大地を歩こう › 2015年07月
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2015年07月23日
【乗鞍下山】日本アルプス横断の旅 乗鞍畳平~道の駅木曽川源流の里きそむら 2日目
7月20日
早くに寝たので朝4時に目が覚めました。
となりで息子はぐーぐーとイビキかいているので、
起こさないようにいそいそと準備をします。
天気予報を見ると、今日は天気が良さそうです。
きっと雨具は要らないはずです。
干した雨具やザックカバーが乾いている事を確認し収納。
靴が乾いている事を確認、後はパッキングしてザックに詰めます。
まだ息子が寝ているうちに、朝食も済ませておきます。
さて、息子の足はどうかな・・・?
いつも通り、5時を回ったところで息子も目覚めます。
足はどうかと聞くと、
「太ももとふくらはぎが少し痛いよ。」
といいます。
うん、筋肉痛ですね。
歩ける?と聞くと。
「うん、歩けるよ。」
と言うので、息子も朝食を済ませて準備と朝の儀式を済ませます。
![]()
6:05
ウッディもっくさんを出発いたします。
今日はTJARのコースを辿る道です。
否応が無しにもワクワクしてきます。
![]()
うん今日は晴れてる!
この天気が昨日欲しかったな・・・
![]()
空が青いと、それだけでウキウキした気分になれます。
まずは境峠までの登りの道。
体を温めるために、のんびりのんびり歩きます。
![]()
案内看板を見て息子が言います。
「お父さん!もう19号線に出るよ!」
って、残りの距離を見ようよ(^^;
![]()
と、振り返ると高い山が見えます。
高天ヶ原かな?
最後に乗鞍が見える位置になると思います。
そして・・・
![]()
7:10境峠!
分水嶺ですよ。
ココから先は木曽です。
感慨深いものがありますね。
写真はそうは見えませんが。
ここまで3.5km、1時間です。
![]()
境峠を越えると、不思議な事に森の香りがあたりに広がっていました。
日の当たる側だからでしょうか?
![]()
この花、乗鞍高原からずっと何度も見てきた花です。
息子が「かわいー、お父さん、これなんてお花?」
と聞くんですが、すみません、分からないのです。
花に詳しくなりたい・・・
どなたか、教えて下さい。
![]()
18号カーブ
こんな看板見つけてしまいました。
こんなの見つけたら、子供は楽しくてしかたありません。
さらに・・・
![]()
森林組合の伐採地区に来たのですが・・・
![]()
運搬用のロープウェイ、手作り!
![]()
大変です、息子動けません。
目をキラキラと輝かせています。
ディーゼルエンジンで稼動してますね、しばらく眺めていました。
さらに30分ほど歩いた所で、道の下に小さな鳥居を見つけました。
なんだろう?と降りてみると・・・
![]()
神社ですね・・・
座るところもあるようですし、休んでいく事にします。
![]()
東屋の中に境峠の由来や、
いつ開道されたのか、この地がどう言う場所なのか書いてありました。
知りませんでした。
1300年を超える、由緒正しき道のようです。
さて、休憩しているのですが、私も息子も足に違和感を感じています。
境峠までの登りでは気にならなかったのですが、
下りに入ってからどうもおかしい。
やっぱり昨日下り道ばかり歩いてきたので、
そちらの筋肉を使い出すと体に疲れが走ってしまっているようです。
少し足を休めてから再び歩き出しました。
![]()
いぇーい
12号カーブ
![]()
やがて目指す木曽駒ヶ岳が見えてきました。
ありゃー、当然ですが、まだ遠いな・・・
![]()
回りは別荘地に。
人の営みが見えると安心できます。
もう熊鈴は要らないですね。
![]()
太陽がジリジリと照りつけて、
容赦なく体力を奪っていきます。
延々と続く下り道に、疲れた体でペースが上がりません。
さらに、息子が足首に違和感を感じると言い出してきました。
これは良くないかな?
![]()
お、アオダイショウかな?
息子、「カワイー」といいます。
うん、育て方間違ってないと思う。
昆虫も蛇も嫌う事は簡単ですけど、
自然界には無くては成らない存在です。
![]()
8:40
最後の1号カーブへ。
ここで峠道はおしまいになります。
でもまだ、今日の距離は7キロです。
2時間半で7キロは、かなりのスローペースです。
やはり前日歩きすぎましたか・・・
![]()
ようやく民家も見え始めてきました。
息子、元気はあるようなのですが、足の不調を訴え始めました。
うーん・・・本日の目標はあと20km以上。
これは無理そうですね。
国道19号までもあと10kmほど。
ペースも遅いですし、足も心配です。
この時点で私の中では、この日のうちに
木曽駒の登山道口まで行くのは無理だと判断していました。
![]()
バス停の中・・・
照りつける太陽を避けるために立ち寄ったバス停。
思いのほか快適でとっても良い休憩場所です。
5分ほど腰を下ろして再び歩き始めます。
![]()
フキの葉大きいです。
その大きさ、トトロ級です。
![]()
気温の高さ、と太陽にやられます。
昨日はあれだけ晴れることを願ったのに。
人ってワガママなものですね。
![]()
もはやバス停を見ると何も言わずに立ち寄る状態です。
ここで今日の目標は完璧に諦めました。
今日は19号線に出たところで終わりにしましょう。
それでも今回、充分に歩いています。
息子も何も言わずにすんなりと受け入れました。
![]()
歩く距離は急にあと10kmを切る事となりました。
それだけでも、精神的に負荷がぐっとさがりますので、
足もすこし軽やかになります。
そしてようやく県道26号にも歩道が出始めました。
ここからは安心して道を歩けます。
![]()
道沿いの一級河川、「笹川」
水が綺麗で綺麗で、見ているだけで飛び込みたくなります。
![]()
”やまと”?
もちろん、このバス停にも寄ります。
なんとか足を騙し騙し歩いています。
![]()
スーパーまると!!
ココを知っている人には聖地級の場所です。
息子も休憩したいと言うので、寄ることにしました。
![]()
ここのテーブルでスイカを・・・
と言う訳にはいかなかったので、
グレープフルーツを買って息子と二人で分け合います。
うーん、おいしー♪
何も無い山から下りてきた時、
ここにスーパーがあるのはまさにオアシスです。
選手の皆さんが立ち寄って休憩される気分がとても良く分かります。
ゆっくり休んでから本日最後の区間を歩きます。
あと3km!
![]()
息子が撮ってくれました(^^)
![]()
さて、藪原の街に入ってきましたが、
ここで県道26号をそれての方に曲がります。
旧宿場町の街道を歩いてみる事にします。
![]()
流石に宿場町。
道の左右に水場が溢れています。
顔を洗ってさっぱり。
冷たくて気持ちの良い水に癒されます♪
![]()
さらに曲がって・・・
![]()
線路沿いに出ました。
中央本線です。
線路沿いを歩くなんて、懐かしい旅のようです。
息子、「電車こないかなー?」とか言ってます。
![]()
あぁ、国道だ・・・
ようやく国道19号沿いに出てきました。
よくもまぁ乗鞍から歩いたな・・・
思えば遠くまで来たものです。
![]()
12:30
道の駅
「木曽川源流の里 きそむら」
に到着しました!
ホントは木曽駒登山道口まで行きたかったのですが、
大事をとって今日はココまでとします。
乗鞍の畳平から約56km歩きました。
1日目に歩きすぎなければもう少し歩けましたね、
今後の参考にします。
ここから木曽駒ヶ岳の登山道口までは16kmほどなので、
また今度1日かけて歩く事にします。
さーて、次の旅は8月になりますが・・・
木曽駒に到着するのが先か、北ルートの大冒険が先か・・・?
2015年 7月19~20日
歩行距離 56.10km
累積標高差 登り1906m
下り3646m
総日数 4日間
総歩行距離 96.30km
総累積標高差 登り6020m
下り6484m
また一歩、海に近づいた!
早くに寝たので朝4時に目が覚めました。
となりで息子はぐーぐーとイビキかいているので、
起こさないようにいそいそと準備をします。
天気予報を見ると、今日は天気が良さそうです。
きっと雨具は要らないはずです。
干した雨具やザックカバーが乾いている事を確認し収納。
靴が乾いている事を確認、後はパッキングしてザックに詰めます。
まだ息子が寝ているうちに、朝食も済ませておきます。
さて、息子の足はどうかな・・・?
いつも通り、5時を回ったところで息子も目覚めます。
足はどうかと聞くと、
「太ももとふくらはぎが少し痛いよ。」
といいます。
うん、筋肉痛ですね。
歩ける?と聞くと。
「うん、歩けるよ。」
と言うので、息子も朝食を済ませて準備と朝の儀式を済ませます。
6:05
ウッディもっくさんを出発いたします。
今日はTJARのコースを辿る道です。
否応が無しにもワクワクしてきます。
うん今日は晴れてる!
この天気が昨日欲しかったな・・・
空が青いと、それだけでウキウキした気分になれます。
まずは境峠までの登りの道。
体を温めるために、のんびりのんびり歩きます。
案内看板を見て息子が言います。
「お父さん!もう19号線に出るよ!」
って、残りの距離を見ようよ(^^;
と、振り返ると高い山が見えます。
高天ヶ原かな?
最後に乗鞍が見える位置になると思います。
そして・・・
7:10境峠!
分水嶺ですよ。
ココから先は木曽です。
感慨深いものがありますね。
写真はそうは見えませんが。
ここまで3.5km、1時間です。
境峠を越えると、不思議な事に森の香りがあたりに広がっていました。
日の当たる側だからでしょうか?
この花、乗鞍高原からずっと何度も見てきた花です。
息子が「かわいー、お父さん、これなんてお花?」
と聞くんですが、すみません、分からないのです。
花に詳しくなりたい・・・
どなたか、教えて下さい。
18号カーブ
こんな看板見つけてしまいました。
こんなの見つけたら、子供は楽しくてしかたありません。
さらに・・・
森林組合の伐採地区に来たのですが・・・
運搬用のロープウェイ、手作り!
