きません。
夕方までひたすら景色を堪能します。
白峰三山からとうとう雲が消えました。
農鳥岳、間ノ岳、ピラミダルな北岳まではっきり見えますね。
鳳凰三山と高嶺。
こうやってみると夜叉神から結構ありますね。翌1日であるいたもんですね。。。
台風が接近しているこの日、富士山には面白い笠雲が出来てました。
風下にポコポコと笠が流されています。
笹山北峰1 - Spherical Image - RICOH THETA
一応、山頂で撮った全天球です。
そうそう、山頂標の元に…
剣が置いてありました。
やっぱり山頂には剣があるのですね。
夕方、浮世絵のような富士山。
富士山は普段黒く見えますが、夕方になるとこんな赤い肌の山体が見えます。
割と赤い山なんですよね、富士山って。浮世絵とかだと、赤く描いてありますもんね。
かたわれどき
この不思議な時間に、ここから見える景色を見て、ずっと色々な事を考えてました。こんなに長い事山頂に居る事は無いです、ましてやこんな時間に。
ずーっと体育座りで膝を抱え、
山頂標の横に座りながら景色を見ていました。
世界って本当に綺麗、そして、大きい。
今まで何度も見てきてるのに、改めて思う。
そして今後も何度もそう感じる事でしょう。
今まで息子に「歩き続ければ必ず辿り着く」と言う事を教えるために山を歩いていたのに、自分が分かって無かったのか。
吹き抜ける風に乗って、森の香りが漂います。心が落ち着く。。。
自然に大きく深呼吸。
「もう、いいか。」
これを書いている今でもハッキリとその感覚を覚えています。
この日この時、なんとなく自分の中で糸が切れたと言うか、吹っ切れた気がしました。
自分の悩みなんて、この世界の事象からすればささくれにもならないような小さな事。
もう、いいんだな。
「お父さん、なんかすっきりした?雰囲気が変わった。」
と息子が言いました。
はは、息子も大きくなり、なんだか変な所が鋭くなり始めました。
もう子供じゃ無いな。笑って答える事しか、出来ませんでした。
うん、明日から良くなるよ、色々。
塩見岳の肩に沈む太陽を眺めます。
おやすみ、世界。
4日目に続く]]>
山
百高山
PENTAGON
2018-08-28T09:00:00+09:00
-
小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
https://monolith.hida-ch.com/e940755.html
二日目
朝、周りのテントを撤収する音で目がさめました。もう明るくなり始めてますね。
朝からもう一度気圧配置を見て、予報を見る。やっぱり午後からは雨が来そうな気配です。
せっかくの稜線歩きはやはり雨の中は歩きたくありません。
今日は農鳥小屋までにして、のんびりしましょう。
お湯を沸かしてコーヒー飲んで、朝食の準備。
今日はゆるり決定なので、なんとなくの時間に息子を起こす。
さて、ボチボチ出発の準備をするか~
と思った矢先、事件発覚。
「お父さん!僕の荷物がなんだか濡れてる!」
おぅ?
結露じゃないのか?と思いましたが、よく見ると昨夜ポンポンに汲んできた息子の水タンクがしんなりしている。。。
水タンクのフタが斜めに噛んでいて、水がビタビタに漏れたみたいです。1リッターほど。
で、地面が少し傾いていたので、息子が居た方だけに水が溜まってます。
エアーマットもビタビタ。でも厚みがあるのでシェラフは濡れませんでした。
息子、自分の不注意で自分の荷物を濡らしまくりです。
私の荷物側には被害がありませんでした。
まぁ、自業自得ですね。これで覚えるでしょう。
排水作業やって、色々絞って、ある程度乾かして、荷物を一つずつ片付けます。
朝から無駄な作業が増え、さらに出発が遅れます。
結局、遅いぐらいの6時スタートの予定が、6時50分。
ほぼ7時ですね。
「お父さん、ザックが冷たい…」
とか息子が言いますが、もうどうにもなりません。
カッパを着るか弱音を吐かないかどちらかです。
まぁ、どちらにしてもガスの中を行くので景色はありません。
とりあえず北岳の山頂を目指しましょう。
30分も歩くと山頂が見えてきました。
ガスが切れるかな?
7:30
北岳山頂、頂きました!
これで3回目ですね、初めて来たのは息子が小学2年生だったかな・・・?
あの時は、知識の無い私のせいでココだけ登って帰ったのですよね。懐かしくも恥ずかしい話です。
三等三角点 点名「白根岳」
ここで朝食休憩をとります。もうのんびり。
「お父さん、ゆっくりもいいねぇ」
とか息子も言う始末。最近はスピードハイクが続いてましたからね~。
ガスが西側から立ち上がり、山頂は晴れ間が出たり、ガスに覆われたりを繰り返しました。
でもそのおかげで
ブロッケン出現。
久々に見ましたね~。
皆さん、写真を撮っていました。
さーてそれでは、北岳山荘を目指しましょう。
山頂方面、微妙なガスがかかり幻想的です。
綺麗だな~。
遠く、富士山も見えます。
雲海の上に突き出した富士山って、綺麗ですよね~。
山に登らないと見れない富士山です。
景色を見ながら、息子とおしゃべりしながらゆっくり歩きます。
北岳山荘に到着。少し休憩。
小屋前で少し行動食を摂り、のんびり。
15分ほど休んでから、再び出発です。
たまに北岳の方がガスが切れたり。
でも、基本はガスの中。
まぁ、ここは一度歩いていますし、ガスってても良いです。
雨さえ降らなければ。
9:30
中白根山。この辺りは3000mを越える稜線です。
ガスの切れ間は、とても景色が綺麗です。
酸素の薄さを感じます。
ガスが稜線に向かって沸き立つ感じが、またなんとも言えません。
ずっと見てられますね~。
しつこいですが、3000mの稜線。なんとなく自分の中で、3000mを越える領域ってのは特別なんです。
10:20
間ノ岳山頂、頂きました!ここは2回目ですね~。
展望が無いのが、ちょっと残念です。
三角点は三等 点名「相ノ岳」
この山頂でも少し長めの休憩です。
長めと言っても、20分ほどですが。
三峰岳方面への分岐です。
ホントは、TJARの開催時期に合わせてここから熊野平に行き、1~2日テントを張って選手を応援するつもりでした。
でも、天候を見合わせて開催時期からズレちゃったんですよね~。
今日はこのまま農鳥の小屋へ向かいます。
シュッ
現れました、赤と黄色の毒々しいカタカナ。
ナワバリに入ってきた証拠です。
そして雲が切れると同時に見えてきました。
農鳥小屋です。
毒々しいと言いながらも、この黄色いペイントはガスの中でとても良く見えるのです。
多分、あえてこの色にしているんでしょうね。
ミニジャンダルム。
息子、前も同じ事言ってた気がする。
近づくと意味も無くドキドキしてしまいます。
という事で、11:30に到着です。
小屋が見えたと同時に、オヤジさんがいつものドラム缶に踏ん反りかえっていました。
テン場の受付お願いします。と言うと、「うぉーい、こっちこいよ~」と案内されました。
もちろん、何も怒られる事はありません(笑
「明日はどこに行くんだ?」と聞かれたので、「笹山に行きます」と答えると・・・
「整備に行ってきたから、もう迷う事は殆ど無いと思うよ。僕、頑張るんだな~。子供だしテン場代は一人分でいいや。」
と、オヤジさん。
なんとも、サービスしてくれました。
実は、4年前も「僕頑張ったな!」とテン場代をサービスしてもらったのは、ココだけの秘密です。
写真は、その後の売店の写真です。
という事で、幕営完了です。
一番小屋の近くに張る事ができました。
要塞のような小屋ですね。西側も東側も、岩に囲まれて風雨から耐えられるように作ってあります。
そして、オヤジさんはああやってずっと登山者を見守っているのです。
とても優しい人だと思いますよ。
さぁ、それでは雨が降る前に水場へ水を汲みに行きましょう。
往復20分の道です。
この道は花がずっと咲いていて、なかなか素敵な道です。
水場到着。
ここの水、ホントに美味しいんですよね~。
息子も気付いたみたいで、「お父さん、ここの水なんだか美味しい!」とか言ってます。
コンコンと湧き出る水。
ついでにジャブジャブ顔を洗い、タオルも濡らして体も拭きます。生き返りますね~。
そして戻ってきたら売店にお買い物。
思わずこの手ぬぐい買ってしまいました。今回のオミヤになります。
そしてテントで息子と乾杯。
ビール美味し~♪
今日はもう動きません。
乾杯後、予報通り雨が降ってきました。
しかもなかなか強烈な雨。
でも、分かっていたのでフライもビシッと張り、治水対策もしっかりしてあります。
テントの周りを囲むように水が流れて行きますが、浸水は一切ありません。
この治水対策も山の知識の基本も全てそう、18年ほど前に教わった年下の同級生の教え。
高校の山岳部で鍛え上げられた友人の知識により、初めてアルプスに臨む私は北穂から前穂まで連れて行かれました。
その時彼から教わった事は、今の私の登山の礎になっています。あの時は二度と山なんて登るかと思ったのに、今はこうして山を歩いています。全ては、彼のおかげです。
そして息子は持ってきた宿題をやります。
山まで宿題を持って来てやるなんて、偉いな~。と思った方は騙されています。
夏休み後半になっても宿題が残っているので焦って持ってきただけなのです。
まったく偉くありませんよ。
さぁ、時間も17時を回ると山テンが翌日の予報を出します。
TTKのお時間ですよ。
もし行けるなら、早朝小屋を出発し、大門沢下降点を過ぎて笹山まで歩いたのち、夕方までにダイレクト尾根を下ります。
私達の持っている山と高原地図では、広河内岳から笹山までのCTが書いていないのでまったく時間が読めません。
でも過去の色々な人の記録を見ると、4時に出れば13~14時に下山が出来そうです。
で、翌日の天気を予測すると・・・
午前中は雨っぽいですね。。。
そして、午後に回復して晴れになり、翌日も晴れ。
大門沢に降りるなら雨でも行くんですが、未知の白根南陵。
ましてや山と高原地図の破線ルート。
出来れば晴れの中を歩きたい。
色々なパターンを想定します。明日丸一日ここで停滞して、晴れと分かってる明後日降りてもいいな~と。
でも、台風が来てますし予報が変わるとまた動けなくなったり。。。
結局、翌朝の状況と気圧配置をもう一度確認してから決める事にしました。
明日、良い天気になりますように。
おやすみなさい!
3日目に続く
<![CDATA[二日目
朝、周りのテントを撤収する音で目がさめました。もう明るくなり始めてますね。
朝からもう一度気圧配置を見て、予報を見る。やっぱり午後からは雨が来そうな気配です。
せっかくの稜線歩きはやはり雨の中は歩きたくありません。
今日は農鳥小屋までにして、のんびりしましょう。
お湯を沸かしてコーヒー飲んで、朝食の準備。
今日はゆるり決定なので、なんとなくの時間に息子を起こす。
さて、ボチボチ出発の準備をするか~
と思った矢先、事件発覚。
「お父さん!僕の荷物がなんだか濡れてる!」
おぅ?
結露じゃないのか?と思いましたが、よく見ると昨夜ポンポンに汲んできた息子の水タンクがしんなりしている。。。
水タンクのフタが斜めに噛んでいて、水がビタビタに漏れたみたいです。1リッターほど。
で、地面が少し傾いていたので、息子が居た方だけに水が溜まってます。
エアーマットもビタビタ。でも厚みがあるのでシェラフは濡れませんでした。
息子、自分の不注意で自分の荷物を濡らしまくりです。
私の荷物側には被害がありませんでした。
まぁ、自業自得ですね。これで覚えるでしょう。
排水作業やって、色々絞って、ある程度乾かして、荷物を一つずつ片付けます。
朝から無駄な作業が増え、さらに出発が遅れます。
結局、遅いぐらいの6時スタートの予定が、6時50分。
ほぼ7時ですね。
「お父さん、ザックが冷たい…」
とか息子が言いますが、もうどうにもなりません。
カッパを着るか弱音を吐かないかどちらかです。
まぁ、どちらにしてもガスの中を行くので景色はありません。
とりあえず北岳の山頂を目指しましょう。
30分も歩くと山頂が見えてきました。
ガスが切れるかな?
7:30
北岳山頂、頂きました!
これで3回目ですね、初めて来たのは息子が小学2年生だったかな・・・?
あの時は、知識の無い私のせいでココだけ登って帰ったのですよね。懐かしくも恥ずかしい話です。
三等三角点 点名「白根岳」
ここで朝食休憩をとります。もうのんびり。
「お父さん、ゆっくりもいいねぇ」
とか息子も言う始末。最近はスピードハイクが続いてましたからね~。
ガスが西側から立ち上がり、山頂は晴れ間が出たり、ガスに覆われたりを繰り返しました。
でもそのおかげで
ブロッケン出現。
久々に見ましたね~。
皆さん、写真を撮っていました。
さーてそれでは、北岳山荘を目指しましょう。
山頂方面、微妙なガスがかかり幻想的です。
綺麗だな~。
遠く、富士山も見えます。
雲海の上に突き出した富士山って、綺麗ですよね~。
山に登らないと見れない富士山です。
景色を見ながら、息子とおしゃべりしながらゆっくり歩きます。
北岳山荘に到着。少し休憩。
小屋前で少し行動食を摂り、のんびり。
15分ほど休んでから、再び出発です。
たまに北岳の方がガスが切れたり。
でも、基本はガスの中。
まぁ、ここは一度歩いていますし、ガスってても良いです。
雨さえ降らなければ。
9:30
中白根山。この辺りは3000mを越える稜線です。
ガスの切れ間は、とても景色が綺麗です。
酸素の薄さを感じます。
ガスが稜線に向かって沸き立つ感じが、またなんとも言えません。
ずっと見てられますね~。
しつこいですが、3000mの稜線。なんとなく自分の中で、3000mを越える領域ってのは特別なんです。
10:20
間ノ岳山頂、頂きました!ここは2回目ですね~。
展望が無いのが、ちょっと残念です。
三角点は三等 点名「相ノ岳」
この山頂でも少し長めの休憩です。
長めと言っても、20分ほどですが。
三峰岳方面への分岐です。
ホントは、TJARの開催時期に合わせてここから熊野平に行き、1~2日テントを張って選手を応援するつもりでした。
でも、天候を見合わせて開催時期からズレちゃったんですよね~。
今日はこのまま農鳥の小屋へ向かいます。
シュッ
現れました、赤と黄色の毒々しいカタカナ。
ナワバリに入ってきた証拠です。
そして雲が切れると同時に見えてきました。
農鳥小屋です。
毒々しいと言いながらも、この黄色いペイントはガスの中でとても良く見えるのです。
多分、あえてこの色にしているんでしょうね。
ミニジャンダルム。
息子、前も同じ事言ってた気がする。
近づくと意味も無くドキドキしてしまいます。
という事で、11:30に到着です。
小屋が見えたと同時に、オヤジさんがいつものドラム缶に踏ん反りかえっていました。
テン場の受付お願いします。と言うと、「うぉーい、こっちこいよ~」と案内されました。
もちろん、何も怒られる事はありません(笑
「明日はどこに行くんだ?」と聞かれたので、「笹山に行きます」と答えると・・・
「整備に行ってきたから、もう迷う事は殆ど無いと思うよ。僕、頑張るんだな~。子供だしテン場代は一人分でいいや。」
と、オヤジさん。
なんとも、サービスしてくれました。
実は、4年前も「僕頑張ったな!」とテン場代をサービスしてもらったのは、ココだけの秘密です。
写真は、その後の売店の写真です。
という事で、幕営完了です。
一番小屋の近くに張る事ができました。
要塞のような小屋ですね。西側も東側も、岩に囲まれて風雨から耐えられるように作ってあります。
そして、オヤジさんはああやってずっと登山者を見守っているのです。
とても優しい人だと思いますよ。
さぁ、それでは雨が降る前に水場へ水を汲みに行きましょう。
往復20分の道です。
この道は花がずっと咲いていて、なかなか素敵な道です。
水場到着。
ここの水、ホントに美味しいんですよね~。
息子も気付いたみたいで、「お父さん、ここの水なんだか美味しい!」とか言ってます。
コンコンと湧き出る水。
ついでにジャブジャブ顔を洗い、タオルも濡らして体も拭きます。生き返りますね~。
そして戻ってきたら売店にお買い物。
思わずこの手ぬぐい買ってしまいました。今回のオミヤになります。
そしてテントで息子と乾杯。
ビール美味し~♪
今日はもう動きません。
乾杯後、予報通り雨が降ってきました。
しかもなかなか強烈な雨。
でも、分かっていたのでフライもビシッと張り、治水対策もしっかりしてあります。
テントの周りを囲むように水が流れて行きますが、浸水は一切ありません。
この治水対策も山の知識の基本も全てそう、18年ほど前に教わった年下の同級生の教え。
高校の山岳部で鍛え上げられた友人の知識により、初めてアルプスに臨む私は北穂から前穂まで連れて行かれました。
その時彼から教わった事は、今の私の登山の礎になっています。あの時は二度と山なんて登るかと思ったのに、今はこうして山を歩いています。全ては、彼のおかげです。
そして息子は持ってきた宿題をやります。
山まで宿題を持って来てやるなんて、偉いな~。と思った方は騙されています。
夏休み後半になっても宿題が残っているので焦って持ってきただけなのです。
まったく偉くありませんよ。
さぁ、時間も17時を回ると山テンが翌日の予報を出します。
TTKのお時間ですよ。
もし行けるなら、早朝小屋を出発し、大門沢下降点を過ぎて笹山まで歩いたのち、夕方までにダイレクト尾根を下ります。
私達の持っている山と高原地図では、広河内岳から笹山までのCTが書いていないのでまったく時間が読めません。
でも過去の色々な人の記録を見ると、4時に出れば13~14時に下山が出来そうです。
で、翌日の天気を予測すると・・・
午前中は雨っぽいですね。。。
そして、午後に回復して晴れになり、翌日も晴れ。
大門沢に降りるなら雨でも行くんですが、未知の白根南陵。
ましてや山と高原地図の破線ルート。
出来れば晴れの中を歩きたい。
色々なパターンを想定します。明日丸一日ここで停滞して、晴れと分かってる明後日降りてもいいな~と。
でも、台風が来てますし予報が変わるとまた動けなくなったり。。。
結局、翌朝の状況と気圧配置をもう一度確認してから決める事にしました。
明日、良い天気になりますように。
おやすみなさい!
