大地を歩こう › 2015年10月
スポンサーリンク
この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
2015年10月27日
【檜尾岳より駒ヶ根駅へ】 日本アルプス横断の旅
10月24日
千畳敷より前回の続きを歩いてきました。
天気予報とにらめっこして、24、25日はずっと好天のはずでしたが、直前になりだんだん雲行きが怪しくなり・・・
出発前日には24日夕刻には風雪、25日は晴れているものの風速20mを超える強風との事。
計画では千畳敷より檜尾岳を経由し、空木岳から池山尾根を降りる予定でした。
ところが25日の荒天では厳しいかと・・・
荷物は一泊二日分、緊急時のテントも持って、とりあえず檜尾岳を目指す事としました。
それでは行きましょう。
10月24日
前日車を走らせて、菅の台バスセンターまで来ました。
まだ日付が変わる前だったので、駐車場はガラガラ。
出口に一番近い所に陣取って車中泊となりました。
いつも通り、一杯引っ掛けます。
ところがこの夜はなかなか寝付けず。。。
未明には、ジーゼルエンジンなのにエンジンを切らずに寝る人が現れて・・・
浅い睡眠となってしまいました。
皆さん、公共の駐車場での車中泊はエンジン停止はマナーですよ。
それでも朝は5時ごろに目が覚めて、モソモソと準備を始めます。
稜線は朝から寒いだろうと予想してるので、平地では暑いぐらいの格好が丁度良いと判断してました。
重ね着をしてチケット売り場に並びます。
なんとか2番目のバスに先頭で乗ることが出来ました。
バスの隣の席に座ったお父様、檜尾橋で降りられるとの事。
私達も檜尾岳に行くのですれ違うかもですね、とお話してお別れしました。
ロープウェーは臨時便が出ることとなり、8時には千畳敷に来ました。
ロープウェーを降りたら登山計画書を提出します。
そして外はこの天気!
超晴れてます。
気温は低く風は出てますが・・・
ロープウェー出口の情報版には
「午後より突風の恐れ有り、稜線歩きは控えて下さい」
との通達が出ていました。
うーん、午前中が勝負かな・・・?
旅の安全を祈願してから、出発する事にしました。
8:20前には千畳敷を後にしました。
ロープウェーから見えた、あのマッチ捧みたいな塔。
電子基準点です。
前回息子に教わりました(^^;
極楽平へ上がる道、日影部分の道には雪が氷に変わっている所がありました。
この段階ではアイゼンは要りません。
ですが、滑らないように足運びには気を使います。
極楽平に上がってきました。
目の前には御嶽山がドーンと。
そして稜線に出た途端、強烈な西風が吹き付けます。
いやー、これは風が強い。。。
ですが景色は綺麗です。
南アルプスが幻想的に見えます。
遠く、富士山まで。
極楽平まで上がってこられた他の方は、皆宝剣岳方面へ行ってしまいました。
さて、私達親子は南へ向かいます。
目指せ、檜尾岳!
行ければ空木岳へ!
道はなだらかな稜線歩きです。
景色も良く歩いててとても気持ちよいのですが、なんせ風が強いです。
体重も装備も重い自分は平気ですが、息子がフラフラと風に煽られてます。
危ないかな?
三ノ沢岳、とても綺麗ですね。
サギダルの頭からピストンでしか行けないと言うのがそそられます。
いつか行ってみたいですね。
10分ほど歩いて、すぐに島田娘に到着です。
名前の由来は雪形らしいです。
御料局の三角点があるはずですが・・・
規制ロープの向こうにあるのか、見当たりませんでした。
服装は冬のようです。
風が冷たいので、これで丁度良い感じでした。
紅葉は大分下の方に行ってしまいましたね。
しらび平の駅あたりが見頃のようです。
島田娘からは高度を徐々に落としていきます。
ハイマツの中を歩いたり、なだらかに気持ちの良い道です。
風が無ければ(^^;
ホントに、景色は最高なんです。
風の強い日は空も澄んで他の山が近くに見えます。
空が高く、青く、前回ここに来た時よりも素晴らしい景色です。
空木岳は遥か遠く、この道が険しい事が想像できます。
稜線がゴツゴツした所のトラバースが終わると・・・
一旦高度を下げます。
向こうには濁沢大峰が見えます。
写真で見ると結構高度を下げるようですが、ここのアップダウンは大した事はありません。
サクサク行きます。
登り返しです。
ここから道は岩っぽくなっていきますが、少し登るとすぐにトップに出ました。
濁沢大峰です。
タイマーで写真を撮りますが、カメラが風に倒されて大変でした。
ホントに風が強いんです。
山頂脇の岩陰に入って小休止&行動食を摂ります。
すると、後ろのハイマツの中に・・・
カワイー(^^)
ピンクリボンの横にペットボトルのキャップ。
しっかりとハイマツにくくりつけてありました。
心が癒されました♪
さて、ここからは少し緊張するところが続きます。
ちらりと覗くと、向こうには北岳♪
左右がスッパリ行ってる痩せ尾根も行きます。
息子、高度にも大分慣れてきましたね。
ここは落ち込んで滑る沢を降ります。
風も強く危険な箇所を通るので、濁沢大峰の山頂からロープで確保しています。
濁沢大峰から降りてきました。
さて、ここから檜尾岳に登り返します。
約200mの登り返しです。
うーん、下の方の紅葉が綺麗です。
山が燃えています。
登り返しながら後ろを振り返ります。
濁沢大峰からは結構下げるんですよ。
後ろの方に1人、こちら向かって歩いて来ている方がいらっしゃいます。
主脈から少し外れた三ノ沢岳。
後ろの中三ノ沢岳、独標も見えてきました。
構えていた登り返しもあっという間に終わりました。
縦走が多いのでアップダウンに体が慣れてきてます。
そして道が緩やかなハイマツの道に変わると・・・
ニュッと山頂が見えました。
檜尾岳です。
息子曰く「ピノキオ岳」だそうです。
愛着を込めてそう呼んでいます。
檜尾岳山頂、頂きました♪
って、ここでもカメラが2度ほど倒れました。
風強すぎです。
三角点は三等でした。
遠く空木岳。
極楽平からココまでよりも、もっと遠いですね。
振り返ると歩いてきた道が見えます。
遠く、玉ノ窪山荘から稜線を歩いた線を繋いできました。
雄大な南アルプス。
来年はアレを歩くのか。。。
仙丈ケ岳、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳、小河内岳・・・
全部を繋ぐ大縦走は、来年の夏の大冒険。
楽しみです♪
南アルプスの向こうには富士山も。
さて、稜線の少しだけ東側。
こちらはまったく風がありません。
わずか数メートルの差でこんなに穏やかです。
ここでお昼ご飯にしながらTTKを始めます。
さて、どうするか・・・
天気は良いですが、とにかく風が強いです。
時間はまだ11時ちょっと。
午後からはさらに風が強くなる予報。
さらにヤマテンの予報では18時より風雪・・・
今の天気の良さからは想像が出来ないです。
風を少し我慢したら空木岳まで行けるんじゃ無いだろうか?
