うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

限界突破!

2021å¹´09月30æ—¥ | ã†ã‚“この事

みなさ~ん、

うんちゃんの次に、

美男美女のみなさ~ん、

ヘロー、うんちゃんよ!

今朝の、ノリノリうんちゃんよ。

 

おはようございます。

ほんとに、撮れたてホヤホヤの、うんこです。

 

一時は、「今夜いっちゃうかも」という状態に陥りましたが、

逝かない!うんちゃん、まだ逝かないもん!!っと言わんばかりに

辛い夜をど根性で乗り越えた。

 

私は、「そうか、だったらば」と

今週に入って、往診専門の獣医さんに助けを仰いだ。

獣医さんの見解は、「かなり頑張って生きてくれている状態」だった。

とにかく苦痛を抑えようとなり、ステロイドを注射してもらっている。

そのおかげで、うんこは、今朝もちゃんとご飯を食べられた。

完食とまではいかないが、ちゃんと食べている。

 

ここまで元気を取り戻せたのは、

もちろん、薬剤のおかげだが、

その獣医さんに出会うまで、うんこは限界を超えた所で、

自力で踏ん張っていた。

「うんちゃん、ご飯食べるんだから」という一心で踏ん張っていた。

もうとっくに、限界を超えていたのに、どうにかこうにか食べようとしていたんだ。

今も、うんこは、限界を突破し続けている。

 

とっくに限界を超えた猫に、

治療を施すことは、酷なように思われるかもしれない。

私も、今回ばかりは、今も悩み続けている。

どこまでやるか、そこを見極めなければと思っている。

 

ただ、少なくとも今は、

うんこの「うんちゃん、ご飯食べたいのぉ」という

うんこならではの食い意地の強さに、私は付き合う。

ご飯とおやつが大好きな、そのためなら限界だって突破してやる!っと

踏ん張るうんこに、1日でも長く、ご飯とおやつを食べてもらうよう、

付き合っていこうと思います。

 

うんこ「あのね、今日のドルチェは焼き海苔にしてよ、母さん!」

はいはい、わかったよ。

 

うんこ「ちょっと待って。生クリームにしようかなぁ」

そうしような。

 

うんこ「どっちも食べるから、腹筋運動して腹減らすわ、母さん!」

うんこ~、そんなことに体力使わないで~


セピア色のサンクチュアリ

2021å¹´09月26æ—¥ | ã†ã‚“この事

今でも、

頭の中に、こびり付く言葉がある。

 

おはようございます。

若くイケメンな獣医の言葉だ。

「もう何もできません。一週間ももたないでしょう。」

緩和ケアと言っても、胃ろうくらいしかないと言った。

 

私は、自分自身驚くほど、カッとした。

その獣医の胸ぐらを掴んで、

「うんこを切り捨てるような事を言うな!」と叫びたい衝動が

胸を突き刺した。

そんなの、ただの八つ当たりだ。

今も理解しているが、今でも、あの獣医の顔を見たら、

落ち着いて、胸ぐらを掴んでしまうかもしれない。

というか、是非、そうしたいと望んでいる。

ばったり、会わないかな~。

 

まあ、そんなことも妄想しつつ、

うんこさんは愉快な仲間達との日々を、過ごしております。

 

うんこは、ゆっくりとその身を軽くして行きながら、日常を過ごす。

いつも通りに、遊びの時間に参加して、

私が歯磨きしている時は、

「それ終わったら、うんちゃんよ」といったふうに、

後ろで待機している。

これも、うんこの日課で、ブラッシングを待っているのだ。

静かで、ゆっくりとした、少しコミカルな日常だ。

ただ、なんとなく、その光景がセピア色になっていく。

 

私は、この日常を、母かずこさんにも見る。

かずこさんやうんこのいる場所は、

まるで、セピア色のサンクチュアリだ。

とてもシンプルで、とても自由で、神聖だ。

 

「薬なんて飲みとうない」と

駄々を捏ねるかずこさんは、ひたむきに見えて、健気で可憐だ。

右の鎖骨は、鎖骨脱臼のせいで、上に跳ね上がったまま。

「手術なんて、絶対いやじゃ」と頑張ったおかげだ。

硬膜下血腫の時も、8日の入院を2泊に短縮した。

よくぞ、頑張って戦ったものだ。

そして今も、好きなだけタバコと酒を飲んで幸せそうだ。

怒ったり笑ったり、便秘に悩んだり、

遠くに見えるカラフルで忙しい社会を、他人事みたいに眺めている。

その目前に、遠くのカラフルで忙しい社会から持ってきたピンクの花を見せると、

鮮やかさに感心をして、驚いたような顔で笑う。

そのくせ、最新の医療にかけようと、社会へ連れ出すと、

途端に戸惑い、不安になり、そして苦悩を抱える。

その時私は、かずこさんをサンクチュアリで返さなければと慌てる。

 