大変です、息子動けません。
目をキラキラと輝かせています。
ディーゼルエンジンで稼動してますね、しばらく眺めていました。
さらに30分ほど歩いた所で、道の下に小さな鳥居を見つけました。
なんだろう?と降りてみると・・・
神社ですね・・・
座るところもあるようですし、休んでいく事にします。
東屋の中に境峠の由来や、
いつ開道されたのか、この地がどう言う場所なのか書いてありました。
知りませんでした。
1300年を超える、由緒正しき道のようです。
さて、休憩しているのですが、私も息子も足に違和感を感じています。
境峠までの登りでは気にならなかったのですが、
下りに入ってからどうもおかしい。
やっぱり昨日下り道ばかり歩いてきたので、
そちらの筋肉を使い出すと体に疲れが走ってしまっているようです。
少し足を休めてから再び歩き出しました。
いぇーい
12号カーブ
やがて目指す木曽駒ヶ岳が見えてきました。
ありゃー、当然ですが、まだ遠いな・・・
回りは別荘地に。
人の営みが見えると安心できます。
もう熊鈴は要らないですね。
太陽がジリジリと照りつけて、
容赦なく体力を奪っていきます。
延々と続く下り道に、疲れた体でペースが上がりません。
さらに、息子が足首に違和感を感じると言い出してきました。
これは良くないかな?
お、アオダイショウかな?
息子、「カワイー」といいます。
うん、育て方間違ってないと思う。
昆虫も蛇も嫌う事は簡単ですけど、
自然界には無くては成らない存在です。
8:40
最後の1号カーブへ。
ここで峠道はおしまいになります。
でもまだ、今日の距離は7キロです。
2時間半で7キロは、かなりのスローペースです。
やはり前日歩きすぎましたか・・・
ようやく民家も見え始めてきました。
息子、元気はあるようなのですが、足の不調を訴え始めました。
うーん・・・本日の目標はあと20km以上。
これは無理そうですね。
国道19号までもあと10kmほど。
ペースも遅いですし、足も心配です。
この時点で私の中では、この日のうちに
木曽駒の登山道口まで行くのは無理だと判断していました。
バス停の中・・・
照りつける太陽を避けるために立ち寄ったバス停。
思いのほか快適でとっても良い休憩場所です。
5分ほど腰を下ろして再び歩き始めます。
フキの葉大きいです。
その大きさ、トトロ級です。
気温の高さ、と太陽にやられます。
昨日はあれだけ晴れることを願ったのに。
人ってワガママなものですね。
もはやバス停を見ると何も言わずに立ち寄る状態です。
ここで今日の目標は完璧に諦めました。
今日は19号線に出たところで終わりにしましょう。
それでも今回、充分に歩いています。
息子も何も言わずにすんなりと受け入れました。
歩く距離は急にあと10kmを切る事となりました。
それだけでも、精神的に負荷がぐっとさがりますので、
足もすこし軽やかになります。
そしてようやく県道26号にも歩道が出始めました。
ここからは安心して道を歩けます。
道沿いの一級河川、「笹川」
水が綺麗で綺麗で、見ているだけで飛び込みたくなります。
”やまと”?
もちろん、このバス停にも寄ります。
なんとか足を騙し騙し歩いています。
スーパーまると!!
ココを知っている人には聖地級の場所です。
息子も休憩したいと言うので、寄ることにしました。
ここのテーブルでスイカを・・・
と言う訳にはいかなかったので、
グレープフルーツを買って息子と二人で分け合います。
うーん、おいしー♪
何も無い山から下りてきた時、
ここにスーパーがあるのはまさにオアシスです。
選手の皆さんが立ち寄って休憩される気分がとても良く分かります。
ゆっくり休んでから本日最後の区間を歩きます。
あと3km!
息子が撮ってくれました(^^)
さて、藪原の街に入ってきましたが、
ここで県道26号をそれての方に曲がります。
旧宿場町の街道を歩いてみる事にします。
流石に宿場町。
道の左右に水場が溢れています。
顔を洗ってさっぱり。
冷たくて気持ちの良い水に癒されます♪
さらに曲がって・・・
線路沿いに出ました。
中央本線です。
線路沿いを歩くなんて、懐かしい旅のようです。
息子、「電車こないかなー?」とか言ってます。
あぁ、国道だ・・・
ようやく国道19号沿いに出てきました。
よくもまぁ乗鞍から歩いたな・・・
思えば遠くまで来たものです。
12:30
道の駅
「木曽川源流の里 きそむら」
に到着しました!
ホントは木曽駒登山道口まで行きたかったのですが、
大事をとって今日はココまでとします。
乗鞍の畳平から約56km歩きました。
1日目に歩きすぎなければもう少し歩けましたね、
今後の参考にします。
ここから木曽駒ヶ岳の登山道口までは16kmほどなので、
また今度1日かけて歩く事にします。
さーて、次の旅は8月になりますが・・・
木曽駒に到着するのが先か、北ルートの大冒険が先か・・・?
2015年 7月19~20日
歩行距離 56.10km
累積標高差 登り1906m
下り3646m
総日数 4日間
総歩行距離 96.30km
総累積標高差 登り6020m
下り6484m
また一歩、海に近づいた!
2015年07月22日
【乗鞍下山】日本アルプス横断の旅 乗鞍畳平~道の駅木曽川源流の里きそむら 1日目後半
座望安さんでお昼ごはんに特性ラーメンを注文しました。
![]()
チャーシューがぶ厚くて、美味しかったです。
ご馳走様でした♪
お昼ごはんを食べて、ここで息子は登山靴から駿足に履き替えます。
荷物も再装備して、少し休憩していましたが・・・
なんと外は雨が降ってきました。
日中は晴れる予報だったのでは?
体力回復も兼ねてしばらく天候の回復を待っていましたが、
これは変わらなさそう。
これ以上時間が過ぎると、今日の道のりは歩ききれない感じがします。
しょうがない、雨の中でも行きますか・・・
![]()
11:30
再び雨具を着込んで出発します。
出口では熊の剥製が見送ってくれます。
![]()
歩き出してすぐに白樺橋を渡ります。
なかなか高度感ある橋ですね。
バンジーとか出来そうです。
ここが乗鞍スーパー林道の入口になります。
ここから奈川まで16kmさらに宿泊地まで8km。
行けるのか?
![]()
天候は回復することなく雨のまま。
でも、前々回の焼岳の後の雨より酷くなく、風も無く。
割と息子とおしゃべりを続けながら歩けます。
![]()
落石防護ネットの中に、落木が?
突き刺さってますね。
![]()
ひたすら林道を歩きますが、とにかく目新しいものもなく、
淡々と同じような道に飽きてしまいます。
でも息子はなんだか楽しいらしくおしゃべりが止まりません。
精神的に余裕がありそうなので、
このまま一緒におしゃべりを続けて楽しみながら歩く事にします。
![]()
こんな看板を見つけました。
「乗鞍高原から○km/奈川まで○km」
こう言うのを見ると、子供は次が楽しみで楽しみで仕方なくなります。
嬉しくなってきたようです。
![]()
こんな看板もありました。
ホントはこのような景色が見れるんだろうな~。
つらい林道歩きになってしまいました。
息子、すまん。
13:15
林道入口から8kmほど来ました。
![]()
白樺峠に到着です。
ここはタカの渡りで有名な観測地・・・らしいです。
![]()
そうでしたっけ?(笑
![]()
ここから散策路があるようですね。
時間のある時&天気の良い日に遊びに来ても良さそうです。
![]()
峠には小さな沼に東屋も。
![]()
群生植物の案内板。
きっと、時期が来たら観光客で賑わう場所なんだと思います。
![]()
道は峠から先は下りに入ります。
流石に息子も言葉数が減ってきました。
今日は一日下り道なので、いつもと違う筋力を使い続けています。
だいぶ疲れているようですね。
しかも林道に入ってから腰をすえて休憩できる場所が無いので、
ずっと歩き続けています。
さすがにこたえますね、コレは。
![]()
さらに1時間歩くと、眼下に奈川の集落が見え始めました。
やっと人の営みが見えてきた!
ここの林道は車とバイクがたまに通るぐらいですし、
基本静かなので歩きやすいです。
音が近づけば路肩に寄って車を避けます。
ただ、たまにスピードを出した車やバイクが来るので注意します。
でも、通る皆さんは我々をみるとぽかーんと口を開けてめっちゃ見てきます。
まぁ、こんな所歩いてたら当然ですが・・・
![]()
さらに途中でここの脇道に入ります。
国土地理院の地図に書いてあった、小道です。
スーパー林道を歩くより、
ほんの少しだけショートカットになるはずなんです。
![]()
こんな砂利道ですが・・・
![]()
しばらく砂利道を歩くと、やがて集落に出ました。
しかしその集落は既に人の気配は無く、生活感の無い集落でした。
少し寂しくなってしまいました。
![]()
息子もかなり疲れてます。
そりゃそうです。
ここまで畳平から28km。
よく歩いています。
街に出たら休憩できるから頑張ろう!と励まします。
![]()
無理やり元気出します。
足が短いのは凸面鏡のせいではありません。
仕様です。
![]()
再びスーパー林道の道へ出ました。
ここはもうスーパー林道では無いですが。
ほんのりショートカットでした。
![]()
バス停発見。
ダメな時はバスで行くかと思いましたが・・・
1日1本?
![]()
奈川温泉の辺りに出てきました。
この辺の宿に泊まりたかったのですが、
少々懐に厳しい所だったので諦めたのですが・・・
今思えば無理してでもココ辺りに泊まれば良かったです。
![]()
15:40
県道26号に出ます。
TJARのコースに出ますね!
今回の旅の基本コースにようやく出ました!
ここで自販機でジュースを買って、道路脇の軒下で大休止をとりました。
雨ももう降らないようなので、雨具も脱ぎ体を楽にします。
数時間ぶりに座り、靴も一度脱いで足を休めます。
ここから宿泊地まで7kmです。
最後の登り道、休み休みで良いので頑張ろうと息子に話します。
ゆっくり休んで16:00再スタートです。
![]()
ここからは交通量も多く歩道の無い道であるのは下調べ済みです。
家から持ってきたニンジンをピカピカさせながら歩きます。
車で通る方には迷惑でしょうが、
子連れで事故だけは絶対にしてはいけません。
安全第一です。
![]()
道中のトイレ。
歩行者の私達にとってはオアシスです。
休めるところで休みます。
![]()
火の用心のマスコットキャラかと思いきや、消防服を着た熊の剥製!
野ざらしの剥製がミイラ化し始めていてかなり怖いです。
じっと見てたらゾワゾワしてきました。
![]()
道路の一段下にある田んぼの奥に捨てられた車・・・
このシルエットはKP61ですね、中期かな?