CT通りに歩ければ、16:30には駒峰ヒュッテまで行けます。
アイゼンも持ってきています。
明日の朝雪が積もって風が強くても、
池山尾根を下るだけならなんとか・・・
しかし、懸念事項は駒峰ヒュッテの冬季土間。
人が2~3人入っていたらもう入れません。
一応テントも持ってきてますが、基本緊急用なので計画的なビバークはしたくありません。
そして午後には強くなる風・・・
今日を逃すと、スケジュール的に今年再び中央アルプスに来れる時間はありません。
明日には山が閉ざされてしまうかも知れないですし。
来年、6月にこの稜線を歩けるのかも不明です。
なんとか、今年の内に仙流荘まで歩きたい・・・
色々考えて息子にも聞いたら。
「お父さん、危ない事は辞めようよ。
来年、もし来れたらもう一度空木岳まで歩きたい。
でも今日は、このまま駒ヶ根駅まで歩こうよ。」
慎重派の息子の大人な意見。
間違いないですね。
と言う事で、中央アルプス編は一旦檜尾岳から下山し、駒ヶ根の駅まで道を繋ぐ事としました。
来年もし余裕があれば、再び空木岳まで歩き道を更新する事に決定。
苦渋の決断で中央アルプスを降りることにしました。
さようなら、空木岳。
来年はテントを持たずに木曽殿山荘か駒峰ヒュッテですね。
あの落ち込んだ所、さすがにあそこは厳しいだろうな~・・・
さぁ、そうと決まれば檜尾尾根を下ります。
まずはあの檜尾避難小屋へ行きましょう。
と、ここで檜尾尾根を登って来る人が・・・
なんと、朝バスを降りたお父さん。
4時間かからずにこの尾根を登ってきたようです。
なんと健脚な。。。
お互いの無事に安堵し、またどこかの山で!とお別れしました。
ちなみに、極楽平からここまでは後ろを歩いてきた方1人にこの山頂で会っただけ。
この日歩いた道で出会った方は、このお二方だけでした。
こちらからです。
山頂直下、少し滑りやすい所でした。
冬は怖そうですね、ココ。
そして、小屋跡?
石積みだけが残っていました。
なんともかわいい形の避難小屋です。
息子曰く、「ゼペット爺さんのお家」だそうです。
チラリ、失礼しまーす。
中はとても綺麗です。
使う方がキチンと清掃して使われているようです。
緊急用の備品も揃っていました。
シェラフやマットも。
今日、ここで泊まっても良いな~
と思いましたが、まだお昼なので下山する事にしました。
さぁ、帰ります。
さようなら、檜尾岳。
さぁ、目指す駒ヶ根駅はあの街の中心です。
遠いなぁ~・・・
梯子が折れてます。
ココの尾根、アルミの梯子がとても多かったです。
「水場1分」
ごめんなさい、その1分が行けませんでした。
確認できずです。
対岸の池山尾根です。
ホントはあの尾根を歩いてきたかったです。
来年、歩けるといいな。。。
尾根の上、ハイマツのまぁるい起伏の上にこんな標識。
「小檜尾岳」
地図には無いですけど、なんとなく嬉しいですね♪
小檜尾岳よりハイマツの稜線を下ります。
振り返ると、濁沢大峰が見えます。
あそこはゴツゴツしてますね。
登山道には頻繁に距離の案内板が出てきますので、安心して歩けます。
檜尾尾根は整備された登山道です。
岩の門、通過。
やがて森林限界を下回り、森歩きが始まります。
梯子も何度も通ります。
ようやく赤沢の頭に来ました。
ここで大休止です。
地図上ではここに三角点があるはずなので、周りを探したのですが・・・
見つけられませんでした。
息子、楽しみにしていただけにしょんぼりしてました。
後から調べたら、写真の看板の木の根元に隠れているらしいですね。
事前に調べておけば良かったです。
休憩も終わって、少し肩を落として出発となりました。
少し下ると、しらび平に向かう林道が見えました。
バスも走ってますね。
まだまだ下ります。
赤沢の頭を過ぎると、登山道の様子が少し変わり、歩きやすい道へと変化していきます。
なんとなく街も近づいてきたような気がします♪
登山道はふっかふかの落ち葉に埋もれ始めてきました。
足に優しい感じで気持ち良い♪
コレくらいの標高が、丁度紅葉の見ごろぐらいでした。
落ち葉が吹雪く、素敵な登山道です。
小さな沢に水が流れていました。
地図上の水場でしょうか?
この後、数度沢筋を通りましたが、どこにも「水場」の文字は無かったです。
ここの水は飲めるのでしょうか?
標高も1300mを切りました、もう少しだよ。
この辺まで来ると息子も大分足にきているようです。
落し物のようです。
木の上に置いてありました。
下に道が見えたと思ったら、ちょうどバスが通りました。
ようやく登山道終了!
よく頑張ったね!
標高差1700m程の長い尾根でした。
いぇーい♪
さて、檜尾橋のバス停ですが・・・
ここで登山靴からランニングシューズに履き替えます。
息子は駿足です。
さぁ、街まで行きましょう。
この時点で時間は16:30です。
菅ノ台のバスセンターまで5キロ強。
1時間ちょっとの歩きです。
ふと山頂方面を見ると、怪しい雲が立ち上がっていました。
ホントに上は風雪かもしれないですね。
やっぱり下山して正解でした。
凄まじい速さで流れる雲を見てそう思いました。
時間は17時。
さすがに日も短くなり既に暗くなってきました。
バスも通るのでヘッデンをつけながら歩く事に。
道幅も狭いので通行車に要注意です。
バスが通るたびに中に乗ってる他のお客さんに指を指されます。
地蔵平のバス停です。
まだ少し明るいのですが、フラッシュを炊くと夜のようです。
そしてそのお地蔵様。
薄暗いとちょっと怖い感じです(^^;
やがて林道終了地点へ。
ようやく人里近くへ降りてきました。
橋を渡ると人の営みが見えます。
絶大な安心感です。
でもまだ18時前なんですけどね。
そしてぴったり18時、菅ノ台バスセンターに帰ってきました。
凄いですね、ここからバスとロープウェーを乗り継いで行ったところから、歩いて帰ってきたわけです。
歩くって凄い!