3日目に続く
]]>
山
百高山
PENTAGON
2018-08-27T08:00:00+09:00
-
小太郎山と、白峰三山と南陵へ 1日目
https://monolith.hida-ch.com/e940660.html
TJAR2018も無事に終わりましたね。
優勝されたのはなんと国府の方、凄い人が近くに居らっしゃるのですね!
どこかの山に入り、応援登山をしたかったのですが、なんとも自分たちの山登りだけでいっぱいいっぱいの夏でした。
そう、この夏は狂ったように山を歩いています。
息子も中学校に上がり、来年は本格的に部活も忙しくなるでしょう(と信じている)し、今年中に百高山を終わらせなければと…
残した南アルプスは大きく、白峰南陵辺りは数日掛けなければならないでしょう。
しかし、8月に入ってからと言うもの、台風がポコポコ発生してなかなかまとまった晴れが続かないどころか、天候が安定せず毎日予報が変わる日々…
なんとか小太郎山と白峰南陵へ行けないかと、まとまった晴れを期待しましたが無理そうです。
息子に残された夏休みも残り少なくなり、これはもうリミット。
仕方が無いので、毎日夕方の山テンとてんきとくらす、それと自分で気圧配置を見て翌日の天気を予測し、それに合わせて停滞覚悟で臨機応変に行動できるように余裕の荷物と日程で出かける事にしました。
さて、それではいつものやつへ行きましょう。
8月19日
いつものように前夜車を走らせます。
国府のサマーフェスタがあったのですが、ビールも我慢して、息子が帰って来るのを待ってからの出発です。
ぐるっと山を迂回しないと入れない、奈良田へと車を走らせます。
淡々と車を走らせて、到着したのは3時過ぎ。
下山の事を考えると第1に停めたかったのですが、空きが無く…奈良田の第2駐車場です。
ここ最近、1日目の睡眠時間はほぼ無し。
4時過ぎには目を覚まして準備をします。
5:30の始発バスに乗れました。
お盆を過ぎた平日、駐車場は7割ほど。
バスも第1からの1台と、第2からの1台の合計2台のみ。
席も余裕でした。
40分ほど揺られて、広河原へ到着。
芦安からの人も合わせていきなり人でごった返したので、早々に移動開始です。
うん、今日は天気が良いはず。
北岳が山頂まで見通せます。
行くよ~。
いつものつり橋。
ここから戻ってくる事がありません様に。。。
トイレを済ませて、広河原の山荘で登山届の提出です。
コンパスと言うネットの計画書提出先があるにも関わらず紙で出すのは、ただの拘りです。
「登山計画書は必ず提出する」という事を息子に教える為でもあります。行動で覚えてもらいます。
6:30
スタートです。
北岳は過去2回登っていますが、何れも大樺沢から入っています。
そして昨年小太郎山に行くために、白根御池のルートから入ったのですが…
途中で帰ることになりました。
ですので、今回も白根御池のルートから入る事にしました。
一度通っているので分かってはいますが、最初から高度をガンガン上げて行きます。
階段、梯子を抜けると、横にトラバース気味の道になり…
8:30
白根御池の小屋に到着です。
テント泊装備は、やっぱり肩に来ますね。
今回の荷物は22㎏ほど。食料多めです。
ここはソフトクリームが有名らしいですが、おやつにはまだ早い時間。
息子も、「今はいい」と言うので、朝食休憩を20分ほど取り、それから出発です。
8:50
さて、それでは行きましょう。
ここから先も相変わらずなかかなかの道。
一気に標高を上げていきます。
大きな倒木がありました。
この木のほんの少し手前が、昨年引き返した場所です。
今年の方が荷物が多いのに、あの時の時間の半分で上がって来れました。
やっぱりあの時の息子の絶不調に気付かない自分が悪かったですね~。
北岳の山頂が見えると、テンション上がります♪
休み休み登り、10:30にようやう白根御池分岐です。
いやー、きつかった。
でも稜線まではもう少しです。
それから、小太郎尾根分岐まで15分ほど。
少し下った所にザックをデポしました。
小さなザックに、水と貴重品と行動食、それとヒトココを持って行きます。
今日は小太郎山を頂きに行きます。
小太郎尾根、なんと素敵な道でしょう。
まっすぐ甲斐駒ヶ岳に続いているようです。
もちろん、続いていませんが。。。
それでも歩きやすそうで素敵な道です。
と、この時は思っていました。
10:30分岐をスタートです。
CTは往復2時間50分ほどです。
山と高原地図の破線ルートなので、どれだけ分かりにくいかと思いましたが、実際にはこんな青テープが細かくあり、迷う事はありません。
他にも矢印多数。迷いようがない感じです。
ですが…
岩場あり
樹林帯あり
ハイマツ藪っぽい所あり
やっと前小太郎山。
何とも、見た目ほど歩きやすい尾根ではありませんでした。
藪や樹林帯に入ると、とにかく暑くて一気に汗が吹き出します。
暑い…
そこから再び高度を下げ、樹林帯に入り20分。
11:40
小太郎山2725m頂きました!百高山94座目!
昨年拾い損ねてから、ずっと気になっていた山。
ようやく来る事が出来ました。感無量です。
とは言っても、まだまだ今回の旅の最初の山頂です。
三等三角点も頂きます、点名「小太郎岳」。
あぁ、ここの展望、素晴らしいです。
北岳
鳳凰三山と高嶺。
アサヨ峰、駒津峰、甲斐駒ヶ岳。最後に目指す予定の百高山。
遠く、鋸岳も見えます。
仙丈ケ岳。山体が大きいですね~。
からの、仙塩尾根。
2年前歩いた事を思い出します。
あの尾根、長かった…
そうだ、こんな360度の展望はコレですね。
小太郎山 - Spherical Image - RICOH THETA
アクセス的には南アルプスの入り口に近いのに、深い山。
余裕があればこの山頂でも長居できますね。
素敵な景色です。
しかし、戻らねばなりません。
来た道の記憶があると、精神的にやられます。
帰りの方がCTが長いですし。。。
同じ道なので割愛します。
が、来るときもそうだったのですが前小太郎山から北岳よりの森の中で、数人の人が何かの作業をしてました。
あれ、何をしてたんでしょう?
ピンクリボンを巻きまくってました。
後で肩の小屋の小屋番さんに聞いても分かりませんでした。
最近、カメラを向けると調子に乗る息子。
小学生か!
まぁ、余裕があるのは良い事です。
という事で、ザックまで帰還。
もう少しで肩の小屋ですが、さすがに小太郎山往復で疲れたので、少し休憩を取ります。
休憩後、分岐に戻り即出発。
ちょっとした岩場を抜けると、あとはゆるっとした道です。目の前には北岳。否応が無しに気持ちが高ぶります。
綺麗だな~。。。
13:55
北岳肩の小屋到着&幕営。
頑張れば北岳山荘まで行けそうですが、今回はあえて行きません。
そして恒例行事の乾杯。
息子はテントを張るとジュースを買ってもらえると思っているらしいです。ちなみに、私はテントを張るとビールが飲めると思っています。
という事で、あとはまったり。
テントの中から北岳が見えるとか、もう最高です♪
通気口からは富士山が見えたり。
いつまでも見ていられます。
ただ、流石に今朝の睡眠時間が足りないので、私は少しお昼寝してしまいました。息子曰く、すさまじいエキゾーストノートだったそうで。
すまぬ。
夕方見る、鳳凰三山。
よく考えたら、あそこを歩いてからまだ一週間しか経っていないんですね。なんだか遠い昔の事のようです。
日の入りの時間、仙丈ケ岳の方面は凄い雲海でした。
これは素敵な。。。
雲の海とはよく言ったもの。
ホントに綺麗ですね。
さぁ、テントに戻って天気予報です。
17時を回ったので、山テンの予報も出ています。てんきとくらすを見て、さらに気圧配置図を確認。
明日は午前中が良さそうですが、昼からは雨が来そうですね。
となると、農鳥小屋から先には行けないな…
明日はゆるり工程決定ですね。
なんて、久々にTTKをしていると、結局明るいうちにまた眠ってしまいました。明日も良い一日になりますように。
二日目に続く
<![CDATA[TJAR2018も無事に終わりましたね。
優勝されたのはなんと国府の方、凄い人が近くに居らっしゃるのですね!
どこかの山に入り、応援登山をしたかったのですが、なんとも自分たちの山登りだけでいっぱいいっぱいの夏でした。
そう、この夏は狂ったように山を歩いています。
息子も中学校に上がり、来年は本格的に部活も忙しくなるでしょう(と信じている)し、今年中に百高山を終わらせなければと…
残した南アルプスは大きく、白峰南陵辺りは数日掛けなければならないでしょう。
しかし、8月に入ってからと言うもの、台風がポコポコ発生してなかなかまとまった晴れが続かないどころか、天候が安定せず毎日予報が変わる日々…
なんとか小太郎山と白峰南陵へ行けないかと、まとまった晴れを期待しましたが無理そうです。
息子に残された夏休みも残り少なくなり、これはもうリミット。
仕方が無いので、毎日夕方の山テンとてんきとくらす、それと自分で気圧配置を見て翌日の天気を予測し、それに合わせて停滞覚悟で臨機応変に行動できるように余裕の荷物と日程で出かける事にしました。
さて、それではいつものやつへ行きましょう。
8月19日
いつものように前夜車を走らせます。
国府のサマーフェスタがあったのですが、ビールも我慢して、息子が帰って来るのを待ってからの出発です。
ぐるっと山を迂回しないと入れない、奈良田へと車を走らせます。
淡々と車を走らせて、到着したのは3時過ぎ。
下山の事を考えると第1に停めたかったのですが、空きが無く…奈良田の第2駐車場です。
ここ最近、1日目の睡眠時間はほぼ無し。
4時過ぎには目を覚まして準備をします。
5:30の始発バスに乗れました。
お盆を過ぎた平日、駐車場は7割ほど。
バスも第1からの1台と、第2からの1台の合計2台のみ。
席も余裕でした。
40分ほど揺られて、広河原へ到着。
芦安からの人も合わせていきなり人でごった返したので、早々に移動開始です。
うん、今日は天気が良いはず。
北岳が山頂まで見通せます。
行くよ~。
いつものつり橋。
ここから戻ってくる事がありません様に。。。
トイレを済ませて、広河原の山荘で登山届の提出です。
コンパスと言うネットの計画書提出先があるにも関わらず紙で出すのは、ただの拘りです。
「登山計画書は必ず提出する」という事を息子に教える為でもあります。行動で覚えてもらいます。
6:30
スタートです。
北岳は過去2回登っていますが、何れも大樺沢から入っています。
そして昨年小太郎山に行くために、白根御池のルートから入ったのですが…
途中で帰ることになりました。
ですので、今回も白根御池のルートから入る事にしました。
一度通っているので分かってはいますが、最初から高度をガンガン上げて行きます。
階段、梯子を抜けると、横にトラバース気味の道になり…
8:30
白根御池の小屋に到着です。
テント泊装備は、やっぱり肩に来ますね。
今回の荷物は22㎏ほど。食料多めです。
ここはソフトクリームが有名らしいですが、おやつにはまだ早い時間。
息子も、「今はいい」と言うので、朝食休憩を20分ほど取り、それから出発です。
8:50
さて、それでは行きましょう。
ここから先も相変わらずなかかなかの道。
一気に標高を上げていきます。
大きな倒木がありました。
この木のほんの少し手前が、昨年引き返した場所です。
今年の方が荷物が多いのに、あの時の時間の半分で上がって来れました。
やっぱりあの時の息子の絶不調に気付かない自分が悪かったですね~。
北岳の山頂が見えると、テンション上がります♪
休み休み登り、10:30にようやう白根御池分岐です。
いやー、きつかった。
でも稜線まではもう少しです。
それから、小太郎尾根分岐まで15分ほど。
少し下った所にザックをデポしました。
小さなザックに、水と貴重品と行動食、それとヒトココを持って行きます。
今日は小太郎山を頂きに行きます。
小太郎尾根、なんと素敵な道でしょう。
まっすぐ甲斐駒ヶ岳に続いているようです。
もちろん、続いていませんが。。。
それでも歩きやすそうで素敵な道です。
と、この時は思っていました。
10:30分岐をスタートです。
CTは往復2時間50分ほどです。
山と高原地図の破線ルートなので、どれだけ分かりにくいかと思いましたが、実際にはこんな青テープが細かくあり、迷う事はありません。
他にも矢印多数。迷いようがない感じです。
ですが…
岩場あり
樹林帯あり
ハイマツ藪っぽい所あり
やっと前小太郎山。
何とも、見た目ほど歩きやすい尾根ではありませんでした。
藪や樹林帯に入ると、とにかく暑くて一気に汗が吹き出します。
暑い…
そこから再び高度を下げ、樹林帯に入り20分。
11:40
小太郎山2725m頂きました!百高山94座目!
昨年拾い損ねてから、ずっと気になっていた山。
ようやく来る事が出来ました。感無量です。
とは言っても、まだまだ今回の旅の最初の山頂です。
三等三角点も頂きます、点名「小太郎岳」。
あぁ、ここの展望、素晴らしいです。
北岳
鳳凰三山と高嶺。
アサヨ峰、駒津峰、甲斐駒ヶ岳。最後に目指す予定の百高山。
遠く、鋸岳も見えます。
仙丈ケ岳。山体が大きいですね~。
からの、仙塩尾根。
2年前歩いた事を思い出します。
あの尾根、長かった…
そうだ、こんな360度の展望はコレですね。
小太郎山 - Spherical Image - RICOH THETA
アクセス的には南アルプスの入り口に近いのに、深い山。
余裕があればこの山頂でも長居できますね。
素敵な景色です。
しかし、戻らねばなりません。
来た道の記憶があると、精神的にやられます。
帰りの方がCTが長いですし。。。
同じ道なので割愛します。
が、来るときもそうだったのですが前小太郎山から北岳よりの森の中で、数人の人が何かの作業をしてました。
あれ、何をしてたんでしょう?
