そばつぶさん、大活躍
そばつぶ
金沢市の力持ち・そばつぶさん、久々の登場です。
ちょっと見ない間にすごい活躍をされていたんです。
「奇才紳士名鑑」に登場。
「文春オンライン」に記事掲載。
(2022年11月掲載)
そして、今年、漫画家の取材を受けた。
その漫画「力石持つ」が、月刊「コミックビーム」KADOKAWAにて、
来年1月10日から連載スタート。
これです。
世界最強のストロングマンとの競演を果たしたそばつぶさん、
奢ることなく地道に黙々と、
郷土・石川県や近隣の富山、福井などの眠れる力石を次々担ぎ、
さまざまな旋風を巻き起こしています。
地元に深く入り、共感と理解を得るこうした努力は、
今までの力持ちにはあまり見られなかったことで、
そばつぶさんはいろんな祭りに呼ばれて石を担ぎ、祭りの後の直会には、
神官さんや氏子さんたちと酒を酌み交わすいい関係を構築しています。
こちらの動画は福井県坂井市丸岡町・末政八幡神社の「盤持ち祭り」です。
ここの祭りは、長く境内に放置されていた力石が見事に復活した例です。
福井テレビに出演していたそばつぶさんを見た総代さんが、
境内の力石を思い出し、そばつぶさんに声を掛けて始まったそうです。
今では子供たちも参加しての楽しいイベントになっています。
こちらはそばつぶさんを取り上げた北日本新聞の記事です。
場所は富山県南砺市広谷 八幡社。
76㎏、117㎏、132㎏の力石に挑戦し、すべて成功。
これを見た地元の方が、
「境内の巨石が動くのを初めて見た」と、驚きと称賛の声を挙げたという。
そうした熱意が伝わったのか、
「最近では”力石はいつでもご自由にどうぞ”という寺社が、
全国に11カ所ほどあります。
持上げに成功すると立札に名前を書いてもらえるところも」とそばつぶさん。
今までは寺社に力石を担ぎたいと許可をお願いしても、
変人扱いや断わられることが多かったが、
理解してくださる所が増えたということですね。地道な努力が実りました。
そばつぶさんは、「力石は先人の遺した挑戦状」と捉え、
「これは受け継ぐべき伝統文化である」との姿勢・信条を持ち続け、
それを見事に実践しています。
そんな中で新発見の力石もたくさん見つけました。
いずれ拙ブログでもご紹介していきます。
さて、今年10月、そばつぶさんは念願の記録更新を果たした。
愛知県で137.3㎏の手強い石に挑戦し、見事成功したのです。
「2年前に全然歯が立たなかったこの石を、
ようやく我が肩に乗せることができました」
無念無想…。137・3㎏の「宿命の石」に挑む。
場所は愛知県海部郡飛島村大宝の縣社(あがたしゃ)。
ここには6個の力石があり、
その中のボス・石銘「石五升」(一石五升の意)です。
ここであれ?と思われるかも。「一石五升」なら「157 ・5㎏」のはず。
なのに実測したら137・3㎏ってどういうことよ、と。
昔の人は「盛った」んです。実重量でも超がつく重さなのにね。
ちなみに、力石に刻まれた重さの8掛けぐらいが本当の重さと言われています。
このことに気付いたそばつぶさん、
以後、精度の高い量り(はかり)持参で力石に挑んでいます。
さて、この快挙を成し遂げたそばつぶさん、
「大江さんが力石人生を賭けて挑んだが果たせなかった最大の宿命石です」
と、感慨ひとしお。
岐阜県出身の大江誉志さんは各地の力石に挑み、次々制覇。
秋祭り真っただ中の姫路市大津区天満の蛭子神社では、
実重量137・5㎏の力石を見事担ぎあげました。
この石は「八斗石」と呼ばれていましたが、八斗(120㎏)どころか、
実際に量ったら「9斗強。36・65貫=137・5㎏」もありました。
昭和10年に地元の方が挙げて以来、
誰も挙げたことがないという「挙がらずの石」。
それを大江さんが持上げたのですから、地元の方々は驚いた。
幸運にも私はこの快挙に立ち会うことが出来ました。
地元の方々は「挙がるわけがない」と、数人を残して立ち去ったが、
この快挙を聞いて、みんな小走りで集まってきた。
担いだ瞬間は空気が真空状態になります。
白い服のお姉さんが思わず顔を覆い、法被のお兄さんは放心状態。
拍手したご老人の手が固まったまま離れなくなり、
道路から覗いていたおじさんたちが金縛りにあっていました。