さて、車に大きなザックを置いて小休止。
息子も少し車でコロンとしたりして、足を休めました。
でもおなかも空いたので、今度はご飯を食べに歩いて駅まで行く事に♪
さぁ、駒ヶ根の駅まで歩きましょう。
約4キロです。
少し歩くと名前に惹かれるラーメン屋さん。
「雷音」
響きがカッコイイですよ。
でも息子の気分はソースカツ丼らしいです。
高速道路をくぐった所のバス停の名前。
名前の由来が気になります。
インター入口は地下道へ。
ここには・・・
地元小学生たちの力作がたくさん描かれています。
なんともカワイイ地下道ですね♪
あった~♪
もう、おなかペッコペコです。
ソースカツ、ドーン!
うーん、ここのお店、とっても美味しかったです。
少し待ちましたが、待った甲斐がありました!
明治亭のソースカツ丼、おススメです!
さて、ご飯を食べ終わったら20時です。
いい加減遅い時間ですね、急いで駅まで行きましょう。
すっかり元気になったので、軽いランで駅を目指します。
交差点の不思議な石柱。
何でしょう?
駅前商店街です。
土曜の夜は、シャッターが殆ど下りてますね~。
駅前です。
中央アルプスに南アルプス!
今回歩いた所と今度歩くところをこれでシミュレーションしました♪
息子も少しイメージができたようです。
と言う事で、20:20に駒ヶ根駅に到着しました!
千畳敷から檜尾岳経由で駒ヶ根駅です。
旅も中央アルプスを越えて、次からいよいよ南アルプスを目指す事になります。
空木岳まで行けなかったのは残念ですが、それもまた人生、これもまた旅。
大事なのは歩き続ける事、諦めない事ですね。
2015年 10月24日
歩行距離19.02km
累積標高差 登り 574m
下り2533m
日本横断へ
総日数 16日間
総歩行距離 244.01km
総累積標高差 登り15602m
下り17366m
(※SMRT標高による)
また一歩、太平洋に近づいた!
千畳敷より前回の続きを歩いてきました。
天気予報とにらめっこして、24、25日はずっと好天のはずでしたが、直前になりだんだん雲行きが怪しくなり・・・
出発前日には24日夕刻には風雪、25日は晴れているものの風速20mを超える強風との事。
計画では千畳敷より檜尾岳を経由し、空木岳から池山尾根を降りる予定でした。
ところが25日の荒天では厳しいかと・・・
荷物は一泊二日分、緊急時のテントも持って、とりあえず檜尾岳を目指す事としました。
それでは行きましょう。
10月24日
前日車を走らせて、菅の台バスセンターまで来ました。
まだ日付が変わる前だったので、駐車場はガラガラ。
出口に一番近い所に陣取って車中泊となりました。
いつも通り、一杯引っ掛けます。
ところがこの夜はなかなか寝付けず。。。
未明には、ジーゼルエンジンなのにエンジンを切らずに寝る人が現れて・・・
浅い睡眠となってしまいました。
皆さん、公共の駐車場での車中泊はエンジン停止はマナーですよ。
それでも朝は5時ごろに目が覚めて、モソモソと準備を始めます。
稜線は朝から寒いだろうと予想してるので、平地では暑いぐらいの格好が丁度良いと判断してました。
重ね着をしてチケット売り場に並びます。
なんとか2番目のバスに先頭で乗ることが出来ました。
バスの隣の席に座ったお父様、檜尾橋で降りられるとの事。
私達も檜尾岳に行くのですれ違うかもですね、とお話してお別れしました。
ロープウェーは臨時便が出ることとなり、8時には千畳敷に来ました。
ロープウェーを降りたら登山計画書を提出します。
そして外はこの天気!
超晴れてます。
気温は低く風は出てますが・・・
ロープウェー出口の情報版には
「午後より突風の恐れ有り、稜線歩きは控えて下さい」
との通達が出ていました。
うーん、午前中が勝負かな・・・?
旅の安全を祈願してから、出発する事にしました。
8:20前には千畳敷を後にしました。
ロープウェーから見えた、あのマッチ捧みたいな塔。
電子基準点です。
前回息子に教わりました(^^;
極楽平へ上がる道、日影部分の道には雪が氷に変わっている所がありました。
この段階ではアイゼンは要りません。
ですが、滑らないように足運びには気を使います。
極楽平に上がってきました。
目の前には御嶽山がドーンと。
そして稜線に出た途端、強烈な西風が吹き付けます。
いやー、これは風が強い。。。
ですが景色は綺麗です。
南アルプスが幻想的に見えます。
遠く、富士山まで。
極楽平まで上がってこられた他の方は、皆宝剣岳方面へ行ってしまいました。
さて、私達親子は南へ向かいます。
目指せ、檜尾岳!
行ければ空木岳へ!
道はなだらかな稜線歩きです。
景色も良く歩いててとても気持ちよいのですが、なんせ風が強いです。
体重も装備も重い自分は平気ですが、息子がフラフラと風に煽られてます。
危ないかな?
三ノ沢岳、とても綺麗ですね。
サギダルの頭からピストンでしか行けないと言うのがそそられます。
いつか行ってみたいですね。
10分ほど歩いて、すぐに島田娘に到着です。
名前の由来は雪形らしいです。
御料局の三角点があるはずですが・・・
規制ロープの向こうにあるのか、見当たりませんでした。
服装は冬のようです。
風が冷たいので、これで丁度良い感じでした。
紅葉は大分下の方に行ってしまいましたね。
しらび平の駅あたりが見頃のようです。
島田娘からは高度を徐々に落としていきます。
ハイマツの中を歩いたり、なだらかに気持ちの良い道です。
風が無ければ(^^;
ホントに、景色は最高なんです。
風の強い日は空も澄んで他の山が近くに見えます。
空が高く、青く、前回ここに来た時よりも素晴らしい景色です。
空木岳は遥か遠く、この道が険しい事が想像できます。
稜線がゴツゴツした所のトラバースが終わると・・・
一旦高度を下げます。
向こうには濁沢大峰が見えます。
写真で見ると結構高度を下げるようですが、ここのアップダウンは大した事はありません。
サクサク行きます。
登り返しです。
ここから道は岩っぽくなっていきますが、少し登るとすぐにトップに出ました。
濁沢大峰です。
タイマーで写真を撮りますが、カメラが風に倒されて大変でした。
ホントに風が強いんです。
山頂脇の岩陰に入って小休止&行動食を摂ります。
すると、後ろのハイマツの中に・・・
カワイー(^^)
ピンクリボンの横にペットボトルのキャップ。
しっかりとハイマツにくくりつけてありました。
心が癒されました♪
さて、ここからは少し緊張するところが続きます。
ちらりと覗くと、向こうには北岳♪
左右がスッパリ行ってる痩せ尾根も行きます。
息子、高度にも大分慣れてきましたね。
ここは落ち込んで滑る沢を降ります。
風も強く危険な箇所を通るので、濁沢大峰の山頂からロープで確保しています。
濁沢大峰から降りてきました。
さて、ここから檜尾岳に登り返します。
約200mの登り返しです。
うーん、下の方の紅葉が綺麗です。
山が燃えています。
登り返しながら後ろを振り返ります。
濁沢大峰からは結構下げるんですよ。
後ろの方に1人、こちら向かって歩いて来ている方がいらっしゃいます。
主脈から少し外れた三ノ沢岳。
後ろの中三ノ沢岳、独標も見えてきました。
構えていた登り返しもあっという間に終わりました。
縦走が多いのでアップダウンに体が慣れてきてます。
そして道が緩やかなハイマツの道に変わると・・・
ニュッと山頂が見えました。
檜尾岳です。
息子曰く「ピノキオ岳」だそうです。
愛着を込めてそう呼んでいます。
檜尾岳山頂、頂きました♪
って、ここでもカメラが2度ほど倒れました。
風強すぎです。
三角点は三等でした。
遠く空木岳。
極楽平からココまでよりも、もっと遠いですね。
振り返ると歩いてきた道が見えます。
遠く、玉ノ窪山荘から稜線を歩いた線を繋いできました。
雄大な南アルプス。
来年はアレを歩くのか。。。
仙丈ケ岳、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳、小河内岳・・・
全部を繋ぐ大縦走は、来年の夏の大冒険。
楽しみです♪
南アルプスの向こうには富士山も。
さて、稜線の少しだけ東側。
こちらはまったく風がありません。
わずか数メートルの差でこんなに穏やかです。
ここでお昼ご飯にしながらTTKを始めます。
さて、どうするか・・・
天気は良いですが、とにかく風が強いです。
時間はまだ11時ちょっと。
午後からはさらに風が強くなる予報。
さらにヤマテンの予報では18時より風雪・・・
今の天気の良さからは想像が出来ないです。
風を少し我慢したら空木岳まで行けるんじゃ無いだろうか?