ピンクリボンを巻きまくってました。
後で肩の小屋の小屋番さんに聞いても分かりませんでした。
最近、カメラを向けると調子に乗る息子。
小学生か!
まぁ、余裕があるのは良い事です。
という事で、ザックまで帰還。
もう少しで肩の小屋ですが、さすがに小太郎山往復で疲れたので、少し休憩を取ります。
休憩後、分岐に戻り即出発。
ちょっとした岩場を抜けると、あとはゆるっとした道です。目の前には北岳。否応が無しに気持ちが高ぶります。
綺麗だな~。。。
13:55
北岳肩の小屋到着&幕営。
頑張れば北岳山荘まで行けそうですが、今回はあえて行きません。
そして恒例行事の乾杯。
息子はテントを張るとジュースを買ってもらえると思っているらしいです。ちなみに、私はテントを張るとビールが飲めると思っています。
という事で、あとはまったり。
テントの中から北岳が見えるとか、もう最高です♪
通気口からは富士山が見えたり。
いつまでも見ていられます。
ただ、流石に今朝の睡眠時間が足りないので、私は少しお昼寝してしまいました。息子曰く、すさまじいエキゾーストノートだったそうで。
すまぬ。
夕方見る、鳳凰三山。
よく考えたら、あそこを歩いてからまだ一週間しか経っていないんですね。なんだか遠い昔の事のようです。
日の入りの時間、仙丈ケ岳の方面は凄い雲海でした。
これは素敵な。。。
雲の海とはよく言ったもの。
ホントに綺麗ですね。
さぁ、テントに戻って天気予報です。
17時を回ったので、山テンの予報も出ています。てんきとくらすを見て、さらに気圧配置図を確認。
明日は午前中が良さそうですが、昼からは雨が来そうですね。
となると、農鳥小屋から先には行けないな…
明日はゆるり工程決定ですね。
なんて、久々にTTKをしていると、結局明るいうちにまた眠ってしまいました。明日も良い一日になりますように。
二日目に続く
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山
百高山
PENTAGON
2018-08-26T09:00:00+09:00
-
五竜岳 1Day
https://monolith.hida-ch.com/e939241.html
先日の鳳凰三山日帰りで自信がついたので、満を期して五竜岳日帰りに臨むことにしました。ただ、天候が芳しくなく、山頂にガスがある事を覚悟で14日に行ってきました。
北アルプス最後の百高山となります。
それでは行きましょう。
14日、早朝から車を走らせます。
13日の夜は古川の花火を見たいと子供達が言うので、今回は朝発になりました。
そのおかげで・・・
丁度開催されているトランスジャパンアルプスレース2018
上高地から中央アルプスへ向けて走る選手を数人見かける事が出来ました。
コース上、最も危険とされる、釜トンネルから奈川ダムの区間。
太平洋まで頑張ってください!
という事で、現地に6:30頃到着し、ちゃっちゃと準備します。
今回は下山後にそのままおでかけするのでカミさんと娘も一緒に来ています。カミさん達はふもとで1日遊んでいるそうで。
7時のテレキャビンに乗車し、出発しました。
テレキャビンを降りたらリフトは利用せずにそのままアルプス平を登ります。
7:10スタートとなりました。
もうこの段階でガスガス。
10分程で地蔵ノ頭。
最初のランドマークですね。CTではここから小遠見山まで1:30だったかな?
五竜岳への登山は、この遠見尾根を行くのですが、朝のゴンドラ始発時間と最終時間を考えると、山と高原地図のCTでは時間内に帰ってくる事が出来ません。
ですので一般的には2日で歩くか、行きか帰りをゴンドラを使わずにスキー場を歩くかします。
もちろん、急げば時間内に帰って来る事が出来ます。
それのシミュレーションもあり、前回鳳凰三山を歩いてきました。
前回と同じくCTから6~8割のペースを保てれば、日帰りできるはずなんです。
今回のCTは登り6時間40分、下り4時間45分、合計11時間15分の所を、9時間ちょいの間に戻ってくるわけです。
ですので、今日は山頂を踏んでいなくても13時をリミットにして、下山開始と言う条件で登る事にしました。
という事で、今日は朝からガンガン行きますよ~。
尾根は最初ガスが切れ始めたのですが、これがまた暑かったです。
樹林帯では風も無く、背中からジリジリと太陽が照り付け、半端じゃない暑さに最初から汗だくです。
息子も「暑い~」を連呼して登ってきます。
しかも、息子の後ろからは超ハイペースなおいちゃんが熊鈴をジリジリ鳴らしながらピッタリマークしてきます。
お先にどうぞって言っても「イヤイヤ」と言って行きません。
でも、登ると1mも空けずに付いて来る。
もう、息子半端ないプレッシャーでガンガン速度を上げていきます。
小遠見山の山頂も寄らずに、中遠見山にテレキャビンから1時間ほどで到着。
ここで小休止する事にしました。
おいちゃんは「ありがと~」と言って、先行してい来ました。
プレッシャーのおかげで、ここまででかなりCTを詰めたと思います。
休憩後、大遠見山まで25分。
CTを大分詰めていますね。
ココはこのままスルー。
さらに30分ほどで大きな池に出ました。
西遠見と書いてありますが、GPSで見ると実際の西遠見山の山頂はもう少し先のようです。
でも、中遠見から1時間ほど経ったのでここで休憩します。
雲の切れ間からどこかの山頂が一瞬顔を出しました。
あれが五竜岳かな?
さて、10分休憩後に再びスタート。
小遠見山から西遠見山まではアップダウンの連続でそんなに標高が上がりませんでしたが、ここから先は一気に上げていきます。
こんな長ーい階段があったり・・・
岩場も数か所抜けます。
岩場を抜けると…
向こうに五竜山荘が見えてきました。
大体同じぐらいの標高なのですが、あそこに真っすぐは行けません。
一度白岳に登ってから降ります。
白岳に登ると、唐松岳への稜線が見えてきました。
山頂は雲の中ですが、綺麗な道ですね。
ホントはテントを担いで五竜、唐松と回りたかったです。
五竜山荘へ降ります。
白岳、結構登るんですね。
という事で、10:10五竜山荘に到着しました。
テレキャビンを降りてから休憩時間込みでピッタリ3時間。CTが5:40でしたので、かなり頑張りました。
これで今日は山頂まで行ける事が確定ですね。
とりあえず山頂は踏みたいので15分程の休憩でスタート。
最初は稜線が見えてましたが・・・
すぐにガスガスに。
今日は展望は諦めですね。
それだけだとあんまり楽しく無いのですが、今日はピークハントに専念しましょう。
最初はトラバース気味にゆるっと登る道も、だんだん岩場へと変わっていきます。
難易度は高い感じではありませんが、落ちるとまずい所が多数あります。
なかなかいい感じの岩場ですね。
分岐が見えてきました。
ここから数十メートル横移動すると…
11:05
五竜岳山頂、頂きました!百高山93座目!
これで北アルプスの百高山は完登しました、嬉しい♪
足元には何かの三角点が転がっていました。
もうかすれて良く分かりません。
地理院の地図に載っていなくて、頭は対角線×では無いので、山林局の三角点でしょうか?
と、この時は思ってましたが・・・
後で調べたら、実は亡失した国土地理院の三角点でした。
三等三角点 点名「平川入」
さて、やっぱり展望も見込めないので、10分ほど休んでからサクッと帰る事にしました。
休むなら山荘で休むのが楽ですしね。
この下りで息子とこんな話しながら降りて来たのですが、私達親子は百高山踏破を目的に山頂を踏むことしてますけど、最近はあんまり山頂にこだわっていないと言う事に気付いてきました。
山頂を踏まなくても、長いトレイルを綺麗な景色を見ながら歩ければ、それで良いんですよね。
その通過点に山頂があれば良しって感じです。
百高山が終わったら、そういう旅も良いかな。
山頂を踏まない山歩き、是非やってみたいです。
なかなかカッコイイ岩です。
下りの岩場は慎重に…
岩場を抜けて降りてくると、一気にガスが消えました。
一定の標高以上が雲の中なんですね。
唐松岳がもう少しで見えそうです♪
こちらは富山方面。
唐松から餓鬼岳を抜けて、欅平まで歩けるんですよね~。
いつか歩いてみたいですね。
という事で、五竜山荘です。
もう時間にも余裕がありますし、ここで大休止にします。
お腹が空いたので、きのこうどんを頼みました。
¥700と、山小屋としてはリーズナブル。
そして何よりも、おそらくキノコが天然物ですんごく美味しかったです。
息子、キノコが群生しているのを見るのはダメなようですが、食べるのは別次元のお話らしいです。
ハグハグかぶり付いていました。
うどんを食べつつ、遭対協の人と色々お話ししました。
昨日は早い時間に雷雨が来て、えらい事になったとか。
先日も五竜の岩場で滑落事故があり、亡くなられた方が居たとか。。。
色々なお話が聞けました。やはり遭対協の方は色々なモノを見てきていますね。
食べつつ、話を聞きつつ30分ほど休んでから下山に入りました。
12:25スタート。
こちらが白岳の山頂。
ケルンの上の石に、小さく「白岳」と書いてありました。
そして、唐松岳の山頂が見えてますね。
あそこまでの道、歩きたかったな~。
白岳の山頂には山林局の三角点がありました。主三角点か次三角点かは、かすれて見にくいです。
そして後は修行の道。
最初、晴れ間もあったものの・・・
ガスになったりして、パラパラと雨に追われるように下山です。
ペースを上げると雨がやみ、落とすと追い付かれると言うホントの修行。
息子、足が本調子では無いようで下りのペースが上がりません。
実は先日側溝に落ちまして、弁慶に切り傷をつくり、多少の打撲で少し足が痛いようです。
まぁ、それでも本人が「行く」と言うので言葉の責任をとってもらいます。
容赦なく行きますよ~。
西遠見まで標高を落としてきたものの、小遠見山h遠く…
ひたすら足を進めました。
14:05
山荘から1時間40分ほどで小遠見山へ。
行きに寄らなかったので、帰りは山頂に寄ってみました。
よく歩いたのでここでゆっくり休憩したかったのですが・・・
10分ほどしたらやっぱりパラパラと雨が降ってきました。
まぁ、これくらにパラパラなら、シャワー程度で逆に気持ち良いんですけどね♪
でも降りますか~。
お隣の八方尾根からなかなかの雨が流れてくるのが良く分かります。
これはもう逃れられない。
結局ガッツリ降られました。
帰りは地蔵の頭を迂回する道へ。
こちらは息子の好きな木道の道だったり・・・
池があったりとなかなか良い景色でした。
そしてアルプス平へ戻りました。
テレキャビン乗り場へと降りていると、なんだか横の方に山頂標発見。
白馬五竜岳!
を模したもの・・・
本日二座目の五竜岳を頂きました(笑
15:05
雨もすっかり止み、無事に帰って来れました。
何気で小遠見山から結構かかりましたね。
下山すると、娘とカミさんが待っていました。
いやー、想定より少し早く帰って来れました。
息子、痛い足でよく頑張った。
下山後は、白馬龍神温泉へ。
なかなか綺麗な温泉でした♪
そしてこの後は。。。
娘がどうしても見たいと言う、ピカチュウの大行進を見に横浜へ行ったと言うのは、ここだけの秘密です。
さて、北アルプスの百高山も踏破し、いよいよ南アルプスを残すのみとなりました。
あとは天候次第でどうなるかですね。
この夏の間に、なんとか南陵と小太郎山を回れれば・・・
<![CDATA[先日の鳳凰三山日帰りで自信がついたので、満を期して五竜岳日帰りに臨むことにしました。ただ、天候が芳しくなく、山頂にガスがある事を覚悟で14日に行ってきました。
北アルプス最後の百高山となります。
それでは行きましょう。
14日、早朝から車を走らせます。
13日の夜は古川の花火を見たいと子供達が言うので、今回は朝発になりました。
そのおかげで・・・
丁度開催されているトランスジャパンアルプスレース2018
上高地から中央アルプスへ向けて走る選手を数人見かける事が出来ました。
コース上、最も危険とされる、釜トンネルから奈川ダムの区間。
太平洋まで頑張ってください!
という事で、現地に6:30頃到着し、ちゃっちゃと準備します。
今回は下山後にそのままおでかけするのでカミさんと娘も一緒に来ています。カミさん達はふもとで1日遊んでいるそうで。
7時のテレキャビンに乗車し、出発しました。
テレキャビンを降りたらリフトは利用せずにそのままアルプス平を登ります。
7:10スタートとなりました。
もうこの段階でガスガス。
10分程で地蔵ノ頭。
最初のランドマークですね。CTではここから小遠見山まで1:30だったかな?
五竜岳への登山は、この遠見尾根を行くのですが、朝のゴンドラ始発時間と最終時間を考えると、山と高原地図のCTでは時間内に帰ってくる事が出来ません。
ですので一般的には2日で歩くか、行きか帰りをゴンドラを使わずにスキー場を歩くかします。
もちろん、急げば時間内に帰って来る事が出来ます。
それのシミュレーションもあり、前回鳳凰三山を歩いてきました。
前回と同じくCTから6~8割のペースを保てれば、日帰りできるはずなんです。
今回のCTは登り6時間40分、下り4時間45分、合計11時間15分の所を、9時間ちょいの間に戻ってくるわけです。
ですので、今日は山頂を踏んでいなくても13時をリミットにして、下山開始と言う条件で登る事にしました。
という事で、今日は朝からガンガン行きますよ~。
尾根は最初ガスが切れ始めたのですが、これがまた暑かったです。
樹林帯では風も無く、背中からジリジリと太陽が照り付け、半端じゃない暑さに最初から汗だくです。
息子も「暑い~」を連呼して登ってきます。
しかも、息子の後ろからは超ハイペースなおいちゃんが熊鈴をジリジリ鳴らしながらピッタリマークしてきます。
お先にどうぞって言っても「イヤイヤ」と言って行きません。
でも、登ると1mも空けずに付いて来る。
もう、息子半端ないプレッシャーでガンガン速度を上げていきます。
小遠見山の山頂も寄らずに、中遠見山にテレキャビンから1時間ほどで到着。
ここで小休止する事にしました。
おいちゃんは「ありがと~」と言って、先行してい来ました。
プレッシャーのおかげで、ここまででかなりCTを詰めたと思います。
休憩後、大遠見山まで25分。
CTを大分詰めていますね。
ココはこのままスルー。
さらに30分ほどで大きな池に出ました。
西遠見と書いてありますが、GPSで見ると実際の西遠見山の山頂はもう少し先のようです。
でも、中遠見から1時間ほど経ったのでここで休憩します。
雲の切れ間からどこかの山頂が一瞬顔を出しました。
あれが五竜岳かな?
さて、10分休憩後に再びスタート。
小遠見山から西遠見山まではアップダウンの連続でそんなに標高が上がりませんでしたが、ここから先は一気に上げていきます。
こんな長ーい階段があったり・・・
岩場も数か所抜けます。
岩場を抜けると…
向こうに五竜山荘が見えてきました。
大体同じぐらいの標高なのですが、あそこに真っすぐは行けません。
一度白岳に登ってから降ります。
白岳に登ると、唐松岳への稜線が見えてきました。
山頂は雲の中ですが、綺麗な道ですね。
ホントはテントを担いで五竜、唐松と回りたかったです。
五竜山荘へ降ります。
白岳、結構登るんですね。
という事で、10:10五竜山荘に到着しました。
テレキャビンを降りてから休憩時間込みでピッタリ3時間。CTが5:40でしたので、かなり頑張りました。
これで今日は山頂まで行ける事が確定ですね。
とりあえず山頂は踏みたいので15分程の休憩でスタート。
最初は稜線が見えてましたが・・・
すぐにガスガスに。
今日は展望は諦めですね。
それだけだとあんまり楽しく無いのですが、今日はピークハントに専念しましょう。
最初はトラバース気味にゆるっと登る道も、だんだん岩場へと変わっていきます。
難易度は高い感じではありませんが、落ちるとまずい所が多数あります。
なかなかいい感じの岩場ですね。
分岐が見えてきました。
ここから数十メートル横移動すると…
11:05
五竜岳山頂、頂きました!百高山93座目!