その大江さんがこれより0・2㎏少ない愛知県の「石五升」の持ち上げに失敗。
そのときのコンディションもありますが、さぞ、無念だったと思います。
その大先輩の雪辱をそばつぶさんが果たしたのです。
無念無想…、大江さんもそうでした。
石に手を置いた姿は、古武士のような風格がありました。
兵庫県の「浪速の長州力」さんもそうでした。
浪速さんはご自分の道場に、「無念」を夢に変え「夢念道場」と命名。
浪速の長州力さんです。兵庫県姫路市大津天満・神明神社にて。
土地の有力者から送られた黒いまわしを締めて。
浪速さんは現代の力石力持ちの先駆者的存在で、現役時代は
力持ち大会と聞けば地元はもちろん福島、島根、岡山、北陸、四国と馳せ参じ、
テレビにもたびたび登場した。
京都・醍醐寺の大鏡餅の持ち上げ神事には、奥様共々優勝。
最後にお会いしてから9年たつのに毎年、クリスマスプレゼントが届く。
こうした素晴らしい力持ちさんたちにお会いし、
その場に立ち会うことが出来た。
世間広しといえどもこんな幸運をいただけた人は、そうそう多くない。
力はないけど、私の力石人生も捨てたもんじゃないと、ニコタラしております。
昔話はさておき、
そんなそばつぶさんの元に、埼玉の力持ち「どすこい坂本さん」が馳せ参じ、
ここに二人のコラボが実現します。
「坂本さんのそばつぶチャンネルデビュー」です。
どうぞご覧ください。
長い長いお正月休みです。
神話の時代から、石は神が宿る神聖なものとして尊ばれ、
力持ちの力は「神の力」として敬われてきた。
どうぞ、現代の若き力持ちの力石パワーを浴びて活力をいただいてください。
それが、新しい年の良きスタートになりますよう。
「そばつぶチャンネル」
「どすこい坂本チャンネル」
本年もみなさまからの温かい応援や励ましで無事、過ごすことが出来ました。
来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。
にほんブログ村
ーーーなぜか「続きを読む」っていうのが出てしまいました。なんでだろう。↓
このお話はここまでなんですが…。
ちょっと見ない間にすごい活躍をされていたんです。
「奇才紳士名鑑」に登場。
「文春オンライン」に記事掲載。
(2022年11月掲載)
そして、今年、漫画家の取材を受けた。
その漫画「力石持つ」が、月刊「コミックビーム」KADOKAWAにて、
来年1月10日から連載スタート。
これです。
世界最強のストロングマンとの競演を果たしたそばつぶさん、
奢ることなく地道に黙々と、
郷土・石川県や近隣の富山、福井などの眠れる力石を次々担ぎ、
さまざまな旋風を巻き起こしています。
地元に深く入り、共感と理解を得るこうした努力は、
今までの力持ちにはあまり見られなかったことで、
そばつぶさんはいろんな祭りに呼ばれて石を担ぎ、祭りの後の直会には、
神官さんや氏子さんたちと酒を酌み交わすいい関係を構築しています。
こちらの動画は福井県坂井市丸岡町・末政八幡神社の「盤持ち祭り」です。
ここの祭りは、長く境内に放置されていた力石が見事に復活した例です。
福井テレビに出演していたそばつぶさんを見た総代さんが、
境内の力石を思い出し、そばつぶさんに声を掛けて始まったそうです。
今では子供たちも参加しての楽しいイベントになっています。
こちらはそばつぶさんを取り上げた北日本新聞の記事です。
場所は富山県南砺市広谷 八幡社。
76㎏、117㎏、132㎏の力石に挑戦し、すべて成功。
これを見た地元の方が、
「境内の巨石が動くのを初めて見た」と、驚きと称賛の声を挙げたという。
そうした熱意が伝わったのか、
「最近では”力石はいつでもご自由にどうぞ”という寺社が、
全国に11カ所ほどあります。
持上げに成功すると立札に名前を書いてもらえるところも」とそばつぶさん。
今までは寺社に力石を担ぎたいと許可をお願いしても、
変人扱いや断わられることが多かったが、
理解してくださる所が増えたということですね。地道な努力が実りました。
そばつぶさんは、「力石は先人の遺した挑戦状」と捉え、
「これは受け継ぐべき伝統文化である」との姿勢・信条を持ち続け、
それを見事に実践しています。
そんな中で新発見の力石もたくさん見つけました。