クサヒロしたい所です。
って、これは別の趣味のお話です。
![]()
綺麗な花壇の脇を歩きます。
少しだけ心が癒されます♪
![]()
17:10
野麦峠への分岐路。
あと3キロです。
しかしここからが長かったです。
歩く速度が極度に低下し、無言になり始めた息子。
![]()
そうそう、安房峠で落としたザックカバーはコレです。
300系。
保育園児の時から使ってる、思い出の詰まったザックカバー。
今回はゴムを新しいのに換えて、しっかりと締まるようにしてきました。
さて、息子。
無言です。
とうとう私と目も合わせなくなってきました。
言葉をかけても無視します。
何か自分の中で戦っているらしく、こんな姿は始めて見ました。
でも、「疲れた」「もう嫌だ」「辞める」とは絶対に言いません。
この子のこの強さはどこから来たのだろう?
もう私も言葉をかけないようにしました。
立ち止まったら横に静かに立ち、歩き出したら一緒に歩き、
「頑張れ」とも言いません。
ただ淡々と「あと○km」とだけ言います。
立ち止まっては空を見て、
自問自答をしているようでした。
何故自分がこの旅をやりたいと思ったのか。
よく考えるといい。
![]()
時速3kmを切る速度で歩き、
ようやく「渋沢温泉」の文字が見えてきました。
ここを曲がれば宿泊地はすぐです。
![]()
案内看板の前で座り込み、じっと看板を見つめた息子。
ボソッと口を開きました。
「お父さん、今日泊まるのはどこ?」
えっとね、そこの上に見えている建物だよ。
急にぱっと顔を明るくして、
「じゃぁ休まない、行く!」
と、かなり振り絞って歩き始めました。
![]()
18:10
ようやく宿泊地に到着です。
今日の宿、「ウッディ・もっく」さんです。
朝4:50から13時間20分、距離38km。
よく頑張りました。
チェックイン後にすぐにお風呂です。
しっかりと体を洗って入る温泉は最高でした。
息子も元気になって色々おしゃべり始めました。
渋沢温泉にじっくりと癒されます。
湯船で自分と息子の足をじっくりマッサージしました。
明日もたくさん歩きますしね。
![]()
お風呂の後は夕ご飯です。
夏野菜をふんだんに使った料理で、とても美味しかったです。
しかし息子の口には合わなかったようで、
好きな野菜だけ食べています。。。
なんでも食べれるようにならないと。
親の私の責任です。
しかし、料理は凄いボリュームでしたので、二人とも満腹になれました。
夕ご飯も終わって19:45、部屋に戻ってベッドメイキングして、
家に電話です。
妹とお母さんと電話でお話しているうちに
段々と目が細くなっていきます。
ダメだこりゃ、寝ましょうね。
仕方ないです、朝早かったから。
息子は電話を切った瞬間にいびきをかき始めました。
私はそれから荷物の整理、雨具とザックカバーを干して広げます。
靴もしっとりしてるので乾燥できるようにします。
ささっとやる事やって、私も20時30分にはベッドに入りました。
明日の予定は木曽駒ヶ岳の登山道口まで33km。
でも今日のペースだとかなりかかるな・・・
と言うか、今日の疲れは明日には抜けてるだろうか・・・
とかグルグル考えているうちに、夢の中へ・・・
2日目へ続く
チャーシューがぶ厚くて、美味しかったです。
ご馳走様でした♪
お昼ごはんを食べて、ここで息子は登山靴から駿足に履き替えます。
荷物も再装備して、少し休憩していましたが・・・
なんと外は雨が降ってきました。
日中は晴れる予報だったのでは?
体力回復も兼ねてしばらく天候の回復を待っていましたが、
これは変わらなさそう。
これ以上時間が過ぎると、今日の道のりは歩ききれない感じがします。
しょうがない、雨の中でも行きますか・・・
11:30
再び雨具を着込んで出発します。
出口では熊の剥製が見送ってくれます。
歩き出してすぐに白樺橋を渡ります。
なかなか高度感ある橋ですね。
バンジーとか出来そうです。
ここが乗鞍スーパー林道の入口になります。
ここから奈川まで16kmさらに宿泊地まで8km。
行けるのか?
天候は回復することなく雨のまま。
でも、前々回の焼岳の後の雨より酷くなく、風も無く。
割と息子とおしゃべりを続けながら歩けます。
落石防護ネットの中に、落木が?
突き刺さってますね。
ひたすら林道を歩きますが、とにかく目新しいものもなく、
淡々と同じような道に飽きてしまいます。
でも息子はなんだか楽しいらしくおしゃべりが止まりません。
精神的に余裕がありそうなので、
このまま一緒におしゃべりを続けて楽しみながら歩く事にします。
こんな看板を見つけました。
「乗鞍高原から○km/奈川まで○km」
こう言うのを見ると、子供は次が楽しみで楽しみで仕方なくなります。
嬉しくなってきたようです。
こんな看板もありました。
ホントはこのような景色が見れるんだろうな~。
つらい林道歩きになってしまいました。
息子、すまん。
13:15
林道入口から8kmほど来ました。
白樺峠に到着です。
ここはタカの渡りで有名な観測地・・・らしいです。
そうでしたっけ?(笑
ここから散策路があるようですね。
時間のある時&天気の良い日に遊びに来ても良さそうです。
峠には小さな沼に東屋も。
群生植物の案内板。
きっと、時期が来たら観光客で賑わう場所なんだと思います。
道は峠から先は下りに入ります。
流石に息子も言葉数が減ってきました。
今日は一日下り道なので、いつもと違う筋力を使い続けています。
だいぶ疲れているようですね。
しかも林道に入ってから腰をすえて休憩できる場所が無いので、
ずっと歩き続けています。
さすがにこたえますね、コレは。
さらに1時間歩くと、眼下に奈川の集落が見え始めました。
やっと人の営みが見えてきた!
ここの林道は車とバイクがたまに通るぐらいですし、
基本静かなので歩きやすいです。
音が近づけば路肩に寄って車を避けます。
ただ、たまにスピードを出した車やバイクが来るので注意します。
でも、通る皆さんは我々をみるとぽかーんと口を開けてめっちゃ見てきます。
まぁ、こんな所歩いてたら当然ですが・・・
さらに途中でここの脇道に入ります。
国土地理院の地図に書いてあった、小道です。
スーパー林道を歩くより、
ほんの少しだけショートカットになるはずなんです。
こんな砂利道ですが・・・
しばらく砂利道を歩くと、やがて集落に出ました。
しかしその集落は既に人の気配は無く、生活感の無い集落でした。
少し寂しくなってしまいました。
息子もかなり疲れてます。
そりゃそうです。
ここまで畳平から28km。
よく歩いています。
街に出たら休憩できるから頑張ろう!と励まします。
無理やり元気出します。
足が短いのは凸面鏡のせいではありません。
仕様です。
再びスーパー林道の道へ出ました。
ここはもうスーパー林道では無いですが。
ほんのりショートカットでした。
バス停発見。
ダメな時はバスで行くかと思いましたが・・・
1日1本?
奈川温泉の辺りに出てきました。
この辺の宿に泊まりたかったのですが、
少々懐に厳しい所だったので諦めたのですが・・・
今思えば無理してでもココ辺りに泊まれば良かったです。
15:40
県道26号に出ます。
TJARのコースに出ますね!
今回の旅の基本コースにようやく出ました!
ここで自販機でジュースを買って、道路脇の軒下で大休止をとりました。
雨ももう降らないようなので、雨具も脱ぎ体を楽にします。
数時間ぶりに座り、靴も一度脱いで足を休めます。
ここから宿泊地まで7kmです。
最後の登り道、休み休みで良いので頑張ろうと息子に話します。
ゆっくり休んで16:00再スタートです。
ここからは交通量も多く歩道の無い道であるのは下調べ済みです。
家から持ってきたニンジンをピカピカさせながら歩きます。
車で通る方には迷惑でしょうが、
子連れで事故だけは絶対にしてはいけません。
安全第一です。
道中のトイレ。
歩行者の私達にとってはオアシスです。
休めるところで休みます。
!!!
火の用心のマスコットキャラかと思いきや、消防服を着た熊の剥製!
野ざらしの剥製がミイラ化し始めていてかなり怖いです。
じっと見てたらゾワゾワしてきました。
道路の一段下にある田んぼの奥に捨てられた車・・・
このシルエットはKP61ですね、中期かな?
クサヒロしたい所です。
って、これは別の趣味のお話です。
綺麗な花壇の脇を歩きます。
少しだけ心が癒されます♪
17:10
野麦峠への分岐路。
あと3キロです。
しかしここからが長かったです。
歩く速度が極度に低下し、無言になり始めた息子。
そうそう、安房峠で落としたザックカバーはコレです。
300系。
保育園児の時から使ってる、思い出の詰まったザックカバー。
今回はゴムを新しいのに換えて、しっかりと締まるようにしてきました。
さて、息子。
無言です。
とうとう私と目も合わせなくなってきました。
言葉をかけても無視します。
何か自分の中で戦っているらしく、こんな姿は始めて見ました。
でも、「疲れた」「もう嫌だ」「辞める」とは絶対に言いません。
この子のこの強さはどこから来たのだろう?