これで北アルプスの百高山は完登しました、嬉しい♪
足元には何かの三角点が転がっていました。
もうかすれて良く分かりません。
地理院の地図に載っていなくて、頭は対角線×では無いので、山林局の三角点でしょうか?
と、この時は思ってましたが・・・
後で調べたら、実は亡失した国土地理院の三角点でした。
三等三角点 点名「平川入」
さて、やっぱり展望も見込めないので、10分ほど休んでからサクッと帰る事にしました。
休むなら山荘で休むのが楽ですしね。
この下りで息子とこんな話しながら降りて来たのですが、私達親子は百高山踏破を目的に山頂を踏むことしてますけど、最近はあんまり山頂にこだわっていないと言う事に気付いてきました。
山頂を踏まなくても、長いトレイルを綺麗な景色を見ながら歩ければ、それで良いんですよね。
その通過点に山頂があれば良しって感じです。
百高山が終わったら、そういう旅も良いかな。
山頂を踏まない山歩き、是非やってみたいです。
なかなかカッコイイ岩です。
下りの岩場は慎重に…
岩場を抜けて降りてくると、一気にガスが消えました。
一定の標高以上が雲の中なんですね。
唐松岳がもう少しで見えそうです♪
こちらは富山方面。
唐松から餓鬼岳を抜けて、欅平まで歩けるんですよね~。
いつか歩いてみたいですね。
という事で、五竜山荘です。
もう時間にも余裕がありますし、ここで大休止にします。
お腹が空いたので、きのこうどんを頼みました。
¥700と、山小屋としてはリーズナブル。
そして何よりも、おそらくキノコが天然物ですんごく美味しかったです。
息子、キノコが群生しているのを見るのはダメなようですが、食べるのは別次元のお話らしいです。
ハグハグかぶり付いていました。
うどんを食べつつ、遭対協の人と色々お話ししました。
昨日は早い時間に雷雨が来て、えらい事になったとか。
先日も五竜の岩場で滑落事故があり、亡くなられた方が居たとか。。。
色々なお話が聞けました。やはり遭対協の方は色々なモノを見てきていますね。
食べつつ、話を聞きつつ30分ほど休んでから下山に入りました。
12:25スタート。
こちらが白岳の山頂。
ケルンの上の石に、小さく「白岳」と書いてありました。
そして、唐松岳の山頂が見えてますね。
あそこまでの道、歩きたかったな~。
白岳の山頂には山林局の三角点がありました。主三角点か次三角点かは、かすれて見にくいです。
そして後は修行の道。
最初、晴れ間もあったものの・・・
ガスになったりして、パラパラと雨に追われるように下山です。
ペースを上げると雨がやみ、落とすと追い付かれると言うホントの修行。
息子、足が本調子では無いようで下りのペースが上がりません。
実は先日側溝に落ちまして、弁慶に切り傷をつくり、多少の打撲で少し足が痛いようです。
まぁ、それでも本人が「行く」と言うので言葉の責任をとってもらいます。
容赦なく行きますよ~。
西遠見まで標高を落としてきたものの、小遠見山h遠く…
ひたすら足を進めました。
14:05
山荘から1時間40分ほどで小遠見山へ。
行きに寄らなかったので、帰りは山頂に寄ってみました。
よく歩いたのでここでゆっくり休憩したかったのですが・・・
10分ほどしたらやっぱりパラパラと雨が降ってきました。
まぁ、これくらにパラパラなら、シャワー程度で逆に気持ち良いんですけどね♪
でも降りますか~。
お隣の八方尾根からなかなかの雨が流れてくるのが良く分かります。
これはもう逃れられない。
結局ガッツリ降られました。
帰りは地蔵の頭を迂回する道へ。
こちらは息子の好きな木道の道だったり・・・
池があったりとなかなか良い景色でした。
そしてアルプス平へ戻りました。
テレキャビン乗り場へと降りていると、なんだか横の方に山頂標発見。
白馬五竜岳!
を模したもの・・・
本日二座目の五竜岳を頂きました(笑
15:05
雨もすっかり止み、無事に帰って来れました。
何気で小遠見山から結構かかりましたね。
下山すると、娘とカミさんが待っていました。
いやー、想定より少し早く帰って来れました。
息子、痛い足でよく頑張った。
下山後は、白馬龍神温泉へ。
なかなか綺麗な温泉でした♪
そしてこの後は。。。
娘がどうしても見たいと言う、ピカチュウの大行進を見に横浜へ行ったと言うのは、ここだけの秘密です。
さて、北アルプスの百高山も踏破し、いよいよ南アルプスを残すのみとなりました。
あとは天候次第でどうなるかですね。
この夏の間に、なんとか南陵と小太郎山を回れれば・・・
]]>
山
百高山
PENTAGON
2018-08-19T09:00:00+09:00
-
鳳凰三山と高嶺へ 1Day 後半
https://monolith.hida-ch.com/e938609.html
9:30
それでは次を目指します。
次は地蔵岳ですが、その間に赤抜沢ノ頭と言う小ピークを越えていくようです。
一旦下りますが。。。
結構下りました(^^;
途中、綺麗な花が咲いていたり。。。
でも相変わらず名前はわかりません!
不思議な景観の砂地の道。
白峰三山からこちらを見たときに、雪を纏っているかのように見えた白さの理由は、この砂地だったんですね。
鳳凰小屋分岐まで10分ほどで降りてきました。
この辺りからガスも出てきてより幻想的な世界に変わってきました。
しかし、この赤抜沢の頭への登り返しが、かなり厳しかったです。
今回一番辛かったのはココかも。。。
砂地の登り返しなのと、今までCTを詰めて詰めて歩けたのに・・・
ここだけそんなに短縮できそうに無いことが、精神的にダメージでした。
たった30分の間だけなので、別に悪くは無かったの
ですけど・・・
途中にあった不思議なハイマツ。
大きな根っこで枯れかけているように見えるのですが、フサフサと葉を携えている枝もあります。
そして、このハイマツの周りに一生懸命石積みをして守ってる方が見えました。
「このハイマツ、僕が子供の頃からこの姿なんですよ。ずっと生きてるんです。」
そう説明してくれました。
もう何十年もこの形で生き続けてるって、凄いですね。
そしてそれをずっと守ろうとしているこの方の気持ちに感動しました。
いつまでも、山を自然を大事に。
さて、足を進めますがなかなか次のポイントに着きません。
CTの設定、やっぱり色々おかしな気がします。
でも、綺麗な花を見ると癒されたり…
かわいいですね。
やっとの事で赤抜沢ノ頭へ到着しました。
疲れたー。
でも、一旦下るとは言え目の前にアレがあるとテンション上がります。
オベリスク!
今までずっと遠くからしか眺めたことが無かったランドマーク。
やっと近くに来ることが出来ました。
少し体を休めてから、向かう事にします。
うーん、ガスがもったいないけど圧巻。
ここに山頂標があるのですね。
この後、もう少し近づいてみたのですが、やはり私達の今の技術と装備では大した所まで行けませんでした。
ですので・・・
地蔵ヶ岳2764m、百高山91座目頂きました!
鳳凰三山Complete!
ガスが出てたので、間を縫ってなんとか撮れました。
この場所の名前は「賽の河原」そしてこのお地蔵様。
ガスのかかった景観に、そっちの方行の雰囲気がとんがってます。
帰ろう。
再び赤抜沢ノ頭に戻って休憩します。
いつも遠くから見て気になっていたあのとんがり石。
いやー、感無量ですね。上に立てなかったとは言え、ここまで来れたました。
さぁ、時間も10時40分。
かなり短縮しているとはいえ、午後からは雷雨の危険もあるので早めに稜線を離れたいです。
次へ行きましょう。
ココから先は、わりと痩せ尾根で砂地とハイマツのミックスです。
割と切れ気味の砂地の谷。
これ、滑って行ったら絶対止まらないやつ。
気を付けて進みます。
ガスの中の不思議な岩。
グレーな世界で何とも言えない雰囲気です、地球じゃないみたい。
しばらく歩くと、岩の質がガラっと変わってきました。
ミルフィーユのような茶色い積層岩ですね。
そんなに大きくないアップダウンで、比較的歩きやすい道です。
ハイマツの稜線を抜けると・・・
高嶺2779m、百高山92座目頂きました!
本日最後の山頂です。後は下るだけ。
三等三角点、点名「高嶺」
しかし、この辺の標識には「TAKAMINE」と書いてあるのですが、地理院の地図には「たかね」と書いてあります。どちらが正しいんでしょうね?教えて、偉い人!
山頂で最後のご飯休憩をします。
持ってきた最後のおにぎりをほお張り、これからの激下りの為に足を休めます。
直ぐ下には広河原が見えます。
なんとも、この角度で下まで降りるのですね・・・
なかなか厳しそうです。
という事で、11:20スタートします。
下山に入ります。
下りの最初はハイマツの中を行く簡単な道なのかと思いましたが、実際は・・・
結構な岩の急な下りが連続してました。
少しの間この急な下りを降りたり、ハイマツの中を進んでいくと、やがて樹林帯に入り道は緩くなります。
すると・・・
11:50
白鳳峠に到着です。
そんなに足も疲れてないので、数分の達休憩後に出発します。
最初は緩やかに岩のガレ場を降りて行きます。
息子、こういう場所が好きみたいです。
緩やかに左右の山に囲まれ、なかなか素敵な沢口でした。
しばらくこのガレ場を下ると、やがて樹林帯に入ります。
急にひんやりと周りの空気が変わります。
一気に広がる森の香りがなんとも言えません。
南アルプスらしい、苔むしたとても素敵な森です♪
ジャケットの落とし物・・・?
これを落として気付かなかったって、よっぽど焦ってたのでしょうか?
この苔むした綺麗な区間を過ぎると道はだんだんと斜度を増し、急な下りへと変化していきます。
南アルプス特有のお椀をひっくり返したような、下層の方が斜度がきつい形状です。
こんな梯子場が連続したりしますが、梯子の一番下は足場が足りなかったりしてます。
息子、少し困ってました。
岩の温度が低いのか、黒い岩は殆ど濡れて滑りやすくなっていました。
息子、久しぶりにマジ滑りしてケツを強打しました。
しばらくピョンピョン跳ねて一生懸命耐えていました(笑
お尻が4つに割れたかと思ったそうで。
今にも抜けそうな木の丸太橋や・・・
ホントにかなり急な角度の道。
これ、テント泊装備だったらかなり厳しかったでしょうね。
軽装で良かった。。。
あともう少しで下に降りるはずなのですが、流石に疲れて休憩です。
ここまでの行程も長かったですし、そろそろ疲れが出ていますね。
しかし、歩き続ければ必ず道は進んでいきます。
ようやく下に舗装路が見えてきました!
という事で、下山!
後は広河原まで15分ほどの歩きですね。
しばらく色々お話しながら歩くと、見覚えのある場所に出てきました。
北岳方面、また来るからね!
広河原からは14時のバスに乗って、夜叉神峠に帰ることが出来ました。
夜叉神峠到着、帰ってきました~♪
バスではしっかり眠ってしまいました(^^;
夜叉神峠の登山口。
明るい所で見るとこんな感じだったのですね。
駐車場は8割ぐらい埋まってました。
後は、車を走らせて帰ります。
韮崎旭温泉。¥600
施設自体は外湯も無く大したことは無いのですが、泉質は最高でした。
ヌルヌル系の炭酸泉で、暑くないので長湯できます。気持ち良かった♪
流石に高山まで戻ると遅い時間になりそうなので、夕ご飯は松本の十字路。
職場の上司お勧めの店だったのですが、初めて来ました。
洋食レストランでなかなか美味しかったです。
さて、百高山も92座。
ようやく残り一桁に入ってきました。
残りは五竜岳、甲斐駒ヶ岳、駒津峰、アサヨ峰、小太郎山、広河内岳、大籠岳、笹山。
メジャーな山と、癖のある山と半々ですね。。。
この夏の間に、どこまでこなせるかな・・・?
天候と見合わせながら、頑張りましょう。
<![CDATA[
9:30
それでは次を目指します。
次は地蔵岳ですが、その間に赤抜沢ノ頭と言う小ピークを越えていくようです。
一旦下りますが。。。
結構下りました(^^;
途中、綺麗な花が咲いていたり。。。
でも相変わらず名前はわかりません!
不思議な景観の砂地の道。
白峰三山からこちらを見たときに、雪を纏っているかのように見えた白さの理由は、この砂地だったんですね。
鳳凰小屋分岐まで10分ほどで降りてきました。
この辺りからガスも出てきてより幻想的な世界に変わってきました。
しかし、この赤抜沢の頭への登り返しが、かなり厳しかったです。
今回一番辛かったのはココかも。。。
砂地の登り返しなのと、今までCTを詰めて詰めて歩けたのに・・・
ここだけそんなに短縮できそうに無いことが、精神的にダメージでした。
たった30分の間だけなので、別に悪くは無かったの
ですけど・・・
途中にあった不思議なハイマツ。
大きな根っこで枯れかけているように見えるのですが、フサフサと葉を携えている枝もあります。
そして、このハイマツの周りに一生懸命石積みをして守ってる方が見えました。
「このハイマツ、僕が子供の頃からこの姿なんですよ。ずっと生きてるんです。」
そう説明してくれました。
もう何十年もこの形で生き続けてるって、凄いですね。
そしてそれをずっと守ろうとしているこの方の気持ちに感動しました。
いつまでも、山を自然を大事に。
さて、足を進めますがなかなか次のポイントに着きません。
CTの設定、やっぱり色々おかしな気がします。
でも、綺麗な花を見ると癒されたり…
かわいいですね。
やっとの事で赤抜沢ノ頭へ到着しました。
疲れたー。
でも、一旦下るとは言え目の前にアレがあるとテンション上がります。
オベリスク!
今までずっと遠くからしか眺めたことが無かったランドマーク。
やっと近くに来ることが出来ました。
少し体を休めてから、向かう事にします。
うーん、ガスがもったいないけど圧巻。
ここに山頂標があるのですね。
この後、もう少し近づいてみたのですが、やはり私達の今の技術と装備では大した所まで行けませんでした。
ですので・・・
地蔵ヶ岳2764m、百高山91座目頂きました!
鳳凰三山Complete!
ガスが出てたので、間を縫ってなんとか撮れました。
この場所の名前は「賽の河原」そしてこのお地蔵様。
ガスのかかった景観に、そっちの方行の雰囲気がとんがってます。
帰ろう。
再び赤抜沢ノ頭に戻って休憩します。
いつも遠くから見て気になっていたあのとんがり石。
いやー、感無量ですね。上に立てなかったとは言え、ここまで来れたました。
さぁ、時間も10時40分。
かなり短縮しているとはいえ、午後からは雷雨の危険もあるので早めに稜線を離れたいです。
次へ行きましょう。
ココから先は、わりと痩せ尾根で砂地とハイマツのミックスです。
割と切れ気味の砂地の谷。
これ、滑って行ったら絶対止まらないやつ。
気を付けて進みます。
ガスの中の不思議な岩。
グレーな世界で何とも言えない雰囲気です、地球じゃないみたい。
しばらく歩くと、岩の質がガラっと変わってきました。
ミルフィーユのような茶色い積層岩ですね。
そんなに大きくないアップダウンで、比較的歩きやすい道です。
ハイマツの稜線を抜けると・・・
高嶺2779m、百高山92座目頂きました!
