大地を歩こう › 買い物
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2014年06月09日
登山靴を買いに
5月の末ですが、登山靴を買いに穂高まで行って来ました。
今まで履いていた登山靴は、13年も前に高山のKONGさんで買ったシリオの靴でした。
丁寧に見立てて頂き、じっくり選んで頂いて買った靴がこれでした。
とても足になじみ、長時間履いていても全く疲れることなく、足が痛くなることも無いとても良い靴です。
それまで靴にこだわりの持ってなかった私は、後にとある事に気づきます。
「こんなに足にフィットする靴はそうは無い」
と言う事です。
ランニング用の靴を買ったり、普段履く靴を買っても、どこか足が痛かったり、疲れてしまったりと、何かしら不具合があるのです。
今まで気にもしなかった違和感を、この靴を履いてから感じるようになりました。
このシリオの靴はとてもお気に入りで、色々な山を歩きました。
ゴアテックスの靴でしたので、バイクツーリングのブーツとしても使い、北海道ツーリングではそのまま利尻山を登ったり、武佐岳を登ったりと凄く気に入った靴なのでしたが・・・
ココ最近の息子との登山で過酷に使いすぎたのか、いや、経年劣化ではあるのですが、ソールがはがれ始めたりしてきたのです。
なんとか自分で修理して修理して使っていたのですが、やはり2泊を越える縦走中にソールが剥がれたら致命的になります。
実際に南アルプスの縦走時は4泊5日の3日目で剥がれてしまいましたが、それを予期して接着剤を持っていっていたので事無きを得ました。
なんとか使っている状況では、登山中に気が気では無くなってしまうので、やはりここは靴を買い換える事にしました。
しかし、幅の広い私の足に合う靴は中々無いだろうと思っていたので、靴はこだわりのある人に見立てて頂くのが一番良いだろうと思い、前々から気になっていました、「バックカントリー穂高」さんにお世話になる事しました。
靴のフィッティングは完全予約制で、かなり長時間をかけて靴を見立てて頂けます。
実は3月末に一度お店に伺っていたのですが、その時私の幅広の足に合う靴が無く、どうしても少しの間履くと足に痺れが出てきてしまっていたのです。
しかし、店長の太田さん曰く
「5月半ば頃に幅の広いモデルが輸入されますので、もう一度来て頂けませんか?」
との事で、入荷されるのを待っていました。
この空間はお店の中でも通常のお客さんは入れないスペースになっているようです。
登山教室の受講生の方、靴のフィッティング、ザックのフィッティング等、予約した人対象の空間のようです。
真ん中の長イスに座り、足のサイズを測ると棚から何足かの靴を店長が持ってきます。
しっかりとした履き方をした後に具合が良さそうだと、その靴を履いたまま店内を10分ほどウロウロします。
履いた瞬間の感覚だけでは無く、暫く足を通した状態で足の痛いところが無いかどうかを確認しているようです。
10分後、靴を脱ぐと少々足の左右がスッとする感じがありました。
正直に店長に訴えると、また違う靴を持ってきて頂き、足を通したら再び10分ほどウロウロ。
これを繰り返すので、靴のフィッテイングだけでかなりの時間がかかります。
棚にはギッシリとLOWAの靴が並んでいます。
最終的に、靴の純正ソールの形状で足の左右が痛くなる事が判明し、別のソールを入れてみたところ・・・
すっかり解決しました。
ぴとっと足に吸い付く感じ、この感じです。
後は、ゴアテックスのモデルにするかカーフモデルにするかを迷ったのですが、やはり日本の気候にはゴアテックスと言う事で、そちらを選びました。
LOWA TIBET GTX WXL
この靴が、また相棒として山を歩く事になります。
さて、購入する靴も決まったのですが、本題はココからです。
革製の登山靴は使用にあたって手入れをしなければならないので、「お手入れセット」も同時購入です。
セットを購入した人は、そのまま「お手入れ講習」を受けることが出来ます。
もちろん、長く大事に使いたいので受講します。
ヌバックレザーは手入れをする事により、防水性、耐久性が飛躍的に向上するとのことで、牛革に関する事を店長に丁寧に説明されながら講習を受けます。
店長自らの指導の下、しっかりとWAXをかけて行きます。
このように、1回目の手入れをする前とした後の違い。