もう私も言葉をかけないようにしました。
立ち止まったら横に静かに立ち、歩き出したら一緒に歩き、
「頑張れ」とも言いません。
ただ淡々と「あと○km」とだけ言います。
立ち止まっては空を見て、
自問自答をしているようでした。
何故自分がこの旅をやりたいと思ったのか。
よく考えるといい。
時速3kmを切る速度で歩き、
ようやく「渋沢温泉」の文字が見えてきました。
ここを曲がれば宿泊地はすぐです。
案内看板の前で座り込み、じっと看板を見つめた息子。
ボソッと口を開きました。
「お父さん、今日泊まるのはどこ?」
えっとね、そこの上に見えている建物だよ。
急にぱっと顔を明るくして、
「じゃぁ休まない、行く!」
と、かなり振り絞って歩き始めました。
18:10
ようやく宿泊地に到着です。
今日の宿、「ウッディ・もっく」さんです。
朝4:50から13時間20分、距離38km。
よく頑張りました。
チェックイン後にすぐにお風呂です。
しっかりと体を洗って入る温泉は最高でした。
息子も元気になって色々おしゃべり始めました。
渋沢温泉にじっくりと癒されます。
湯船で自分と息子の足をじっくりマッサージしました。
明日もたくさん歩きますしね。
お風呂の後は夕ご飯です。
夏野菜をふんだんに使った料理で、とても美味しかったです。
しかし息子の口には合わなかったようで、
好きな野菜だけ食べています。。。
なんでも食べれるようにならないと。
親の私の責任です。
しかし、料理は凄いボリュームでしたので、二人とも満腹になれました。
夕ご飯も終わって19:45、部屋に戻ってベッドメイキングして、
家に電話です。
妹とお母さんと電話でお話しているうちに
段々と目が細くなっていきます。
ダメだこりゃ、寝ましょうね。
仕方ないです、朝早かったから。
息子は電話を切った瞬間にいびきをかき始めました。
私はそれから荷物の整理、雨具とザックカバーを干して広げます。
靴もしっとりしてるので乾燥できるようにします。
ささっとやる事やって、私も20時30分にはベッドに入りました。
明日の予定は木曽駒ヶ岳の登山道口まで33km。
でも今日のペースだとかなりかかるな・・・
と言うか、今日の疲れは明日には抜けてるだろうか・・・
とかグルグル考えているうちに、夢の中へ・・・
2日目へ続く
2015年07月21日
【乗鞍下山】日本アルプス横断の旅 乗鞍畳平~道の駅木曽川源流の里きそむら 1日目前半
次なる目的地へ進みます。
次は乗鞍から木曽駒ヶ岳の登山道口へ。
北アルプスと中央アルプスを結ぶロードです。
18、19の二日間で行こうかと思ったのですが、
生憎の天気により1日後ろへ・・・
と言う訳で、いつもの長文スタートです。
7月18日
今日の行程は乗鞍の畳平から富士見岳経由で下山開始。
乗鞍高原から乗鞍スーパー林道を歩いて奈川へ。
そこから渋沢温泉まで行く予定です。
単純な道のりだけの計算では40kmを越えますが、
登山道等のショートカットを行けば33kmの予定です。
と言う訳で、どれだけでも早く行く為に朝2時30分に家を出ました。
目的は3:45朴ノ木発の御来光バスです。
![]()
実際にはお客さんも多く、3:30頃に朴ノ木始発の増便が出ました。
私達は平湯発の3:45の通常便でしたが・・・
バスに揺られながら外の景色を見ていましたが、ガッスガスです。
木々もざわめき、風も強そうです。
ヤマテンの予報より天候の回復が遅れていそうです。
まいったな~
畳平でバスを降りると相当風が強いので、
一旦ターミナルに入って装備を整えます。
今回、御来光を見るだけならと、カミさんと娘もついてきたのですが、
かなり厳しそうです。
![]()
4:50、もうご来光は出ている時間ですがとりあえず外に出てみることに。
しかし風は強くガスも晴れず、景色も見れず。。。
娘は黙ってしまいました。
おかあさんと妹がついて来た、息子だけがテンションあげて歩きますが、
この風の強さは山慣れしていないと、かなり堪えます。
結局娘とカミさんは富士見岳の入口で引き返す事にしました。
ゴメンね、また天気の良い日に来ようね。
それじゃ、また明日。
息子と富士見岳に登りますが、
雲は晴れる事無く強風が吹き付けます。
風速は15m/s越えてるかな・・・?
しかも山頂に近づくと雨も混じってきました。
いや、これは条件悪すぎです。
この日、友人が奥穂高に登っているはずです。
一緒にどうですか?とお誘い受けていたのですが、
今回息子との旅を進める為に泣く泣くお断りしました。
それもあったので、この時とても心配していました。
ここでこの条件だと、穂高もかなり厳しいだろうな・・・と。
お昼には晴れると良いのですが。。。
![]()
山頂で写真だけ撮ったら、とっとと退散します。
肩の小屋方面へと降り始めました。
今回、唯一の山頂だったのに・・・
富士見岳を下りて魔利支天を回ったところで風向きの影になりました。
そこで雨具を着込む事にしました。
![]()
肩の小屋はまだ営業時間前。
そうですよね、5時台ですから。
先週剣ヶ峰は登っているので、今日はここから下山ルートを行きます。
大雪渓の脇を歩きます。
![]()
雪歩きに慣れていれば問題なく歩けるレベルなのですが、
風で氷った雪面と雨で解け始めてる表面は強烈に滑ります。
おもしろい♪
![]()
雪面が汚れてなければホワイトアウトしそうな感じです。
そして事件が。
転んだ息子、ザックからペットボトル落ちる。
ペットボトルは重力加速度に任せて滑っていく。
「お父さん!僕のお茶をけて!」
思わず雪面を駆け出してペットボトルにジャンプ、
掴んだまま一緒に数メートル滑ってようやく停止。
いや、多分見た目はナイスキャッチでカッコ良かったと思うのですが、
相手がペットボトルでは。。。
氷った雪面に太ももを強打し、後で見たらアザが出来てました。
「おとうさん、大事なペットボトルをありがとう」
ホント、モノに執着心のある息子です。
![]()
さて、大雪渓も終わりまして、肩の小屋口の車道に出ました。
ここで数メートル車道を歩き、再び登山道へ入ります。
が
![]()
赤いペイントの先は川なんですが。
雪解けの水と、昨晩の雨のおかげで、登山道が川になってます。
しかも結構な水量。
これは降りれない。
![]()
仕方なく登山道を諦めて車道を行く事にしました。
ショートカット出来ない。。。
![]()
ぐるっと回って、ようやく車道と登山道が分岐する所まで来ました。
「これより肩の小屋口バス停の間、
残雪・増水と沢の増水の為歩きづらくなってます。
不慣れな方は車道を。」
うんうん、上で川を見てきましたよ。
でもここでコレを見ても上がああなっているとは想像できないですよね。
下から登ってきたらそのまま行ってしまいそうです。
![]()
まだまだこんなに雪の壁が高いです。
そして再び登山道口へ・・・
![]()
川?
いや、コレもまた危ないです。
でもここから位ヶ原の山荘までは、登山道を通らないと車道はかなり距離を歩いてしまいます。
でもこれは行けない。
1人ならまだ良いですが、息子には危険。
命には代えられないので、ぐるっと遠回りの車道を行く事にしました。
![]()
山頂方面はガッスガスですが、歩いているあたりの雲は切れてきました。
![]()
あ、ミラーが落ちてる・・・
![]()
いぇーい♪
![]()
と、無駄に楽しんでいるウチに雲の切れ間が出てきました。
いやー、晴れると気持ちいいです♪
![]()
眼下にはこれから下りる乗鞍高原です。
車道を歩いていると、乗鞍高原側からバスが登ってきます。
道の端で避けていると、皆さんこちらを見ていきます。
そりゃ、こんな時間にこんな場所
親子連れが歩いてたら不思議に思いますよね。
でも、数名の方は手を振ってくれます。
息子も手を振って愛想を振りまきます♪
![]()
位ヶ原山荘手前、登山道分岐です。
同じく注意書きがあるのですが、ここであの上の川は想像できません。
要注意ですね。(※7月19日現在)
![]()
7:00 位ヶ原山荘に到着です。
ここの前のテーブルをお借りして、小休止&朝食にしました。
休んでいると、自転車の方が下からバンバン上がってきます。
凄いな~、こんな急坂をよく自転車で上がってきますね。
しかも凄いペースで。
軽く体も休めたので、7:20ごろ出発します。
![]()
ここからは登山道を行きます。
![]()
登山道は雨のためにベチャベチャ・・・
息子は登山靴ですが、私はロードの荷物増を嫌って、
今回はトレランシューズ。
もう、靴の中はぐっちょぐちょですよ。
トホホ・・・
登山道は何度も車道に出たり、
森に入ったりを繰り返します。
場所によっては車道の方が速そうな所もあるので、
地図を見ながら選んで歩きます。
![]()
こんな感じで突然車道を外れます。
![]()
冷泉小屋ですね。
今はもう営業されていないようです。
![]()
登山道にはたまーにこんな倒木もあったりしますが・・・
![]()
基本的にはとても良く整備されています。
気持ちの良い森歩きで、息子も口笛吹きながら歩いていきます。
![]()
8:15
魔利支天のバス停に来ました。
ここで再び小休止。
ですが、時刻表をみると10分ほどでバスが来るようです。
間違ってバスが止まってしまうと申し訳ないので、
小心者の私達はバスが来る前にスタートしました。
![]()
再び森の中へ入りますが、
ここからは車道と登山道は大きく離れます。
![]()
魔利支天から下の登山道はそれより上と比べると、
少し雰囲気が変わります。
とても歩き安く、これまたとてもよく整備されています。
バスが多数出ているので、ここを歩く人は少ないでしょうに・・・
![]()
三本滝の分岐点まできました。
今日は三本滝には寄りません、このまま降りることにします。
![]()
大きな岩です。
あまりに立派なので撮ってしまいました。
道も通りやすく整備されています。
刈払いもされていて、恐らく連休に向けて草刈りをされたのだろうな~
と感じました。
ありがたいです。
![]()
目の前が開けて、突然スキー場に出ました。
息子、ドキドキしています。
リフト大好き。
![]()
後はスキー場の中をテクテク歩いていきます。
登山道の案内標識が多数あるので、迷う事はありません。
ホントに良く整備されています。
![]()
この「つかまる」リフト。
息子は初めて見たそうで。。。
世代の違いですね。
「お父さん、僕、冬はここに滑りに来る!」
って、これだけの為にかい!