本日最後の山頂です。後は下るだけ。
三等三角点、点名「高嶺」
しかし、この辺の標識には「TAKAMINE」と書いてあるのですが、地理院の地図には「たかね」と書いてあります。どちらが正しいんでしょうね?教えて、偉い人!
山頂で最後のご飯休憩をします。
持ってきた最後のおにぎりをほお張り、これからの激下りの為に足を休めます。
直ぐ下には広河原が見えます。
なんとも、この角度で下まで降りるのですね・・・
なかなか厳しそうです。
という事で、11:20スタートします。
下山に入ります。
下りの最初はハイマツの中を行く簡単な道なのかと思いましたが、実際は・・・
結構な岩の急な下りが連続してました。
少しの間この急な下りを降りたり、ハイマツの中を進んでいくと、やがて樹林帯に入り道は緩くなります。
すると・・・
11:50
白鳳峠に到着です。
そんなに足も疲れてないので、数分の達休憩後に出発します。
最初は緩やかに岩のガレ場を降りて行きます。
息子、こういう場所が好きみたいです。
緩やかに左右の山に囲まれ、なかなか素敵な沢口でした。
しばらくこのガレ場を下ると、やがて樹林帯に入ります。
急にひんやりと周りの空気が変わります。
一気に広がる森の香りがなんとも言えません。
南アルプスらしい、苔むしたとても素敵な森です♪
ジャケットの落とし物・・・?
これを落として気付かなかったって、よっぽど焦ってたのでしょうか?
この苔むした綺麗な区間を過ぎると道はだんだんと斜度を増し、急な下りへと変化していきます。
南アルプス特有のお椀をひっくり返したような、下層の方が斜度がきつい形状です。
こんな梯子場が連続したりしますが、梯子の一番下は足場が足りなかったりしてます。
息子、少し困ってました。
岩の温度が低いのか、黒い岩は殆ど濡れて滑りやすくなっていました。
息子、久しぶりにマジ滑りしてケツを強打しました。
しばらくピョンピョン跳ねて一生懸命耐えていました(笑
お尻が4つに割れたかと思ったそうで。
今にも抜けそうな木の丸太橋や・・・
ホントにかなり急な角度の道。
これ、テント泊装備だったらかなり厳しかったでしょうね。
軽装で良かった。。。
あともう少しで下に降りるはずなのですが、流石に疲れて休憩です。
ここまでの行程も長かったですし、そろそろ疲れが出ていますね。
しかし、歩き続ければ必ず道は進んでいきます。
ようやく下に舗装路が見えてきました!
という事で、下山!
後は広河原まで15分ほどの歩きですね。
しばらく色々お話しながら歩くと、見覚えのある場所に出てきました。
北岳方面、また来るからね!
広河原からは14時のバスに乗って、夜叉神峠に帰ることが出来ました。
夜叉神峠到着、帰ってきました~♪
バスではしっかり眠ってしまいました(^^;
夜叉神峠の登山口。
明るい所で見るとこんな感じだったのですね。
駐車場は8割ぐらい埋まってました。
後は、車を走らせて帰ります。
韮崎旭温泉。¥600
施設自体は外湯も無く大したことは無いのですが、泉質は最高でした。
ヌルヌル系の炭酸泉で、暑くないので長湯できます。気持ち良かった♪
流石に高山まで戻ると遅い時間になりそうなので、夕ご飯は松本の十字路。
職場の上司お勧めの店だったのですが、初めて来ました。
洋食レストランでなかなか美味しかったです。
さて、百高山も92座。
ようやく残り一桁に入ってきました。
残りは五竜岳、甲斐駒ヶ岳、駒津峰、アサヨ峰、小太郎山、広河内岳、大籠岳、笹山。
メジャーな山と、癖のある山と半々ですね。。。
この夏の間に、どこまでこなせるかな・・・?
天候と見合わせながら、頑張りましょう。
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山
百高山
PENTAGON
2018-08-15T09:00:00+09:00
-
鳳凰三山と高嶺へ 1Day 前半
https://monolith.hida-ch.com/e938553.html
足早に鳳凰三山へ行ってきました。
当初は鳳凰三山から白峰三山、そのまま南陵へと6日ぐらいかけてぐるりと歩く予定でしたが・・・
台風がポコポコ発生したり、週末はどうしても外せない予定があったりと、分散化するしか無い状態になってしまいました。
それならば…
とりあえず鳳凰三山を軽装で日帰りしてみようと、行く事になりました。
それでは行きますね。
8月10日
いつものごとく、全日の夜に車を走らせます。
いつもと違うのは、出発が少し遅れた事。
芦安の駐車場を越えて夜叉神峠の駐車場に着いた時には、1:30頃でした。
直ぐに眠りに入ったのですが、多分2時ぐらいに激しく車の屋根を叩く雨音で目が覚めます。
マジかー。
でも、天気予報でも、気圧配置を見ても今日は早い時間は大丈夫のはず。
午後になると場合によっては雷雲が来るかなーって感じなので、早出の予定にしていました。
3時、目覚ましが鳴ります。
1時間しか寝れてない…
ゆるりと息子を起こして準備をし、出発しました。
雨は止んだので助かります。
3:50
登山計画書を提出して出発します。
まずは夜叉神峠まで1時間の道のり。
登り始めてすぐ。
これが纏リスってやつですね!意識してから見たのは初めてかも。
そして、この後がヤバかった。
最初は雲の中で視界が効かず、ヘッデンつけても乱反射で見にくい状態でした。
まぁ、それは良いんですけど、パキパキガサガサと周りの森の中を獣が歩き回ってる音が凄いんです。
時間が早いですからね。
で、少し歩くと雲の上に出て、視界が開けたのですが。。。
うはー、藪の中に光る眼が二つ。
完全に目がこっち向いてる、アイツだ。
30mぐらいかな?
しばらくじーっと見てましたが、ふっと横を向いて遠くに歩いていきました。
ガサッガサッと一歩ずつ重い音。
良かった。
その後も光る眼は何度も見ましたが、まぁそれらは少し左右に目が開いてますし、逃げる音もササッササッと飛び跳ねていく可愛い音です。
獣感満載の道でした。
怖くて足取りが速かったのか、40分で夜叉神峠へ。
ここからは薬師岳の山頂までダラダラと標高を上げていく稜線と聞いています。
先ずは夜叉神峠小屋で休憩します。
雲の向こうには、対岸の三山。頭だけが見えてますね。
夏季でも週末のみの営業らしく、人の気配はありませんでした。
休憩後はだんだん明るくなり、ヘッデンも要らなくなってきました。
最初思ったより登りがきついな~と思いましたが、すぐにゆるっとした登りに。
森のトンネルをまっすぐ進みます。
歩きやすい道です。
まずは杖立峠まで2時間のCTです。
が…
5:30
広場に出ました。
あれ?杖立峠って書いてある。。。
4:40に小屋を出たから50分しか経ってないのに?
CTの設定がなんか微妙に合わないです。
確かに今日は軽装でスピードハイクの練習なので、走りはしないですがそこそこのペースで来ています。
にしても、なんかおかしいですね。
10分休憩して、さらに足を勧めます。
次は苺平が同じく2時間のCTです。
でも、途中の看板には苺平140分って書いてあったり…
やっと少し開けた場所。
北岳と間ノ岳が綺麗に見えました。
あっち、行きたかったな~。
また次ですね。
ようやくこの日、太陽の姿を見れました。
そして、気が付けばすぐに「火事場跡」よ呼ばれる場所に出てきました。
昔火事があったのでしょうか?何も知らなくてすみません。
結局、苺平までも1時間で来てしまい、もう少しで小屋だからそのまま行こうかと苺平はスルー。
その先は小屋までゆるっと下りの歩きやすい道。
息子も「なんか楽しいね♪」とか言いながらサクサク歩いて。。。
7:00
南室小屋に到着しました。
駐車場から休憩込みで3:10で来ました。CTだと5時間半だったような気がします。かなり良いペースです。
ここで朝食を摂りながら20分ほど休む事にしました。
ここは水がコンコンと出ていまして、息子が顔を洗いに行きましたが…
冷たすぎて大はしゃぎ(笑
キンキンに冷えた水が延々と出ています。水があるって、それだけで良いですよね~。
しかしこの小屋、人の気配がしません。
この小屋に着いた時に、すれ違って小屋を出発した6~7人のグループが居ましたが・・・
小屋はシーンと静まり返り、物音ひとつしません。
人、居るのかな?
20分の休憩後、再び出発です。
次は薬師小屋までCT1時間半ですね。
南室小屋を出た直後は、少し急な道を上がりますが、それ以降はまたゆるゆると高度を上げていきます。
対岸の白峰三山はまたガスの中です。
今日はガスが多めになるのは覚悟しています。景色の綺麗な内にガンガン行きましょう。
南アルプスらしい、苔むした森を行きます。
森の良い香りが立ち込めます。良い雰囲気ですね♪
そして、だんだんと巨石が多くなってきました。
雰囲気が変わり始めたと思ったら。。。
急に視界が開けて、目の前には薬師岳と観音岳が見えてきました。
一番向こうに見えているのが、高嶺かな?
砂払岳が近づくと、足場は砂地に変わっていきます。
これがまた歩きにくいんですよね、富士山みたいです。
一歩一歩が後ろに持ってかれて、体力が奪われます。
でも、面白い形の岩が出てきたりと、色々と飽きない道ですね~。
砂払岳を回り込むと、目の前には薬師岳が見えてきました!今日最初の百高山です。
でも、すぐ下に小屋が見えますね、薬師岳小屋です。
8:10
薬師岳小屋に到着です。南室小屋から50分ですね、大分短縮してます。
しかし、とっても綺麗な小屋です。
ここで息子と相談して、少し食べ物を食べていく事にしました。
持ってきたおにぎりが予想以上の速さでなくなってきたので、ここで補給しておかないと、もう広河原まで小屋はありません。
という事で、メニュー。
まぁ、一般的な山小屋価格です。
赤いきつねを頂きました。
食しながら小屋番さんと色々お話。
小屋は昨年建て替えられたばかりらしく、すんごく綺麗でした。
しかし、なかなか神経質な感じの小屋番さんで、なんだか最近の登山者の傾向やらなんやら、いろんな事を聞きました。
山小屋の仕事って大変そうです。でも、我々にそんな話をするって事は、そういう風に見られたのかな?
まぁいいや。
赤いきつね、美味しかった!
という事で、ここでも20分ほど休んでしまったので次へ行きます。
すぐに薬師岳の山頂へ。
広場に山頂標があるので一応記念写真を撮りますが。。。
多分、標高が高いのはあっち。
という事で向こうに行ってみましたが。。。
なんだかロープ規制と赤い×の文字。侵入禁止ですか。
ついさっき小屋番さんの話を聞いたばかりですし、ここから奥に行くのは止めておきましょう。
という事で、その直下で記念写真。
薬師岳2780m、百高山89座目頂きました!
という事で、少し景色を見た後に出発します。
次はあの観音岳へ。
途中にはまたまた面白い形の岩があったり。ホントに飽きない道ですね。
うーん。。。やっぱり標識に書いてある時間と縮めてる時間の割合がさっぱり合わないです。
時間が読めなくなってきました。もう、今日はCTの換算はいいや。。。
あとで結果だけ見る事にします。
という事で、25分で観音岳(鳳凰山)山頂頂きました!
2870m、百高山90座目!
二等三角点、点名「観音岳」
でも石が置いてあるだけ、既に機能していません。
この山頂でも10分ほど休憩する事にしました。
観音岳 - Spherical Image - RICOH THETA
今回唯一の全天球。
写真で見てわかる通り、この日はこれ以降はガスが上がって来たり晴れたりと、目まぐるしく変わる状況でした。
さぁ、時間も9:30近いですし、出発しましょう。
後半へ続く
<![CDATA[足早に鳳凰三山へ行ってきました。
当初は鳳凰三山から白峰三山、そのまま南陵へと6日ぐらいかけてぐるりと歩く予定でしたが・・・
台風がポコポコ発生したり、週末はどうしても外せない予定があったりと、分散化するしか無い状態になってしまいました。
それならば…
とりあえず鳳凰三山を軽装で日帰りしてみようと、行く事になりました。
それでは行きますね。
8月10日
いつものごとく、全日の夜に車を走らせます。
いつもと違うのは、出発が少し遅れた事。
芦安の駐車場を越えて夜叉神峠の駐車場に着いた時には、1:30頃でした。
直ぐに眠りに入ったのですが、多分2時ぐらいに激しく車の屋根を叩く雨音で目が覚めます。
マジかー。
でも、天気予報でも、気圧配置を見ても今日は早い時間は大丈夫のはず。
午後になると場合によっては雷雲が来るかなーって感じなので、早出の予定にしていました。
3時、目覚ましが鳴ります。
1時間しか寝れてない…
ゆるりと息子を起こして準備をし、出発しました。
雨は止んだので助かります。
3:50
登山計画書を提出して出発します。
まずは夜叉神峠まで1時間の道のり。
登り始めてすぐ。
これが纏リスってやつですね!意識してから見たのは初めてかも。
そして、この後がヤバかった。
最初は雲の中で視界が効かず、ヘッデンつけても乱反射で見にくい状態でした。
まぁ、それは良いんですけど、パキパキガサガサと周りの森の中を獣が歩き回ってる音が凄いんです。
時間が早いですからね。
で、少し歩くと雲の上に出て、視界が開けたのですが。。。
うはー、藪の中に光る眼が二つ。
完全に目がこっち向いてる、アイツだ。
30mぐらいかな?
しばらくじーっと見てましたが、ふっと横を向いて遠くに歩いていきました。
ガサッガサッと一歩ずつ重い音。
良かった。
その後も光る眼は何度も見ましたが、まぁそれらは少し左右に目が開いてますし、逃げる音もササッササッと飛び跳ねていく可愛い音です。
獣感満載の道でした。
怖くて足取りが速かったのか、40分で夜叉神峠へ。
ここからは薬師岳の山頂までダラダラと標高を上げていく稜線と聞いています。
先ずは夜叉神峠小屋で休憩します。
雲の向こうには、対岸の三山。頭だけが見えてますね。
夏季でも週末のみの営業らしく、人の気配はありませんでした。
休憩後はだんだん明るくなり、ヘッデンも要らなくなってきました。
最初思ったより登りがきついな~と思いましたが、すぐにゆるっとした登りに。
森のトンネルをまっすぐ進みます。
歩きやすい道です。
まずは杖立峠まで2時間のCTです。
が…
5:30
広場に出ました。
あれ?杖立峠って書いてある。。。
4:40に小屋を出たから50分しか経ってないのに?
CTの設定がなんか微妙に合わないです。
確かに今日は軽装でスピードハイクの練習なので、走りはしないですがそこそこのペースで来ています。
にしても、なんかおかしいですね。
10分休憩して、さらに足を勧めます。
次は苺平が同じく2時間のCTです。
でも、途中の看板には苺平140分って書いてあったり…
やっと少し開けた場所。
北岳と間ノ岳が綺麗に見えました。
あっち、行きたかったな~。
また次ですね。
ようやくこの日、太陽の姿を見れました。
そして、気が付けばすぐに「火事場跡」よ呼ばれる場所に出てきました。
昔火事があったのでしょうか?何も知らなくてすみません。
結局、苺平までも1時間で来てしまい、もう少しで小屋だからそのまま行こうかと苺平はスルー。
その先は小屋までゆるっと下りの歩きやすい道。
息子も「なんか楽しいね♪」とか言いながらサクサク歩いて。。。
7:00
南室小屋に到着しました。
駐車場から休憩込みで3:10で来ました。CTだと5時間半だったような気がします。かなり良いペースです。
ここで朝食を摂りながら20分ほど休む事にしました。
ここは水がコンコンと出ていまして、息子が顔を洗いに行きましたが…
冷たすぎて大はしゃぎ(笑
キンキンに冷えた水が延々と出ています。水があるって、それだけで良いですよね~。
しかしこの小屋、人の気配がしません。
この小屋に着いた時に、すれ違って小屋を出発した6~7人のグループが居ましたが・・・
小屋はシーンと静まり返り、物音ひとつしません。
人、居るのかな?