もはや別の靴のようです。
片方の靴を店長が磨き上げながら、もう片方の靴を見よう見真似で指導を受けながら磨き上げて行きました。
なんとか磨きも終わり、こんな感じです。
棚に並んでいるのが新品の靴ですが、私が持っている靴が1度目の手入れが終わった状態です。
さて、お店での指導はココまでになります。
後はコレを2~3日乾燥させて、2度目の手入れ。さらに2~3日経ってから、3度目で仕上げの手入れをします。
約1週間かけてWAXを3回塗りする事により、ヌバックレザーが持つ革の能力を最大限引き出す作業を行います。
さて、3日後・・・
ざっと2回目の手入れが終わったのですが、なかなか店長が磨き上げるように綺麗には行きませんね。
ピカピカ感が足りないような気がします。
ついでに、冬用のスカルパも手入れの道具を購入したので、そちらもWAX加工します。
今までホームセンターで売ってるような市販のWAXしか使ってなかったのですが、今回しっかりしたものを塗りこんだので、質感が変わってきました。
スウェード革なので見た目が変わらないのがあれですが・・・
触った感触はかなり変わりました。
写真には手入れの道具も全て載せてみました。
こんなに色々使うようです。
さて、さらに3日後・・・
3回目の仕上げが終わりました。
WAXコーティングとしてはココまでになります。
うーん、やはり店長がされているほど艶が出てきません。。。
ただ、全体的には綺麗に仕上がっています。
そこで、さらに3日ほど乾燥させてからセットに入っている布で磨いてみる事にしました。
すると・・・
こんな感じで光沢が出てきました。
良い感じですね。
最後に靴紐を通しておしまいです。
さて、これでまた山を歩けますね!
とりあえずは近場の裏山を歩いて慣らさないといけないですね。
しかし、こちらの靴を購入するにあたり、フィッティングからお手入れ講習まで含めて3時間。
たった一足の靴を3時間かけて売る店長の姿には感銘を受けました。
しかも一度お店に伺った時に、とりあえず履けそうな靴を売るような事も無く、合いそうな靴が入荷するまで待って欲しいと言われた事。
私はその時に「この方から靴を買いたい」とはっきり思いました。
とても良い買い物が出来たと思っています。
また10年以上付き合える靴になりますように!
今まで履いていた登山靴は、13年も前に高山のKONGさんで買ったシリオの靴でした。
丁寧に見立てて頂き、じっくり選んで頂いて買った靴がこれでした。
とても足になじみ、長時間履いていても全く疲れることなく、足が痛くなることも無いとても良い靴です。
それまで靴にこだわりの持ってなかった私は、後にとある事に気づきます。
「こんなに足にフィットする靴はそうは無い」
と言う事です。
ランニング用の靴を買ったり、普段履く靴を買っても、どこか足が痛かったり、疲れてしまったりと、何かしら不具合があるのです。
今まで気にもしなかった違和感を、この靴を履いてから感じるようになりました。
このシリオの靴はとてもお気に入りで、色々な山を歩きました。
ゴアテックスの靴でしたので、バイクツーリングのブーツとしても使い、北海道ツーリングではそのまま利尻山を登ったり、武佐岳を登ったりと凄く気に入った靴なのでしたが・・・
ココ最近の息子との登山で過酷に使いすぎたのか、いや、経年劣化ではあるのですが、ソールがはがれ始めたりしてきたのです。
なんとか自分で修理して修理して使っていたのですが、やはり2泊を越える縦走中にソールが剥がれたら致命的になります。
実際に南アルプスの縦走時は4泊5日の3日目で剥がれてしまいましたが、それを予期して接着剤を持っていっていたので事無きを得ました。
なんとか使っている状況では、登山中に気が気では無くなってしまうので、やはりここは靴を買い換える事にしました。
しかし、幅の広い私の足に合う靴は中々無いだろうと思っていたので、靴はこだわりのある人に見立てて頂くのが一番良いだろうと思い、前々から気になっていました、「バックカントリー穂高」さんにお世話になる事しました。
靴のフィッティングは完全予約制で、かなり長時間をかけて靴を見立てて頂けます。
実は3月末に一度お店に伺っていたのですが、その時私の幅広の足に合う靴が無く、どうしても少しの間履くと足に痺れが出てきてしまっていたのです。
しかし、店長の太田さん曰く