![]()
乗鞍の山頂方面は、まだ雲に覆われています。
![]()
少しあるくと鈴蘭橋の駐車場に到着しました。
乗鞍の登山道はこれにて終了です。
ここまで畳平から12kmほど。
結構歩きましたね。
9:30なので、スタートから4時間40分です。
ここで再び腰をすえて小休止です。
ルートを再確認。
ココから乗鞍スーパー林道に行くには道路を通らずに
小道を行けばショートカットです。
通行量の多い車道はなるべく通らないようにしたいですね。
![]()
9:45、鈴蘭橋を渡って再スタートです。
![]()
小道を通って一ノ瀬園方面へと向かいます。
![]()
この辺りは登山に関係ない一般の方も多数通るので、
道はこれまた良く整備されています。
少し歩けば休憩場所も多数あります。
![]()
道の所々に、熊避けの鉄パイプ。
キンキン鳴ります。
![]()
やがてネイチャーセンターそばに出て、
今回の森歩きはコレで終了となりました。
ココから先はロードになります。
![]()
10:30
乗鞍スーパー林道入口、座望庵さんに寄ることにしました。
ここでお昼休憩です。
ここまでの道のり、14.3kmです。
少し疲れたな・・・
でもまだまだ、今日の宿まで24kmあります。
ここでゆっくり体を休ませる事にしましょう。
続く
次は乗鞍から木曽駒ヶ岳の登山道口へ。
北アルプスと中央アルプスを結ぶロードです。
18、19の二日間で行こうかと思ったのですが、
生憎の天気により1日後ろへ・・・
と言う訳で、いつもの長文スタートです。
7月18日
今日の行程は乗鞍の畳平から富士見岳経由で下山開始。
乗鞍高原から乗鞍スーパー林道を歩いて奈川へ。
そこから渋沢温泉まで行く予定です。
単純な道のりだけの計算では40kmを越えますが、
登山道等のショートカットを行けば33kmの予定です。
と言う訳で、どれだけでも早く行く為に朝2時30分に家を出ました。
目的は3:45朴ノ木発の御来光バスです。
実際にはお客さんも多く、3:30頃に朴ノ木始発の増便が出ました。
私達は平湯発の3:45の通常便でしたが・・・
バスに揺られながら外の景色を見ていましたが、ガッスガスです。
木々もざわめき、風も強そうです。
ヤマテンの予報より天候の回復が遅れていそうです。
まいったな~
畳平でバスを降りると相当風が強いので、
一旦ターミナルに入って装備を整えます。
今回、御来光を見るだけならと、カミさんと娘もついてきたのですが、
かなり厳しそうです。
4:50、もうご来光は出ている時間ですがとりあえず外に出てみることに。
しかし風は強くガスも晴れず、景色も見れず。。。
娘は黙ってしまいました。
おかあさんと妹がついて来た、息子だけがテンションあげて歩きますが、
この風の強さは山慣れしていないと、かなり堪えます。
結局娘とカミさんは富士見岳の入口で引き返す事にしました。
ゴメンね、また天気の良い日に来ようね。
それじゃ、また明日。
息子と富士見岳に登りますが、
雲は晴れる事無く強風が吹き付けます。
風速は15m/s越えてるかな・・・?
しかも山頂に近づくと雨も混じってきました。
いや、これは条件悪すぎです。
この日、友人が奥穂高に登っているはずです。
一緒にどうですか?とお誘い受けていたのですが、
今回息子との旅を進める為に泣く泣くお断りしました。
それもあったので、この時とても心配していました。
ここでこの条件だと、穂高もかなり厳しいだろうな・・・と。
お昼には晴れると良いのですが。。。
山頂で写真だけ撮ったら、とっとと退散します。
肩の小屋方面へと降り始めました。
今回、唯一の山頂だったのに・・・
富士見岳を下りて魔利支天を回ったところで風向きの影になりました。
そこで雨具を着込む事にしました。
肩の小屋はまだ営業時間前。
そうですよね、5時台ですから。
先週剣ヶ峰は登っているので、今日はここから下山ルートを行きます。
大雪渓の脇を歩きます。
雪歩きに慣れていれば問題なく歩けるレベルなのですが、
風で氷った雪面と雨で解け始めてる表面は強烈に滑ります。
おもしろい♪
雪面が汚れてなければホワイトアウトしそうな感じです。
そして事件が。
転んだ息子、ザックからペットボトル落ちる。
ペットボトルは重力加速度に任せて滑っていく。
「お父さん!僕のお茶をけて!」
思わず雪面を駆け出してペットボトルにジャンプ、
掴んだまま一緒に数メートル滑ってようやく停止。
いや、多分見た目はナイスキャッチでカッコ良かったと思うのですが、
相手がペットボトルでは。。。
氷った雪面に太ももを強打し、後で見たらアザが出来てました。
「おとうさん、大事なペットボトルをありがとう」
ホント、モノに執着心のある息子です。
さて、大雪渓も終わりまして、肩の小屋口の車道に出ました。
ここで数メートル車道を歩き、再び登山道へ入ります。
が
赤いペイントの先は川なんですが。
雪解けの水と、昨晩の雨のおかげで、登山道が川になってます。
しかも結構な水量。
これは降りれない。
仕方なく登山道を諦めて車道を行く事にしました。
ショートカット出来ない。。。
ぐるっと回って、ようやく車道と登山道が分岐する所まで来ました。
「これより肩の小屋口バス停の間、
残雪・増水と沢の増水の為歩きづらくなってます。
不慣れな方は車道を。」
うんうん、上で川を見てきましたよ。
でもここでコレを見ても上がああなっているとは想像できないですよね。
下から登ってきたらそのまま行ってしまいそうです。
まだまだこんなに雪の壁が高いです。
そして再び登山道口へ・・・
川?
いや、コレもまた危ないです。
でもここから位ヶ原の山荘までは、登山道を通らないと車道はかなり距離を歩いてしまいます。
でもこれは行けない。
1人ならまだ良いですが、息子には危険。
命には代えられないので、ぐるっと遠回りの車道を行く事にしました。
山頂方面はガッスガスですが、歩いているあたりの雲は切れてきました。
あ、ミラーが落ちてる・・・
いぇーい♪
と、無駄に楽しんでいるウチに雲の切れ間が出てきました。
いやー、晴れると気持ちいいです♪
眼下にはこれから下りる乗鞍高原です。
車道を歩いていると、乗鞍高原側からバスが登ってきます。
道の端で避けていると、皆さんこちらを見ていきます。
そりゃ、こんな時間にこんな場所
親子連れが歩いてたら不思議に思いますよね。
でも、数名の方は手を振ってくれます。
息子も手を振って愛想を振りまきます♪
位ヶ原山荘手前、登山道分岐です。
同じく注意書きがあるのですが、ここであの上の川は想像できません。
要注意ですね。(※7月19日現在)
7:00 位ヶ原山荘に到着です。
ここの前のテーブルをお借りして、小休止&朝食にしました。
休んでいると、自転車の方が下からバンバン上がってきます。
凄いな~、こんな急坂をよく自転車で上がってきますね。
しかも凄いペースで。
軽く体も休めたので、7:20ごろ出発します。
ここからは登山道を行きます。
登山道は雨のためにベチャベチャ・・・
息子は登山靴ですが、私はロードの荷物増を嫌って、
今回はトレランシューズ。
もう、靴の中はぐっちょぐちょですよ。
トホホ・・・
登山道は何度も車道に出たり、
森に入ったりを繰り返します。
場所によっては車道の方が速そうな所もあるので、
地図を見ながら選んで歩きます。
こんな感じで突然車道を外れます。
冷泉小屋ですね。
今はもう営業されていないようです。
登山道にはたまーにこんな倒木もあったりしますが・・・
基本的にはとても良く整備されています。
気持ちの良い森歩きで、息子も口笛吹きながら歩いていきます。
8:15
魔利支天のバス停に来ました。
ここで再び小休止。
ですが、時刻表をみると10分ほどでバスが来るようです。
間違ってバスが止まってしまうと申し訳ないので、
小心者の私達はバスが来る前にスタートしました。
再び森の中へ入りますが、
ここからは車道と登山道は大きく離れます。
魔利支天から下の登山道はそれより上と比べると、
少し雰囲気が変わります。
とても歩き安く、これまたとてもよく整備されています。
バスが多数出ているので、ここを歩く人は少ないでしょうに・・・
三本滝の分岐点まできました。
今日は三本滝には寄りません、このまま降りることにします。
大きな岩です。
あまりに立派なので撮ってしまいました。
道も通りやすく整備されています。
刈払いもされていて、恐らく連休に向けて草刈りをされたのだろうな~
と感じました。
ありがたいです。
目の前が開けて、突然スキー場に出ました。
息子、ドキドキしています。
リフト大好き。
後はスキー場の中をテクテク歩いていきます。
登山道の案内標識が多数あるので、迷う事はありません。
ホントに良く整備されています。
この「つかまる」リフト。
息子は初めて見たそうで。。。
世代の違いですね。
「お父さん、僕、冬はここに滑りに来る!」
って、これだけの為にかい!
乗鞍の山頂方面は、まだ雲に覆われています。
少しあるくと鈴蘭橋の駐車場に到着しました。
乗鞍の登山道はこれにて終了です。
ここまで畳平から12kmほど。
結構歩きましたね。
9:30なので、スタートから4時間40分です。
ここで再び腰をすえて小休止です。
ルートを再確認。
ココから乗鞍スーパー林道に行くには道路を通らずに
小道を行けばショートカットです。
通行量の多い車道はなるべく通らないようにしたいですね。
9:45、鈴蘭橋を渡って再スタートです。
小道を通って一ノ瀬園方面へと向かいます。
この辺りは登山に関係ない一般の方も多数通るので、
道はこれまた良く整備されています。
少し歩けば休憩場所も多数あります。
道の所々に、熊避けの鉄パイプ。
キンキン鳴ります。
やがてネイチャーセンターそばに出て、
今回の森歩きはコレで終了となりました。
ココから先はロードになります。
10:30
乗鞍スーパー林道入口、座望庵さんに寄ることにしました。
ここでお昼休憩です。
ここまでの道のり、14.3kmです。
少し疲れたな・・・
でもまだまだ、今日の宿まで24kmあります。
ここでゆっくり体を休ませる事にしましょう。
続く
2015年07月13日
【乗鞍岳】日本アルプス横断の旅 平湯~乗鞍岳 後編
11:40
ゆっくり体も休めたので、後半戦に挑みます。
ここからしばらくは乗鞍スカイラインを歩きます。
![]()
マイカー規制のおかげで車通りは少なく、
観光バスがたまに通るくらいです。
あとはバスより多い自転車。
歩道も無いのですが、そんなに危険も感じません。
だいたいもの凄く静かなので、
車が来ると遠くからでもわかります。
![]()
振り返ると後ろには穂高です。
なんと贅沢な道でしょう。
![]()
烏帽子岳ですね。
とんがった山はカッコイイです。
テクテクと歩く乗鞍スカイライン。
自転車の方は挨拶を交わしてくれます。
バスの方は、たまに手を振ってくれたり。
こんな所を親子で歩いていたら、どこから来たんだ?
