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夏の終わりに

世間ばなし①
08 /29 2022
ーーちょっと息抜き

      ーーーーー◇ーーーーー

日中はまだまだ夏ですが、でも朝晩は涼しくて…。

気が付けばそこここに秋の気配。

ひと夏の命を全うした虫たちは、魂の抜けた「残骸」だけをこの世に残して。

セミです。
今まで散々食べていた鳥たちも、もう見向きもせず。


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角が一本とれてしまったコクワガタです。
ピンボケですが…


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カミキリです。
生きていました。
でも帰り道がわからなくて、とまどっていました。


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チョウです。
色褪せてボロボロになって、道に横たわっていました。
無事、子孫を残せただろうか。


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早朝の農道にひっそりと咲いていた朝顔です。

20220827_054740.jpg

私の今年の夏の思い出は、息子が釣ってきた鮎を食べたこと。
子供のころ、みんなでよく釣りに行きました。

あのころは愛犬Gもいて…。

釣ってきた鮎を風呂桶に入れて、その見事な泳ぎっぷりを楽しんだり。

そんな懐かしい日々はすでに遠くへ去り、
今年の鮎の思い出も過去の出来事になってしまった。


20220807_084120 (2)

いつの間にか田んぼで稲が色づいていました。
「ぼくたちの出番が来た」と、かかしたちが張り切っています。


20220827_054300 (2)

秋はもう、すぐそこまで来ています。

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瑞穂の国は美しい

世間ばなし①
10 /04 2021
田んぼは実りの季節。

これは1カ月前の田んぼです。

かかしのご夫婦、今年もがんばっていました。

黄金色になるまで、もうひと踏ん張りです。

CIMG5646.jpg

こちらは去年撮影した、刈り入れ後の田んぼ。

田んぼの端っこに片付けられた稲架(はさ=稲を干す棒)の上で、
無事お勤めを果たしたかかしの夫婦がへたばっておりました。

「とうちゃん、お疲れさまでした」
「お前もごくろうだったな」

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去年は大鷲がヒューッと舞って雀の群れを脅していたけど、今年はこの方。

CIMG5651 (3)

小雨の降る日に通りかかったら、紺の雨合羽を着た女性が、
稲穂の上に突き出た雑草を取っていた。

フードで顔は見えなかったが、若い女性のようだった。
珍しいな。

写真を撮りたかったけど、なんだか失礼な気がして通り過ぎた。

数日たって行くと、その田んぼだけきれいに刈られていた。

20210913_171534.jpeg

2,3日して通りかかると、少し離れた田んぼでおじいさんが作業をしていた。
かたわらに女性がいた。

田んぼの際に腰かけて帽子を脱いだら、
長い黒髪がさらっと肩に落ちた。

この前の人だ。やっぱりずいぶん若い。
おじいさんと孫娘だろうか。

田んぼに若い女性なんて初めて見た。なんだか、やたら感動してしまった。

埼玉の斎藤氏からも田んぼの写真が届いた。

稲刈りが済んだあとの田んぼです。
土を起こしている周りで、シラサギがエサを狙っています。

トラクターの赤とシラサギの白が美しい。

杉戸

ポタリングの途中で見つけたこんな人たちも。

「へのへのもへじ」くんと、「へめへめくつじ」さんです。

へのへのもへじ へめへめくつじ

そういえば、このお兄さんがいた田んぼへは、まだ行ってなかった。

もう稲刈りは済んじゃっただろうな。

CIMG5644 (2)

雨にも負けず、夏の暑さにも負けないで頑張っていたお兄さん、
こんなことを背中で言ってました。

「昔、じいちゃんが、

実るほど頭を垂れる稲穂かな

なんて言ってたけど、
最近は青い穂のまま立ち枯れる、困った年寄りが増えちまったな」


            ーーーーー◇ーーーーー

ーーーそばつぶさんのバンモチ


久しぶりにそばつぶさんの勇姿です!




     ーーーーー◇ーーーーー

地震に遭われたみなさま、どうぞ、ご無事で。


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最高の豚肉に出会った

世間ばなし①
06 /02 2021
豚肉のおいしいものにはなかなかお目にかかれません。

味がどうの、というより私はあの特有の臭いがダメ。

有名産地のなんとかブランドでも地場産品でもダメ。

しょうが、お酒、酢、ネギで処理しても、焼いても煮てもとんかつにしても、
食後、あの特有な臭いを感じてしまう。

イベリコ豚ならまあまあだけど、完璧じゃあない。

で、数日前、スーパーで「沖縄産」の豚肉が出ているのを見て、即、購入。

なんでも試してみないといられない性分なので。

でもこれが大当たり。
お湯だけでしゃぶしゃぶにしても臭みが全然ない。

これまで生きて来たン十年で、無臭でこんなにおいしい豚肉は初めて。

CIMG5611 (2)

もう嬉しくて、翌日、買い足した。

本日はゆで豚にして、酢味噌で食べました。

でも、値段が少々高い。
カナダ豚肉の3倍。カナダ豚はどんどん買われていくのに、
こちらに手を伸ばす人はあまりいない。

これが現実なんですね。

最高のものをつくろうと研究を重ねれば、値段が高くなるのは当たり前です。

私は財布が寂しくても断然、臭くない豚肉です。
財布が空っぽになったら、水を飲んでがまん。

でも、ご当地初お目見えのこの沖縄豚、
こんなご時世ですもんね、もうお目にかかれないかもなぁ。


     ーーーーー◇ーーーーー

高島先生ブログ(6月2日)

「長崎県安中門内大下南・水権現」

伊東先生亡きあとの力石研究者は、全国で二人になった。
一人は高島先生。もう一人は、

長崎女子短大栗山史郎先生でした。

先生は「熊本県天草地方の力石の悉皆調査」をされた方で、
その後、退職とともに力石の世界から身を引かれたそうです。

「力石ちからいし」高島愼助 岩田書院 2011」より


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私の日常

世間ばなし①
05 /18 2021
「重箱の隅」の途中ですが、ちょっとひと息。

これ、息子のお嫁さんから届いた母の日のプレゼントです。

食べられる本物のお花を載せたサブレ(京都・木津川製)とバラの紅茶。
孤独なおこもり暮らしに花が咲きました。

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こちらは3月に撮った写真です。

散歩の途中、農家さんの庭で見つけました。
手製の孟宗竹の鉢。

花電車!