20分の休憩後、再び出発です。
次は薬師小屋までCT1時間半ですね。
南室小屋を出た直後は、少し急な道を上がりますが、それ以降はまたゆるゆると高度を上げていきます。
対岸の白峰三山はまたガスの中です。
今日はガスが多めになるのは覚悟しています。景色の綺麗な内にガンガン行きましょう。
南アルプスらしい、苔むした森を行きます。
森の良い香りが立ち込めます。良い雰囲気ですね♪
そして、だんだんと巨石が多くなってきました。
雰囲気が変わり始めたと思ったら。。。
急に視界が開けて、目の前には薬師岳と観音岳が見えてきました。
一番向こうに見えているのが、高嶺かな?
砂払岳が近づくと、足場は砂地に変わっていきます。
これがまた歩きにくいんですよね、富士山みたいです。
一歩一歩が後ろに持ってかれて、体力が奪われます。
でも、面白い形の岩が出てきたりと、色々と飽きない道ですね~。
砂払岳を回り込むと、目の前には薬師岳が見えてきました!今日最初の百高山です。
でも、すぐ下に小屋が見えますね、薬師岳小屋です。
8:10
薬師岳小屋に到着です。南室小屋から50分ですね、大分短縮してます。
しかし、とっても綺麗な小屋です。
ここで息子と相談して、少し食べ物を食べていく事にしました。
持ってきたおにぎりが予想以上の速さでなくなってきたので、ここで補給しておかないと、もう広河原まで小屋はありません。
という事で、メニュー。
まぁ、一般的な山小屋価格です。
赤いきつねを頂きました。
食しながら小屋番さんと色々お話。
小屋は昨年建て替えられたばかりらしく、すんごく綺麗でした。
しかし、なかなか神経質な感じの小屋番さんで、なんだか最近の登山者の傾向やらなんやら、いろんな事を聞きました。
山小屋の仕事って大変そうです。でも、我々にそんな話をするって事は、そういう風に見られたのかな?
まぁいいや。
赤いきつね、美味しかった!
という事で、ここでも20分ほど休んでしまったので次へ行きます。
すぐに薬師岳の山頂へ。
広場に山頂標があるので一応記念写真を撮りますが。。。
多分、標高が高いのはあっち。
という事で向こうに行ってみましたが。。。
なんだかロープ規制と赤い×の文字。侵入禁止ですか。
ついさっき小屋番さんの話を聞いたばかりですし、ここから奥に行くのは止めておきましょう。
という事で、その直下で記念写真。
薬師岳2780m、百高山89座目頂きました!
という事で、少し景色を見た後に出発します。
次はあの観音岳へ。
途中にはまたまた面白い形の岩があったり。ホントに飽きない道ですね。
うーん。。。やっぱり標識に書いてある時間と縮めてる時間の割合がさっぱり合わないです。
時間が読めなくなってきました。もう、今日はCTの換算はいいや。。。
あとで結果だけ見る事にします。
という事で、25分で観音岳(鳳凰山)山頂頂きました!
2870m、百高山90座目!
二等三角点、点名「観音岳」
でも石が置いてあるだけ、既に機能していません。
この山頂でも10分ほど休憩する事にしました。
観音岳 - Spherical Image - RICOH THETA
今回唯一の全天球。
写真で見てわかる通り、この日はこれ以降はガスが上がって来たり晴れたりと、目まぐるしく変わる状況でした。
さぁ、時間も9:30近いですし、出発しましょう。
後半へ続く
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山
百高山
PENTAGON
2018-08-14T09:00:00+09:00
-
北アルプス東西横断 4日目 南岳から新穂高
https://monolith.hida-ch.com/e936785.html
四日目
今日は下山です。
南岳新道を降りるので、今日のスタート予定は明るくなってから。
いつもより1時間遅い5時の予定でした。
でも、しっかり2:30に目が覚めます。
まぁ、いいか。
お湯を沸かしてコーヒーを飲みます。
テントの外に顔を出すと、満天の星空。
これを写真に撮る技術力があれば、どれだけ良い事か。
こんどはちゃんとGopro持ってこよっと。
でも、ちょっと携帯でも撮ってみるか。。。
うん、スマホの能力としては上出来じゃないでしょうか。
この画像は圧縮されてるのでアレですが、オリジナルはもう少し綺麗に撮れています。
なかなかいい写真が撮れました。
4時になり、息子を起こします。
時間に余裕があったので、パッキングは半分終わってます。
東の空が明るんできましたね。
それからテントを撤収して、荷物をまとめて出発の準備をしました。
時間も頃合いです。
ザックをテン場に置いたまま、常念平へ行ってみます。
4:50
おはよう、世界。
見ているだけなのに、自然と目頭が熱くなる。
今まで何度も日の出を見てるけど、何度見ても美しい。
海で見る日の出より、山で見る日の出が好きです。
大地に光が差し、車や街の人口光が消え、グレーな世界から一気に色彩豊かな世界へと移り変わる。
その瞬間を見る事が出来ます。
自然の時の流れと、人の時の流れの融合を垣間見る瞬間。とても不思議な感覚に襲われます。
北穂も色付きはじめます。
大キレット、惹かれるな~。
今度一人で挑戦してみよう。
南岳小屋、ありがとうございました。
次来る時は、大キレットですね!
槍ヶ岳、ありがとう。
山頂が色付き始めた笠ヶ岳を目の前に、下山開始です。
南沢を尾根方面に降ります。
南岳新道、荒廃が進んでいると言うのと、先日の豪雨で危険度が増しているとの話でしたが…
あー、こんな場所ありましたね
ここもロープ使ったな~。
もう使いませんが(^^;
ここで一旦、沢の中央に戻ってから、また尾根筋に戻ります。
あそこに雪渓がありますね。
下調べでは、アイゼンは要らないと聞いていましたが・・・
とは言え、なかなかの斜度でした。
滑って落ちれば下の岩場に激突は確実、タダでは済まない感じです。
不安な人は滑り止めがあると良いでしょう。
まぁ、私たちは雪国人間。
普段、冬でも外を駆けて遊ぶ息子にとっては、なんて事ない道のようです。
ザクザク付いてきます。
そして再び尾根筋へ。
199〇年に南沢が崩落してから、こちらの尾根筋の道が新たに作られたようです。
こんな所に道を作るって、凄いですね。
結構な所を行くんですね。
4年前はガスの中であまり良く分かって無かったです。
下の南沢。
よく見ると古い道がまだ見えますね。
でも、降りてはいけない…
と思います。
この尾根筋を一気に下降します。
下の方に槍平です。
なかなか近づかないという事は、一気に降りるという証拠ですね。
登りは痺れたな~。
いつまで経っても小屋が遠ざからなかったから。
資料によく出る救急箱。
ホントに緊急時にはありがたい箱です。
管理されている小屋の皆様には本当に感謝です。
樹林帯に入ったあたりから、梯子がバンバン出てきます。
徹の梯子は良いのですが・・・
木造の梯子は半分ぐらいが使い物にならなくなってます。
アルミの梯子も、歪んで使えないものもあったりします。
よっぽど急いでなければ問題無いですが、スピードハイクをしている人には難儀するでしょう。
目の前には道があるはずなんですが、笹藪に還っている所もあったり。
まぁ、息子の背丈からしてもこの高さなんで問題無いですけどね。
ガンガン降りていくと…
やっと南沢の歩く所が見える所に来ました。
でも、普通は歩くところが見えるんですけど、なんか見にくいです。
先日の豪雨で形が変わったとは聞きましたが…
南岳小屋のブログにも出ていましたが、こんな大きな岩が浮石状態です。
これが落ちたときに下に居たら、助からないでしょうね。
少し迂回して歩きます。
今までの道の上には泥が乗り、とても滑りやすくなってます。
かと言って、道以外のとこも流れてきた新たな石で浮きまくり。
慎重に岩を選んでもグラついたりと、ここ、かなり歩きにくくなってます。
何が怖いって、落石が怖いですね。さっさと通過します。
という事です、皆様ご注意ください。
問題無い人には問題ない道です。
でも、問題ある人にはかなり問題ある道です。
「私でも行けますか?」と他の人に聞く人は、行かないで下さい。
現在、この道は南岳小屋で推奨されてない道だと言う事をお忘れなく。
その選択は自己責任で。
ブログなのであっという間ですが、実際には道中なかなかです。
7:25
二時間半ほどで槍平の小屋に降りてきました。
テラスで休憩し、朝食の続きを摂ります。
そしてここで靴は登山靴からトレランシューズへ。
ココから先は険しい所は無いですし、後半は林道ですし。
修行の道です。
あれぇ…
ここって、ハート型の石を置くとなんやらってのがあったような…
実際、ハートの形の石だらけ。
さぁ、20分ほど休んだので行きます。
最初は木道。
息子、今でも木道が好き。
よくよく考えたら、なんで木道なんて好きなんだろう?
線路っぽいからかな?
彼曰く、聖平の小屋の前の木道が一番好きだそうです。
もう特徴のない道を延々歩くだけ。
藤木レリーフ。
滝谷の渡渉。
写真は槍平側です。
息子、靴を濡らさないように慎重に渡ります。
私は気持ち良いので何も気にせずジャブジャブ渡りました。
これがトレランシューズの良い所。
1時間も歩けば乾きますしね。
ライブカメラの大岩。
あれは流石に流れないですね。
あのカメラ、ホントにありがたいですね。
先日の豪雨で持っていかれたようですが、現在は復旧しているようです。
新穂高側の橋は、先日の豪雨で流れてしまったようです。
さらに川の形も変わり、しばらくは橋がかけられないそうです。
詳しくは、槍平小屋のHPにて確認してください。
水量によっては渡渉が厳しくなるので、天候と相談して下さい。
ここで10分ほど休憩し、再びスタート。
後の道は、ひたすら修行です。
50分程で白出沢。
そして、この水場で休憩。
タオルを濡らしてジャブジャブ洗い、体もガシガシ拭いてさっぱり。
生き返りますわ~。
ここで休憩し、再び修行へと出発します。
黙々と歩くかと思いきや、割と息子とおしゃべり。
なんて事も無い事を、延々と。
あっと言う間に穂高平の小屋。
気付いてしまいました、トマトが浮いてる。
塩も置いてある。。。
休もう!
そう息子に提案したのですが…
「え、いいよ別に。疲れてないからそのまま行こうよ。」
え?
トマト…
トマト…
サクッとショートカットルートを抜けて来ました(泣
文明のある世界に帰って来たー!
ヒールのお姉さんが眩しい!
11:00
今まで幾度となく通った新穂高の登山者センターに到着です。
報告はしても、お世話になったことは無いはず。
無事、下山届を提出。
でも、よく考えたら登山届は長野県警に出している。
ここで下山届を出しても通るのかな?
トイレに寄って、少し休憩しました。
カミさんのお迎えが来るはずなんですが、そうそうタイミングも合わないので、もう少し歩く事にします。
登山者用の有料駐車場。
この時間は出庫のみで、受け入れはやってないそうな。
なんで?
新穂高の駐車場事情は、ホントに不人気で評判悪いです。
地元勢はまだ良いですが、外から訪れてくれる人にはもう少し使いやすくして欲しいものですね。
それが結果的に観光興行に繋がると思うんですけどね~。
何よりも私は新穂高が大好きなのに、山で会う人の間で
「新穂高?あんな酷い所行かないよ!」
と言う声を聞いてしまうと、とても悲しくなるのです。
もう少しだけ、登山者に優しい駐車場事情になると嬉しいですよね。
黙々と歩いて、いつものひがくの湯へ。
結局、今回の山行のゴール地点はここになりました♪
ここは好きです、登山者に超優しい。
丁度カミさんと合流し、お風呂セットをもらいます。
ホントにいつもいつもありがとう。
山の度に迷惑かけてるな、すまない。
という事で、ひがくの湯。
携帯の充電サービスも始まったのですか、やるなー。
この登山者への止まらないサービス精神が好きです。
新穂高全体に、この精神が欲しいです。
今や、西方面から来る人もアカンダナか、わざわざ安房トンネルを越えて沢渡に車を停めますからね~。
しっかり駐車場を整備し、沢渡、上高地のように人を集める事が出来れば・・・
まぁ、それはまた別のお話。
批判したい訳じゃなく、山で会うみんなに「新穂高、好きだな」と言って欲しいだけです。
ちなみに、写真にはうまい棒に迫る息子の手が映ってます。
すんごい食べてました。もうヤメれってぐらい。
息子は、新穂高が好き。
うまい棒が好き。
それで良いんす。
お風呂の後はお昼ご飯。
久しぶりのご馳走、ありがたく戴きます。
メガジョッキ、たまらん!
真昼間からゴメンなさい。
運転はカミさんが…
という事で、無事に百高山と過去の忘れ物を拾う旅は無事に帰って来る事が出来ました。難しい赤沢山も無事に拾いましたし、何より4年前の忘れ物はしっかりと拾う事が出来ました。
最高の4日間でした。
百高山も残すは12座。
北アルプスは五竜岳のみとなりましたね、中央アルプスは全部歩いたのであとは南アルプス。
山と高原地図で破線ルートの白峰南陵を残してしまってます。
それと、甲斐駒ケ岳周辺。
なんとなく、自分の中で百高山最後の山は甲斐駒ケ岳かな?と考えてます。
残された山では甲斐駒が最高地点ですし。
という事で、今夏中にそれ以外の山を歩きます。
次のターゲットは、鳳凰三山と高嶺、小太郎山、白峰南陵。
この辺りもなかなかの場所なんで、コース取りと日程を考えないとですね。
夏はまだ始まったばかり、大冒険はこれからです!
<![CDATA[四日目
今日は下山です。
南岳新道を降りるので、今日のスタート予定は明るくなってから。
いつもより1時間遅い5時の予定でした。
でも、しっかり2:30に目が覚めます。
まぁ、いいか。
お湯を沸かしてコーヒーを飲みます。
テントの外に顔を出すと、満天の星空。
これを写真に撮る技術力があれば、どれだけ良い事か。
こんどはちゃんとGopro持ってこよっと。
でも、ちょっと携帯でも撮ってみるか。。。
うん、スマホの能力としては上出来じゃないでしょうか。
この画像は圧縮されてるのでアレですが、オリジナルはもう少し綺麗に撮れています。
なかなかいい写真が撮れました。
4時になり、息子を起こします。
時間に余裕があったので、パッキングは半分終わってます。
東の空が明るんできましたね。
それからテントを撤収して、荷物をまとめて出発の準備をしました。
時間も頃合いです。
ザックをテン場に置いたまま、常念平へ行ってみます。
4:50
おはよう、世界。
見ているだけなのに、自然と目頭が熱くなる。
今まで何度も日の出を見てるけど、何度見ても美しい。
海で見る日の出より、山で見る日の出が好きです。
大地に光が差し、車や街の人口光が消え、グレーな世界から一気に色彩豊かな世界へと移り変わる。
その瞬間を見る事が出来ます。
自然の時の流れと、人の時の流れの融合を垣間見る瞬間。とても不思議な感覚に襲われます。
北穂も色付きはじめます。
大キレット、惹かれるな~。
今度一人で挑戦してみよう。
南岳小屋、ありがとうございました。
次来る時は、大キレットですね!