と思われるでしょうね。
![]()
もう、やりたい放題(笑
![]()
さて、20分ほど歩いたところで再びスカイラインをはずれ、
大黒岳へと上り始めます。
![]()
ゆるゆると高度を上げる道から、
先ほど歩いてきた稜線が綺麗に見えます。
はぁ~、綺麗な景色です。
![]()
大黒岳へ一直線の道。
このまぁるい尾根は、双六岳に感じが似ていますね。
空へ続く道のようです。
![]()
12:15 大黒岳山頂、頂きました。
ここで再び小休止です。
高度も上がってますし、体も結構疲れてます。
小刻みに休みましょう。
![]()
大黒岳から畳平の方へ下り始めましたが、ここで放送が聞こえました。
「お花畑に熊が出たので閉鎖します。」
えー?ホントに?
お花畑はあの木道周辺の事だと思うんですけど・・・
![]()
この後、富士見岳へは登らずに迂回します。
富士見岳は次回に取っておくことにします。
![]()
閉鎖されたお花畑に保安員の方が入って、藪のほうを指差してますね・・・
あの先に熊が居るのかな?
![]()
さて、ぐるっと魔利支天岳を回ったところで、
眼下には肩の小屋口に向かってスキー、スノボを楽しむ方々が沢山。
いいなぁ、次回はあそこをソリで下ろうかな?
13:00丁度、肩の小屋に到着しました。
再び小休止です。
![]()
さぁ、あともう少しです!
水分摂ったり、ここまで酷使した足をいたわりながら、
最後登りへ体を休ませます。
息子、ホントによく歩きます。
大人の私でもけっこう辛いのに・・・
![]()
さぁ、最後行きましょう!
13:15出発です。
ここまでくればもう標高差なんて大したことありません。
ただ、所々ザレた岩歩きになるので、足に負担がかかります。
無理しないように足を上げ続けます。
ここでも息子は先行したまま。
どんどん行きます。
![]()
あっという間に肩の小屋も観測ドームも下になりました。
![]()
わぉ!
今日の目的地、見えたよ。
遠かったなぁ~
![]()
そして蚕玉(こだま)岳!
小さな峰にも立派に名前がついています。
![]()
最後の岩場を登って・・・
![]()
14:00 乗鞍岳剣ヶ峰山頂3026m、頂きました!
ここまで平湯は安房峠から14km、8時間30分の道のりでした。
![]()
三角点は一等三角点です。
![]()
奥ノ院の向こうには御嶽山が見えますね。
また五の池小屋に息子と一緒に行きたいですね。
でもまだ家に帰ることの出来ない方々がいらっしゃいます。
早く帰れますように。
黙祷
その後、神社でおみくじを買って、
息子「吉」私「末吉」・・・
あれま。
でも、「旅・・・ 時間はかかるが辿りつく」
と書いてありました。
この旅、諦めずに続けていきましょう。
![]()
祠の裏からは、今日歩いてきた道がしっかり見えます。
あそこの稜線、ホントに気持ちよかったです。
下山で使うと良いかもですね。
ただ、逆に歩くと最後に森歩きでスキー場を歩くのは結構痺れるかな・・・(^^;
![]()
そして、南東方面には遥か遠く中央アルプス、その向こうに南アルプス。
これから向かう山々がずっとずっと遠くに見えます。
最初に目指すのは木曽駒ケ岳ですね。
次に向かう山や道をこうやって山頂から眺める。
色々な思いが込み上げてきます。
陽希君もこんな気持ちで次の山を眺めていたのでしょうか・・・
やると決めたからにはあそこまで行きます。
いや、あれを超えて太平洋まで。
ワクワクします。
息子もじっと次の山を見据えていました。
この小さい体で何を思っているのか。。。
![]()
さて、山頂は長居をしないで少し下ります。
頂上小屋にて休憩します。
![]()
居合わせた方に撮って頂きました。
小屋番さんと少しお話して、記念に今年のピンバッジを買って・・・
すこーしのんびり。
乗鞍の山頂からは、百名山の41座が見えるのだとか。
凄いですね。
![]()
そしてずっと遠くに見えた山に気付きました。
あれは立山と剱岳ですね。
この旅を続ける以上、必ずあそこも通ります。
・・・あそこまで歩くのか・・・
![]()
まぁ、まず次回は乗鞍下山からの木曽駒ヶ岳登山道口までですね。
とりあえずは直ぐ下の乗鞍高原。
あそこまでは4時間で行けるかな・・・?
![]()
さて、今日は帰りましょう。
最後に山頂をじっと眺める息子。
いつもそうです。
ピークに登った後、振り返って何も言わずにしばらく見つめています。
何を思っているのでしょうか。
![]()
さて、肩の小屋まではザレた道。
滑らないように気をつけて歩きます。
もうスイスイですね。
![]()
肩の小屋ではソフトクリーム頂きました。
山の上でなんとも贅沢。
美味しかったです♪
![]()
魔利支天を回り込む直前、最後に山頂が見える場所。
さよなら、乗鞍岳。
ありがとうございました、また来ますね。
![]()
不消ヶ池。
絵の具をたらした様な青さがなんとも綺麗です。
素晴らしい色合いですね。
![]()
帰りはここから一気にバスターミナルまでショートカットします。
もう熊は居ないですよね・・・?
![]()
少し雪の上を歩いて・・・
![]()
お花畑の木道。
もう閉鎖されていないようです。
大丈夫大丈夫。
![]()
16:00
という事で無事に畳平のバスターミナルへ到着。
本日の山行終了です。
今日はバスで帰って、次回またバスでここまで来ます。
今日もホントによく歩きました。
帰りのバス、息子は半分うたた寝状態でした。
「お父さん、疲れたけど楽しかったよ。また次も歩こうね。」
と、意識があるのか無いのか・・・
こうやって、息子と一緒に歩く旅、悪くないです。
むしろ良いです。
2015年 7月11日
歩行距離 17.04km
累積標高差 登り1842m
下り760m
総日数 2日間
総歩行距離 40.20km
総累積標高差 登り4114m
下り2838m
また一歩、海に近づいた!
ゆっくり体も休めたので、後半戦に挑みます。
ここからしばらくは乗鞍スカイラインを歩きます。
マイカー規制のおかげで車通りは少なく、
観光バスがたまに通るくらいです。
あとはバスより多い自転車。
歩道も無いのですが、そんなに危険も感じません。
だいたいもの凄く静かなので、
車が来ると遠くからでもわかります。
振り返ると後ろには穂高です。
なんと贅沢な道でしょう。
烏帽子岳ですね。
とんがった山はカッコイイです。
テクテクと歩く乗鞍スカイライン。
自転車の方は挨拶を交わしてくれます。
バスの方は、たまに手を振ってくれたり。
こんな所を親子で歩いていたら、どこから来たんだ?
と思われるでしょうね。
もう、やりたい放題(笑
さて、20分ほど歩いたところで再びスカイラインをはずれ、
大黒岳へと上り始めます。
ゆるゆると高度を上げる道から、
先ほど歩いてきた稜線が綺麗に見えます。
はぁ~、綺麗な景色です。
大黒岳へ一直線の道。
このまぁるい尾根は、双六岳に感じが似ていますね。
空へ続く道のようです。
12:15 大黒岳山頂、頂きました。
ここで再び小休止です。
高度も上がってますし、体も結構疲れてます。
小刻みに休みましょう。
大黒岳から畳平の方へ下り始めましたが、ここで放送が聞こえました。
「お花畑に熊が出たので閉鎖します。」
えー?ホントに?
お花畑はあの木道周辺の事だと思うんですけど・・・
この後、富士見岳へは登らずに迂回します。
富士見岳は次回に取っておくことにします。
閉鎖されたお花畑に保安員の方が入って、藪のほうを指差してますね・・・
あの先に熊が居るのかな?
さて、ぐるっと魔利支天岳を回ったところで、
眼下には肩の小屋口に向かってスキー、スノボを楽しむ方々が沢山。
いいなぁ、次回はあそこをソリで下ろうかな?
13:00丁度、肩の小屋に到着しました。
再び小休止です。
さぁ、あともう少しです!
水分摂ったり、ここまで酷使した足をいたわりながら、
最後登りへ体を休ませます。
息子、ホントによく歩きます。
大人の私でもけっこう辛いのに・・・
さぁ、最後行きましょう!
13:15出発です。
ここまでくればもう標高差なんて大したことありません。
ただ、所々ザレた岩歩きになるので、足に負担がかかります。
無理しないように足を上げ続けます。
ここでも息子は先行したまま。
どんどん行きます。
あっという間に肩の小屋も観測ドームも下になりました。
わぉ!
今日の目的地、見えたよ。
遠かったなぁ~
そして蚕玉(こだま)岳!
小さな峰にも立派に名前がついています。
最後の岩場を登って・・・
14:00 乗鞍岳剣ヶ峰山頂3026m、頂きました!
ここまで平湯は安房峠から14km、8時間30分の道のりでした。
三角点は一等三角点です。
奥ノ院の向こうには御嶽山が見えますね。
また五の池小屋に息子と一緒に行きたいですね。
でもまだ家に帰ることの出来ない方々がいらっしゃいます。
早く帰れますように。
黙祷
その後、神社でおみくじを買って、
息子「吉」私「末吉」・・・
あれま。
でも、「旅・・・ 時間はかかるが辿りつく」
と書いてありました。
この旅、諦めずに続けていきましょう。
祠の裏からは、今日歩いてきた道がしっかり見えます。
あそこの稜線、ホントに気持ちよかったです。
下山で使うと良いかもですね。
ただ、逆に歩くと最後に森歩きでスキー場を歩くのは結構痺れるかな・・・(^^;
そして、南東方面には遥か遠く中央アルプス、その向こうに南アルプス。
これから向かう山々がずっとずっと遠くに見えます。
最初に目指すのは木曽駒ケ岳ですね。
次に向かう山や道をこうやって山頂から眺める。
色々な思いが込み上げてきます。
陽希君もこんな気持ちで次の山を眺めていたのでしょうか・・・
やると決めたからにはあそこまで行きます。
いや、あれを超えて太平洋まで。
ワクワクします。
息子もじっと次の山を見据えていました。
この小さい体で何を思っているのか。。。
さて、山頂は長居をしないで少し下ります。
頂上小屋にて休憩します。
居合わせた方に撮って頂きました。
小屋番さんと少しお話して、記念に今年のピンバッジを買って・・・
すこーしのんびり。
乗鞍の山頂からは、百名山の41座が見えるのだとか。
凄いですね。
そしてずっと遠くに見えた山に気付きました。
あれは立山と剱岳ですね。
この旅を続ける以上、必ずあそこも通ります。
・・・あそこまで歩くのか・・・
まぁ、まず次回は乗鞍下山からの木曽駒ヶ岳登山道口までですね。
とりあえずは直ぐ下の乗鞍高原。
あそこまでは4時間で行けるかな・・・?