門柱から奥へ延びています。素敵な心遣いです。

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いちごのビニールハウスにつけられた受粉用の蜂の巣箱です。

何も変わらないように見える田舎ですが、
季節季節で、様々な風物を見せてくれます。

そこに人の優しさや知恵があって、そっと物語をつむいでくれています。

CIMG5541.jpg

連休になりました。

どこにも行けないので畑にテントをはり、テーブルを持ち出して、
みんなでお茶を楽しんでいました。

ここにはゆったりとした時間の流れがあります。

本当の贅沢って、こういうことかも。

CIMG5597 (2)

天候が不順で、寒くなったり暑かったり。

そんな中を毎日、散歩に出かけます。

今日は暑い日で、汗びっしょり。
帰路、いつもの農協いちばへ立ち寄ったら、スイカが…。

「熊本産」とあります。

喉も乾いているし、食べたい!

そこで店員さんに「甘いですか?」と、バカな質問をしてしまいました。
店員さん、笑いながら当然こう言いました。

「甘いです」

CIMG5610 (2)

家に帰って早速、いただいたら、甘かった!

翌日は寒い日になって、スイカに手が伸びません。

やっぱりスイカは暑い日がお似合いですね。


     ーーーーー◇ーーーーー

高島先生ブログ(5月18日)

「福井県あわら市布目・龍宮神社」


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天使のいちご

世間ばなし①
02 /03 2021
     緊急のお知らせです。

ドールブログのdollblog47さまが、
この力石ブログを素敵な記事にしてくださいました。

この記事の最後に掲載しましたので、ぜひご覧ください。

ドールたちが力くらべをしております。
力石が動きます! 楽しさ、満載です。


   ーーーーー◇ーーーーー


いつもの農協市場で、珍しいものを見つけました。

また青虫クンを見つけたかって? 違いますよ。

青虫クンといえば、
昨日、近くのお寺でキアゲハのサナギを見つけました。

わかりますか? 石仏の背中にしがみついています。
黒い影みたいなのがサナギです。

CIMG5440.jpg

大きくするとこんな。体を支えている糸が見えます。
擬態みたいに、石仏の石と同化しています。

雨、風のあたらないいい場所を選んでいますね。

どうしてわかるんでしょう。頭いい。

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うちの青虫くんもベランダで、もう2か月余りも越冬しています。

さて、本題です。

私が農協市場で見つけたものはこれです。

「天使のいちご」

CIMG5445 (2)

入れ物の文字は赤いけど、実際のいちごは真っ白です。

CIMG5422 (2)

中は、というと、やっぱり真っ白。

確かに、天使の羽根に見えます。

CIMG5425 (4)

口に含むと、ほのかにしょっぱい。
ところがそれがすぐ、甘さに変わるんです。

すごく上品な甘さ。

果物によくあるべとべとした甘さとは全然違います。
そして、そのさわやかな甘さが持続します。

いちごの甘さとほんのりとした芳香に包まれて、
私は天使になったような気持ちに…。

そういえば背中のあたりがなんかむずむずしてきたような…。

ほらね!
「天使のいちご」を食べたら、こんな素敵な天使になりました。

森のカフェ便り (2)
ブログ「ドルスタグラム」「森のカフェ便り・VOL42ペペとブンちゃん」よりお借りしました

それに私、いつの間にか若返っているぞ。ウフフ。
ふわふわしていい気持ち。

青虫クンのモンシロチョウも石仏の背中のキアゲハさんも、
もうすぐ素敵な羽根が生えて、「天使」になるでしょう。

生きる喜びをみなぎらせて、あの青空の中へヒラヒラと。

満開の梅。小川ではハヤの群れ。半そで姿の子供たち。
春はもう来ています。


   ーーーーー◇ーーーーー

画像を使わせていただいた「dollblog48」さんは、
人形たちが登場する珍しいドールブログ
「ドールより愛をこめて」を運営されています。

今回の画像は姉妹編のこちらからお借りしました。
「ドルスタグラム」

いやなことやつらいことがあったとき、
心に空白ができたとき、
閉塞感いっぱいになったとき、

私はドールたちの仲間に入れていただき、
ひととき、この夢の世界に遊ばせていただいております。


   ーーーーー◇ーーーーー

「ドールより愛をこめて」より

「ショートストーリー2021 
ペペとブンちゃんの自慢♪」

ドールさんたちの石かつぎ、なかなか見ごたえがあります。


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雨宮清子(ちから姫)

昔の若者たちが力くらべに使った「力石(ちからいし)」の歴史・民俗調査をしています。この消えゆく文化遺産のことをぜひ、知ってください。

ーーー主な著作と入選歴

「東海道ぶらぶら旅日記ー静岡二十二宿」「お母さんの歩いた山道」
「おかあさんは今、山登りに夢中」
「静岡の力石」
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 
新日本文学賞 浦安文学賞