CT通りに歩ければ、16:30には駒峰ヒュッテまで行けます。
アイゼンも持ってきています。
明日の朝雪が積もって風が強くても、
池山尾根を下るだけならなんとか・・・
しかし、懸念事項は駒峰ヒュッテの冬季土間。
人が2~3人入っていたらもう入れません。
一応テントも持ってきてますが、基本緊急用なので計画的なビバークはしたくありません。
そして午後には強くなる風・・・
今日を逃すと、スケジュール的に今年再び中央アルプスに来れる時間はありません。
明日には山が閉ざされてしまうかも知れないですし。
来年、6月にこの稜線を歩けるのかも不明です。
なんとか、今年の内に仙流荘まで歩きたい・・・
色々考えて息子にも聞いたら。
「お父さん、危ない事は辞めようよ。
来年、もし来れたらもう一度空木岳まで歩きたい。
でも今日は、このまま駒ヶ根駅まで歩こうよ。」
慎重派の息子の大人な意見。
間違いないですね。
と言う事で、中央アルプス編は一旦檜尾岳から下山し、駒ヶ根の駅まで道を繋ぐ事としました。
来年もし余裕があれば、再び空木岳まで歩き道を更新する事に決定。
苦渋の決断で中央アルプスを降りることにしました。
さようなら、空木岳。
来年はテントを持たずに木曽殿山荘か駒峰ヒュッテですね。
あの落ち込んだ所、さすがにあそこは厳しいだろうな~・・・
さぁ、そうと決まれば檜尾尾根を下ります。
まずはあの檜尾避難小屋へ行きましょう。
と、ここで檜尾尾根を登って来る人が・・・
なんと、朝バスを降りたお父さん。
4時間かからずにこの尾根を登ってきたようです。
なんと健脚な。。。
お互いの無事に安堵し、またどこかの山で!とお別れしました。
ちなみに、極楽平からここまでは後ろを歩いてきた方1人にこの山頂で会っただけ。
この日歩いた道で出会った方は、このお二方だけでした。
こちらからです。
山頂直下、少し滑りやすい所でした。
冬は怖そうですね、ココ。
そして、小屋跡?
石積みだけが残っていました。
なんともかわいい形の避難小屋です。
息子曰く、「ゼペット爺さんのお家」だそうです。
チラリ、失礼しまーす。
中はとても綺麗です。
使う方がキチンと清掃して使われているようです。
緊急用の備品も揃っていました。
シェラフやマットも。
今日、ここで泊まっても良いな~
と思いましたが、まだお昼なので下山する事にしました。
さぁ、帰ります。
さようなら、檜尾岳。
さぁ、目指す駒ヶ根駅はあの街の中心です。
遠いなぁ~・・・
梯子が折れてます。
ココの尾根、アルミの梯子がとても多かったです。
「水場1分」
ごめんなさい、その1分が行けませんでした。
確認できずです。
対岸の池山尾根です。
ホントはあの尾根を歩いてきたかったです。
来年、歩けるといいな。。。
尾根の上、ハイマツのまぁるい起伏の上にこんな標識。
「小檜尾岳」
地図には無いですけど、なんとなく嬉しいですね♪
小檜尾岳よりハイマツの稜線を下ります。
振り返ると、濁沢大峰が見えます。
あそこはゴツゴツしてますね。
登山道には頻繁に距離の案内板が出てきますので、安心して歩けます。
檜尾尾根は整備された登山道です。
岩の門、通過。
やがて森林限界を下回り、森歩きが始まります。
梯子も何度も通ります。
ようやく赤沢の頭に来ました。
ここで大休止です。
地図上ではここに三角点があるはずなので、周りを探したのですが・・・
見つけられませんでした。
息子、楽しみにしていただけにしょんぼりしてました。
後から調べたら、写真の看板の木の根元に隠れているらしいですね。
事前に調べておけば良かったです。
休憩も終わって、少し肩を落として出発となりました。
少し下ると、しらび平に向かう林道が見えました。
バスも走ってますね。
まだまだ下ります。
赤沢の頭を過ぎると、登山道の様子が少し変わり、歩きやすい道へと変化していきます。
なんとなく街も近づいてきたような気がします♪
登山道はふっかふかの落ち葉に埋もれ始めてきました。
足に優しい感じで気持ち良い♪
コレくらいの標高が、丁度紅葉の見ごろぐらいでした。
落ち葉が吹雪く、素敵な登山道です。
小さな沢に水が流れていました。
地図上の水場でしょうか?
この後、数度沢筋を通りましたが、どこにも「水場」の文字は無かったです。
ここの水は飲めるのでしょうか?
標高も1300mを切りました、もう少しだよ。
この辺まで来ると息子も大分足にきているようです。
落し物のようです。
木の上に置いてありました。
下に道が見えたと思ったら、ちょうどバスが通りました。
ようやく登山道終了!
よく頑張ったね!