槍ヶ岳、ありがとう。
山頂が色付き始めた笠ヶ岳を目の前に、下山開始です。
南沢を尾根方面に降ります。
南岳新道、荒廃が進んでいると言うのと、先日の豪雨で危険度が増しているとの話でしたが…
あー、こんな場所ありましたね
ここもロープ使ったな~。
もう使いませんが(^^;
ここで一旦、沢の中央に戻ってから、また尾根筋に戻ります。
あそこに雪渓がありますね。
下調べでは、アイゼンは要らないと聞いていましたが・・・
とは言え、なかなかの斜度でした。
滑って落ちれば下の岩場に激突は確実、タダでは済まない感じです。
不安な人は滑り止めがあると良いでしょう。
まぁ、私たちは雪国人間。
普段、冬でも外を駆けて遊ぶ息子にとっては、なんて事ない道のようです。
ザクザク付いてきます。
そして再び尾根筋へ。
199〇年に南沢が崩落してから、こちらの尾根筋の道が新たに作られたようです。
こんな所に道を作るって、凄いですね。
結構な所を行くんですね。
4年前はガスの中であまり良く分かって無かったです。
下の南沢。
よく見ると古い道がまだ見えますね。
でも、降りてはいけない…
と思います。
この尾根筋を一気に下降します。
下の方に槍平です。
なかなか近づかないという事は、一気に降りるという証拠ですね。
登りは痺れたな~。
いつまで経っても小屋が遠ざからなかったから。
資料によく出る救急箱。
ホントに緊急時にはありがたい箱です。
管理されている小屋の皆様には本当に感謝です。
樹林帯に入ったあたりから、梯子がバンバン出てきます。
徹の梯子は良いのですが・・・
木造の梯子は半分ぐらいが使い物にならなくなってます。
アルミの梯子も、歪んで使えないものもあったりします。
よっぽど急いでなければ問題無いですが、スピードハイクをしている人には難儀するでしょう。
目の前には道があるはずなんですが、笹藪に還っている所もあったり。
まぁ、息子の背丈からしてもこの高さなんで問題無いですけどね。
ガンガン降りていくと…
やっと南沢の歩く所が見える所に来ました。
でも、普通は歩くところが見えるんですけど、なんか見にくいです。
先日の豪雨で形が変わったとは聞きましたが…
南岳小屋のブログにも出ていましたが、こんな大きな岩が浮石状態です。
これが落ちたときに下に居たら、助からないでしょうね。
少し迂回して歩きます。
今までの道の上には泥が乗り、とても滑りやすくなってます。
かと言って、道以外のとこも流れてきた新たな石で浮きまくり。
慎重に岩を選んでもグラついたりと、ここ、かなり歩きにくくなってます。
何が怖いって、落石が怖いですね。さっさと通過します。
という事です、皆様ご注意ください。
問題無い人には問題ない道です。
でも、問題ある人にはかなり問題ある道です。
「私でも行けますか?」と他の人に聞く人は、行かないで下さい。
現在、この道は南岳小屋で推奨されてない道だと言う事をお忘れなく。
その選択は自己責任で。
ブログなのであっという間ですが、実際には道中なかなかです。
7:25
二時間半ほどで槍平の小屋に降りてきました。
テラスで休憩し、朝食の続きを摂ります。
そしてここで靴は登山靴からトレランシューズへ。
ココから先は険しい所は無いですし、後半は林道ですし。
修行の道です。
あれぇ…
ここって、ハート型の石を置くとなんやらってのがあったような…
実際、ハートの形の石だらけ。
さぁ、20分ほど休んだので行きます。
最初は木道。
息子、今でも木道が好き。
よくよく考えたら、なんで木道なんて好きなんだろう?
線路っぽいからかな?
彼曰く、聖平の小屋の前の木道が一番好きだそうです。
もう特徴のない道を延々歩くだけ。
藤木レリーフ。
滝谷の渡渉。
写真は槍平側です。
息子、靴を濡らさないように慎重に渡ります。
私は気持ち良いので何も気にせずジャブジャブ渡りました。
これがトレランシューズの良い所。
1時間も歩けば乾きますしね。
ライブカメラの大岩。
あれは流石に流れないですね。
あのカメラ、ホントにありがたいですね。
先日の豪雨で持っていかれたようですが、現在は復旧しているようです。
新穂高側の橋は、先日の豪雨で流れてしまったようです。
さらに川の形も変わり、しばらくは橋がかけられないそうです。
詳しくは、槍平小屋のHPにて確認してください。
水量によっては渡渉が厳しくなるので、天候と相談して下さい。
ここで10分ほど休憩し、再びスタート。
後の道は、ひたすら修行です。
50分程で白出沢。
そして、この水場で休憩。
タオルを濡らしてジャブジャブ洗い、体もガシガシ拭いてさっぱり。
生き返りますわ~。
ここで休憩し、再び修行へと出発します。
黙々と歩くかと思いきや、割と息子とおしゃべり。
なんて事も無い事を、延々と。
あっと言う間に穂高平の小屋。
気付いてしまいました、トマトが浮いてる。
塩も置いてある。。。
休もう!
そう息子に提案したのですが…
「え、いいよ別に。疲れてないからそのまま行こうよ。」
え?
トマト…
トマト…
サクッとショートカットルートを抜けて来ました(泣
文明のある世界に帰って来たー!
ヒールのお姉さんが眩しい!
11:00
今まで幾度となく通った新穂高の登山者センターに到着です。
報告はしても、お世話になったことは無いはず。
無事、下山届を提出。
でも、よく考えたら登山届は長野県警に出している。
ここで下山届を出しても通るのかな?
トイレに寄って、少し休憩しました。
カミさんのお迎えが来るはずなんですが、そうそうタイミングも合わないので、もう少し歩く事にします。
登山者用の有料駐車場。
この時間は出庫のみで、受け入れはやってないそうな。
なんで?
新穂高の駐車場事情は、ホントに不人気で評判悪いです。
地元勢はまだ良いですが、外から訪れてくれる人にはもう少し使いやすくして欲しいものですね。
それが結果的に観光興行に繋がると思うんですけどね~。
何よりも私は新穂高が大好きなのに、山で会う人の間で
「新穂高?あんな酷い所行かないよ!」
と言う声を聞いてしまうと、とても悲しくなるのです。
もう少しだけ、登山者に優しい駐車場事情になると嬉しいですよね。
黙々と歩いて、いつものひがくの湯へ。
結局、今回の山行のゴール地点はここになりました♪
ここは好きです、登山者に超優しい。
丁度カミさんと合流し、お風呂セットをもらいます。
ホントにいつもいつもありがとう。
山の度に迷惑かけてるな、すまない。
という事で、ひがくの湯。
携帯の充電サービスも始まったのですか、やるなー。
この登山者への止まらないサービス精神が好きです。
新穂高全体に、この精神が欲しいです。
今や、西方面から来る人もアカンダナか、わざわざ安房トンネルを越えて沢渡に車を停めますからね~。
しっかり駐車場を整備し、沢渡、上高地のように人を集める事が出来れば・・・
まぁ、それはまた別のお話。
批判したい訳じゃなく、山で会うみんなに「新穂高、好きだな」と言って欲しいだけです。
ちなみに、写真にはうまい棒に迫る息子の手が映ってます。
すんごい食べてました。もうヤメれってぐらい。
息子は、新穂高が好き。
うまい棒が好き。
それで良いんす。
お風呂の後はお昼ご飯。
久しぶりのご馳走、ありがたく戴きます。
メガジョッキ、たまらん!
真昼間からゴメンなさい。
運転はカミさんが…
という事で、無事に百高山と過去の忘れ物を拾う旅は無事に帰って来る事が出来ました。難しい赤沢山も無事に拾いましたし、何より4年前の忘れ物はしっかりと拾う事が出来ました。
最高の4日間でした。
百高山も残すは12座。
北アルプスは五竜岳のみとなりましたね、中央アルプスは全部歩いたのであとは南アルプス。
山と高原地図で破線ルートの白峰南陵を残してしまってます。
それと、甲斐駒ケ岳周辺。
なんとなく、自分の中で百高山最後の山は甲斐駒ケ岳かな?と考えてます。
残された山では甲斐駒が最高地点ですし。
という事で、今夏中にそれ以外の山を歩きます。
次のターゲットは、鳳凰三山と高嶺、小太郎山、白峰南陵。
この辺りもなかなかの場所なんで、コース取りと日程を考えないとですね。
夏はまだ始まったばかり、大冒険はこれからです!
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山
PENTAGON
2018-08-04T09:00:00+09:00
-
北アルプス東西横断 3日目後半 槍ヶ岳から南岳へ
https://monolith.hida-ch.com/e936559.html
二人占めの山頂も、わずか10分ほど。
それでも、槍の穂先を独占できるってのは貴重な時間でしょう。
聞いた話では、先の三連休では穂先の往復に4時間かかったとか。。。
入れ違いで後続の人が登ってきたタイミングで下り始めます。
でも、下りもスイスイ来るので、もう完全に放置します。
先に降りて待ってるわ~。
という事で、サクッとキッチン槍でパン。
おいしー♪
せっかく晴れてるので記念写真♪
3年前はモヤっとしていたが、晴ていると最高ですね!
少し休憩して、9:10リスタートします。
槍ヶ岳。
4年前の忘れものを取っておいてくれて、ありがとう。
また来るね。
さぁこちら、大喰岳。
こちらも忘れ物を拾いに。
日本に二つしか無い3000mの稜線。
4年前はこちらもガッスガスと雨で何も見えない中を歩いてきました。
でも今日は違う。
最高の稜線歩きになりそうです。
あの辺り、登山道が入り組んでるんですね。
違う意味で迷いそう(^^;
一旦、飛騨乗越に降りた後、また登り返し。
やっと槍山荘と同じ高さに帰ってきました。
でも、知ってるとそんなに苦にならないですね、不思議。
4年前はガスのなか山頂が分からずに、一度通り過ぎた大喰岳の山頂。
今回ははっきり山頂標が見えますね。
大喰岳山頂3101m、頂きました!槍に一番近い山♪
次の中岳へ。
素晴らしい展望です。
ずっと周りをキョロキョロいしていて、この稜線で全天球の撮影するのをすっかり忘れていまってました、ゴメンなさい。
少し岩っぽい所を通ったりもします。
まだ雪がこんなに。
中岳の二段梯子。
4年前はこんな梯子ですら怖くてロープ出したりしたな。。。
中岳山頂3084m、頂きました!
なんだか楽しくて、二人して笑いが止まらない♪
しかし、この辺りで、よいよガスが岐阜側から上がってくるようになりました。
でも、それがまた良いのです。
中岳からはすぐ目の前に赤沢山が見えます。
こうやって見ると、そんなに大変そうな山には見えないんですけどね。
登山道が無いってだけで、あんなに厳しい山になるとは…
その向こうには一昨日幕営した常念の小屋。
一昨日は、明日、明後日と未来を見た。
今日は、昨日、一昨日と過去を見る。
歩いて来ると、1日2日は大いなる時間。
でも、山にとっては悠久の時の中のわずかな一瞬。
人と自然を比べる事自体が間違い。
自然の大きな力に対して、人間が出来る事なんて些細な事。
そんな風に、思える景色でした。
稜線は時折雲を纏い、幻想的な景色を見せてくれます。
同じ瞬間は2度も見れません。
刻々と変化する雲と稜線の形を見ながら、歩き続けます。
4年前とは違う。
息子と景色を楽しみながら歩けます。
話しながら、笑いながら。
さぁ、最後の南岳だよ。
綺麗な道ですね、こんな景色だったんだ。
岩のトラバース。
ちょっと高度感あります。
4年前良く通れましたね、ガスが助けてくれたんでしょうね。
天狗原の分岐点。
いつかこっちも行ってみたいですね。
また、別の旅で。
ん~、最高!
素敵な道過ぎます♪
11:30今回の山行最後の山頂、南岳3032m、頂きました!
ありがとうございます!
「いつかまた、晴れた日に来ようね」と、大した事無いけど大いなる忘れ物。
しっかり、拾う事が出来ました。
よかった、晴れた日にまた君とここを歩けて良かった。
三等三角点 点名「北穂高」
南岳なのに北穂高なんですね。
さぁ、南岳小屋は山頂直下です。
良いロケーションですね♪
まだ12時前ですが、テン場の受付をします。
山岳部やワンゲル部なんかは、早出早着して、昼にはテントってイメージですが…
最近の単独行の人は夕方まで黙々と歩いてテントって人が多いですね。
私はこの昼からのんびりってスタイルが好きかな~。。。
今日もテン場は一番乗り。
張りたいところにテントが張れます。
水と人間燃料を買って・・・
最高の山歩きに、乾杯!
お昼ご飯を食べて、のーんびり過ごしました。
それから小屋の周りにお散歩に出たり。。。
屏風岩、デカいなー。
あれを登る人が居るんだから、凄いもんですね。
カッコいいです。
息子、大キレットの長野側を覗き込みます。
はぇー。。。って感じです。
大キレット、いつか行ってみたいですね。
北穂、涸沢、穂高、ジャン
常念平も行ってみます。
1分って書いてあるけど、私の短い足では1分53秒でした。
息子、カウントするなっての。
おぉ、しつこいですが目の前には赤沢山、そしてその向こうは二日前の常念からの稜線。
歩いた道が全部見えます。
槍も、東鎌尾根も。
最後に歩いた道が全部見えるって最高ですね♪
テントから手が生えてます(笑
しかしカヤライズ、これだけフライをめくると風通しが良くホントに快適です。
昼間でもテントの中が涼しいですよ。
真夏のテン場にはお勧めです。
私がお昼寝している時に、息子はなんだかガシャガシゃしていると思ったら、石でマイシートを作っていました。
これが結構座り心地が良かったです♪
南岳小屋のテン場は、小屋にも近くて良いですね。
でも、すぐに何か買いに行けるのも問題がありますね。
ビールが途切れない。。。
さぁ、ここ最近ずっと日没前に眠ってしまってましたが、今日は頑張って起きてます。
日の入りを待ちます。
南岳小屋は夕日が綺麗と聞いていたので、起きてて良かった。
太陽が雲の向こう側、地平線の彼方へと姿を消すのを見届けます。
今日も、素晴らしい一日でした。
そして今回の稜線歩きもまた、毎日素晴らしい日々でした。
ありがとう、世界。
色々と考えなければならない事、処理しなければならない問題。
そんなの、この大きな地球上の上では、どうでもいい小さい事ですね。
この景色を見ていると、そう考えて良いんだな、と思えます。
もっと雑に生きよう。もっと雑に受け止めよう。
さぁ、明日は下山です。
荒廃が進んでいると噂の南岳新道。
頑張って降りよう。
お休みなさい。
4日目に続く
<![CDATA[二人占めの山頂も、わずか10分ほど。
それでも、槍の穂先を独占できるってのは貴重な時間でしょう。
聞いた話では、先の三連休では穂先の往復に4時間かかったとか。。。
入れ違いで後続の人が登ってきたタイミングで下り始めます。
でも、下りもスイスイ来るので、もう完全に放置します。
先に降りて待ってるわ~。
という事で、サクッとキッチン槍でパン。
おいしー♪
せっかく晴れてるので記念写真♪
3年前はモヤっとしていたが、晴ていると最高ですね!
少し休憩して、9:10リスタートします。
槍ヶ岳。
4年前の忘れものを取っておいてくれて、ありがとう。
また来るね。
さぁこちら、大喰岳。
こちらも忘れ物を拾いに。
日本に二つしか無い3000mの稜線。
4年前はこちらもガッスガスと雨で何も見えない中を歩いてきました。
でも今日は違う。
最高の稜線歩きになりそうです。
あの辺り、登山道が入り組んでるんですね。
違う意味で迷いそう(^^;
一旦、飛騨乗越に降りた後、また登り返し。
やっと槍山荘と同じ高さに帰ってきました。
でも、知ってるとそんなに苦にならないですね、不思議。
4年前はガスのなか山頂が分からずに、一度通り過ぎた大喰岳の山頂。
今回ははっきり山頂標が見えますね。
大喰岳山頂3101m、頂きました!槍に一番近い山♪
次の中岳へ。
素晴らしい展望です。
ずっと周りをキョロキョロいしていて、この稜線で全天球の撮影するのをすっかり忘れていまってました、ゴメンなさい。
少し岩っぽい所を通ったりもします。
まだ雪がこんなに。
中岳の二段梯子。
4年前はこんな梯子ですら怖くてロープ出したりしたな。。。
中岳山頂3084m、頂きました!