とんがった鎖骨の聖人、

私は、その困った老婆を、どうしても応援したくなってしまう。

かずこさんのセピア色のサンクチュアリを守ってやりたくなるんだ。

 

うんこのサンクチュアリも、守ってやりたいと、

うんこを見ていると、そんな納得の仕方ができるようになってきた。

 

私は、このセピア色のサンクチュアリと社会を行き来しているからか、

少し戸惑っている。

社会は、実に色鮮やかで、高速だ。

多様性を叫びながら、裏は決して許されない。

優しい表しかないような振りをした、張りぼてみたいな正義が猛威を振るう。

面倒なことは、便利な物に任せ、

余った時間は、わざわざ『人生の苦悩』に当てているみたいだ。

生きるって、こんなややこしかったっけ?と。

そして、私もセピア色に染まりたいとさえ思えてきて、

かずこさんやうんこの健気で可憐な姿が、愛おしくて泣けてくる。

 

そんな、うんこさん。

2週間前、エコー検査のため、腹を剃られて以来、

そこが気になって、過剰に舐めてしまう。

真っ赤になってきて、

こりゃいかんと、

こうしてみたよね~。

「うんちゃん、可愛い!」と思ったのだが、

どうやら、かなり、これもストレスになるらしく、外したのであった。

 

うんこ、ごめんな。

うんこ「うんちゃんね、これもストレスなんですけど!」

 

うんこ「たれちゃん、うんちゃんのしっぽで遊ばないのぉ!」

これも、相変わらずな日常だね。


パニックな朝

2021å¹´09月22æ—¥ | æ—¥è¨˜

月を見ず

団子を喰らう

我らなり・・・

 

おはようございます。

愛知の空には、中秋の名月は見られませんでした。

たぶん。

たぶんっというのは、それほど必死に空を探してなかったの。

ちらっと見て、「あっ無いね。曇ってんな。」と早々に諦め、

団子を食べちゃってたもんな。

 

しかし、今朝になれば、

珍しいもんが、この部屋で見られた。

かなり久しぶりだ。

珍しい。

たれ蔵とのん太は、おそらく初めて見た。

 

大きくて、黒い、ゴキブリを・・・

 

たれのんは、なんだか友好的に近づき、

あやは、1.5cmを超える虫は苦手なので、早々に隠れ、

おたまは、無反応だった。

私は、寝ているおじさんをたたき起こして、

「殺すな!掴んで逃がせ!」と、軍曹みたいな口調になっていた。

 

そんなわけで、相変わらずな我が家です。

いまだ、ゴキブリを探している、男子チームも

 

やっとこさ、押し入れから出てきた、あや姉さんも、

 

根っからのハンターである、うんこさんも

うんこ「うんちゃんの出番ね。獲物はどこ?」

と、やる気出して、起きてきたよ。

すごいね、うんこ。

 

うんこ「だって騒がしいんだもの。主に母さんが。」

ごめん。

うんこさんは、食欲は落ちて来ていますが、

それ以外は、相変わらずに過ごしています。


月の見えない夜には

2021å¹´09月18æ—¥ | ã†ã‚“この事

月よ。

どうか、隠れないで。

台風が来ている。

夜空は暗い。

月はどこだ?

月よ、隠れてないで、

行くべき道を照らしておくれよ。

 

おはようございます。

うんこを病院へ連れて行った日は、

細い三日月が、眩しいくらい輝いていた。

あれから一週間、月など見ずに、うんこばっかり見ていた。

真ん丸なうんこは、ずっと真ん丸のままだ。

私の目は、次第に涙を流さなくなった。

「お腹の中の出来物は、ニキビみたいにしぼんだんだ。」

そんな奇跡を信じて、独りでウキウキしながら窓の外を覗いてみたら、

夜空には、楕円形に育った月が、慎ましく浮かんでいた。

一週間前に病院で見た、出来物のエコー画像と似ていて、

つかの間の奇跡は消えたような気がした。

ウキウキは消えた。

その代わり、愛しさに包まれた。

これでいいと思った。

 

そんなわけで、うんこの余命宣告「一週間」を過ぎました。

うんこさんは、いたって、ツーっという感じで過ごしています。

苦しそうでもないし、痛そうでもなく、

ご飯も食べるし、撫ぜればゴロゴロと喉を鳴らす。

ツーっという感じに、いわば普通に過ごしている。

違うのは、おやつだ。

大好きな生クリームを、思う存分あげている。

好きなだけ食べればいい。

そう思って、あげているのだが、そろそろ心配になってきた。

一週間だと思うから、いっぱいあげてるのに、

全然、死にそうな気配を感じないのだ。

こうなると、うんこの健康が気がかりだ。

手遅れの病気に侵された体の健康が気になるとは、なんて皮肉だろうか。

笑っちゃうじゃん?