標高差1700m程の長い尾根でした。
いぇーい♪
さて、檜尾橋のバス停ですが・・・
ここで登山靴からランニングシューズに履き替えます。
息子は駿足です。
さぁ、街まで行きましょう。
この時点で時間は16:30です。
菅ノ台のバスセンターまで5キロ強。
1時間ちょっとの歩きです。
ふと山頂方面を見ると、怪しい雲が立ち上がっていました。
ホントに上は風雪かもしれないですね。
やっぱり下山して正解でした。
凄まじい速さで流れる雲を見てそう思いました。
時間は17時。
さすがに日も短くなり既に暗くなってきました。
バスも通るのでヘッデンをつけながら歩く事に。
道幅も狭いので通行車に要注意です。
バスが通るたびに中に乗ってる他のお客さんに指を指されます。
地蔵平のバス停です。
まだ少し明るいのですが、フラッシュを炊くと夜のようです。
そしてそのお地蔵様。
薄暗いとちょっと怖い感じです(^^;
やがて林道終了地点へ。
ようやく人里近くへ降りてきました。
橋を渡ると人の営みが見えます。
絶大な安心感です。
でもまだ18時前なんですけどね。
そしてぴったり18時、菅ノ台バスセンターに帰ってきました。
凄いですね、ここからバスとロープウェーを乗り継いで行ったところから、歩いて帰ってきたわけです。
歩くって凄い!
さて、車に大きなザックを置いて小休止。
息子も少し車でコロンとしたりして、足を休めました。
でもおなかも空いたので、今度はご飯を食べに歩いて駅まで行く事に♪
さぁ、駒ヶ根の駅まで歩きましょう。
約4キロです。
少し歩くと名前に惹かれるラーメン屋さん。
「雷音」
響きがカッコイイですよ。
でも息子の気分はソースカツ丼らしいです。
高速道路をくぐった所のバス停の名前。
名前の由来が気になります。
インター入口は地下道へ。
ここには・・・
地元小学生たちの力作がたくさん描かれています。
なんともカワイイ地下道ですね♪
あった~♪
もう、おなかペッコペコです。
ソースカツ、ドーン!
うーん、ここのお店、とっても美味しかったです。
少し待ちましたが、待った甲斐がありました!
明治亭のソースカツ丼、おススメです!
さて、ご飯を食べ終わったら20時です。
いい加減遅い時間ですね、急いで駅まで行きましょう。
すっかり元気になったので、軽いランで駅を目指します。
交差点の不思議な石柱。
何でしょう?
駅前商店街です。
土曜の夜は、シャッターが殆ど下りてますね~。
駅前です。
中央アルプスに南アルプス!
今回歩いた所と今度歩くところをこれでシミュレーションしました♪
息子も少しイメージができたようです。
と言う事で、20:20に駒ヶ根駅に到着しました!
千畳敷から檜尾岳経由で駒ヶ根駅です。
旅も中央アルプスを越えて、次からいよいよ南アルプスを目指す事になります。
空木岳まで行けなかったのは残念ですが、それもまた人生、これもまた旅。
大事なのは歩き続ける事、諦めない事ですね。
2015年 10月24日
歩行距離19.02km
累積標高差 登り 574m
下り2533m
日本横断へ
総日数 16日間
総歩行距離 244.01km
総累積標高差 登り15602m
下り17366m
(※SMRT標高による)
また一歩、太平洋に近づいた!
2015年10月13日
【木曽駒ケ岳・宝剣岳】 日本アルプス横断の旅 コガラ口より福島Bコース ~ 千畳敷
10月10日
中央アルプスへ行ってきました。
3連休で一気に中央アルプス、木曽駒ヶ岳から空木岳まで!
なんて思ってましたが、荒天の為に泣く泣く日帰り計画に変更です。
それではいつもの行きましょう。
前日、出発直前まで迷っていました。
運よく天候が変わり、11日は晴れちゃったりするんじゃないだろうか・・・?
やっぱり縦走してよかった!って思うんじゃないだろうか・・・
と都合の良い事ばかり考えていましたが、やはり直前に変更。
縦走のパッキングを崩し、日帰りの軽装に換えての出発としました。
子供と一緒の登山なので、無理な計画は禁物です。
夜中に車を走らせて、木曽福島の道の駅を目指します。
日付が変わる前に到着し、一杯引っ掛けてから睡眠をとりました。
車中泊の割りにしっかりとした睡眠が取れ、朝4時に起きました。
朝の儀式を済ませて息子を起こします。
息子も朝の儀式を行っているうちに、お湯を沸かしたりしておきます。
一通り作業が終わったら、そのままコガラ口へ。
5:30 ヒルトップ前スタートです。
ちなみに車は家内が乗って、そのまま駒ヶ根へ。
理解ある家族に感謝です。
この時間、コガラ口の駐車場には車が3台ほどでした。
登山計画書を提出します。
前回はココまで歩いたので、今日は続きです。
後ろを振り返ると、雲海です。
今日は穂高はまだ見えないですね。
うっすらと霞んでいます。
登山道は最初、林道を登っていきます。
砂防ダムの工事用の林道なので、今は使われていません。
荒れていて斜度もありますね、歩きにくかったです。
しばらく歩くと、砂防ダムの横の岩に「登山道」の案内がありました。
従って川に向かうと・・・
渡渉点です。
ここまでCTは1時間でしたが40分ほどで歩いて来れました。
やはり日帰り軽装にしたのが効いてますね。
ここの中州で軽く腹ごしらえ&小休止です。
渡渉後はようやく本格的な登山道になります。
道はジグザクに上がり、急登となりました。
4合目付近から尾根筋に出ます。
それでもしばらくは急な登りが続きます。
ゆっくりゆっくりと足を上げます。
荷物が軽いって、なんて楽なんでしょう。
4合半、力水!
少しずつですが水は出ていました。
冷たくて美味しい水です。
息子曰く
「お父さん、美味しいね!」
と、ホントに違いが分かるのかな?
朝日にロックオン!
ようやく日が見えてきました♪
寒かった・・・
5合目直前です。
見やすいのですが、木に赤い文字が書いてあるって結構エグいです。。。
夜間歩行では見たくないですね。。。
で、5合目。
テンポ良くこう言うのが現れるので、こまめに小休止が取れます。
おかげで大休止する事無く歩けます。
5合目を過ぎると、少し道は緩やかになります。
この後、トレランの方が追いついて来まして少しお話しました。
私達が2時間強歩いてきたところを、わずか40分・・・
凄く速いです!
その後、軽やかに立ち去っていきました。
カッコイイですね。
地図には無い6合目。
もちろん小休止です。
小気味の良い道です♪
さらに「一休み」の案内。
それぞれに小休止を取るので体がとても楽です。
道が一旦下りに入ったりすると・・・
見晴台に出ます。
ここは左右がスッパリ落ちてるので転ばないように注意です。
見晴台からは絶景です。
雲海に広がる御岳山に乗鞍岳。
乗鞍岳に北アルプス!
穂高様に槍様!