なんだか楽しくて、二人して笑いが止まらない♪
しかし、この辺りで、よいよガスが岐阜側から上がってくるようになりました。
でも、それがまた良いのです。
中岳からはすぐ目の前に赤沢山が見えます。
こうやって見ると、そんなに大変そうな山には見えないんですけどね。
登山道が無いってだけで、あんなに厳しい山になるとは…
その向こうには一昨日幕営した常念の小屋。
一昨日は、明日、明後日と未来を見た。
今日は、昨日、一昨日と過去を見る。
歩いて来ると、1日2日は大いなる時間。
でも、山にとっては悠久の時の中のわずかな一瞬。
人と自然を比べる事自体が間違い。
自然の大きな力に対して、人間が出来る事なんて些細な事。
そんな風に、思える景色でした。
稜線は時折雲を纏い、幻想的な景色を見せてくれます。
同じ瞬間は2度も見れません。
刻々と変化する雲と稜線の形を見ながら、歩き続けます。
4年前とは違う。
息子と景色を楽しみながら歩けます。
話しながら、笑いながら。
さぁ、最後の南岳だよ。
綺麗な道ですね、こんな景色だったんだ。
岩のトラバース。
ちょっと高度感あります。
4年前良く通れましたね、ガスが助けてくれたんでしょうね。
天狗原の分岐点。
いつかこっちも行ってみたいですね。
また、別の旅で。
ん~、最高!
素敵な道過ぎます♪
11:30今回の山行最後の山頂、南岳3032m、頂きました!
ありがとうございます!
「いつかまた、晴れた日に来ようね」と、大した事無いけど大いなる忘れ物。
しっかり、拾う事が出来ました。
よかった、晴れた日にまた君とここを歩けて良かった。
三等三角点 点名「北穂高」
南岳なのに北穂高なんですね。
さぁ、南岳小屋は山頂直下です。
良いロケーションですね♪
まだ12時前ですが、テン場の受付をします。
山岳部やワンゲル部なんかは、早出早着して、昼にはテントってイメージですが…
最近の単独行の人は夕方まで黙々と歩いてテントって人が多いですね。
私はこの昼からのんびりってスタイルが好きかな~。。。
今日もテン場は一番乗り。
張りたいところにテントが張れます。
水と人間燃料を買って・・・
最高の山歩きに、乾杯!
お昼ご飯を食べて、のーんびり過ごしました。
それから小屋の周りにお散歩に出たり。。。
屏風岩、デカいなー。
あれを登る人が居るんだから、凄いもんですね。
カッコいいです。
息子、大キレットの長野側を覗き込みます。
はぇー。。。って感じです。
大キレット、いつか行ってみたいですね。
北穂、涸沢、穂高、ジャン
常念平も行ってみます。
1分って書いてあるけど、私の短い足では1分53秒でした。
息子、カウントするなっての。
おぉ、しつこいですが目の前には赤沢山、そしてその向こうは二日前の常念からの稜線。
歩いた道が全部見えます。
槍も、東鎌尾根も。
最後に歩いた道が全部見えるって最高ですね♪
テントから手が生えてます(笑
しかしカヤライズ、これだけフライをめくると風通しが良くホントに快適です。
昼間でもテントの中が涼しいですよ。
真夏のテン場にはお勧めです。
私がお昼寝している時に、息子はなんだかガシャガシゃしていると思ったら、石でマイシートを作っていました。
これが結構座り心地が良かったです♪
南岳小屋のテン場は、小屋にも近くて良いですね。
でも、すぐに何か買いに行けるのも問題がありますね。
ビールが途切れない。。。
さぁ、ここ最近ずっと日没前に眠ってしまってましたが、今日は頑張って起きてます。
日の入りを待ちます。
南岳小屋は夕日が綺麗と聞いていたので、起きてて良かった。
太陽が雲の向こう側、地平線の彼方へと姿を消すのを見届けます。
今日も、素晴らしい一日でした。
そして今回の稜線歩きもまた、毎日素晴らしい日々でした。
ありがとう、世界。
色々と考えなければならない事、処理しなければならない問題。
そんなの、この大きな地球上の上では、どうでもいい小さい事ですね。
この景色を見ていると、そう考えて良いんだな、と思えます。
もっと雑に生きよう。もっと雑に受け止めよう。
さぁ、明日は下山です。
荒廃が進んでいると噂の南岳新道。
頑張って降りよう。
お休みなさい。
4日目に続く
]]>
山
PENTAGON
2018-08-03T09:00:00+09:00
-
北アルプス東西横断 3日目前半 東鎌尾根~槍ヶ岳
https://monolith.hida-ch.com/e936196.html
3日目
今日もきっちりお目覚めは2:30頃。
最近、山で日の入りを見ていません。
明るいうちに眠りについてします。
しっかり歩いて、しっかり休み、しっかり眠る。
このサイクルが出来上がってきましたね。
東の空が明るんできました。
3:50頃、テントを撤収して歩き始めます。
ヒュッテ西岳から東釜尾根へ、まずは高度を下げていきます。
でも、まだまだ槍は暗闇です。
割と切れている道を息子と黙々と歩いて行きました。
長い梯子を降りたり。。。
朝一でスローペースとは言え、1時間ぐらいかけて最後のコルっぽい所まで来ました。
さっきまで目の前にあった槍は、かなり上になりましたね。
4:55
水俣乗越に到着です。
ようやく一番低い所に到着しました。
北鎌尾根尾を目指す人は、ここから北に降りていくのですか~、凄いですね。
ここで10分ほど休憩し、朝食もとりました。
さぁ、いよいよ登り返しです。
登りは暑くなるので早朝から半袖。
バックには朝出てきたテン場に、赤沢山。
槍は近づき、赤沢山は遠ざかります。
こんな階段を登ったりします。
ホントに、メジャールートと言う言葉に騙されていましたが、表銀座はそこそこ厳しい道なのですね。
ナメ過ぎていた自分が恥ずかしいと、この登りでずっと思っていました。
これも資料でよく見る長い梯子。
でも、この梯子は長いだけでそんなに怖くもありません。
槍に向かうと下りになります。
槍がぐっと迫ってきますね。
そしてようやく太陽が見えるようになってきました。
息子撮影。
たまにはポーズ取らせて下さい。
ヤバいと思ったのはこの何気ない梯子です。
普通の梯子に見えるのですが、梯子の真下、左下の方は何もありません。
ストーんと沢まで行くので、滑ると奈落へ直行です。
ちょっと怖かったです。
個人的には、穂先の梯子より怖いかも。
しばらく休んだり歩いたりを繰り返し、ようやくヒュッテ大槍へ。
ここで休憩の予定だったのですが、その直前で休んでしまったので、そのままスルーしました。
振り返ると、西岳は大分遠くなり、さらに一昨日居た常念岳も見えます。
左手には、今日の目的。
南岳へと続く3000mの稜線です。
そして眼前の槍。
こんなに近くになりました。
実際にはジリジリ近づいているので、あんまり意識はしてないですが、写真で見ると一気に近づいている様子がよくわかりますね(^^;
と、ここでヒュッテ大槍にヘリが近づいてきました。
でも、降りる事も無く、荷物を下ろす事も無く。。。
この後槍の山頂を一周して去って行きました。
観覧飛行かな?
ヒュッテ大槍から先は、少しだけ高度感のある道を進みます。
凄く難しい訳ではないですが、やっぱり「メジャールート」という言葉に騙されてましたね。
そして、ようやく知っている所にで出ました。
槍ヶ岳山荘に到着です。
ここまで歩いてき事で、私も息子も、槍を起点に東側に歩いた道と、西側に歩いた道が、ようやくつながりました。
北アルプスの東と西の軌跡がようやくつながりましたね。
私は昨年日帰り槍で来ているのですが、息子は4年振りです。
「うわぁ~、懐かしい!覚えてる!」
と言うぐらいです。
でも、しばらく黙っていましたので、色々と思い返していたのでしょう。
ザックを置いて、少し行動食を摂りつつ、槍に上がるタイミングを見計らいます。
平日とは言え、流石に槍ヶ岳。
人がひっきりなしに往来しています。
混雑する事は問題無いのですが、今日はヘルメットが無いので落石が怖いです。
前に人が居ないタイミングで登ります。
数グループが行った後、しばらく空白の時間ができました。
おっし、行こうか。
4年前はガスガスで視界10mぐらいでしたが、それでも怖くてロープにハーネスで登りました。
今は全開で回りが見えますが、流石に山慣れした息子はスイスイ登ってきます。
いやー、そりゃ当然ですよね。
こやりん♪
一万尺!
こちらが少しペースを上げても、難なくついてきますね。
穂先の影が、岩場に映ります。
15分ほどで最後の梯子。
少し間をあけたのですが、ここで先行者に追い付きました。
お先にどうぞ~と、ありがたく先に登らせて頂きました。
いぇー!槍ヶ岳山頂、頂きました!
4年前、息子が小3の時に3000m峰21座頂いた最後の山頂。
あの時はガスガスで何も見えませんでした。360度の展望、地球は丸いと思えるこの景色を、息子に見せたかった。
これが今回の山行の目的の一つ、「過去の忘れ物を拾いに」です。
三角点。残念ですが、もう機能はしていません。
二等三角点 点名「鎗ヶ岳」
笠ヶ岳。
昨年歩いた裏銀座。
また行きたいな。
北鎌尾根。
ここは、私が歩く事は一生無いような気がします。
今回歩いてきた、常念岳から大天井岳、表銀座の稜線。
遠く、富士山と南アルプス。
そして今日これから歩く、3000mの稜線。
快晴の3000mの稜線。これも過去の忘れ物です。
素晴らしい眺望、ホントに今日ココに来ることが出来て良かった。
息子もしばらく周りを眺め、じーっと遠くを眺めていました。
交わす言葉は減りましたが、きっと考えている事は増えた事でしょう。
これは4年前。
これ比べたら今の私と息子は山慣れ感半端ないですね。
私も息子も、ホントに成長しました。
少しのんびりしていたら、周りの人は降りて行きました。
息子と二人、槍の山頂を貸切です。
槍ヶ岳 - Spherical Image - RICOH THETA
ぐるっと周りを見回して
「こんな所だったんだね・・・」
息子がボソッと言う。
その一言で、十分に伝わるよ。
今日、君と一緒にここに来くる事ができて、本当に良かった。
お父さん、感無量だよ。
さぁ、人も上がって来るし、帰ろう。
後半へ続く
<![CDATA[3日目
今日もきっちりお目覚めは2:30頃。
最近、山で日の入りを見ていません。
明るいうちに眠りについてします。
しっかり歩いて、しっかり休み、しっかり眠る。
このサイクルが出来上がってきましたね。
東の空が明るんできました。
3:50頃、テントを撤収して歩き始めます。
ヒュッテ西岳から東釜尾根へ、まずは高度を下げていきます。
でも、まだまだ槍は暗闇です。
割と切れている道を息子と黙々と歩いて行きました。
長い梯子を降りたり。。。
朝一でスローペースとは言え、1時間ぐらいかけて最後のコルっぽい所まで来ました。
さっきまで目の前にあった槍は、かなり上になりましたね。
4:55
水俣乗越に到着です。
ようやく一番低い所に到着しました。
北鎌尾根尾を目指す人は、ここから北に降りていくのですか~、凄いですね。
ここで10分ほど休憩し、朝食もとりました。
さぁ、いよいよ登り返しです。
登りは暑くなるので早朝から半袖。
バックには朝出てきたテン場に、赤沢山。
槍は近づき、赤沢山は遠ざかります。
こんな階段を登ったりします。
ホントに、メジャールートと言う言葉に騙されていましたが、表銀座はそこそこ厳しい道なのですね。
ナメ過ぎていた自分が恥ずかしいと、この登りでずっと思っていました。
これも資料でよく見る長い梯子。
でも、この梯子は長いだけでそんなに怖くもありません。
槍に向かうと下りになります。
槍がぐっと迫ってきますね。
そしてようやく太陽が見えるようになってきました。
息子撮影。
たまにはポーズ取らせて下さい。
ヤバいと思ったのはこの何気ない梯子です。
普通の梯子に見えるのですが、梯子の真下、左下の方は何もありません。
ストーんと沢まで行くので、滑ると奈落へ直行です。
ちょっと怖かったです。
個人的には、穂先の梯子より怖いかも。
しばらく休んだり歩いたりを繰り返し、ようやくヒュッテ大槍へ。
ここで休憩の予定だったのですが、その直前で休んでしまったので、そのままスルーしました。
振り返ると、西岳は大分遠くなり、さらに一昨日居た常念岳も見えます。
左手には、今日の目的。
南岳へと続く3000mの稜線です。
そして眼前の槍。
こんなに近くになりました。
実際にはジリジリ近づいているので、あんまり意識はしてないですが、写真で見ると一気に近づいている様子がよくわかりますね(^^;
と、ここでヒュッテ大槍にヘリが近づいてきました。
でも、降りる事も無く、荷物を下ろす事も無く。。。
この後槍の山頂を一周して去って行きました。
観覧飛行かな?
ヒュッテ大槍から先は、少しだけ高度感のある道を進みます。
凄く難しい訳ではないですが、やっぱり「メジャールート」という言葉に騙されてましたね。
そして、ようやく知っている所にで出ました。
槍ヶ岳山荘に到着です。
ここまで歩いてき事で、私も息子も、槍を起点に東側に歩いた道と、西側に歩いた道が、ようやくつながりました。
北アルプスの東と西の軌跡がようやくつながりましたね。
私は昨年日帰り槍で来ているのですが、息子は4年振りです。
「うわぁ~、懐かしい!覚えてる!」
と言うぐらいです。
でも、しばらく黙っていましたので、色々と思い返していたのでしょう。
ザックを置いて、少し行動食を摂りつつ、槍に上がるタイミングを見計らいます。
平日とは言え、流石に槍ヶ岳。
人がひっきりなしに往来しています。
混雑する事は問題無いのですが、今日はヘルメットが無いので落石が怖いです。
前に人が居ないタイミングで登ります。
数グループが行った後、しばらく空白の時間ができました。
おっし、行こうか。
4年前はガスガスで視界10mぐらいでしたが、それでも怖くてロープにハーネスで登りました。
今は全開で回りが見えますが、流石に山慣れした息子はスイスイ登ってきます。
いやー、そりゃ当然ですよね。
こやりん♪
一万尺!
こちらが少しペースを上げても、難なくついてきますね。
穂先の影が、岩場に映ります。
15分ほどで最後の梯子。
少し間をあけたのですが、ここで先行者に追い付きました。
お先にどうぞ~と、ありがたく先に登らせて頂きました。
いぇー!槍ヶ岳山頂、頂きました!
4年前、息子が小3の時に3000m峰21座頂いた最後の山頂。
あの時はガスガスで何も見えませんでした。360度の展望、地球は丸いと思えるこの景色を、息子に見せたかった。
これが今回の山行の目的の一つ、「過去の忘れ物を拾いに」です。
三角点。残念ですが、もう機能はしていません。
二等三角点 点名「鎗ヶ岳」
笠ヶ岳。
昨年歩いた裏銀座。
また行きたいな。
北鎌尾根。
ここは、私が歩く事は一生無いような気がします。
今回歩いてきた、常念岳から大天井岳、表銀座の稜線。
遠く、富士山と南アルプス。
そして今日これから歩く、3000mの稜線。
快晴の3000mの稜線。これも過去の忘れ物です。
素晴らしい眺望、ホントに今日ココに来ることが出来て良かった。
息子もしばらく周りを眺め、じーっと遠くを眺めていました。
交わす言葉は減りましたが、きっと考えている事は増えた事でしょう。
これは4年前。
これ比べたら今の私と息子は山慣れ感半端ないですね。
私も息子も、ホントに成長しました。
少しのんびりしていたら、周りの人は降りて行きました。
息子と二人、槍の山頂を貸切です。
槍ヶ岳 - Spherical Image - RICOH THETA
ぐるっと周りを見回して
「こんな所だったんだね・・・」
息子がボソッと言う。
その一言で、十分に伝わるよ。
今日、君と一緒にここに来くる事ができて、本当に良かった。
お父さん、感無量だよ。
さぁ、人も上がって来るし、帰ろう。
後半へ続く
]]>
山
PENTAGON
2018-08-02T09:00:00+09:00