さすが、うんこだな。

 

ということで、

おかしな言い方ですが、うんこさんは元気です。

こんな感じで、ご機嫌さんです。

 

うんこ「もそっと、ゴリゴリ掻いてちょーだい、母さん」

 

うんこ「まだ、やめちゃダメだかんね、母さん!」

 

私は、ご褒美をもらえるような、そんな善行をしてきていない。

けれど、この時間は、まるでご褒美だ。

あの宣告が無ければ、私は何も気づかず、ボケッと暮らしていたに違いない。

だから今、私の心には、不幸な要素がどこにも見当たらない。

月の見えない夜は、ありもしない夢を見る。

けれど、月は見えないだけで、確実にある。

私はそれも全て許そうと思う。

今の私は、何もかも、許そうと思えるのだ。

 

ただ・・・

最近、かかぁに思う存分甘えられない、のん太が、

 

こんな顔になっているのは、大丈夫だろうか?

笑っちゃうんだけど!


隙間時間に、お礼と近況報告です。

2021å¹´09月14æ—¥ | ã†ã‚“この事

うんちゃんへの沢山の温かいお言葉、

誠にテンキュー。

 

ヘロー、うんちゃんよ。

ちょっと、聞いてよぉ。

うんちゃんねぇ、この前の病院で、お腹をよ。

乙女の秘めたるお腹の毛を、ツンツルテンに剃られちゃったのよぉ!

 

さいあくー!まったくもう!!

おかっぱ「エコーのために剃られたんだよな?」

 

おはようございます。

今日は、カズコさんの認知症外来へ行くため仕事を休んだので、

ちょっと時間に余裕があるから、

うんこさんの近況などおば、お伝えいたします。

 

そんな、うんこさんは、

相変わらず、通常営業といった具合です。

ご飯も食べるし、おしっこは1日に2回、うんこは2日に1回、

うんこの大好物の焼き海苔を炙っていれば、小走りで台所へやってきます。

パリパリといい音を立てて食べている。

 

前とは少し違っていることといえば、

誰かしら、必ず、うんこの側に居るってことくらいだ。

 

あやは、ナイチンゲール魂が燃えてるらしく、

うんこの側から離れず、もはや探偵がホシを尾行するかの如く見守っていたが、

昨日あたりから、うんこの体から病院の匂いが消えたせいか、

一旦、付き添いも休んでおられるようだ。

 

こんな感じで休んでおられる。

 

あやが付き添いを休んでいる訳は、

私が「うんこーうんこー」と泣きまくるのを止めたせいかもしれない。

私はこの土日、

抜け殻にでもなり果てるのではないかというくらい、泣いていた。

こんなに泣き続けられるものだろうかと驚いているただ中でも、

涙はとめどなく溢れていた。

 

そしてついに、どうして泣いているのかが分からなくなった。

「うんこうんこ」と連呼する自分の声に、なんだかおかしくなってきて、

「この前の獣医さんも、うんこの名前に笑っていたね」と言った。

すると、背を向けて寝ていたうんこが、くるっと私に向き直り、

背筋をピンと伸ばして、なんとも美しいフォームで座った。

「うんちゃんが、可愛いからでしょう?」と言わんばかりだったから、

「そうだよ。うんこは最高に可愛いんだよ。」と言ってやった。

 

私は、ようやく落ち着いて考えた。

この涙は、なんだったのだろうかと。

もっと早く気付いてやれなかった悔しさか。

うんこと離れる淋しさか。

馬鹿な私の元に飼われる、猫への哀れか。

病に侵された愛猫への悲しみか。

 

全部だ。たぶん、全部だ。

もっとあるだろう?

いや、全部違う気がする。

結局、どうして泣いているのか、それさえ明確に分からない。

明確な言葉が見つからない。

 

そりゃあ、そうだ。

当のうんこは、可愛い顔して、頭を撫ぜられる期待を胸に、

ピンと背筋を伸ばして、私を待っているのだもの。

うんこは、泣いてなんかいない。

それで、充分じゃないか。

それが唯一の正解だ。

 

猫は泣かない。

滅多なことじゃ、泣かない。

うんこ「おやつを横取りされたら、大泣きしてやるわ!」

ん?そんなことで?

 

今後も、出来る範囲で記事を更新いたします。

少し辛い内容も出て来るでしょうが、

記録としても残したいゆえ、赤裸々に書きますので、

ご了承くださいませ。

頂いたコメントもお返事できないかもしれませんが、

有難く拝読しております。

まことに、ありがとうございます。