綺麗です♪
見晴台を過ぎると、ニョキっと小屋が現れました。
7合目避難小屋です。
失礼します。
チラリと覗き見。
キチンと管理されていて、とても綺麗な避難小屋です。
トイレも水洗でした。
良い所ですね~。
ここは色々な道への分岐点です。
息子、地図を見ながら
「お父さん、麦草岳に三角点があるよ。僕行きたい!」
と。
いや、今日行くと下山に間に合わなくなるので丁重に辞退して頂きました。
また今度来ようね。
さてそれでは行きましょう。
木曽駒ヶ岳の山頂が見えます。
しばらくは麦草岳をトラバースするように水平移動ですが、結構な場所を通ったりします。
2444mポイント。
S-mixって何でしょう?
大きな岩がゴロゴロしている所に出ました。
地図には「山姥岩」と書いてあります。
名前が怖いですね。
そしてこの辺で藪に入る黒い大きな影を見ました。
私達も早々に立ち去りました。
麦草岳を見上げます。
あそこに三角点が・・・
息子がソワソワしています、また今度。
大きな霜柱。
昨夜はどれだけ下がったんでしょうか?
この時も結構寒かったです(>_<)
左はスパーンと落ちてます。
結構な所も通ります。
今にも抜けそうな木道もあります。
木道の支えになっている鉄パイプの上に足を乗せて歩きます。
8合目の水場に到着です!
ここの水場はふんだんに出ていました。
秋口なのに涸れないんですね。
流れる水も氷ってました。
さて、それでは稜線の玉ノ窪山荘を目指しましょう。
振り返るとここまで登ってきた道が見返せます。
気持ち良いですね♪
水場から1時間ほどで玉ノ窪山荘に到着しました。
稜線に出た瞬間に風は強めです。
一気に体温が下がりそうで下ので、ここで上着を追加して羽織ます。
おぉ、稜線の向こうには宝剣岳、遠くに檜尾岳、空木岳が望めます。
今回は行けないですが、また次回あそこまで行かないとですね。
小屋上の岩陰で風をしのぎながら昼食を少し摂り、それから再スタートです。
この日、コガラ口から山頂までのCTは7:10でした。
12:00までに木曽駒ヶ岳の山頂に着ければ、宝剣岳を越えて極楽平まで。
もし12:00を超えてしまっていたら、宝剣岳はピストンで下山の計画でした。
でも順調に12時前に山頂に着きそうです♪
頂上木曽小屋まで来ました。
ホントに山頂直下にあるんですね。
上から見るととても分かりやすいです。
さぁ、もうすぐだよ。
山頂へはいつも息子を先に行かせます。
11:50 木曽駒ヶ岳山頂!
お昼前に頑張りました!
久しぶりに見る一等三角点です。
9日間の旅でも見ませんでしたし・・・
乗鞍以来ですね。
遠く富士山も見えます。
もっと天気が良ければ最高でしたね。
木曽駒の山頂から急激に人が増え、今まで静か過ぎた事のギャップに耐えられずに、そそくさと山頂は退散です。
駒ケ岳頂上山荘です。
計画ではここのテン場で幕営でしたが、風が強く寒いです。
明日は荒天の予報ですし。。。
この日幕営してた方々は大丈夫だったでしょうか?
頂上山荘は既に営業が終了していました。
人の流れに乗って、そのまま中岳へ登り、すぐに下ります。
向こうには宝剣山荘と宝剣岳。
宝剣山荘では暖かい豚汁にて体を温めます。
やっぱり稜線は寒いですね。
小休止が終わったので外に出ます。
ここから息子はヘルメット、スリングのチェストハーネス装備で行きます。
寒いと訴えるので目出帽も被せましたが、怪しすぎます(笑
それでは宝剣岳へ行きましょう。
CTは20分とありましたが、そこまでかからないと思います。
難易度もそれほど高くないですが、落ちると怪我するぐらいです。
岩場に慣れてきた息子が鎖を頼らないぐらいですね。
上手くクラックに引っ掛けて登っていきます。
ボルダリング始めてから、ホントに岩場に強くなりました。
13:20
と言う事で、宝剣岳の山頂、頂きました♪
少し写真待ちしました。
飛びます。
良い子は真似しないように。
南側へ続く稜線。
遠く空木岳が見えます。
今回は行けませんね、待っててください。
お約束①
この突き出した岩、高度感抜群です。
縦に撮って欲しかったな~。
息子撮影。
お約束②
大きな岩をくぐります。
宝剣岳は山頂から南側、三ノ沢岳分岐までが核心ですね。
こちら側、なかなか険しくて楽しい道です。
チキンな息子も岩場が楽しくなってきたのか、昔ほど怖がらずに歩けるようになりました。
それでもハーネスを鎖にかけるのに必至です。
足を器用に引っ掛けてます(笑
木曽前岳、玉ノ窪山荘が遠くなってきました。
左右が切れ落ちた岩を通過します。
息子、腰が引けてます。
それでもスイスイ行ける様になりました。
14:00、宝剣山荘から1時間で三ノ沢岳分岐に到着です。
核心は終了しました。
楽しかった~♪
後は極楽平までの気持ちの良い稜線歩き。
10分ほどですが、こんな稜線は大好きです。
しつこいようですが、ホントに晴れてたら最高だったでしょう。
極楽平です。
今回の旅はここまで。
この先の稜線は次回ですね、名残惜しいですが帰りましょう。
稜線から千畳敷側に下り始めます。
すぐに強い風は無くなり、体が楽になりました。
上着も脱いで、息子のヘルメットも外します。
あっという間にロープウェーです。
こんな建物なんですね、ホテルが併設されています。
初めて来ました。
無事に山を歩かせて貰った事に感謝し、報告します。
後ろには大きくサギダルの頭。
下から見ると、宝剣岳はかなり尖ってますね、カッコイイです。
あの稜線を歩いてきたんだな~。
と、千畳敷は凄い人でした。
下りのロープウェーは整理券を配ってまして、ここで1時間以上待たされてしまいました。
結局、16時過ぎの便で下山です。
ロープウェー乗り場で8℃でした、寒い!(>_<)
稜線はさらに気温が低い上に風が強かったので、体感温度はかなり寒かったはずです。
その後、バスにのって菅ノ台バスセンターまで。
家内と娘が待っててくれました♪
その後、温泉へ。
バスセンターの近くのこまくさの湯はとんでも無い車の台数で、芋洗いになるのを嫌ってもう少し離れたこまゆき荘へ行きました。
下呂温泉より泉質が良いんじゃないかと思うぐらいヌルヌルのお湯でとても良かったです。
この日の宿泊は、そのまま駒ヶ根キャンプセンターへ。
ツリーハウスを1棟借りました。
5人まで¥7200でお値打ちです。
ハウスの下で雨に当らずに自炊できます。
この夜、深夜から大雨でした。
ホントに下山してきて良かったです。
空木まで行けなかった事は残念ですが、間違いの無い判断だったと思ってます。
さて、年内に中央アルプスを歩けるでしょうか・・・?