「5月半ば頃に幅の広いモデルが輸入されますので、もう一度来て頂けませんか?」
との事で、入荷されるのを待っていました。
この空間はお店の中でも通常のお客さんは入れないスペースになっているようです。
登山教室の受講生の方、靴のフィッティング、ザックのフィッティング等、予約した人対象の空間のようです。
真ん中の長イスに座り、足のサイズを測ると棚から何足かの靴を店長が持ってきます。
しっかりとした履き方をした後に具合が良さそうだと、その靴を履いたまま店内を10分ほどウロウロします。
履いた瞬間の感覚だけでは無く、暫く足を通した状態で足の痛いところが無いかどうかを確認しているようです。
10分後、靴を脱ぐと少々足の左右がスッとする感じがありました。
正直に店長に訴えると、また違う靴を持ってきて頂き、足を通したら再び10分ほどウロウロ。
これを繰り返すので、靴のフィッテイングだけでかなりの時間がかかります。
棚にはギッシリとLOWAの靴が並んでいます。
最終的に、靴の純正ソールの形状で足の左右が痛くなる事が判明し、別のソールを入れてみたところ・・・
すっかり解決しました。
ぴとっと足に吸い付く感じ、この感じです。
後は、ゴアテックスのモデルにするかカーフモデルにするかを迷ったのですが、やはり日本の気候にはゴアテックスと言う事で、そちらを選びました。
LOWA TIBET GTX WXL
この靴が、また相棒として山を歩く事になります。
さて、購入する靴も決まったのですが、本題はココからです。
革製の登山靴は使用にあたって手入れをしなければならないので、「お手入れセット」も同時購入です。
セットを購入した人は、そのまま「お手入れ講習」を受けることが出来ます。
もちろん、長く大事に使いたいので受講します。
ヌバックレザーは手入れをする事により、防水性、耐久性が飛躍的に向上するとのことで、牛革に関する事を店長に丁寧に説明されながら講習を受けます。
店長自らの指導の下、しっかりとWAXをかけて行きます。
このように、1回目の手入れをする前とした後の違い。
もはや別の靴のようです。
片方の靴を店長が磨き上げながら、もう片方の靴を見よう見真似で指導を受けながら磨き上げて行きました。
なんとか磨きも終わり、こんな感じです。
棚に並んでいるのが新品の靴ですが、私が持っている靴が1度目の手入れが終わった状態です。
さて、お店での指導はココまでになります。
後はコレを2~3日乾燥させて、2度目の手入れ。さらに2~3日経ってから、3度目で仕上げの手入れをします。
約1週間かけてWAXを3回塗りする事により、ヌバックレザーが持つ革の能力を最大限引き出す作業を行います。
さて、3日後・・・
ざっと2回目の手入れが終わったのですが、なかなか店長が磨き上げるように綺麗には行きませんね。
ピカピカ感が足りないような気がします。
ついでに、冬用のスカルパも手入れの道具を購入したので、そちらもWAX加工します。
今までホームセンターで売ってるような市販のWAXしか使ってなかったのですが、今回しっかりしたものを塗りこんだので、質感が変わってきました。
スウェード革なので見た目が変わらないのがあれですが・・・
触った感触はかなり変わりました。
写真には手入れの道具も全て載せてみました。
こんなに色々使うようです。
さて、さらに3日後・・・
3回目の仕上げが終わりました。
WAXコーティングとしてはココまでになります。
うーん、やはり店長がされているほど艶が出てきません。。。
ただ、全体的には綺麗に仕上がっています。
そこで、さらに3日ほど乾燥させてからセットに入っている布で磨いてみる事にしました。
すると・・・
こんな感じで光沢が出てきました。
良い感じですね。
最後に靴紐を通しておしまいです。
さて、これでまた山を歩けますね!
とりあえずは近場の裏山を歩いて慣らさないといけないですね。
しかし、こちらの靴を購入するにあたり、フィッティングからお手入れ講習まで含めて3時間。
たった一足の靴を3時間かけて売る店長の姿には感銘を受けました。
しかも一度お店に伺った時に、とりあえず履けそうな靴を売るような事も無く、合いそうな靴が入荷するまで待って欲しいと言われた事。
私はその時に「この方から靴を買いたい」とはっきり思いました。
とても良い買い物が出来たと思っています。
また10年以上付き合える靴になりますように!