いずれ拙ブログでもご紹介していきます。
さて、今年10月、そばつぶさんは念願の記録更新を果たした。
愛知県で137.3㎏の手強い石に挑戦し、見事成功したのです。
「2年前に全然歯が立たなかったこの石を、
ようやく我が肩に乗せることができました」
無念無想…。137・3㎏の「宿命の石」に挑む。
場所は愛知県海部郡飛島村大宝の縣社(あがたしゃ)。
ここには6個の力石があり、
その中のボス・石銘「石五升」(一石五升の意)です。
ここであれ?と思われるかも。「一石五升」なら「157 ・5㎏」のはず。
なのに実測したら137・3㎏ってどういうことよ、と。
昔の人は「盛った」んです。実重量でも超がつく重さなのにね。
ちなみに、力石に刻まれた重さの8掛けぐらいが本当の重さと言われています。
このことに気付いたそばつぶさん、
以後、精度の高い量り(はかり)持参で力石に挑んでいます。
さて、この快挙を成し遂げたそばつぶさん、
「大江さんが力石人生を賭けて挑んだが果たせなかった最大の宿命石です」
と、感慨ひとしお。
岐阜県出身の大江誉志さんは各地の力石に挑み、次々制覇。
秋祭り真っただ中の姫路市大津区天満の蛭子神社では、
実重量137・5㎏の力石を見事担ぎあげました。
この石は「八斗石」と呼ばれていましたが、八斗(120㎏)どころか、
実際に量ったら「9斗強。36・65貫=137・5㎏」もありました。
昭和10年に地元の方が挙げて以来、
誰も挙げたことがないという「挙がらずの石」。
それを大江さんが持上げたのですから、地元の方々は驚いた。
幸運にも私はこの快挙に立ち会うことが出来ました。
地元の方々は「挙がるわけがない」と、数人を残して立ち去ったが、
この快挙を聞いて、みんな小走りで集まってきた。
担いだ瞬間は空気が真空状態になります。
白い服のお姉さんが思わず顔を覆い、法被のお兄さんは放心状態。
拍手したご老人の手が固まったまま離れなくなり、
道路から覗いていたおじさんたちが金縛りにあっていました。
その大江さんがこれより0・2㎏少ない愛知県の「石五升」の持ち上げに失敗。
そのときのコンディションもありますが、さぞ、無念だったと思います。
その大先輩の雪辱をそばつぶさんが果たしたのです。
無念無想…、大江さんもそうでした。
石に手を置いた姿は、古武士のような風格がありました。
兵庫県の「浪速の長州力」さんもそうでした。
浪速さんはご自分の道場に、「無念」を夢に変え「夢念道場」と命名。
浪速の長州力さんです。兵庫県姫路市大津天満・神明神社にて。
土地の有力者から送られた黒いまわしを締めて。
浪速さんは現代の力石力持ちの先駆者的存在で、現役時代は
力持ち大会と聞けば地元はもちろん福島、島根、岡山、北陸、四国と馳せ参じ、
テレビにもたびたび登場した。
京都・醍醐寺の大鏡餅の持ち上げ神事には、奥様共々優勝。
最後にお会いしてから9年たつのに毎年、クリスマスプレゼントが届く。
こうした素晴らしい力持ちさんたちにお会いし、
その場に立ち会うことが出来た。
世間広しといえどもこんな幸運をいただけた人は、そうそう多くない。
力はないけど、私の力石人生も捨てたもんじゃないと、ニコタラしております。
昔話はさておき、
そんなそばつぶさんの元に、埼玉の力持ち「どすこい坂本さん」が馳せ参じ、
ここに二人のコラボが実現します。
「坂本さんのそばつぶチャンネルデビュー」です。
どうぞご覧ください。
長い長いお正月休みです。
神話の時代から、石は神が宿る神聖なものとして尊ばれ、
力持ちの力は「神の力」として敬われてきた。
どうぞ、現代の若き力持ちの力石パワーを浴びて活力をいただいてください。
それが、新しい年の良きスタートになりますよう。
「そばつぶチャンネル」
「どすこい坂本チャンネル」
本年もみなさまからの温かい応援や励ましで無事、過ごすことが出来ました。
来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。
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ーーーなぜか「続きを読む」っていうのが出てしまいました。なんでだろう。↓
このお話はここまでなんですが…。