予定が上手くあわせれば、なんとか・・・
もう、アルプスは冬です。
無理は出来ないですね。
2015年 10月10日
歩行距離10.52km
累積標高差 登り1738m
下り423m
日本横断へ
総日数 15日間
総歩行距離 224.99km
総累積標高差 登り15028m
下り14833m
(※SMRT標高による)
また一歩、太平洋に近づいた!
中央アルプスへ行ってきました。
3連休で一気に中央アルプス、木曽駒ヶ岳から空木岳まで!
なんて思ってましたが、荒天の為に泣く泣く日帰り計画に変更です。
それではいつもの行きましょう。
前日、出発直前まで迷っていました。
運よく天候が変わり、11日は晴れちゃったりするんじゃないだろうか・・・?
やっぱり縦走してよかった!って思うんじゃないだろうか・・・
と都合の良い事ばかり考えていましたが、やはり直前に変更。
縦走のパッキングを崩し、日帰りの軽装に換えての出発としました。
子供と一緒の登山なので、無理な計画は禁物です。
夜中に車を走らせて、木曽福島の道の駅を目指します。
日付が変わる前に到着し、一杯引っ掛けてから睡眠をとりました。
車中泊の割りにしっかりとした睡眠が取れ、朝4時に起きました。
朝の儀式を済ませて息子を起こします。
息子も朝の儀式を行っているうちに、お湯を沸かしたりしておきます。
一通り作業が終わったら、そのままコガラ口へ。
5:30 ヒルトップ前スタートです。
ちなみに車は家内が乗って、そのまま駒ヶ根へ。
理解ある家族に感謝です。
この時間、コガラ口の駐車場には車が3台ほどでした。
登山計画書を提出します。
前回はココまで歩いたので、今日は続きです。
後ろを振り返ると、雲海です。
今日は穂高はまだ見えないですね。
うっすらと霞んでいます。
登山道は最初、林道を登っていきます。
砂防ダムの工事用の林道なので、今は使われていません。
荒れていて斜度もありますね、歩きにくかったです。
しばらく歩くと、砂防ダムの横の岩に「登山道」の案内がありました。
従って川に向かうと・・・
渡渉点です。
ここまでCTは1時間でしたが40分ほどで歩いて来れました。
やはり日帰り軽装にしたのが効いてますね。
ここの中州で軽く腹ごしらえ&小休止です。
渡渉後はようやく本格的な登山道になります。
道はジグザクに上がり、急登となりました。
4合目付近から尾根筋に出ます。
それでもしばらくは急な登りが続きます。
ゆっくりゆっくりと足を上げます。
荷物が軽いって、なんて楽なんでしょう。
4合半、力水!
少しずつですが水は出ていました。
冷たくて美味しい水です。
息子曰く
「お父さん、美味しいね!」
と、ホントに違いが分かるのかな?
朝日にロックオン!
ようやく日が見えてきました♪
寒かった・・・
5合目直前です。
見やすいのですが、木に赤い文字が書いてあるって結構エグいです。。。
夜間歩行では見たくないですね。。。
で、5合目。
テンポ良くこう言うのが現れるので、こまめに小休止が取れます。
おかげで大休止する事無く歩けます。
5合目を過ぎると、少し道は緩やかになります。
この後、トレランの方が追いついて来まして少しお話しました。
私達が2時間強歩いてきたところを、わずか40分・・・
凄く速いです!
その後、軽やかに立ち去っていきました。
カッコイイですね。
地図には無い6合目。
もちろん小休止です。
小気味の良い道です♪
さらに「一休み」の案内。
それぞれに小休止を取るので体がとても楽です。
道が一旦下りに入ったりすると・・・
見晴台に出ます。
ここは左右がスッパリ落ちてるので転ばないように注意です。
見晴台からは絶景です。
雲海に広がる御岳山に乗鞍岳。
乗鞍岳に北アルプス!
穂高様に槍様!
綺麗です♪
見晴台を過ぎると、ニョキっと小屋が現れました。
7合目避難小屋です。
失礼します。
チラリと覗き見。
キチンと管理されていて、とても綺麗な避難小屋です。
トイレも水洗でした。
良い所ですね~。
ここは色々な道への分岐点です。
息子、地図を見ながら
「お父さん、麦草岳に三角点があるよ。僕行きたい!」
と。
いや、今日行くと下山に間に合わなくなるので丁重に辞退して頂きました。
また今度来ようね。
さてそれでは行きましょう。
木曽駒ヶ岳の山頂が見えます。
しばらくは麦草岳をトラバースするように水平移動ですが、結構な場所を通ったりします。
2444mポイント。
S-mixって何でしょう?
大きな岩がゴロゴロしている所に出ました。
地図には「山姥岩」と書いてあります。
名前が怖いですね。
そしてこの辺で藪に入る黒い大きな影を見ました。
私達も早々に立ち去りました。
麦草岳を見上げます。
あそこに三角点が・・・
息子がソワソワしています、また今度。
大きな霜柱。
昨夜はどれだけ下がったんでしょうか?
この時も結構寒かったです(>_<)
左はスパーンと落ちてます。
結構な所も通ります。
今にも抜けそうな木道もあります。
木道の支えになっている鉄パイプの上に足を乗せて歩きます。
8合目の水場に到着です!
ここの水場はふんだんに出ていました。
秋口なのに涸れないんですね。
流れる水も氷ってました。
さて、それでは稜線の玉ノ窪山荘を目指しましょう。
振り返るとここまで登ってきた道が見返せます。
気持ち良いですね♪
水場から1時間ほどで玉ノ窪山荘に到着しました。
稜線に出た瞬間に風は強めです。
一気に体温が下がりそうで下ので、ここで上着を追加して羽織ます。
おぉ、稜線の向こうには宝剣岳、遠くに檜尾岳、空木岳が望めます。
今回は行けないですが、また次回あそこまで行かないとですね。
小屋上の岩陰で風をしのぎながら昼食を少し摂り、それから再スタートです。
この日、コガラ口から山頂までのCTは7:10でした。
12:00までに木曽駒ヶ岳の山頂に着ければ、宝剣岳を越えて極楽平まで。
もし12:00を超えてしまっていたら、宝剣岳はピストンで下山の計画でした。
でも順調に12時前に山頂に着きそうです♪
頂上木曽小屋まで来ました。
ホントに山頂直下にあるんですね。
上から見るととても分かりやすいです。
さぁ、もうすぐだよ。
山頂へはいつも息子を先に行かせます。
11:50 木曽駒ヶ岳山頂!
お昼前に頑張りました!