2013年07月06日
山道具を買いに
今日は東京の神保町付近へ。
用事で実家へ来たついでに来ました。
この辺は山道具、山スキーのお店が多数点在しているので、物資がとても豊富です。
物資が豊富と言う事は、選択肢が増えるのでありがたい。
そろそろ大きなザックが必要なので、見に来てみました。
皆、黙々とザックを背負ってる。
やっぱり体に合う合わないを確かめるためには、実物を背負わないと。
目星をつけていたザックが体に合う事がわかった所で店員さん登場です。
色々お話した最後に、電卓たたいて
「今ならこの金額でいかがでしょう?」
さすが街は違いますね、いきなり値引くかな。
「ちょっと検討させて下さい」
と言って、ほかの店も周ります。
どの店も、店員さんは一生懸命で最後に電卓をたたきます。
納得の行く金額の出たお店で購入です。
10年以上前、初めて山に登った時、
高山市内の山道具屋さんで道具を一式全て揃えました。
ザック、靴、クッカー、コンロ、etc…
とても親身に相談に乗って頂き、気持ちよく装備を購入しました。
おかげさまで、10年以上経った今でもその道具は大事に使ってますし、靴も修繕しながら履いています。
だから、本当は地元企業にお金を落とすと言う意味でも高山で買いたいのですが…
親身に相談に乗ってくれるだけに、買わない時にとても申し訳なくなってしまうのです。
しかもあの頃は独身だったので湯水のようにお金を使えましたが、
今は家庭も持ち、道具も小遣いの中から少しづつ買い足しています。
よって、少しでも安く買いたいので、今は街まで買い出しです。
と、自分に言い訳のように言い聞かせておく。
今日の東京は暑い。
梅雨明けしたようですね。
エアコンの効いた店内から外に出て街を歩くと、
色々な匂いがします。
近くの駅から電車で帰ろうかと思いましたが、
せっかくだから歩くことに。
神保町から神田方面に歩きさらに東京駅まで歩いてみました。
かつてこの街で仕事をしていましたが、
都会の雑踏が嫌になり田舎へ移りました。
でも、やはり東京は東京。
線路のガード下を歩き、大通りを歩く。
様々な人が行き交う様を眺め、青空を仰ぐ。
この空も、山の空も同じ。
でも、青さは違う。
やっぱり、高山の空は青くて高い。
そんな事を考えながら、30度を超えた街を歩いた。
梅雨の明けた暑さが少し気持ちいい。
湿度は気持ち悪いけど。。。
東京駅まで小一時間の街歩き。
さて、山へ帰ろう。
用事で実家へ来たついでに来ました。
この辺は山道具、山スキーのお店が多数点在しているので、物資がとても豊富です。
物資が豊富と言う事は、選択肢が増えるのでありがたい。
そろそろ大きなザックが必要なので、見に来てみました。
皆、黙々とザックを背負ってる。
やっぱり体に合う合わないを確かめるためには、実物を背負わないと。
目星をつけていたザックが体に合う事がわかった所で店員さん登場です。
色々お話した最後に、電卓たたいて
「今ならこの金額でいかがでしょう?」
さすが街は違いますね、いきなり値引くかな。
「ちょっと検討させて下さい」
と言って、ほかの店も周ります。
どの店も、店員さんは一生懸命で最後に電卓をたたきます。
納得の行く金額の出たお店で購入です。
10年以上前、初めて山に登った時、
高山市内の山道具屋さんで道具を一式全て揃えました。
ザック、靴、クッカー、コンロ、etc…
とても親身に相談に乗って頂き、気持ちよく装備を購入しました。
おかげさまで、10年以上経った今でもその道具は大事に使ってますし、靴も修繕しながら履いています。
だから、本当は地元企業にお金を落とすと言う意味でも高山で買いたいのですが…
親身に相談に乗ってくれるだけに、買わない時にとても申し訳なくなってしまうのです。
しかもあの頃は独身だったので湯水のようにお金を使えましたが、
今は家庭も持ち、道具も小遣いの中から少しづつ買い足しています。
よって、少しでも安く買いたいので、今は街まで買い出しです。
と、自分に言い訳のように言い聞かせておく。
今日の東京は暑い。
梅雨明けしたようですね。
エアコンの効いた店内から外に出て街を歩くと、
色々な匂いがします。
近くの駅から電車で帰ろうかと思いましたが、
せっかくだから歩くことに。
神保町から神田方面に歩きさらに東京駅まで歩いてみました。
かつてこの街で仕事をしていましたが、
都会の雑踏が嫌になり田舎へ移りました。
でも、やはり東京は東京。
線路のガード下を歩き、大通りを歩く。
様々な人が行き交う様を眺め、青空を仰ぐ。
この空も、山の空も同じ。
でも、青さは違う。
やっぱり、高山の空は青くて高い。
そんな事を考えながら、30度を超えた街を歩いた。
梅雨の明けた暑さが少し気持ちいい。
湿度は気持ち悪いけど。。。
東京駅まで小一時間の街歩き。
さて、山へ帰ろう。