さて、今日は帰りましょう。
最後に山頂をじっと眺める息子。
いつもそうです。
ピークに登った後、振り返って何も言わずにしばらく見つめています。
何を思っているのでしょうか。
さて、肩の小屋まではザレた道。
滑らないように気をつけて歩きます。
もうスイスイですね。
肩の小屋ではソフトクリーム頂きました。
山の上でなんとも贅沢。
美味しかったです♪
魔利支天を回り込む直前、最後に山頂が見える場所。
さよなら、乗鞍岳。
ありがとうございました、また来ますね。
不消ヶ池。
絵の具をたらした様な青さがなんとも綺麗です。
素晴らしい色合いですね。
帰りはここから一気にバスターミナルまでショートカットします。
もう熊は居ないですよね・・・?
少し雪の上を歩いて・・・
お花畑の木道。
もう閉鎖されていないようです。
大丈夫大丈夫。
16:00
という事で無事に畳平のバスターミナルへ到着。
本日の山行終了です。
今日はバスで帰って、次回またバスでここまで来ます。
今日もホントによく歩きました。
帰りのバス、息子は半分うたた寝状態でした。
「お父さん、疲れたけど楽しかったよ。また次も歩こうね。」
と、意識があるのか無いのか・・・
こうやって、息子と一緒に歩く旅、悪くないです。
むしろ良いです。
2015年 7月11日
歩行距離 17.04km
累積標高差 登り1842m
下り760m
総日数 2日間
総歩行距離 40.20km
総累積標高差 登り4114m
下り2838m
また一歩、海に近づいた!
2015年07月12日
【乗鞍岳】日本アルプス横断の旅 平湯~乗鞍岳 前編
旅も次の行程へ進みます。
次は線を繋いで平湯から乗鞍岳へ。
ホントは先週行きたかったのですが、
天候が怪しいので1週間待ってました。
しかし結果オーライ、非常に好天の素晴らしい稜線歩きになりました。
それは行きましょう。
7月11日
朝4時過ぎに自宅を出発します。
今回もカミさんに迷惑をかけて、
歩き出しの位置まで車で送ってもらいます。
![]()
平湯温泉スキー場の入口、
あんき屋さんに登山届けの提出場所があります。
そして今日はここから乗鞍へ・・・
行きません
前回ヘトヘトでスキー場を下りてきた息子が、
どうしてもこのスキー場を歩きたく無いと言い張りました。
仕方ないのでこのまま安房峠を走り・・・
![]()
前回安房峠からスキー場へと入り込む連絡通路にて、
カミさんに下ろしてもらいました。
まぁ、標高も稼げるからぐっと楽になりますね。
今日の行程も長いので、これくらいのズルを
させて下さい。
5:30歩き始めました。
![]()
前回はヘトヘトでトボトボと歩いた砂利道。
雨の中20分かけてスキー場へ行きましたが、今回は流石に元気です。
15分でスキー場へ来ました。
今回はココから上を目指します。
![]()
この辺で丁度平湯峠と同じぐらいの高さでしょうか。
スキー場のトップを目指してテクテクと歩いていましたら・・・
![]()
上から続々と降りてきます。
そう言えばココは放牧されてるんですよね。
柵越しに見る羊はカワイイのですが、
柵無しでこれだけ迫ってくると、結構な恐怖です。
![]()
でもビックリしているのは向こうも同じのようです。
スキー場の端っこを、逃げるように走り抜けて行きました。
息子一言
「お父さん!顔が黒くてかわいい!」
・・・かわいいの?それ
![]()
視界が開けて、これから向かう山々が見えてきました。
実際にはあの山のもっと向こうまで行きます。
それにしても、天気が良い!
![]()
6:15
と言う訳でスキー場トップ、登山道入口に到着しました。
ここで程よく体も暖まったので、上着を脱いで軽い朝食にします。
おにぎりを少し食べてから出発します。
![]()
ん~、天気最高!
穂高が綺麗です♪
槍、西穂、奥穂、前穂、ジャンダルムもくっきり!
![]()
歩き出してすぐに三角点がありました、三等ですね。
地図を見て高度計の補正をしておきます。
平湯尾根は水場標識の直前までは上がったり下がったりで、
そんなに高度は上がりません。
長ーい横移動な感じです。
途中で白猿ヶ池がありましたが、
綺麗な写真が撮れなかったので割愛します(^^;
ここの登山道は歩く人が少ないのか、
整備もまだあまり行き届いていません。
倒木がそのままで何度かくぐったり跨いだり、
迂回したりして行きました。
途中で後ろからトレランの方が走ってきました。
どこまで行かれるのかと聞いたら、
今日は平湯キャンプ場に奥さんと子供を残してるので、
「おさんぽ」に来ているそうで。
しばらく走ったら戻ると仰ってました。
と言っても、高度計は1900m付近ですし、
キャンプ場からも相当距離ありますよ・・・
流石、お散歩のレベルが違います。
![]()
7:45
登山道入口から1:30ほどコースタイムどおりで水場標識に到着しました。
「夏場は水か枯れます」
と書いてありました。
でも今は音でハッキリと水量があるのが分かります。
腰をかける場所も無いので、
ココは休憩を取らずにそのまま通過しました。
水場標識を過ぎると、少し道の様子が変わってきます。
![]()
藪濃くなってきたり・・・
![]()
急登が出始めました。
ようやく高度計もガンガン上がり始めます。
ちなみに、地図上では水場標識より先は
平湯尾根ではなく金山尾根と言うようです。
![]()
三角点では無いですね。。。
これも御料局の境界標でしょうか?
![]()
雰囲気も変わり始めて、草地のような景色に変わってくると・・・
![]()
8:40権現神社に着きました。
神社で旅の安全を祈願して、後ろを見ると・・・
![]()
なんとも大展望な場所です。
ここまでずっと森歩きでしたが、
ようやく景色が広がってきました。
休憩する場所もあったので、ここで2度目の朝食です。
朝食を食べて居ましたら、単独の男性が登って来られました。
軽い挨拶だけしまして、直ぐに発って行かれました。
この日は結局この道ではこの方と先ほどのトレランの方以外に
人と出会う事はありませんでした。
羊には会いましたが(笑
![]()
金山岩
権現神社裏の岩山です。
尖った形がなんともかっこいいですね。
ここから十石山まで、一応道があるようです。
さて、9:00再びスタートします。
ここから乗鞍スカイラインの登山道口までCTは2時間です。
ただ、アップダウンの稜線歩き、高度も結構下げたりします。
![]()
神社から出て直ぐに雪渓がありました。
道が雪に隠れてしまって分からないので慎重に下っていきましたが、
雪渓を降り切った所から登山道が続いていました。
![]()
しかし、道はかなり藪濃くなった場所もあったり・・・
![]()
池になっていたり。
なかなかにワイルドです。
![]()
でも振り返れば穂高。
最高です。
![]()
バックにいつも見えています。
![]()
そしてあのザレた急斜面・・・
横切るように無数の足跡が見えます。
なんの動物でしょうか?
![]()
かなり気持ちの良い道です♪
![]()
子供は雪の上を歩くのが好きですね。
![]()
すぐ目の前には四ツ岳は見えます。
![]()
小休止中、あまりに景色が綺麗なので、タイマー撮りなどしてみたり・・・
![]()
遠くに乗鞍スカイラインが見えます。
バスが走ってますね。
この登山道は、ちょうどあの辺りに出るはずです。
最後にグッと高度を上げる辺りが辛そうです。
![]()
目の前には硫黄岳。
山頂は踏みませんが、直下を通過します。
![]()
どんどん乗鞍が近づいてきます。
![]()
四ツ岳下のとんがった岩、かなりカッコイイですね。
![]()
と、あまりの景色の良さに
1人でテンション上げていて気付づきませんでしたが・・・
息子、かなりテンション下がってます。。。
足も遅く、黙ってしまってました。
しまった、気付かなかった。
眠いのか、調子が悪いのか?
何を聞いても
「大丈夫」
と言うだけです。
でも足の進みは遅く・・・
硫黄岳直下で、コースタイムから遅れてしまいました。
![]()
息子、遅れながらも硫黄岳を通過します。
再び道は下りになるのに、足の進みも遅いまま・・・
調子悪い?
と聞いても、相変わらず
「大丈夫」
しか言いません。
![]()
硫黄岳の下り、開けた所はコマクサの群生地でした。
直ぐ登山道脇や、登山道にまで一生懸命咲いています。
なんとも可愛く、普段花には足も止めない私も、
しばらくは眺めてしまいました。
コマクサ、カワイイです。
好きになっちゃいそうです。
![]()
姫ヶ原分岐。
昔はここから平湯大滝まで降りれたようですが、今は行けないようです。
ロープで封鎖されています。
![]()
丸山通過。
ここは立ち入り禁止です。
高山植物がかなり群生していました。
入ってはいけないですね。
さて、ここからググっとスカイラインまで高度を上げますが・・・
相変わらず息子のテンションが下がったままです。
やる気があるのか無いのかも分からず、疲れた?と聞いても
「大丈夫」
と一言だけ。
なんだか、1週間も伸ばして天気の良い時を待って、
この景色を見ながらこの道を歩いている。
1人でテンション上げて喜んでいる事が悲しくなってしまいました。
息子も何に気を使ってるのか、
まだ「疲れた」とか「足が痛い」とか言ってくれた方が気が楽です。
思わず「ごめんよ」と言ってしまいました。
急に私が悲しそうな顔をしたのと、ゴメンと言ったのが気になったのか。
「お父さん、ここから僕が前を歩くよ」
急に息子のスイッチが入りました。
![]()
スカイラインを見据えて登り始めます。
高度差は150mほどでしょうか?