久しぶりに見る一等三角点です。
9日間の旅でも見ませんでしたし・・・
乗鞍以来ですね。
遠く富士山も見えます。
もっと天気が良ければ最高でしたね。
木曽駒の山頂から急激に人が増え、今まで静か過ぎた事のギャップに耐えられずに、そそくさと山頂は退散です。
駒ケ岳頂上山荘です。
計画ではここのテン場で幕営でしたが、風が強く寒いです。
明日は荒天の予報ですし。。。
この日幕営してた方々は大丈夫だったでしょうか?
頂上山荘は既に営業が終了していました。
人の流れに乗って、そのまま中岳へ登り、すぐに下ります。
向こうには宝剣山荘と宝剣岳。
宝剣山荘では暖かい豚汁にて体を温めます。
やっぱり稜線は寒いですね。
小休止が終わったので外に出ます。
ここから息子はヘルメット、スリングのチェストハーネス装備で行きます。
寒いと訴えるので目出帽も被せましたが、怪しすぎます(笑
それでは宝剣岳へ行きましょう。
CTは20分とありましたが、そこまでかからないと思います。
難易度もそれほど高くないですが、落ちると怪我するぐらいです。
岩場に慣れてきた息子が鎖を頼らないぐらいですね。
上手くクラックに引っ掛けて登っていきます。
ボルダリング始めてから、ホントに岩場に強くなりました。
13:20
と言う事で、宝剣岳の山頂、頂きました♪
少し写真待ちしました。
飛びます。
良い子は真似しないように。
南側へ続く稜線。
遠く空木岳が見えます。
今回は行けませんね、待っててください。
お約束①
この突き出した岩、高度感抜群です。
縦に撮って欲しかったな~。
息子撮影。
お約束②
大きな岩をくぐります。
宝剣岳は山頂から南側、三ノ沢岳分岐までが核心ですね。
こちら側、なかなか険しくて楽しい道です。
チキンな息子も岩場が楽しくなってきたのか、昔ほど怖がらずに歩けるようになりました。
それでもハーネスを鎖にかけるのに必至です。
足を器用に引っ掛けてます(笑
木曽前岳、玉ノ窪山荘が遠くなってきました。
左右が切れ落ちた岩を通過します。
息子、腰が引けてます。
それでもスイスイ行ける様になりました。
14:00、宝剣山荘から1時間で三ノ沢岳分岐に到着です。
核心は終了しました。
楽しかった~♪
後は極楽平までの気持ちの良い稜線歩き。
10分ほどですが、こんな稜線は大好きです。
しつこいようですが、ホントに晴れてたら最高だったでしょう。
極楽平です。
今回の旅はここまで。
この先の稜線は次回ですね、名残惜しいですが帰りましょう。
稜線から千畳敷側に下り始めます。
すぐに強い風は無くなり、体が楽になりました。
上着も脱いで、息子のヘルメットも外します。
あっという間にロープウェーです。
こんな建物なんですね、ホテルが併設されています。
初めて来ました。
無事に山を歩かせて貰った事に感謝し、報告します。
後ろには大きくサギダルの頭。
下から見ると、宝剣岳はかなり尖ってますね、カッコイイです。
あの稜線を歩いてきたんだな~。
と、千畳敷は凄い人でした。
下りのロープウェーは整理券を配ってまして、ここで1時間以上待たされてしまいました。
結局、16時過ぎの便で下山です。
ロープウェー乗り場で8℃でした、寒い!(>_<)
稜線はさらに気温が低い上に風が強かったので、体感温度はかなり寒かったはずです。
その後、バスにのって菅ノ台バスセンターまで。
家内と娘が待っててくれました♪
その後、温泉へ。
バスセンターの近くのこまくさの湯はとんでも無い車の台数で、芋洗いになるのを嫌ってもう少し離れたこまゆき荘へ行きました。
下呂温泉より泉質が良いんじゃないかと思うぐらいヌルヌルのお湯でとても良かったです。
この日の宿泊は、そのまま駒ヶ根キャンプセンターへ。
ツリーハウスを1棟借りました。
5人まで¥7200でお値打ちです。
ハウスの下で雨に当らずに自炊できます。
この夜、深夜から大雨でした。
ホントに下山してきて良かったです。
空木まで行けなかった事は残念ですが、間違いの無い判断だったと思ってます。
さて、年内に中央アルプスを歩けるでしょうか・・・?
予定が上手くあわせれば、なんとか・・・
もう、アルプスは冬です。
無理は出来ないですね。
2015年 10月10日
歩行距離10.52km
累積標高差 登り1738m
下り423m
日本横断へ
総日数 15日間
総歩行距離 224.99km
総累積標高差 登り15028m
下り14833m
(※SMRT標高による)
また一歩、太平洋に近づいた!
2015年10月02日
いよいよ中央アルプスへ
旅もいよいよ次のステップへ入ります。
世間を騒がせたシルバーウィークは仕事で出張に行っていたので、旅の続きは出来ませんでした。
しかし、高山祭りの時は逆にウチの職場はお休みです。
と言う事で、10月10日~12日と中央アルプスへ行ってきます。
前回歩いた木曽福島のコガラ口からスタートし、木曽駒ヶ岳山頂で一泊。
2日目、稜線を歩いて空木岳まで。駒峰ヒュッテに泊まれると良いですね。
3日目は池山尾根を歩いて下山、駒ヶ根の駅まで歩きます。
2日目の行程が長くて少し不安ですが、最後の空木岳への登り、登りに強い息子は大丈夫かと思ってます。
後は寒さ対策をしないとですね。
朝晩は冷え込むので、それなりの装備が必要です。
歩いた軌跡の線も、日本列島を半分近くまで分断してきました。
でもまだ半分ではありません。
今回中央アルプスを抜ければ、半分は超えるでしょう。
年内にどこまで歩けるでしょうか?
そして、来年南アルプスをどう攻めるか・・・?
考えているだけでもワクワクします!
世間を騒がせたシルバーウィークは仕事で出張に行っていたので、旅の続きは出来ませんでした。
しかし、高山祭りの時は逆にウチの職場はお休みです。
と言う事で、10月10日~12日と中央アルプスへ行ってきます。
前回歩いた木曽福島のコガラ口からスタートし、木曽駒ヶ岳山頂で一泊。
2日目、稜線を歩いて空木岳まで。駒峰ヒュッテに泊まれると良いですね。
3日目は池山尾根を歩いて下山、駒ヶ根の駅まで歩きます。
2日目の行程が長くて少し不安ですが、最後の空木岳への登り、登りに強い息子は大丈夫かと思ってます。
後は寒さ対策をしないとですね。
朝晩は冷え込むので、それなりの装備が必要です。
歩いた軌跡の線も、日本列島を半分近くまで分断してきました。
でもまだ半分ではありません。
今回中央アルプスを抜ければ、半分は超えるでしょう。
年内にどこまで歩けるでしょうか?
そして、来年南アルプスをどう攻めるか・・・?
考えているだけでもワクワクします!