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ソンクラーン②

盃状穴②
04 /05 2023
神話学の井本英一先生も、ソンクラーンに言及しています。

「この祭りでは仏像、僧、名士に水をかけ、そのあと、僧は人々に水をかける。
タイ国王の即位式では、国王は五つの河川、四つの海から採取した水を、
自らの王衣にかけ、玉座に座る」


花びらを浮かべた水で邪気を払う、優雅ですね。
タイ水かけ1

「ソンクラーンに頭に水をかける伝統、実際にはほとんど手にかけます。
両親、大人(目上の人)、恩人に敬意と感謝を表すために、
タイのお正月(ソンクラーン)に古くから続けられてきたものです」


かける人もかけられる人も幸せそう。「ほほえみの国」そのもの。
タイ水かけ4

「タイにはお詫びと共に生命の繁栄を祈願するという信仰があり、
この伝統は今も大切に受け継がれています」


PERNさんもお母様に、敬意と感謝と健康を祈って水かけをしました。
タイ水かけ7

「お詫びというのは、もし何か悪行の記憶があれば、
その行いに対するお詫びということで、
水をかけるというのは、
それらを詫びて洗い流すという意味も含まれています」

そういえば日本にも「水に流す」なんて言葉がありますね。

妹さんご一家もお母様に水かけをして、感謝を伝えました。
タイ水かけ8

いいですねぇ。素敵です。伝統が生きています。

日本ではどうでしょうか。
私たちは次の世代にこうした「心」を渡してきたでしょうか。

タイには見習うことがたくさんありそうです。


若者たち、水鉄砲でかけあっています。サバイバルゲームだ!
よく見たら、男女二人が水の集中砲火を浴びています。
日本の新婚さんを祝福する「水かけ祝い」に似ています。

でも私はやっぱり、バケツでバシャーンがいい!
タイ水かけ5

PERNさん、写真と解説、ありがとうございました。

今年ももうすぐ、ソンクラーンですね。

たくさん水を浴びて、\(^o^)/

ますます若く美しく!!

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コメント

非公開コメント

ありがとうございます

ちからひめさま こんばんは
タイ・シンクラーンのお話を取り上げてくださってありがとうございます

そして
タイの伝統的慣習であるソンクラーンの様子をわたしのファミリーの写真で紹介くださってとてもよろこんでいます
今年のソンクラーンわたしたちのファミリーは集まりません
なぜなら母はお友達といっしょにタイワンへツアーに出かけるのです
そしてツィンズの妹は彼女のハズバンドの田舎へゆきます
わたしはレジンデンスのお友達とショッピングに出かけますが、ソンクラーンの日は水から逃げてお家で過ごす予定です

最後に
あなたの愛情あふれるお話にタイ国民として心より感謝します、ありがとうございます。

PFRNさんへ

こちらこそ、お世話になりました。ありがとうございました。
やっぱり地元の方の説明は違います。
ファミリーの方々の写真も、こちらまで心豊かにしてくれました。

水かけは若者たちのエネルギーの発散になりそうですね。
私は花びらを入れた器からの水を手に掛けられてみたいです。
タイはこれから猛暑とか。こちらは桜が散り始めて、ポカポカしたかと思ったら次の日は寒くてなかなか衣替えができません。

日本には「春眠暁を覚えず」という言葉があります。
「春になったら朝になってもなかなか眠りから覚めない、春はそういう穏やかな季節なんだよ」という意味ですが、今の私がそう。毎日、眠りこけております。

ファミリーの皆様のますますのご健康と幸せを祈りつつ。

No title

私がタイに初めて行ったのは20年ほど前ですが、ちょうどソンクラーンの時期でした。
その時滞在したのはバンコクでしたが、仏暦のお正月はやはり三が日くらいがお休みで、街中では水鉄砲などがたくさん売られていました。街中の水かけも日に日にエスカレートしている感じがして、最終日、バスに乗っていたら誰かがホースを突っ込んできて水浸しにされました(笑)

そんな派手な側面しか知りませんでしたが、お寺や自宅で行われる手に水をかけて祈るような美しい伝統から始まっているんですね。

まーりんさんへ

ソンクラーン、体験したんですか! すごい!
バスの中まで、しかもホースでって、これはちょっと大変でしたね。

PERNさんもこの日は自宅で過ごすそうです。
でも花びらを浮かべた水を手に受けるのはいいですね。

私はタイへ行ったことがないので、
今回はすべてPERNさんにおんぶにだっこでした。
現地にお住いの方ならではの情報をいただいて、本当にありがたかったです。

雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