ここからの息子は凄かった・・・
急におしゃべりになり、テンション上げて来ました。
「お父さん、前を歩くって楽しい!」
とか言い出して、今までとは比べ物にならないペースでグイグイと急登を上げ始めます。
今までのスローペースはなんだったんでしょう。
もう私がついていけない・・・
![]()
写真を撮る振りをして立ち止まってみたり。
振り返ると歩いてきた稜線。
ホントにここの道は良い道です。
![]()
あっと言う間にスカイラインのガードロープが見え初めて来ました。
先ほどの先行された方も、ここはゆっくりだったようで、
直ぐに背中が見えたぐらいでした。
![]()
11:15
平湯・十石山登山道口到着です。
スゲー、あんなに遅れていたのに、硫黄岳からのCTは定刻通りでした。
ここの急登、凄い速さでした!
息子は急に元気になり、おしゃべりも止まりません。
このペースで行っても良かったのですが、
まだまだ先も長いので休憩をとることにしました。
行動食を摂りながら、
やっと元気になった息子とおしゃべりして景色を眺めます。
ここまで上がってくれば、前半戦終了のような感じです。
ここまで人の気配は殆ど無かったのですが、
今はバスも自転車もバンバン通ります。
なんだか安心感♪
30分ほどのんびりしました。
さーて、それでは剣ヶ峰を目指しましょう!
続く
次は線を繋いで平湯から乗鞍岳へ。
ホントは先週行きたかったのですが、
天候が怪しいので1週間待ってました。
しかし結果オーライ、非常に好天の素晴らしい稜線歩きになりました。
それは行きましょう。
7月11日
朝4時過ぎに自宅を出発します。
今回もカミさんに迷惑をかけて、
歩き出しの位置まで車で送ってもらいます。
平湯温泉スキー場の入口、
あんき屋さんに登山届けの提出場所があります。
そして今日はここから乗鞍へ・・・
行きません
前回ヘトヘトでスキー場を下りてきた息子が、
どうしてもこのスキー場を歩きたく無いと言い張りました。
仕方ないのでこのまま安房峠を走り・・・
前回安房峠からスキー場へと入り込む連絡通路にて、
カミさんに下ろしてもらいました。
まぁ、標高も稼げるからぐっと楽になりますね。
今日の行程も長いので、これくらいのズルを
させて下さい。
5:30歩き始めました。
前回はヘトヘトでトボトボと歩いた砂利道。
雨の中20分かけてスキー場へ行きましたが、今回は流石に元気です。
15分でスキー場へ来ました。
今回はココから上を目指します。
この辺で丁度平湯峠と同じぐらいの高さでしょうか。
スキー場のトップを目指してテクテクと歩いていましたら・・・
!!!
羊の群れ!
上から続々と降りてきます。
そう言えばココは放牧されてるんですよね。
柵越しに見る羊はカワイイのですが、
柵無しでこれだけ迫ってくると、結構な恐怖です。
でもビックリしているのは向こうも同じのようです。
スキー場の端っこを、逃げるように走り抜けて行きました。
息子一言
「お父さん!顔が黒くてかわいい!」
・・・かわいいの?それ
視界が開けて、これから向かう山々が見えてきました。
実際にはあの山のもっと向こうまで行きます。
それにしても、天気が良い!
6:15
と言う訳でスキー場トップ、登山道入口に到着しました。
ここで程よく体も暖まったので、上着を脱いで軽い朝食にします。
おにぎりを少し食べてから出発します。
ん~、天気最高!
穂高が綺麗です♪
槍、西穂、奥穂、前穂、ジャンダルムもくっきり!
歩き出してすぐに三角点がありました、三等ですね。
地図を見て高度計の補正をしておきます。
平湯尾根は水場標識の直前までは上がったり下がったりで、
そんなに高度は上がりません。
長ーい横移動な感じです。
途中で白猿ヶ池がありましたが、
綺麗な写真が撮れなかったので割愛します(^^;
ここの登山道は歩く人が少ないのか、
整備もまだあまり行き届いていません。
倒木がそのままで何度かくぐったり跨いだり、
迂回したりして行きました。
途中で後ろからトレランの方が走ってきました。
どこまで行かれるのかと聞いたら、
今日は平湯キャンプ場に奥さんと子供を残してるので、
「おさんぽ」に来ているそうで。
しばらく走ったら戻ると仰ってました。
と言っても、高度計は1900m付近ですし、
キャンプ場からも相当距離ありますよ・・・
流石、お散歩のレベルが違います。
7:45
登山道入口から1:30ほどコースタイムどおりで水場標識に到着しました。
「夏場は水か枯れます」
と書いてありました。
でも今は音でハッキリと水量があるのが分かります。
腰をかける場所も無いので、
ココは休憩を取らずにそのまま通過しました。
水場標識を過ぎると、少し道の様子が変わってきます。
藪濃くなってきたり・・・
急登が出始めました。
ようやく高度計もガンガン上がり始めます。
ちなみに、地図上では水場標識より先は
平湯尾根ではなく金山尾根と言うようです。
三角点では無いですね。。。
これも御料局の境界標でしょうか?
雰囲気も変わり始めて、草地のような景色に変わってくると・・・
8:40権現神社に着きました。
神社で旅の安全を祈願して、後ろを見ると・・・
なんとも大展望な場所です。
ここまでずっと森歩きでしたが、
ようやく景色が広がってきました。
休憩する場所もあったので、ここで2度目の朝食です。
朝食を食べて居ましたら、単独の男性が登って来られました。
軽い挨拶だけしまして、直ぐに発って行かれました。
この日は結局この道ではこの方と先ほどのトレランの方以外に
人と出会う事はありませんでした。
羊には会いましたが(笑
金山岩
権現神社裏の岩山です。
尖った形がなんともかっこいいですね。
ここから十石山まで、一応道があるようです。
さて、9:00再びスタートします。
ここから乗鞍スカイラインの登山道口までCTは2時間です。
ただ、アップダウンの稜線歩き、高度も結構下げたりします。
神社から出て直ぐに雪渓がありました。
道が雪に隠れてしまって分からないので慎重に下っていきましたが、
雪渓を降り切った所から登山道が続いていました。
しかし、道はかなり藪濃くなった場所もあったり・・・
池になっていたり。
なかなかにワイルドです。
でも振り返れば穂高。
最高です。
バックにいつも見えています。
そしてあのザレた急斜面・・・
横切るように無数の足跡が見えます。
なんの動物でしょうか?
かなり気持ちの良い道です♪
子供は雪の上を歩くのが好きですね。
すぐ目の前には四ツ岳は見えます。
小休止中、あまりに景色が綺麗なので、タイマー撮りなどしてみたり・・・
遠くに乗鞍スカイラインが見えます。
バスが走ってますね。
この登山道は、ちょうどあの辺りに出るはずです。
最後にグッと高度を上げる辺りが辛そうです。
目の前には硫黄岳。
山頂は踏みませんが、直下を通過します。
どんどん乗鞍が近づいてきます。
四ツ岳下のとんがった岩、かなりカッコイイですね。
と、あまりの景色の良さに
1人でテンション上げていて気付づきませんでしたが・・・
息子、かなりテンション下がってます。。。
足も遅く、黙ってしまってました。
しまった、気付かなかった。
眠いのか、調子が悪いのか?
何を聞いても
「大丈夫」
と言うだけです。
でも足の進みは遅く・・・
硫黄岳直下で、コースタイムから遅れてしまいました。
息子、遅れながらも硫黄岳を通過します。
再び道は下りになるのに、足の進みも遅いまま・・・
調子悪い?
と聞いても、相変わらず
「大丈夫」
しか言いません。
硫黄岳の下り、開けた所はコマクサの群生地でした。
直ぐ登山道脇や、登山道にまで一生懸命咲いています。
なんとも可愛く、普段花には足も止めない私も、
しばらくは眺めてしまいました。
コマクサ、カワイイです。
好きになっちゃいそうです。
姫ヶ原分岐。
昔はここから平湯大滝まで降りれたようですが、今は行けないようです。
ロープで封鎖されています。
丸山通過。
ここは立ち入り禁止です。
高山植物がかなり群生していました。
入ってはいけないですね。
さて、ここからググっとスカイラインまで高度を上げますが・・・
相変わらず息子のテンションが下がったままです。
やる気があるのか無いのかも分からず、疲れた?と聞いても
「大丈夫」
と一言だけ。
なんだか、1週間も伸ばして天気の良い時を待って、
この景色を見ながらこの道を歩いている。
1人でテンション上げて喜んでいる事が悲しくなってしまいました。
息子も何に気を使ってるのか、
まだ「疲れた」とか「足が痛い」とか言ってくれた方が気が楽です。
思わず「ごめんよ」と言ってしまいました。
急に私が悲しそうな顔をしたのと、ゴメンと言ったのが気になったのか。
「お父さん、ここから僕が前を歩くよ」
急に息子のスイッチが入りました。
スカイラインを見据えて登り始めます。
高度差は150mほどでしょうか?
ここからの息子は凄かった・・・
急におしゃべりになり、テンション上げて来ました。
「お父さん、前を歩くって楽しい!」
とか言い出して、今までとは比べ物にならないペースでグイグイと急登を上げ始めます。
今までのスローペースはなんだったんでしょう。
もう私がついていけない・・・
写真を撮る振りをして立ち止まってみたり。
振り返ると歩いてきた稜線。
ホントにここの道は良い道です。
あっと言う間にスカイラインのガードロープが見え初めて来ました。
先ほどの先行された方も、ここはゆっくりだったようで、
直ぐに背中が見えたぐらいでした。
11:15
平湯・十石山登山道口到着です。
スゲー、あんなに遅れていたのに、硫黄岳からのCTは定刻通りでした。
ここの急登、凄い速さでした!
息子は急に元気になり、おしゃべりも止まりません。
このペースで行っても良かったのですが、
まだまだ先も長いので休憩をとることにしました。
行動食を摂りながら、
やっと元気になった息子とおしゃべりして景色を眺めます。
ここまで上がってくれば、前半戦終了のような感じです。
ここまで人の気配は殆ど無かったのですが、
今はバスも自転車もバンバン通ります。
なんだか安心感♪
30分ほどのんびりしました。
さーて、それでは剣ヶ峰を目指しましょう!
続く